JPH0933918A - 反射型液晶パネル - Google Patents
反射型液晶パネルInfo
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- JPH0933918A JPH0933918A JP7188872A JP18887295A JPH0933918A JP H0933918 A JPH0933918 A JP H0933918A JP 7188872 A JP7188872 A JP 7188872A JP 18887295 A JP18887295 A JP 18887295A JP H0933918 A JPH0933918 A JP H0933918A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 反射型液晶パネルのコントラストを向上し、
能動素子のオフ特性の劣化を防止する。 【解決手段】 透明電極2および配向膜3aを形成した
前面側ガラス基板1aと、反射板を兼ねた画素電極5を
マトリクス状に配置し、画素電極5を駆動するTFT9
を有し、配向膜3bを形成した背面側ガラス基板1bと
の間に、液晶4を挟持してあり、さらに、背面側ガラス
基板1b上にTFT9を覆うように遮光性絶縁膜6を設
け、この遮光性絶縁膜6上にコンタクトホール8を介し
てTFT9のドレイン電極と接続した画素電極5を形成
している。遮光性絶縁膜6上に反射板を兼ねた画素電極
5を設けているため、画素電極5の形成されていない部
分からの光の漏れがなく、黒表示が十分となりコントラ
ストを向上でき、また、TFT9は遮光性絶縁膜6で覆
われているため光が照射されず、オフ特性も良好とな
る。
能動素子のオフ特性の劣化を防止する。 【解決手段】 透明電極2および配向膜3aを形成した
前面側ガラス基板1aと、反射板を兼ねた画素電極5を
マトリクス状に配置し、画素電極5を駆動するTFT9
を有し、配向膜3bを形成した背面側ガラス基板1bと
の間に、液晶4を挟持してあり、さらに、背面側ガラス
基板1b上にTFT9を覆うように遮光性絶縁膜6を設
け、この遮光性絶縁膜6上にコンタクトホール8を介し
てTFT9のドレイン電極と接続した画素電極5を形成
している。遮光性絶縁膜6上に反射板を兼ねた画素電極
5を設けているため、画素電極5の形成されていない部
分からの光の漏れがなく、黒表示が十分となりコントラ
ストを向上でき、また、TFT9は遮光性絶縁膜6で覆
われているため光が照射されず、オフ特性も良好とな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示装置な
どに利用される反射型液晶パネルに関するものである。
どに利用される反射型液晶パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルは、薄型化,軽量化,低電圧
駆動可能などの長所により腕時計,電子卓上計算機,パ
ーソナルコンピュータ,パーソナルワードプロセッサな
どに利用されている。液晶パネルは大きく分けて、パネ
ルの後方から光を照射する透過型と、後方からの光を必
要としない反射型とに区別される。反射型液晶パネルは
バックライトが不要なため消費電力を低く抑えることが
できるが、輝度が低くなってしまう。
駆動可能などの長所により腕時計,電子卓上計算機,パ
ーソナルコンピュータ,パーソナルワードプロセッサな
どに利用されている。液晶パネルは大きく分けて、パネ
ルの後方から光を照射する透過型と、後方からの光を必
要としない反射型とに区別される。反射型液晶パネルは
バックライトが不要なため消費電力を低く抑えることが
できるが、輝度が低くなってしまう。
【0003】TFT(Thin Film Trans
istor)やMIM(MetalInsulator
Metal)などの能動素子を基板に形成した場合、
能動素子により開口率が下がるためにさらに輝度が低く
なる。そこで能動素子が形成された基板を反射型液晶パ
ネルとして用いる場合、開口率を大きくするために、能
動素子を形成した基板上全面に、能動素子を覆う平滑層
としてアクリルなどの透明樹脂を形成した後、その透明
樹脂の上にAlなどにより反射板を兼ねた画素電極を形
成するという方法(日経マイクロデバイス1994年6
月号p48〜p50)などが提案されている。
istor)やMIM(MetalInsulator
Metal)などの能動素子を基板に形成した場合、
能動素子により開口率が下がるためにさらに輝度が低く
なる。そこで能動素子が形成された基板を反射型液晶パ
ネルとして用いる場合、開口率を大きくするために、能
動素子を形成した基板上全面に、能動素子を覆う平滑層
としてアクリルなどの透明樹脂を形成した後、その透明
樹脂の上にAlなどにより反射板を兼ねた画素電極を形
成するという方法(日経マイクロデバイス1994年6
月号p48〜p50)などが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように反射型液
晶パネルは、輝度が低く、コントラストが良くないとい
う欠点があった。さらに、能動素子を有し、アクリルな
どの透明樹脂上に画素電極を設けた反射型パネルでは、
平滑層がアクリルなどの透明樹脂であるために、画素電
極が形成されていない部分から光が漏れ、黒表示が十分
でなく、コントラストが低下してしまうという欠点があ
った。また画素電極のない部分から光が透明樹脂を通し
て能動素子上に照射されるので、光照射による導電現象
が生じ、能動素子のオフ特性が劣化してしまうという欠
点があった。
晶パネルは、輝度が低く、コントラストが良くないとい
う欠点があった。さらに、能動素子を有し、アクリルな
どの透明樹脂上に画素電極を設けた反射型パネルでは、
平滑層がアクリルなどの透明樹脂であるために、画素電
極が形成されていない部分から光が漏れ、黒表示が十分
でなく、コントラストが低下してしまうという欠点があ
った。また画素電極のない部分から光が透明樹脂を通し
て能動素子上に照射されるので、光照射による導電現象
が生じ、能動素子のオフ特性が劣化してしまうという欠
点があった。
【0005】この発明の目的は、コントラストを向上
し、能動素子のオフ特性の劣化を防止できる反射型液晶
パネルを提供することである。また、この発明の他の目
的は、コントラストを向上できる単純マトリクス駆動の
反射型液晶パネルを提供することである。
し、能動素子のオフ特性の劣化を防止できる反射型液晶
パネルを提供することである。また、この発明の他の目
的は、コントラストを向上できる単純マトリクス駆動の
反射型液晶パネルを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の反射型液
晶パネルは、透明電極を形成した透明な前面側基板と、
反射板を兼ねた画素電極をマトリクス状に配置し画素電
極を駆動する能動素子を有する背面側基板との間に、液
晶を挟持した反射型液晶パネルであって、背面側基板上
に遮光性絶縁膜を介して画素電極を形成したことを特徴
とする。このように、遮光性絶縁膜上に反射板を兼ねた
画素電極を設けているため、画素電極の形成されていな
い部分からの光の漏れがなく、黒表示が十分となりコン
トラストを向上でき、また、画素電極下方の能動素子は
遮光性絶縁膜により光が照射されず、オフ特性も良好と
なる。
晶パネルは、透明電極を形成した透明な前面側基板と、
反射板を兼ねた画素電極をマトリクス状に配置し画素電
極を駆動する能動素子を有する背面側基板との間に、液
晶を挟持した反射型液晶パネルであって、背面側基板上
に遮光性絶縁膜を介して画素電極を形成したことを特徴
とする。このように、遮光性絶縁膜上に反射板を兼ねた
画素電極を設けているため、画素電極の形成されていな
い部分からの光の漏れがなく、黒表示が十分となりコン
トラストを向上でき、また、画素電極下方の能動素子は
遮光性絶縁膜により光が照射されず、オフ特性も良好と
なる。
【0007】請求項2記載の反射型液晶パネルは、透明
電極を形成した透明な前面側基板と、透明電極と交差し
て配置される反射板を兼ねた電極を形成した背面側基板
との間に、液晶を挟持した単純マトリクス駆動の反射型
液晶パネルであって、背面側基板上に遮光性絶縁膜を設
け、この遮光性絶縁膜上に反射板を兼ねた電極を形成し
たことを特徴とする。このように、遮光性絶縁膜上に反
射板を兼ねた電極を設けているため、反射板を兼ねた電
極の形成されていない部分からの光の漏れがなく、黒表
示が十分となりコントラストを向上できる。
電極を形成した透明な前面側基板と、透明電極と交差し
て配置される反射板を兼ねた電極を形成した背面側基板
との間に、液晶を挟持した単純マトリクス駆動の反射型
液晶パネルであって、背面側基板上に遮光性絶縁膜を設
け、この遮光性絶縁膜上に反射板を兼ねた電極を形成し
たことを特徴とする。このように、遮光性絶縁膜上に反
射板を兼ねた電極を設けているため、反射板を兼ねた電
極の形成されていない部分からの光の漏れがなく、黒表
示が十分となりコントラストを向上できる。
【0008】請求項3記載の反射型液晶パネルは、請求
項1または2記載の反射型液晶パネルにおいて、遮光性
絶縁膜は、少なくとも1層が遮光性を有する複数層の絶
縁膜からなる。
項1または2記載の反射型液晶パネルにおいて、遮光性
絶縁膜は、少なくとも1層が遮光性を有する複数層の絶
縁膜からなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。図1はこの発明の
実施の形態の反射型液晶パネルの構成を示す断面図であ
る。図1において、1a,1bは前面側,背面側のガラ
ス基板、2は透明電極、3a,3bは配向膜、4は液
晶、5は反射板を兼ねた画素電極、6は可視光の透過防
止機能を有する遮光性絶縁膜、7はスペーサ、8はコン
タクトホール、9は能動素子のTFT(Thin Fi
lm Transistor;薄膜トランジスタ)であ
る。
いて、図面を参照しながら説明する。図1はこの発明の
実施の形態の反射型液晶パネルの構成を示す断面図であ
る。図1において、1a,1bは前面側,背面側のガラ
ス基板、2は透明電極、3a,3bは配向膜、4は液
晶、5は反射板を兼ねた画素電極、6は可視光の透過防
止機能を有する遮光性絶縁膜、7はスペーサ、8はコン
タクトホール、9は能動素子のTFT(Thin Fi
lm Transistor;薄膜トランジスタ)であ
る。
【0010】図1に示す反射型液晶パネルは、透明電極
2および配向膜3aを形成した前面側ガラス基板1a
と、反射板を兼ねた画素電極5をマトリクス状に配置
し、画素電極5を駆動するTFT9を有し、配向膜3b
を形成した背面側ガラス基板1bとの間に、液晶4を挟
持してあり、さらに、背面側ガラス基板1b上にTFT
9を覆うように遮光性絶縁膜6を設け、この遮光性絶縁
膜6上にコンタクトホール8を介してTFT9のドレイ
ン電極と接続した画素電極5を形成している。
2および配向膜3aを形成した前面側ガラス基板1a
と、反射板を兼ねた画素電極5をマトリクス状に配置
し、画素電極5を駆動するTFT9を有し、配向膜3b
を形成した背面側ガラス基板1bとの間に、液晶4を挟
持してあり、さらに、背面側ガラス基板1b上にTFT
9を覆うように遮光性絶縁膜6を設け、この遮光性絶縁
膜6上にコンタクトホール8を介してTFT9のドレイ
ン電極と接続した画素電極5を形成している。
【0011】この反射型液晶パネルの製造方法を説明す
ると、まず、透明な前面側ガラス基板1a上にITO透
明導電膜からなる透明電極2を形成する。また、背面側
ガラス基板1b上に能動素子としてTFT9を形成した
後、黒色樹脂である顔料分散型感光性樹脂CK−S09
2B(富士ハント製)により遮光性絶縁膜6を形成し、
その上にAlからなる画素電極5を形成する。この画素
電極5はコンタクトホール8を介してTFT9のドレイ
ン電極と接続されている。
ると、まず、透明な前面側ガラス基板1a上にITO透
明導電膜からなる透明電極2を形成する。また、背面側
ガラス基板1b上に能動素子としてTFT9を形成した
後、黒色樹脂である顔料分散型感光性樹脂CK−S09
2B(富士ハント製)により遮光性絶縁膜6を形成し、
その上にAlからなる画素電極5を形成する。この画素
電極5はコンタクトホール8を介してTFT9のドレイ
ン電極と接続されている。
【0012】これらのガラス基板1a,1bを洗浄した
後、配向膜3a,3bとしてAL1051(日本合成ゴ
ム製)を印刷、硬化する。この配向膜3a,3b上をレ
イヨンの布を用いて擦る(ラビングする)。この後、背
面側ガラス基板1bの配向膜3b上にスペーサ7として
直径5μmの球形のビーズ(エポスタ−GP−H:日本
触媒製)を散布し、前面側ガラス基板1aの縁部に熱硬
化型のシール樹脂(ストラクトボンドXN−21−S:
三井東圧製)を印刷し(図示せず)、これらガラス基板
1a,1bを配向膜3a,3bが対向するように貼り合
わせ、150℃で2時間加熱することにより、シール樹
脂を硬化させる。その後真空脱気し、この2枚のガラス
基板1a,1b間に液晶4としてZLI4792(メル
ク製)を注入する。その後、注入口を光硬化性樹脂ロッ
クタイト352A(日本ロックタイト製)を用いて封口
し、パネルを作製した。
後、配向膜3a,3bとしてAL1051(日本合成ゴ
ム製)を印刷、硬化する。この配向膜3a,3b上をレ
イヨンの布を用いて擦る(ラビングする)。この後、背
面側ガラス基板1bの配向膜3b上にスペーサ7として
直径5μmの球形のビーズ(エポスタ−GP−H:日本
触媒製)を散布し、前面側ガラス基板1aの縁部に熱硬
化型のシール樹脂(ストラクトボンドXN−21−S:
三井東圧製)を印刷し(図示せず)、これらガラス基板
1a,1bを配向膜3a,3bが対向するように貼り合
わせ、150℃で2時間加熱することにより、シール樹
脂を硬化させる。その後真空脱気し、この2枚のガラス
基板1a,1b間に液晶4としてZLI4792(メル
ク製)を注入する。その後、注入口を光硬化性樹脂ロッ
クタイト352A(日本ロックタイト製)を用いて封口
し、パネルを作製した。
【0013】また、比較のために黒色樹脂からなる遮光
性絶縁膜6の代わりに、透明なアクリル樹脂を用いたパ
ネルを同様にして作製した。これらのパネルを偏光板を
通して観察すると、透明なアクリル樹脂を用いた液晶パ
ネルは、画素電極5が形成されていない部分から光が漏
れ、黒表示が十分でないためにコントラストが悪かっ
た。また光が透明なアクリル樹脂を透過してTFT9上
に照射されるのでTFT9のオフ特性が悪くなった。こ
れに対して遮光性絶縁膜6を用いたこの発明の実施の形
態の液晶パネルは、光の漏れがなく、黒表示が十分であ
るためにコントラストが高く、またTFT9に光が照射
されないのでオフ特性も良好であった。
性絶縁膜6の代わりに、透明なアクリル樹脂を用いたパ
ネルを同様にして作製した。これらのパネルを偏光板を
通して観察すると、透明なアクリル樹脂を用いた液晶パ
ネルは、画素電極5が形成されていない部分から光が漏
れ、黒表示が十分でないためにコントラストが悪かっ
た。また光が透明なアクリル樹脂を透過してTFT9上
に照射されるのでTFT9のオフ特性が悪くなった。こ
れに対して遮光性絶縁膜6を用いたこの発明の実施の形
態の液晶パネルは、光の漏れがなく、黒表示が十分であ
るためにコントラストが高く、またTFT9に光が照射
されないのでオフ特性も良好であった。
【0014】なお、背面側ガラス基板1bと画素電極5
との間に形成する絶縁膜は、多層の絶縁膜から形成され
ていても、そのうちの少なくとも1層が光を透過しなけ
れば良い。例えば、図2に示すように、透光性の絶縁膜
10の上に遮光性絶縁膜6を形成しても良く、この場
合、TFT9の特性に影響を与えない絶縁膜10を用い
ることができる。また、図3に示すように、遮光性絶縁
膜6の上に透光性の絶縁膜10を形成しても良く、この
場合、遮光性絶縁膜6として用いる黒色樹脂の影響が画
素電極5に及ぶのを防ぐことができる。
との間に形成する絶縁膜は、多層の絶縁膜から形成され
ていても、そのうちの少なくとも1層が光を透過しなけ
れば良い。例えば、図2に示すように、透光性の絶縁膜
10の上に遮光性絶縁膜6を形成しても良く、この場
合、TFT9の特性に影響を与えない絶縁膜10を用い
ることができる。また、図3に示すように、遮光性絶縁
膜6の上に透光性の絶縁膜10を形成しても良く、この
場合、遮光性絶縁膜6として用いる黒色樹脂の影響が画
素電極5に及ぶのを防ぐことができる。
【0015】また、この発明の実施の形態では、液晶4
としてネマティック液晶を用いたが、ネマティック液晶
の代わりに、コレステリック液晶や、強誘電性液晶や反
強誘電性液晶などのスメクティック液晶あるいは高分子
液晶などを用いても良い。また液晶と樹脂の混合物、例
えば高分子分散型液晶を用いたり、液晶中に色素を混入
させたゲストホスト型などでも良い。すなわちこの発明
は液晶の種類や表示モードによらずに有効である。
としてネマティック液晶を用いたが、ネマティック液晶
の代わりに、コレステリック液晶や、強誘電性液晶や反
強誘電性液晶などのスメクティック液晶あるいは高分子
液晶などを用いても良い。また液晶と樹脂の混合物、例
えば高分子分散型液晶を用いたり、液晶中に色素を混入
させたゲストホスト型などでも良い。すなわちこの発明
は液晶の種類や表示モードによらずに有効である。
【0016】また、前面側と背面側の両方の基板に、透
明なガラス基板1a,1bを用いたが、背面側の基板は
透明である必要はない。また、配向膜3a,3bとして
水平配向膜を用いたが、液晶パネルの構造により、垂直
配向膜でも良く、また配向膜を形成しなくても良い。ま
た、上記発明の実施の形態では、能動素子のある場合を
例にとり説明したが、図4に示すように、能動素子のな
い単純マトリクス型のパネルに用いてもコントラスト向
上の効果がある。図4において、11は前面側の透明電
極、12は背面側の反射板を兼ねる反射電極であり、背
面側のガラス基板1b上に遮光性絶縁膜6を形成し、そ
の遮光性絶縁膜6上に反射電極12を形成している。こ
の場合でも、遮光性絶縁膜6が多層の絶縁膜から形成さ
れ、そのうちの少なくとも1層が光を透過しなければ良
いことは言うまでもない。
明なガラス基板1a,1bを用いたが、背面側の基板は
透明である必要はない。また、配向膜3a,3bとして
水平配向膜を用いたが、液晶パネルの構造により、垂直
配向膜でも良く、また配向膜を形成しなくても良い。ま
た、上記発明の実施の形態では、能動素子のある場合を
例にとり説明したが、図4に示すように、能動素子のな
い単純マトリクス型のパネルに用いてもコントラスト向
上の効果がある。図4において、11は前面側の透明電
極、12は背面側の反射板を兼ねる反射電極であり、背
面側のガラス基板1b上に遮光性絶縁膜6を形成し、そ
の遮光性絶縁膜6上に反射電極12を形成している。こ
の場合でも、遮光性絶縁膜6が多層の絶縁膜から形成さ
れ、そのうちの少なくとも1層が光を透過しなければ良
いことは言うまでもない。
【0017】なお、特開平6−186579号公報に
は、画素駆動用トランジスタが有機膜に覆われており、
この有機膜上に画素電極を形成する方法が提案されてい
るが、これはシールエリア下部の凹凸を少なくし、液晶
中への水分の流入を防ぐことが目的であり、コントラス
トの向上および能動素子のオフ特性の向上を目的とする
この発明とは全く異なるものであり、また、特開平6−
186579号公報では透明な有機膜を用いているが、
この発明は絶縁膜(遮光性絶縁膜6)が透明ではなく、
また有機膜である必要もないという点で全く異なるもの
である。
は、画素駆動用トランジスタが有機膜に覆われており、
この有機膜上に画素電極を形成する方法が提案されてい
るが、これはシールエリア下部の凹凸を少なくし、液晶
中への水分の流入を防ぐことが目的であり、コントラス
トの向上および能動素子のオフ特性の向上を目的とする
この発明とは全く異なるものであり、また、特開平6−
186579号公報では透明な有機膜を用いているが、
この発明は絶縁膜(遮光性絶縁膜6)が透明ではなく、
また有機膜である必要もないという点で全く異なるもの
である。
【0018】
【発明の効果】この発明の反射型液晶パネルは、背面側
基板上に遮光性絶縁膜を介して画素電極を形成してい
る。このように、遮光性絶縁膜上に反射板を兼ねた画素
電極を設けているため、画素電極の形成されていない部
分からの光の漏れがなく、黒表示が十分となりコントラ
ストを向上でき、また、画素電極下方の能動素子は遮光
性絶縁膜により光が照射されず、オフ特性も良好とな
る。
基板上に遮光性絶縁膜を介して画素電極を形成してい
る。このように、遮光性絶縁膜上に反射板を兼ねた画素
電極を設けているため、画素電極の形成されていない部
分からの光の漏れがなく、黒表示が十分となりコントラ
ストを向上でき、また、画素電極下方の能動素子は遮光
性絶縁膜により光が照射されず、オフ特性も良好とな
る。
【0019】また、単純マトリクス駆動の反射型液晶パ
ネルにおいて、背面側基板上に遮光性絶縁膜を設け、こ
の遮光性絶縁膜上に反射板を兼ねた電極を形成してい
る。このように、遮光性絶縁膜上に反射板を兼ねた電極
を設けているため、反射板を兼ねた電極の形成されてい
ない部分からの光の漏れがなく、黒表示が十分となりコ
ントラストの高い良好な表示品位のパネルを得ることが
できる。
ネルにおいて、背面側基板上に遮光性絶縁膜を設け、こ
の遮光性絶縁膜上に反射板を兼ねた電極を形成してい
る。このように、遮光性絶縁膜上に反射板を兼ねた電極
を設けているため、反射板を兼ねた電極の形成されてい
ない部分からの光の漏れがなく、黒表示が十分となりコ
ントラストの高い良好な表示品位のパネルを得ることが
できる。
【図1】この発明の実施の形態の反射型液晶パネルの構
成を示す断面図である。
成を示す断面図である。
【図2】この発明の他の実施の形態の反射型液晶パネル
の構成を示す断面図である。
の構成を示す断面図である。
【図3】この発明の他の実施の形態の反射型液晶パネル
の構成を示す断面図である。
の構成を示す断面図である。
【図4】この発明の他の実施の形態の反射型液晶パネル
の構成を示す断面図である。
の構成を示す断面図である。
【符号の説明】 1a 前面側ガラス基板 1b 背面側ガラス基板 2 透明電極 3a,3b 配向膜 4 液晶 5 反射板を兼ねた画素電極 6 遮光性絶縁膜 7 スペーサ 8 コンタクトホール 9 TFT(能動素子) 10 透光性絶縁膜 11 透明電極 12 反射電極(反射板を兼ねた電極)
Claims (3)
- 【請求項1】 透明電極を形成した透明な前面側基板
と、反射板を兼ねた画素電極をマトリクス状に配置し前
記画素電極を駆動する能動素子を有する背面側基板との
間に、液晶を挟持した反射型液晶パネルであって、 前記背面側基板上に遮光性絶縁膜を介して前記画素電極
を形成したことを特徴とする反射型液晶パネル。 - 【請求項2】 透明電極を形成した透明な前面側基板
と、前記透明電極と交差して配置される反射板を兼ねた
電極を形成した背面側基板との間に、液晶を挟持した単
純マトリクス駆動の反射型液晶パネルであって、 前記背面側基板上に遮光性絶縁膜を設け、この遮光性絶
縁膜上に前記反射板を兼ねた電極を形成したことを特徴
とする反射型液晶パネル。 - 【請求項3】 遮光性絶縁膜は、少なくとも1層が遮光
性を有する複数層の絶縁膜からなる請求項1または2記
載の反射型液晶パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7188872A JPH0933918A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | 反射型液晶パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7188872A JPH0933918A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | 反射型液晶パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0933918A true JPH0933918A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16231357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7188872A Pending JPH0933918A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | 反射型液晶パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0933918A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1164882A (ja) * | 1997-08-12 | 1999-03-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 反射型液晶パネルおよびその製造方法 |
KR100406775B1 (ko) * | 1997-10-06 | 2004-03-22 | 가부시끼가이샤 도시바 | 액정표시장치 |
JP2005227626A (ja) * | 2004-02-13 | 2005-08-25 | Seiko Epson Corp | 電気光学装置及び電子機器 |
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1995
- 1995-07-25 JP JP7188872A patent/JPH0933918A/ja active Pending
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