JPH09330668A - 気体放電型表示装置 - Google Patents

気体放電型表示装置

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JPH09330668A
JPH09330668A JP8147548A JP14754896A JPH09330668A JP H09330668 A JPH09330668 A JP H09330668A JP 8147548 A JP8147548 A JP 8147548A JP 14754896 A JP14754896 A JP 14754896A JP H09330668 A JPH09330668 A JP H09330668A
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JP
Japan
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anode
width
cell
discharge
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Withdrawn
Application number
JP8147548A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Sakai
徹男 坂井
Keiji Ishii
啓二 石井
Naotaka Kosugi
直貴 小杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気体放電型表示装置において、放電の安定性
を向上させて表示セル間の輝度のばらつきを低減するこ
とにより、表示画像における静止ノイズを小さくする。 【解決手段】 前面板10と背面板11との間の空間が
格子状の隔壁12により区画されることにより多数の表
示セル13がマトリックス状に形成されており、表示セ
ル13の側方には縦方向に延びる補助セル14が形成さ
れている。背面板11における前面板10と対向する面
には、縦方向に延びる表示陽極母線15と各表示セル1
3内に配置された三角形状の表示陽極16Bとが形成さ
れており、表示陽極母線15の突出部15aと表示陽極
16Bとは、抵抗17及び表示陽極用パッド18を介し
て電気的に接続されている。放電スポットは表示陽極1
6Bの三角形の先端部となり、該先端部から陰極21に
向かって放電が発生するので、安定した放電が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体放電型表示装
置における表示セルの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】気体放電型表示装置としては、例えば、
特開平7−211239号公報に示される構造のものが
知られている。
【0003】以下、前記従来の気体放電型表示装置につ
いて図6及び図7を参照しながら説明する。尚、図7は
図6におけるY−Y´線の断面図である。
【0004】図6及び図7に示すように、前面板10と
背面板11とが間隔をおいて互いに対向するように設け
られており、前面板10と背面板11との間の空間が格
子状の隔壁12により区画されることにより多数の表示
セル13がマトリックス状に形成されている。また、図
6における縦方向に互いに隣接する表示セル13の側方
には縦方向に延びる補助セル14が形成されている。
【0005】背面板11における前面板10と対向する
面には、図6の縦方向に延びる表示陽極母線15と各表
示セル13内に配置された表示陽極16Aとが形成され
ており、表示陽極母線15の突出部15aと表示陽極1
6Aとは、抵抗17及び表示陽極用パッド18を介して
電気的に接続されている。尚、抵抗17の上には全面に
亘って絶縁層19が形成されており、表示陽極用パッド
18の上には表示陽極16Aや絶縁層19が形成されて
いるので、図6においては、抵抗17及び表示陽極用パ
ッド18は破線で示している。また、背面板11の上に
おける補助セル14の内部には縦方向に延びる補助陽極
20が形成されている。
【0006】一方、前面板10における背面板11と対
向する面には、図6の横方向に延びる陰極21が形成さ
れており、各表示セル13においては表示陽極16Aと
陰極21とがオフセット状態で対向している。これによ
り、各表示セル13内において、表示陽極16Aと陰極
21との間で放電が行なわれ、表示陽極16Aに陽光柱
が発生すると共に陰極21に負グローが発生する。この
場合、表示セル13の図6における縦方向のピッチが
0.7mmであれば、放電路としては0.5mm程度の
距離が確保されるので、封入ガスのガス圧を40kPa
(300Torr)にすると、表示陽極16Aに陽光柱
が発生する。
【0007】また、補助セル14においては補助陽極2
0と陰極21とが対向しており、これにより発生した放
電(種火)は、隔壁12と陰極21との間のスロット2
2から表示セル13に導入され、プライミングが行なわ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、発明者ら
が、前記構造の気体放電型表示装置を用いて実際に放電
実験を行なったところ、以下に説明するような問題が発
生した。尚、実験に用いた表示セル13の構造は次のよ
うなものである。すなわち、放電路の長さは450μ
m、表示セル13の幅は400μm、表示セル13の高
さ(前面板10と背面板11との距離)は200μm、
表示陽極16Aの幅は300μmである。この表示セル
13においては、陽光柱を発生させるために、放電路の
長さを少し長くしている。
【0009】表示セル13に封入されるガスの圧力が低
いとき、例えばHe−Xe10%のガスを用い、ガス圧
が13.3kPaのときには、図8(a)に示すよう
に、陽光柱A及び負グローBは表示セル13の幅方向
(放電路と垂直の方向)に広がるように形成された。と
ころが、この程度の低いガス圧に設定すると、陰極21
のスパッタリングが非常に大きいために、陰極21ひい
ては表示セル13の寿命は短くなってしまう。
【0010】そこで、ガス圧を40kPaにすると、陰
極21の寿命は十分に長くなるが、満足する放電が得ら
れない。すなわち、放電電流が40μAの付近では、図
8(b)、(c)に示すように、放電経路が表示セル1
3によって異なると共に、陽光柱Aの幅も一様にならず
100μm程度と比較的細い陽光柱Aが発生した。放電
電流を80μAに増大すると、図8(d)に示すよう
に、陽光柱Aの形状は2つに分裂してしまう。この現象
は、電流に関してヒステリシスを持っており、陽光柱A
が2つに分裂すると、同じ電流に対して維持電圧は高く
なることもわかった。つまり、この現象は局所的にエネ
ルギーが大きくなりすぎて、陽光柱Aが不安定になるこ
とを示している。
【0011】このように、各表示セル13における放電
の様相が異なることは、各表示セル13の輝度のバラツ
キを生じさせ、表示画面においてはノイズになり、画質
を劣化させるという問題がある。
【0012】前記に鑑み、本発明は、表示セルに封入さ
れるガスの圧力が高くても、各表示セルにおいて安定し
た放電が行なわれるようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1の発明が講じた解決手段は、陰極と、該記
陰極と対向して設けられ該陰極に向かって陽光柱を発生
する表示陽極とを有する表示セルを備えた気体放電型表
示装置を前提とし、前記表示陽極は、先端部が基部より
も細い形状である先細り形状に形成されている構成とす
るものである。
【0014】請求項1の構成により、表示陽極は、先端
部が基部よりも細い先細り形状に形成されているため、
陽光柱が発生する放電スポットは表示陽極の細い先端部
になるため、放電スポットの位置が安定する。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の構成に、前
記表示陽極は三角形状に形成されている構成を付加する
ものである。
【0016】請求項3の発明は、請求項1の構成に、前
記表示陽極は半円状に形成されている構成を付加するも
のである。
【0017】請求項4の発明は、請求項3の構成に、前
記表示セルの幅:Dは250μmよりも大きいと共に、
前記表示セルの幅:Dと前記表示陽極の半径:rとの間
にr/D≦1/3の関係が成立している構成を付加する
ものである。
【0018】請求項5の発明は、請求項3の構成に、前
記表示セルの幅:Dは250μm以下であると共に、前
記表示セルの幅:Dと前記表示陽極の半径:rとの間に
r/D≦1/2の関係が成立している構成を付加するも
のである。
【0019】請求項6の発明が講じた解決手段は、陰極
と、前記陰極と対向して設けられ前記陰極に向かって陽
光柱を発生する表示陽極とを有する方形状の表示セルを
備えた気体放電型表示装置を前提とし、前記表示陽極は
方形状に形成されていると共に、前記表示陽極の幅は前
記表示セルの幅に比べて十分に小さい構成とするもので
ある。
【0020】請求項6の構成により、表示陽極の幅は表
示セルの幅に比べて十分に小さいため、陽光柱が発生す
る放電スポットの領域が狭くなるので、放電スポットの
位置が安定する。
【0021】請求項7の発明は、請求項6の構成に、前
記表示セルの幅:Dは250μmよりも大きいと共に、
前記表示セルの幅:Dと前記表示陽極の幅:wとの間に
w/D≦1/3の関係が成立している構成を付加するも
のである。
【0022】請求項8の発明は、請求項6の構成に、前
記表示セルの幅:Dは250μm以下であると共に、前
記表示セルの幅:Dと前記表示陽極の幅:wとの間にw
/D≦1/2の関係が成立している構成を付加するもの
である。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下、本発明の第1の実施形態に係
る気体放電型表示装置について図1及び図2を参照しな
がら説明する。尚、図1は平面構造を示し、図2は図1
におけるX−X´線の断面構造を示している。
【0024】図1及び図2に示すように、従来例と同
様、前面板10と背面板11とが間隔をおいて互いに対
向するように設けられており、前面板10と背面板11
との間の空間が格子状の隔壁12により区画されること
により多数の表示セル13がマトリックス状に形成され
ている。また、図1における縦方向に互いに隣接する表
示セル13の側方には縦方向に延びる補助セル14が形
成されている。
【0025】背面板11における前面板10と対向する
面には、図1の縦方向に延びる表示陽極母線15と各表
示セル13内に配置された三角形状の表示陽極16Bと
が形成されており、表示陽極母線15の突出部15aと
表示陽極16Bとは、抵抗17及び表示陽極用パッド1
8を介して電気的に接続されている。
【0026】また、従来例と同様、抵抗17の上には全
面に亘って白バックとなる絶縁層19が形成され、表示
陽極用パッド18の上には表示陽極16Bや絶縁層19
が形成されており、絶縁層19の上には螢光体23が塗
布されている。背面板11の上における補助セル14の
内部には縦方向に延びる補助陽極20が形成されてい
る。前面板10における背面板11と対向する面には、
図1の横方向に延びる陰極21が形成されており、各表
示セル13において、表示陽極16Bと陰極21とがオ
フセット状態で対向している。
【0027】陰極21の材料としては、化学式で表す
と、Al、Ni、Cr、Fe、これらの合金、又はエミ
ッタ材料であるBaAl4 、Y2 BO3 、LaB6 、B
aB6、アジ化バリウム若しくはBaO、MgO、Zn
O、RuO2 、Y2 3 、LaCrO3 、CaO0.2
0.8 CrO3 、(LaSr)CoO3 、(LaSr)
MnO3 等の酸化物やペロブスカイト型構造を有する材
料を用いることができ、特にエミッタ材料を用いると、
放電電圧が下がるので、陽光柱が発生しやすくなる。
【0028】表示陽極母線15、補助陽極20、表示陽
極16B及び表示陽極用パッド18等の材料としては、
銀(Ag)、金(Au)、アルミニウム(Al)、ニッ
ケル(Ni)、銅(Cu)又はこれらの複合体を用いる
ことができる。
【0029】抵抗17の材料としては、酸化ルテニウム
(RuO2 )が好ましいが、酸化錫(SnO2 )等の薄
膜を使用することもできる。
【0030】隔壁12及び絶縁層19の材料としては、
高反射率の白ガラス材料や各種誘電体ガラス材料を用い
ることができる。
【0031】蛍光体23の材料としては、主として次の
ものを用いることができる。すなわち、化学式で表す
と、Y2 3 :Eu、YVO3 :Eu、YP0.650.35
4 :Eu、(Y,Gd)BO3 :Eu、Zn2 SiO
4 :Mn、BaMg2 、Al1424:Eu、BaAl12
19:Mn、Y2 SiO4 :Ce、YP0.85
0.154:Eu、BaMg2 Al1424:Eu、BaM
gAl1423:Eu等を用いることができる。
【0032】製作方法としては、厚膜印刷法のほかに、
ホトリソエッチング法、リフトオフ法又はサンドブラス
ト法等を用いることができる。
【0033】封入ガスとしては、Kr及びXeの分圧比
の和が1%以上となる希ガスを用いる。特に、He−X
e、Ne−Xe、He−Ne−Xe等の混合ガスが好ま
しく、Xeの分圧比は10%程度が最適である。
【0034】また、コントラスト比向上のため、図2に
示すように、前面板10における背面板11と対向する
面に周知のブラックマトリクス24又は無機フィルタを
形成することが好ましい。
【0035】第1の実施形態の特徴として、表示陽極1
6Bは三角形状に形成されており、三角形の先端部が陰
極21と対向している。表示セル13の構造が従来例と
同様の場合、すなわち、放電路の長さが450μm、表
示セル13の幅が400μm、表示セル13の高さ(前
面板10と背面板11との距離)が200μmの場合に
は、表示陽極16Bの底辺の長さは300μmにする。
【0036】このように、表示陽極16Bを、先端部が
基部よりも細い形状である先細り形状、例えば三角形状
にすると、表示陽極16Bにおける放電スポットは表示
陽極16Bの先端部となり、該先端部から陰極21に向
かって放電が発生するので、安定した放電が得られる。
放電電流が小さいとき例えば40μAのときには、図3
(a)に示すように、陽光柱Aは表示セル13の幅方向
の中心線に対して左右対称な若干細い形状となり、放電
電流が大きいとき例えば80μAのときには、図3
(b)に示すように、陽光柱Aは表示セル13の幅方向
の中心線に対して左右対称な太い形状になった。
【0037】(第2の実施形態)以下、本発明に係る第
2の実施形態に係る気体放電型表示装置について説明す
る。第2の実施形態は、第1の実施形態に対して表示陽
極の形状が異なっている点を除いては、第1の実施形態
と同様の構造を有しているので、以下においては、表示
陽極の形状についてのみ説明する。
【0038】図4は、第2の実施形態に係る気体放電型
表示装置における表示セル13の平面構造を示してお
り、図4に示すように、表示陽極16Cは方形状であっ
て、表示陽極16Cの幅wは表示セル13の幅Dに対し
て十分に小さい。このように、表示陽極16Cの幅wを
表示セル13の幅Dに対して十分に小さくすると、表示
陽極16Cにおける放電スポットが幅方向に移動して
も、陽光柱は表示セル13の幅方向の中心線に対して殆
ど傾かないので、安定した放電が得られる。実験結果に
よると、表示セル13の幅Dが250μmを越えるとき
には、表示セル13の幅Dと表示陽極16Cの幅wとの
間にw/D≦1/3の関係があると安定した放電が得ら
れ、表示セル13の幅Dが250μm以下のときには、
表示セル13の幅Dと表示陽極16Cの幅wとの間にw
/D≦1/2の関係があると安定した放電が得られるこ
とが分かった。
【0039】(第3の実施形態)以下、本発明に係る第
3の実施形態に係る気体放電型表示装置について説明す
る。第3の実施形態も、第1の実施形態に対して表示陽
極の形状が異なっている点を除いては、第1の実施形態
と同様の構造を有しているので、以下においては、表示
陽極の形状についてのみ説明する。
【0040】図5は、第3の実施形態に係る気体放電型
表示装置における表示セル13の平面構造を示してお
り、図5に示すように、表示陽極16Dは半円状であっ
て、表示陽極16Dの半径rは表示セル13の幅Dに対
して十分に小さい。このように、表示陽極16Dを先細
り形状にすると共に、表示陽極16Dの半径rを表示セ
ル13の幅Dに対して十分に小さくすると、第1の実施
形態の特徴と第2の実施形態の特徴とが合わせて得られ
るので、極めて安定した放電が得られる。実験結果によ
ると、表示セル13の幅Dが250μmを越えるときに
は、表示セル13の幅Dと表示陽極16Dの半径rとの
間にr/D≦1/3の関係があると安定した放電が得ら
れ、表示セル13の幅Dが250μm以下のときには、
表示セル13の幅Dと表示陽極16Dの半径rとの間に
r/D≦1/2の関係があると安定した放電が得られる
ことが分かった。
【0041】前記の実施形態においては、陽極は背面板
11に薄く密着するようになっていたが、表示陽極16
Bの高さは、前面板10と背面板11との間のギャップ
の約半分程度まで高くした方がさらに良い特性が得られ
る。表示セル13の形状は、図1では方形になっている
が、その他の多角形、円、楕円等にしても陽光柱が発生
する限り有効である。
【0042】
【発明の効果】請求項1の発明に係る気体放電型表示装
置によると、表示陽極は、先端部が基部よりも細い先細
り形状に形成されているため、陽光柱が発生する放電ス
ポットは表示陽極の細い先端部になり、放電スポットの
位置が安定するので、陰極の寿命が長くなる高いガス圧
の下で且つ発光効率が高くなる低電流の領域でも、安定
した放電が得られる。このため、表示セル同士の間にお
ける維持電圧や輝度等の特性のばらつきが低減するの
で、表示画像の画質が向上する。
【0043】請求項2の発明に係る気体放電型表示装置
によると、表示陽極が三角形状であるため、放電スポッ
トは三角形の先端部になるので、放電スポットの位置が
極めて安定し、極めて安定した放電が得られる。
【0044】請求項3の発明に係る気体放電型表示装置
によると、表示陽極が半円状であるため、放電スポット
は半円周の中央部付近になるので、放電スポットの位置
が確実に安定し、安定した放電を確実に得ることができ
る。
【0045】請求項4の発明に係る気体放電型表示装置
によると、表示セルの幅:Dが250μmよりも大きい
ときに、表示セルの幅:Dと表示陽極の半径:rとの間
にr/D≦1/3の関係が成立しているため、極めて安
定した放電が得られるので、表示セル同士の間の輝度の
ばらつきが大きく低減する。
【0046】請求項5の発明に係る気体放電型表示装置
によると、表示セルの幅:Dが250μm以下であると
きに、表示セルの幅:Dと表示陽極の半径:rとの間に
r/D≦1/2の関係が成立しているため、極めて安定
した放電が得られるので、表示セル同士の間の輝度のば
らつきが大きく低減する。
【0047】請求項6の発明に係る気体放電型表示装置
によると、表示陽極の幅が表示セルの幅に比べて十分に
小さいため、陽光柱が発生する放電スポットの領域が狭
くなり、放電スポットの位置が安定するので、陰極の寿
命が長くなる高いガス圧の下で且つ発光効率が高くなる
低電流の領域でも、安定した放電が得られる。このた
め、表示セル同士の間における維持電圧や輝度等の特性
のばらつきが低減するので、表示画像12の画質が向上
する。
【0048】請求項7の発明に係る気体放電型表示装置
によると、表示セルの幅:Dが250μmよりも大きい
ときに、表示セルの幅:Dと表示陽極の幅:wとの間に
w/D≦1/3の関係が成立しているため、極めて安定
した放電が得られるので、表示セル同士の間の輝度のば
らつきが大きく低減する。
【0049】請求項8の発明に係る気体放電型表示装置
によると、表示セルの幅:Dが250μm以下のとき
に、表示セルの幅:Dと表示陽極の幅:wとの間にw/
D≦1/2の関係が成立しているため、極めて安定した
放電が得られるので、表示セル同士の間の輝度のばらつ
きが大きく低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る気体放電型表示
装置の一部分の平面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る気体放電型表示
装置の断面構造を示し、図1におけるX−X´線の断面
図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る気体放電型表示
装置における陽光柱の形状を示す図であって、(a)は
小さい放電電流を印加した場合であり、(b)は大きい
放電電流を印加した場合である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る気体放電型表示
装置における表示セルの平面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る気体放電型表示
装置における表示セルの平面図である。
【図6】従来の気体放電型表示装置の一部分の平面図で
ある。
【図7】従来の気体放電型表示装置の断面構造を示し、
図6におけるY−Y´線の断面図である。
【図8】(a)〜(d)は従来の気体放電型表示装置に
おける陽光柱の形状を示す図である。
【符号の説明】
10 前面板 11 背面板 12 隔壁 13 表示セル 14 補助セル 15 表示陽極母線 15a 突出部 16A,16B,16C,16D 表示陽極 17 抵抗 18 表示陽極用パッド 19 絶縁層 20 補助陽極 21 陰極 22 スロット 23 螢光体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小杉 直貴 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極と、該陰極と対向して設けられ該陰
    極に向かって陽光柱を発生する表示陽極とを有する表示
    セルを備えた気体放電型表示装置において、前記表示陽
    極は、先端部が基部よりも細い形状である先細り形状に
    形成されていることを特徴とする気体放電型表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示陽極は三角形状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の気体放電型表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記表示陽極は半円状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の気体放電型表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記表示セルの幅:Dは250μmより
    も大きいと共に、前記表示セルの幅:Dと前記表示陽極
    の半径:rとの間にr/D≦1/3の関係が成立してい
    ることを特徴とする請求項3に記載の気体放電型表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記表示セルの幅:Dは250μm以下
    であると共に、前記表示セルの幅:Dと前記表示陽極の
    半径:rとの間にr/D≦1/2の関係が成立している
    ことを特徴とする請求項3に記載の気体放電型表示装
    置。
  6. 【請求項6】 陰極と、該陰極と対向して設けられ該陰
    極に向かって陽光柱を発生する表示陽極とを有する方形
    状の表示セルを備えた気体放電型表示装置において、前
    記表示陽極は方形状に形成されていると共に、前記表示
    陽極の幅は前記表示セルの幅に比べて十分に小さいこと
    を特徴とする気体放電型表示装置。
  7. 【請求項7】 前記表示セルの幅:Dは250μmより
    も大きいと共に、前記表示セルの幅:Dと前記表示陽極
    の幅:wとの間にw/D≦1/3の関係が成立している
    ことを特徴とする請求項6に記載の気体放電型表示装
    置。
  8. 【請求項8】 前記表示セルの幅:Dは250μm以下
    であると共に、前記表示セルの幅:Dと前記表示陽極の
    幅:wとの間にw/D≦1/2の関係が成立しているこ
    とを特徴とする請求項6に記載の気体放電型表示装置。
JP8147548A 1996-06-10 1996-06-10 気体放電型表示装置 Withdrawn JPH09330668A (ja)

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JP8147548A JPH09330668A (ja) 1996-06-10 1996-06-10 気体放電型表示装置

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