JPH09328123A - 包装用紙箱 - Google Patents
包装用紙箱Info
- Publication number
- JPH09328123A JPH09328123A JP8166681A JP16668196A JPH09328123A JP H09328123 A JPH09328123 A JP H09328123A JP 8166681 A JP8166681 A JP 8166681A JP 16668196 A JP16668196 A JP 16668196A JP H09328123 A JPH09328123 A JP H09328123A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- paper box
- box body
- paper
- piece
- Prior art date
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- Pending
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- Cartons (AREA)
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ストローのような長尺被包装体の取り出し容
易な包装用紙箱。 【解決手段】 前板、後板、両側板及び底面形成部片を
有し、蓋板には差し込みフラップと切り取り開口用ミシ
ン目線を設けた紙ブランクを折り畳み、貼着して形成し
た紙箱本体の内部に、前記紙箱本体の底板に相対する底
当て板と、前記前板に相対する台座板を有し、該台座板
先端部に止め片を形成した紙ブランクを折り曲げて形成
した台紙を前記開口部に向けて傾斜配置した包装用紙
箱。
易な包装用紙箱。 【解決手段】 前板、後板、両側板及び底面形成部片を
有し、蓋板には差し込みフラップと切り取り開口用ミシ
ン目線を設けた紙ブランクを折り畳み、貼着して形成し
た紙箱本体の内部に、前記紙箱本体の底板に相対する底
当て板と、前記前板に相対する台座板を有し、該台座板
先端部に止め片を形成した紙ブランクを折り曲げて形成
した台紙を前記開口部に向けて傾斜配置した包装用紙
箱。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストローのような
長尺被包装体を包装収納するとともに、その一部を開封
して載置した状態で内容物を必要数づつ容易に取り出し
て利用することができるように構成した被包装物の取り
出し容易な包装用紙箱に関する。さらに、本発明は被包
装物を別容器に移し変える必要がなく、収納物品を消費
した後はそのまま再資源用として利用でき、また廃棄す
ることができる紙製の包装用箱体に関する。
長尺被包装体を包装収納するとともに、その一部を開封
して載置した状態で内容物を必要数づつ容易に取り出し
て利用することができるように構成した被包装物の取り
出し容易な包装用紙箱に関する。さらに、本発明は被包
装物を別容器に移し変える必要がなく、収納物品を消費
した後はそのまま再資源用として利用でき、また廃棄す
ることができる紙製の包装用箱体に関する。
【0002】
【従来の技術】ストロー等の包装容器は、販売用、梱包
用、輸送用のパッケージであって、容器が箱体である場
合には箱体の蓋部を全面開口して該開口部から収納スト
ローを必要分づつ取り出すか、又は収納ストローを他の
取り出し容易な容器に移し変えて利用者の便に供されて
いる。しかし、包装用の箱体の蓋部を全面開口した場合
には収納ストローが広い開口部から散逸することがしば
しば起こるし、又別容器に移し代える場合も、移し代え
用の容器は通常、プラスチック製、陶磁器製等である場
合が多く、繰り返し使用するに当たっては衛生上面倒な
内部洗浄が必要であるし、汚れが酷くなったからといっ
てコスト上、環境上の理由から安易に廃棄することはで
きない。
用、輸送用のパッケージであって、容器が箱体である場
合には箱体の蓋部を全面開口して該開口部から収納スト
ローを必要分づつ取り出すか、又は収納ストローを他の
取り出し容易な容器に移し変えて利用者の便に供されて
いる。しかし、包装用の箱体の蓋部を全面開口した場合
には収納ストローが広い開口部から散逸することがしば
しば起こるし、又別容器に移し代える場合も、移し代え
用の容器は通常、プラスチック製、陶磁器製等である場
合が多く、繰り返し使用するに当たっては衛生上面倒な
内部洗浄が必要であるし、汚れが酷くなったからといっ
てコスト上、環境上の理由から安易に廃棄することはで
きない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ストロー等
の飲食用の長尺被包装物を大量に梱包収納することがで
き、かつ収納物の利用に際しては、部分開封して店頭等
に載置するだけで収納物を衛生的に収納保管するととも
に、必要なときに必要な数だけ、順次取り出して使用す
ることが可能な紙製の箱体を提供することを目的とする
ものである。また本発明は、再資源化が可能であるとと
もに、廃棄に際しても制約を受けることがない紙のみで
製造されている包装用箱体を提供することを目的とする
ものである。
の飲食用の長尺被包装物を大量に梱包収納することがで
き、かつ収納物の利用に際しては、部分開封して店頭等
に載置するだけで収納物を衛生的に収納保管するととも
に、必要なときに必要な数だけ、順次取り出して使用す
ることが可能な紙製の箱体を提供することを目的とする
ものである。また本発明は、再資源化が可能であるとと
もに、廃棄に際しても制約を受けることがない紙のみで
製造されている包装用箱体を提供することを目的とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、基本的には、部分開封可能な蓋体を有する
紙製の箱体と、該箱体内に摺動可能に配置されていて部
分開封されて形成された箱体開口部に内部収納物品を順
次取り出し可能に送りだす台紙とから構成されている紙
製の包装用箱体に関する。
の本発明は、基本的には、部分開封可能な蓋体を有する
紙製の箱体と、該箱体内に摺動可能に配置されていて部
分開封されて形成された箱体開口部に内部収納物品を順
次取り出し可能に送りだす台紙とから構成されている紙
製の包装用箱体に関する。
【0005】より詳細には、本発明は、前板、後板、二
つの側板及び一方の側板と後板とを貼着するための糊代
部を有し、前板、後板及び両側板のそれぞれの底部側に
折曲線を介して底面形成用部片を有し、後板上側には差
し込みフラップを有する蓋板を折曲線を介して延設し、
該蓋板面には前記差し込みフラップ用折曲線から一定距
離を隔てて該折曲線に平行な切り取り開封用ミシン目線
を設けた一枚の紙ブランクを折り畳み、貼着して形成し
た紙箱本体の内部に、前記紙箱本体の底板に相対する底
当て板と、前記前板に相対する台座板とを折曲線を介し
て有しており、該台座板にはその両側縁から外方に延出
していて前記折曲線から前方方向に該台座板を傾斜させ
る傾斜片と該傾斜片の先端部近傍に位置する掛止片とが
設けられ、さらに該台座板先端部近傍面上には収納物品
用飛び出し防止用の切り起こし片を形成することができ
る半円状切り込みを設けた一枚の紙ブランクを折り曲げ
て形成した台紙を収納したことを特徴とする被包装物の
取り出し容易な包装用紙箱に関する。
つの側板及び一方の側板と後板とを貼着するための糊代
部を有し、前板、後板及び両側板のそれぞれの底部側に
折曲線を介して底面形成用部片を有し、後板上側には差
し込みフラップを有する蓋板を折曲線を介して延設し、
該蓋板面には前記差し込みフラップ用折曲線から一定距
離を隔てて該折曲線に平行な切り取り開封用ミシン目線
を設けた一枚の紙ブランクを折り畳み、貼着して形成し
た紙箱本体の内部に、前記紙箱本体の底板に相対する底
当て板と、前記前板に相対する台座板とを折曲線を介し
て有しており、該台座板にはその両側縁から外方に延出
していて前記折曲線から前方方向に該台座板を傾斜させ
る傾斜片と該傾斜片の先端部近傍に位置する掛止片とが
設けられ、さらに該台座板先端部近傍面上には収納物品
用飛び出し防止用の切り起こし片を形成することができ
る半円状切り込みを設けた一枚の紙ブランクを折り曲げ
て形成した台紙を収納したことを特徴とする被包装物の
取り出し容易な包装用紙箱に関する。
【0006】また本発明は、前記の紙箱本体は、前板、
後板、二つの側板及び一方の側板と後板とを貼着するた
めの糊代部を有し、前板、後板及び両側板のそれぞれの
底部側には折曲線を介して底面形成用部片を延設し、後
板上側には、前板の内側に差し込むフラップを有する蓋
板を折曲線を介して延設するとともに、該蓋板両側部の
それぞれの一部には折曲線を介して係止片を設け、一方
両側板上部には前板との間が一定長さで切り欠かれてい
る所定幅の内フラップを折曲線を介して設け、該内フラ
ップ用折曲線には前記蓋板両側部の係止片差し込み用の
切り込みを設けた一枚の紙ブランクを折り畳み、貼着し
て形成した紙箱体からなることを特徴とする前記の被包
装物の取り出し容易な包装用紙箱に関する。
後板、二つの側板及び一方の側板と後板とを貼着するた
めの糊代部を有し、前板、後板及び両側板のそれぞれの
底部側には折曲線を介して底面形成用部片を延設し、後
板上側には、前板の内側に差し込むフラップを有する蓋
板を折曲線を介して延設するとともに、該蓋板両側部の
それぞれの一部には折曲線を介して係止片を設け、一方
両側板上部には前板との間が一定長さで切り欠かれてい
る所定幅の内フラップを折曲線を介して設け、該内フラ
ップ用折曲線には前記蓋板両側部の係止片差し込み用の
切り込みを設けた一枚の紙ブランクを折り畳み、貼着し
て形成した紙箱体からなることを特徴とする前記の被包
装物の取り出し容易な包装用紙箱に関する。
【0007】また本発明は、前記の紙箱本体は、前板の
上縁部中央部に指差し込み用の切り欠きを設けている前
記の被包装物の取り出し容易な包装用紙箱に関する。
上縁部中央部に指差し込み用の切り欠きを設けている前
記の被包装物の取り出し容易な包装用紙箱に関する。
【0008】また本発明は、前記台紙の台座板の両側縁
に折曲線を介して延設されている前記の傾斜片の先端部
近傍に位置する掛止片が、前記紙箱本体の蓋体が前記ミ
シン目に沿って切り裂き開封されて形成される開口部の
高さよりも高い掛止片であることを特徴とする前記の被
包装物の取り出し容易な包装用紙箱に関する。
に折曲線を介して延設されている前記の傾斜片の先端部
近傍に位置する掛止片が、前記紙箱本体の蓋体が前記ミ
シン目に沿って切り裂き開封されて形成される開口部の
高さよりも高い掛止片であることを特徴とする前記の被
包装物の取り出し容易な包装用紙箱に関する。
【0009】また本発明は、前記台座板の両側縁に折曲
線を介して延設されている前記の掛止片が、前記紙箱本
体の蓋体に形成されている開口部の上辺部に当接するま
で台紙を摺動自在に引出すことができることを特徴とす
る前記の被包装物の取り出し容易な包装用紙箱に関す
る。
線を介して延設されている前記の掛止片が、前記紙箱本
体の蓋体に形成されている開口部の上辺部に当接するま
で台紙を摺動自在に引出すことができることを特徴とす
る前記の被包装物の取り出し容易な包装用紙箱に関す
る。
【0010】さらに本発明は、底部がオートマチックロ
ック底形式又はスナップ底形式の構造であることを特徴
とする前記被包装物の取り出し容易な包装用紙箱に関す
る。
ック底形式又はスナップ底形式の構造であることを特徴
とする前記被包装物の取り出し容易な包装用紙箱に関す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の包装用紙箱を構成する紙
箱本体と、その内部に摺動自在に配置される台紙は、薄
口の段ボール又は板紙によって形成されることが好まし
い。薄口の段ボールとしては、E段及びミニ段と称して
市販されているタイプの薄口段ボールが好ましい。添付
図面に従って本発明の包装用紙箱体の実施例を説明する
が、本発明は該図面の実施例に限定されるものではな
い。
箱本体と、その内部に摺動自在に配置される台紙は、薄
口の段ボール又は板紙によって形成されることが好まし
い。薄口の段ボールとしては、E段及びミニ段と称して
市販されているタイプの薄口段ボールが好ましい。添付
図面に従って本発明の包装用紙箱体の実施例を説明する
が、本発明は該図面の実施例に限定されるものではな
い。
【0012】図1は、本発明の包装用紙箱体の組み立て
全体斜視図であり、図2は図1の包装用紙箱体の紙箱本
体の組み立て斜視図であり、図3は、図1の包装用紙箱
体内に摺動自在に収納配置されている台紙の組み立て斜
視図である。 図4は、図1の包装用紙箱体の蓋体をミ
シン目に沿って開封し、収納台紙を掛止片が蓋体に当接
するまで引き出した状態を説明するための概略斜視図で
あり、図5は、図2の紙箱本体の展開平面図であり、図
6は、図3の台紙の展開平面図である。
全体斜視図であり、図2は図1の包装用紙箱体の紙箱本
体の組み立て斜視図であり、図3は、図1の包装用紙箱
体内に摺動自在に収納配置されている台紙の組み立て斜
視図である。 図4は、図1の包装用紙箱体の蓋体をミ
シン目に沿って開封し、収納台紙を掛止片が蓋体に当接
するまで引き出した状態を説明するための概略斜視図で
あり、図5は、図2の紙箱本体の展開平面図であり、図
6は、図3の台紙の展開平面図である。
【0013】図中、符号1は包装用紙箱体を示し、2は
前板、3は側板、4は後板、5は蓋体、6は係止片、7
は差し込みフラップ、8はミシン目、9は内側フラッ
プ、10は係止片6用切り込み、11はオートマチック
ロック構造の底部形成部片、12、13は谷折線、14
は山折線、15は台座部、16は底当て部、17は掛止
片、18は止め片(半円状切り起こし片)、19は傾斜
片、20は手穴切り欠き部、21は糊代部をそれぞれ表
す。
前板、3は側板、4は後板、5は蓋体、6は係止片、7
は差し込みフラップ、8はミシン目、9は内側フラッ
プ、10は係止片6用切り込み、11はオートマチック
ロック構造の底部形成部片、12、13は谷折線、14
は山折線、15は台座部、16は底当て部、17は掛止
片、18は止め片(半円状切り起こし片)、19は傾斜
片、20は手穴切り欠き部、21は糊代部をそれぞれ表
す。
【0014】図1に示す本発明の包装用紙箱体1は、図
5の展開平面図に裁断された一枚の薄口段ボール又は板
紙を折曲線12を谷折して、底部形成部片を組み立て、
糊代部21で後板4と側板3の側縁同士を貼着し、内側
フラップ9を折り込み、図2に示される紙箱本体Aを形
成する。この際、内側フラップ9の前板2側の部分は長
さaだけ切り欠かれており、この長さaは蓋体5のフラ
ップ7の折曲線12からミシン目8に到る幅と略等しい
距離に設定される。一方図6の展開平面図に裁断されて
いる一枚の薄口段ボール又は板紙を折曲線13で谷折
し、折曲線14で山折して図3に示す台紙Bを形成す
る。
5の展開平面図に裁断された一枚の薄口段ボール又は板
紙を折曲線12を谷折して、底部形成部片を組み立て、
糊代部21で後板4と側板3の側縁同士を貼着し、内側
フラップ9を折り込み、図2に示される紙箱本体Aを形
成する。この際、内側フラップ9の前板2側の部分は長
さaだけ切り欠かれており、この長さaは蓋体5のフラ
ップ7の折曲線12からミシン目8に到る幅と略等しい
距離に設定される。一方図6の展開平面図に裁断されて
いる一枚の薄口段ボール又は板紙を折曲線13で谷折
し、折曲線14で山折して図3に示す台紙Bを形成す
る。
【0015】ついで、図3の台紙Bを、その台座部15
を図2の紙箱本体Aの前板2に、又底当て部16を紙箱
本体Aの底部11に当接するように配置し、傾斜片19
によって底部11から、蓋体のミシン目8に向かって傾
斜する台座を有する台紙Bを紙箱本体A内に配置する。
台紙Bの台座15の側縁に設けられた掛止片17は谷折
線13から立ち上がって紙箱本体Aの両側板3の内面に
接した状態となっている。
を図2の紙箱本体Aの前板2に、又底当て部16を紙箱
本体Aの底部11に当接するように配置し、傾斜片19
によって底部11から、蓋体のミシン目8に向かって傾
斜する台座を有する台紙Bを紙箱本体A内に配置する。
台紙Bの台座15の側縁に設けられた掛止片17は谷折
線13から立ち上がって紙箱本体Aの両側板3の内面に
接した状態となっている。
【0016】台紙Bが収納された状態で、プラスチック
製のストロー等の長尺体が前記ミシン目に平行な状態で
包装用紙箱体内に充填されると、図2の蓋体が閉じら
れ、係止片6が切り込み10に差し込まれ、差し込みフ
ラップ7部分は前板2の内側に差し込まれて図1に示す
状態の包装用紙箱体1が形成される。なお、上記実施例
では紙箱の底部としてオートマチックロック底形式の構
造の底部を有するものを説明したが、該底部は一般に多
く使用されているスナップ底(地獄止め)形式の構造と
してもよい。
製のストロー等の長尺体が前記ミシン目に平行な状態で
包装用紙箱体内に充填されると、図2の蓋体が閉じら
れ、係止片6が切り込み10に差し込まれ、差し込みフ
ラップ7部分は前板2の内側に差し込まれて図1に示す
状態の包装用紙箱体1が形成される。なお、上記実施例
では紙箱の底部としてオートマチックロック底形式の構
造の底部を有するものを説明したが、該底部は一般に多
く使用されているスナップ底(地獄止め)形式の構造と
してもよい。
【0017】ストロー等を収納した包装用紙箱体1の開
封は、図1の包装用紙箱体1のミシン目8を指で押して
切断し、指穴20から差し入れた指で切り離された蓋体
部分を差し込みフラップ7部分とともに剥ぎ取り、図4
に示すような開口部Cを形成する。内部に収納されてい
るストロー等は、開口部Cが上向きの状態でも最初のう
ちは取り出し可能である。しかし、開口部付近のストロ
ーが使い切られたら、図4に示すように、台紙Bを僅か
に引き出して止め片18を引き起こし、開口部Cが下部
に位置するように紙箱体1を転回すると、内部のストロ
ー等は開口部側に流れ落ちてきて止め片18によってせ
き止められ、飛び出しを阻止される。この状態では、止
め片18でせき止められたストローは必要な数だけ自由
に取り出すことができ、取り出された数に相当する内部
収納ストローは自重により滑り落ちてきて常に止め片1
8部分に存在する。
封は、図1の包装用紙箱体1のミシン目8を指で押して
切断し、指穴20から差し入れた指で切り離された蓋体
部分を差し込みフラップ7部分とともに剥ぎ取り、図4
に示すような開口部Cを形成する。内部に収納されてい
るストロー等は、開口部Cが上向きの状態でも最初のう
ちは取り出し可能である。しかし、開口部付近のストロ
ーが使い切られたら、図4に示すように、台紙Bを僅か
に引き出して止め片18を引き起こし、開口部Cが下部
に位置するように紙箱体1を転回すると、内部のストロ
ー等は開口部側に流れ落ちてきて止め片18によってせ
き止められ、飛び出しを阻止される。この状態では、止
め片18でせき止められたストローは必要な数だけ自由
に取り出すことができ、取り出された数に相当する内部
収納ストローは自重により滑り落ちてきて常に止め片1
8部分に存在する。
【0018】
【発明の効果】ストロー等の内部収納物品が使い切られ
たら、空き箱は古紙リサイクル用として回収されるか、
又は通常の可燃性廃棄物として廃棄することができる。
このように、内部に収納されているストロー等は開口部
Cの狭い範囲で外部環境に接しているだけであり、その
他の内部収納ストローは外部環境に接することはないの
で汚染の恐れはないし、また従来の包装品のように利用
者に供するために他の容器に詰め替えする必要がないこ
とから、詰め替え時の汚染もない衛生的にすぐれた容器
である。さらに、詰め替え用の容器の衛生管理に要する
コストを削減することができるし、材料がともに一枚の
紙製ブランクを裁断して形成されている紙箱本体と台紙
を単に組み合わせるだけの簡単な構造体であることか
ら、製造コストが安価であるという利点がある。
たら、空き箱は古紙リサイクル用として回収されるか、
又は通常の可燃性廃棄物として廃棄することができる。
このように、内部に収納されているストロー等は開口部
Cの狭い範囲で外部環境に接しているだけであり、その
他の内部収納ストローは外部環境に接することはないの
で汚染の恐れはないし、また従来の包装品のように利用
者に供するために他の容器に詰め替えする必要がないこ
とから、詰め替え時の汚染もない衛生的にすぐれた容器
である。さらに、詰め替え用の容器の衛生管理に要する
コストを削減することができるし、材料がともに一枚の
紙製ブランクを裁断して形成されている紙箱本体と台紙
を単に組み合わせるだけの簡単な構造体であることか
ら、製造コストが安価であるという利点がある。
【図1】本発明の包装用紙箱体の組み立て全体斜視図。
【図2】図1の包装用紙箱体の紙箱本体の組み立て斜視
図。
図。
【図3】図1の包装用紙箱体内に収納配置される台紙の
組み立て斜視図。
組み立て斜視図。
【図4】図1の包装用紙箱体の開封時の状態を説明する
ための概略斜視図。
ための概略斜視図。
【図5】図2の紙箱本体の展開平面図。
【図6】図3の台紙の展開平面図。
1:包装用紙箱体、2:前板、3:側板、4:後板、
5:蓋体、6:係止片、7:差し込みフラップ、8:ミ
シン目、9:内側フラップ、10:切り込み、11:底
部形成部片、12:谷折線、13:谷折線、14:山折
線、15:台座部、16:底当て部、17:掛止片、1
8:止め片、19:傾斜片、20:手穴切り欠き部、2
1:糊代部。
5:蓋体、6:係止片、7:差し込みフラップ、8:ミ
シン目、9:内側フラップ、10:切り込み、11:底
部形成部片、12:谷折線、13:谷折線、14:山折
線、15:台座部、16:底当て部、17:掛止片、1
8:止め片、19:傾斜片、20:手穴切り欠き部、2
1:糊代部。
Claims (4)
- 【請求項1】 前板、後板、両側板及び一方の側板と後
板とを貼着するための糊代部を有し、前板、後板及び両
側板のそれぞれの底部側には折曲線を介して底面形成用
部片を有し、後板上側には差し込みフラップを有する蓋
板を折曲線を介して延設し、該蓋板面には前記差し込み
フラップ用折線から一定距離を隔てて該折曲線に平行な
切り取り開口用ミシン目線を設けた紙ブランクを折り畳
み、貼着して形成した紙箱本体の内部に、前記紙箱本体
の底板に相対する底当て板と、前記前板に相対する台座
板を折曲線を介して有しており、該台座板にはその両側
縁から外方に延出していて前記折曲線から前方側に該台
座板を傾斜させる傾斜片と該傾斜片の先端部近傍に位置
する掛止片とが設けられ、さらに該台座板先端部近傍面
上には止め片を立ち上げ形成することができる切り込み
を設けた紙ブランクを折り曲げて形成した台紙を収納し
たことを特徴とする被包装物の取り出し容易な包装用紙
箱。 - 【請求項2】 前記紙箱本体は、前板、後板、両側板及
び一方の側板と後板とを貼着する糊代部を有し、前板、
後板及び両側板のそれぞれの底部側には折曲線を介して
底面形成用部片を延設し、後板上側には、前板の内側に
差し込むフラップを有する蓋板を折曲線を介して延設す
るとともに、該蓋板両側部のそれぞれの一部には折曲線
を介して係止片を設け、一方両側板上部には前板との間
が一定長さで切り欠かれている所定幅の内フラップを折
曲線を介して設け、該内フラップ用折曲線には前記蓋板
両側部の係止片の差し込み用切り込みを設けた紙ブラン
クを折り畳み、貼着して形成した紙箱体からなることを
特徴とする請求項1記載の被包装物の取り出し容易な包
装用紙箱。 - 【請求項3】 前記紙箱本体は、前板の上縁部中央部に
指差し込み用の切り欠きを設けていることを特徴とする
請求項2記載の被包装物の取り出し容易な包装用紙箱。 - 【請求項4】 前記台紙は、前記紙箱本体の前記前板に
相対する台座板の両側縁に折曲線を介して延設されてい
る、前記台座板を傾斜させる傾斜片の先端部近傍に位置
する掛止片が、前記紙箱本体の蓋体が前記ミシン目に沿
って切り裂き開口された開口部の高さよりも高い掛止片
を有することを特徴とする請求項1〜請求項3記載のい
ずれか1項に記載の被包装物の取り出し容易な包装用紙
箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8166681A JPH09328123A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 包装用紙箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8166681A JPH09328123A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 包装用紙箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09328123A true JPH09328123A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15835766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8166681A Pending JPH09328123A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 包装用紙箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09328123A (ja) |
-
1996
- 1996-06-07 JP JP8166681A patent/JPH09328123A/ja active Pending
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