JPH0933441A - 反応パターンの判定方法及び反応パターン判定装置 - Google Patents

反応パターンの判定方法及び反応パターン判定装置

Info

Publication number
JPH0933441A
JPH0933441A JP18300695A JP18300695A JPH0933441A JP H0933441 A JPH0933441 A JP H0933441A JP 18300695 A JP18300695 A JP 18300695A JP 18300695 A JP18300695 A JP 18300695A JP H0933441 A JPH0933441 A JP H0933441A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
value
area
pixels
sample particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18300695A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohisa Nakano
裕久 中野
Yoshiro Kinoshita
芳郎 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP18300695A priority Critical patent/JPH0933441A/ja
Publication of JPH0933441A publication Critical patent/JPH0933441A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 凝集力の非常に弱い反応パターンについても
高精度に判定する。 【解決手段】 ウィンドウR12内の全階調値の平均値
(しきい値)を算出し、算出したしきい値以上の階調値
を1(白)、しきい値より小さい階調値を0(黒)と定
義し、階調値が1と定義された画素の集まりの最大の連
続領域R1の面積を算出する。最大の連続領域の面積と
強凝集パタ−ン、弱凝集パタ−ン、及び非凝集パタ−ン
の各々の判定基準値と比較して判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は反応パターンの判定
方法及び装置に係り、より詳しくは、反応容器に形成さ
れる検体粒子の反応パターンを判定する判定方法及び反
応パターン判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、臨床検査の効率化、省力化、
安全性の向上を目的として臨床検査の自動化が進められ
ており、凝集法によるウィルスの検査等に際しても、反
応容器の底面に形成された検体粒子の反応パターンを撮
像し、撮像によって得られた検体粒子の反応パターンの
画像に基づいて検体粒子の凝集状態を自動的に判定する
ことが提案されている。
【0003】特開平2−302650号公報(第2ペー
ジ右下欄第14行目〜第6頁第11行目)には、反応容
器を透過した光を、移動する1次元CCDセンサで連続
的に受光し、1次元CCDセンサからの各出力信号に基
づいて反応容器の複数の透過光度曲線を作成し、複数の
透過光度曲線に基づいて透過光度が少ない程高くなるよ
うに設定された3次元的形状を作成し、作成した3次元
的形状に対して予め定められたしきい値から求めた2つ
の疑似面を作成し、2つの疑似面の面積比から粒子凝集
パターンを判定する方法が記載されている。
【0004】特開平3−56843号公報(第6頁左上
欄第16行目〜第8頁左上欄第18行目)には以下に示
す種々の方法が記載されている。
【0005】第1に、2次元イメージセンサで取り込ん
だ反応容器内の中央部(センタードットを含む領域)の
透過光度の平均輝度CAVE と中央部の周辺部の透過光度
の平均輝度Pとの比から凝集パターン、非凝集パターン
を判定するCAVE /P判定が記載されている。第2に、
2次元イメージセンサで取り込んだ反応容器の中央部に
おける2次元画像の1次微分値に基づいて非凝集パター
ンを判定するSVP判定が記載されている。第3に、2
次元イメージセンサで取り込んだ反応容器内の中央部の
透過光度(輝度)の最小値Cmin と周辺部の透過光度の
平均輝度Pの比から非凝集パターンを判定するCmin
P判定が記載されている。第4に、周辺部透過光度の平
均輝度Pの半分の値を中央部の輪郭を表すしきい値とし
て設定し、しきい値より小さい部分を中央部の面積とし
て求め、所定のしきい値と比較して凝集パターンを判定
するLIA判定が記載されている。
【0006】特開平4−72547号公報(第3頁左上
欄第8行目〜第4頁左上欄第16行目)には、ビデオカ
メラで撮影したウェルの中央部と周辺部との境界部にお
ける透過光量の変化率を求め、変化率と予め定めた基準
値とを比較して、凝集パターン、非凝集パターンを判定
する方法が記載されている。
【0007】なお、上記各公報に記載された反応パター
ンの判定方法は、何れも、検体粒子の非凝集パターンと
して、図25(f)に示すように検体粒子の集中により
センタードット(形成される輝度の低い中心点)Kが形
成され、検体粒子の凝集パターンとして、図25(d)
に示すように、検体粒子が反応容器のセンターに集まら
ず、反応容器の透過光量が反応容器全体に渡って略均一
となる、ウィルス検査型に対応した判定方法である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
公報に記載された判定方法では、図25(e)に示すよ
うに、検体粒子の凝集力が非常に弱く、センタ−ドット
Kの回りに一部凝集部分Bがある弱凝集パターンを、図
25(f)に示す非凝集パターンと区別して、正確に判
定することは非常に困難である。
【0009】一方、クームス検査等の血液型の抗体スク
リーニング(血液型抗体検査型)においては、上記ウィ
ルス検査型の反応パタ−ンとは逆に凝集が発生する場合
にセンタードットが形成され、凝集が発生しない場合に
反応容器の透過光量が反応容器全体に渡って略均一とな
る。このような場合、特に、検体粒子の凝集力が弱い場
合、細かい凝集塊が、反応容器全体に拡がって分布して
いることが多く見られるため、上記公報に記載された判
定方法では、図25(b)に示す、小さい凝集塊(図で
は点で示している)がウェル全体に散在している弱凝集
パターンと、図25(c)に示す血球浮遊液(斜線部)
がウェル全体に広がっている非凝集パターンを正確に自
動判定することは困難である。
【0010】すなわち、上記弱凝集パターンを判定する
際、特開平2−302650号公報の2つの疑似面の面
積が略等しく算出され、特開平3−568430号公報
の反応容器内の中央部の透過光度の平均輝度と周辺部の
透過光度の平均輝度等が略等しく算出され、さらに、特
開平4−72547号公報の反応容器内の中央部と周辺
部との境界が正確に定められないことから、弱凝集パタ
ーンを正確に求めることができないからである。
【0011】本発明は、上記事実を考慮して成されたも
ので、凝集力の非常に弱い反応パターンについても高精
度に判定することができる反応パターンの判定方法及び
反応パターン判定装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1及び請求項8記
載の発明は、反応容器内に形成された検体粒子の反応パ
ターンを表す画像を取り込み、取り込んだ画像を2値化
して2値化画像を求め、求めた2値化画像内の同一の2
値化値の画素が連続する最大の連続領域を抽出し、抽出
した最大の連続領域の面積又は画素数及び前記最大の連
続領域に内接する最大の矩形領域の面積又は画素数の少
なくとも一方を特徴値として求め、求めた特徴値に基づ
いて前記検体粒子の凝集状態を判定する。
【0013】なお、凝集状態の判定は、例えば、上記求
められた特徴値と、検体粒子の凝集状態、例えば、凝集
パターン、弱凝集パターン(凝集力の非常に弱い反応パ
ターン)、及び非凝集パターンの各々の判定基準値とを
比較して行う。
【0014】このように特徴値として反応パターンを表
す画像の2値化画像内の同一の2値化値の画素が連続す
る最大の連続領域の面積又は画素数及び最大の連続領域
に内接する最大の矩形領域の面積又は画素数の少なくと
も一方を求めるのは、凝集パターン、弱凝集パターン、
及び非凝集パターンの特徴値が各々区別されて明確に求
められるらである。よって、上記反応パタ−ンの求めら
れた特徴値と検体粒子の凝集状態の判定基準値とを比較
すれば、弱凝集パターンについても高精度に判定するこ
とができる。
【0015】請求項2及び請求項9記載の発明は、反応
容器内に形成された検体粒子の反応パターンを表す画像
を取り込み、取り込んだ画像を2値化して2値化画像を
求め、求めた2値化画像の少なくとも1部内の複数の画
素の各画素と前記画素に隣接する画素との2値化値の差
の絶対値を加算して得られた総和を特徴値として求め
る。
【0016】なお、2値化画像の少なくとも1部として
は、2値化画像内の全領域でもよく、2値化画像内の予
め求められた検体粒子の反応パターンが存在する可能性
が高い領域でもよい。2値化画像の少なくとも1部とし
て2値化画像内の予め求められた検体粒子の反応パター
ンが存在する可能性が高い領域を用いる場合には、属性
(強凝集パタ−ン及び弱凝集パタ−ン(陽性)、非凝集
パタ−ン(陰性))が分かっている既知検体を使って検
査を行い、実験的に求めるようにする。
【0017】そして、求めた特微値に基づいて前記検体
粒子の凝集状態を判定する。なお、凝集状態の判定は、
請求項1及び請求項8記載の発明と同様に、求めた特微
値と検体粒子の凝集状態の判定基準値とを比較して行
う。
【0018】このように特徴値として反応パターンを表
す画像の2値化画像の少なくとも1部内の複数の画素の
各画素と前記画素に隣接する画素との2値化値の差の絶
対値を加算して得られた総和を求めるのは、凝集パター
ン、弱凝集パターン、及び非凝集パターンの特徴値が各
々区別されて明確に求められるからである。よって、上
記反応パタ−ンの求められた特徴値と検体粒子の凝集状
態の判定基準値とを比較すれば、弱凝集パターンについ
ても高精度に判定することができる。
【0019】請求項3及び請求項10記載の発明では、
反応容器内に形成された検体粒子の反応パターンを表す
画像を取り込み、取り込んだ画像の少なくとも1部内の
複数の画素の各画素の階調値の総和を特徴値として求
め、求めた特徴値に基づいて前記検体粒子の凝集状態を
判定する。なお、階調値は、濃度又は輝度に対応する。
【0020】なお、凝集状態の判定は、例えば、上記求
められた特徴値と検体粒子の凝集状態の判定基準値とを
比較して行う。また、上記画像の少なくとも1部として
は、2値化画像内の全領域でもよく、2値化画像内の予
め求められた検体粒子の反応パターンが存在する可能性
が高い領域でもよい。
【0021】このように特徴値として反応パターンの画
像の少なくとも1部内の複数の画素の各画素の階調値の
総和を求めるのは、凝集パターン、弱凝集パターン、及
び非凝集パターンの特徴値が各々区別されて明確に求め
られるからである。よって、上記反応パタ−ンの求めら
れた特徴値と検体粒子の凝集状態の判定基準値とを比較
すれば、弱凝集パターンについても高精度に判定するこ
とができる。
【0022】請求項4及び請求項11記載の発明では、
反応容器内に形成された検体粒子の反応パターンを表す
画像を取り込み、取り込んだ画像の少なくとも1部内の
複数の画素の各画素と前記画素に隣接する画素との階調
値の差の絶対値を加算して得られた総和を特徴値として
求め、求めた特徴値に基づいて前記検体粒子の凝集状態
を判定する。なお、凝集状態の判定は、請求項3及び請
求項10記載の発明と同様に、求めた特微値と検体粒子
の凝集状態の判定基準値とを比較して行う。また、上記
画像の少なくとも1部は、2値化画像内の全領域でもよ
く、2値化画像内の予め求められた検体粒子の反応パタ
ーンが存在する可能性が高い領域でもよい。
【0023】このように特徴値として反応パターンの画
像の少なくとも1部内の複数の画素の各画素と前記画素
に隣接する画素との階調値の差の絶対値を加算して得ら
れた総和を求めるのは、凝集パターン、弱凝集パター
ン、及び非凝集パターンの特徴値が各々区別されて明確
に求められるからである。よって、上記反応パタ−ンの
求められた特徴値と検体粒子の凝集状態の判定基準値と
を比較すれば、弱凝集パターンについても高精度に判定
することができる。
【0024】請求項5及び請求項12記載の発明では、
反応容器内に形成された検体粒子の反応パターンを表す
画像を取り込み、取り込んだ画像の少なくとも1部内
の、第1の閾値以上又は前記第1の閾値よりも高い値の
画素で構成される第1の領域の面積又は画素数、及び前
記第1の閾値よりも低い第2の閾値以上又は前記第2の
閾値よりも高い値の画素で構成される第2の領域の面積
又は画素数を演算し、第1の領域及び第2の領域の面積
又は画素数の差の絶対値を特徴値として求め、求めた特
徴値に基づいて前記検体粒子の凝集状態を判定する。
【0025】なお、凝集状態の判定は、請求項3及び請
求項10記載の発明と同様に、求めた特微値と検体粒子
の凝集状態の判定基準値とを比較して行う。また、上記
画像の少なくとも1部は、2値化画像内の全領域でもよ
く、2値化画像内の予め求められた検体粒子の反応パタ
ーンが存在する可能性が高い領域でもよい。
【0026】このように特徴値として反応パターンを表
す画像の少なくとも1部内の、第1の閾値以上又は第1
の閾値よりも高い値の画素で構成される第1の領域の面
積又は画素数、及び第1の閾値よりも低い第2の閾値以
上又は第2の閾値よりも高い値の画素で構成される第2
の領域の面積又は画素数の差の絶対値を求めているの
は、従来のように1部の画素のデ−タのみでは正確に求
めることができなかった検体粒子の弱凝集パターンを定
量化することができるからである。よって、上記反応パ
タ−ンの求められた特徴値と検体粒子の凝集状態の判定
基準値とを比較すれば、弱凝集パターンについても高精
度に判定することができる。
【0027】請求項6及び請求項13記載の発明では、
反応容器内に形成された検体粒子の反応パターンを表す
画像を取り込み、取り込んだ画像の少なくとも1部内の
複数の画素の平均階調値以上の前記画像の少なくとも1
部内の画素の面積又は画素数を特徴値として求め、求め
た特徴値に基づいて前記検体粒子の凝集状態を判定す
る。なお、上画像の少なくとも1部は、2値化画像内の
全領域でもよく、2値化画像内の予め求められた検体粒
子の反応パターンが存在する可能性が高い領域でもよ
い。
【0028】ここで、画像の少なくとも1部内の複数の
画素の平均階調値以上の前記画像の少なくとも1部内の
画素の面積又は画素数を求めて特徴値としていることか
ら、特徴値は、例えば、血液型検査における凝集塊の凝
集度合いを表し、ウィルス検査における未凝集の検体、
試薬の凝集度合いを表す。
【0029】このように特徴値として反応パターンを表
す画像の少なくとも1部内の複数の画素の平均階調値以
上の該画像の少なくとも1部内の画素の面積又は画素数
を求めるのは、凝集パターン、弱凝集パターン、及び非
凝集パターンの特徴値が各々区別されて明確に求めら
れ、よって、上記反応パターンの求められた特徴値と検
体粒子の凝集状態の特徴値とを比較すれば、弱凝集パタ
ーンについても高精度に判定することができる。
【0030】請求項7記載の発明では、請求項1及び請
求項2に記載の特徴値、請求項3乃至請求項6の少なく
とも2項に記載の特徴値、及び請求項1乃至請求項6の
少なくとも2項に記載の特徴値の何れかを求め、求めた
2以上の特徴値に基づいて検体粒子の凝集状態を判定す
る。なお、請求項14記載の発明は、請求項7記載の発
明と同様に課題を解決するものであるので、その説明を
省略する。
【0031】なお、例えば、請求項1及び請求項2に記
載の特徴値に基づいて検体粒子の凝集状態を判定する場
合には、第1の特徴値として、抽出された最大の連続領
域の面積又は画素数及び前記連続領域に内接する最大矩
形領域の面積又は画素数の少なくとも一方を演算し、第
2の特徴値として、2値化画像の少なくとも1部内の複
数の画素の各画素と前記画素に隣接する画素との2値化
値の差の絶対値を加算して得られた総和を演算し、第1
の特徴値及び第2の特徴値に基づいて検体粒子の凝集状
態を判定する。
【0032】なお、血液型検査については請求項1及び
請求項2に記載の特徴値に基づいて検体粒子の凝集状態
を判定し、ウィルス検査については請求項3乃至請求項
6の少なくとも2項に記載の特徴値に基づいて検体粒子
の凝集状態を判定するのが好ましい。
【0033】このように、2以上の特徴値に基づいて検
体粒子の凝集状態を判定するのは、検体粒子の凝集状態
をより高精度に判定するためである。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。反応パターン判定装置は、
図1に示すように、マイクロプレート16を備えてい
る。マイクロプレート16は、図2に示すように、底面
が円錐状あるいは曲面状に形成された多数の反応容器
(以下、ウェルという)Uをマトリックス状に配列形成
した透光性の基板から構成されている。また、反応パタ
ーン判定装置は、マイクロプレート16に形成された多
数のウェルU内の反応パターンを撮影するCCDカメ
ラ、ライセンサ等で構成された撮像デバイス12、撮像
デバイス12から出力された画像信号に基づいて後述す
る立体山型像(3次元的形状)を作成すると共に画像信
号をディジタル変換して階調値に変換する画像処理回路
22、画像処理回路22で作成された立体山型像を表示
するためのCRTモニタ24、マイクロプレート16に
面状に光を照射する面光源18、面光源18に電圧を印
加する面光源部20、多数のウェルUを順に撮影するよ
うに撮像デバイス12を移動させかつウェルUを撮影す
るように撮像デバイス12に指示する撮像デバイス駆動
装置14、上記画像処理回路22、面光源部20及び撮
像デバイス駆動装置14に接続され、画像処理回路22
から入力した階調値に基づいて後述する特徴値P(P1
〜P6)を算出すると共に特徴値Pから凝集パターン、
弱凝集パターン、及び非凝集パターンを判定するデータ
処理制御装置26、データ処理制御装置26に接続され
た画像記録再生部28、CRTモニタ26a、及びプリ
ンター30を備えている。
【0035】なお、上記撮像デバイス12には、撮像デ
バイスとして白黒のCCDカメラ、ラインセンサを使用
する場合、ゴミ等の有無のチェック、血球試薬等の分注
不良のチェック等の目的に合わせたカラーフィルタを取
り付けるようにしてもよい。
【0036】また、面光源18は、多数の光ファイバの
端部をマトリックス状に配列すると共に他の端部から光
を照射する光ファイバアレイ光源を原理としたものを使
用している。この面光源は、従来の蛍光灯を使用した光
源に比べ、マイクロプレート16全体の照度分布の均一
性が高い。なお、面光源18は、光ファイバアレイ光源
を原理としたものだけでなく、LED、CFL(冷陰極
放電灯)等をマトリックス状に配列したものを使用する
ようにしてもよい。
【0037】次に、反応パターン判定装置の制御系を説
明する。この制御系は、図3に示すように、マイクロコ
ンピュータで構成されたデータ処理制御装置26を備え
ている。データ処理制御装置26は、CPU36、RO
M34、RAM38、入出力(I/O)ポート42及び
これらを接続するバス40を含んで構成されている。
【0038】入出力ポート42には、前述した、光源部
20、撮像デバイス駆動部14、画像処理回路22、画
像記憶再生部28、プリンタ30、及びCRTモニタ2
6aが接続されている。
【0039】上記RAM38は、装置の動作中にワーク
エリアとして使用される読み出し、書き込み可能なメモ
リであり、ROM34は、装置各部を制御するプログラ
ム等が予め記憶された読み出し専用のメモリである。
【0040】次に、CPU36の制御ルーチンを示す図
4のフローチャートに沿って反応パターン判定装置の作
用を説明する。
【0041】血液型抗体のスクリーニングを行う場合に
は、ウェルUに検体(抗凝固剤入血清)を注入し、次い
で希釈した血球試薬、必要に応じて反応促進液を注入し
た後、マイクロプレート16を垂直方向に立てて回転
(遠心)させた後マイクロプレート16を水平にして振
動及び回転させる前処理を行い、前処理が行われたマイ
クロプレート16を所定位置にセットし、図示しない操
作パネルから判定開始スイッチがオンされた場合に、本
ルーチンがスタートし、ステップ100で、撮像デバイ
ス駆動装置14に撮影指示する。
【0042】撮影指示されると撮像デバイス駆動装置1
4は、撮像デバイス12を1ウェル毎に順に位置決め
し、撮像デバイス12に反応パターンを撮影するように
指示する。
【0043】なお、撮像デバイスをCCDカメラで構成
した場合には撮像デバイス12を1ウェル毎に順に位置
決めし、撮像デバイスをライセンサ等で構成した場合に
は撮像デバイス12を1ウェル毎に順に位置決めすると
共にウェルの直径に沿って一端から他端に撮像デバイス
12を移動(走査する)。
【0044】また、処理速度を重視する場合には、マイ
クロプレートの全ウェルを撮影できるように予め撮像デ
バイスを位置決めし、一括して全ウェルの画像(反応パ
ターン)を取り込むようにしてもよく、また、1ウェル
あたりの画素数を大きくして解像度をあげたい場合に
は、あるいはマイクロプレートをn(nは、例えば、2
〜30)分割して、全ウェルの1/nずつ取り込むよう
にしてもよい。
【0045】なお、上記のように撮像デバイス駆動装置
14により撮像デバイス12を移動するようにしている
が、本発明はこれに限定されるものでなく、撮像デバイ
ス12を固定し、マイクロプレート16を移動させるマ
イクロプレート移動装置によりマイクロプレート16を
位置決めするようにしてもよく、さらに、撮像デバイス
駆動装置14により撮像デバイス12を移動すると共に
マイクロプレート移動装置によりマイクロプレート16
を移動させるようにしてもよい。
【0046】上記のように指示された撮像デバイス12
は、撮影して得られた1ウェルの反応パターンの画像信
号を画像処理回路22に送信する。画像処理回路22に
入力される画像信号は、ウェルUの透過光量(ウェルU
の反応液の濃度に対応する)に対応する。すなわち、高
濃度程透過光量が少なく画像信号が弱くなり、低濃度程
透過光量が多く画像信号が強くなる。よって、1画素の
画像信号は1画素の輝度(濃度に対応する)に、対応す
る。
【0047】そして、画像処理回路22は、ウェルUの
画像信号の内、図5(b)に示すように、中心位置をウ
ェルの中心位置に一致させた矩形の測定領域(以下、ウ
ィンドウという)R12の画像信号を抽出し、次いで、
図6に示すように、x軸、y軸に画素位置を、z軸に濃
度を、それぞれ対応させ、3次元的にプロットして、反
応パターンに関する立体山型像を作成する。なお、図5
(b)に示す矩形のウィンドウR10に代えて円形のウ
ィンドウR10を設定してもよい。
【0048】画像処理回路22は、立体山型像を作成し
た後、CRTモニタ24に表示する。これにより、例え
ば、血液型抗体の凝集パターン(図25(a)参照)の
場合、図6に示すように、凝集部分が立体山型像の山の
部分に対応し、凝集パターンが目視でイメージしやすく
なる。
【0049】さらに、画像処理回路22は、各画素の画
像信号(各画素の輝度(濃度)対応する)を0〜255
の階調値にディジタル変換し、階調値及び立体山型像を
データ処理制御部6に出力する。
【0050】このように階調値を入力すると、ステップ
200で、入力した階調値から反応パターンの特徴値P
を算出し、ステップ300で、反応パターン(凝集パタ
ーン、弱凝集パターン、及び非凝集パターン)の判定を
行い、ステップ400で、各種データ(立体山型像、階
調値、判定結果等)を画像記憶再生部28に記憶して、
本ルーチンを終了する。
【0051】次に、ステップ200の特徴値Pの算出処
理を詳細に説明する。反応パターンの特徴値Pの算出
は、大きく分けると、階調値を2値化処理した2値化デ
ータに基づいて算出する場合と、階調値に基づいて算出
する場合とがある。以下、それぞれについて説明する。
【0052】2値化データに基づいて反応パターンの特
徴値Pを算出する第1の方法を図7を参照して説明す
る。
【0053】図7に示すステップ202で、ウィンドウ
R12内の全階調値分布を統計処理し、ウィンドウR1
2内の全階調値の平均値を求め、この平均値をしきい値
とすることにより、ウィンドウR12内の全階調値に対
するしきい値を算出する。なお、ウィンドウR12内の
階調値の平均値に代えて、ウィンドウR12内の階調値
の中央値(最大値と最小値との平均値)をしきい値にし
てもよい。
【0054】ステップ204で、ステップ202で算出
したしきい値以上の階調値を1(白)、しきい値より小
さい階調値を0(黒)と定義することにより、ウィンド
ウR12内の全階調値の各々を2値化する。
【0055】ステップ206では、特徴値P1として、
階調値が1と定義された画素(以下、白画素という)の
集まりの最大の連続領域(以下、白塊という)の面積P
1を算出する。なお、特徴値P1としては、階調値が
0と定義された画素(以下、黒画素という)の集まりの
最大の連続領域(以下、黒塊という)の面積P12 を用
いてもよく、白塊の最大矩形面積P13 、及び黒塊の最
大矩形面積P14 を用いてもよい。すなわち、白塊又は
黒塊の中で、塊の境界を交わる4つの点を端とする矩形
を作成したときの最大面積(白塊又は黒塊の面積の近似
値)でもよい。
【0056】以上説明した処理(ステップ202〜ステ
ップ206)を図9及び図10を参照して説明する。
【0057】図9(a)は、血液型抗体型の強凝集パタ
ーンの場合の立体山型像であり、図10(a)は血液型
抗体型の非凝集パターンの場合の立体山型像である。上
記のようにしきい値を求め、このしきい値に基づいて階
調値を2値化して、1、0を定義すると、それぞれ、図
9(b)、図10(b)に示すように白塊R1、黒塊R
2が得られる。なお、白塊R1については斜線を引いて
示している。
【0058】図9(b)、図10(b)のそれぞれの場
合の特徴値P11 〜P14 を求めると表1に示すように
なる。
【0059】
【表1】
【0060】2値化データに基づいて反応パターンの特
徴値Pを算出する第2の方法を図8を参照して説明す
る。
【0061】図8のステップ202及びステップ204
は、それぞれ図7のステップ202及びステップ204
と等しいのでその説明を省略する。
【0062】図8のステップ208で、特徴値Pとし
て、(1)式に基づいて得られる隣り合う画素の2値化
データの差の絶対値ABSを、ウィンドウR12内をX
方向及びY方向に全ての画素に渡って総和した値P2
(P21 〜P23 )を演算する。
【0063】
【数1】
【0064】但し、黒画素の2値化データDを0、白画
素の2値化データDを1とする。また、i、jは、図9
及び図10に示すように、それぞれ、X方向の画素を識
別する値であり、Y方向の画素を識別する値であり、
m、nは、図9及び図10では、12である。
【0065】なお、(1)式で得られる特徴P21 に代
えて、(2)式、(3)式で得られるX方向、またはY
方向のみの2値化データの差の絶対値を総和P22 、P
3を演算するようにしてもよい。
【0066】
【数2】
【0067】
【数3】
【0068】図9(a)に示すように、典型的な強凝集
パターンては、白塊がウィンドウR12の中心に固まっ
て大きく存在するため、図10(a)に示す非凝集パタ
ーンに比較して、P1(P11 〜P16 )はP2(P2
1 〜P23 )より大きくなる。なお、逆に図10(a)
に示す非凝集パターンでは、小さい白塊がウィンドウR
12の全体に散在しているため、図9(a)に示す強凝
集パターンに比較して、P2(P21 〜P23 )はP1
(P11 〜P16 )より大きくなる。実験例(図11参
照)を示すと、強凝集パタ−ン(図11(a))、弱凝
集パタ−ン(図11(b))、及び非凝集パタ−ン(図
11(c))の特徴値P13 、P21 は表2に示すよう
になる。なお、特徴値P13 は、1画素の面積を1とし
て計算している。
【0069】
【表2】
【0070】階調値に基づいて反応パターンの特徴値P
を算出する第1の方法を図12を参照して説明する。
【0071】図12のステップ212で階調値を取込
み、ステップ214で、(4)式に基づいてウィンドウ
R12内の全画素の階調値の総和P3を算出する。な
お、総和P3は、図13に示す立体山型像の体積に相当
する。
【0072】
【数4】
【0073】階調値に基づいて反応パターンの特徴値P
を算出する第2の方法を図14を参照して説明する。
【0074】図14のステップ212で階調値を取込
み、ステップ216で、特徴値Pとして、(5)式に基
づいて得られる隣合う画素に関する階調値の差の絶対値
を、ウィンドウR12内のX方向及びY方向に全ての画
素に渡って総和した値P41 を演算する。
【0075】
【数5】
【0076】i、jは、図15に示すように、それぞ
れ、X方向の画素を識別する値であり、Y方向の画素を
識別する値であり、m、nは、図15の場合は12であ
る。
【0077】なお、(5)式で得られる特徴P41 に代
えて、(6)式、(7)式で得られるX方向、またはY
方向のみの階調値の差の絶対値を総和P42 、P43
演算するようにしてもよい。
【0078】
【数6】
【0079】
【数7】
【0080】階調値に基づいて反応パターンの特徴値P
を算出する第3の方法を図16を参照して説明する。
【0081】図16のステップ222で、立体山型像の
平均断面積S1を算出する。すなわち、立体山型像の各
画素の階調値の総和を算出する。なお、階調値の総和
は、(4)式に基づいて算出される総和P3に等しい。
次に、階調値の総和を立体山型像の各画素の階調値の中
の最大値で除した値を閥値として求め、閥値以上の階調
値の画素の面積を算出する。これにより、図17に示す
ように、面積S1が求められる。
【0082】なお、立体山型像の平均断面積S1とし
て、図25(d)〜図25(f)の各々に示す反応パタ
−ンの検体凝集部面積等を予め実験的に測定した結果を
使用してもよい。
【0083】ステップ224で、予め求めた実験階調値
を取り込む。すなわち、属性(陽性、陰性)の分かって
いる検体粒子の反応パターンの階調値を測定し、立体山
型像を作成する。陽性検体粒子及び陰性検体粒子のそれ
ぞれについて、顕微鏡(又は目視)で反応パターンのウ
ェル中心からの半径を求める。上記作成した立体山型像
の中心に上記求めた半径の円の中心をあてはめ、円内の
階調値の平均及び円内の画素数を求めると共に円の面積
を求める。同様の測定を繰り返し実行し、円内の平均階
調値及び平均画素数を求めると共に円の平均面積を求
め、円内の平均階調値を実験階調値として求める。
【0084】ステップ226で、立体山型像の各画素の
階調値の中で実験階調値より高い、すなわち、高濃度の
値を有する画素数の総数を算出し、ステップ228で、
(8)式に基づいて面積S2を算出する。これにより、
図17に示す面積S2が得られる。 S2=N×C・・・(8) なお、Nはステップ226で算出した画素数の総数であ
る。また、Cは面積に変換するため面積定数であり、円
の平均面積を平均画素数で除すことにより予め求められ
る。
【0085】ステップ230で、(9)式に基づい特徴
値P5を求める。 P5=S2−S1・・・(9) ここで、特徴値P5は、図18(b)、図25(e)の
弱凝集パタ−ンの斜線で示した周辺部Bを定量化でき
る。これは、HCV抗体のように、周辺部Dの判定に際
し重要になってくる場合に、非常に有用である。1例と
して、ウィルス検査の実験結果を図19に示した。図1
9に示したように、従来判定することができなかった弱
凝集(弱陽性)パタ−ンを非凝集(陰性)パタ−ンと区
別することができた。
【0086】階調値に基づいて反応パターンの特徴値P
を算出する第4の方法を図20を参照して説明する。
【0087】ステップ232で、図21に示すように、
ウィンドウR12内の予め設定した2次領域(以下、2
次ウィンドウという)R2内の階調値を取り込む。な
お、円形のウィンドウR10の場合には、円形の2次ウ
ィンドウとする。また、最適な2次ウィンドウの値は、
測定項目毎に、属性が既知の検体を使って予め検査を行
い、求める。ステップ234で、2次ウィンドウR2内
の立体山型像の平均階調値を算出し、ステップ236
で、特徴値P6として以下の条件1を満たす画素の塊の
面積を算出する。 条件1 (画素の階調値)−(平均階調値)≧0 特徴値P6は、血液型の検査におけるウェル中心部に凝
集塊がどれくらい集まっているかの凝集程度を表し、ウ
ィルス検査における未凝集塊がウェル中心部にどれくら
い集まっているかの凝集程度を表す。従って、特徴値P
6は、血液型の検査では陽性では大きく、陰性では小さ
く、ウィルス検査では、逆に、陽性では小さく、陰性で
は大きくなる。
【0088】なお、図22に、特徴値P6を、実際のク
−ムス検査の反応パタ−ンから求めた実験結果を示し
た。特徴値P6は、弱凝集パタ−ン(図22(b))で
は85×a2 、非凝集パタ−ン(図22(c))では2
5×a2 であり、よって、弱凝集パタ−ン及び非凝集パ
タ−ンを正確に判定することができる。なお、ウィンド
ウR12は1辺が16画素であり、2次ウィンドウR2
は1辺が10画素であり、図22中で、0以外の数字は
2次ウィンドウR2内の立体山型像の平均階調値以上の
画素の階調値である。
【0089】次に、ステップ300の判定処理を詳細に
説明する。判定は、上記特徴値P1〜P6のいずれか、
又は、特徴値P1〜P6の2以上の組合せを選択し、選
択した特徴値に対応する実験的に測定した判定基準値に
基づいて行う。なお、判定基準値は、検査環境によって
異なるので、それぞれの環境に合わせて、実験的に決定
するのが好ましい。また、特徴値の組合せは、2値化デ
ータに基づいて特徴値のグループ(P1,P2)からの
み、あるいは階調値に基づいて求めた特徴値のグループ
(P3〜P6)のみから選んでも良く、あるいは両方の
グループから任意に選んでよい。また、前述の特徴値は
測定領域の全画素を対象にして計算するため、測定領域
の1部の画素を対象として求める上記各公報の判定方法
に比較して時間がかかる欠点が考えられるので、判定時
間短縮を目的として、また判定パラメータの数を多くし
て誤判定を防止する目的で、上記各公報の判定方法の少
なくとも1つで1次判定を行い、判定できなかったケー
スのみ、2次判定として上記特徴値の組合せで判定する
のが好ましい。
【0090】さらに、2値化データに基づいて求めた特
徴値P1、P2は、特に、血液型抗体の検出方法として
行われる凝集法の反応容器内の検体粒子の弱凝集パター
ンの検出の場合、すなわち、血液型抗体の抗体スクリー
ニングにおける弱凝集パターンの判定等に有用である。
さらに、特徴値P4を組み合わせて判定に使用するとな
お有用である。この場合、特徴値P1は、凝集が強くな
るほど大きくなり、特徴値P2は、凝集が強くなるほど
逆に小さくなり、特徴値P4は、凝集が強くなるほど大
きくなる。図23に実験結果を示した。上述のように、
特徴値P2は凝集が強まれば値が小さくなり、特徴値P
4は凝集が強まれば値が大きくなる。よって、強凝集パ
タ−ン及び弱凝集パタ−ンを含むグル−プG1と非凝集
パタ−ンのグル−プG2とが区別される。
【0091】一方、階調値に基づいて求めた特徴値P3
〜P6は、臨床検査一般、凝集法によるウィルス検査の
凝集パターンの判定等について有用である。ウィルス検
査の凝集パターンに関する立体山型像の断面図を示した
図18(A)は典型的な非凝集パターン(陰性)、図1
8(B)は弱凝集パターン(弱陽性)、図18(C)は
典型的な強凝集パターン(陽性)である。
【0092】図18(B)の斜線部Bは、弱凝集パター
ンを表す重要な特徴であり、特徴値P4は、斜線部Bの
凹凸の程度を表し、特徴値P5は、斜線部Bの大きさを
表している。上記のように1次判定として上記各公報の
判定方法の少なくとも1つを実施し、図18(B)の斜
線部Dのように判定が困難なケースやHCV抗体のよう
に弱凝集パターンの細かい判定が必要なケースについて
は、特徴値P4及び特徴値P5を、単独あるいは両方組
み合わせて使用して2次判定に使用すると有用である。
また、特徴値P3は、特徴値P4及び特徴値P5の少な
くとも一方と組み合わせて2次判定に使用するか、ある
いは上記各公報の判定方法の少なくとも1つと組み合わ
せて、1次判定に使用すると有用である。特徴値P3及
び特徴値P5は、凝集が強くなるほど値は小さくなり、
特徴値P4は、凝集が強くなるほど小さくなるので、実
験結果(特徴値P3、特徴値P4の組み合わせ)を示し
た図24に示すように、強凝集パタ−ンのグル−プG
5、弱凝集パタ−ンのグル−プG4、及び非凝集パタ−
ンのグル−プG3が各々区別される。
【0093】以上説明した実施の形態によれば、反応パ
タ−ンを表す画像デ−タ(2値化画像、階調値画像)の
全てを用いて特徴値を求めていることから、反応パター
ンを細かく、かつはっきりと分類、記述できる。それに
よって弱凝集パターンの判定が容易かと高精度に行う事
ができる。
【0094】例えば、クームス検査等の血液型検査の抗
体スクリーニング等で、よく見られる反応容器全体に散
在する弱く細かい弱凝集パターンの判定においては、反
応容器全体の立体山型像の全データを使用するため、弱
凝集パターンを全てカバーできることと、特に、2値化
処理して求めた特徴値を使用して判定を行うことによ
り、判定が容易になるとともに精度が向上する。
【0095】凝集法によるウィルス検査においても、例
えば、HCV抗体のように弱凝集パターンの細かい判定
が必要なケースについても、立体山型像全体のデータか
ら特徴値を求めることによって、弱凝集パターンを表す
重要な特徴である周辺部を的確に把握できるため、判定
が容易になるとともに自動判定の精度が向上する。
【0096】以上説明した実施の形態では、特徴値P
1、P5、P6では面積を用いているが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、1画素の面積は全て等しい
ので画素数を用いてもよい。
【0097】
【発明の効果】請求項1及び請求項8記載の発明は、特
徴値として反応パターンを表す画像の2値化画像内の同
一の2値化値の画素が連続する最大の連続領域の面積又
は画素数及び最大の連続領域に内接する最大の矩形領域
の面積又は画素数の少なくとも一方を求めることから、
反応パタ−ンが凝集パターン、弱凝集パターン、及び非
凝集パターンのいずれかの場合の特徴値が各々区別され
て明確に求められ、よって、上記求められた特徴値と検
体粒子の凝集状態の判定基準値とを比較すれば、弱凝集
パターンについても高精度に判定することができる、と
いう効果を有する。
【0098】請求項2及び請求項9記載の発明は、特徴
値として反応パターンを表す画像の2値化画像の少なく
とも1部内の複数の画素の各画素と前記画素に隣接する
画素との2値化値の差の絶対値を加算して得られた総和
を求めることから、反応パタ−ンが凝集パターン、弱凝
集パターン、及び非凝集パターンのいずれかの場合の特
徴値が各々区別されて明確に求められ、よって、上記求
められた特徴値と検体粒子の凝集状態の判定基準値とを
比較すれば、弱凝集パターンについても高精度に判定す
ることができる、という効果を有する。
【0099】請求項3及び請求項10記載の発明は、特
徴値として反応パターンの画像の少なくとも1部内の複
数の画素の各画素の階調値の総和を求めることから、反
応パタ−ンが凝集パターン、弱凝集パターン、及び非凝
集パターンのいずれかの場合の特徴値が各々区別されて
明確に求められ、よって、上記求められた特徴値と検体
粒子の凝集状態の判定基準値とを比較すれば、弱凝集パ
ターンについても高精度に判定することができる、とい
う効果を有する。
【0100】請求項4及び請求項11記載の発明は、特
徴値として反応パターンの画像の少なくとも1部内の複
数の画素の各画素と前記画素に隣接する画素との階調値
の差の絶対値を加算して得られた総和を求めることか
ら、反応パタ−ンが凝集パターン、弱凝集パターン、及
び非凝集パターンのいずれかの場合の特徴値が各々区別
されて明確に求められ、よって、上記求められた特徴値
と検体粒子の凝集状態の判定基準値とを比較すれば、弱
凝集パターンについても高精度に判定することができ
る、という効果を有する。
【0101】請求項5及び請求項12記載の発明は、特
徴値として反応パターンを表す画像の少なくとも1部内
の、第1の閾値以上又は第1の閾値よりも高い値の画素
で構成される第1の領域の面積又は画素数、及び第1の
閾値よりも低い第2の閾値以上又は第2の閾値よりも高
い値の画素で構成される第2の領域の面積又は画素数の
差の絶対値を求めていることから、従来のように1部の
画素のデ−タのみでは正確に求めることができなかった
検体粒子の弱凝集パターンを定量化することができ、よ
って、上記求められた特徴値と検体粒子の凝集状態の判
定基準値とを比較すれば、弱凝集パターンについても高
精度に判定することができる、という効果を有する。
【0102】請求項6及び請求項13記載の発明は、特
徴値として反応パターンを表す画像の少なくとも1部内
の複数の画素の平均階調値以上の該画像の少なくとも1
部内の画素の面積又は画素数を求めることから、反応パ
タ−ンが凝集パターン、弱凝集パターン、及び非凝集パ
ターンのいずれかの場合の特徴値が各々区別されて明確
に求められ、よって、上記求められた特徴値と検体粒子
の凝集状態の特徴値とを比較すれば、弱凝集パターンに
ついても高精度に判定することができる、という効果を
有する。
【0103】請求項7及び請求項14記載の発明は、2
以上の特徴値に基づいて検体粒子の凝集状態を判定する
ことから、検体粒子の凝集状態をより高精度に判定する
ことができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態のブロック図である。
【図2】マイクロプレ−トを示した図である。
【図3】本形態の制御系のブロック図である。
【図4】本形態のメインル−チンを示したフロ−チャ−
トである。
【図5】ウィンドウのパターンを示す図である。
【図6】立体山型像を示す図である。
【図7】メインル−チンのステップ200の詳細を示し
たサブル−チンを示したフロ−チャ−トである。
【図8】メインル−チンのステップ200の詳細を示し
た他のサブル−チンを示したフロ−チャ−トである。
【図9】特徴値の算出処理を説明するための説明図であ
る。
【図10】特徴値の算出処理を説明するための他の説明
図である。
【図11】実験結果の階調値分布を示した図である。
【図12】メインル−チンのステップ200の詳細を示
した他のサブル−チンを示したフロ−チャ−トである。
【図13】特徴値の算出処理を説明するための説明図で
ある。
【図14】メインル−チンのステップ200の詳細を示
した他のサブル−チンを示したフロ−チャ−トである。
【図15】特徴値の算出処理を説明するための説明図で
ある。
【図16】メインル−チンのステップ200の詳細を示
した他のサブル−チンを示したフロ−チャ−トである。
【図17】特徴値の算出処理を説明するための説明図で
ある。
【図18】特徴値の算出処理を説明するための他の説明
図である。
【図19】実験結果の特徴値分布を示した図である。
【図20】メインル−チンのステップ200の詳細を示
した他のサブル−チンを示したフロ−チャ−トである。
【図21】2次ウィンドウを示した図である。
【図22】実験結果の特徴値分布を示した図である。
【図23】特徴値の組み合わせの実験結果を示した図で
ある。
【図24】他の特徴値の組み合わせの実験結果を示した
図である。
【図25】反応パターンを示した図である。
【符号の説明】
12 撮像デバイス 14 撮像デバイス駆動装置 16 マイクロプレート 18 面光源 20 光源部 22 画像処理回路 24 CRTモニタ 26 データ処理制御装置 28 画像記憶再生部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】このように特徴値として反応パターンを表
す画像の2値化画像内の同一の2値化値の画素が連続す
る最大の連続領域の面積又は画素数及び最大の連続領域
に内接する最大の矩形領域の面積又は画素数の少なくと
も一方を求めるのは、凝集パターン、弱凝集パターン、
及び非凝集パターンの特徴値が各々区別されて明確に求
められるらである。よって、上記反応パタ−ンの求め
られた特徴値と検体粒子の凝集状態の判定基準値とを比
較すれば、弱凝集パターンについても高精度に判定する
ことができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】ここで、画像の少なくとも1部内の複数の
画素の平均階調値以上の前記画像の少なくとも1部内の
画素の面積又は画素数を求めて特徴値としていることか
ら、特徴値は、例えば、血液型検査における凝集塊の凝
集度合いを表し、ウィルス検査における未凝集の検体、
試薬の度合いを表す。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応容器内に形成された検体粒子の反応
    パターンを表す画像を取り込み、 取り込んだ画像を2値化して2値化画像を求め、 求めた2値化画像内の同一の2値化値の画素が連続する
    最大の連続領域を抽出し、 抽出した最大の連続領域の面積又は画素数及び前記最大
    の連続領域に内接する最大の矩形領域の面積又は画素数
    の少なくとも一方を特徴値として求め、 求めた特徴値に基づいて前記検体粒子の凝集状態を判定
    する反応パターンの判定方法。
  2. 【請求項2】 反応容器内に形成された検体粒子の反応
    パターンを表す画像を取り込み、 取り込んだ画像を2値化して2値化画像を求め、 求めた2値化画像の少なくとも1部内の複数の画素の各
    画素と前記画素に隣接する画素との2値化値の差の絶対
    値を加算して得られた総和を特徴値として求め、 求めた特徴値に基づいて前記検体粒子の凝集状態を判定
    する反応パターンの判定方法。
  3. 【請求項3】 反応容器内に形成された検体粒子の反応
    パターンを表す画像を取り込み、 取り込んだ画像の少なくとも1部内の複数の画素の各画
    素の階調値の総和を特徴値として求め、 求めた特徴値に基づいて前記検体粒子の凝集状態を判定
    する反応パターンの判定方法。
  4. 【請求項4】 反応容器内に形成された検体粒子の反応
    パターンを表す画像を取り込み、 取り込んだ画像の少なくとも1部内の複数の画素の前記
    画素と前記画素に隣接する画素との階調値の差の絶対値
    を加算して得られた総和を特徴値として求め、 求めた特徴値に基づいて前記検体粒子の凝集状態を判定
    する反応パターンの判定方法。
  5. 【請求項5】 反応容器内に形成された検体粒子の反応
    パターンを表す画像を取り込み、 取り込んだ画像の少なくとも1部内の、第1の閾値以上
    又は前記第1の閾値よりも高い値の画素で構成される第
    1の領域の面積又は画素数、及び前記第1の閾値よりも
    低い第2の閾値以上又は前記第2の閾値よりも高い値の
    画素で構成される第2の領域の面積又は画素数を演算
    し、 第1の領域及び第2の領域の面積又は画素数の差の絶対
    値を特徴値として求め、 求めた特徴値に基づいて前記検体粒子の凝集状態を判定
    する反応パターンの判定方法。
  6. 【請求項6】 反応容器内に形成された検体粒子の反応
    パターンを表す画像を取り込み、 取り込んだ画像の少なくとも1部内の複数の画素の平均
    階調値以上の前記画像の少なくとも1部内の画素の面積
    又は画素数を特徴値として求め、 求めた特徴値に基づいて前記検体粒子の凝集状態を判定
    する反応パターンの判定方法。
  7. 【請求項7】 請求項1及び請求項2に記載の特徴値、
    請求項3乃至請求項6の少なくとも2項に記載の特徴
    値、及び請求項1乃至請求項6の少なくとも2項に記載
    の特徴値の何れかを求め、 求めた2以上の特徴値に基づいて検体粒子の凝集状態を
    判定する反応パターン判定方法。
  8. 【請求項8】 反応容器内に形成された検体粒子の反応
    パターンを表す画像を取り込む画像取り込み手段と、 前記画像取り込み手段により取り込まれた画像を2値化
    して2値化画像を求める2値化手段と、 前記2値化手段により求められた2値化画像内の同一の
    2値化の画素が連続する最大の連続領域を抽出する連続
    領域抽出手段と、 特徴値として前記連続領域抽出手段により抽出された最
    大の連続領域の面積又は画素数及び前記最大の連続領域
    に内接する最大の矩形領域の面積又は画素数の少なくと
    も一方を演算する特徴値演算手段と、 前記特徴値演算手段により演算された特徴値に基づいて
    前記検体粒子の凝集状態を判定する凝集状態判定手段
    と、 を含む反応パターン判定装置。
  9. 【請求項9】 反応容器内に形成された検体粒子の反応
    パターンを表す画像を取り込む画像取り込み手段と、 前記画像取り込み手段により取り込まれた画像を2値化
    して2値化画像を求める2値化手段と、 特徴値として前記2値化手段により求められた2値化画
    像の少なくとも1部内の複数の画素の各画素と前記画素
    に隣接する画素との2値化値の差の絶対値を加算して得
    られた総和を演算する特徴値演算手段と、 前記特徴値演算手段により求められた特徴値に基づいて
    前記検体粒子の凝集状態を判定する凝集状態判定手段
    と、 を含む反応パターン判定装置。
  10. 【請求項10】 反応容器内に形成された検体粒子の反
    応パターンを表す画像を取り込む画像取り込み手段と、 特徴値として前記画像取り込み手段により取り込まれた
    画像の少なくとも1部内の複数の画素の階調値の総和を
    演算する特徴値演算手段と、 前記特徴値演算手段により演算された特徴値に基づいて
    前記検体粒子の凝集状態を判定する凝集状態判定手段
    と、 を含む反応パターン判定装置。
  11. 【請求項11】 反応容器内に形成された検体粒子の反
    応パターンを表す画像を取り込む画像取り込み手段と、 特徴値として前記画像取り込み手段により取り込まれた
    画像の少なくとも1部内の複数の画素の各画素と前記画
    素に隣接する画素との階調値の差の絶対値を加算して得
    られた総和を演算する特徴値演算手段と、 前記特徴値演算手段により演算された特徴値に基づいて
    前記検体粒子の凝集状態を判定する凝集状態判定手段
    と、 を含む反応パターン判定装置。
  12. 【請求項12】 反応容器内に形成された検体粒子の反
    応パターンを表す画像を取り込む画像取り込み手段と、 前記画像取り込み手段によって取り込まれた画像の少な
    くとも1部内の、第1の閾値以上又は前記第1の閾値よ
    りも高い値の画素で構成される第1の領域の面積又は面
    積、及び前記第1の閾値より低い第2の閾値以上または
    前記第2の閾値よりも高い値の画素で構成される第2の
    領域の面積又は面積を演算する面積演算手段と、 前記第1の領域の面積と前記第2領域の面積又は面積と
    の差の絶対値を特徴値として演算する特徴値演算手段
    と、 前記特徴値演算手段により演算された特徴値に基づいて
    前記検体粒子の凝集状態を判定する凝集状態判定手段と
    を含む反応パターン判定装置。
  13. 【請求項13】 反応容器内に形成された検体粒子の反
    応パターンを表す画像を取り込む画像取り込み手段と、 特徴値として、前記画像取り込み手段によって取り込ま
    れた画像の少なくとも1部内の複数の画素の平均階調値
    以上の前記画像の少なくとも1部内の画素の面積又は画
    素数を求める特徴値演算手段と、 前記特徴値演算手段により演算された特徴値に基づいて
    前記検体粒子の凝集状態を判定する凝集状態判定手段と
    を含む反応パターン判定装置。
  14. 【請求項14】 請求項8及び請求項9に記載の特徴
    値、請求項10乃至請求項13の少なくとも2項に記載
    の特徴値、及び請求項8乃至請求項13の少なくとも2
    項に記載の特徴値の何れかを検出する特徴値検出手段
    と、 前記特徴値検出手段によって検出された2以上の特徴値
    に基づいて検体粒子の凝集状態を判定する凝集状態判定
    手段と、 を備えた反応パターン判定装置。
JP18300695A 1995-07-19 1995-07-19 反応パターンの判定方法及び反応パターン判定装置 Pending JPH0933441A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18300695A JPH0933441A (ja) 1995-07-19 1995-07-19 反応パターンの判定方法及び反応パターン判定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18300695A JPH0933441A (ja) 1995-07-19 1995-07-19 反応パターンの判定方法及び反応パターン判定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0933441A true JPH0933441A (ja) 1997-02-07

Family

ID=16128103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18300695A Pending JPH0933441A (ja) 1995-07-19 1995-07-19 反応パターンの判定方法及び反応パターン判定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0933441A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002350350A (ja) * 2001-03-21 2002-12-04 Olympus Optical Co Ltd 生化学的検査方法
JP2005233974A (ja) * 2001-03-21 2005-09-02 Olympus Corp 生化学的検査方法
JP2007516411A (ja) * 2003-06-27 2007-06-21 コミツサリア タ レネルジー アトミーク 生物学的試料または化学的試料を定量分析するための方法
US10478990B2 (en) 2011-04-29 2019-11-19 Hamilton Bonaduz Ag Punching device with illuminated receiving plate

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002350350A (ja) * 2001-03-21 2002-12-04 Olympus Optical Co Ltd 生化学的検査方法
JP2005233974A (ja) * 2001-03-21 2005-09-02 Olympus Corp 生化学的検査方法
JP2007516411A (ja) * 2003-06-27 2007-06-21 コミツサリア タ レネルジー アトミーク 生物学的試料または化学的試料を定量分析するための方法
US10478990B2 (en) 2011-04-29 2019-11-19 Hamilton Bonaduz Ag Punching device with illuminated receiving plate

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2874008B2 (ja) 粒子凝集パターン判定装置
US5872860A (en) Calibration cassette for use in calibrating an automated agglutination reaction analyzing system
JP3036049B2 (ja) 粒子凝集パターン判定方法
JP3581149B2 (ja) 境界ピクセル・パラメータの規則正しいシーケンスを用いた物体を識別するための方法及び装置
JP2000508095A (ja) 境界マッピングのシステムおよび方法
JP3328015B2 (ja) ニューラルネットワークを用いた粒子凝集パターンの判定方法
JP4898828B2 (ja) 凝集判定方法
JPH0356843A (ja) 粒子パターンの判定方法
JP3050046B2 (ja) 粒子自動分類システム
JP2024506649A (ja) 単一の画像取込みデバイスを使用して検体容器の3d中心位置を識別するように適用された方法および装置
JPH0933441A (ja) 反応パターンの判定方法及び反応パターン判定装置
AU2003294351B2 (en) Particle extraction for automatic flow microscope
JPH09257708A (ja) テストストリップ判定方法及びその装置
JP2000146817A (ja) 粒度分布測定装置
KR100517868B1 (ko) 시료 표면의 결함 측정 및 평가 방법
US5389555A (en) Particle pattern judging method
US5233668A (en) Method and apparatus for discriminating aggregation pattern
JP3165429B2 (ja) 凝集像判定方法
JP6680909B2 (ja) 免疫検査装置
JP2628302B2 (ja) 凝集判定方法および装置
JPH1090163A (ja) 粒子分析装置
JP2005061873A (ja) 特定高分子結晶の検出方法
JP3523764B2 (ja) 非金属介在物測定における異物検出装置
JPH03191848A (ja) 粒子凝集パターンの判定方法
JP2006112993A (ja) 色ビーズ判別装置