JPH09324900A - 配管等の熱疲労損傷監視方法および装置 - Google Patents

配管等の熱疲労損傷監視方法および装置

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JPH09324900A
JPH09324900A JP8140137A JP14013796A JPH09324900A JP H09324900 A JPH09324900 A JP H09324900A JP 8140137 A JP8140137 A JP 8140137A JP 14013796 A JP14013796 A JP 14013796A JP H09324900 A JPH09324900 A JP H09324900A
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thermal fatigue
fatigue damage
pipe
thin
thermal
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JP8140137A
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Akihiko Hirano
明彦 平野
Makoto Hayashi
眞琴 林
Atsuya Hirano
敦也 平野
Shigeo Hattori
成雄 服部
Michiyoshi Yamamoto
道好 山本
Michinari Tani
道成 谷
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Pipeline Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原子力プラントや火力プラントの配管および
ノズルが受けている熱疲労損傷の程度を、プラント稼動
中にオンラインで高精度に監視する方法および装置を提
供する。 【解決手段】 熱疲労を受ける配管100および/また
はノズル700の一部に、外周部から円孔を加工するこ
とによって薄肉部201を設け、この薄肉部201に熱
疲労損傷を集中させ、この先行的に集中する熱疲労損傷
の大きさを薄肉部201の背面でポテンシャル法によっ
て検出したり、薄肉部の熱疲労によるき裂の貫通を湿度
検出センサ215や温度測定センサ212によって検知
することによって、厚肉部の熱疲労損傷の大きさを評価
し、配管100やノズル700の熱疲労に対する健全性
を、プラント稼動中にオンラインで高精度に監視する。
これにより、配管およびノズルが熱疲労損傷よって破損
する前に、熱疲労損傷の蓄積を検知することができる。
以上のことにより、プラントの高信頼性を維持すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力プラントや
火力プラントなどのように温度変動のある流体が内部を
流れる配管やノズルの熱疲労損傷を監視する方法および
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱疲労を受ける配管やノズルの熱疲労損
傷を監視する方法としては、例えば特願平1−4010
3号公報や、M. Hayashi et.al. `Fatigue Monitoring
Systemfor BWR Reactor Pressure Vessel' 11th Intern
ational Conference and Exhibits on NDE in the Nucl
ear and Pressure Vessel Industries に記載された方
法が知られている。これらの公知技術では、プラント機
器の疲労損傷の発生が予想される部位の近傍に流体の温
度、流体の流速、機器の温度を測定できるセンサを設
け、プラントの稼動中に温度や流速を測定し、これらの
データを用いて機器のひずみ履歴を解析し、熱疲労損傷
の程度を評価するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
方法では、熱疲労損傷部位のひずみ変動履歴を評価でき
るが、精度の点では十分に高いとは言えない。すなわ
ち、これらの方法では、センサが設けられるのは、疲労
損傷の発生が予想される部位の近傍であって実際に疲労
損傷が発生する位置ではない。そのため、熱疲労損傷が
発生する部位から離れた位置にセンサを置いて測定した
データに基づいて解析手法を使って熱疲労損傷部位のひ
ずみ変動履歴を求めていることになる。したがって、評
価部位近傍に位置する炉水の溶存酸素濃度を正確に求め
ることができなかった。また、従来の技術によってひず
み変動履歴や温度変動履歴を求めたとしても、複雑なひ
ずみ変動履歴、温度変動履歴に基づいて材料の熱疲労損
傷を高精度に評価する方法は未だ開発されていない。
【0004】さらに、例えば原子炉水環境中の原子炉構
造材料の疲労程度は、大気中疲労において支配的なひず
み振幅だけでなく、ひずみ速度、温度、炉水の溶存酸素
濃度等の影響を受けて変わることが知られている。この
うち原子炉構造材料に発生するひずみ振幅は、主として
温度変動で生じる熱ひずみによってもたらされたもので
ある。このようなプラントの温度変動は複雑であり、構
造材料の所定の部位の温度変動履歴を正確に知ることは
困難である。従って、構造材料の所定の部位のひずみ変
動履歴を正確に求めることは難しく、ひずみ振幅やひず
み速度を正確に評価することはできない。また、構造材
料の所定の部位近傍の炉水の溶存酸素濃度を正確に知る
ことも困難である。
【0005】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、配管およびノズルの
熱疲労損傷を、プラント稼働中にオンラインで高精度に
検出することができる配管等の熱疲労損傷監視方法およ
び装置を提供することにある。また、他の目的は、熱疲
労損傷によって配管やノズルが破損する前に熱疲労損傷
の蓄積を検知することができる熱疲労損傷監視方法およ
び装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の手段は、内部を流れる流体の温度変動によっ
て熱疲労損傷を受ける配管等の熱疲労損傷を監視する熱
疲労損傷監視方法において、前記配管等のあらかじめ設
定した部位に流体に接する薄肉部を設け、当該薄肉部の
熱疲労損傷を検出し、あらかじめ当該薄肉部の熱疲労損
傷と薄肉部が形成された厚肉部との熱疲労損傷との関係
を調べておき、前記検出した薄肉部の熱疲労損傷から前
記厚肉部の熱疲労損傷の度合いを評価することを特徴と
している。
【0007】この場合、前記薄肉部の熱疲労損傷として
熱疲労き裂を監視し、当該き裂の大きさを検出して前記
厚肉部の熱疲労損傷の度合いを評価するとよい。また、
前記薄肉部の熱疲労き裂の貫通を検出して、前記配管の
破損の危険性を評価するようにすることもできる。
【0008】前記薄肉部の熱疲労損傷と薄肉部が形成さ
れた厚肉部との熱疲労損傷との関係は、応力振幅に対す
る疲労寿命繰り返し数と、薄肉部と厚肉部の形状と寸法
に対応する疲労寿命繰り返し係数とに基づいて求められ
る厚肉部の疲労損傷度が用いられる。
【0009】なお、前記配管等のあらかじめ設定した部
位としては、前記熱疲労損傷を受ける可能性の高い箇所
に設定することが望ましい。
【0010】上記目的を達成するため、第2の手段は、
内部を流れる流体の温度変動によって熱疲労損傷を受け
る配管等の熱疲労損傷を監視する熱疲労損傷監視装置に
おいて、前記配管等のあらかじめ設定した部位に配管等
の内周側に面した部分に薄肉部を有する穴を形成すると
ともに、当該穴の外周部であって前記薄肉部の背面側を
覆うように密閉する筒体を設け、さらに、前記薄肉部の
背面側にき裂の大きさを測定する手段を配置したことを
特徴としている。
【0011】この場合、前記き裂の大きさを測定する手
段は、ポテンシャル法によって測定するための電圧供給
と電圧計測のための配線であり、前記筒体内の温度を検
出する手段や筒体内の湿度を検出する手段をさらに設け
るとよい。前記筒体は例えば配管の外周面に溶接により
接合され、当該筒体の端部は筒体を密閉可能な蓋によっ
て閉鎖される。また、前記あらかじめ設定した部位は熱
疲労損傷を受ける可能性の高い箇所であり、例えば、ノ
ズルの出口近傍などである。
【0012】また、あらかじめ短い長さに設定した配管
の両端にフランジを設けるととともに、前記薄肉部、筒
体、き裂の大きさを測定する手段などを設けて1つのユ
ニットを構成し、当該ユニットを監視対象となる配管位
置、すなわちあらかじめ設定した部位に適宜装着可能と
するように構成することもできる。あるいは、前記薄肉
部が形成された穴を配管の円周方向に沿って複数個形成
するとともに、前記薄肉部の肉厚をそれぞれ異ならせ、
薄肉部のき裂の進展の状況やき裂の貫通時期を異ならせ
るようにすることもできる。
【0013】なお、監視対象となる配管としては、例え
ば原子力プラントの配管やノズルなどが選定される。
【0014】ここで、図1ないし図4を参照し、繰返し
熱ひずみの発生メカニズムについて考察する。
【0015】ここでは、始めに図1(a)に示すように
配管の内部には高温流体300が流れているものとす
る。このとき、図1(b)に示すように配管100もそ
の内周側310から外周側までほぼ一様な温度分布32
0を有する高温の状態にある。このとき配管100が大
きな拘束を受けていなければ熱拘束ひずみ321はほぼ
0である。
【0016】このような状態で図2(a)に示すように
配管100内に低温流体301が流入してきたとする
と、配管100は内周側310から低温流体301によ
って冷却されていき、内周側310が低温の非定常温度
分布330になる。この状態では、非定常ひずみ331
は図2(b)に示すようになり、内周側310には引張
りひずみが発生する。この後、図3(a)に示すように
低温流体301が定常的に流れると、温度分布340お
よびひずみ分布341は図3(b)に示すようになり、
内周側310のひずみはほぼ0となる。
【0017】次に、図4(a)に示すように高温流体3
00が配管100内に流入してくると、温度分布350
およびひずみ分布351は図4(b)に示すようにな
り、内周側310には圧縮ひずみが発生する。このよう
に高温流体300と低温流体301の流入が繰り返され
ることにより、内周側310は引張りひずみと圧縮ひず
みの繰返しのひずみ振幅を受けることがわかる。
【0018】そこで、図5ないし図8に示すように配管
100の外周部に円孔を設けて薄肉部361を形成し、
この薄肉部361における繰返し熱ひずみの発生メカニ
ズムについてさらに考察する。
【0019】はじめ図5(a)に示すように配管100
の内部には高温流体300が流れているものとする。こ
のとき、図5(b)に示すように配管100も内周側3
60から外周側までほぼ一様な温度分布370を有する
高温の状態にある。このとき配管100が大きな拘束を
受けていなければ熱拘束ひずみ371はほぼ0である。
【0020】このような状態で図6(a)に示すように
配管100内に低温流体301が流入してきたとする
と、配管100はその内周側360から低温流体301
によって冷却されていく。このときは内周側360が低
温の非定常温度分布380になる。図2(a)の配管の
場合と比較して図6(a)の薄肉部361の場合には、
全体的に短時間で冷却されるため、温度分布380(図
6(b))の方が温度分布330(図2(b))に比べ
て低温側となり、同時に薄肉部361は円孔部のまわり
で拘束されるために、ひずみ分布381はひずみ分布3
31よりも高い引張りひずみを薄肉部361の内周側3
60において発生する。この後、図7(a)に示すよう
に低温流体301が定常的に流れると、温度分布390
およびひずみ分布391は図7(b)に示すようにな
り、内周側360のひずみはほぼ0となる。
【0021】次に,図8(a)に示すように高温流体3
00が配管100内に流入してくると、温度分布395
およびひずみ分布396は図8(b)に示すようにな
り、内周側360には圧縮ひずみが発生する。このと
き、図6で説明した引張りひずみ発生の場合と同様に、
内周側360の圧縮ひずみは図4の配管100の内面3
10に発生する圧縮ひずみよりも大きくなる。
【0022】以上のように、高温流体300と低温流体
301の配管100内に流入が繰り返されることによ
り、内周側360は、内周側310よりも大きな引張り
ひずみと圧縮ひずみの繰返しひずみ振幅を受けることに
なる。したがって、配管100の一部に薄肉部361を
設けることによって、配管の一部に熱疲労損傷を他の部
位よりも大きく受ける部位を設けることができる。この
原理に則って、本発明はなされている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この熱疲労損傷を他の部位
よりも大きく受ける部位を利用して機器の熱疲労損傷を
監視する装置の実施形態について図面を参照して説明す
る。
【0024】[第1の実施形態]図9は、配管100に
薄肉部201を設け、この薄肉部201の前記ひずみを
検出するようにした第1の実施形態を示す断面図で、図
9(a)が縦断面を、図9(b)が横断面をそれぞれ示
している。図9から分かるように、前述のように形成し
た薄肉部201の配管外周側を円筒容器213、円筒容
器蓋214で覆う。ここで、円筒容器蓋214は例えば
メタルパッキンを利用して、高温高圧流体が円筒容器2
13内にあっても外部に流出しない構造にしてある。ま
た、円筒容器213は溶接部210を介して配管100
と完全に接合されている。
【0025】以上のように構成することにより、薄肉部
201の内周側200に熱疲労き裂が発生してこれが進
展し、き裂が薄肉部201の肉厚を貫通して配管100
の内部を流れる高温高圧流体が薄肉部201から漏出し
たとしても、円筒容器213、円筒容器蓋214および
溶接部210によって高温高圧流体が外部に漏出しない
ように完全密閉することができる。
【0026】配管100の内部に高温流体と低温流体が
交互に繰返して流入する場合、配管100の内部は熱疲
労を受けるが、前述のように薄肉部201の内周側20
0で、特に高い熱疲労を受ける。したがって、薄肉部内
周側200は、他の部位よりも先行的に熱疲労損傷20
2を受ける。高い熱疲労損傷を受けると、まず微少寸法
の熱疲労き裂が発生する。さらに熱疲労損傷を受ける
と、この熱疲労き裂が進展する。円筒容器213の内部
には、ポテンシャル法によるき裂計測用の電圧供給と電
圧計測のための配線211が設置されており、薄肉部2
01に存在する熱疲労き裂の大きさを計測することがで
きる。
【0027】ここで、熱疲労損傷の程度を表すパラメー
タである疲労損傷度 D=N/Nf (N:疲労繰返し数、Nf :疲労寿命繰返し数)と、き
裂の大きさaとの関係を、評価対象である材料の種類と
使用環境に対して予め把握しておく。
【0028】薄肉部201のき裂は、ひずみ制御型に近
いモードで進展している。ひずみ制御型の場合、また荷
重制御型でもその後期の過程を除いて、き裂の大きさa
の2倍を対数にとったlog(2a)と疲労損傷度N/
f との間には、一般的に図10に示すような直線関係
のあることが知られている。材料や環境の種類によって
は両者の関係が直線関係になるとは限らないが、いずれ
にしてもどのような関係にあるかを事前に把握していれ
ばよい。この関係を、疲労損傷度の基準曲線とする。
【0029】また、使用材料および環境に対応する図1
1のような疲労寿命繰返し数Nf と繰返し負荷応力振幅
(またはひずみ振幅)Sとの関係いわゆるS−N線図を
求めておく。この関係は、多くの研究成果がデータベー
ス化されていることから、使用頻度の高い材料や環境に
よってはこのデータベースを参照することができる。配
管100内面で、ある繰返し熱負荷を受けた場合に、薄
肉部201の内周側200で発生する応力振幅S0 と厚
肉部203での内周側200で発生する応力振幅St
同じ熱伝達係数を仮定して与えることにより容易に計算
され、図11のS−N線図を用いて、図12に示すよう
に、応力振幅S0 に対する疲労寿命繰返し数Nf0と応力
振幅St に対する疲労寿命繰返し数Nftを求めて、薄肉
部201と厚肉部203の形状と寸法に対応する疲労寿
命繰返し数割り増し係数 Fa =Nft/Nf0 が求められる。
【0030】いま、ポテンシャル法でき裂の寸法を測定
したところ、き裂寸法がaであったとする。図10
の疲労損傷度の基準曲線に基づくと、薄肉部201にa
=a1のき裂が存在しているときに、薄肉部201の疲
労損傷度 D1 =N/Nf0 は図13に示すようにして求めることができ、疲労寿命
繰返し数割り増し係数 Fa =Nft/Nf0 を用いて、次式(1)から、厚肉部203の疲労損傷度
t を評価することができる。
【0031】 Dt =D1 ×(1/Fa ) =N/Nf0×(Nf0/Nft) =N/Nft ・・・(1) Dt は、厚肉部203における疲労寿命の消費割合を示
しており、例えば、 Dt =0 : 疲労損傷無し Dt =0.5 : 疲労寿命消費割合50% Dt =1.0 : 疲労寿命 を意味している。
【0032】このように、プラント運転中に薄肉部20
1の熱疲労き裂の大きさaを常時計測することにより、
薄肉部201の熱疲労による損傷200の程度を定量的
に把握することができる。そして、薄肉部201の熱疲
労損傷200の程度から、配管100全体が受けている
熱疲労損傷の程度を知ることが可能となり、配管100
の熱疲労損傷の監視を行うことができる。この熱疲労き
裂がある大きさまで進展すると、不安定的にき裂が進展
し、薄肉部201を貫通する。熱疲労き裂が薄肉部20
1を貫通すると、配管100の内部を流れている高圧流
体がこのき裂を通って流出する。そして、円筒容器21
3の内部に取り付けられた温度測定センサ212や湿分
検出センサ215によって高圧流体が熱疲労き裂を通っ
て流出しはじめた瞬間の温度変化あるいは湿度変化を検
出して、薄肉部201を熱疲労き裂が貫通したことが貫
通した直後に察知される。このときの疲労損傷度D
t は、薄肉部201の厚さによって変わってくる。薄肉
部201が比較的薄い場合には、熱疲労き裂の貫通時は
疲労損傷度D1 <0.5となり、薄肉部201が比較的
厚い場合には、熱疲労き裂の貫通時には疲労損傷度D1
>0.5になる。また、熱疲労き裂貫通時に疲労損傷度
1 =0.5になるように薄肉部201の厚さを定める
ことも可能である。すなわち、必要な安全裕度やどのよ
うな状態を検知したいかと言う目的によって薄肉部20
1の厚さを設計し、目的に応じた疲労損傷度を検出する
ことができる。
【0033】また、薄肉部寸法をいずれに設計するにし
ても、薄肉部201における熱疲労き裂の貫通を検知す
ることによって、薄肉部201の疲労損傷度D1 を求め
ることができ、式(1)から、厚肉部203の疲労損傷
度Dt を評価することができる。したがって、薄肉部2
01における熱疲労き裂の貫通を検知する事で配管10
0の熱疲労損傷の大きさを定量的に知ることができ、プ
ラントの運転を継続するか、あるいは一時停止してプラ
ントの検査を行うかを意志決定することができる。
【0034】[第2の実施形態]第2の実施形態を図1
4に示す。この実施形態は、ノズル部分の熱疲労による
損傷を検出する例である。図14に示すように、圧力容
器と配管の接合部には通常ノズル700が取り付けられ
ており、ノズル700の内部には流体701が流れてい
る。このようなノズル700において、高温流体702
と低温流体703が交互にノズル700の内部に流入す
ると、ノズルの内面は熱疲労を受ける。そこで、ノズル
700において最も厳しい熱疲労を受ける部位の外周側
に、薄肉部710を設ける。薄肉部710の内周側71
1は特に高い繰返し熱ひずみを受けて熱疲労損傷712
が発生する。薄肉部710の外周側には円筒容器21
3、円筒容器蓋214、溶接部210、電圧供給と電圧
計測のための配線211、温度測定センサ212および
湿分検出センサ215で構成された熱疲労損傷の監視装
置が取り付けられる。
【0035】このように各部を構成し、熱疲労損傷71
2に生じたき裂の寸法を電圧供給と電圧計測のための配
線211を用いたポテンシャル法によりプラント稼動中
に検出し、薄肉部710の熱疲労損傷712の程度を定
量的に検知する。この薄肉部710で評価した熱疲労損
傷程度から、前述の方法によってノズルの熱疲労損傷程
度を予測する。また、薄肉部710を熱疲労き裂が貫通
し、ノズル内部の流体が漏洩するのに伴う急激な温度の
変動や湿度の変動を前述のように温度測定センサ212
および湿分検出センサ215によって検知し、薄肉部7
10において熱疲労損傷712の程度がある大きさに達
したことを知ることができる。そして、熱疲労損傷71
2の大きさとプラントの保守性とを勘案し、必要があれ
ばプラントを一次停止してノズルの熱疲労損傷の程度を
調べることで、プラントの安全性を高水準に保持するこ
とができる。また、薄肉部710の肉厚を所定の大きさ
にしておくことで、検出する熱疲労損傷の程度を変える
ことができる。たとえば、薄肉部の厚さを小さくすれ
ば、熱疲労損傷があまり大きくない状態すなわち初期の
損傷を、また、薄肉部の厚さを比較的大きくしておけ
ば、熱疲労損傷がかなり進んだ状態を検知することが可
能である。
【0036】[第3の実施形態]図15に第3の実施形
態を示す。この実施形態は、比較的短い配管106を用
意してユニットを構成し、この短い配管106(ユニッ
ト)を利用して第1および第2の実施形態と同様に熱疲
労損傷を検出しようとする例である。
【0037】そこで、短い配管106の両端に短管用フ
ランジ501を設け、主配管105の端部には主配管用
フランジ502を用意しておく。短管用フランジ501
と主配管用フランジ502を接合し、短い配管106
を、主配管105の途中に取り付ける。短い配管106
にはその外周側に薄肉部201を加工しておき、この薄
肉部201を円筒容器213、円筒容器蓋214、溶接
部210で完全に囲う。また、薄肉部201には、第1
および第2の実施形態と同様に電圧供給と電圧計測のた
めの配線211、温度測定センサ212および湿分検出
センサ215を取り付けておく。薄肉部201の肉厚は
比較的薄めにしておく。薄肉部201の内周側200に
熱疲労損傷202が入り、き裂が進展している状態にお
けるき裂の寸法を電圧供給と電圧計測の配線211を用
いたポテンシャル法により測定し、薄肉部201の熱疲
労損傷程度を調べる。薄肉部201の熱疲労損傷程度か
ら配管全体の熱疲労損傷程度を把握する。また、熱疲労
き裂が進展し、薄肉部201を貫通した時点を温度測定
センサ212および湿分検出センサ215を用いて検出
する。この段階で、熱疲労損傷の程度を定量的に把握す
ることができる。薄肉部201の肉厚は比較的小さいの
で、これは熱疲労損傷程度があまり大きくない初期の熱
疲労損傷の検知にあたる。この段階でプラントを一時停
止し、配管あるいはノズルが熱疲労損傷を受けているか
どうかを検査することができる。
【0038】そして、薄肉部201のき裂が貫通して計
測が不可能になると、短管側のフランジ501と主配管
側のフランジ502を外して、短い配管106を取り外
し、円筒容器213、円筒容器蓋214、溶接部21
0、薄肉部201、電圧供給と電圧計測の配線211、
温度測定センサ212および湿分検出センサ215を有
する新しい短い配管106を再び主配管105に接合
し、この短い配管を用いて熱疲労損傷の程度を継続して
監視する。
【0039】したがって、この実施形態によれば、継続
的な熱疲労損傷の監視が低コストで行える。
【0040】[第4の実施形態]図16に第4の実施形
態を示す。この実施形態は、配管100の円周方向に沿
って穴深さの異なる円孔601,602,603,60
4を複数設け、円孔601,602,603,604の
それぞれの外周側に第1および第3の実施形態と同様の
円筒容器213、円筒容器蓋214、溶接部210、電
圧供給と電圧計測のための配線211、温度測定センサ
212および湿分検出センサ215を設置する。
【0041】円孔601,602,603,604の配
管内側との間に形成された薄肉部は、熱疲労損傷を先行
的に集中して受ける部位である。薄肉部の肉厚の薄いも
のほど熱ひずみ振幅は大きくなり、熱疲労損傷は先行的
に大きく生じる。プラントの運転に伴い、円孔601,
602,603,604が設けられた薄肉部が熱疲労損
傷を受けると、薄肉部には熱疲労き裂が発生し、これが
進展して薄肉部の貫通にいたる。薄肉部の肉厚が小さい
ほどき裂進展距離が小さくなるため、き裂は短時間で貫
通しやすい。薄肉部の厚さが小さいものほど、発生する
熱ひずみ振幅は大きく、またき裂進展距離が小さいこと
から、初期の熱疲労損傷でき裂が肉厚を貫通する。よっ
て、最も薄い肉厚を有する円孔部からのき裂の貫通によ
る流体の漏洩を検出することで、初期の熱疲労損傷があ
る大きさまで達したことを検知する事ができる。
【0042】さらに熱疲労損傷が進むと、熱疲労損傷に
よるき裂は2番目に薄肉部肉厚の小さい円孔部で貫通す
る。これにより、さらに熱疲労損傷が進んだある段階の
熱疲労損傷程度を知ることができる。この事象を繰り返
すことで、熱疲労損傷の進行を段階的に、定量的かつ高
精度に検出することができる。したがって、この検出結
果を利用して、プラントの熱疲労損傷程度を把握し、プ
ラントの熱疲労に対する健全性を確保することができ
る。
【0043】
【発明の効果】これまでの説明で明らかなように、本発
明によれば、監視対象となる配管等に薄肉部を形成し、
薄肉部の熱疲労損傷もしくは熱疲労き裂から厚肉部の熱
疲労損傷を定量的に検出することが可能となり、これに
よって熱疲労損傷をプラントの稼働中にオンラインで高
精度に評価することができる。また、配管等が熱疲労損
傷によって破損する前に熱疲労損傷の蓄積を検知するこ
とが可能となり、上記評価とも相俟ってプラントの高信
頼性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】繰返し熱ひずみ発生のメカニズムを示す説明図
である。
【図2】繰返し熱ひずみ発生のメカニズムを示す説明図
である。
【図3】繰返し熱ひずみ発生のメカニズムを示す説明図
である。
【図4】繰返し熱ひずみ発生のメカニズムを示す説明図
である。
【図5】薄肉部において繰返し高熱ひずみが発生するメ
カニズムを示す説明図である。
【図6】薄肉部において繰返し高熱ひずみが発生するメ
カニズムを示す説明図である。
【図7】薄肉部において繰返し高熱ひずみが発生するメ
カニズムを示す説明図である。
【図8】薄肉部において繰返し高熱ひずみが発生するメ
カニズムを示す説明図である。
【図9】第1の実施形態に係る熱疲労損傷監視装置を示
す説明図である。
【図10】疲労損傷度基準曲線の概念を示す説明図であ
る。
【図11】疲労寿命繰返し数と繰返し負荷応力振幅(ま
たはひずみ振幅)の関係いわゆるS−N線図の概念を示
す説明図である。
【図12】S−N線図を用いて薄肉部201と厚肉部2
03の形状と寸法に対応する疲労寿命繰返し数割り増し
係数Fa =Nft/Nf0を求める方法を示す説明図であ
る。
【図13】疲労損傷度の基準曲線を用いて疲労損傷度を
求める方法を示す説明図である。
【図14】ノズルに適用した第2の実施形態に係る熱疲
労損傷監視装置を示す説明図である。
【図15】ユニット化した第3の実施形態に係る熱疲労
損傷監視装置を示す説明図である。
【図16】感度の異なる熱疲労損傷監視装置を複数設置
した第4の実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
100 配管 101 流体の流れ 102 701 流体 105 主配管 106 短い配管 200,310 配管内周側 201,361,710 薄肉部 202,712 熱疲労損傷 203 厚肉部 210 溶接部 211 電圧供給と電圧計測の配線 212 温度測定センサ 213 円筒容器 214 円筒容器蓋 215 湿分検出センサ 300,702 高温流体 301,703 低温流体 320,330,340,350,370,380,3
90,395 温度分布 321,331,341,351,371,381,3
91,396 熱拘束ひずみ分布 360 円孔部内周側 501 短配管フランジ 502 主配管フランジ 601,602,603,604 円孔 700 ノズル 711 円孔部内周側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 成雄 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 山本 道好 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 谷 道成 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を流れる流体の温度変動によって熱
    疲労損傷を受ける配管等の熱疲労損傷を監視する熱疲労
    損傷監視方法において、 前記配管等のあらかじめ設定した部位に流体に接する薄
    肉部を設け、 当該薄肉部の熱疲労損傷を検出し、 あらかじめ当該薄肉部の熱疲労損傷と薄肉部が形成され
    た厚肉部との熱疲労損傷との関係を調べておき、 前記検出した薄肉部の熱疲労損傷から前記厚肉部の熱疲
    労損傷の度合いを評価することを特徴とする配管等の熱
    疲労損傷監視方法。
  2. 【請求項2】 前記薄肉部の熱疲労損傷が熱疲労き裂で
    あり、当該き裂の大きさを検出して前記厚肉部の熱疲労
    損傷の度合いを評価することを特徴とする請求項1記載
    の配管等の熱疲労損傷監視方法。
  3. 【請求項3】 前記薄肉部の熱疲労き裂の貫通を検出し
    て、前記熱疲労損傷の度合いおよび/または前記配管の
    破損の危険性を評価することを特徴とする請求項2記載
    の熱疲労損傷監視方法。
  4. 【請求項4】 前記薄肉部の熱疲労損傷と薄肉部が形成
    された厚肉部との熱疲労損傷との関係が、応力振幅に対
    する疲労寿命繰り返し数と、薄肉部と厚肉部の形状と寸
    法に対応する疲労寿命繰り返し係数とに基づいて求めら
    れる厚肉部の疲労損傷度であることを特徴とする請求項
    1記載の配管等の熱疲労損傷監視方法。
  5. 【請求項5】 前記配管等のあらかじめ設定した部位
    が、前記熱疲労損傷を受ける可能性の高い箇所に設定さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の配管等の熱疲
    労損傷監視方法。
  6. 【請求項6】 内部を流れる流体の温度変動によって熱
    疲労損傷を受ける配管等の熱疲労損傷を監視する熱疲労
    損傷監視装置において、 前記配管等のあらかじめ設定した部位に前記配管等の内
    周側に面した部分に薄肉部を有する穴を形成するととも
    に、当該穴の外周部であって前記薄肉部の背面側を覆う
    ように密閉する筒体を設け、さらに、前記薄肉部の背面
    側にき裂の大きさを測定する手段を配置したことを特徴
    とする配管等の熱疲労損傷監視装置。
  7. 【請求項7】 前記き裂を測定する手段が、ポテンシャ
    ル法によって測定するための電圧供給と電圧計測のため
    の配線であることを特徴とする請求項6記載の配管等の
    熱疲労損傷監視装置。
  8. 【請求項8】 前記筒体内の温度を検出する手段をさら
    に備えていることを特徴とする請求項6記載の配管等の
    熱疲労損傷監視装置。
  9. 【請求項9】 前記筒体内の湿度を検出する手段をさら
    に備えているとことを特徴とする請求項6ないし8のい
    ずれか1項に記載の配管等の熱疲労損傷監視装置。
  10. 【請求項10】 前記筒体は配管の外周面に溶接により
    接合され、当該筒体の端部は筒体を密閉可能な蓋によっ
    て閉鎖されていることを特徴とする請求項6ないし9の
    いずれか1項に記載の配管等の熱疲労損傷監視装置。
  11. 【請求項11】 前記あらかじめ設定した部位が、前記
    熱疲労損傷を受ける可能性の高い箇所に設定されている
    ことを特徴とする請求項6記載の配管等の熱疲労損傷監
    視装置。
  12. 【請求項12】 前記前記熱疲労損傷を受ける可能性の
    高い箇所が、ノズルの出口近傍であることを特徴とする
    請求項11記載の配管等の熱疲労損傷監視装置。
  13. 【請求項13】 前記配管のあらかじめ設定した部位が
    あらかじめ短い長さに設定した配管であって、当該配管
    の両端にフランジを設けて1つのユニットを構成し、当
    該ユニットを監視対象となる配管位置に適宜装着可能と
    したことを特徴とする請求項6記載の配管等の熱疲労損
    傷監視装置。
  14. 【請求項14】 前記薄肉部が形成された穴を配管の円
    周方向に沿って複数個形成するとともに、前記薄肉部の
    肉厚がそれぞれ異なっていることを特徴とする請求項6
    記載の配管等の熱疲労損傷監視装置。
  15. 【請求項15】 前記配管等が原子力プラントの配管お
    よびノズルであることを特徴とする請求項6記載の配管
    等の熱疲労損傷監視装置。
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