JP3135801B2 - 画像形成装置の製造方法 - Google Patents

画像形成装置の製造方法

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JP3135801B2 JP06256814A JP25681494A JP3135801B2 JP 3135801 B2 JP3135801 B2 JP 3135801B2 JP 06256814 A JP06256814 A JP 06256814A JP 25681494 A JP25681494 A JP 25681494A JP 3135801 B2 JP3135801 B2 JP 3135801B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子放出素子、特に表
面伝導型電子放出素子を用いた画像形成装置の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子放出素子として熱電子源と冷
陰極電子源の2種類が知られている。冷陰極電子源には
電界放出型(以下FE型と略す)、金属/絶縁層/金属
型(以下MIM型と略す)や表面伝導型電子放出素子等
がある。FE型の例としてはW.P.Dyke &
W.W.Dolan、”Field emissio
n”、Advance in Electron Ph
ysics、8 89(1956)あるいはC.A.S
pindt、”Physical Propertie
s of thin−film field emis
sion cathodes with molybd
enium”、J.Appl.Phys.、47 52
48(1976)等が知られている。
【0003】MIM型の例としてはC.A.Mea
d、”The tunnel−emission am
plifier”、J.Appl.Phys.、32
646(1961)等が知られている。
【0004】表面伝導型電子放出素子型の例としては、
M.I.Elinson、Radio Eng. El
ectron Phys.、10(1965)等があ
る。表面伝導型電子放出素子は、基板上に形成された小
面積の薄膜に、膜面に平行に電流を流すことにより、電
子放出が生ずる現象を利用するものである。この表面伝
導型電子放出素子としては、前記エリンソン等によるS
nO2 薄膜を用いたもの、Au薄膜によるもの[G.D
ittmer:”Thin Solid Film
s”、9 317(1972)]、In23 /SnO
2 薄膜によるもの[M.Hartwell and
C.G.Fonstad:”IEEE Trans.
ED Conf.”、519(1975)]、カーボン
薄膜によるもの[荒木 久他:真空、第26巻、第1
号、22頁(1983)]等が報告されている。
【0005】これらの表面伝導型電子放出素子の典型的
な素子構成として、前述のM.ハートウェルの素子構成
を図24に示す。同図において201は基板である。2
04は導電性薄膜で、H型形状のパターンに、スパッタ
で形成された金属酸化物薄膜等からなり、後述の通電フ
ォーミングと呼ばれる通電処理により電子放出部205
が形成される。尚、図中の素子電極間隔Lは、0.5〜
1mm、W’は、0.1mmで設定されている。尚、電
子放出部205の位置及び形状については、不明である
ので模式図として表した。
【0006】従来、これらの表面伝導型電子放出素子に
おいては、電子放出を行う前に導電性薄膜204を予め
通電フォーミングと呼ばれる通電処理によって電子放出
部205を形成するのが一般的であった。即ち、通電フ
ォーミングとは前記導電性薄膜204の両端に直流電
圧、あるいは非常にゆっくりとした昇電圧、例えば1V
/分程度を印加通電し、導電性薄膜を局所的に破壊、変
形もしくは変質せしめ、電気的に高抵抗な状態にした電
子放出部205を形成することである。尚、電子放出部
205は導電性薄膜204の一部に亀裂が発生しその亀
裂付近から電子放出が行われる。
【0007】前記通電フォーミング処理をした表面伝導
型電子放出素子は、上述導電性薄膜204に電圧を印加
し、素子に電流を流すことにより上述電子放出部205
より電子を放出せしめるものである。
【0008】上述の表面伝導型放出素子は構造が単純で
製造も容易であることから、大面積にわたり多数素子を
配列形成できる利点がある。そこでこの特徴を生かせる
ようないろいろな応用が研究されている。例えば、荷電
ビーム源、画像形成装置等の表示装置があげられる。
【0009】図25および図26は特公昭63−617
41号公報に開示されている従来の画像形成装置の製造
方法において、基板に排気管を取付ける工程を示す図で
ある。
【0010】図25は従来の画像形成装置(蛍光表示
管)の構成を示す図であり、図中において、101は排
気管用貫通孔101aを設けた基板、102はカバーガ
ラス、103はカバーガラス102を基板101に封着
する封止用フリット、104は基板101に垂直に取り
付けた排気管、105はプレス成形したフリットガラス
のタブレットで、その詳細を図26に示す。タブレット
105の材質は封止用フリット103と同一フリットま
たは軟化点のほぼ等しいものであり、外径はd1、高さ
はh1 である。
【0011】次に、上記構成による蛍光表示管の製造方
法について説明する。
【0012】基板101にカバーガラス102を封止用
クリップ治具(不図示)により固定すると共に、タブレ
ット105を基板101上に配置し、排気管保持治具
(不図示)により、排気管104を基板101に対して
垂直に固定する。そして基板101とカバーガラス10
2とを加熱して封着する封着工程において、排気管10
4の基板101への加熱を同時に行ない、焼成固定す
る。上述の製造方法により、図25に示す排気封止前の
従来の画像形成装置が製造される。
【0013】しかしながら、フリットガラスの流れ性、
濡れ性が悪いと、焼成後のフリットガラスのタブレット
105の形状は、図25に示すように、カバーガラスの
接触角θが45度から60度になる。そして、タブレッ
ト105の焼成後の形状はその自重のみによって決定さ
れるため、直径d1 ≒d2 となり、高さh2 は高さh 1
よりわずかに小である。ここでd2 は焼成後のタブレッ
トの平均径である。
【0014】基板とタブレットの接触角θは小さいほ
ど、タブレット105の基板に対する固着強度も弱く、
基板面との接触面積も小さくなる。さらに、タブレット
105と排気管104の接着部においても、排気管とフ
リットガラス面とのなす角度が直角に近くなり、応力が
集中し易くなる。そのため、真空排気系装置と排気管と
を接続する場合等に無理な形で固定した場合、または、
接続した状態において真空排気系装置などと画像形成装
置の相対的位置がずれた場合には、排気管と画像形成装
置との接続部に大きな力が加わることになり、排気管が
折れ易かった。
【0015】さらには、真空に対するリークパスが短
く、真空シールの信頼性も乏しい欠点があった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電子
放出素子を用いた画像形成装置において、とくに、表面
伝導型放出素子を用いる画像形成装置において、排気管
接続部の機械的な強度を向上させることにあり、さらに
は、信頼性の高い真空シールを得ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明は、複数の電子放出素子と素子電極を
含む電子源基板と、該電子源基板に対向配置され電子放
出素子から放出される電子を受ける被照射部材を搭載し
たフェースプレートと、該電子源基板と該フェースプレ
ートとの間に配置された支持枠とによって構成される外
囲器に該外囲器の内外を連通する排気管を固着する画像
形成装置の製造方法において、該排気管を該外囲器に固
着する排気管固着用フリットの焼成後の形状を制御する
工程を有することを特徴とする画像形成装置の製造方法
であり、前記形状制御工程が、該排気管固着用フリット
を成形型で覆いながら焼成固着すること、前記成形型が
フリット注入口を有してなり、前記排気管と前記外囲器
の固着部を前記成形型で覆い、次いで前記成形型の該フ
リット注入口から前記排気管固着用フリットを流し込
み、その後焼成固着すること、排気管固着用フリットを
前記排気管と前記外囲器の接続部に塗布した後、該排気
管固着用フリットを前記成形型で覆い、焼成固着するこ
と、あらかじめ焼成成形またはプレス成形されたフリッ
トガラスのタブレットと前記排気管を前記外囲器と前記
排気管との接続部に配置し、さらに該タブレットを前記
成形型で覆い、焼成固着すること、前記成形型の前記排
気管固着フリットと接する面の軸方向に沿った断面形状
が円弧の一部であること、前記成形型の前記排気管固着
フリットと接する面の軸方向に沿った断面形状が複数の
直線または円弧の一部と複数の直線で作られるなめらか
な曲線であること、前記成形型の前記排気管固着フリッ
トと接する面と前記排気管とが漸近接線を形成してなる
こと、前記排気管と前記外囲器との接続部が前記フェー
スプレートであること、前記排気管と前記外囲器の接続
部が前記電子源基板であること、前記排気管と前記外囲
器の接続部が前記支持枠であること、前記電子放出素子
が表面伝導型電子放出素子であることを含む。
【0018】本発明によれば、電子放出素子を用いた画
像形成装置において、排気管接続部の機械的な強度を向
上させることができ、さらには、信頼性の高い真空シー
ルを得ることができる。
【0019】以下、本発明を詳細に説明する。 (実施態様)図1は、本発明の一実施態様を説明する図
であり、画像形成装置において排気管接続部を説明する
概略断面図である。
【0020】図1において、1は素子電極、電子放出素
子など(図示せず)を搭載する電子源基板、2は蛍光体
など(図示せず)を搭載するフェースプレート、3は支
持枠、4は封着用フリット、5は排気管、5aはフェー
スプレート上に設けられ、排気管5と連通する排気用貫
通孔、6は排気管固定用フリット、7は成形型、8は成
形型7に設けられたフリット注入口、9は外囲器であ
る。
【0021】前記成形型7は下方に向うに従って徐々に
大径になる略円錐台形状のもので、その上面には小径の
上部口7aが、下面には大径の下部口7bが形成されて
いる。
【0022】前記上部口7aと下部口7bとは、下方に
向うに従って大径となる内部孔7cによって連通してお
り、このため、前記成形型7は全体として略濾斗状にな
っている。
【0023】次に画像形成装置の製造方法を説明する。
電子源基板1、支持枠3、フェースプレート2、封着用
フリット4を固定し(固定用治具は図示せず)、焼成
し、外囲器9を作る。次に、排気管5を排気管貫通孔5
aの周囲上に、成形型7と組み合わせて、フェースプレ
ートにたいしてほぼ垂直に設置する。しかる後、フリッ
ト注入口8よりペースト状の排気管封着フリットを注入
し、焼成し、封着を行う。
【0024】焼成後、成形型7を取り外す。
【0025】その結果、図2に示すような画像形成装置
が製造できる。図2は画像形成装置の排気管接続部の拡
大断面図である。フリット面がフェース面及び排気管の
表面に漸近接線状に接続しているため、全体としてフェ
ースプレートと排気管がなめらかに接続され、このため
機械的な強度が向上し、なおかつ真空のリークパスが長
い画像形成装置が製造できる。
【0026】なお、本発明で用いる冷陰極電子源は、単
純な構成であり、製法が容易な表面伝導型電子放出素子
が好適である。
【0027】本発明に用いることのできる表面伝導型電
子放出素子は基本的に平面型表面伝導型電子放出素子及
び垂直型表面伝導型電子放出素子の2種類があげられ
る。
【0028】図13は基本的な表面伝導型電子放出素子
の構成を示す模式的平面図(a)及び断面図(b)であ
る。
【0029】図13において、201は基板、202、
203は素子電極、204は導電性薄膜、205は電子
放出部である。
【0030】基板201としては、石英ガラス、Na等
の不純物含有量の少ないガラス、青板ガラス、SiO2
を表面に形成したガラス基板、及びアルミナ等のセラミ
ックス基板が用いられる。
【0031】素子電極202、203の材料としては一
般的導電体が用いられ、例えばNi、Cr、Au、M
o、W、Pt、Ti、Al、Cu、Pd等の金属或は合
金及びPd、Ag、Au、RuO2 、Pd−Ag等の金
属或は金属酸化物とガラス等から構成される印刷導体、
In23 −SnO2 等の透明導電体及びポリシリコン
等の半導体材料から適宜選択される。
【0032】素子電極間隔Lは好ましくは数百オングス
トロームより数百マイクロメートルである。また素子電
極間に印加する電圧は低い方が望ましく、再現良く作成
することが要求されるため、特に好ましい素子電極間隔
は数マイクロメートルより数十マイクロメートルであ
る。
【0033】素子電極長さWは電極の抵抗値、電子放出
特性から数マイクロメートルより数百マイクロメートル
であり、また素子電極202、203の膜厚は、数百オ
ングストロームより数マイクロメートルが好ましい。
【0034】尚、図13の構成だけでなく、基板201
上に導電性薄膜204、素子電極202、203の電極
を順に形成させた構成にしてもよい。
【0035】導電性薄膜204は良好な電子放出特性を
得るために微粒子で構成された微粒子膜が特に好まし
く、その膜厚は素子電極202、203へのステップカ
バレージ、素子電極202、203間の抵抗値及び後述
する通電フォーミング条件等によって、適宜設定される
が、好ましくは数オングストロームから数千オングスト
ロームで、特に好ましくは10オングストロームより5
00オングストロームである。そのシート抵抗値は10
の3乗乃至10の7乗オーム/□である。
【0036】また導電性薄膜204を構成する材料は、
Pd、Pt、Ru、Ag、Au、Ti、In、Cu、C
r、Fe、Zn、Sn、Ta、W、Pb等の金属、Pd
O、SnO2 、In23 、PbO、Sb23 等の酸
化物、HfB2 、ZrB2 、LaB6 、CeB6 、YB
4 、GdB4 等の硼化物、TiC、ZrC、HfC、T
ac、SiC、WC等の炭化物、TiN、ZrN、Hf
N等の窒化物、Si、Ge等の半導体、カーボン等があ
げられる。
【0037】尚、ここで述べる微粒子膜とは複数の微粒
子が集合した膜であり、その微細構造として、微粒子が
個々に分散配置した状態のみならず、微粒子が互いに隣
接、あるいは重なり合った状態(島状も含む)の膜をさ
しており、微粒子の粒径は数オングストロームから数千
オングストロームであり、好ましくは10オングストロ
ームより200オングストロームである。
【0038】電子放出部205は導電性薄膜204の一
部に形成された高抵抗の亀裂であり、通電フォーミング
等により形成される。また亀裂内には数オングストロー
ムから数百オングストロームの粒径の導電性微粒子を有
することもある。この導電性微粒子は導電性薄膜204
を構成する物質の少なくとも一部の元素を含んでいる。
また電子放出部205及びその近傍の導電性薄膜204
は炭素及び炭素化合物を有することもある。
【0039】図14は基本的な垂直型表面伝導型電子放
出素子の構成を示す模式的図面である。
【0040】図14において図13と同一の構成部分に
ついては同一符号を付与してある。221は段差形成部
である。
【0041】基板201、素子電極202と203、導
電性薄膜204、電子放出部205は前述した平面型表
面伝導型電子放出素子と同様の材料で構成することがで
き、段差形成部221は絶縁性材料で構成され、段差形
成部221の膜厚が先に述べた平面型表面伝導型電子放
出素子の素子電極間隔Lに相当する。その間隔は数百オ
ングストロームより数十マイクロメートルである。また
その間隔は段差形成部の製法及び素子電極間に印加する
電圧により制御することができるが、好ましくは数百オ
ングストロームより数マイクロメートルである。
【0042】導電性薄膜204は素子電極202、20
3と段差形成部221作成後に形成するため、素子電極
202、203の上に積層される。尚、図14において
電子放出部205は段差形成部221に直線状に形成さ
れているように示されているが、作成条件、通電フォー
ミング条件等に依存し、形状、位置ともこれに限るもの
ではない。
【0043】上述の表面伝導型電子放出素子の製造方法
としては様々な方法があるが、その一例を図15に示
す。
【0044】以下、図13及び図15に基づいて電子源
基板の作製方法について説明する。尚、図13と同一の
構成部分については同一符号を付与してある。
【0045】1)基板201を洗剤、純水および有機溶
剤により十分に洗浄後、真空蒸着法、スパッタ法等によ
り素子電極材料を堆積する。その後、フォトリソグラフ
ィー技術により該基板上に素子電極202、203を形
成する(図15(a))。
【0046】2)素子電極202、203を設けた基板
201に、有機金属溶液を塗布して放置することにより
有機金属薄膜を形成する。ここでいう有機金属溶液とは
前述の導電性薄膜204を形成する金属を主元素とする
有機金属化合物の溶液である。その後、有機金属薄膜を
加熱焼成処理し、リフトオフ、エッチング等によりパタ
ーニングし、導電性薄膜204を形成する(図15
(b))。尚、ここでは有機金属薄膜の形成は塗布法に
より説明したが、これに限るものでなく真空蒸着法、ス
パッタ法、化学的気相堆積法、分散塗布法、ディッピン
グ法、スピンナー法等によって形成される場合もある。
【0047】3)続いて通電フォーミングと呼ばれる通
電処理を行う。通電フォーミングは素子電極202、2
03間に不図示の電源を用いて通電を行い、導電性薄膜
204を局所的に破壊、変形もしくは変質せしめ、構造
を変化させた部位を形成させるものである。この局所的
に構造変化させた部位を電子放出部205とよぶ(図1
5(c))。通電フォーミングの電圧波形の例を図16
に示す。
【0048】電圧波形は特にパルス波形が好ましく、パ
ルス波高値が一定の電圧パルスを連続的に印加する場合
(図16(a))とパルス波高値を増加させながら、電
圧パルスを印加する場合(図16(b))とがある。ま
ずパルス波高値が一定電圧とした場合(図16(a))
について説明する。
【0049】図16(a)におけるT1及びT2は電圧
波形のパルス幅とパルス間隔であり、T1を1マイクロ
秒〜10ミリ秒、T2を10マイクロ秒〜100ミリ秒
とし、三角波の波高値(通電フォーミング時のピーク電
圧)は表面伝導型電子放出素子の形態に応じて適宜選択
し、適当な真空度、例えば、10の−5乗torr程度
の真空雰囲気下で、数秒から数十分間印加する。尚、素
子の電極間に印加する波形は三角波に限定することはな
く、矩形波など所望の波形を用いても良い。
【0050】図16(b)におけるT1及びT2は、図
16(a)と同様であり、三角波の波高値(通電フォー
ミング時のピーク電圧)は、例えば0.1Vステップ程
度づつ増加させ、適当な真空雰囲気下で印加する。
【0051】尚、この場合の通電フォーミング処理はパ
ルス間隔T2中に、導電性薄膜204を局所的に破壊、
変形しない程度の電圧、例えば0.1V程度の電圧で、
素子電流を測定し、抵抗値を求め、例えば、1Mオーム
以上の抵抗を示した時に通電フォーミング終了とする。
【0052】4)次に通電フォーミングが終了した素子
に活性化工程と呼ぶ処理を施すことが望ましい。
【0053】活性化工程とは、例えば、10の−4乗〜
10の−5乗torr程度の真空度で、通電フォーミン
グ同様、パルス波高値が一定の電圧パルスを繰り返し印
加する処理のことであり、真空中に存在する有機物質に
起因する炭素及び炭素化合物を導電性薄膜上に堆積させ
素子電流If、放出電流Ieを著しく変化させる処理で
ある。活性化工程は素子電流Ifと放出電流Ieを測定
しながら、例えば、放出電流Ieが飽和した時点で終了
する。また印加する電圧パルスは動作駆動電圧で行うこ
とが好ましい。
【0054】尚、ここで炭素及び炭素化合物とはグラフ
ァイト(単、多結晶双方を指す)、非晶質カーボン(非
晶質カーボン及び多結晶グラファイトとの混合物を指
す)であり、その膜厚は500オングストローム以下が
好ましく、より好ましくは300オングストローム以下
である。
【0055】5)こうして作成した電子放出素子を通電
フォーミング工程、活性化工程における真空度よりも高
い真空度の雰囲気下に置いて動作駆動させるのが良い。
また更に高い真空度の雰囲気下で、80℃〜150℃に
加熱後、動作駆動させることが望ましい。
【0056】尚、通電フォーミング工程、活性化工程に
おける真空度よりも高い真空度とは、例えば約10の−
6乗以上の真空度であり、より好ましくは超高真空系で
あり、新たに炭素及び炭素化合物が導電薄膜上にほとん
ど堆積しない真空度である。こうすることによって素子
電流If、放出電流Ieを安定化させることが可能にな
る。
【0057】図17は、図13で示した構成を有する素
子の電子放出特性を測定するための測定評価装置の概略
構成図である。図17において、図13と同様の符号
は、同一の構成部分を示す。図17中、251は、電子
放出素子に素子電圧Vfを印加するための電源、250
は素子電極202、203間の導電性薄膜204を流れ
る素子電流Ifを測定するための電流計、254は、素
子の電子放出部より放出される放出電流Ieを捕捉する
ためのアノード電極、253は、アノード電極254に
電圧を印加するための高圧電源、252は、素子の電子
放出部205より放出される放出電流Ieを測定するた
めの電流計、255は真空装置、256は排気ポンプで
ある。
【0058】次に本発明の画像形成装置について述べ
る。画像形成装置に用いられる電子源基板は複数の表面
伝導型電子放出素子を基板上に配列することにより形成
される。
【0059】表面伝導型電子放出素子の配列の方式には
表面伝導型電子放出素子を並列に配置し、個々の素子の
両端を配線で接続するはしご型配置(以下はしご型配置
電子源基板と呼ぶ)や、表面伝導型電子放出素子の一対
の素子電極にそれぞれX方向配線、Y方向配線を接続し
た単純マトリクス配置(以下マトリクス型配置電子源基
板と呼ぶ)があげられる。尚、はしご型配置電子源基板
を有する画像形成装置には電子放出素子からの電子の飛
翔を制御する電極である制御電極(グリッド電極)を必
要とする。
【0060】以下、この原理に基づき構成した電子源の
構成について、図18を用いて説明する。271は電子
源基板、272はX方向配線、273はY方向配線、2
74は表面伝導型電子放出素子、275は結線である。
尚、表面伝導型電子放出素子274は前述した平面型あ
るいは垂直型どちらであってもよい。
【0061】同図において電子源基板271に用いる基
板は前述したガラス基板等であり、用途に応じて形状が
適宜設定される。
【0062】m本のX方向配線272は、Dx1、Dx
2、・・・Dxmからなり、Y方向配線273はDy
1、Dy2、・・・Dynのn本の配線よりなる。
【0063】また多数の表面伝導型素子にほぼ均等な電
圧が供給される様に材料、膜厚、配線幅が適宜設定され
る。これらm本のX方向配線272とn本のY方向配線
273間は不図示の層間絶縁層により電気的に分離され
てマトリックス配線を構成する。(m、nは共に正の整
数) 不図示の層間絶縁層はX方向配線272を形成した基板
271の全面或は一部の所望の領域に形成される。X方
向配線272とY方向配線273はそれぞれ外部端子を
介して引き出される。
【0064】更に、表面伝導型放出素子274の素子電
極(不図示)がm本のX方向配線272とn本のY方向
配線273と結線275によって電気的に接続されてい
る。また表面伝導型電子放出素子は基板あるいは不図示
の層間絶縁層上のどちらに形成してもよい。
【0065】また詳しくは後述するが前記X方向配線2
72にはX方向に配列する表面伝導型放出素子274の
行を入力信号に応じて走査するための走査信号を印加す
るための不図示の走査信号発生手段と電気的に接続され
ている。
【0066】一方、Y方向配線273にはY方向に配列
する表面伝導型放出素子274の列の各列を入力信号に
応じて、変調するための変調信号を印加するための不図
示の変調信号発生手段と電気的に接続されている。
【0067】更に表面伝導型電子放出素子の各素子に印
加される駆動電圧は当該素子に印加される走査信号と変
調信号の差電圧として供給されるものである。
【0068】上記構成において、単純なマトリクス配線
だけで個別の素子を選択して独立に駆動可能になる。
【0069】つぎに以上のようにして作成したマトリク
ス型配置電子源基板を用いた画像形成装置について、図
19、図20及び図21を用いて説明する。図19は画
像形成装置の基本構成図であり、図20は蛍光膜、図2
1はNTSC方式のテレビ信号に応じて表示をするため
の駆動回路のブロック図を示し、その駆動回路を含む画
像形成装置を表す。
【0070】図19において271は電子放出素子を基
板上に作製した電子源基板、281は電子源基板271
を固定したリアプレート、286はガラス基板283の
内面に蛍光膜284とメタルバック285等が形成され
たフェースプレート、282は支持枠であり、これら部
材によって外囲器288が構成される。
【0071】図19において274は電子放出部で、図
13における電子放出部205に相当する。272、2
73は表面伝導型電子放出素子の一対の素子電極と接続
されたX方向配線及びY方向配線である。
【0072】外囲器288は、上述の如くフェースプレ
ート286、支持枠282、リアプレート281で外囲
器288を構成したが、リアプレート281は主に電子
源基板271の強度を補強する目的で設けられるため、
電子源基板271自体で十分な強度を持つ場合は別体の
リアプレート281は不要であり、電子源基板271に
直接支持枠282を設け、フェースプレート286、支
持枠282、電子源基板271にて外囲器288を構成
しても良い。
【0073】図20はフェースプレートの蛍光膜の構成
を示すもので、292は蛍光体である。蛍光体292は
モノクロームの場合は蛍光体のみからなるが、カラーの
蛍光膜の場合は蛍光体の配列によりブラックストライプ
あるいはブラックマトリクスなどと呼ばれる黒色導電材
291と蛍光体292とで構成される。ブラックストラ
イプ、ブラックマトリクスが設けられる目的はカラー表
示の場合、必要となる三原色蛍光体の各蛍光体292間
の塗り分け部を黒くすることで混色等を目立たなくする
ことと図19に示す蛍光膜284における外光反射によ
るコントラストの低下を抑制することである。ブラック
ストライプの材料としては、通常良く用いられている黒
鉛を主成分とする材料だけでなく、導電性があり、光の
透過及び反射が少ない材料であればこれに限るものでは
ない。
【0074】この蛍光体292及び黒色導電材291は
ガラス基板283(図19)上に形成されている。
【0075】ガラス基板283に蛍光体を塗布する方法
はモノクローム、カラーによらず沈澱法や印刷法が用い
られる。
【0076】また蛍光膜284(図19)の内面側には
通常メタルバック285(図19)が設けられる。メタ
ルバックの目的は蛍光体の発光のうち内面側への光をフ
ェースプレート286側へ鏡面反射することにより輝度
を向上すること、電子ビーム加速電圧を印加するための
電極として作用すること、外囲器内で発生した負イオン
の衝突によるダメージから蛍光体を保護すること等であ
る。メタルバックは蛍光膜作製後、蛍光膜の内面側表面
の平滑化処理(通常フィルミングと呼ばれる)を行い、
その後Al(アルミ)を真空蒸着等で堆積することで作
製できる。
【0077】フェースプレート286には、更に蛍光膜
284の導電性を高めるため、蛍光膜284の外面側に
透明電極(不図示)を設けてもよい。
【0078】外囲器288は不図示の排気管を通じ、1
-7torr程度の真空度にされ、この状態で封止がお
こなわれる。また外囲器288の封止後の真空度を維持
するためにゲッター処理を行う場合もある。これは外囲
器288の封止を行う直前あるいは封止後に抵抗加熱あ
るいは高周波加熱等の加熱法により、外囲器288内の
所定の位置(不図示)に配置されたゲッターを加熱し、
蒸着膜を形成する処理である。ゲッターは通常Ba等が
主成分であり、該蒸着膜の吸着作用により、例えば1×
10-5torr乃至は1×10-7torrの真空度を維
持するものである。
【0079】尚、表面伝導型電子放出素子のフォーミン
グ以降の工程は適宜設定される。
【0080】次に、マトリクス型配置電子源基板を用い
て構成した画像形成装置を、NTSC方式のテレビ信号
に基づきテレビジョン表示を行う為の駆動回路の概略構
成を図21のブロック図を用いて説明する。301は本
発明の画像形成装置であり、また302は走査回路、3
03は制御回路、304はシフトレジスタ、305はラ
インメモリ、306は同期信号分離回路、307は変調
信号発生器、VxおよびVaは直流電圧源である。
【0081】以下、各部の機能を説明するがまず画像形
成装置301は端子Dox1ないしDoxmおよび端子
Doy1ないしDoynおよび高圧端子Hvを介して外
部の電気回路と接続している。このうち端子Dox1な
いしDoxmには前記画像形成装置内に設けられている
電子源、すなわちM行N列の行列状にマトリクス配線さ
れた表面伝導型電子放出素子を一行(N素子)ずつ順次
駆動してゆく為の走査信号が印加される。
【0082】一方、端子Dy1ないしDynには前記走
査信号により選択された一行の表面伝導型電子放出素子
の各素子の出力電子ビームを制御する為の変調信号が印
加される。また高圧端子Hvには直流電圧源Vaより、
例えば10[kV]の直流電圧が供給されるが、これは
表面伝導型電子放出素子より出力される電子ビームに蛍
光体を励起するのに十分なエネルギーを付与する為の加
速電圧である。
【0083】次に走査回路302について説明する。同
回路は内部にM個のスイッチング素子を備えるもので
(図中、S1ないしSmで模式的に示している)、各ス
イッチング素子は直流電圧源Vxの出力電圧もしくは0
[V](グランドレベル)のいずれか一方を選択し、表
示パネル301の端子Dx1ないしDxmと電気的に接
続するものである。S1ないしSmの各スイッチング素
子は制御回路303が出力する制御信号Tscanに基
づいて動作するものだが実際には例えばFETのような
スイッチング素子を組み合わせる事により構成する事が
可能である。
【0084】尚、前記直流電圧源Vxは前記表面伝導型
電子放出素子の特性(電子放出しきい値電圧)に基づき
走査されていない素子に印加される駆動電圧が電子放出
しきい値電圧以下となるような一定電圧を出力するよう
設定されている。
【0085】また制御回路303は外部より入力する画
像信号に基づいて適切な表示が行なわれるように各部の
動作を整合させる働きをもつものである。次に説明する
同期信号分離回路306より送られる同期信号Tsyn
cに基づいて各部に対してTscan、Tsftおよび
Tmryの各制御信号を発生する。
【0086】同期信号分離回路306は外部から入力さ
れるNTSC方式のテレビ信号から同期信号成分と輝度
信号成分とを分離する為の回路で周波数分離(フィルタ
ー)回路を用いれば構成できるものである。同期信号分
離回路306により分離された同期信号は良く知られる
ように垂直同期信号と水平同期信号より成るが、ここで
は説明の便宜上Tsync信号として図示した。一方、
前記テレビ信号から分離された画像の輝度信号成分を便
宜上DATA信号と表すが同信号はシフトレジスタ30
4に入力される。
【0087】シフトレジスタ304は時系列的にシリア
ルに入力される前記DATA信号を画像の1ライン毎に
シリアル/パラレル変換するためのもので前記制御回路
303より送られる制御信号Tsftに基づいて動作す
る。(すなわち制御信号Tsftは、シフトレジスタ3
04のシフトクロックであると言い換えても良い。)シ
リアル/パラレル変換された画像1ライン分(電子放出
素子N素子分の駆動データに相当する)のデータは1d
1乃至1dnのN個の並列信号として前記シフトレジス
タ304より出力される。
【0088】ラインメモリ305は画像1ライン分のデ
ータを必要時間の間だけ記憶する為の記憶装置であり、
制御回路303より送られる制御信号Tmryにしたが
って適宜Id1ないしIdnの内容を記憶する。記憶さ
れた内容はIdlないしIdnとして出力され変調信号
発生器307に入力される。
【0089】変調信号発生器307は前記画像データI
d1ないしIdnの各々に応じて表面伝導型電子放出素
子の各々を適切に駆動変調する為の信号源で、その出力
信号は端子Doy1ないしDoynを通じて表示パネル
301内の表面伝導型電子放出素子に印加される。
【0090】本発明に関わる電子放出素子は放出電流I
eに対して以下の基本特性を有している。すなわち電子
放出には明確な閾値電圧Vthがあり、Vth以上の電
圧を印加された時のみ電子放出が生じる。
【0091】また電子放出閾値以上の電圧に対しては素
子への印加電圧の変化に応じて放出電流も変化してゆ
く。尚、電子放出素子の材料や構成、製造方法を変える
事により電子放出閾値電圧Vthの値や印加電圧に対す
る放出電流の変化の度合いが変わる場合もあるが、いず
れにしても以下のような事がいえる。
【0092】すなわち、本素子にパルス状の電圧を印加
する場合、例えば電子放出閾値以下の電圧を印加しても
電子放出は生じないが電子放出閾値以上の電圧を印加す
る場合には電子ビームが出力される。その際、第一には
パルスの波高値Vmを変化させる事により出力電子ビー
ムの強度を制御する事が可能である。第二には、パルス
の幅Pwを変化させる事により出力される電子ビームの
電荷の総量を制御する事が可能である。
【0093】したがって、入力信号に応じて電子放出素
子を変調する方式としては、電圧変調方式、パルス幅変
調方式等があげられ、電圧変調方式を実施するには変調
信号発生器307としては一定の長さの電圧パルスを発
生するが入力されるデータに応じて適宜パルスの波高値
を変調するような電圧変調方式の回路を用いる。
【0094】またパルス幅変調方式を実施するには変調
信号発生器307としては、一定の波高値の電圧パルス
を発生するが入力されるデータに応じて適宜電圧パルス
の幅を変調するようなパルス幅変調方式の回路を用いる
ものである。
【0095】以上に説明した一連の動作により本発明の
画像形成装置を用いてテレビジョンの表示を行なえる。
尚、上記説明中特に記載しなかったがシフトレジスタ3
04やラインメモリ305はデジタル信号式のものでも
アナログ信号式のものでも差し支えなく、要は画像信号
のシリアル/パラレル変換や記憶が所定の速度で行なわ
れればよい。
【0096】デジタル信号式を用いる場合には同期信号
分離回路306の出力信号DATAをデジタル信号化す
る必要があるが、これは306の出力部にA/D変換器
を備えれば可能である。また、これと関連してラインメ
モリ305の出力信号がデジタル信号かアナログ信号か
により、変調信号発生器307に用いられる回路が若干
異なったものとなる。
【0097】まずデジタル信号の場合について述べる。
電圧変調方式においては変調信号発生器307には、例
えばよく知られるD/A変換回路を用い、必要に応じて
増幅回路などを付け加えればよい。またパルス幅変調方
式の場合、変調信号発生器307は、例えば高速の発振
器および発振器の出力する波数を計数する計数器(カウ
ンタ)および計数器の出力値と前記メモリの出力値を比
較する比較器(コンパレータ)を組み合せた回路を用い
ることにより構成できる。必要に応じて比較器の出力す
るパルス幅変調された変調信号を表面伝導型電子放出素
子の駆動電圧にまで電圧増幅するための増幅器を付け加
えてもよい。
【0098】次にアナログ信号の場合について述べる。
電圧変調方式においては変調信号発生器307には、例
えばよく知られるオペアンプなどを用いた増幅回路を用
いればよく、必要に応じてレベルシフト回路などを付け
加えてもよい。またパルス幅変調方式の場合には例えば
よく知られた電圧制御型発振回路(VCO)を用いれば
よく、必要に応じて表面伝導型電子放出素子の駆動電圧
にまで電圧増幅するための増幅器を付け加えてもよい。
【0099】以上のように完成した画像形成装置におい
て、各電子放出素子には、容器外端子Dox1ないしD
oxm、Doy1ないしDoynを通じ、電圧を印加す
ることにより、電子放出させ、高圧端子Hvを通じ、メ
タルバック285、あるいは透明電極(不図示)に高圧
を印加し、電子ビームを加速し、蛍光膜284に衝突さ
せ、励起・発光させることで画像を表示することができ
る。
【0100】以上述べた構成は、表示等に用いられる好
適な画像形成装置を作製する上で必要な概略構成であ
り、例えば各部材の材料等、詳細な部分は上述内容に限
られるものではなく、画像形成装置の用途に適するよう
適宜選択する。また、入力信号例として、NTSC方式
をあげたが、これに限るものでなく、PAL、SECA
M方式などの諸方式でもよく、また、これよりも、多数
の走査線からなるTV信号(例えば、MUSE方式をは
じめとする高品位TV)方式でもよい。
【0101】次に、前述のはしご型配置電子源基板及び
それを用いた画像形成装置について図22、図23によ
り説明する。
【0102】図22において、310は電子源基板、3
11は電子放出素子、312のDx1〜Dx10は前記
電子放出素子に接続する共通配線である。電子放出素子
311は、基板310上に、X方向に並列に複数個配置
される。(これを素子行と呼ぶ)。この素子行を複数個
基板上に配置し、はしご型電子源基板となる。各素子行
の共通配線間に適宜駆動電圧を印加することで、各素子
行を独立に駆動することが可能になる。すなわち、電子
ビームを放出させる素子行には電子放出閾値以上の電圧
を、電子ビームを放出させない素子行には電子放出閾値
以下の電圧を印加すればよい。また各素子行間の共通配
線Dx2〜Dx9を、例えばDx2、Dx3を同一配線
とする様にしても良い。
【0103】図23ははしご型配置の電子源を備えた画
像形成装置の構造を示すための図である。320はグリ
ッド電極、321は電子が通過するための空孔、322
は、Dox1、Dox2・・・Doxmよりなる容器外
端子、323はグリッド電極320と接続されたG1、
G2、・・・Gnからなる容器外端子、310は前述の
様に各素子行間の共通配線を同一配線とした電子源基板
である。尚、図19、21と同一の符号は同一の部材を
示す。前述の単純マトリクス配置の画像形成装置(図1
9)との違いは、電子源基板310とフェースプレート
286の間にグリッド電極320を備えている事であ
る。
【0104】基板310とフェースプレート286の中
間には、グリッド電極320が設けられている。グリッ
ド電極320は、表面伝導型放出素子から放出された電
子ビームを変調することができるもので、はしご型配置
の素子行と直交して設けられたストライプ状の電極に電
子ビームを通過させるため、各素子に対応して1個ずつ
円形の空孔321が設けられている。グリッドの形状や
設置位置は必ずしも図23のようなものでなくともよ
く、開口としてメッシュ状に多数の通過口をもうけるこ
ともあり、また例えば表面伝導型放出素子の周囲や近傍
に設けてもよい。容器外端子322およびグリッド容器
外端子323は、不図示の制御回路と電気的に接続され
ている。
【0105】本画像形成装置では素子行を1列ずつ順次
駆動(走査)していくのと同期してグリッド電極列に画
像1ライン分の変調信号を同時に印加することにより、
各電子ビームの蛍光体への照射を制御し、画像を1ライ
ンずつ表示することができる。
【0106】また本発明によればテレビジョン放送の表
示装置のみならずテレビ会議システム、コンピューター
等の表示装置に適した画像形成装置を提供することがで
きる。さらには感光性ドラム等で構成された光プリンタ
ーとしての画像形成装置としても用いることもできる。
【0107】また電子放出素子として表面伝導型電子放
出素子ばかりでなく、MIM型電子放出素子、電界放出
型電子放出素子等の冷陰極電子源にも適用可能である、
更には熱電子源による画像形成装置にも適用することが
できる。
【0108】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明する。 (実施例1)図1は画像形成装置の断面拡大図である。
【0109】図1において、1は前述のようにして得ら
れた表面伝導型電子放出素子を有するマトリクス型配置
電子源を搭載する電子源基板、2は蛍光体などを搭載す
るフェースプレート、3は支持枠、4は封着用フリッ
ト、5は排気管、5aはフェースプレート上に設けら
れ、排気管5と連通する排気用貫通孔、6は排気管固定
用フリット、7は排気管固定用フリット6の焼成形状を
制御するための成形型、8は成形型7に設けられたフリ
ット注入口、9は外囲器である。
【0110】次に製造方法を説明する。電子源基板1と
フェースプレート2と支持枠3および封着用フリット4
をあらかじめ定めてある位置関係で固定し(固定用治具
は図示せず)、焼成固着し、外囲器9を作る。さらに、
排気管5を排気管貫通孔5a上に、成形型7と組み合わ
せて、フェースプレートに対してほぼ垂直に設置する
(固定用治具は図示せず)。しかる後、フリット注入口
8よりペースト状の排気管固定用フリット6を注入し、
焼成により封着を行う。
【0111】図3に成形型7の斜視図を示す。成形型7
の断面における内面の曲線として円弧の一部を用いた。
図3において、10は成形型7の分割線である。成形型
7は分割線10に沿って2つに分割することが可能とな
っている。また、成形型7の材質としては、焼成後のフ
リットガラスと剥離し易いアルミニウムを用い、プレス
加工によって作製した。また、切削加工により成形型7
を作製しても、同様の結果が得られた。
【0112】封着後、成形型7を排気管固定用フリット
6からはがしながら、分割線10に沿って分割し、排気
管5、外囲器9から取り除く。
【0113】上述の結果として製造された画像形成装置
(表示パネル)の断面拡大図を図2に示す。外囲器9と
排気管5の接続において、フリットの焼成後の形状は制
御されたもので、十分な強度剛性をもち、かつ真空リー
クに対して信頼性の高い画像形成装置(表示パネル)を
作製することができ、さらに前述の駆動機構を用い、画
像形成装置を製造することができた。
【0114】なお、本実施例では、電子源基板1として
表面伝導型電子放出素子を有するマトリクス型配置電子
源基板を用いたが、上述のはしご型配置電子源基板を用
いても、同様の結果が得られた。これは、本発明で説明
する全ての実施例においても同様である。
【0115】本実施例では、フリット注入口8の数を2
つ、排気管5の本数を1本、成形型7の分割数を2つと
しているが、本発明はこの数を限定するものではない。
【0116】本実施例では、成形型7の断面における内
面の曲線(排気管固定用フリット6と接触している部
分)として円弧の一部を用いた。しかし、機械的な強度
を保つためにはなめらかな曲線であればよい。成形型の
断面形状を図4a、図4bおよび図4cに例示した。複
数の円弧をなめらかに接続した形状(図4a)、または
複数の直線と複数の円弧をなめらかに接続した形状(図
4b)、または複数の直線をなめらかに接続した形状
(図4c)を用いても同様の結果が得られた。
【0117】また、成形型7のフリットとの接触面に銀
などのフリットと密着性の悪い金属のコーティングを施
しても同様の結果が得られた。
【0118】本実施例では、外囲器9の製造方法とし
て、電子源基板1とフェースプレート2と支持枠3を封
着用フリット4を用いて同時に焼成固着を行ったが、本
発明では外囲器9の製造方法をこれに限定するものでは
なく、他の製造方法を用いても構わない。また、外囲器
を焼成して作るときに、同時に排気管を接続するように
しても、上記と同様の結果が得られた。これは、本発明
で説明する全ての実施例においても同様である。 (実施例2)図5は第二の実施例を説明するための画像
形成装置の断面拡大図である。
【0119】図5において、11は排気管固定用フリッ
ト6の焼成形状を制御するための成形型である。
【0120】成形型11の斜視図を図7に示す。図7に
おいて、10は分割線であり、成形型11は、分割線1
0において二つに分割する。
【0121】次に製造方法を説明する。電子源基板1、
フェースプレート2、支持枠3と封着用フリット4を所
定の位置に配置固定し(固定用治具は図示せず)、焼成
固着を行い、外囲器9を作る。次に、排気管5を排気管
貫通孔5a上に、フェースプレート2にたいしてほぼ垂
直に設置し(固定用治具は図示せず)、排気管固定用フ
リットを排気管5とフェースプレート2との接合部に一
定量塗布し、その上に成形型11をかぶせて、焼成,封
着を行った。封着後に、分割線10より成形型11を分
割しながら排気管固定用フリット6よりはずした。な
お、成形型11には、焼成後のフリットガラスと剥離し
易いアルミニウムを用い、プレス加工によって作製し
た。また、切削加工により成形型7を作製しても、同様
の結果が得られた。
【0122】上述の結果として製造された画像形成装置
の断面拡大図を図6に示す。外囲器9と排気管5の接続
において、フリットの焼成後の形状は制御されたもの
で、十分な強度剛性をもち、かつ真空リークに対して信
頼性の高い画像表示装置(表示パネル)を作製すること
ができ、前述の駆動機構を用い、画像形成装置を製造す
ることができた。 (実施例3)図8は第三の実施例を説明するための画像
形成装置の断面拡大図である。
【0123】図8において、13はタブレット、14は
成形型である。
【0124】次に製造方法を説明する。あらかじめ、フ
リットを焼成成形もしくはプレス成形により所定の形状
に固めて、フリットのタブレット13を製造しておく。
図10にタブレット13の斜視図を示す。上述の実施例
1と同じように外囲器9を作り、その後、排気管5を排
気管貫通孔5a上に、成形型14とタブレット13を組
み合わせて、フェースプレートに対してほぼ垂直に設置
する(固定用治具は図示せず)。なお、成形型14は実
施例2で用いた成形型11と同じものを用いた。しかる
後、焼成し、封着を行なった。封着後、成形型14を取
り外した。
【0125】上述の結果として製造された画像形成装置
(表示パネル)の断面拡大図を図9に示す。外囲器9と
排気管5の接続において、フリットの焼成後の形状を制
御することができ、十分な強度剛性をもち、かつ真空リ
ークに対して信頼性の高い画像形成装置(表示パネル)
を作製することができ、前述の駆動機構を用いて、画像
形成装置を製造することができた。
【0126】なお、本発明において、成形型の外側の形
状、すなわち、排気管固定用フリット6と接触しない部
分の形状については、とくに限定するものではない。図
11に、ドーナツ状の形成型16を用いた画像形成装置
の製造方法を示す。図11において、16はドーナツ状
の形成型である。製造法は上記実施例と同じである。本
実施例では、排気管5を外囲器9と接続する際に、排気
管5がフェースプレート2に接続しているが、電子源基
板1または支持枠3に接続してもよい。フェースプレー
ト2において排気管貫通孔5aを設ける場所がない時に
有効である。図12に、排気管5を支持枠3に設けられ
た排気管貫通孔15を通じて支持枠3に接続したものを
示す。同様に、排気管5と外囲器9との接続において、
排気管5を電子源基板1に接続しても、同様の結果が得
られた。
【0127】上述の排気管5と外囲器9との接続は、本
発明の全実施例にわたり、電子源基板1、フェースプレ
ート2、および支持枠3のいずれに対しても同様の結果
が得られた。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子放出素子、とくに表面伝導型電子放出素子を用いた
画像形成装置において、高い強度剛性と真空リークに対
する信頼性を兼ね備える排気管の接合が可能となり、画
像形成装置の製造が容易になるとともに、製造歩留まり
が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施例を説明するための画像形成装置の
断面拡大図である。
【図2】第一の実施例で製造した画像形成装置(表示パ
ネル)の断面拡大図である。
【図3】第一の実施例で用いた成形型の斜視図である。
【図4】内面形状の異なる成形型を示す断面図で、aは
円弧をなめらかに接続した曲線で形成された成形型、b
は複数の直線と複数の円弧をなめらかに接続した曲線で
形成された成形型、cは複数の直線をなめらかに接続し
た曲線で形成された成形型を示す。
【図5】第二の実施例を説明するための画像形成装置の
断面拡大図である。
【図6】第二の実施例で製造した画像形成装置(表示パ
ネル)の断面拡大図である。
【図7】第二の実施例で用いる成形型を示す斜視図であ
る。
【図8】第三の実施例を説明するための画像形成装置の
断面拡大図である。
【図9】第三の実施例で製造した画像形成装置(表示パ
ネル)の断面拡大図である。
【図10】第三の実施例で用いた成形型の斜視図であ
る。
【図11】本発明の他の実施例を説明する断面拡大図で
ある。
【図12】排気管を支持枠に接続した画像形成装置の断
面拡大図である。
【図13】本発明に用いる基本的な表面伝導型電子放出
素子の構成例を示す模式的平面図(a)及び断面図
(b)である。
【図14】本発明に用いる基本的な垂直型表面伝導型電
子放出素子の構成例を示す模式的断面図である。
【図15】表面伝導型電子放出素子の製造方法の一例を
示すもので、(a)、(b)、(c)は各工程を示すも
のである。
【図16】(a)、(b)はそれぞれ異なる通電フォー
ミングの電圧波形例を示すグラフである。
【図17】電子放出特性を測定するための測定評価装置
の一例を示す概略構成図である。
【図18】単純マトリクス配置の電子源の構成を示す説
明図である。
【図19】画像形成装置の概略構成斜視図である。
【図20】(a)、(b)の2種類の蛍光膜の構成を示
す説明図である。
【図21】NTSC方式のテレビ信号に応じて表示を行
なうための駆動回路を有する画像形成装置のブロック図
である。
【図22】梯子配置の電子源の構成を示す説明図であ
る。
【図23】梯子配置の電子源を組込んだ画像形成装置の
概略構成斜視図である。
【図24】従来の表面伝導型電子放出素子の構成を示す
平面図である。
【図25】従来の画像形成装置の構成例を示す断面図で
ある。
【図26】従来の画像形成装置の製造方法に用いるタブ
レットを示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 電子源基板 2 フェースプレート 3 支持枠 4 封着用フリット 5 排気管 5a 排気用貫通孔 6 排気管固定用フリット 7 成形型 8 フリット注入口 9 外囲器 10 分割線 11 成形型 13 タブレット 14 成形型 15 排気管貫通孔 16 成形型 101 基板 101a 排気管用貫通孔 102 カバーガラス 103 封止用フリット 104 排気管 105 タブレット 201 基板 202 素子電極 203 素子電極 204 導電性薄膜 205 電子放出部 221 段差形成部 250 素子電極202・203間の導電性薄膜20
4を流れる素子電流Ifを測定するための電流計 251 電子放出素子に素子電圧Vfを印加するため
の電源 253 アノード電極254に電圧を印加するための
高圧電源 254 素子の電子放出部より放出される放出電流I
eを捕捉するためのアノード電極 252 素子の電子放出部205より放出される放出
電流Ieを測定するための電流計 255 真空装置 256 排気ポンプ 271 電子源基板 272 X方向配線 273 Y方向配線 274 表面伝導型電子放出素子 275 結線 281 リアプレート 282 支持枠 283 ガラス基板 284 蛍光膜 285 メタルバック 286 フェースプレート 287 高圧端子 288 外囲器 291 黒色導電材 292 蛍光体 301 画像形成装置 302 走査回路 303 制御回路 304 シフトレジスタ 305 ラインメモリ 306 同期信号分離回路 307 変調信号発生器 310 電子源基板 311 電子放出素子 312 Dx1〜Dx10は前記電子放出素子を配線
するための共通配線 320 グリッド電極 321 電子が通過するための空孔 322 Dox1、Dox2・・・Doxmよりなる
容器外端子 323 グリッド電極320と接続されたG1、G
2、・・・Gnからなる容器外端子 Vx、Va直流電圧線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 9/26 H01J 31/12

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電子放出素子と素子電極を含む電
    子源基板と、該電子源基板に対向配置され電子放出素子
    から放出される電子を受ける被照射部材を搭載したフェ
    ースプレートと、該電子源基板と該フェースプレートと
    の間に配置された支持枠とによって構成される外囲器に
    該外囲器の内外を連通する排気管を固着する画像形成装
    置の製造方法において、該排気管を該外囲器に固着する
    排気管固着用フリットを成形型で覆いながら焼成固着し
    て、焼成後の形状を制御する工程を有することを特徴と
    する画像形成装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記成形型がフリット注入口を有してな
    り、前記排気管と前記外囲器の固着部を前記成形型で覆
    い、次いで前記成形型の該フリット注入口から前記排気
    管固着用フリットを流し込み、その後焼成固着する請求
    1記載の画像形成装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 排気管固着用フリットを前記排気管と前
    記外囲器の接続部に塗布した後、該排気管固着用フリッ
    トを前記成形型で覆い、焼成固着する請求項1記載の画
    像形成装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 あらかじめ焼成成形またはプレス成形さ
    れたフリットガラスのタブレットと前記排気管を前記外
    囲器と前記排気管との接続部に配置し、さらに該タブレ
    ットを前記成形型で覆い、焼成固着する請求項1記載の
    画像形成装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記成形型の前記排気管固着フリットと
    接する面の排気管軸方向に沿った断面形状が円弧の一部
    である請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記成形型の前記排気管固着フリットと
    接する面の排気管軸方向に沿った断面形状が複数の直線
    または円弧の一部と複数の直線で作られるなめらかな曲
    線である請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装
    置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記成形型の前記排気管固着フリットと
    接する面と前記排気管とが漸近接線を形成してなる請求
    項1乃至のいずれかに記載の画像形成装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記排気管と前記外囲器との接続部が前
    記フェースプレートである請求項1乃至のいずれかに
    記載の画像形成装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記排気管と前記外囲器の接続部が前記
    電子源基板である請求項1乃至のいずれかに記載の画
    像形成装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記排気管と前記外囲器の接続部が前
    記支持枠である請求項1乃至のいずれかに記載の画像
    形成装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記電子放出素子が表面伝導型電子放
    出素子である請求項1乃至10のいずれかに記載の画像
    形成装置の製造方法。
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