JPH09325157A - 衝撃センサ - Google Patents
衝撃センサInfo
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- JPH09325157A JPH09325157A JP8142763A JP14276396A JPH09325157A JP H09325157 A JPH09325157 A JP H09325157A JP 8142763 A JP8142763 A JP 8142763A JP 14276396 A JP14276396 A JP 14276396A JP H09325157 A JPH09325157 A JP H09325157A
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P15/00—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
- G01P15/02—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
- G01P15/08—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
- G01P2015/0805—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
- G01P2015/0822—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
- G01P2015/0825—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass
- G01P2015/0828—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass the mass being of the paddle type being suspended at one of its longitudinal ends
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H35/00—Switches operated by change of a physical condition
- H01H35/14—Switches operated by change of acceleration, e.g. by shock or vibration, inertia switch
- H01H35/147—Switches operated by change of acceleration, e.g. by shock or vibration, inertia switch the switch being of the reed switch type
Landscapes
- Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
- Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は自動車等の急ブレーキ時や衝突時の
衝撃を検知する衝撃センサに関し、構造が簡単、一定の
衝撃値以上での検知動作を満足させる設定が容易で、環
境汚染の恐れのない低コストの衝撃センサを得ることを
目的とする。 【解決手段】 一対のリード片32a と32b とを相対向し
て設けたリードスイッチ31と、その一対のリード片32a
と32b との先端で構成する接点31a に対向配置して該接
点31a を磁気的に閉成させる磁石34との間に、該磁石34
による磁路の一部となる磁性流体35をその中で移動可能
に封入した封入ガラス管36を介在せしめ、該封入ガラス
管36内での磁性流体35の移動に伴う磁路の変化を利用し
て前記リードスイッチ31の接点31a の開閉動作を行うよ
うに構成する。このセンサは構造が簡単で、衝撃を受け
る方向に30〜70度程度の角度に傾斜させて配置し、衝撃
を検知することにより検知応答性が良好である。
衝撃を検知する衝撃センサに関し、構造が簡単、一定の
衝撃値以上での検知動作を満足させる設定が容易で、環
境汚染の恐れのない低コストの衝撃センサを得ることを
目的とする。 【解決手段】 一対のリード片32a と32b とを相対向し
て設けたリードスイッチ31と、その一対のリード片32a
と32b との先端で構成する接点31a に対向配置して該接
点31a を磁気的に閉成させる磁石34との間に、該磁石34
による磁路の一部となる磁性流体35をその中で移動可能
に封入した封入ガラス管36を介在せしめ、該封入ガラス
管36内での磁性流体35の移動に伴う磁路の変化を利用し
て前記リードスイッチ31の接点31a の開閉動作を行うよ
うに構成する。このセンサは構造が簡単で、衝撃を受け
る方向に30〜70度程度の角度に傾斜させて配置し、衝撃
を検知することにより検知応答性が良好である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の急ブレ
ーキ時や衝突時の衝撃を検知する車載エアバックシステ
ム等に用いられる衝撃センサに関するものである。
ーキ時や衝突時の衝撃を検知する車載エアバックシステ
ム等に用いられる衝撃センサに関するものである。
【0002】衝撃センサは、一定以上の衝撃を受けた際
にその衝撃を検知するものであり、近年、投下物の検出
や車載エアバックシステム等に適用されている。しか
し、従来から用いられている衝撃センサとしては、メカ
方式、水銀方式及び半導体方式等があるが、いずれも構
造が比較的複雑であり、一定の衝撃値以上での検知動作
を満足させるための設定が難しくコスト高である。
にその衝撃を検知するものであり、近年、投下物の検出
や車載エアバックシステム等に適用されている。しか
し、従来から用いられている衝撃センサとしては、メカ
方式、水銀方式及び半導体方式等があるが、いずれも構
造が比較的複雑であり、一定の衝撃値以上での検知動作
を満足させるための設定が難しくコスト高である。
【0003】従って、構造が簡単で低コストであり、し
かも一定の衝撃値以上での検知動作を満足させる設定の
容易な衝撃センサの提供が要望されている。
かも一定の衝撃値以上での検知動作を満足させる設定の
容易な衝撃センサの提供が要望されている。
【0004】
【従来の技術】図5(a) は従来のメカ方式の衝撃センサ
の一例を示す要部側面図であり、1は表面に衝撃の信号
を授受する一対の固定接点2を備えた基体であり、この
基体1上には両端に可動接点5を有するアンカー部材と
偏心マス(重り)6とを備えたロータ4がコイルスプリ
ング7を介在した支軸3によって回動自在に設けられて
いる。
の一例を示す要部側面図であり、1は表面に衝撃の信号
を授受する一対の固定接点2を備えた基体であり、この
基体1上には両端に可動接点5を有するアンカー部材と
偏心マス(重り)6とを備えたロータ4がコイルスプリ
ング7を介在した支軸3によって回動自在に設けられて
いる。
【0005】そして、このような構成の衝撃センサは矢
印で示す方向から衝撃を受けると、前記偏心マス(重
り)6が例えば図面に向かって右側方向に移動すること
によりロータ4が、矢印方向に回転し、図5(b) に示す
ようにロータ4側の一対の可動接点5が基体1側の一対
の固定接点2にそれぞれ対応して接触してON状態にな
り、該一対の固定接点2を通して衝撃の信号を外部の図
示しない衝撃検知回路へ入力することで衝撃を検出して
いる。
印で示す方向から衝撃を受けると、前記偏心マス(重
り)6が例えば図面に向かって右側方向に移動すること
によりロータ4が、矢印方向に回転し、図5(b) に示す
ようにロータ4側の一対の可動接点5が基体1側の一対
の固定接点2にそれぞれ対応して接触してON状態にな
り、該一対の固定接点2を通して衝撃の信号を外部の図
示しない衝撃検知回路へ入力することで衝撃を検出して
いる。
【0006】また、図5(c) は従来の水銀方式の衝撃セ
ンサの一例を示す要部側面図であり、11は例えばガラス
製の封入管である。該封入管11の内部には水銀14と、上
部に衝撃信号を出力するリード13a と13b にそれぞれ接
続されて相対向する接点12aと12b とが封入されてい
る。
ンサの一例を示す要部側面図であり、11は例えばガラス
製の封入管である。該封入管11の内部には水銀14と、上
部に衝撃信号を出力するリード13a と13b にそれぞれ接
続されて相対向する接点12aと12b とが封入されてい
る。
【0007】そして、このような構成の衝撃センサは、
衝撃を受ける方向に例えば60度程度に傾けて配置し、こ
の状態で衝撃を受けることで図5(d) に矢印で示す方向
に減速度が加わったときの反動により、図示のように前
記封入管11の内部の水銀14が飛び上がって上部で相対向
する接点12a と12b に付着し、両接点をON状態にするこ
とにより、リード13a と13b を通して衝撃の信号を外部
の図示しない衝撃検知回路へ入力することで衝撃を検出
している。
衝撃を受ける方向に例えば60度程度に傾けて配置し、こ
の状態で衝撃を受けることで図5(d) に矢印で示す方向
に減速度が加わったときの反動により、図示のように前
記封入管11の内部の水銀14が飛び上がって上部で相対向
する接点12a と12b に付着し、両接点をON状態にするこ
とにより、リード13a と13b を通して衝撃の信号を外部
の図示しない衝撃検知回路へ入力することで衝撃を検出
している。
【0008】更に、図6は従来の半導体方式の衝撃セン
サの一例を示す要部側面図であり、21は半導体基板であ
る。該半導体基板21には検知信号処理用の集積回路部22
と、所定領域をコの字形状にエッチング除去して形成さ
れたカンチレバー23が設けられている。
サの一例を示す要部側面図であり、21は半導体基板であ
る。該半導体基板21には検知信号処理用の集積回路部22
と、所定領域をコの字形状にエッチング除去して形成さ
れたカンチレバー23が設けられている。
【0009】そして、このような構成の衝撃センサで
は、図示のように立設した状態で衝撃を受けることで矢
印で示す方向に減速度が加わったときに、カンチレバー
23が矢印で示す方向に変位し、その際にゲージ部24で生
じる歪みを前記集積回路部22でアナログ電気信号に変換
し、信号取出しリード25より外部の図示しない衝撃検知
回路へ入力することで衝撃を検出している。
は、図示のように立設した状態で衝撃を受けることで矢
印で示す方向に減速度が加わったときに、カンチレバー
23が矢印で示す方向に変位し、その際にゲージ部24で生
じる歪みを前記集積回路部22でアナログ電気信号に変換
し、信号取出しリード25より外部の図示しない衝撃検知
回路へ入力することで衝撃を検出している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記した従来
の3方式の衝撃センサ、例えば図5(a) で示すメカ方式
の衝撃センサは一定以上の衝撃を受けた際にその衝撃に
より可動接点5を有するアンカー部材と偏心マス(重
り)6とを備えたロータ4が確実に回転動作させるため
にその構造が複雑となり、コスト高となる問題があっ
た。
の3方式の衝撃センサ、例えば図5(a) で示すメカ方式
の衝撃センサは一定以上の衝撃を受けた際にその衝撃に
より可動接点5を有するアンカー部材と偏心マス(重
り)6とを備えたロータ4が確実に回転動作させるため
にその構造が複雑となり、コスト高となる問題があっ
た。
【0011】また、図5(c) で示す水銀方式の衝撃セン
サは、水銀等の公害を招き易い物質を用いている関係か
ら、衝撃時に封入管11が破損した場合に内部の水銀が流
出して環境汚染を引き起こす恐れがあり、衝撃センサと
して適当でないという問題がある。
サは、水銀等の公害を招き易い物質を用いている関係か
ら、衝撃時に封入管11が破損した場合に内部の水銀が流
出して環境汚染を引き起こす恐れがあり、衝撃センサと
して適当でないという問題がある。
【0012】更に、図6で示す半導体方式の衝撃センサ
は、製造が煩雑で、かつコスト高となる問題があった。
本発明は上記した従来の問題点に鑑み、構造が簡単で、
一定の衝撃値以上での検知動作を満足させる設定が容易
であり、しかも環境汚染の恐れのない低コストな衝撃セ
ンサを提供することを目的とするものである。
は、製造が煩雑で、かつコスト高となる問題があった。
本発明は上記した従来の問題点に鑑み、構造が簡単で、
一定の衝撃値以上での検知動作を満足させる設定が容易
であり、しかも環境汚染の恐れのない低コストな衝撃セ
ンサを提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、一対のリード片を相対向して設けたリー
ドスイッチと、相対向する一対のリード片の先端で構成
する接点に対向配置して該接点を磁気的に閉成させる磁
気手段との間に、該磁気手段による磁路の一部となる磁
性流体をその中で移動可能に封入した封入体を介在せし
め、該封入体内での磁性流体の移動に伴う磁路の変化を
利用して前記リードスイッチの接点の開閉動作を行うよ
うにした構成とする。
達成するため、一対のリード片を相対向して設けたリー
ドスイッチと、相対向する一対のリード片の先端で構成
する接点に対向配置して該接点を磁気的に閉成させる磁
気手段との間に、該磁気手段による磁路の一部となる磁
性流体をその中で移動可能に封入した封入体を介在せし
め、該封入体内での磁性流体の移動に伴う磁路の変化を
利用して前記リードスイッチの接点の開閉動作を行うよ
うにした構成とする。
【0014】そして上記構成のセンサは衝撃を受ける方
向に傾斜配置する。例えば30〜70度程度の角度に傾斜し
て配置することにより、該リードスイッチの一対のリー
ド片と磁気手段、例えば磁石とが、該磁石からの磁界に
より磁気回路(磁路)が形成され、前記一対のリード片
の先端で構成する接点がON状態となる。
向に傾斜配置する。例えば30〜70度程度の角度に傾斜し
て配置することにより、該リードスイッチの一対のリー
ド片と磁気手段、例えば磁石とが、該磁石からの磁界に
より磁気回路(磁路)が形成され、前記一対のリード片
の先端で構成する接点がON状態となる。
【0015】次に、この状態の衝撃センサが衝撃を受け
ると、その反動で封入体内に封入されて下方に保留する
磁性流体が瞬間的に上方に飛び上がって移動し、それま
でリードスイッチの一対のリード片と磁石とで形成され
ていた磁気回路(磁路)が、磁性流体と磁石とで磁気回
路を形成した状態に変化し、該リードスイッチの一対の
リード片の先端で構成する接点がON状態からOFF 状態に
変化する。
ると、その反動で封入体内に封入されて下方に保留する
磁性流体が瞬間的に上方に飛び上がって移動し、それま
でリードスイッチの一対のリード片と磁石とで形成され
ていた磁気回路(磁路)が、磁性流体と磁石とで磁気回
路を形成した状態に変化し、該リードスイッチの一対の
リード片の先端で構成する接点がON状態からOFF 状態に
変化する。
【0016】このON-OFF動作により出力する信号を外部
の衝撃検知回路等に入力することにより、衝撃を容易に
検知することができる。なお、前記封入体内に封入され
た磁性流体としては、水、鉱油等の液体中にコロイドサ
イズの強磁性体微粒子を均等、かつ安定に分散させた懸
濁液である。
の衝撃検知回路等に入力することにより、衝撃を容易に
検知することができる。なお、前記封入体内に封入され
た磁性流体としては、水、鉱油等の液体中にコロイドサ
イズの強磁性体微粒子を均等、かつ安定に分散させた懸
濁液である。
【0017】このように本発明のセンサ構造は、衝撃時
の封入体内での磁性流体の上下方向への移動によりリー
ドスイッチの接点を開閉動作させるものであるから、構
造が簡単で、受ける衝撃の強さの傾向に応じてセンサ全
体の設置角度を変えることができるので、一定の衝撃値
以上での検知動作を満足させる設定が容易であり、しか
も環境汚染の恐れのない検知応答性の良好な低コストの
衝撃センサを容易に実現することができる。
の封入体内での磁性流体の上下方向への移動によりリー
ドスイッチの接点を開閉動作させるものであるから、構
造が簡単で、受ける衝撃の強さの傾向に応じてセンサ全
体の設置角度を変えることができるので、一定の衝撃値
以上での検知動作を満足させる設定が容易であり、しか
も環境汚染の恐れのない検知応答性の良好な低コストの
衝撃センサを容易に実現することができる。
【0018】
【実施の形態】以下図面を用いて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図1は本発明に係る衝撃センサの一
実施例を示す要部側面図である。
て詳細に説明する。図1は本発明に係る衝撃センサの一
実施例を示す要部側面図である。
【0019】図において、31は一対のリード片32a と32
b とを相対向して設けたリードスイッチであり、相対向
する一対のリード片32a と32b の先端で構成する接点31
a に対向配置して該接点31a を磁気的に閉成させる磁気
手段、例えば磁石34との間に、磁性流体35を内部で移動
可能に封入した封入体、例えば封入ガラス管36を上方半
分が磁石34と対応するように介在した構成としている。
b とを相対向して設けたリードスイッチであり、相対向
する一対のリード片32a と32b の先端で構成する接点31
a に対向配置して該接点31a を磁気的に閉成させる磁気
手段、例えば磁石34との間に、磁性流体35を内部で移動
可能に封入した封入体、例えば封入ガラス管36を上方半
分が磁石34と対応するように介在した構成としている。
【0020】また、その構成体は衝撃を受ける方向に例
えば70度程度の傾斜角度θ1 、好ましくは30〜70度程度
の角度θ2 に傾斜した状態に配置させることにより該リ
ードスイッチ31の一対のリード片32a と32b と磁石34と
で、該磁石34からの磁界37により磁気回路が形成され、
前記一対のリード片32a と32b の先端で構成する接点31
a がON状態となっている。
えば70度程度の傾斜角度θ1 、好ましくは30〜70度程度
の角度θ2 に傾斜した状態に配置させることにより該リ
ードスイッチ31の一対のリード片32a と32b と磁石34と
で、該磁石34からの磁界37により磁気回路が形成され、
前記一対のリード片32a と32b の先端で構成する接点31
a がON状態となっている。
【0021】なお、前記封入ガラス管36内に封入された
磁性流体35は、例えばカーボニル鉄やマグネタイト等の
コロイドサイズの強磁性体微粒子を、水、ケロシン、シ
リコーン油、鉱油等の液体中に界面活性剤を用いて均
等、かつ安定に分散させた懸濁液である。
磁性流体35は、例えばカーボニル鉄やマグネタイト等の
コロイドサイズの強磁性体微粒子を、水、ケロシン、シ
リコーン油、鉱油等の液体中に界面活性剤を用いて均
等、かつ安定に分散させた懸濁液である。
【0022】次に、このような構造の衝撃センサの一実
施例の動作を図2(a) 及び(b) によって説明する。図2
(a) は図1に示すリードスイッチ31と磁石34との間に、
磁性流体35を内部で移動可能に封入した封入ガラス管36
を上方半分が磁石34と対応するように介在した構成の衝
撃センサであり、該衝撃センサはこの実施例では50度の
角度θに傾斜した状態に配置されており、このとき該リ
ードスイッチ31の一対のリード片32a と32b と磁石34と
で、該磁石34からの磁界37により磁気回路が形成され、
前記一対のリード片32a と32b の先端で構成する接点31
a がON状態となっている。
施例の動作を図2(a) 及び(b) によって説明する。図2
(a) は図1に示すリードスイッチ31と磁石34との間に、
磁性流体35を内部で移動可能に封入した封入ガラス管36
を上方半分が磁石34と対応するように介在した構成の衝
撃センサであり、該衝撃センサはこの実施例では50度の
角度θに傾斜した状態に配置されており、このとき該リ
ードスイッチ31の一対のリード片32a と32b と磁石34と
で、該磁石34からの磁界37により磁気回路が形成され、
前記一対のリード片32a と32b の先端で構成する接点31
a がON状態となっている。
【0023】そしてこの状態の衝撃センサが図2(b) で
示すように 矢印の衝撃方向より衝撃を受けると、その
反動で封入ガラス管36内に封入されて下方に保留する磁
性流体35が瞬間的に上方へ飛び上がるように移動し、そ
れまでリードスイッチ31の一対のリード片32a と32b と
磁石34とで形成されていた磁気回路が、磁性流体35と磁
石34とで磁気回路を形成した状態に変化し、該リードス
イッチ31の一対のリード片32a と32b の先端で構成する
接点31a が図3(a) で示すようにONの状態からOFFの状
態に変化する。
示すように 矢印の衝撃方向より衝撃を受けると、その
反動で封入ガラス管36内に封入されて下方に保留する磁
性流体35が瞬間的に上方へ飛び上がるように移動し、そ
れまでリードスイッチ31の一対のリード片32a と32b と
磁石34とで形成されていた磁気回路が、磁性流体35と磁
石34とで磁気回路を形成した状態に変化し、該リードス
イッチ31の一対のリード片32a と32b の先端で構成する
接点31a が図3(a) で示すようにONの状態からOFFの状
態に変化する。
【0024】このときのON-OFF動作により出力する信号
を図示しない外部の衝撃検知回路等に入力することによ
り、衝撃を簡単な構造で容易に検知することができる。
なお、前記衝撃センサの設置角度は図3(b) で示すよう
に、付加される衝撃力の強弱により、最良の検知感度と
なるように変更・調整して設置することが可能である。
を図示しない外部の衝撃検知回路等に入力することによ
り、衝撃を簡単な構造で容易に検知することができる。
なお、前記衝撃センサの設置角度は図3(b) で示すよう
に、付加される衝撃力の強弱により、最良の検知感度と
なるように変更・調整して設置することが可能である。
【0025】図4(a),(b) は本発明の衝撃センサの他の
実施例の構造とその動作を順に説明する要部側面図であ
り、この図において図1及び図2(a),(b) と同等の機能
を有する部分には同一符号を付している。
実施例の構造とその動作を順に説明する要部側面図であ
り、この図において図1及び図2(a),(b) と同等の機能
を有する部分には同一符号を付している。
【0026】図4(a) で示す本実施例が前記図1及び図
2(a) で示す一実施例と異なっている点は、リードスイ
ッチ31と磁石34との間に、磁性流体35を内部で移動可能
に封入した封入ガラス管36をその下方半分が該リードス
イッチ31の接点31a 及び磁石34と対応するように介在し
た構成からなり、該衝撃センサは衝撃を受ける方向に50
度の角度θに傾斜した状態に配置されている点である。
2(a) で示す一実施例と異なっている点は、リードスイ
ッチ31と磁石34との間に、磁性流体35を内部で移動可能
に封入した封入ガラス管36をその下方半分が該リードス
イッチ31の接点31a 及び磁石34と対応するように介在し
た構成からなり、該衝撃センサは衝撃を受ける方向に50
度の角度θに傾斜した状態に配置されている点である。
【0027】このような構造では、封入ガラス管36内の
磁性流体35と磁石34とで、該磁石34からの磁界37により
磁気回路が形成され、前記リードスイッチ31での接点31
a はOFF 状態となっている。
磁性流体35と磁石34とで、該磁石34からの磁界37により
磁気回路が形成され、前記リードスイッチ31での接点31
a はOFF 状態となっている。
【0028】そしてこの状態の衝撃センサが図4(b) で
示すように 矢印の衝撃方向より衝撃を受けると、その
反動で封入ガラス管36内に封入されて下方に保留する磁
性流体35が瞬間的に上方へ飛び上がるように移動し、そ
れまで封入ガラス管36内の磁性流体35と磁石34とで形成
されていた磁気回路が、前記リードスイッチ31の一対の
リード片32a,32b と磁石34とで磁気回路を形成した状態
に変化し、該リードスイッチ31の接点31a が OFFの状態
からONの状態に変化する。
示すように 矢印の衝撃方向より衝撃を受けると、その
反動で封入ガラス管36内に封入されて下方に保留する磁
性流体35が瞬間的に上方へ飛び上がるように移動し、そ
れまで封入ガラス管36内の磁性流体35と磁石34とで形成
されていた磁気回路が、前記リードスイッチ31の一対の
リード片32a,32b と磁石34とで磁気回路を形成した状態
に変化し、該リードスイッチ31の接点31a が OFFの状態
からONの状態に変化する。
【0029】このときのスイッチング動作により出力す
る信号を図2(a),(b) の実施例と同様に図示しない外部
の衝撃検知回路等に入力することにより、衝撃を簡単な
構造で容易に検知することができる。
る信号を図2(a),(b) の実施例と同様に図示しない外部
の衝撃検知回路等に入力することにより、衝撃を簡単な
構造で容易に検知することができる。
【0030】なお、以上の実施例で説明した衝撃センサ
は、加速度センサとしても使用することができ、また、
ある特定の角度に移動させて仕事をさせる機材に一定の
角度で取り付けてその特定の角度でリードスイッチをON
-OFF動作させる傾斜センサとしても適用できる。更に水
平面を出す水準器としての水平センサとして利用するこ
とも可能である。
は、加速度センサとしても使用することができ、また、
ある特定の角度に移動させて仕事をさせる機材に一定の
角度で取り付けてその特定の角度でリードスイッチをON
-OFF動作させる傾斜センサとしても適用できる。更に水
平面を出す水準器としての水平センサとして利用するこ
とも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る衝撃センサによれば、基本的な構成部品の点数が
少なく、受ける衝撃の強弱に応じてセンサ全体の設置角
度を変えることができるので、一定の衝撃値以上での検
知動作を満足させる設定が容易であり、リードスイッチ
と磁石との間に、磁石の磁路の一部となる磁性流体を内
部で移動可能に封入した封入体を介在せしめ、衝撃時の
反動により該封入体内での磁性流体の移動に伴って磁路
が変化することによりリードスイッチの接点を開閉動作
させるものであるから、構造が簡単で、しかも環境汚染
の恐れもなく、検知応答性の良好な低コストの衝撃セン
サを容易に実現することができ、実用上極めて有利であ
る。
に係る衝撃センサによれば、基本的な構成部品の点数が
少なく、受ける衝撃の強弱に応じてセンサ全体の設置角
度を変えることができるので、一定の衝撃値以上での検
知動作を満足させる設定が容易であり、リードスイッチ
と磁石との間に、磁石の磁路の一部となる磁性流体を内
部で移動可能に封入した封入体を介在せしめ、衝撃時の
反動により該封入体内での磁性流体の移動に伴って磁路
が変化することによりリードスイッチの接点を開閉動作
させるものであるから、構造が簡単で、しかも環境汚染
の恐れもなく、検知応答性の良好な低コストの衝撃セン
サを容易に実現することができ、実用上極めて有利であ
る。
【図1】 本発明の衝撃センサの一実施例を示す要部側
面図である。
面図である。
【図2】 本発明の衝撃センサの一実施例の動作を順に
説明する要部側面図である。
説明する要部側面図である。
【図3】 本発明の衝撃センサの衝撃力と信号出力との
関係及び衝撃力とセンサ傾斜設置角度との関係を示す図
である。
関係及び衝撃力とセンサ傾斜設置角度との関係を示す図
である。
【図4】 本発明の衝撃センサの他の実施例の構造と動
作を順に説明する要部断面図である。
作を順に説明する要部断面図である。
【図5】 従来の衝撃センサの一例を示す要部側面図で
ある。
ある。
【図6】 従来の衝撃センサの他の例を示す要部側面図
である。
である。
31 リードスイッチ 31a 接点 32a,32b リード片 33 ガラス管 34 磁石 35 磁性流体 36 封入ガラス管 37 磁界
フロントページの続き (72)発明者 川元 美詠子 東京都品川区東五反田2丁目3番5号 富 士通高見澤コンポーネント株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 一対のリード片を相対向して設けたリー
ドスイッチと、相対向する一対のリード片の先端で構成
する接点に対向配置して該接点を磁気的に閉成させる磁
気手段との間に、該磁気手段による磁路の一部となる磁
性流体をその中で移動可能に封入した封入体を介在せし
め、該封入体内での磁性流体の移動に伴う磁路の変化を
利用して前記リードスイッチの接点の開閉動作を行うよ
うにしたことを特徴とする衝撃センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8142763A JPH09325157A (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 衝撃センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8142763A JPH09325157A (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 衝撃センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09325157A true JPH09325157A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15323022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8142763A Pending JPH09325157A (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 衝撃センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09325157A (ja) |
-
1996
- 1996-06-05 JP JP8142763A patent/JPH09325157A/ja active Pending
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