JPH09326360A - デバイスの製造方法 - Google Patents

デバイスの製造方法

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JPH09326360A
JPH09326360A JP9038885A JP3888597A JPH09326360A JP H09326360 A JPH09326360 A JP H09326360A JP 9038885 A JP9038885 A JP 9038885A JP 3888597 A JP3888597 A JP 3888597A JP H09326360 A JPH09326360 A JP H09326360A
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layer
resist material
refractive index
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JP9038885A
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English (en)
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Raymond Andrew Cirelli
アンドリュー シレリ レイモンド
Gary Robert Weber
ロバート ウェバー ゲイリー
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LE-SENTO TECHNOL Inc
Nokia of America Corp
Original Assignee
LE-SENTO TECHNOL Inc
Lucent Technologies Inc
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Filing date
Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/09Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers
    • G03F7/091Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers characterised by antireflection means or light filtering or absorbing means, e.g. anti-halation, contrast enhancement
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光の際反射量を低減する反射防止コーティ
ングを提供する。 【解決手段】 本発明は、基板140上に反射防止コー
ティング層100とエネルギ感受性レジスト材料層15
0とを順に形成したデバイスにおいて、前記エネルギ感
受性レジスト材料層150をパターン化された放射に露
光・現像するデバイスの製造方法において、反射防止コ
ーティング層とエネルギ感受性レジスト材料層との間の
インタフェースを上部インタフェースと称し、反射防止
コーティング層とその下の基板との間のインタフェース
を下部インタフェースと称し、前記反射防止コーティン
グ100は、前記上部インタフェースで第1屈折率を有
し、前記上部インタフェースと下部インタフェースとの
間の面で第2屈折率を有するシリコン含有酸化物製であ
り、前記第1屈折率は、エネルギ感受性レジスト材料1
50の屈折率と屈折率適合していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射防止コーティ
ングを用いるデバイスを製造するリソグラフプロセスに
関し、特にエネルギ感受性材料が露光されたときに、凹
凸形状の基板上に形成されたエネルギ感受性材料の好ま
しくない反射を減少する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光リソグラフィ技術において、形状が変
化しそのため反射率が変化する基板表面上に形成された
エネルギ感受性レジスト材料に導入する特徴物のプリン
ト寸法を正確に制御することは、極めて難しい。このよ
うな臨界寸法を制御することの難しさは、エネルギ感受
性レジスト材料と大気との間のインタフェースと、エネ
ルギ感受性レジスト材料とその下の基板との間のインタ
フェースからパターン化された放射の一部が反射される
という事実に起因している。
【0003】基板とレジスト材料との間のインタフェー
スにおける反射の問題を図1を用いて説明する。マスク
(図示せず)を透過してパターン化された放射10が基
板14上のエネルギ感受性レジスト材料12上に入射さ
れる。このマスクにより規定れたパターンの画像は、エ
ネルギ感受性レジスト材料に写される。入射光の一部
は、このエネルギ感受性レジスト材料により吸収され
る。しかし、吸収されなかった部分は、エネルギ感受性
レジスト材料と基板との間のインタフェースからエネル
ギ感受性材料内に反射して戻される。
【0004】図1に示すように、放射10は、エネルギ
感受性レジスト材料12により完全に吸収される訳では
ない。この吸収されなかった放射光は、エネルギ感受性
レジスト材料12と基板14との間のインタフェースか
ら反射光線18として示すように反射され、再びエネル
ギ感受性レジスト材料12内に戻される。この反射光線
18の一部は、エネルギ感受性レジスト材料12の上部
表面で再び反射される。
【0005】これらの反射光線18は、放射10とおよ
び互いに強めあったり弱めあったりして干渉し合う。こ
の干渉効果によりエネルギ感受性材料を露光するのに用
いられるエネルギの全体量に影響を及ぼす。レジスト材
料により吸収されたエネルギ量は、厚さの関数であるた
め干渉量もまたレジスト厚さの関数となる。レジスト層
の厚さは、三次元形状即ち非平面状の基板表面に形成さ
れるときには変化する。
【0006】図1に示すように、基板14の表面までの
レジスト厚さ20は特徴物24の表面までのレジスト厚
さ22よりも厚い。露出光は、レジスト層/基板表面の
インタフェースから反射されるとレジスト材料を露光す
る放射量は、レジストフィルムの厚さの関数で変化す
る。そしてこれはスイング効果(swing effect)と通常
称する。特徴物24上のレジスト内に導入されたエネル
ギ量は、特徴物24間のスペース26上のレジストに導
入されるエネルギ量とは異なったものとなる。その理由
は、反射光の量は、レジスト厚さの関数だからである。
【0007】この露光の変動が様々な寸法を有する特徴
物を生成することになる。干渉が強めあったり(constr
uctive)するか、あるいは弱めあったり(destructiv
e) するかは、バルク吸収と定在波効果に起因するレジ
スト厚さに依存する。これらに関しては、Cuthbert, J.
D., et al.著の“Optical Projection Printing”Solid
State Technology, Vol. 20, p. 59 (1977)を参照のこ
と。
【0008】別の解決方法がレジスト材料/基板インタ
フェースからの露光放射の反射を減少するあるいは除去
する問題に対し提案された。この提案された1つの方法
は、色素をエネルギ感受性材料に組み込むことである。
この色素は、色素が露光放射の波長でもって放射を吸収
するように選択する。これによりレジストを通過する放
射の強度を減衰させ、反射光の強度を低減することがで
きる。この解決法の問題点は、エネルギ感受性材料の底
部部分を充分に露光するために、その上部表面を過剰露
光してしまうことである。この露光傾斜は、レジストプ
ロファイルの傾斜を引き起こし、色素濃度の増加と共に
この傾斜は増加する。
【0009】第2の解決方法は、エネルギ感受性材料上
に塗布される反射防止コーティングを用いることであ
る。Lyons, C., et al. は、その著書“TAR processing
for CD control in I-line and 248 nm lithogrphy,”
SPIE, Vol. 1927, p.759 (1993)において、エネルギ感
受性レジスト材料/上部反射防止コーティング(top an
ti-reflection coating(TAR)) インタフェースか
らの反射光の量を低減することにより、プリントされた
特徴物の寸法を制御するために、TARを有する色付き
(dyed)ホトレジストを用いることを提案している。こ
のTARは、レジスト/TARインタフェースからの反
射率の変動を低減するために反射光の位相を2分の1波
長だけシフトさせる。しかし、この解決方法は、所望の
結果を得るためにTARの厚さと屈折率の正確な制御を
必要とする欠点がある。
【0010】第3の提案された解決法は、レジストの下
に反射防止コーティングを用いることである。これは底
部反射防止コーティング(bottom anti-reflection coa
tion(BARC))と称する。理論的には、BARCは
レジスト層を透過する放射を吸収することにより基板イ
ンタフェースの全ての反射を除去できるものである。Og
awa, T. 著の“SiOxNy, high performance anti-reflec
tive layer for current and future optical lithogra
phy,”SPIE, Vol. 2197, pp. 722-732 (1994)に開示さ
れているように、反射防止コーティングの組成と厚さ
は、反射光を相殺するために正確に制御しなければなら
ない。さらにまた反射防止コーティングの組成と厚さ
は、下の基板に適合するよう製造しなければならない。
そのため Ogawa et al. 著の論文に記載されたようなB
ARCは、様々な種類の基板とレジストに普遍的に適応
できるものではない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】したがって、反射防止
コーティングはエネルギ感受性レジスト材料のパターン
化された露光において、不用な反射量を低減するため
に、リソグラフプロセスにおいては有効ではあるが、様
々な種類のエネルギ感受性レジスト材料と、様々な種類
の基板材料の仕様により適合できる反射防止コーティン
グを提供することが望ましい。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、デバイスの製
造プロセスに関し、このプロセスにおいて、反射防止コ
ーティングを基板上に形成する。適切な基板の例として
は、シリコンウェハおよびウェハ上にデバイスを製造す
るのに用いられる付加材料層(例、SiO2層)を有するシ
リコンウェハである。通常、基板の表面は、三次元(即
ち非平面状)である。エネルギ感受性レジスト材料層を
反射防止コーティング上に形成する。この反射防止コー
ティングは、反射防止コーティングとエネルギ感受性材
料とのインタフェース(上部インタフェースと称する)
で第1屈折率を有する。
【0013】またこの反射防止コーティングは、反射防
止コーティングとその下の基板とのインタフェース(下
部インタフェース)で第2屈折率を有する。パターンが
パターン上の露光によりエネルギ感受性レジスト材料に
形成される。このパターンをエネルギ感受性レジスト材
料中でディベロップ(現像)し、このパターンを下の基
板上に転写する。エネルギ感受性レジスト材料を露光
し、パターンを現像し、このパターンを下の基板に転写
する手段は、従来公知の手段である。
【0014】本発明の反射防止コーティングは、前述し
たように少なくとも2つの屈折率を有する。本発明の一
実施例の反射防止コーティングは、層の厚さに沿って傾
斜屈折率を有し、上部インタフェースでの第1値から下
部インタフェースでの第2値まで変化する。本発明の他
の実施例の反射防止コーティングは、少なくとも2つの
層を有し、各層は異なる屈折率を有する。反射防止コー
ティング内の複数の層の間の屈折率差の大きさは、複数
の層間のインタフェースにおいて反射強度が小さくなる
よう選択される。この点に関しては、2つの隣接する層
間の屈折率差は、この屈折率変動に起因して反射される
光の量が入射光の10%以下となるようにするのが好ま
しい。
【0015】この反射防止層の屈折率は、層の組成を変
えることができる。本発明の一実施例の反射防止層は、
シリコン含有酸化物製である。この材料の屈折率は、フ
ィルム(反射防止層)内のシリコンの量をフィルム内の
酸素の量に対し、変化させることにより変化する。反射
防止コーティングが単一層の場合には、シリコン含有酸
化物フィルムを形成するのに用いられる、ガス状反応物
の流量レートを屈折率が厚さの関数として変化するよう
な反射防止層を生成するために、層を形成されるに従っ
て変化させる。反射防止コーティングが、複数の層から
なる実施例においては、各層の堆積条件は、他の層の堆
積条件とは異ならせて、各層が異なる屈折率を有するよ
うに、各層の組成が充分に異なっている多層構造体を形
成する。
【0016】本発明の反射防止コーティングは、放射が
上部層で反射される量を減少させるために、放射が上部
インタフェースで反射される量を減少させるため上のレ
ジストとの上部インタフェースで屈折率適合している。
本明細書において、「屈折率適合」とは、上部インタフ
ェースにおける反射防止コーティングの屈折率は、上の
レジスト層の屈折率に充分近く、その結果上部インタフ
ェースで起こるいかなる反射もプロセスの許容範囲内に
あることを意味する。2つの隣接する層の間の屈折率差
が、この屈折率変動に起因して反射される光の量が入射
光の10%以下となるようにするのが好ましい。
【0017】反射防止コーティングが多層からなる実施
例においては、どの2つの隣接する層の間の屈折率差
も、この範囲内に入るのがよい。本発明の反射防止コー
ティングの層の厚さは、露光エネルギが反射防止コーテ
ィングを透過する際に、完全に吸収されるように選択さ
れる。したがって、下部インタフェースで反射される光
の量は、リソグラフプロセスの結果に悪影響を及ぼすこ
となく反射することのできる光の量に制限しなければな
らない。
【0018】シリコンと酸素を含有する層を、例えばプ
ラズマ堆積のような従来手段により形成する。シランと
一酸化二窒素ガスが、その中に基板を有するチェンバ内
に導入される。一酸化二窒素に対するシランガスの流量
レートは、層内の酸素量に対するシリコンの量を決定す
る。例えば、シリコン含有酸化物の第1層が基板上にシ
ランガスを200sccmで、一酸化二窒素ガスを25
0sccmでチェンバ内に流すことにより形成される。
【0019】次の層がこの第1層上にシランガスを20
0sccmで、そして一酸化二窒素ガスを600scc
mでチェンバ内に流すことにより形成される。上記のよ
うに流量レートを変化させることにより、反射防止コー
ティング内の酸素量に対するシリコン量を変化させるこ
とができる。このように反射防止コーティングの組成を
変えることにより、反射防止層の屈折率もまた変化す
る。
【0020】シリコン含有ARCは、後続の基板へのパ
ターン転写プロセスの間、このARCがエッジマスクと
して機能するように、エッジ抵抗性を有する。本発明の
反射防止コーティングの多層構造の実施例では、二以上
の層を有する。二以上の層が存在する場合、各層はコー
ティング内の他の層とは異なった屈折率を有する。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明はデバイス製造のリソグラ
フプロセスの際に用いられる反射防止コーティング(an
ti-reflective coating(ARC)) に関する。本発明
の反射防止コーティングは、少なくとも2つの異なる屈
折率を有する。第1の屈折率とは、上部インタフェース
(ARCとその上のエネルギ感受性レジスト材料層との
間のインタフェース)における屈折率を意味する。第2
屈折率とは、上部インタフェースと下部インタフェース
(ARCとその下の基板との間のインタフェース)との
間の中間面あるいは下部インタフェースにおける屈折率
を意味する。
【0022】本発明のプロセスにおいては、ARC内に
透過されたエネルギは、ARCで吸収され、その結果A
RCの下部インタフェースにおける反射光からのリソグ
ラフプロセスの結果に対し悪影響は存在しない。したが
って、ARC層は、放射光の波長で放射光を吸収するよ
うな材料製である。このような材料は、シリコン含有酸
化物が好ましく、シリコン量は、ARCフィルム内の酸
素量に対し化学量論的組成よりも大きい。このため本発
明のARC層は、基板表面からの大部分のエネルギの反
射を阻止し、そしてその光がエネルギ感受性レジスト材
料に戻るのを阻止する。本明細書において「大部分のエ
ネルギ」とは、光リソグラフプロセスの結果に悪影響を
及ぼすのに充分のエネルギを意味する。
【0023】本発明のARCは、前述したように第1屈
折率と第2屈折率を有する単一層か、あるいは各層が異
なる屈折率を有する複数の層のいずれかである。上部イ
ンタフェースにおける屈折率が上のホトレジスト層の屈
折率に近いのが好ましい。本発明においては、屈折率差
が上のホトレジスト層の屈折率の10%以内にあるのが
望ましい。上記のような屈折率は、入射光の波長におけ
る屈折率の実部(realportion)である。
【0024】同時に屈折率の虚部(imaginary portio
n) がある。屈折率の虚部とは、その波長における材料
の吸収に関連している。屈折率の虚部は、式k=(λ/
4π)αで定義される吸収係数に関連している。ここで
kは屈折率の虚部の値で、λは露光波長で、αは材料の
吸収係数で、πは円周率である。材料の屈折率は、材料
の吸収率と独立に変化させることができないので、AR
Cは下部インタフェースと上部インタフェースとは異な
る吸収率を有する。ここで屈折率の実部と虚部の両方は
以下のように表すものとする:x+iy。特に記載しな
い限り、屈折率は屈折率の実部を表すものとする。
【0025】本発明のARCは、そこへの入射光を吸収
し、入射光の大部分を反射しないように製造される。本
発明においては反射光の大部分とは、リソグラフ製造プ
ロセスの結果に悪影響を及ぼすような量を意味する。そ
れゆえに屈折率が変化するARCの場所で過剰な反射を
回避するよう徐々に変化するのが好ましい。図2は本発
明の一実施例を表す図で、ARCは非化学量論的組成の
二酸化シリコンの複数の層を有する。
【0026】この実施例においては、反射防止コーティ
ング層(ARC)100は下部層110,中間層12
0,上部層130を有する。このARCは、基板140
の上に形成される。ARCは非平面上即ち三次元形状の
上に形成されるレジスト層に関連する問題を修正するた
めに用いるため、通常基板140の表面は、平面ではな
く三次元の形状をしている。しかしこの三次元の形状
は、図2に示された基板の表面には示されていない。エ
ネルギ感受性レジスト材料層150をARCの上に形成
する。
【0027】本発明は、様々な種類のエネルギ感受性レ
ジスト材料とともに用いることが有益であるが、これら
のレジスト材料は、シリコン含有酸化物材料と容易に屈
折率適合するので、このレジスト材料は従来の深紫外
(UV)線(248nm)のレジストであるのが好まし
い。例えば、図2に示した三層のARCにおいては、エ
ネルギ感受性レジスト材料層150は従来の深UVレジ
スト、例えば Olin Cieby Giegy 社から市販されている
ARCH2(登録商標)である。
【0028】このARCH2は、Olin Cieby Giegy 社
のトレードマークである。この実施例において、上部層
130を有するARCは、1.83+i0.23の屈折
率を有する。このような上部層130は、シリコン含有
酸化物フィルムを形成する従来の装置と製造条件を用い
て形成できる。好ましい屈折率は、一酸化二窒素ガス対
シランの流量比率を4:1に制御することにより得られ
る。
【0029】本発明のARCは、そこに入射する入射光
のほとんど全てを吸収するために、ARCは関連波長で
吸収し、入射光を減衰する充分な厚さを有する。この実
施例において上部層130の厚さは、25nmである。
ARC層の厚さは入射する光の波長において、ARC層
の材料の吸収度に依存して変化する。ARC層の厚さ
は、大部分は設計的選択事項であるが、リソグラフプロ
セスで製造された反射率と製造プロセスに課された制約
条件に依存して選択される。
【0030】これらの厚さパラメータ内で、所望の吸収
率を達成するために、中間層120は、1.95+i
0.45の屈折率を有する。この屈折率の実部は、上部
層130の屈折率に充分近く、その結果、中間層120
と上部層130の屈折量は、リソグラフ製造プロセスの
許容範囲内に入る。中間層120の吸収は、上部層13
0の吸収よりも大きくその結果中間層120は、その厚
さを通して入射する光をより多く吸収する。この実施例
において、中間層120の厚さは25nmである。中間
層120は、一酸化二窒素ガス対シランの流量比率を
2:1にすることにより形成される。
【0031】底部層110は、2.1+i1.01の屈
折率を有する。この屈折率の実部は、中間層120の屈
折率に充分近くその結果中間層120と底部層110の
インタフェースにおける反射量は、リソグラフ製造の許
容度の範囲内に入る。底部層110の吸収は、中間層1
20の吸収よりも大きいために底部層110はその厚さ
を透過する入射光をより多く吸収する。この実施例にお
いて、底部層110の厚さは30nmで所望の吸収量を
達成する。底部層110は、一酸化二窒素ガス対シラン
の比率を1.25:1にすることにより形成される。
【0032】この材料の屈折率は、ARCの成分を変え
ることにより変えられる。例えば、ARC層をシランガ
スと一酸化二窒素ガスを用いてプラズマ堆積により形成
する場合には、その組成はシランガス対一酸化二窒素ガ
スの流量比率を変えることにより変えられる。このAR
Cフィルムの組成は、チェンバ内への一酸化二窒素ガス
とシランの流量比率の関数であるので、屈折率(実部と
虚部の両方)はこれらの反応性ガスの流量比率の関数で
ある。
【0033】このことを図3に示し、同図は、屈折率の
実部と虚部の両方が一酸化二窒素ガスとシランの流力比
率の関数として示したグラフである。図3は、屈折率の
実部と虚部の両方は、シリコン含有酸化物フィルム内の
シリコン含有量の増加と共に増加することが示されてい
る。例えば、1.83+i0.23の屈折率を有するフ
ィルムは、一酸化二窒素ガス/シランの流量比率が4:
1の時に得られる。
【0034】1.95+i0.45の屈折率を有するフ
ィルムは、一酸化二窒素ガス/シランの流量比率が2:
1の時に得られる。2.1+i1.01の屈折率を有す
るフィルムは、一酸化二窒素ガス/シランの流量比率が
1.25:1の時に得られる。以下の実験例に示すよう
にプラズマ堆積された二酸化シリコンの層が、シランガ
スと一酸化二窒素ガスの異なる流量比率を用いて連続的
に形成した場合にはこのようにして得られた層は、互い
に異なる屈折率を有する。
【0035】実験例1二酸化シリコン製の200nm圧
の層を5インチ(12.7cm)のシリコンウェハ上に
従来公知の方法を用いて形成した。ホトレジスト層をこ
の二酸化シリコン層の上に形成し、その後800nmの
ラインとスペースを規定するグレーティングを有するレ
チクルを用いてパターンを介して露光した。このパター
ンを従来の技法を用いて現像し、そしてその後パターン
をその下の酸化物層に転写し、それにより、基板上に2
00nmのステップ高さを有する800nmのラインと
スペースのパターンを形成した。その後、ポリシリコン
の200nm厚さの層をこのパターン化されたウェハ上
に従来技術を用いて形成した。
【0036】その後、このウェハをロットAとロットB
に分けた。三層のARCをロットBのウェハ上にシラン
ガスと一酸化二窒素ガス用の供給ラインを具備するチェ
ンバ内に個別に各ウェハを配置することにより形成し
た。シリコン含有酸化物の第1の層を基板上にシランと
一酸化二窒素ガスをアプライドマテリアル社製のモデル
5000のプラズマ堆積装置のチェンバ内にそれぞれの
流速を200sccmと250sccmにして導入する
ことにより形成した。チェンバの圧力は2.5トールで
パワーは125ワットであった。
【0037】ウェハの温度は、約410℃であった。プ
ラズマのサセプタをウェハから約350ミル(0.88
9cm)だけ離して配置した。これらの条件下で350
オングストローム厚の層が基板上に約2秒間で形成され
た。この層の組成はSiO0. 54であった(ラザフォード
バックスキャタリングにより決定した)。この層の屈折
率は、2.17(実部)+i1.015(虚部)であっ
た。この実験例の全ての屈折率は、256nmの偏光解
析法を用いて測定された。
【0038】その後、第2層が上記の層の上に同一条件
(ただし一酸化二窒素ガスの流速を600sccmに増
加したこと以外を除いて)で生成された。このようにし
て得られた層の厚さは、約250オングストロームであ
った。この層の組成は、SiO0.79であった(上記と同
一の測定方法)。堆積時間は1.8秒でこの層の屈折率
は1.93+i0.433であった。
【0039】その後、第3層が上記の層の上に同一条件
(ただし一酸化二窒素ガスの流速を1.7秒間800s
ccmに増加したこと以外を除いて)で生成された。こ
のようにして得られた層の厚さは、約300オングスト
ロームで、この層の屈折率は1.852+i0.265
であった。
【0040】ロットA(ARC層なし)とロットB(A
RC層有り)のウェハをその後70nm圧のARCHI
Iのホトレジスト層でもってコーティングした。その後
このレジストを0.53の開口数を有する深UVステッ
パ(GCAモデルXLS)を用いてパターン化された2
48nm放射に露光した。この放射は、250nmのラ
インとスペースを規定するマスクとウェハに直交して成
立した個々の特徴物を用いてパターン化した。その後こ
のウェハを130℃でベーキングし、このパターンをテ
トラメチルアンモニウム水酸化物と脱イオン化水の溶液
を用いて現像した。
【0041】その後このようにして現像されたパターン
のホトグラフを得た。図4Aは、ロットAのウェハ上に
現像されたラインの写真である。図4のAにおいては、
ライン200の幅は、変化している。あるラインのある
幅のところでは下の三次元構造の隆起した部分の上に線
が形成されたものであり、別の幅のところではその下の
三次元構造の隆起した部分の上に線はない。このこと
は、異なる放射量が、露光したレジストの別の部分より
もレジストのこの部分に導入したことを意味する。
【0042】このような幅の変動は図4のBでも観測さ
れ、同図は、ロットBのウェハ上に現像されたラインの
写真である。図4は、レジストが三次元構造の基板上に
直接形成された場合、このエネルギ感受性レジスト材料
を露光したことにより反射の大部分は、本発明のARC
をレジストとその下の三次元構造の基板との間に配置し
た時には除去できることを示している。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明は、エネルギ感受性
レジスト材料のパターン化された露光において、不用な
反射量を低減するために、リソグラフプロセスにおいて
は有効であり様々な種類のエネルギ感受性レジスト材料
と、様々な種類の基板材料の仕様により適合できる反射
防止コーティングを提供するものである。本発明は、デ
バイスの製造プロセスに関し、このプロセスにおいて、
反射防止コーティングを基板上に形成する。適切な基板
の例としては、シリコンウェハおよびウェハ上にデバイ
スを製造するのに用いられる付加材料層(例、SiO2層)
を有するシリコンウェハである。通常、基板の表面は、
三次元(即ち非平面状)である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なリソグラフ露光がエネルギ感受性レジ
スト材料の一部を望ましくない放射に露光させてしまう
不用な反射をいかに引き起こすかを表す図
【図2】本発明の反射防止コーティング層を表す断面図
【図3】本発明の反射防止コーティング層を形成するの
に用いられる反応性ガスの流量比率とコーティングの実
像率と虚像率との間の関係を表すグラフ
【図4】A 本発明の反射防止コーティング層を具備し
ない基板上に形成されたフォトグラフラインを表す図 B 本発明の反射防止コーティング層を具備する基板上
に形成された特徴物のフォトグラフを表す図
【符号の説明】
10 放射 12 エネルギ感受性レジスト材料 14 基板 18 反射光線 20,22 レジスト厚さ 24 特徴物 26 スペース 100 反射防止コーティング層(ARC) 110 底部層 120 中間層 130 上部層 140 基板 150 エネルギ感受性レジスト材料層
フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A. (72)発明者 ゲイリー ロバート ウェバー アメリカ合衆国、08889 ニュージャージ ー、ホワイトハウス ステイション、スプ リングタウン ロード 26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)基板(140)上に反射防止コー
    ティング層(100)を形成するステップと、 (B)前記反射防止コーティング層(100)上にエネ
    ルギ感受性レジスト材料層(150)を形成するステッ
    プと、 ここで反射防止コーティング層とエネルギ感受性レジス
    ト材料層との間のインタフェースを上部インタフェース
    と称し、反射防止コーティング層とその下の基板との間
    のインタフェースを下部インタフェースと称し、 (C)画像のパターンをエネルギ感受性レジスト材料層
    (150)に写すためにエネルギ感受性レジスト材料層
    (150)をパターン化された放射に露光するステップ
    と、 (D)エネルギ感受性レジスト材料層(150)内のパ
    ターンを現像するステップと、からなり、 前記反射防止コーティング(100)は、前記上部イン
    タフェースで第1屈折率を有し、前記上部インタフェー
    スと下部インタフェースとの間の面で第2屈折率を有す
    るシリコン含有酸化物製であり、 前記第1屈折率は、エネルギ感受性レジスト材料(15
    0)の屈折率と屈折率適合していることを特徴とするデ
    バイスの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記反射防止コーティング層(100)
    の屈折率は、反射防止コーティング内の酸素の含有量に
    対し、シリコンの含有量を変化させることにより変化さ
    せることを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記屈折率は、実部と虚部とからなる2
    つの部分を有し、前記第2屈折率の各部分は、前記第1
    屈折率の各部分より大きいことを特徴とする請求項2の
    方法。
  4. 【請求項4】 前記反射防止コーティング(100)
    は、複数の層(110,120,130)を有し、各層
    の屈折率は異なることを特徴とする請求項3の方法。
  5. 【請求項5】 前記反射防止コーティング層(100)
    の厚さは、エネルギ感受性レジスト材料層(150)が
    露光された際に、それらへの入射光の大部分を吸収する
    のに充分な厚さであることを特徴とする請求項4の方
    法。
  6. 【請求項6】 反射防止コーティング層(100)の屈
    折率の実部は、屈折率の変動に起因する反射光の量が入
    射光の約10%以下となるように変動することを特徴と
    する請求項5の方法。
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