JPH0935516A - 照明器具及びその製造方法 - Google Patents

照明器具及びその製造方法

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JPH0935516A
JPH0935516A JP20377795A JP20377795A JPH0935516A JP H0935516 A JPH0935516 A JP H0935516A JP 20377795 A JP20377795 A JP 20377795A JP 20377795 A JP20377795 A JP 20377795A JP H0935516 A JPH0935516 A JP H0935516A
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JP
Japan
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plate
metal plate
side plates
reflector
manufactured
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JP20377795A
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English (en)
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Tomozou Kurimura
與蔵 栗村
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Taisei Electronic Industries Co Ltd
Original Assignee
Taisei Electronic Industries Co Ltd
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンピュータ制御される金属板加工装置によ
り、プレス金型を用いることなく金属板を切断して製作
した部品を組み付けるだけで、任意かつ良好な配光精度
の反射板を器具外箱とした照明器具を製作し、プレス金
型の製作費用を不要化して安価に、かつ極めて短期間で
照明器具を製作できるようにし、多種少量生産に容易に
対応できるようにする。 【構成】 金型を使用することなく金属板を所望の形状
に切断する切断装置を用いて金属板を展開形状に切断し
た後、該金属板を立体的に曲げ加工して一対の強度の大
きい側板を製作すると共に、金属板にわずかな曲げ加工
を施して製作された反射板の両端部に該側板を一体的に
組み付けて照明器具を製作するようにした構成を特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明器具及びその
製造方法に係り、特にコンピュータ制御される金属板加
工装置により金属板を展開形状に切断した後、少なくと
も曲げ加工を施して製作された一対の強度の大きい立体
構造の側板を、わずかな曲げ加工等により製作された反
射板の両端部に夫々固定するだけで照明器具が完成する
ようにし、多数の専用プレス金型を製作することなく、
極めて簡単に配光精度の高い反射板を具備した照明器具
を製作できるようにして多種少量生産の照明器具に容易
に対応することができるようにした照明器具及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の照明器具1は、図13及び図14
において、高純度のアルミニウム板を絞り金型(図示せ
ず)により絞り加工後研磨して(電解研磨及び化学研磨
等)1面のみが開放された箱形に形成して表面2aを持
つ反射板2を製作し、ランプ取付け用ソケット等(図示
せず)又は電源ボックス、灯具固定用アーム等(図示せ
ず)を具備して製作し、或いは該反射板よりも大きい強
度を持つように該反射板2より厚い金属板を絞り加工
し、又は板金加工して種々の形状にデザインされた外箱
3を反射板2の外側に一体的に組み付け、更に反射板2
の内側に照明ランプ4を装着して製作されていた。
【0003】照明器具1の中には、少種大量生産のもの
もあるが、例えば街路灯、公園、テニスコート、駐車場
等の施設用の照明器具においては、同一形状のものを大
量に生産することは比較的少なく、通常、顧客の要求に
応じて多様のデザインの照明器具1を必要数だけ生産す
る、いわゆる多種少量生産されることが多い。
【0004】一方、上記した従来の照明器具1は、反射
板2及び外箱3が絞り加工或いは板金加工等によって製
作されているので、反射板の配光制御機能及び灯具のデ
ザイン等が変更となるごとに新しい金型を製作しなけれ
ばならず、ランプ4を装着できるように金属板を深く絞
り加工する必要から次第に絞り深さを深くした複数個の
金型を使用して製作されており、1つのデザインの照明
器具1を製作するためにも多数の金型が必要となってデ
ザイン変更が困難で、該金型の製作に莫大な製作費用及
び製作期間を要するという欠点があり、このため照明器
具の製造業者にとっては、販売数量が伸びない場合に金
型費が回収できないリスクが大きいという問題があっ
た。
【0005】また反射板の形状は、絞り加工で製作でき
る形状に限定されるため、照明器具1の形状を任意のデ
ザインとすることができず、重要な商品特性の1つであ
るデザインが制限されてしまい、また用途別施設照明器
具の場合、種々異なった配光機能の反射板が要求され、
なお該反射板が器具の外覆箱を兼ねる構造の場合は、絞
り加工製造で対応することは大変難しく、莫大な費用と
製作期間を要する欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、レーザー加工装置、ワイヤカット
装置等のように金型を使用することなく金属板を所望の
形状に切断する切断装置を用いて金属板を(後の側板
の)展開形状に切断した後、該金属板を立体的に曲げ加
工して一対の強度の大きい側板を製作すると共に、金属
板にわずかな曲げ加工を施して製作された反射板の両端
部に該側板を一体的に組み付けて照明器具を製作するこ
とにより、金型を使用することなく、用途別に異なった
任意かつ精度のよい配光機能を持った反射板を器具の外
箱兼用として、照明器具を製作できるようにすることで
あり、またこれによって金型の製作費用を不要化して安
価に、かつ極めて短期間で照明器具を製作できるように
することであり、また多種少量生産に容易に対応できる
ようにすることである。
【0007】また他の目的は、上記構成により、金型形
状に制限されることなく、任意の形状の照明器具を製作
することができるようにすることであり、またこれによ
って、従来製作が困難であったデザインの照明器具を、
容易に製作して顧客の多様な要求に応えることができる
ようにすることである。
【0008】更に他の目的は、わずかに曲げ加工して製
作された反射板の開放面を覆うように透明板を封止部材
を介して装着することにより、該反射板の内部に配設さ
れた照明ランプからの光を該透明板を通して外部に照射
できるようにすることであり、またこれによって照明器
具を屋外に設置しても照明ランプ及び反射板に雨が懸か
ったり、埃で汚れることを防止して長期間安定して屋外
灯として使用できるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】要するに本発明方法(請
求項1)は、金属板を所望の形状に切断する切断装置に
より、金属板を展開形状に切断した後、該金属板を曲げ
加工して一対の強度の大きい立体構造の側板を製作する
と共に、わずかな曲げ加工のみを金属板に施して反射板
を製作し、前記一対の側板を前記反射板の両端部に一体
的に組み付けて製作することを特徴とするものである。
【0010】また本発明方法(請求項2)は、レーザー
照射及びワークの移動がコンピュータ制御されるレーザ
ー加工装置により金属板を展開形状に切断した後、該金
属板を曲げ加工して一対の強度の大きい立体構造の側板
を製作すると共に、わずかな曲げ加工のみを金属板に施
して反射板を製作し、前記一対の側板を前記反射板の両
端部に一体的に組み付けて製作することを特徴とするも
のである。
【0011】また本発明方法(請求項3)は、ワークの
移動及び放電状態がコンピュータ制御されるワイヤーカ
ット装置により金属板を展開形状に切断した後、該金属
板を曲げ加工して一対の強度の大きい立体構造の側板を
製作すると共に、わずかな曲げ加工のみを金属板に施し
て反射板を製作し、前記一対の側板を前記反射板の両端
部に一体的に組み付けて製作することを特徴とするもの
である。
【0012】また本発明装置(請求項4)は、コンピュ
ータ制御される金属板加工装置により金属板を展開形状
に切断した後曲げ加工を施して製作された一対の強度の
大きい立体構造の側板と、表面が光を反射し易く処理さ
れた金属板をわずかに曲げ加工して製作された反射板と
から構成され、前記反射板の両端部に前記側板を夫々一
体的に組み付けてなることを特徴とするものである。
【0013】また本発明装置(請求項5)は、レーザー
照射及びワークの移動がコンピュータ制御されるレーザ
ー加工装置により金属板を展開形状に切断した後曲げ加
工を施して製作された一対の強度の大きい立体構造の側
板と、表面が光を反射し易く処理された金属板をわずか
に曲げ加工して製作された反射板とから構成され、前記
反射板の両端部に前記側板を夫々一体的に組み付けてな
ることを特徴とするものである。
【0014】また本発明装置(請求項6)は、レーザー
照射及びワークの移動がコンピュータ制御されるレーザ
ー加工装置により金属板を展開形状に切断した後曲げ加
工を施して製作された一対の強度の大きい立体構造の側
板と、表面が光を反射し易く処理された金属板をわずか
に曲げ加工して製作され両端部に前記側板が夫々一体的
に組み付けられた反射板と、該反射板の開放面を覆うよ
うに前記反射板に封止部材を介して装着され照明ランプ
からの光を透過させる透明板とからなることを特徴とす
るものである。
【0015】本発明の照明器具は、反射板と該反射板の
両端部に一体的に組み付けられた側板とから構成され、
該反射板及び側板は、共にレーザー加工装置、ワイヤカ
ット装置等のコンピュータ制御される金属板加工装置に
より金型を使用することなく金属板を(側板の)展開形
状に切断した後曲げ加工を施して製作されているので、
制御プログラムを変更するだけで多様なデザインに容易
に対応することができ、また製作費を低減させると共
に、製作期間を大幅に短縮することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施例に
基いて説明する。図1から図6において、本発明に係る
第1実施例の照明器具10は、側板11と、反射板12
とから構成されている。
【0017】図1及び図2において、照明器具10の基
本構造について説明すると、コの字形に配置された3枚
の反射板12の両端部に、夫々立体構造の側板11が一
体的に組み付けられた構成となっている。
【0018】一対の側板11の上部折曲げ部11aに
は、電線取入れブッシュ13が固定された補強板14
が、ねじ15、コの字板16及び締めねじ18によって
固定されて該照明器具10の強度を補強すると共に、取
付けナット13を利用して照明器具10を適宜な位置に
取り付け、固定して使用できるようになっている。
【0019】側板11の内側には、ランプ固定具19が
固定されており、該ランプ固定具19に照明ランプ20
が装着された電気ソケット21が配設されている。
【0020】側板11は、照明器具10の一構成部材で
あり、比較的大きな強度を持ち反射板12を保持するた
めのものであって、図2から図4において、レーザー加
工装置(図示せず)、ワイヤカット装置(図示せず)等
の切断装置により金型を使用することなく、図4に示す
展開形状に金属板22を切断した後、破線部11bで9
0°折り曲げて立体構造に成形し、必要強度、即ち材料
力学上の梁としての高さh(図1)を大きくして大きな
断面二次モーメント(断面二次モーメントI=(1/1
2)bh3 )を持たせるように構成されている。
【0021】側面折曲げ部11cには、折り曲げ成形し
たとき、内側を向くように凸部11dが設けられ、また
上部折曲げ部11aにはねじ穴11eが形成され、更に
側面11fにはスリット穴11g及びねじ穴11hが形
成されている。
【0022】側板11の製作は、図5において、レーザ
ー加工装置、ワイヤカット装置等のコンピュータ制御さ
れる切断装置により、ワークの移動及び加工制御を行
い、金型を使用することなく、厚さ1mm乃至2mm程
度の金属板22から側板11を展開形状に切断する(図
5(a),(b))。
【0023】次いで、展開形状の側板11の上部折曲げ
部11a及び側面折曲げ部11cを夫々90°折り曲げ
て立体構造とし、折り曲げることで側板11の強度をよ
り強めて側板11を完成させている。即ち、側板11の
梁としての高さhは、例えば36mmに形成され、立体
構造の側板11の曲げ強度はこの高さhの3乗に比例す
るため、金属板22の板厚1mm乃至2mmだけの場合
に比べて5800倍乃至46700倍の強度となる。な
お、照明器具10には左右一対の側板11が使用される
が、左右の形状共、同一形状の側板11が使用されてい
る。
【0024】反射板12は、照明ランプ20から放射さ
れた光を該反射板12で反射するためのものであって、
端部に組付け用の穴12aが形成されると共に、わずか
な曲げ加工が施されて成形され、左右の反射板12Aは
わずかに湾曲した同一形状に成形され、上部の反射板1
2Bは中央でくの字形に折り曲げられた形状に成形され
ている。
【0025】反射板12の製作は、図6において、表面
23aにメッキ或いは鏡面仕上げ等の光を反射し易い処
理が施された金属板23(図6(a))に組付け用の穴
12aを形成し(図6(b))、次いで矢印A方向に回
転するローラ24の間に金属板23を通過(図6
(d))させて湾曲させ(図6(c))、ダイス25に
ポンチ26を矢印B方向に押圧(図6(f))して一端
12bを折り曲げ(図6(e))、更にダイス28にポ
ンチ29を矢印C方向に押圧(図6(h),(i))し
て他の一端12cを曲げ加工して(図6(g))製作さ
れている。
【0026】そして、反射板12の両端部に側板11を
配設し、反射板12の穴12aに側板11の凸部11d
を挿入した後、該凸部11dを折り曲げて反射板12と
側板11とを固定し、補強板14を側板11の上部折曲
げ部11aに当接させてねじ15でねじ締めすると共
に、断面コの字板16の一端をスリット穴11gに挿通
してねじ締めして照明器具10が製作されている。
【0027】図7から図12において、本発明に係る第
2実施例の照明器具30は、側板31と、反射板32
と、透明板33とから構成され、側板31は反射板32
の両端部32cに固定された照明器具10の一構成部材
であり、第1実施例の照明器具10と同様にレーザー加
工装置(図示せず)、ワイヤカット装置(図示せず)等
の切断装置により金型を使用することなく、厚さ1mm
乃至2mm程度の金属板から図11に示すように5ヵ所
の折曲げ部31a,31b,31c,31d及び31e
を持つ展開形状に切断した後、破線部31fで90°折
り曲げ、各折曲げ部31a,31b,31c,31d,
31eの接合部を溶接等により接合して大きな曲げ強度
を持つ立体構造に成形(図12)している。
【0028】各折曲げ部31a,31b,31c,31
d及び31eには、破線部31fで折り曲げ成形された
とき、内側を向くように凸部31gが形成されている。
【0029】側板31の内側には、ランプ固定具19が
固定されており、該ランプ固定具19に照明ランプ20
が装着された電気ソケット21が配設されているのは、
第1実施例と同様である。
【0030】反射板32は、照明ランプ20から放射さ
れた光を該反射板32で反射するためのものであって、
表面32aにメッキ或いは鏡面仕上げ等の光を反射し易
い処理が施された金属板から製作され、両端部に側板3
1の凸部31gと結合する組付け用の穴32bが形成さ
れ、円弧状にわずかな曲げ加工が施された1枚の金属板
として製作されている。
【0031】そして、反射板32の両端部32cに側板
31を配設し、反射板32の穴32bに側板31の凸部
31gを挿入した後、該凸部31gを折り曲げて反射板
32と側板31とを固定し、更に両反射板32をつなぐ
ように後部補強板33及び前部補強板34を前後に配設
してねじ35で固定して製作されている。
【0032】後部補強板33には、角パイプ形状のホル
ダ36が固定されていて、該ホルダ36にポール(図示
せず)等を挿入してねじ38でねじ締めして照明器具3
0を任意の位置に設置できるように構成されている。
【0033】側板31と反射板32との接合部39に
は、シリコンゴム等の防水用シール(図示せず)を塗布
して該接合部39から雨等が侵入するのを防止するよう
になっている。
【0034】透明板33は、照明ランプ20を雨、埃等
から保護するためのものであって、図8から図10にお
いて、反射板32の開口面32dを覆う大きさのガラス
板で製作されており、ガラス保持板40がゴムシート等
のパツキン41を介して該透明板33の4辺を挟持する
ようにねじ42で固定されている。
【0035】そして、透明板33は一端がヒンジ43に
より開閉自在に一方の側板31に配設され、他端がねじ
44によって側板31に設けられたナット45に螺合し
て固定されている。
【0036】側板31及び反射板32のガラス保持板4
0が対向する部分には、全周にわたって耐熱性、耐侯性
に優れたシリコンゴムの封止部材46が設けられてお
り、透明板33を閉めたとき、ガラス保持板40が封止
部材46に当接するように構成され、透明板33と側板
31及び反射板32との接触部から雨、埃等が内部に侵
入するのを防止するように構成されている。
【0037】そして本発明方法は、金型を使用すること
なく金属板22を所望の形状に切断する切断装置によ
り、金属板22を(側板11の)展開形状に切断した
後、該金属板22を曲げ加工して一対の強度の大きい立
体構造の側板11を製作すると共に、わずかな曲げ加工
のみを金属板23に施して反射板12を製作し、一対の
側板11を反射板12の両端部に一体的に組み付けて製
作する方法である。
【0038】また本発明の方法は、レーザー照射及びワ
ークの移動がコンピュータ制御されるレーザー加工装置
により金属板22を展開形状に切断した後、該金属板2
2を曲げ加工して一対の強度の大きい立体構造の側板1
1を製作すると共に、わずかな曲げ加工のみを金属板2
3に施して反射板12を製作し、一対の側板11を反射
板12の両端部に一体的に組み付けて製作する方法であ
る。
【0039】また本発明方法は、ワークの移動及び放電
状態がコンピュータ制御されるワイヤカット装置により
金属板22を(側板11の)展開形状に切断した後、該
金属板22を曲げ加工して一対の強度の大きい立体構造
の側板11を製作すると共に、わずかな曲げ加工のみを
金属板23に施して反射板12を製作し、一対の側板1
1を反射板12の両端部に一体的に組み付けて製作する
方法である。
【0040】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。図2、図5及び図6に
おいて、本発明の第1実施例の照明器具10は、レーザ
ー加工装置、ワイヤカット装置等のコンピュータ制御さ
れる切断装置により、金型を使用することなく、金属板
22から側板11の展開形状に切断し、上部折曲げ部1
1a及び側面折曲げ部11cを夫々90°折り曲げて立
体構造の側板11を製作するようにしたので、金型を作
り直すことなく、切断装置の制御プログラムを変更する
だけで容易に、かつ短期間で側板11の形状を変更する
ことができ、多種少量生産に容易に対応することができ
る。
【0041】また、わずかな曲げ加工のみを金属板23
に施して反射板12を製作し、側板11に3枚の該反射
板12の両端を夫々組み付け、反射板12を外箱の一部
として照明器具10を製作するようにしたので、極めて
安価に製作することができ、かつ立体構造として大きな
強度を持たせた側板11を補強板14で連結した構成と
したので、簡単な構造にもかかわらず、強度が大きく実
用上十分な強度を有している。
【0042】本発明の第2実施例は、図9及び図10に
おいて、第1実施例と同様にコンピュータ制御される切
断装置により、金型を使用することなく、側板31の展
開形状に切断し、折り曲げ加工して側板31を立体構造
に製作すると共に、わずかな曲げ加工が施された1枚の
反射板32を該側板31に組み付けるだけで製作できる
ようにしたので、極めて安価に照明器具30を製作する
ことができる。
【0043】また反射板32の開放面32dを覆うよう
に封止部材46を介して透明板33を配設したので、
雨、埃等の侵入が防止され、雨、埃から照明ランプ20
が保護されると共に、反射板32の汚れも防止されて長
期間掃除等のメンテナンスをすることなく、高照度での
照明を行うことができる。
【0044】また、照明ランプ20の交換、内部の清掃
等のメンテナンスは、ねじ44を取り外すことにより、
ヒンジ43により透明板33を開放して容易にメンテナ
ンス作業を行うことができる。
【0045】
【発明の効果】本発明は、上記のようにレーザー加工装
置、ワイヤカット装置等のように金型を使用することな
く金属板を所望の形状に切断する切断装置を用いて金属
板を(後の側板の)展開形状に切断した後、該金属板を
立体的に曲げ加工して一対の強度の大きい側板を製作す
ると共に、金属板にわずかな曲げ加工を施して製作され
た反射板の両端部に該側板を一体的に組み付けて照明器
具を製作するようにしたので、金型を使用することな
く、用途別に異なった任意かつ精度のよい配光機能を持
った反射板を器具の外箱兼用として、照明器具を製作で
きるという効果があり、またこの結果金型の製作費用を
不要化して安価に、かつ極めて短期間で照明器具を製作
でき、また多種少量生産に容易に対応できるという効果
がある。
【0046】また上記構成により、金型形状に制限され
ることなく、任意の形状の照明器具を製作することがで
き、またこの結果、従来製作が困難であったデザインの
照明器具を、容易に製作して顧客の多様な要求に応える
ことができるという効果がある。
【0047】更には、わずかに曲げ加工して製作された
反射板の開放面を覆うように透明板を封止部材を介して
装着するようにしたので、該反射板の内部に配設された
照明ランプからの光を該透明板を通して外部に照射でき
るという効果があり、またこの結果照明器具を屋外に設
置しても照明ランプ及び反射板に雨が懸かったり、埃で
汚れることを防止でき、長期間安定して屋外灯として使
用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1から図6は本発明の第1実施例に係り、図
1は完成した照明器具の斜視図である。
【図2】照明器具の分解斜視図である。
【図3】側板の斜視図である。
【図4】展開形状に切断された側板の正面図である。
【図5】側板の製作工程を示す斜視図である。
【図6】反射板の製作工程を示す斜視図、正面図及び縦
断面図である。
【図7】図7から図12は本発明の第2実施例に係り、
図7は照明器具の斜視図である。
【図8】下方から見た照明器具の斜視図である。
【図9】照明器具の縦断面図である。
【図10】照明器具の縦断面図である。
【図11】展開形状に切断された側板の正面図である。
【図12】側板の斜視図である。
【図13】図13及び図14は従来例に係り、図13は
照明器具の斜視図である。
【図14】照明器具の他の従来例の斜視図である。
【符号の説明】
10 照明器具 11 側板 12 反射板 20 照明ランプ 22 金属板 23 金属板 23a 表面 30 照明器具 31 側板 32 反射板 32d 開放面 33 透明板 46 封止部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板を所望の形状に切断する切断装置に
    より、金属板を展開形状に切断した後、該金属板を曲げ
    加工して一対の強度の大きい立体構造の側板を製作する
    と共に、わずかな曲げ加工のみを金属板に施して反射板
    を製作し、前記一対の側板を前記反射板の両端部に一体
    的に組み付けて製作することを特徴とする照明器具の製
    造方法。
  2. 【請求項2】レーザー照射及びワークの移動がコンピュ
    ータ制御されるレーザー加工装置により金属板を展開形
    状に切断した後、該金属板を曲げ加工して一対の強度の
    大きい立体構造の側板を製作すると共に、わずかな曲げ
    加工のみを金属板に施して反射板を製作し、前記一対の
    側板を前記反射板の両端部に一体的に組み付けて製作す
    ることを特徴とする照明器具の製造方法。
  3. 【請求項3】ワークの移動及び放電状態がコンピュータ
    制御されるワイヤカット装置により金属板を展開形状に
    切断した後、該金属板を曲げ加工して一対の強度の大き
    い立体構造の側板を製作すると共に、わずかな曲げ加工
    のみを金属板に施して反射板を製作し、前記一対の側板
    を前記反射板の両端部に一体的に組み付けて製作するこ
    とを特徴とする照明器具の製造方法。
  4. 【請求項4】コンピュータ制御される金属板加工装置に
    より金属板を展開形状に切断した後曲げ加工を施して製
    作された一対の強度の大きい立体構造の側板と、表面が
    光を反射し易く処理された金属板をわずかに曲げ加工し
    て製作された反射板とから構成され、前記反射板の両端
    部に前記側板を夫々一体的に組み付けてなることを特徴
    とする照明器具。
  5. 【請求項5】レーザー照射及びワークの移動がコンピュ
    ータ制御されるレーザー加工装置により金属板を展開形
    状に切断した後曲げ加工を施して製作された一対の強度
    の大きい立体構造の側板と、表面が光を反射し易く処理
    された金属板をわずかに曲げ加工して製作された反射板
    とから構成され、前記反射板の両端部に前記側板を夫々
    一体的に組み付けてなることを特徴とする照明器具。
  6. 【請求項6】レーザー照射及びワークの移動がコンピュ
    ータ制御されるレーザー加工装置により金属板を展開形
    状に切断した後曲げ加工を施して製作された一対の強度
    の大きい立体構造の側板と、表面が光を反射し易く処理
    された金属板をわずかに曲げ加工して製作され両端部に
    前記側板が夫々一体的に組み付けられた反射板と、該反
    射板の開口面を覆うように前記反射板に封止部材を介し
    て装着され照明ランプからの光を透過させる透明板とを
    備えたことを特徴とする照明器具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200458457Y1 (ko) * 2011-10-27 2012-02-20 주식회사 삼립전기 배광제어가 가능한 led 등기구
CN103672489A (zh) * 2012-09-26 2014-03-26 深圳市海洋王照明工程有限公司 一种灯具

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KR200458457Y1 (ko) * 2011-10-27 2012-02-20 주식회사 삼립전기 배광제어가 가능한 led 등기구
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