JPH09327023A - フレーム内/フレーム間符号化切替方法および画像符号化装置 - Google Patents

フレーム内/フレーム間符号化切替方法および画像符号化装置

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JPH09327023A
JPH09327023A JP14448296A JP14448296A JPH09327023A JP H09327023 A JPH09327023 A JP H09327023A JP 14448296 A JP14448296 A JP 14448296A JP 14448296 A JP14448296 A JP 14448296A JP H09327023 A JPH09327023 A JP H09327023A
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JP
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frame
inter
intra
coding
mode
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Application number
JP14448296A
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English (en)
Inventor
Atsushi Shimizu
淳 清水
Kazuto Kamikura
一人 上倉
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム内/フレーム間符号化時のオーバヘ
ッドを減少させることができ、結果として符号化効率を
向上させる。 【解決手段】 直前にフレーム間符号化したフレーム内
のMinter 個のインターモードブロックの動きベクトル
の大きさの平均値を算出する。次に、算出した動きベク
トルの大きさの平均値から、動きベクトルから見たフレ
ーム間相関指標r mvを算出する。次に、予測誤差電力e
i の平均値を算出する。予測誤差電力eiから見たフレ
ーム間相関指標rerr を算出する。フレーム間相関指標
mv,rer r からフレーム間相関指標rinter を算出す
る。符号化対象フレームの輝度分散varからフレーム
内相関指標rintra を算出する。フレーム間相関指標r
inte r とフレーム内相関指標rintra を比較し、より高
い相関のモードを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像符号化方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】フレーム内符号化は、符号化対象フレー
ム内だけで符号化を行ない、空間的な冗長度を削減する
方法である。これに対し、フレーム間符号化は、符号化
済みの画像信号を参照フレームとし、時間方向の冗長度
も削減することにより、符号化効率を向上させる方法で
ある(図5(1))。また、符号化対象フレームをブロ
ック単位に分割し、動き補償を行なうことにより、さら
に効率を上げることができる(図5(2))。
【0003】フレーム間符号化では、参照フレームとの
相関が高い場合は符号化効率が向上するが、相関が低い
場合は、逆に符号化効率が低下する。そこで、符号化対
象フレームのブロック単位にフレーム内符号化モード
(以下、イントラモード)とフレーム間符号化モード
(以下、インターモード)を適応的に切替えて符号化を
行なう。入力された符号化対象フレーム信号および符号
化対象フレームと参照フレームの差分信号(予測誤差信
号)を比較し、発生情報量が小さいと思われる信号を選
択することにより、イントラ/インターモードを決定す
る。例えば、入力信号の分散と予測誤差信号の分散を比
較し、分散が小さい信号を符号化する。
【0004】このように、フレーム間符号化を行なうフ
レーム(以下、インターフレーム)では、適応的に符号
化モードを切替えるため、フレーム内符号化されたブロ
ックとフレーム間符号化されたブロックが混在し、各ブ
ロック毎に、符号化モードを表す情報がオーバーヘッド
として必要となる。
【0005】また、符号化対象フレームの全ブロックを
イントラモードにて符号化処理を行う場合として、 1:動画シーケンスの最初のフレーム 2:演算誤差などの蓄積を防ぐためのフレーム間符号化
の参照フレームの初期化 がある。参照フレームの初期化は、予め定められた周期
にて行われる(図6)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方法
は、インターフレーム、ブロック単位にイントラ/イン
ターモードを適応的に切替えている。駒落しなどにより
参照フレームと符号化対象フレーム間の間隔(以下、フ
レーム間距離)が長くなった場合、参照フレームと符号
化対象フレームの相関が小さくなり、イントラモードが
選ばれるブロックが増加する(図7)。一般に、MPE
G−1やH.261などのフレーム間符号化では、イン
トラモードの出現確率が低いと考えられるため、イント
ラモードを示す符号は、インターモードを示す符号に比
べ長くなっている。このため、イントラモードのブロッ
クの出現確率が高くなるに従い、符号化モードを示す符
号によるオーバーヘッドが増加する。
【0007】このように、インターフレームにおいてイ
ントラモードのブロックの出現確率が高くなると、オー
バーヘッドが増加し、符号化効率が低下するという欠点
があった。
【0008】逆に、イントラフレームでは、イントラモ
ードブロックのみであるから、符号化モードを示すため
のオーバーヘッドは必要無い。しかしながら、フレーム
単位でのイントラ/インター符号化モード切替えについ
ては、上述した通り、演算誤差の蓄積防止等を目的とし
て周期的にイントラフレームが挿入されるだけであり、
符号化効率向上を目的として行なわれていない。
【0009】本発明の目的は、フレーム内/フレーム間
符号化時のオーバヘッドを減少させることができ、結果
として符号化効率を向上させることができるフレーム内
/フレーム間符号化切替方法および画像符号化装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のフレーム内/フ
レーム間符号化切替方法は、動画像シーケンスに対して
フレーム内/フレーム間符号化を行う際に、符号化対象
フレームにおいて、フレーム内符号化に対するフレーム
間符号化の符号化ゲインと発生情報量のオーバーヘッド
を比較し、符号化対象フレームの符号化モードを決定す
る。
【0011】ここで、「符号化ゲイン」は符号化効率を
指す。フレーム内相関とフレーム間相関はそれぞれフレ
ーム内/フレーム間の符号化効率の近似として用いてい
る。正確には、フレーム内符号化の符号化効率とフレー
ム間符号化の符号化効率(オーバーヘッドを含む)を比
較する。
【0012】本発明の実施態様によれば、既に符号化さ
れたフレームまたは符号化対象フレームの情報から、符
号化対象フレームのフレーム内相関およびフレーム間相
関を算出し、両相関値の比較の結果から符号化対象フレ
ームの符号化モードを決定する。
【0013】本発明の他の実施態様によれば、符号化対
象フレームと参照フレームのフレーム間距離を用いてフ
レーム間符号化での発生情報量を推定し、符号化モード
を決定する。
【0014】本発明のフレーム内/フレーム間符号化切
替方法は、直前にフレーム間符号化したフレーム内のイ
ンターモードの動きベクトルについて、該動きベクトル
の大きさの平均値を算出する段階と、算出された動きベ
クトルの大きさの平均値から、動きベクトルから見たフ
レーム間相関指標rmvを算出する段階と、直前にフレー
ム間符号化したフレームのインターモードブロックでの
予測誤差電力の平均値を算出する段階と、算出された平
均誤差電力から、予測誤差電力から見たフレーム間相関
誤差rer r を算出する段階と、算出された2つのフレー
ム間相関指標rmvとrerr から1つのフレーム間相関指
標rinter を算出する段階と、符号化対象フレームの輝
度分散varからフレーム内相関指標rintra を算出す
る段階と、算出されたフレーム間相関指標rinter とフ
レーム内相関指標rintra を比較し、より相関の高い符
号化モードを選択する段階を有する。
【0015】本発明の画像符号化装置は、画像信号を入
力し、符号化対象フレームの輝度値の分散varを算出
する輝度分散算出部と、入力画像信号をブロックに分割
するブロック分割部と、符号化対象フレームと参照フレ
ームとの間のフレーム間距離n、直前にフレーム間符号
化を行なったフレームにて算出した動きベクトル、該動
きベクトルを算出した際のフレーム間距離m、前記符号
化対象フレームの輝度値の分散var、直前に符号化し
たフレーム間符号化モードブロックでの予測誤差電力e
iから、請求項4に記載の方法で符号化モードを選択す
るイントラ/インターフレーム切替え制御部と、前記イ
ントラ/インターフレーム切替え制御部で選択された、
符号化対象フレームの符号化モードがフレーム間符号化
モードの場合、原信号の分散と予測誤差信号の分散を比
較し、原信号の分散の方が小さい場合はフレーム内符号
化モード、予測誤差信号の分散の方が小さい場合はフレ
ーム間符号化モードとし、符号化対象フレームの選択さ
れた符号化モードがフレーム内符号化モードであれば常
にフレーム内符号化モードとするフレーム内/フレーム
間モードブロック切替え制御部と、フレームメモリと、
直前に符号化したフレームのフレーム間符号化モードブ
ロックでの予測誤差電力ei の平均値を算出し、前記イ
ントラ/インターフレーム切替え制御部に出力し、符号
化対象ブロックがフレーム間符号化モードの場合、ブロ
ック単位の画像信号と、前記フレームメモリ内の1フレ
ーム前の復号画像から動きベクトルviを検出し、符号
化対象ブロックがフレーム内符号化モードの場合、ブロ
ック単位の画像信号から動きベクトルを検出する動きベ
クトル検出部と、前記動きベクトルvi または前記フレ
ームメモリから出力された前フレームのデータに対して
動き補償を行う動き補償部と、前記イントラ/インター
モードブロック切替え制御部により制御され、フレーム
間符号化モードの場合、動き補償された前記動きベクト
ルvi を選択し、フレーム内符号化モードの場合、0を
出力する第1のスイッチと、前記ブロック分割部の出力
と前記第1のスイッチの出力から予測誤差信号を求める
減算器と、前記予測誤差信号を離散コサイン変換係数に
変換する離散コサイン変換部と、バッファと、前記バッ
ファのバッファメモリ占有量を基にして量子化ステップ
を設定する量子化ステップ計算部と、前記離散コサイン
変換係数を前記量子化ステップにて量子化する量子化部
と、量子化された前記離散コサイン変換係数を可変長符
号化し、前記バッファメモリに入力する可変長符号化部
と、量子化された前記離散コサイン変換係数を逆量子化
する逆量子化部と、逆量子化された前記離散コサイン変
換係数を逆離散コサイン変換する逆離散コサイン変換部
と、前記インター/イントラモードブロック切替え制御
部により制御され、フレーム間符号化モードの場合、前
記動き補償部で動き補償された前フレームのデータを選
択し、フレーム内符号化モードの場合、0を出力する第
2のスイッチと、前記第2のスイッチの出力と、逆離散
コサイン変換された前記離散コサイン変換係数を加算
し、復号画像を生成し、前記フレームメモリに蓄える加
算器を有する。
【0016】図3に、フレーム間距離と両モードでの発
生情報量の差を示す。図3の領域Aでは、インターフレ
ームの方が効率が良いが、領域Bでは、イントラフレー
ムとして処理した方が発生情報量が少なくなっている。
【0017】そこで、本発明では、符号化対象フレーム
について、イントラフレームとインターフレームで符号
化し、各フレームタイプの発生情報量を比較し、発生情
報量が小さくなるフレームタイプを選択する。図3の例
では、領域Aではインターフレーム、領域Bではイント
ラフレームとして符号化処理を行なう。発生情報量が小
さいフレームタイプを常に選択することにより、オーバ
ーヘッドを最小限に抑えることができ、符号化効率が向
上する。
【0018】図3における領域Aと領域Bの境界(以
下、境界AB)は、入力画像信号によって性質が異なる
ため、一意に定めることはできない。そのため、符号化
対象フレームに対し、フレーム内符号化とフレーム間符
号化を同時に行なう必要がある。
【0019】そこで、フレーム間相関やフレーム内相関
などから、インターフレームおよびイントラフレームで
の発生情報量を近似する。例として、フレーム間相関の
指標をフレーム間予測誤差電力または動き量により、フ
レーム内相関の指標を輝度信号の分散より算出する。
【0020】フレーム間予測誤差電力が大きい場合、フ
レーム間の予測効率が低下していることを示しており、
フレーム間相関は小さいと考えられる。フレーム間予測
誤差電力が小さい場合、フレーム間の予測効率が高いこ
とから、フレーム間相関は大きいと考えられる。今、フ
レーム予測誤差電力から見たフレーム間相関の指標r
err を、予測誤差電力Errp から算出する。
【0021】rerr =ferr (Errp ) ferr は、予測誤差電力Errp が小さくなればフレーム
間相関指標rerr が大きくなり、予測誤差電力Errp
大きくなればフレーム間相関指標rerr が小さくなる関
数である。
【0022】また、フレーム間距離mで算出された動き
ベクトル
【0023】
【外1】 から物体の移動速度vを次式のように求めることができ
る。
【0024】
【数1】 nフレーム後の位置ln は、 ln =v・n となる。移動速度vが大きい場合、フレーム間距離nが
大きくなるに従い、参照フレーム内にあった物体はフレ
ーム外に移動している可能性が高くなる(図4
(1))。逆に、移動速度vが小さい場合、フレーム間
距離nが大きくなっても、参照フレーム内にあった物体
は、フレームに留まっている可能性がある(図4
(2))。よって、移動速度vの大きさによりnフレー
ム後のフレーム間相関を推定できる。今、動き量から見
たフレーム間相関の指標rmvを、フレーム間距離nでの
動き量ln から算出する。
【0025】rmv=fmv(ln ) fmvは、動き量ln が小さくなればフレーム間相関指標
mvが大きくなり、動き量ln が大きくなればフレーム
間相関指標rmvが小さくなる関数である。
【0026】それぞれのパラメータから求めた2つのフ
レーム間相関指標rerr ,rmvから1つのフレーム間相
関rinter を近似する。
【0027】rinter =finter (rmv,rerr ) 輝度信号の分散varが大きい場合、フレーム内相関は
小さいと考えられ、輝度信号の分散varが小さい場
合、フレーム内相関は大きいと考えられる。今、フレー
ム内相関の指標rintra を輝度信号の分散varから算
出する。
【0028】rintra =fintra (var) fintra は、輝度信号の分散varが小さくなればフレ
ーム内相関指標rintraが大きくなり、輝度信号の分散
varが大きくなればフレーム内相関指標rintr a が小
さくなる関数である。
【0029】上述したように、近似によりイントラフレ
ームおよびインターフレームの相関指標を推定し、より
相関が高くなるフレームタイプにて符号化処理を行な
う。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0031】図1は本発明の一実施形態の画像符号化装
置の構成図、図2はイントラ/インターフレーム切替え
制御部116の処理を示す流れ図である。
【0032】本実施形態では、フレーム間相関を、符号
化対象フレームを参照フレームのフレーム間距離n、直
前に符号化を行なったフレームにて算出した動き量vお
よび予測誤差信号電力eから算出し、フレーム内相関
を、符号化対象フレームの輝度値の分散から算出する。
画像符号化方式としては動き補償と離散コサイン変換を
使用した場合を想定し、ブロック単位で符号化処理を行
なう。フレーム内のブロック数をMとする。
【0033】本実施形態の画像符号化装置は、入力端子
101と輝度分散算出部102とブロック分割部103
と動きベクトル検出部105と動き補償部107とスイ
ッチ108と離散コサイン変換部110と量子化部11
1と逆量子化部112と逆離散コサイン変換部113と
スイッチ114とフレームメモリ115とイントラ/イ
ンターフレーム切替え制御部116とイントラ/インタ
ーモードブロック切替え制御部117と量子化ステップ
計算部118と可変長符号化部121とバッファ122
と減算器123と加算器124と出力端子125で構成
されている。
【0034】まず、入力端子101から入力された画像
は輝度分散算出部102に入力され、符号化対象フレー
ムの輝度値の分散varが算出される。また、入力画像
信号は小ブロック分割部103にてM個のブロックに分
割される。次に、イントラ/インターフレーム切替え制
御部116にて、符号化対象フレームと参照フレームと
のフレーム間距離n、直前にフレーム間符号化を行なっ
たフレームにて算出した動きベクトル
【0035】
【外2】 、動きベクトル
【0036】
【外3】 を算出した際のフレーム間距離m、符号化対象フレーム
の輝度値の分散var、予測誤差電力eiから、符号化
対象フレームの符号化モードを図2に示す手順で決定す
る。
【0037】1.直前にフレーム間符号化したフレーム
内のMinter 個(ただし、Minter≦M)のインターモ
ードブロックの動きベクトル
【0038】
【外4】 について、動きベクトルの大きさの平均値
【0039】
【外5】 を算出する(ステップ201)。
【0040】
【数2】 2.算出したインターモードブロックの動きベクトルの
大きさの平均値
【0041】
【外6】 から、動きベクトルから見たフレーム間相関指標rmv
算出する(ステップ202)。
【0042】
【数3】 3.直前に符号化したフレームのMinter 個のインター
モードブロックでの予測誤差電力ei の平均値
【0043】
【外7】 を算出する(ステップ203)。
【0044】
【数4】 4.算出した平均誤差電力
【0045】
【外8】 から、予測誤差電力ei から見たフレーム間相関指標r
err を算出する(ステップ204)。
【0046】
【数5】 5.算出した2つのフレーム間相関指標rmv,rerr
ら1つのフレーム間相関指標rinter を算出する(ステ
ップ205)。
【0047】
【数6】 6.符号化対象フレームの輝度分散varからフレーム
内相関指標rintra を算出する(ステップ206)。
【0048】
【数7】 7.算出したフレーム間相関指標rinter とフレーム内
相関指標rintra を比較し、より相関の高いモードを選
択する(ステップ207)。
【0049】符号化対象フレームがインターフレームで
ある場合、イントラ/インターブロック切替え制御部1
17にて、ブロックのモード決定を行なう。決定には、
原信号の分散と予測誤差信号の分散を比較し、原信号の
分散が小さい場合はイントラモード、予測誤差信号の分
散が小さい場合はインターモードとする。原信号をs
(m,n)、予測信号をp(m,n)、ブロックサイズ
をN×Nすると、原信号の分散vars と予測誤差信号
の分散vare (m,n)は以下の通りである。
【0050】
【数8】 符号化対象フレームがイントラフレームである場合、原
信号の分散や予測誤差信号の分散に関係なく、常にイン
トラモードとする。
【0051】符号化対象ブロックがインターモードであ
る場合、ブロック単位の画像信号104とフレームメモ
リ115内の1フレーム前の復号画像から動きベクトル
検出部105において動きベクトルvi (106)を検
出する。この動きベクトルv i (106)を基に、動き
補償部107において動き補償を行ない、スイッチ10
8をインター側に切替え、減算器123により予測誤差
信号を符号化対象ブロック信号109として求め、離散
コサイン変換部110にて離散コサイン変換を行なう。
また、符号化対象ブロックがイントラブロックの場合、
スイッチ108をイントラ側に切替え、ブロック単位の
画像信号104に対し、離散コサイン変換部110にて
離散コサイン変換を行なう。
【0052】次に、量子化ステップ計算部118におい
ては、バッファメモリ占有量119を基にして、量子化
ステップを設定する。設定された量子化ステップ120
を使って、離散コサイン変換係数を量子化部111で量
子化し、可変長符号化部121で可変長符号化した後、
バッファメモリ122に入力する。符号化データを一定
のビットレートで出力端子125に出力する。また、量
子化した離散コサイン変換係数を逆量子化部112にて
逆量子化、逆離散コサイン変換部113で逆離散コサイ
ン変換を行なう。符号化対象ブロックがインターモード
ブロックの場合のみ、動き補償された前フレームのデー
タと加算器124にて加算して復号画像を生成する。そ
して、復号画像を次フレームの動き補償予測のためにフ
レームメモリ115に蓄える。
【0053】以上述べた実施形態では、フレーム間相関
の指標算出に予測誤差電力と動き量、フレーム内相関の
指標算出に輝度値の分散を用いたが、フレーム間の相関
およびフレーム内の相関を示すものであれば、これにと
らわれるものではない。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フレーム内/フレーム間符号化時のオーバヘッドを減少
させることができ、結果として符号化効率を向上させる
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の画像符号化装置のブロッ
ク図である。
【図2】図1中のイントラ/インターフレーム切替え制
御部116の処理の流れ図である。
【図3】発生情報量とオーバーヘッドを示す図である。
【図4】nフレーム後の物体の位置と動き量を示す図で
ある。
【図5】フレーム間符号化を示す図である。
【図6】参照フレームの初期化を示す図である。
【図7】イントラモードブロックとインターモードブロ
ックの比率を示す図である。
【符号の説明】
101 入力端子 102 輝度分散算出部 103 小ブロック分割部 104 小ブロック画像信号 105 動きベクトル検出部 106 動きベクトル 107 動き補償部 108 スイッチ 109 符号化対象ブロック信号 110 離散コサイン変換部 111 量子化部 112 逆量子化部 113 逆離散コサイン変換部 114 スイッチ 115 フレームメモリ 116 イントラ/インターフレーム切替え制御部 117 イントラ/インターブロック切替え制御部 118 量子化ステップ計算部 119 バッファメモリ占有量 120 量子化ステップ 121 可変長符号化部 122 バッファメモリ 123 減算器 124 加算器 125 出力端子 201〜207 ステップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像シーケンスに対してフレーム内/
    フレーム間符号化を行う際に、符号化対象フレームにお
    いて、フレーム内符号化に対するフレーム間符号化の符
    号化ゲインと発生情報量のオーバーヘッドを比較し、符
    号化対象フレームの符号化モードを決定するフレーム内
    /フレーム間符号化切替方法。
  2. 【請求項2】 既に符号化されたフレームまたは符号化
    対象フレームの情報から、符号化対象フレームのフレー
    ム内相関およびフレーム間相関を算出し、両相関値の比
    較の結果から符号化対象フレームの符号化モードを決定
    する請求項1記載のフレーム内/フレーム間符号化切替
    方法。
  3. 【請求項3】 符号化対象フレームと参照フレームのフ
    レーム間距離を用いてフレーム間符号化での発生情報量
    を推定し、符号化モードを決定する請求項2記載のフレ
    ーム内/フレーム間符号化切替方法。
  4. 【請求項4】 直前にフレーム間符号化したフレーム内
    のインターモードの動きベクトルについて、該動きベク
    トルの大きさの平均値を算出する段階と、 算出された動きベクトルの大きさの平均値から、動きベ
    クトルから見たフレーム間相関指標rmvを算出する段階
    と、 直前にフレーム間符号化したフレームのインターモード
    ブロックでの予測誤差電力の平均値を算出する段階と、 算出された平均誤差電力から、予測誤差電力から見たフ
    レーム間相関誤差rer r を算出する段階と、 算出された2つのフレーム間相関指標rmvとrerr から
    1つのフレーム間相関指標rinter を算出する段階と、 符号化対象フレームの輝度分散varからフレーム内相
    関指標rintra を算出する段階と、 算出されたフレーム間相関指標rinter とフレーム内相
    関指標rintra を比較し、より相関の高い符号化モード
    を選択する段階を有する、フレーム内/フレーム間符号
    化切替方法。
  5. 【請求項5】 画像信号を入力し、符号化対象フレーム
    の輝度値の分散varを算出する輝度分散算出部と、 入力画像信号をブロックに分割するブロック分割部と、 符号化対象フレームと参照フレームとの間のフレーム間
    距離n、直前にフレーム間符号化を行なったフレームに
    て算出した動きベクトル、該動きベクトルを算出した際
    のフレーム間距離m、前記符号化対象フレームの輝度値
    の分散var、直前に符号化したフレーム間符号化モー
    ドブロックでの予測誤差電力eiから、請求項4に記載
    の方法で符号化モードを選択するイントラ/インターフ
    レーム切替え制御部と、 前記イントラ/インターフレーム切替え制御部で選択さ
    れた、符号化対象フレームの符号化モードがフレーム間
    符号化モードの場合、原信号の分散と予測誤差信号の分
    散を比較し、原信号の分散の方が小さい場合はフレーム
    内符号化モード、予測誤差信号の分散の方が小さい場合
    はフレーム間符号化モードとし、符号化対象フレームの
    選択された符号化モードがフレーム内符号化モードであ
    れば常にフレーム内符号化モードとするフレーム内/フ
    レーム間モードブロック切替え制御部と、 フレームメモリと、 直前に符号化したフレームのフレーム間符号化モードブ
    ロックでの予測誤差電力ei の平均値を算出し、前記イ
    ントラ/インターフレーム切替え制御部に出力し、符号
    化対象ブロックがフレーム間符号化モードの場合、ブロ
    ック単位の画像信号と、前記フレームメモリ内の1フレ
    ーム前の復号画像から動きベクトルviを検出し、符号
    化対象ブロックがフレーム内符号化モードの場合、ブロ
    ック単位の画像信号から動きベクトルを検出する動きベ
    クトル検出部と、 前記動きベクトルvi または前記フレームメモリから出
    力された前フレームのデータに対して動き補償を行う動
    き補償部と、 前記イントラ/インターモードブロック切替え制御部に
    より制御され、フレーム間符号化モードの場合、動き補
    償された前記動きベクトルvi を選択し、フレーム内符
    号化モードの場合、0を出力する第1のスイッチと、 前記ブロック分割部の出力と前記第1のスイッチの出力
    から予測誤差信号を求める減算器と、 前記予測誤差信号を離散コサイン変換係数に変換する離
    散コサイン変換部と、 バッファと、 前記バッファのバッファメモリ占有量を基にして量子化
    ステップを設定する量子化ステップ計算部と、 前記離散コサイン変換係数を前記量子化ステップにて量
    子化する量子化部と、 量子化された前記離散コサイン変換係数を可変長符号化
    し、前記バッファメモリに入力する可変長符号化部と、 量子化された前記離散コサイン変換係数を逆量子化する
    逆量子化部と、 逆量子化された前記離散コサイン変換係数を逆離散コサ
    イン変換する逆離散コサイン変換部と、 前記インター/イントラモードブロック切替え制御部に
    より制御され、フレーム間符号化モードの場合、前記動
    き補償部で動き補償された前フレームのデータを選択
    し、フレーム内符号化モードの場合、0を出力する第2
    のスイッチと、 前記第2のスイッチの出力と、逆離散コサイン変換され
    た前記離散コサイン変換係数を加算し、復号画像を生成
    し、前記フレームメモリに蓄える加算器を有する画像符
    号化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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