JPH0933409A - レーザ気化分析装置 - Google Patents
レーザ気化分析装置Info
- Publication number
- JPH0933409A JPH0933409A JP18369295A JP18369295A JPH0933409A JP H0933409 A JPH0933409 A JP H0933409A JP 18369295 A JP18369295 A JP 18369295A JP 18369295 A JP18369295 A JP 18369295A JP H0933409 A JPH0933409 A JP H0933409A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser
- light
- rod
- semiconductor
- semiconductor laser
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 レーザの励起効率を良くし、装置の小型化及
び軽量化を図り、可搬性及び操作性のいずれにおいても
優れたレーザ発振部を備えたレーザ気化分析装置を提供
する。 【解決手段】 不活性な搬送ガス中で固体試料に、レー
ザ発振部からのレーザ光を照射してこの固体試料の一部
を微粒子化して採取し、この微粒子を検出器に搬送して
元素分析を行うレーザ気化分析装置において、レーザ発
振部は、励起光としてのレーザ光を発生する半導体レー
ザ20と、半導体レーザ20からのレーザ光が端面に入
射され、光増幅して単一モードのレーザ光を発振するレ
ーザロッド24と、半導体レーザ20とレーザロッド2
4とを繋ぐ光ファイバ21とを有する。
び軽量化を図り、可搬性及び操作性のいずれにおいても
優れたレーザ発振部を備えたレーザ気化分析装置を提供
する。 【解決手段】 不活性な搬送ガス中で固体試料に、レー
ザ発振部からのレーザ光を照射してこの固体試料の一部
を微粒子化して採取し、この微粒子を検出器に搬送して
元素分析を行うレーザ気化分析装置において、レーザ発
振部は、励起光としてのレーザ光を発生する半導体レー
ザ20と、半導体レーザ20からのレーザ光が端面に入
射され、光増幅して単一モードのレーザ光を発振するレ
ーザロッド24と、半導体レーザ20とレーザロッド2
4とを繋ぐ光ファイバ21とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不活性な搬送ガス中
で固体試料にレーザ光を照射してこの固体試料の一部を
微粒素子化して採取し、この微粒子を検出器に搬送して
元素分析を行うレーザ気化分析装置、特に、そのレーザ
発振部に関する。
で固体試料にレーザ光を照射してこの固体試料の一部を
微粒素子化して採取し、この微粒子を検出器に搬送して
元素分析を行うレーザ気化分析装置、特に、そのレーザ
発振部に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のレーザ気化分析装置におい
て用いられているレーザ発振部の構成を示す図である。
図において、40は集光器であり、これにはKrランプ
(励起源)41及びYAGレーザロッド42が含まれて
いる。43はメカニカルシャッターであり、44は全反
射鏡である。45は超音波Qスイッチであり、46は出
力鏡である。
て用いられているレーザ発振部の構成を示す図である。
図において、40は集光器であり、これにはKrランプ
(励起源)41及びYAGレーザロッド42が含まれて
いる。43はメカニカルシャッターであり、44は全反
射鏡である。45は超音波Qスイッチであり、46は出
力鏡である。
【0003】従来のレーザ発振部は上述のように構成さ
れており、Krランプ(励起源)41からの励起光はY
AGレーザロッド42の側部に入射し、その入射光はY
AGレーザロッド42によって光増幅され、そして、全
反射鏡44と出力鏡46とによって構成される共振器に
よって共振されてそのエネルギーが増大する。出力鏡4
6から出力されたレーザ光は超音波Qスイッチ45の処
理によってパルス状のレーザ光になる。このパルス状の
レーザ光は、図示を省略したが、ミラーやレンズにより
レーザ照射セルに導かれ、そのセル内に置かれている固
体試料に照射される。
れており、Krランプ(励起源)41からの励起光はY
AGレーザロッド42の側部に入射し、その入射光はY
AGレーザロッド42によって光増幅され、そして、全
反射鏡44と出力鏡46とによって構成される共振器に
よって共振されてそのエネルギーが増大する。出力鏡4
6から出力されたレーザ光は超音波Qスイッチ45の処
理によってパルス状のレーザ光になる。このパルス状の
レーザ光は、図示を省略したが、ミラーやレンズにより
レーザ照射セルに導かれ、そのセル内に置かれている固
体試料に照射される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のレ
ーザ発振部は、Krランプ(励起源)41からの連続光
の一部を利用するような構成になっており、レーザの励
起効率が悪く、冷却装置が必要である。このため、レー
ザ発振部はその装置の大型化及び重量化は避けられず、
可搬性及び操作性のいずれも悪かった。
ーザ発振部は、Krランプ(励起源)41からの連続光
の一部を利用するような構成になっており、レーザの励
起効率が悪く、冷却装置が必要である。このため、レー
ザ発振部はその装置の大型化及び重量化は避けられず、
可搬性及び操作性のいずれも悪かった。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、レーザの励起効率を良くし、
装置の小型化及び軽量化を図り、可搬性及び操作性のい
ずれにおいても優れたレーザ発振部を備えたレーザ気化
分析装置を提供することを目的とする。
めになされたものであり、レーザの励起効率を良くし、
装置の小型化及び軽量化を図り、可搬性及び操作性のい
ずれにおいても優れたレーザ発振部を備えたレーザ気化
分析装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの態様に係
るレーザ気化分析装置は、不活性な搬送ガス中で固体試
料にレーザ発振部からのレーザ光を照射してこの固体試
料の一部を微粒子化して採取し、この微粒子を検出器に
搬送して元素分析を行うものであり、そして、レーザ発
振部は、励起光としてのレーザ光を発生する半導体レー
ザを備えている。本発明の一つの態様においては、半導
体レーザが励起源としてのレーザ光を発生し、それを増
幅及び共振させてエネルギーを増大させた後に、固体試
料に照射させる。半導体レーザによって励起光としての
レーザ光を発生するようにしており、従って、従来のK
rアークランプを使用した場合に比べて、レーザ発振部
の小型化及び簡素化が図られている。
るレーザ気化分析装置は、不活性な搬送ガス中で固体試
料にレーザ発振部からのレーザ光を照射してこの固体試
料の一部を微粒子化して採取し、この微粒子を検出器に
搬送して元素分析を行うものであり、そして、レーザ発
振部は、励起光としてのレーザ光を発生する半導体レー
ザを備えている。本発明の一つの態様においては、半導
体レーザが励起源としてのレーザ光を発生し、それを増
幅及び共振させてエネルギーを増大させた後に、固体試
料に照射させる。半導体レーザによって励起光としての
レーザ光を発生するようにしており、従って、従来のK
rアークランプを使用した場合に比べて、レーザ発振部
の小型化及び簡素化が図られている。
【0007】また、本発明の他の態様に係るレーザ気化
分析装置は、上記装置において、レーザ発振部は、半導
体レーザからのレーザ光を光増幅するレーザロッドと、
半導体レーザと前記レーザロッドとを繋ぐ光搬送ケーブ
ルとを更に有する。本発明の他の態様においては、半導
体レーザとレーザロッドとを光搬送ケーブルによって繋
いでおり、半導体レーザからのレーザ光は光搬送ケーブ
ルを介してレーザロッドに導かれる。このため、半導体
レーザ即ち励起源とレーザロッドとが分離された構造と
なっており、レーザロッドを含んだヘッド部分の小型化
及び簡素化が一段と図られている。
分析装置は、上記装置において、レーザ発振部は、半導
体レーザからのレーザ光を光増幅するレーザロッドと、
半導体レーザと前記レーザロッドとを繋ぐ光搬送ケーブ
ルとを更に有する。本発明の他の態様においては、半導
体レーザとレーザロッドとを光搬送ケーブルによって繋
いでおり、半導体レーザからのレーザ光は光搬送ケーブ
ルを介してレーザロッドに導かれる。このため、半導体
レーザ即ち励起源とレーザロッドとが分離された構造と
なっており、レーザロッドを含んだヘッド部分の小型化
及び簡素化が一段と図られている。
【0008】
【発明の実施の形態】図2は本発明の実施の形態の一例
に係るレーザ気化分析装置の全体構成を示したブロック
図である。図において、レーザ発振部1から発振された
レーザ光2は回転ミラー3によって進行方向が調整さ
れ、集光レンズ4で集光されて固体試料5に照射され
る。この回転ミラー3は後述する回転機構(図1参照)
によって回転し、また、集光レンズ4も平行移動機構
(図示せず)によって移動する。固体試料5はレーザ照
射セル8内に設置され、ここに搬送ガスが送り込まれ
る。ガスボンベ10からのガスは精製装置11において
必要に応じて精製され、配管系12によって、搬送ガス
又は火焔用ガスとしてレーザ照射セル8又は高周波誘導
プラズマトーチ14に送り込まれる。精製装置11はこ
こではZrゲッター式精製装置を用いている。配管系1
2には質量流量調整器13が取り付けられており、ガス
流量が制御される。配管にはステンレス管が用いられて
いるが、レーザ照射セル8及びプラズマトーチ14はガ
ラス製であり、この間の接続にはOリングなどの部材を
用いて気密性を保持している。
に係るレーザ気化分析装置の全体構成を示したブロック
図である。図において、レーザ発振部1から発振された
レーザ光2は回転ミラー3によって進行方向が調整さ
れ、集光レンズ4で集光されて固体試料5に照射され
る。この回転ミラー3は後述する回転機構(図1参照)
によって回転し、また、集光レンズ4も平行移動機構
(図示せず)によって移動する。固体試料5はレーザ照
射セル8内に設置され、ここに搬送ガスが送り込まれ
る。ガスボンベ10からのガスは精製装置11において
必要に応じて精製され、配管系12によって、搬送ガス
又は火焔用ガスとしてレーザ照射セル8又は高周波誘導
プラズマトーチ14に送り込まれる。精製装置11はこ
こではZrゲッター式精製装置を用いている。配管系1
2には質量流量調整器13が取り付けられており、ガス
流量が制御される。配管にはステンレス管が用いられて
いるが、レーザ照射セル8及びプラズマトーチ14はガ
ラス製であり、この間の接続にはOリングなどの部材を
用いて気密性を保持している。
【0009】固体試料5にレーザ光2が照射されると微
粒子が生成され、その微粒子は搬送ガスによってプラズ
マトーチ14に送られる。プラズマトーチ14に送られ
た微粒子は、Arプラズマ15により分解励起され、各
元素の固有のスペクトル光が微粒子の組成に対応する強
度で発せられる。これらの各元素の発光強度を分光・測
光装置に16により測定し、データ処理装置17は予め
得られている検量線を用いて測定試料の組成を求める。
粒子が生成され、その微粒子は搬送ガスによってプラズ
マトーチ14に送られる。プラズマトーチ14に送られ
た微粒子は、Arプラズマ15により分解励起され、各
元素の固有のスペクトル光が微粒子の組成に対応する強
度で発せられる。これらの各元素の発光強度を分光・測
光装置に16により測定し、データ処理装置17は予め
得られている検量線を用いて測定試料の組成を求める。
【0010】図1は上記のレーザ発振部1の構成を示し
た図である。励起源としての半導体レーザ20の出力は
光ファイバ21を介してレーザヘッド22内に導かれ
る。レーザヘッド22内に導かれたレーザ光は集光レン
ズ23を経由してYAGレーザロッド24内にその端部
から入り込み、光増幅される。YAGレーザロッド24
の出射端側にはQスイッチ25及び出力鏡26が設けら
れ、また、YAGレーザロッド24の入射端には反射膜
27が形成されている。この反射膜27(例えば0.8
0μmの光を通し1.064μmの光を反射する)と出
力鏡26とは共振器を構成し、半導体レーザ20からの
入射レーザを共振させてエネルギーを増大させ、ビーム
エキスパンダ28に出力する。
た図である。励起源としての半導体レーザ20の出力は
光ファイバ21を介してレーザヘッド22内に導かれ
る。レーザヘッド22内に導かれたレーザ光は集光レン
ズ23を経由してYAGレーザロッド24内にその端部
から入り込み、光増幅される。YAGレーザロッド24
の出射端側にはQスイッチ25及び出力鏡26が設けら
れ、また、YAGレーザロッド24の入射端には反射膜
27が形成されている。この反射膜27(例えば0.8
0μmの光を通し1.064μmの光を反射する)と出
力鏡26とは共振器を構成し、半導体レーザ20からの
入射レーザを共振させてエネルギーを増大させ、ビーム
エキスパンダ28に出力する。
【0011】ビームエキスパンダ28に入射したレーザ
光はそのビーム径が拡大された後に、45度反射ミラー
29、スキャンミラーA30、スキャンミラーB31及
び集光レンズ4を経由してレーザ照射セル8に導かれ
る。なお、45度反射ミラー29、スキャンミラーA3
0及びスキャンミラーB31は、図1の回転ミラー3に
相当する。スキャンミラーA30及び及びスキャンミラ
ーB31は、超音波モータ32,33によってその位置
が調整され、レーザ照射セル8内に置かれた固体試料5
に照射するレーザ光を走査する。
光はそのビーム径が拡大された後に、45度反射ミラー
29、スキャンミラーA30、スキャンミラーB31及
び集光レンズ4を経由してレーザ照射セル8に導かれ
る。なお、45度反射ミラー29、スキャンミラーA3
0及びスキャンミラーB31は、図1の回転ミラー3に
相当する。スキャンミラーA30及び及びスキャンミラ
ーB31は、超音波モータ32,33によってその位置
が調整され、レーザ照射セル8内に置かれた固体試料5
に照射するレーザ光を走査する。
【0012】図1のレーザ発振部は上述のように構成さ
れており、励起源として半導体レーザ20を用いてお
り、レーザ励起効率が良い。例えば従来のランプ法によ
ればランプが出す連続光の一部を吸収するが、半導体レ
ーザ20によれば、特定の吸収率の高い波長(例えば
0.81μm)のレーザ光を出力することができるの
で、レーザ励起効率が良い。このため、電源容量が小さ
くて良い(100V電源の利用可)ので電源部も小型・
軽量化が図られ、冷却水も不要となっている。このよう
なことから、装置全体の小型・軽量化が可能になってい
る。なお、この半導体レーザ20は、Ga−As系のも
のであり、100Vの電源で、809nmのレーザ光を
20Wの出力で発生した。また、レーザ発振部を、半導
体レーザ20とレーザヘッド22とに分離して、両者を
光ファイバ21によって繋ぐようにしたので、レーザヘ
ッド22の小型・軽量化が一段と図られおり(例えば
1.5Kg)、従来のもの(例えば22Kg)のように
移動に台車等の装備を必要とせず、その取り扱いが容易
なものとなっている。
れており、励起源として半導体レーザ20を用いてお
り、レーザ励起効率が良い。例えば従来のランプ法によ
ればランプが出す連続光の一部を吸収するが、半導体レ
ーザ20によれば、特定の吸収率の高い波長(例えば
0.81μm)のレーザ光を出力することができるの
で、レーザ励起効率が良い。このため、電源容量が小さ
くて良い(100V電源の利用可)ので電源部も小型・
軽量化が図られ、冷却水も不要となっている。このよう
なことから、装置全体の小型・軽量化が可能になってい
る。なお、この半導体レーザ20は、Ga−As系のも
のであり、100Vの電源で、809nmのレーザ光を
20Wの出力で発生した。また、レーザ発振部を、半導
体レーザ20とレーザヘッド22とに分離して、両者を
光ファイバ21によって繋ぐようにしたので、レーザヘ
ッド22の小型・軽量化が一段と図られおり(例えば
1.5Kg)、従来のもの(例えば22Kg)のように
移動に台車等の装備を必要とせず、その取り扱いが容易
なものとなっている。
【0013】また、半導体レーザ20からの励起光(レ
ーザ光)は、YAGレーザロッド24の端部に入射され
て光増幅されており、縦励起(ロッドの端面から励起光
を入れる)によっているため、シングルモードとなって
いる。このため、ここで光増幅されたレーザ光は揃って
おり、レーザ照射部のスポット径を絞り込むことができ
(例えばビーム径が従来は230μmであったものを、
45μmにしている。)、エネルギー密度を高くするこ
とができる。このような半導体レーザによる縦モードを
用いたことによりレーザロッドが短くてすみ、共振器の
構造の簡素化が図られている。
ーザ光)は、YAGレーザロッド24の端部に入射され
て光増幅されており、縦励起(ロッドの端面から励起光
を入れる)によっているため、シングルモードとなって
いる。このため、ここで光増幅されたレーザ光は揃って
おり、レーザ照射部のスポット径を絞り込むことができ
(例えばビーム径が従来は230μmであったものを、
45μmにしている。)、エネルギー密度を高くするこ
とができる。このような半導体レーザによる縦モードを
用いたことによりレーザロッドが短くてすみ、共振器の
構造の簡素化が図られている。
【0014】また、固体試料5に対する照射エネルギー
を高めるために、本実施例においては、Qスイッチ25
によりパルス幅を短くして短時間に照射しており、例え
ば従来は100nsecであったものを10nsecに
しており、更に、照射スポット径を小さくしている。な
お、レーザヘッド22からは、平均出力4W、パルス幅
10nsec、レーザパルス周波数50KHzのレーザ
光が発生した。
を高めるために、本実施例においては、Qスイッチ25
によりパルス幅を短くして短時間に照射しており、例え
ば従来は100nsecであったものを10nsecに
しており、更に、照射スポット径を小さくしている。な
お、レーザヘッド22からは、平均出力4W、パルス幅
10nsec、レーザパルス周波数50KHzのレーザ
光が発生した。
【0015】更に、生成微粒子量を増加させるために、
スキャンミラーA30,B31により照射位置を走査し
て照射痕を広くして微粒子の発散を容易にするととも
に、レーザパルスの周波数を上げて、例えば1kHzか
ら50kHzに上げてエネルギーを蒸発に効率良く用い
るようにしている。
スキャンミラーA30,B31により照射位置を走査し
て照射痕を広くして微粒子の発散を容易にするととも
に、レーザパルスの周波数を上げて、例えば1kHzか
ら50kHzに上げてエネルギーを蒸発に効率良く用い
るようにしている。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明の一つの態様によれ
ば、半導体レーザによって励起光としてのレーザ光を発
生するようにしており、従って、レーザ発振部の小型化
及び簡素化が図られ、可搬性及び操作性に優れたものと
なっている。また、本発明の他の態様によれば、半導体
レーザとレーザロッドとを光搬送ケーブルによって繋い
でおり、このため、半導体レーザ即ち励起源とレーザロ
ッドとが分離された構造となっており、レーザロッドを
含んだヘッド部分の小型化及び簡素化が一段と図られ、
この点からも、更に、可搬性及び操作性に優れたものと
なっている。
ば、半導体レーザによって励起光としてのレーザ光を発
生するようにしており、従って、レーザ発振部の小型化
及び簡素化が図られ、可搬性及び操作性に優れたものと
なっている。また、本発明の他の態様によれば、半導体
レーザとレーザロッドとを光搬送ケーブルによって繋い
でおり、このため、半導体レーザ即ち励起源とレーザロ
ッドとが分離された構造となっており、レーザロッドを
含んだヘッド部分の小型化及び簡素化が一段と図られ、
この点からも、更に、可搬性及び操作性に優れたものと
なっている。
【図1】本発明の実施の形態の一例に係るレーザ気化分
析装置において用いられるレーザ発振部の構成を示した
図である。
析装置において用いられるレーザ発振部の構成を示した
図である。
【図2】前記実施の形態の一例に係るレーザ気化分析装
置の全体構成を示したブロック図である。
置の全体構成を示したブロック図である。
【図3】従来のレーザ気化分析装置において用いられて
いるレーザ発振部の構成を示す図である。
いるレーザ発振部の構成を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂下 明子 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 不活性な搬送ガス中で固体試料に、レー
ザ発振部からのレーザ光を照射してこの固体試料の一部
を微粒子化して採取し、この微粒子を検出器に搬送して
元素分析を行うレーザ気化分析装置において、 前記レーザ発振部は、励起光としてのレーザ光を発生す
る半導体レーザを有することを特徴とするレーザ気化分
析装置。 - 【請求項2】 前記レーザ発振部は、前記半導体レーザ
からのレーザ光が端面に入射され、光増幅して単一モー
ドのレーザ光を発振するレーザロッドと、前記半導体レ
ーザと前記レーザロッドとを繋ぐ光搬送ケーブルとを更
に有することを特徴とする請求項1記載のレーザ気化分
析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18369295A JPH0933409A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | レーザ気化分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18369295A JPH0933409A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | レーザ気化分析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0933409A true JPH0933409A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16140276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18369295A Pending JPH0933409A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | レーザ気化分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0933409A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100429214B1 (ko) * | 2001-09-17 | 2004-04-29 | 엘지전자 주식회사 | 박막제조방법 |
US9206818B2 (en) | 2010-03-17 | 2015-12-08 | Tokyo Electric Power Company, Incorporated | Axial flow compressor |
-
1995
- 1995-07-20 JP JP18369295A patent/JPH0933409A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100429214B1 (ko) * | 2001-09-17 | 2004-04-29 | 엘지전자 주식회사 | 박막제조방법 |
US9206818B2 (en) | 2010-03-17 | 2015-12-08 | Tokyo Electric Power Company, Incorporated | Axial flow compressor |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5100990B2 (ja) | 極端紫外光源装置用ドライバーレーザ及びlpp型極端紫外光源装置 | |
JP2010103499A (ja) | 極端紫外光源装置および極端紫外光生成方法 | |
KR19980023920A (ko) | 고체표본 분석장치 및 방법 | |
JPH11347758A (ja) | 超精密加工装置 | |
JP2007206452A (ja) | 深紫外光源及び、その深紫外光源を用いたマスク検査装置及び露光装置 | |
JP4963149B2 (ja) | 光源装置及びそれを用いた露光装置 | |
US20060050748A1 (en) | Laser device | |
JPH09162470A (ja) | 2波長レーザ発振器 | |
JP2004039767A (ja) | Mopa式又は注入同期式レーザ装置 | |
JPH0933409A (ja) | レーザ気化分析装置 | |
JP3186567B2 (ja) | X線レーザー発生装置と発生方法 | |
JPH0933408A (ja) | レーザ気化分析装置 | |
JP2007088384A (ja) | 真空紫外レーザー光源、真空紫外レーザー発生方法 | |
JP4895534B2 (ja) | 中赤外光−紫外光発生装置 | |
CN109065209B (zh) | 一种基于空心光束的双模输出光镊 | |
JPH10185804A (ja) | 気体の濃度測定装置 | |
JP2001035688A (ja) | 軟x線発生装置及びこれを備えた露光装置及び軟x線の発生方法 | |
JP2000111699A (ja) | 軟x線光源装置 | |
Schriever et al. | Extreme-ultraviolet source development: a comparison of different concepts | |
JPH0949799A (ja) | レーザ気化分析装置 | |
JPH05104266A (ja) | レーザ加工装置 | |
WO2023067791A1 (ja) | レーザ加工方法及びレーザ加工システム | |
JP3805590B2 (ja) | 固体レーザ装置 | |
JP3226562B2 (ja) | レーザ加工方法および装置 | |
JPH05198871A (ja) | 波長可変レーザ装置 |