JPH0935637A - 通気管の接続方法及びこれを用いた画像表示装置の製造方法 - Google Patents

通気管の接続方法及びこれを用いた画像表示装置の製造方法

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JPH0935637A
JPH0935637A JP17900295A JP17900295A JPH0935637A JP H0935637 A JPH0935637 A JP H0935637A JP 17900295 A JP17900295 A JP 17900295A JP 17900295 A JP17900295 A JP 17900295A JP H0935637 A JPH0935637 A JP H0935637A
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electron
frit glass
substrate
ventilation
voltage
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JP17900295A
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Shinichi Kawate
信一 河手
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Canon Inc
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】画像表示装置の外囲器の内部と外部を連通する
通気管を歩留りよく固着する。 【解決手段】 通気管端部にフリットガラスを予め形成
・仮焼成しておく、特に通気管端部を鉛直下向きにして
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として外囲器の
排気やガス交換に用いる通気管の接続方法に関するもの
であり、さらにはこの通気管の接続方法を用いた画像表
示装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、主としてガラス部材で構成された
外囲器の内部を真空排気系に接続し、内部を排気するた
めにガラス製の通気管をフリットガラスで封着して使用
している。この通気管は排気管でもあり、このような通
気管を使用した画像表示装置の一例として蛍光表示管が
知られている。
【0003】図6および7は、特公昭63−61741
に開示されている従来の蛍光表示管を示す図である。図
6は従来例の蛍光表示管の構成を示す図であり、401
は基板であり排気用貫通孔402を設けてあり、403
がカバーガラスであり該基板401の上面に封着してあ
り、404、405は封着用フリットガラス、406は
基板401に垂直に取りつけた通気管、407は溶融に
よって広がって固着したフリットガラスタブレットであ
る。図7は連通管の接続方法を示したものであり、40
8はクリップ治具、409は保持治具、410は排気管
を固着するためにフリットガラスをプレス成形したタブ
レットである。排気管406の接続は、保持治具409
で排気管406の一端に近い部分を保持し、全体を加熱
することによって、予め基板401上の排気管接続部に
塗布されたフリットガラス(ペースト)405及びフリ
ットガラス塗布層405に載置されたフリットガラスタ
ブレット410を溶融させ、冷却して固着させることに
より行われる。
【0004】この蛍光表示管の他、電子放出素子等を用
いた各種の画像表示装置やプラズマ画像表示装置等にお
いても、排気用の通気管やガス導入・置換用等の通気管
が、一般に封着用フリットガラスにより固着されてい
る。
【0005】以下に画像表示装置の電子源に用いられる
電子放出素子について説明する。
【0006】従来より、一般に電子を用いた画像表示装
置においては、真空雰囲気を維持する外囲器、電子を放
出させるための電子源とその駆動回路、電子の衝突によ
り発光する蛍光体等を有する画像形成部材、電子を画像
形成部材に向けて加速するための加速電極とその高圧電
源等が必要である。
【0007】以下に本発明にかかわる画像表示装置の電
子源に用いられる電子放出素子について説明する。
【0008】従来、電子放出素子として熱電子源と冷陰
極電子源の2種類が知られている。冷陰極電子源には電
界放出型(以下FE型と略す)、金属/絶縁層/金属型
(以下MIM型と略す)や表面伝導型電子放出素子等が
ある。FE型の例としてはW.P.Dyke & W.
W.Dolan、”Field emission”、
Advance in Electron Physi
cs、8 89(1956)あるいはC.A.Spin
dt、”Physical Properties o
f thin−film field emissio
n cathodes with molybdeni
um”、J.Appl.Phys.、47 5248
(1976)等が知られている。MIM型の例としては
C.A.Mead、”The tunnel−emis
sion amplifier、J.Appl.Phy
s.、32 646(1961)等が知られている。表
面伝導型電子放出素子型の例としては、M.I.Eli
nson、RadioEng. Electron P
hys.、10(1965)等がある。表面伝導型電子
放出素子は、基板上に形成された小面積の薄膜に、膜面
に平行に電流を流すことにより、電子放出が生ずる現象
を利用するものである。この表面伝導型電子放出素子と
しては、前記エリンソン等によるSnO2 薄膜を用いた
もの、Au薄膜によるもの[G.Dittmer:”T
hin Solid Films”、9 317(19
72)]、In23 /SnO2 薄膜によるもの[M.
Hartwell and C.G.Fonsta
d:”IEEE Trans. ED Conf.”、
519(1975)]、カーボン薄膜によるもの[荒木
久 他:真空、第26巻、第1号、22頁(198
3)]等が報告されている。これらの表面伝導型電子放
出素子の典型的な素子構成として前述のM.ハートウェ
ルの素子構成を従来技術を示す図8に示す。同図におい
て1001は基板である。1004は導電性薄膜で、H
型形状のパターンに、スパッタで形成された金属酸化物
薄膜等からなり、後述の通電フォーミングと呼ばれる通
電処理により電子放出部1005が形成される。尚、図
中の素子電極間隔Lは、0.5〜1mm、W’は、0.
1mmで設定されている。尚、電子放出部1005の位
置及び形状については、模式図として表した。
【0009】従来、これらの表面伝導型電子放出素子に
おいては、電子放出を行う前に導電性薄膜1004を予
め通電フォーミングと呼ばれる通電処理によって電子放
出部1005を形成するのが一般的であった。即ち、通
電フォーミングとは前記導電性薄膜1004の両端に直
流電圧あるいは非常にゆっくりとした昇電圧例えば1V
/分程度を印加通電し、導電性薄膜を局所的に破壊、変
形もしくは変質せしめ、電気的に高抵抗な状態にした電
子放出部1005を形成することである。尚、電子放出
部1005は導電性薄膜1004の一部に亀裂が発生し
その亀裂付近から電子放出が行われる。前記通電フォー
ミング処理をした表面伝導型電子放出素子は、上述導電
性薄膜1004に電圧を印加し、素子に電流を流すこと
により上述電子放出部1005より電子を放出せしめる
ものである。
【0010】上述の表面伝導型放出素子は構造が単純で
製造も容易であることから大面積にわたり多数素子を配
列形成できる利点がある。そこでこの特徴を生かせるよ
うないろいろな応用が研究されている。例えば、荷電ビ
ーム源、画像表示装置等の表示装置があげられる。これ
らはいずれも本発明が効果的に適用できる例である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例の通気管の接続方法、すなわち、保持治具で通気管の
一端に近い部分を保持し、全体を加熱することによっ
て、予め基板上の通気管接続部に塗布されたフリットガ
ラス及びこのフリットガラス塗布層に載置されたフリッ
トガラスタブレットを溶融させ、冷却して固着させるこ
とにより行う接続方法では、以下のような問題点があっ
た。 (1)保持治具が通気管一端の固着部の反対側の端部近
傍を保持する構造のため、通気管が保持部を中心に固着
部側に向かってふらつくため、基板の通気孔に対して、
位置ずれが生じた場合に、通気管端部(及びタブレッ
ト)と基板表面の通気管接続部に塗布したフリットガラ
スに位置ずれが生じるので、通気管端部にフリットガラ
スが存在しない場合もあり、通気管の固着ができない。 (2)基板表面の通気管接続部にフリットガラスを塗布
しなければならないので、塗布の際には、基板裏面に注
意を払う必要があるなどの不都合が生じる。すなわち、
フェースプレートの場合には、裏面に極めて剥れや傷が
生じ易い蛍光体及びメタルバック等が形成されている、
またこの基板が電子源基板の場合には、裏面に微細な配
線、電極等が形成されているために、フリットガラス塗
布の際に、塗布装置ステージには、これら基板の固定等
に特別の治具が必要であり、更に基板裏面を損傷しない
ように細心の注意を払って基板を扱う必要が生じる。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決し得る通気管の
接続方法を提供し、この通気管の接続方法を用いた画像
表示装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来の通気
管の接続方法における上述の問題を解決して本発明の目
的を達成すべく、鋭意研究を重ねた結果、完成に至った
ものであり、本発明によって提供される通気管の接続方
法及びこれを用いた画像表示装置の製造方法は以下のも
のである。
【0013】すなわち本発明は、請求項に記載の通りで
あるが、(1)通気孔を有する外囲器の該通気孔に該外
囲器の内部と外部を連通する通気管をフリットガラスに
より固着する外囲器の製造方法において、該通気管端部
にフリットガラスを予め形成・仮焼成しておく、特にそ
の固着させる場所において行なっておくことを特徴とす
る通気管の接続方法であり、また(2)通気管端部のフ
リットガラスの仮焼成を該通気管端部を鉛直下向きにし
て行うことを特徴とする通気管の接続方法であり、更に
(3)蛍光部材及び電子加速電極が形成されたフェース
プレートと、該フェースプレートと対向して配置され
た、電子源を有する電子源基板と、通気孔とを少なくと
も有する画像表示装置において、上記の各方法を特徴と
する通気管の接続方法を用いて、画像表示装置に1つ以
上設けられた通気孔に通気管を固着する接続方法を実施
したことを特徴とする画像表示装置の製造方法であり、
更に(4)電子源が表面伝導型の電子放出素子である、
上記の各方法が実施された画像表示装置、の発明であ
る。
【0014】上記の本発明の通気管の接続方法を用いる
ことにより、通気管の固着前に予め通気管端部にフリッ
トガラスが仮焼成されているために、 (1)基板の連通孔に対して、通気管端部が位置ずれし
ても、基板表面に通気管固着用フリットガラスを塗布し
ていなくても、通気管端部にはフリットガラスが必ず存
在するために、連通孔と連通していれば、通気管の接続
(固着)は問題なく行なわれる。従って、歩留が向上す
る。 (2)基板表面に通気管固着用フリットガラスを塗布し
ないから、塗布時の基板裏面に注意を払う等の必要が生
じない。すなわち、基板表面の通気管固着用フリットガ
ラス塗布の際に必要な基板の固定等に特別の治具、更に
基板を扱う際の基板裏面への細心の注意が不要となる。
従って、必要な治具が減り、作業性が向上する。
【0015】特に、通気管端部のフリットガラスの仮焼
成を通気管端部を鉛直下向きにして行った場合には、上
向きや横向きで仮焼成する場合と異なり、溶融したフリ
ットガラスが通気管の外側や内壁に万一垂れてしまうと
いう問題も解消され、歩留りが向上する。
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施態様
を説明する。
【0016】はじめに、通気管端部にフリットガラスを
形成・仮焼成する工程について説明する。この工程の好
ましい実施態様を図1および2を用いて説明する。
【0017】まず、図1の断面図の通り、通気管である
ところのガラス管101の一端上に塗布法等によりフリ
ットガラスに有機溶剤・バインダ等を混合したフリット
ガラスペースト102を形成した後、乾燥を行う(請求
項1の記載の通り)。次に、電気炉等に図1に示した通
気管を入れ、フリットガラスの仮焼成を固着させるその
場所で行う(請求項2)。この際に、上述した様にフリ
ットガラスを形成した通気管端部を鉛直下向きにして仮
焼成を行うのが、より好ましい(請求項3の記載の通
り)。この結果、図2の断面図に示す仮焼成されたフリ
ットガラス103が形成された通気管が得られる。
【0018】この仮焼成されたフリットガラスが形成さ
れた通気管を用いた通気管の接続方法により、通気管端
部を外囲器にフリットガラス本焼成により固着して、画
像表示装置等の外囲器が得られる(請求項4に記載の通
り)。
【0019】次に本発明の通気管の接続方法を用いた画
像表示装置の製造方法の好ましい実施態様を説明する。
言うまでもないが、以下に示す画像表示装置以外の外囲
器であっても、通気管を有するものであれば、本発明は
適用可能である。
【0020】ここで、本発明にかかわりがある電子源に
ついて述べる。本発明に用いる冷陰極電子源は単純な構
成であり、製法が容易な表面伝導型電子放出素子が好適
である。本発明に用いることのできる表面伝導型電子放
出素子は基本的に平面型表面伝導型電子放出素子及び垂
直型表面伝導型電子放出素子の2種類があげられる。図
9および10は基本的な表面伝導型電子放出素子の構成
を示す模式的平面図(図9)及び断面図(図10)であ
る(請求項5に記載の通り)。1001は基板、100
2、1003は素子電極、1004は導電性薄膜、10
05は電子放出部である。基板1001としては青板
(ソーダライム)ガラス及びSiO2 を表面に形成した
青板ガラスが用いられる。素子電極1002、1003
の材料としては一般的には導電体が用いられ、例えばN
i、Cr、Au、Mo、W、Pt、Ti、Al、Cu、
Pd等の金属或は合金及びPd、Ag、Au、RuO
2 、Pd−Ag等の金属或は金属酸化物とガラス等から
構成される印刷導体、In23 −SnO2 等の透明導
電体及びシリコン等の半導体系の材料から適宜選択され
る。
【0021】素子電極間隔Lは好ましくは数百オングス
トロームより数百マイクロメートルである。また素子電
極間に印加する電圧は低い方が望ましく、再現性良く作
成することが要求されるため好ましい素子電極間隔は数
マイクロメートルより数十マイクロメートルである。素
子電極の長さWは電極の抵抗値、電子放出特性から数マ
イクロメートルより数百マイクロメートルであり、また
素子電極1002、1003の膜厚dは、数百オングス
トロームより数マイクロメートルが好ましい。
【0022】尚、図9または10の構成だけでなく、基
板1001上に導電性薄膜1004、素子電極100
2、1003の電極を順に形成させた構成にしてもよ
い。導電性薄膜1004は良好な電子放出特性を得るた
めに微粒子で構成された微粒子膜が特に好ましく、その
膜厚は素子電極1002、1003へのステップカバレ
ージ、素子電極1002、1003間の抵抗値及び後述
する通電フォーミング条件等によって、適宜設定される
が、好ましくは数オングストロームから数千オングスト
ロームで、特に好ましくは10オングストロームより5
00オングストロームである。そのシート抵抗値は10
の3乗乃至10の7乗オーム/□である。また導電性薄
膜1004を構成する材料は、Pd、Pt、Ru、A
g、Au、Ti、In、Cu、Cr、Fe、Zn、S
n、Ta、W、Pb等の金属、PdO、SnO2 、In
23 、PbO、Sb23 等の酸化物、HfB2 、Z
rB2 、LaB6 、CeB6 、YB4 、GdB4 等の硼
化物、TiC、ZrC、HfC、TaC、SiC、WC
等の炭化物、TiN、ZrN、HfN等の窒化物、S
i、Ge等の半導体、カーボン等があげられる。尚、こ
こで述べる微粒子膜とは複数の微粒子が集合した膜であ
り、その微細構造として、微粒子が個々に分散配置した
状態のみならず、微粒子が互いに隣接、あるいは重なり
合った状態(島状も含む)の膜をさしており、微粒子の
粒径は数オングストロームから数千オングストロームで
あり、好ましくは10オングストロームより200オン
グストロームである。電子放出部1005は導電性薄膜
1004の一部に形成された高抵抗の亀裂であり、通電
フォーミング等により形成される。また亀裂内には数オ
ングストロームから数百オングストロームの粒径の導電
性微粒子を有することもある。この導電性微粒子は導電
性薄膜1004を構成する物質の少なくとも一部の元素
を含んでいる。また電子放出部1005及びその近傍の
導電性薄膜1004は炭素及び炭素化合物を有すること
もある。
【0023】図11は基本的な垂直型表面伝導型電子放
出素子の構成を示す模式的図面である。図11において
図9および10と同一の部材については同一符号を付与
してある。1021は段差形成部である。基板100
1、素子電極1002と1003、導電性薄膜100
4、電子放出部1005は前述した平面型表面伝導型電
子放出素子と同様の材料で構成することができ、段差形
成部1021は絶縁性材料で構成され、段差形成部10
21の膜厚が先に述べた平面型表面伝導型電子放出素子
の素子電極間隔Lに相当する。その間隔は数百オングス
トロームより数十マイクロメートルである。またその間
隔は段差形成部の製法及び素子電極間に印加する電圧に
より制御することができるが、好ましくは数百オングス
トロームより数マイクロメートルである。導電性薄膜1
004は素子電極1002、1003と段差形成部10
21作成後に形成するため、素子電極1002、100
3の上に積層される。尚、図11において電子放出部1
005は段差形成部1021に直線状に形成されている
ように示されているが、作成条件、通電フォーミング条
件等に依存し、形状、位置ともこれに限るものではな
い。
【0024】以下、図9、10及び図12ないし14に
基づいて電子源基板の作製方法について説明する。尚、
図9および10と同一の部材については同一符号を付与
してある。
【0025】1)基板を洗剤、純水および有機溶剤によ
り十分に洗浄後、真空蒸着法、スパッタ法等により素子
電極材料を堆積する。その後、フォトリソグラフィー技
術により該基板上に素子電極1002、1003を形成
する(図12)。
【0026】2)素子電極1002、1003を設けた
基板1001に、有機金属溶液を塗布して放置すること
により有機金属薄膜を形成する。ここでいう有機金属溶
液とは前述の導電性膜1004を形成する金属を主元素
とする有機金属化合物の溶液である。その後、有機金属
薄膜を加熱焼成処理し、リフトオフ、エッチング等によ
りパターニングし、導電性薄膜1004を形成する(図
13)。尚、ここでは有機金属溶液の塗布法により説明
したが、これに限るものでなく真空蒸着法、スパッタ
法、化学的気相堆積法、分散塗布法、ディッピング法、
スピンナー法等によって形成される場合もある。
【0027】3)続いて通電フォーミングと呼ばれる通
電処理を行う。通電フォーミングは素子電極1002、
1003間に不図示の電源より通電を行い、導電性薄膜
1004を局所的に破壊、変形もしくは変質せしめ、構
造を変化させた部位を形成させるものである。この局所
的に構造変化させた部位を電子放出部1005とよぶ
(図14)。通電フォーミングの電圧波形の例を図15
および16に示す。電圧波形は特にパルス波形が好まし
く、パルス波高値が一定の電圧パルスを連続的に印加す
る場合(図15)とパルス波高値を増加させながら、電
圧パルスを印加する場合(図16)とがある。まずパル
ス波高値が一定電圧とした場合(図15)について説明
する。
【0028】図15におけるT1及びT2は電圧波形の
パルス幅とパルス間隔であり、T1を1マイクロ秒〜1
0ミリ秒、T2を10マイクロ秒〜100ミリ秒とし、
三角波の波高値(通電フォーミング時のピーク電圧)は
表面伝導型電子放出素子の形態に応じて適宜選択し、適
当な真空度、例えば、10の−5乗torr程度の真空
雰囲気下で、数秒から数十分印加する。尚、素子の電極
間に印加する波形は三角波に限定することはなく、矩形
波など所望の波形を用いても良い。図16におけるT1
及びT2は、図15と同様であり、三角波の波高値(通
電フォーミング時のピーク電圧)は、例えば0.1Vス
テップ程度づつ増加させ適当な真空雰囲気下で印加す
る。
【0029】尚、この場合の通電フォーミング処理はパ
ルス間隔T2中に、導電性薄膜1004を局所的に破
壊、変形しない程度の電圧、例えば0.1V程度の電圧
で、素子電流を測定し、抵抗値を求め、例えば、1Mオ
ーム以上の抵抗を示した時に通電フォーミング終了とす
る。
【0030】4)次に通電フォーミングが終了した素子
に活性化工程と呼ぶ処理を施すことが望ましい。活性化
工程とは、例えば、10の−4乗〜10の−5乗tor
r程度の真空度で、通電フォーミング同様、パルス波高
値が一定の電圧パルスを繰り返し印加する処理のことで
あり、真空中に存在する有機物質に起因する炭素及び炭
素化合物を導電薄膜上に堆積させ素子電流If、放出電
流Ieを著しく変化させる処理である。活性化工程は素
子電流Ifと放出電流Ieを測定しながら、例えば、放
出電流Ieが飽和した時点で終了する。また印加する電
圧パルスは動作駆動電圧で行うことが好ましい。
【0031】尚、ここで炭素及び炭素化合物とはグラフ
ァイト(単、多結晶双方を指す)非晶質カーボン(非晶
質カーボン及び多結晶グラファイトとの混合物を指す)
であり、その膜厚は500オングストローム以下が好ま
しく、より好ましくは300オングストローム以下であ
る。
【0032】5)こうして作成した電子放出素子をフォ
ーミング工程、活性化工程における真空度よりも高い真
空度の雰囲気下に置いて動作駆動させるのが良い。また
更に高い真空度の雰囲気下で、80℃〜150℃に加熱
後動作駆動させることが望ましい。
【0033】尚、フォーミング工程、活性化処理した真
空度より高い真空度とは、例えば約10の−6乗以上の
真空度であり、より好ましくは超高真空系であり、新た
に炭素及び炭素化合物が導電薄膜上にほとんど堆積しな
い真空度である。こうすることによって素子電流If、
放出電流Ieを安定化させることが可能になる。上述の
表面伝導型電子放出素子の製造方法としては様々な方法
が考えられるが、その一例を図12ないし14に示す。
【0034】次に本発明の画像形成装置について述べ
る。画像形成装置に用いられる電子源基板は複数の表面
伝導型電子放出素子を基板上に配列することにより形成
される。表面伝導型電子放出素子の配列の方式には表面
伝導型電子放出素子を並列に配置し、個々の素子の両端
を配線で接続するはしご型配置(以下はしご型配置電子
源基板と呼ぶ)や、表面伝導型電子放出素子の一対の素
子電極にそれぞれX方向配線、Y方向配線を接続した単
純マトリクス配置(以下マトリクス型配置電子源基板と
呼ぶ)があげられる。尚、はしご型配置電子源基板を有
する画像形成装置には電子放出素子からの電子の飛翔を
制御する電極である制御電極(グリッド電極)を必要と
する。
【0035】以下、この原理に基づき構成した電子源の
構成について、図19を用いて説明する。1071は電
子源基板、1072はX方向配線、1073はY方向配
線、1074は表面伝導型電子放出素子、1075は結
線である。尚、表面伝導型電子放出素子1074は前述
した平面型あるいは垂直型どちらであってもよい。同図
において電子源基板1071に用いる基板は前述したガ
ラス基板等であり、用途に応じて形状が適宜設定され
る。m本のX方向配線1072は、DX1、DX2、・
・・DXmからなり、Y方向配線1073はDY1、D
Y2、・・・DYnのn本の配線よりなる。また多数の
表面伝導型素子にほぼ均等な電圧が供給される様に材
料、膜厚、配線幅が適宜設定される。これらm本のX方
向配線1072とn本のY方向配線1073間は不図示
の層間絶縁層により電気的に分離されてマトリックス配
線を構成する。(m、nは共に正の整数) 不図示の層間絶縁層はX方向配線1072を形成した基
板1071の全面或は一部に所望の領域に形成される。
X方向配線1072とY方向配線1073はそれぞれ外
部端子として引き出される。更に、表面伝導型放出素子
1074の素子電極(不図示)がm本のX方向配線10
72とn本のY方向配線1073と結線1075によっ
て電気的に接続されている。また表面伝導型電子放出素
子は基板あるいは不図示の層間絶縁層上のどちらに形成
してもよい。また詳しくは後述するが前記X方向配線1
072にはX方向に配列する表面伝導型放出素子107
4の行を入力信号に応じて走査するための走査信号を印
加するための不図示の走査信号発生手段と電気的に接続
されている。一方、Y方向配線1073にはY方向に配
列する表面伝導型放出素子1074の列の各列を入力信
号に応じて、変調するための変調信号を印加するための
不図示の変調信号発生手段と電気的に接続されている。
更に表面伝導型電子放出素子の各素子に印加される駆動
電圧は当該素子に印加される走査信号と変調信号の差電
圧として供給されるものである。上記構成において、単
純なマトリクス配線だけで個別の素子を選択して独立に
駆動可能になる。
【0036】つぎに以上のようにして作成した単純マト
リクス配置の電子源を用いた画像形成装置について、図
20、21、22及び23を用いて説明する。図20は
画像形成装置の基本構成図であり、図21、22は蛍光
膜、図23はNTSC方式のテレビ信号に応じて表示を
するための駆動回路のブロック図を示し、その駆動回路
を含む画像形成装置を表す。図20において1071は
電子放出素子を基板上に作製した電子源基板、1086
は青板ガラス、基板1083の内面に蛍光膜1084と
メタルバック(電子加速電極)1085等が形成された
フェースプレート、1082は支持枠、1089は通気
管である。図20において1074は図9および10に
おける電子放出部に相当する。1072、1073は表
面伝導型電子放出素子の一対の素子電極と接続されたX
方向配線及びY方向配線である。外囲器1088は、上
述の如くフェースプレート1086、支持枠1082、
リアプレート1081で外囲器1088を構成したが、
リアプレート1081は主に電子源基板1071の強度
を補強する目的で設けられるため、電子源基板1071
自体で十分な強度を持つ場合は別体のリアプレート10
81は不要であり、電子源基板1071に直接支持枠1
082を設け、フェースプレート1086、支持枠10
82、電子源基板1071にて外囲器1088を構成し
ても良い。図21および22中1092は蛍光体であ
る。蛍光体1092はモノクロームの場合は蛍光体のみ
からなるが、カラーの蛍光膜の場合は蛍光体の配列によ
りブラックストライプあるいはブラックマトリクスなど
と呼ばれる黒色導電材1091と蛍光体1092とで構
成される。ブラックストライプ、ブラックマトリクスが
設けられる目的はカラー表示の場合、必要となる三原色
蛍光体の各蛍光体1092間の塗り分け部を黒くするこ
とで混色等を目立たなくすることと蛍光膜1084にお
ける外光反射によるコントラストの低下を抑制すること
である。ブラックストライプの材料としては、通常良く
用いられている黒鉛を主成分とする材料だけでなく、導
電性があり、光の透過及び反射が少ない材料であればこ
れに限るものではない。ガラス基板1093に蛍光体を
塗布する方法はモノクローム、カラーによらず沈澱法や
印刷法が用いられる。また蛍光膜1084(図20)の
内面側には通常メタルバック1085(図20)が設け
られる。メタルバックの目的は蛍光体の発光のうち内面
側への光をフェースプレート1086側へ鏡面反射する
ことにより輝度を向上すること、電子ビーム加速電圧を
印加するための電極として作用すること、外囲器内で発
生した負イオンの衝突によるダメージからの蛍光体の保
護等である。メタルバックは蛍光膜作製後、蛍光膜の内
面側表面の平滑化処理(通常フィルミングと呼ばれる)
を行い、その後Alを真空蒸着等で堆積することで作製
できる。フェースプレート1086には、更に蛍光膜1
084の導電性を高めるため蛍光膜1084の外面側に
透明電極(不図示)を設けてもよい。外囲器1088は
不図示の排気管を通じ、10-7torr程度の真空度に
され、封止がおこなわれる。また外囲器1088の封止
後の真空度を維持するためにゲッター処理を行う場合も
ある。これは外囲器1088の封止を行う直前あるいは
封止後に抵抗加熱あるいは高周波加熱等の加熱法によ
り、外囲器1088内の所定の位置(不図示)に配置さ
れたゲッターを加熱し、蒸着膜を形成する処理である。
ゲッターは通常Ba等が主成分であり、該蒸着膜の吸着
作用により、例えば1×10-5torr乃至は1×10
-7torrの真空度を維持するものである。尚、表面伝
導型電子放出素子のフォーミング以降の工程は適宜設定
される。
【0037】次に、単純マトリクス配置型基板を有する
電子源を用いて構成した画像形成装置を、NTSC方式
のテレビ信号に基づきテレビジョン表示を行うための駆
動回路の概略構成を図23のブロック図を用いて説明す
る。1101は前記表示パネルであり、また1102は
走査回路、1103は制御回路、1104はシフトレジ
スタ、1105はラインメモリ、1106は同期信号分
離回路、1107は変調信号発生器、VxおよびVaは
直流電圧源である。
【0038】以下、各部の機能を説明するがまず表示パ
ネル1101は端子Dox1ないしDoxmおよび端子
Doy1ないしDoynおよび高圧端子Hvを介して外
部の電気回路と接続している。このうち端子Dox1な
いしDoxmには前記表示パネル内に設けられている電
子源、すなわちM行N列の行列状にマトリクス配線され
た表面伝導型電子放出素子群を一行(N素子)ずつ順次
駆動してゆく為の走査信号が印加される。
【0039】一方、端子Dy1ないしDynには前記走
査信号により選択された一行の表面伝導型電子放出素子
の各素子の出力電子ビームを制御する為の変調信号が印
加される。また高圧端子Hvには直流電圧源Vaより、
例えば10k[V]の直流電圧が供給されるが、これは
表面伝導型電子放出素子より出力される電子ビームに蛍
光体を励起するのに十分なエネルギーを付与する為の加
速電圧である。
【0040】次に走査回路1102について説明する。
同回路は内部にM個のスイッチング素子を備えるもので
(図中、S1ないしSmで模式的に示している)、各ス
イッチング素子は直流電圧源Vxの出力電圧もしくは0
[V](グランドレベル)のいずれか一方を選択し、表
示パネル1101の端子Dx1ないしDxmと電気的に
接続するものである。S1ないしSmの各スイッチング
素子は制御回路1103が出力する制御信号Tscan
に基づいて動作するものだが実際には例えばFETのよ
うなスイッチング素子を組み合わせる事により構成する
事が可能である。尚、前記直流電圧源Vxは前記表面伝
導型電子放出素子の特性(電子放出しきい値電圧)に基
づき走査されていない素子に印加される駆動電圧が電子
放出しきい値電圧以下となるような一定電圧を出力する
よう設定されている。
【0041】また制御回路1103は外部より入力する
画像信号に基づいて適切な表示が行なわれるように各部
の動作を整合させる働きをもつものである。次に説明す
る同期信号分離回路1106より送られる同期信号Ts
yncに基づいて各部に対してTscan、Tsftお
よびTmryの各制御信号を発生する。
【0042】同期信号分離回路1106は外部から入力
されるNTSC方式のテレビ信号から同期信号成分と輝
度信号成分とを分離する為の回路で周波数分離(フィル
ター)回路を用いれば構成できるものである。同期信号
分離回路1106により分離された同期信号は良く知ら
れるように垂直同期信号と水平同期信号より成るが、こ
こでは説明の便宜上Tsync信号として図示した。一
方、前記テレビ信号から分離された画像の輝度信号成分
を便宜上DATA信号と表すが同信号はシフトレジスタ
1104に入力される。
【0043】シフトレジスタ1104は時系列的にシリ
アルに入力される前記DATA信号を画像の1ライン毎
にシリアル/パラレル変換するためのもので前記制御回
路1103より送られる制御信号Tsftに基づいて動
作する。(すなわち制御信号Tsftは、シフトレジス
タ1104のシフトクロックであると言い換えても良
い。)シリアル/パラレル変換された画像1ライン分
(電子放出素子N素子分の駆動データに相当する)のデ
ータはId1乃至IdnのN個の並列信号として前記シ
フトレジスタ1104より出力される。
【0044】ラインメモリ1105は画像1ライン分の
データを必要時間の間だけ記憶する為の記憶装置であ
り、制御回路1103より送られる制御信号Tmryに
したがって適宜Id1ないしIdnの内容を記憶する。
記憶された内容はId1ないしIdnとして出力され変
調信号発生器1107に入力される。
【0045】変調信号発生器1107は前記画像データ
Id1ないしIdnの各々に応じて表面伝導型電子放出
素子の各々を適切に駆動変調する為の信号源で、その出
力信号は端子Doy1ないしDoynを通じて表示パネ
ル1101内の表面伝導型電子放出素子に印加される。
【0046】前述したように本発明に関わる電子放出素
子は放出電流Ieに対して以下の基本特性を有してい
る。すなわち前述したように電子放出には明確なしきい
値電圧Vthがあり、Vth以上の電圧を印加された時
のみ電子放出が生じる。(図18) また電子放出しきい値以上の電圧に対しては素子への印
加電圧の変化に応じて放出電流も変化してゆく。尚、電
子放出素子の材料や構成、製造方法を変える事により電
子放出しきい値電圧Vthの値や印加電圧に対する放出
電流の変化の度合いが変わる場合もあるが、いずれにし
ても以下のような事がいえる。すなわち、本素子にパル
ス状の電圧を印加する場合、例えば電子放出閾値以下の
電圧を印加しても電子放出は生じないが電子放出閾値以
上の電圧を印加する場合には電子ビームが出力される。
その際、第一にはパルスの波高値Vmを変化させること
により出力電子ビームの強度を制御する事が可能であ
る。第二には、パルスの幅Pwを変化させる事により出
力される電子ビームの電荷の総量を制御する事が可能で
ある。したがって、入力信号に応じて電子放出素子を変
調する方式としては、電圧変調方式、パルス幅変調方式
等があげられ、電圧変調方式を実施するには変調信号発
生器1107としては一定の長さの電圧パルスを発生す
るが入力されるデータに応じて適宜パルスの波高値を変
調するような電圧変調方式の回路を用いる。またパルス
幅変調方式を実施するには変調信号発生器1107とし
ては、一定の波高値の電圧パルスを発生するが入力され
るデータに応じて適宜電圧パルスの幅を変調するような
パルス幅変調方式の回路を用いるものである。
【0047】以上に説明した一連の動作により本発明の
画像表示装置は表示パネル1101を用いてテレビジョ
ンの表示を行なえる。尚、上記説明中特に記載しなかっ
たがシフトレジスタ1104やラインメモリ1105は
デジタル信号式のものでもアナログ信号式のものでも差
し支えなく、要は画像信号のシリアル/パラレル変換や
記憶が所定の速度で行なわれればよい。デジタル信号式
を用いる場合には同期信号分離回路1106の出力信号
DATAをデジタル信号化する必要があるが、これは1
106の出力部にA/D変換器を備えれば可能である。
また、これと関連してラインメモリ1105の出力信号
がデジタル信号かアナログ信号かにより、変調信号発生
器1107に用いられる回路が若干異なったものとな
る。
【0048】まずデジタル信号の場合について述べる。
電圧変調方式においては変調信号発生器1107には、
例えばよく知られるD/A変換回路を用い、必要に応じ
て増幅回路などを付け加えればよい。またパルス幅変調
方式の場合、変調信号発生器1107は、例えば高速の
発振器および発振器の出力する波数を計数する計数器
(カウンタ)および計数器の出力値と前記メモリの出力
値を比較する比較器(コンパレータ)を組み合せた回路
を用いることにより構成できる。必要に応じて比較器の
出力するパルス幅変調された変調信号を表面伝導型電子
放出素子の駆動電圧にまで電圧増幅するための増幅器を
付け加えてもよい。
【0049】次にアナログ信号の場合について述べる。
電圧変調方式においては変調信号発生器1107には、
例えばよく知られるオペアンプなどを用いた増幅回路を
用いればよく、必要に応じてレベルシフト回路などを付
け加えてもよい。またパルス幅変調方式の場合には例え
ばよく知られた電圧制御型発振回路(VCO)を用いれ
ばよく、必要に応じて表面伝導型電子放出素子の駆動電
圧にまで電圧増幅するための増幅器を付け加えてもよ
い。
【0050】以上のように完成した画像表示装置におい
て、各電子放出素子には、容器外端子Dox1ないしD
oxm、Doy1ないしDoynを通じ、電圧を印加す
ることにより、電子放出させ、高圧端子Hvを通じ、メ
タルバック1085、あるいは透明電極(不図示)に高
圧を印加し、電子ビームを加速し、蛍光膜1084に衝
突させ、励起・発光させることで画像を表示することが
できる。
【0051】以上述べた構成は、表示等に用いられる好
適な画像形成装置を作製する上で必要な概略構成であ
り、例えば各部材の材料等、詳細な部分は上述内容に限
られるものではなく、画像形成装置の用途に適するよう
適宜選択する。また、入力信号例として、NTSC方式
をあげたが、これに限るものでなく、PAL、SECA
M方式などの諸方式でもよく、また、これよりも、多数
の走査線からなるTV信号(例えば、MUSE方式をは
じめとする高品位TV)方式でもよい。
【0052】次に、前述のはしご型配置電子源基板及び
それを用いた画像表示装置について図24、図25によ
り説明する。図24において、1110は電子源基板、
1111は電子放出素子、1112のDx1〜Dx10
は前記電子放出素子に接続する共通配線である。電子放
出素子1111は、基板1110上に、X方向に並列に
複数個配置される。(これを素子行と呼ぶ)。この素子
行を複数個基板上に配置し、はしご型電子源基板とな
る。各素子行の共通配線間に適宜駆動電圧を印加するこ
とで、各素子行を独立に駆動することが可能になる。す
なわち、電子ビームを放出させる素子行には、電子放出
しきい値以上の電圧を電子ビームを放出させない素子行
には電子放出しきい値以下の電圧を印加すればよい。ま
た各素子行間の共通配線Dx2〜Dx9を、例えばDx
2、Dx3を同一配線とする様にしても良い。
【0053】図25ははしご型配置の電子源を備えた画
像形成装置の構造を示すための図である。1120はグ
リッド電極、1121は電子が通過するための空孔、1
122は、Dox1、Dox2・・・Doxmよりなる
容器外端子、1123はグリッド電極1120と接続さ
れたG1、G2、・・・Gnからなる容器外端子、11
24は前述の様に各素子行間の共通配線を同一配線とし
た電子源基板である。尚、図20、24と同一の符号は
同一の部材を示す。前述の単純マトリクス配置の画像形
成装置(図20)との違いは、電子源基板1110とフ
ェースプレート1086の間にグリッド電極1120を
備えている事である。
【0054】基板1110とフェースプレート1086
の中間には、グリッド電極1120が設けられている。
グリッド電極1120は、表面伝導型放出素子から放出
された電子ビームを変調することができるもので、はし
ご型配置の素子行と直交して設けられたストライプ状の
電極に電子ビームを通過させるため、各素子に対応して
1個ずつ円形の開口1121が設けられている。グリッ
ドの形状や設置位置は必ずしも図25のようなものでな
くともよく、開口としてメッシュ状に多数の通過口をも
うけることもあり、また例えば表面伝導型放出素子の周
囲や近傍に設けてもよい。容器外端子1122およびグ
リッド容器外端子1123は、不図示の制御回路と電気
的に接続されている。
【0055】本画像形成装置では素子行を1列ずつ順次
駆動(走査)していくのと同期してグリッド電極列に画
像1ライン分の変調信号を同時に印加することにより、
各電子ビームの蛍光体への照射を制御し、画像を1ライ
ンずつ表示することができる。
【0056】また本発明によればテレビジョン放送の表
示装置のみならずテレビ会議システム、コンピューター
等の表示装置に適した画像形成装置を提供することがで
きる。さらには感光性ドラム等で構成された光プリンタ
ーとしての画像形成装置としても用いることもできる。
また電子放出素子として表面伝導型電子放出素子ばかり
でなく、MIM型電子放出素子、電界放出型電子放出素
子等の冷陰極電子源にも適用可能である、更には熱電子
源による画像表示装置にも適用することができる。
【0057】
【実施例】以下に本発明の実施例を述べる。 [実施例1]実施例1として、本発明の通気管の接続方
法を用いた蛍光表示管の製造方法について説明する。
【0058】はじめに、通気管端部にフリットガラスを
形成・仮焼成する工程について説明する。まず、図1の
断面図の様に、通気管であるところのガラス管101の
一端上にディスペンサーを用いて、フリットガラス(日
本電気硝子(株)製LS−7105)に有機溶剤(ター
ピネオール)とバインダ(アクリル樹脂)を混合したフ
リットガラスペースト102を塗布した後、120℃で
乾燥を10分間行った。次に、図3に示す様に電気炉2
04にこの通気管を入れ、フリットガラスの仮焼成を行
った。この際に、フリットガラスを形成した通気管端部
を鉛直上向きにして固定し、大気中で390℃で仮焼成
を10分間行い、徐冷して取り出した。この結果、図2
の断面図に示す仮焼成されたフリットガラス103が形
成された通気管が得られた。
【0059】この仮焼成されたフリットガラスが形成さ
れた通気管を用いて、図6および7に示す様に、従来例
と同様の保持治具を用いて、不図示の電気炉を用いて、
フリットガラスを大気中で450℃で20分間本焼成し
て、通気管の接続を行い、蛍光表示管を製造した。
【0060】この様にして、製造した蛍光表示管は、通
気管の固着前に予め通気管端部にフリットガラスが仮焼
成されているために、基板の連通孔に対して、通気管端
部が位置ずれしても、通気管端部にはフリットガラスが
必ず存在するために、連通孔と連通していれば、通気管
の接続(固着)は問題なく行うことができた。従って、
歩留りが向上した。
【0061】また、基板表面に通気管固着用フリットガ
ラスを塗布しないために、塗布時の基板裏面に注意を払
う等の不都合が生じなかった。すなわち、基板表面の通
気管固着用フリットガラス塗布の際に必要な基板の固定
等に特別の治具、更に基板を扱う際の基板裏面への細心
の注意が不要となった。従って、必要な治具が減り、作
業性が向上した。 [実施例2]実施例2として、本発明の通気管の接続方
法を用いた蛍光表示管の製造方法について説明する。
【0062】はじめに、通気管端部にフリットガラスを
形成・仮焼成する工程について説明する。まず、図1の
断面図の様に、通気管であるところのガラス管101の
一端上にディスペンサーを用いて、フリットガラス(日
本電気硝子(株)製LS−3081)に有機溶剤(ター
ピネオール)とバインダ(アクリル樹脂)を混合したフ
リットガラスペースト102を塗布した後、120℃で
乾燥を10分間行った。次に、図4に示す様に電気炉2
04にこの通気管を入れ、フリットガラスの仮焼成を行
った。この際に、フリットガラスを形成した通気管端部
を鉛直下向きにして固定し、大気中で380℃で仮焼成
を10分間行い、徐冷して取り出した。この結果、図2
の断面図に示す仮焼成されたフリットガラス103が形
成された通気管が得られた。
【0063】この仮焼成されたフリットガラスが形成さ
れた通気管を用いて、図5および6に示す様に、従来例
と同様の保持治具を用いて、不図示の電気炉を用いて、
フリットガラスを大気中で410℃で10分間本焼成し
て、通気管の接続を行い、蛍光表示管を製造した。
【0064】この様にして、製造した蛍光表示管は、通
気管の固着前に予め通気管端部にフリットガラスが仮焼
成されているために、実施例1と同様に歩留り及び作業
性が向上した。
【0065】特に、本実施例では、通気管端部のフリッ
トガラスの仮焼成を通気管端部を鉛直下向きにして行っ
たので、上向きや横向きで仮焼成する場合と異なり、溶
融したフリットガラスが連通管の外側や内壁に万一垂れ
てしまうという問題点も解消され、歩留りが更に向上し
た。 [実施例3]実施例3として、本発明の通気管の接続方
法を用いた実施態様に示したマトリクス型配置電子源基
板の画像表示装置の製造方法について説明する。
【0066】はじめに、通気管端部にフリットガラスを
実施例1と同様にして形成・仮焼成した。この仮焼成さ
れたフリットガラスが形成された通気管を用いて、図2
0に示す様な画像表示装置の製造を、従来例と同様に不
図示の電気炉を用いて、フリットガラスを大気中で45
0℃で20分間本焼成して、通気管の接続を行い、画像
表示装置を製造した。
【0067】この様にして、製造した画像表示装置は、
通気管の固着前に予め通気管端部にフリットガラスが仮
焼成されているために、基板の連通孔に対して、通気管
端部が位置ずれしても、通気管端部にはフリットガラス
が必ず存在するために、連通孔と連通していれば、通気
管の接続(固着)は問題なく行うことができた。従っ
て、歩留りが向上した。
【0068】また、基板表面に通気管固着用フリットガ
ラスを塗布しないために、塗布時の基板裏面に注意を払
う等の不都合が生じなかった。すなわち、基板表面の通
気管固着用フリットガラス塗布の際に必要な基板の固定
等に特別の治具、更に基板を扱う際の基板裏面への細心
の注意が不要となった。従って、必要な治具が減り、作
業性が向上した。 [実施例4]実施例4として、本発明の通気管の接続方
法を用いた実施態様に示したマトリクス型配置電子源基
板及び2本の通気管を用いた画像表示装置の製造方法に
ついて説明する。
【0069】はじめに、通気管端部にフリットガラスを
実施例2と同様にして形成・仮焼成した。この仮焼成さ
れたフリットガラスが形成された通気管2本を用いて、
図25に示す様な画像表示装置の製造を、図5に示した
通気管接続部の断面図を用いて説明する。2本の連通管
の接続は、まったく同様に行った。図5において、30
7は、本発明者らが特開平06−271239に示した
内挿棒である。内挿棒307は連通孔302と連通管3
08とを位置合わせするとともに、張り出し部308に
より自重で連通管308を押さえる役割を果す。この状
態で、不図示の電気炉を用いて、フリットガラスを大気
中で410℃で10分間本焼成して、通気管の接続を行
い、画像表示装置を製造した。
【0070】この様にして、製造した画像表示装置は、
通気管の固着前に予め通気管端部にフリットガラスが仮
焼成されているために、実施例3と同様に歩留り及び作
業性が向上した。
【0071】特に、通気管端部のフリットガラスの仮焼
成を通気管端部を鉛直下向きにして行ったので、上向き
や横向きで仮焼成する場合と異なり、溶融したフリット
ガラスが連通管の外側や内壁に万一垂れてしまうという
問題点も解消され、歩留りが実施例3よりも向上した。
【0072】
【発明の効果】以上説明した様に本発明における画像表
示装置においては、通気管の固着前に予め通気管端部に
フリットガラスが仮焼成されているために、以下に示す
効果が得られた。 (1)基板の連通孔に対して、通気管端部が位置ずれし
ても、通気管端部にはフリットガラスが必ず存在するた
めに、連通孔と連通していれば、通気管の接続(固着)
は問題なく行うことができる。従って、歩留りが向上す
る。 (2)基板表面に通気管固着用フリットガラスを塗布し
ないために、塗布時の基板裏面に注意を払う等の不都合
が生じない。すなわち、基板表面の通気管固着用フリッ
トガラス塗布の際に必要な基板の固定等に特別の治具、
更に基板を扱う際の基板裏面への細心の注意が不要とな
る。従って、必要な治具が減り、作業性が向上する。
【0073】特に、通気管端部のフリットガラスの仮焼
成を通気管端部を鉛直下向きにして行った場合には、上
向きや横向きで仮焼成する場合と異なり、溶融したフリ
ットガラスが通気管の外側や内壁に万一垂れてしまうと
いう欠点も解消され、更に歩留りが向上する効果が得ら
れる。
【0074】なお、実施例では、通気管が上向きの例を
掲げたが、通気管が横向き、上向き等の他の方向を向い
ている場合にも、本発明は同様の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわる通気管の図
【図2】本発明にかかわる通気管の図
【図3】本発明にかかわる通気管のフリットガラスを仮
焼成する図
【図4】本発明にかかわる通気管のフリットガラスを仮
焼成する図
【図5】本発明にかかわる通気管のフリットガラスを内
挿棒を用いて本焼成する図
【図6】特公昭63−61741に開示されている従来
の蛍光表示管を示す図
【図7】特公昭63−61741に開示されている従来
の蛍光表示管を示す図
【図8】従来例の表面伝導型電子放出素子の構成を示す
模式的平面図
【図9】本発明にかかわりのある表面伝導型電子放出素
子の構成を示す模式的平面図
【図10】本発明にかかわりのある表面伝導型電子放出
素子の構成を示す模式的断面図
【図11】本発明にかかわりのある垂直型表面伝導型電
子放出素子の構成を示す模式的図
【図12】本発明にかかわりのあるの表面伝導型電子放
出素子の製造方法の一例
【図13】本発明にかかわりのあるの表面伝導型電子放
出素子の製造方法の一例
【図14】本発明にかかわりのあるの表面伝導型電子放
出素子の製造方法の一例
【図15】本発明にかかわりのある通電フォーミングの
電圧波形の一例
【図16】本発明にかかわりのある通電フォーミングの
電圧波形の一例
【図17】電子放出特性を測定するための測定評価装置
の概略構成図
【図18】電流−電圧特性図
【図19】単純マトリクス配置の電子源
【図20】画像形成装置の概略構成図
【図21】ストライプタイプの蛍光体
【図22】マトリクスタイプの蛍光体
【図23】NTSC方式のテレビ信号に応じて表示を行
なうための駆動回路のブロック図、その駆動回路を有す
る画像表示装置
【図24】梯子配置の電子源
【図25】画像形成装置の概略構成図
【符号の説明】
101、201、306、406 通気管 102、202、404、405 フリットガラス 103、304 仮焼成済フリットガラス 204 電気炉 302 排気用貫通孔 307 内挿棒 308 内挿棒張り出し部 401 排気用貫通孔402を設けた基板 402 排気用貫通孔 403 カバーガラス 407 溶融によって広がって固着したフリットガラ
スタブレット 1001 基板 1002、1003 素子電極 1004 導電性薄膜 1005 電子放出部 1021 段差形成部 1050 素子電極1002・1003間の導電性薄
膜1004を流れる素子電流Ifを測定するための電流
計 1051 電子放出素子に素子電圧Vfを印加するた
めの電源 1052 素子の電子放出部1005より放出される
放出電流Ieを測定するための電流計 1053 アノード電極1054に電圧を印加するた
めの高圧電源 1054 素子の電子放出部より放出される放出電流
Ieを測定するためのアノード電極 1055 真空装置 1056 排気ポンプ 1071 電子源基板 1072 X方向配線 1073 Y方向配線 1074 表面伝導型電子放出素子 1075 結線 1081 リアプレート 1082 支持枠 1083 ガラス基板 1084 蛍光膜 1085 メタルバック 1086 フェースプレート 1087 高圧端子 1088 外囲器 1091 黒色導電材 1092 蛍光体 1093 ガラス基板 1101 表示パネル 1102 走査回路 1103 制御回路 1104 シフトレジスタ 1105 ラインメモリ 1106 同期信号分離回路 1107 変調信号発生器、Vx及びVa:直流電圧
源 1110 電子源基板 1111 電子放出素子 1112 Dx1〜Dx10は前記電子放出素子を配
線するための共通配線 1120 グリッド電極 1121 電子が通過するため空孔 1122 Dox1、Dox2、・・・Doxmより
なる容器外端子 1123 グリッド電極1120と接続されたG1、
G2、・・・Gnからなる容器外端子 1124 電子源基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気孔を有する外囲器の該通気孔に該外
    囲器の内部と外部を連通する通気管をフリットガラスに
    より固着する外囲器の製造方法において、該通気管端部
    にフリットガラスを予め形成・仮焼成しておくことを特
    徴とする通気管の接続方法。
  2. 【請求項2】 形成・仮焼成が固着させる場所で行なわ
    れることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 通気管端部におけるフリットガラスの仮
    焼成は該通気管端部を鉛直下向きにして行うことを特徴
    とする請求項1または2のいずれかに記載の方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の接
    続方法によって画像表示装置に、1つ以上の通気孔に1
    つ以上の通気管がそれぞれ固着され接続されていること
    を特徴とする蛍光部材及び電子加速電極が形成されたフ
    ェースプレートと、該フェースプレートと対向して配置
    された、電子源を有する電子源基板と、通気孔とを少な
    くとも有する画像表示装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 電子源が表面伝導型の電子放出素子であ
    る、請求項2〜4のいずれかに記載の方法により製造さ
    れた画像表示装置。
JP17900295A 1995-07-14 1995-07-14 通気管の接続方法及びこれを用いた画像表示装置の製造方法 Pending JPH0935637A (ja)

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