JPH09323521A - 車両横転防止装置 - Google Patents

車両横転防止装置

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Publication number
JPH09323521A
JPH09323521A JP14722796A JP14722796A JPH09323521A JP H09323521 A JPH09323521 A JP H09323521A JP 14722796 A JP14722796 A JP 14722796A JP 14722796 A JP14722796 A JP 14722796A JP H09323521 A JPH09323521 A JP H09323521A
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JP
Japan
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load
steering
vehicle
suspension
roll rigidity
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Application number
JP14722796A
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English (en)
Inventor
Shozo Kawasawa
祥三 川沢
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、車両の横転危険度を判定して車両
の横転を防止する車両横転防止装置に関し、揺り返しロ
ールモーメントによる横転危険状態を早期に予測して、
これに対処できるようにする。 【解決手段】 車輪への荷重を検出する荷重検出手段1
1と、車両の操舵状態を検出する操舵状態検出手段13
と、安全措置を講じる安全手段4Aと、荷重検出手段1
1及び操舵状態検出手段13からの検出情報に基づきい
ずれかの車輪への荷重が設定荷重以下になった状態から
所定操舵角速度以上で旋回方向とは逆向きの操舵が行な
われたことを検出すると安全手段4Aを作動させる制御
手段2とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の横転危険度
を判定して車両の横転を防止する車両横転防止装置に関
し、トラック等のようにその積載状態により重心高さが
変化する車両に用いて好適の、車両横転防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の横転危険度を判定して車両
の横転を防止する車両横転防止装置としては、例えば特
開平4−191179号公報に開示された技術がある。
この技術では、荷重差センサと車速センサとステアリン
グセンサの各検出信号に基づいて車両の横転しない限界
車速を演算し、車両走行速度が限界車速を越えると警報
を作動させるようにしており、車両の旋回時におけるロ
ールモーメントによる横転危険状態に対しては警報を作
動させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来例では旋回時のロールに伴う横転に対しては警報を作
動させることができるとしても、ステアリングホイール
の切り戻し操舵時における揺り返しロールモーメントに
よる横転危険状態に対しては、的確に警報を作動させる
ことはできないという課題がある。
【0004】例えば、カーブが連続するような場合に、
ドライバはハンドルを一方向に操舵した後、カーブに合
わせてハンドルを切り戻し操舵することがある。このよ
うな場合、従来の車両横転防止装置では、一方向に対す
る横転危険度を判定することができるとしても、それと
逆方向の操舵が行なわれた場合(即ち、切り戻し操舵が
行なわれた場合)、揺り返しロールモーメントの影響は
考慮されていないため、この揺り返しロールモーメント
による横転危険度を早期に予測することができない。
【0005】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、揺り返しロールモーメントによる横転危険状
態を早期に予測して、これに対処できるようにした、車
両横転防止装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の車両横転防止装置は、車輪への荷重を検出す
る荷重検出手段と、車両の操舵状態を検出する操舵状態
検出手段と、安全措置を講じる安全手段と、上記の荷重
検出手段及び操舵状態検出手段からの検出情報に基づき
いずれかの車輪への荷重が設定荷重以下になった状態か
ら所定操舵角速度以上で旋回方向とは逆向きの操舵が行
なわれたことを検出すると上記安全手段を作動させる制
御手段とを備えたことを特徴としている。
【0007】請求項2記載の本発明の車両横転防止装置
は、請求項1記載の装置において、上記制御手段は、左
右車輪間の荷重差が設定荷重差以上で、且ついずれかの
車輪への荷重が設定荷重以下になった状態から所定操舵
角速度以上で旋回方向とは逆向きの操舵が行なわれたこ
とを検出すると上記安全手段を作動させることを特徴と
している。
【0008】請求項3記載の本発明の車両横転防止装置
は、請求項1記載の装置において、サスペンションのロ
ール剛性を調整するロール剛性調整手段を備えるととも
に、上記安全手段は、車両の駆動力を抑制する駆動力抑
制手段を有し、上記制御手段は、左右車輪間の荷重差が
設定荷重差以上になったことを検出すると上記サスペン
ンションのロール剛性を増大させるように上記ロール剛
性調整手段を作動させ、さらに、いずれかの車輪の荷重
が設定荷重以下になった状態から所定操舵角速度以上で
旋回方向とは逆向きの操舵が行なわれたことを検出する
と上記駆動力抑制手段を作動させることを特徴としてい
る。
【0009】請求項4記載の本発明の車両横転防止装置
は、車輪への荷重を検出する荷重検出手段と、車両の操
舵状態を検出する操舵状態検出手段と、安全措置を講じ
る安全手段と、左右車輪間の荷重差が設定荷重差以上に
なった状態から所定操舵角速度以上で旋回方向とは逆向
きの操舵が行なわれたことを検出すると上記安全手段を
作動させる制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0010】請求項5記載の本発明の車両横転防止装置
は、請求項4記載の装置において、サスペンションのロ
ール剛性を調整するロール剛性調整手段を備えるととも
に、上記安全手段は、車両の駆動力を抑制する駆動力抑
制手段を有し、上記制御手段は、左右車輪間の荷重差が
設定荷重差以上になったことを検出すると上記サスペン
ションのロール剛性を増大させるように上記ロール剛性
調整手段を作動させるとともに、左右車輪間の荷重差が
設定荷重差以上になった状態から所定操舵角速度以上で
旋回方向とは逆向きの操舵が行なわれたことを検出する
と上記駆動力抑制手段を作動させることを特徴としてい
る。
【0011】
【発明の実施形態】以下、図面により、本発明の一実施
形態について説明すると、図1,図2は本実施形態にか
かる車両横転防止装置を説明するためのもので、図1は
本発明の一実施形態にかかる車両横転防止装置の制御ブ
ロック図、図2は本発明の一実施形態にかかる車両横転
防止装置による横転危険度判定の動作を説明するための
フローチャートである。
【0012】本車両横転防止装置は、図1に示すよう
に、走行状態検出手段1,制御手段2,ロール剛性調整
手段3,安全手段4Aを備えて構成される。まず、走行
状態検出手段1について説明すると、この走行状態検出
手段1は荷重検出手段11及び運転状態検出手段12を
備えて構成される。ここで、荷重検出手段11は、車輪
への荷重、即ち、左右の車輪に備えられるそれぞれのサ
スペンションの上下荷重Wを検出するものである。この
荷重検出手段11からの検出情報は、後述する制御手段
2に備えられる荷重差演算手段21及び横転危険度判定
手段26に送られる。
【0013】また、運転状態検出手段12は、ハンドル
の操舵角θを検出する操舵角検出部13、車速Vを検出
する車速検出部14を備える。この操舵角検出部13か
らの検出情報は、後述する制御手段2に備えられる操舵
角記憶手段22,操舵角速度演算手段27及び横転危険
度判定手段26に送られる。なお、これらの操舵角検出
部13,操舵角速度演算手段27から操舵状態検出手段
が構成される。また、車速検出部14からの検出情報
は、後述する制御手段2に備えられる車速記憶手段2
3,設定値演算手段24及び横転危険度判定手段26に
送られる。
【0014】次に、制御手段2について説明すると、こ
の制御手段2は、走行状態検出手段1からの検出情報に
基づいて、ロール剛性調整手段3及び駆動力抑制手段4
を制御するものであり、荷重差演算手段21,操舵角記
憶手段22,車速記憶手段23,設定値演算手段24,
判定値記憶手段25,横転危険度判定手段26,操舵角
速度演算手段27等を備えて構成される。
【0015】荷重差演算手段21は、荷重検出手段11
によって検出されたそれぞれのサスペンションの上下荷
重Wを読み込んで、左右のサスペンションの上下荷重W
の荷重差ΔWを演算するものである。操舵角記憶手段2
2は、横転危険度判定手段26によって、左右のサスペ
ンションの上下荷重Wの荷重差ΔWが設定荷重差ΔW1
以上で、サスペンションの上下荷重(いずれかの車輪へ
の荷重)Wが設定荷重W1 以下になったと判定された
後、サスペンションの上下荷重Wが判定値W2 以下にな
ったと判定された時に、横転危険度判定手段26からの
信号を受けて、この時の操舵角検出部13により検出さ
れたハンドルの操舵角θ0 を読み込み、そして、記憶す
るものでもある。
【0016】車速記憶手段23は、横転危険度判定手段
26によって、左右のサスペンションの上下荷重Wの荷
重差ΔWが設定荷重差ΔW1 以上で、且つサスペンショ
ンの上下荷重(いずれかの車輪への荷重)Wが判定値W
2 以下になったと判定された時に、横転危険度判定手段
26からの信号を受けて、その時の車速検出部14によ
って検出される車速V0 を読み込み、そして、記憶する
ものである。
【0017】設定値演算手段24は、操舵角記憶手段2
2に記憶されているハンドルの操舵角θ0 又は車速記憶
手段23に記憶されている車速V0 を読み込んで、次式
(1),(2)に示すように、ハンドルの操舵角θ0
りも所定値Δθ1 だけ大きい値になるように設定値θ1
を算出し、車速V0 よりも所定値ΔV1 だけ大きい値に
なるように設定値V1 を算出するものである。
【0018】 V1 =V0 +ΔV1 ・・・(1) θ1 =θ0 +Δθ1 ・・・(2) なお、この設定値V1 ,θ1 は、横転の危険を回避する
のに、後述する駆動力抑制手段4によって車両の駆動力
を抑制する必要があるか否かを判定するために用いるも
のである。
【0019】判定値記憶手段25は、判定値ΔW1 ,W
1 ,ω1 ,W2 ,V2 ,ΔW3 を記憶するものである。
まず、判定値(設定荷重差)ΔW1 は、左右輪への荷
重、即ち、左右のサスペンションの上下荷重Wの荷重差
ΔWに相当する値として設定される。荷重差ΔWが判定
値ΔW1 を上回ったら横転の危険を回避する必要がある
として、後述するロール剛性調整手段3によってサスペ
ンションのロール剛性をハード側へ調整する。判定値Δ
1 はこのために用いられる。
【0020】判定値(設定荷重)W1 は、ロール剛性調
整手段3によってロール剛性を調整する制御(即ち、サ
スペンション特性をハードにセットする制御)が行なわ
れた状態で、横転危険度が増しているか否かを判定する
ために用いるものである。この設定荷重W1 は、いずれ
かの車輪への荷重、即ち、サスペンションの上下荷重W
に相当する値として設定される。
【0021】なお、この設定荷重W1 は、後述する判定
値W2 よりも大きい値として設定される。判定値(所定
操舵角速度)ω1 は、ロール剛性調整手段3によるハー
ド側への制御が行なわれ、横転危険度が増している上述
の状態で、旋回方向(操舵方向)とは逆向きの操舵が行
なわれた場合に、揺り返しロールモーメントによる逆方
向への横転危険性があるか否かを判定するために用いる
ものである。
【0022】ここでは、旋回方向(操舵方向)とは逆向
きに、所定操舵角速度ω1 以上の角速度で操舵が行なわ
れた場合には、揺り返しロールモーメントによる逆方向
への横転危険性があるとして、エンジン出力を抑制する
ようにしており、所定操舵角速度ω1 はこのために用い
られる。なお、所定操舵角速度ω1 は、ハンドルの操舵
角θの変化速度に相当する値として設定される。
【0023】なお、この所定操舵角速度ω1 は、揺り返
しロールモーメントによる横転の危険を回避するのに、
後述する駆動力抑制手段4によって車両の駆動力を抑制
する必要があるか否かを判定するために用いるものであ
る。判定値W2 は、ロール剛性調整手段3によってロー
ル剛性を調整する制御(即ち、サスペンション特性をハ
ードにセットする制御)が行なわれた状態で、横転危険
度が増しているか否かを判定するために用いるものであ
る。この判定値W2は、いずれかの車輪への荷重、即
ち、サスペンションの上下荷重Wに相当する値として設
定される。
【0024】判定値V2 は、駆動力抑制手段4による車
両の駆動力、即ち、エンジンの出力の抑制する制御が必
要なくなったか否かを判定するために用いるものであ
る。この判定値V2 は、車速Vに相当する値として設定
される。判定値ΔW3 は、ロール剛性調整手段3による
ロール剛性を調整する制御(即ち、サスペンション特性
をハードにセットする制御)が必要なくなったか否かを
判定するために用いるものである。この判定値ΔW
3 は、左右のサスペンションの上下荷重Wの荷重差ΔW
に相当する値として設定される。なお、判定値ΔW3
設定荷重差ΔW1 よりも小さい値に設定される。これ
は、ロール剛性調整制御に関し、ロール剛性をハードへ
切り換える荷重差判定とハードから通常状態(ソフト)
へ戻す荷重差判定との間にヒステリシスを設け、ロール
剛性制御を安定させるためである。
【0025】操舵角速度演算手段27は、操舵角検出部
13からハンドルの操舵角θを読み込んで、操舵角速度
ωを算出するものである。なお、この操舵角速度ωか
ら、操舵方向もわかるようになっている。横転危険度判
定手段26は、車両の横転危険度の判定を行ない、この
判定結果に基づいて後述するロール剛性調整手段3又は
駆動力抑制手段4を制御するように構成されており、以
下に示すような判定,制御を行なうものである。
【0026】つまり、荷重差演算手段21から左右のサ
スペンションの上下荷重Wの荷重差(左右車輪間の荷重
差)ΔW、判定値記憶手段25から設定荷重差ΔW1
それぞれ読み込み、荷重差ΔWが設定荷重差ΔW1 以上
になったか否かを判定することで、ロール剛性調整手段
3によるロール剛性を調整する制御(即ち、サスペンシ
ョン特性をハードに設定する制御)を行なうものであ
る。
【0027】また、荷重差ΔWが設定荷重差ΔW1 以上
になり、ロール剛性調整手段3による制御を行なった
後、左右のいずれかのサスペンションの上下荷重Wが設
定荷重W1 よりも小さくなったか否かの判定により、横
転危険度が増しているか否かの判定を行なう。そして、
サスペンションの上下荷重Wが設定荷重W1 よりも小さ
くなっており、横転危険度が増している状態で、操舵角
速度演算手段27から操舵角速度ω、判定値記憶手段2
5から所定操舵角速度ω1 をそれぞれ読み込み、所定操
舵角速度ω1 以上の操舵角速度ωでハンドルの操舵角が
減少したか否か、即ち、操舵方向が逆方向に戻されたか
否かを判定し、揺り返しロールモーメントによる逆方向
への横転危険性がある状態を判定し、この判定結果に基
づいて駆動力抑制手段4によるエンジン出力を抑制する
制御を行なうものである。
【0028】一方、荷重差ΔWが設定荷重差ΔW1 以上
になり、ロール剛性調整手段3による制御を行なった状
態で、荷重検出手段11から左右のサスペンションの上
下荷重W、判定値記憶手段25から判定値W2 をそれぞ
れ読み込み、左右のいずれかのサスペンションの上下荷
重Wが判定値W2 よりも小さくなったか否かにより、横
転危険度が増しているか否かの判定を行なうものであ
る。左右のサスペンションの上下荷重Wが判定値W2
りも小さくなった時には、横転危険度が増していると判
定して、操舵角記憶手段22又は車速記憶手段23に信
号を送るようになっている。そして、左右のいずれかの
サスペンションの上下荷重Wが判定値W2よりも小さく
なり横転危険度が増した状態で、操舵角検出部13から
ハンドルの操舵角θ、設定値演算手段24から設定値θ
1 をそれぞれ読み込み、ハンドルの操舵角θが設定値θ
1 を越えたか否か、又は車速検出部14から車速V、設
定値演算手段24から設定値V1 をそれぞれ読み込み、
車速Vが設定値V1 を越えたか否かを判定し、この判定
結果に基づいて駆動力抑制手段4によるエンジン出力を
抑制する制御を行なうものである。
【0029】ここで、設定値V1 は、サスペンションの
上下荷重Wが判定値W2 よりも小さくなった時点の車速
0 と所定値ΔV1 (>0)との和、即ち、V1 =V0
+ΔV1 と表わせる値であり、したがって、車速Vが設
定値V1 を越えたか否かの判定は、車速Vがサスペンシ
ョンの上下荷重Wが判定値W2 よりも小さくなった時点
の車速V0 よりも所定値ΔV1 以上増加したか否かを判
定することであり、設定値θ1 は、サスペンションの上
下荷重Wが判定値W2 よりも小さくなった時点のハンド
ルの操舵角θ0 と所定値Δθ1 (>0)との和、即ち、
θ1 =θ0 +Δθ1 と表せる値であり、したがって、ハ
ンドルの操舵角θが設定値θ1 を越えたか否かの判定
は、ハンドルの操舵角θがサスペンションの上下荷重W
が判定値W 2 よりも小さくなった時点のハンドルの操舵
角θ0 と比べて所定値Δθ1 以上増加したか否かを判定
することである。
【0030】また、車速検出部14から車速V、判定値
記憶手段25から判定値V2 をそれぞれ読み込み、車速
Vが判定値V2 よりも小さくなったか否かの判定を行な
うことで、駆動力抑制手段4による制御が必要なくなっ
たか否かを判定し、この判定結果に基づいて駆動力抑制
手段4による制御を解除するものである。さらに、荷重
差演算手段21から荷重差ΔW、判定値記憶手段25か
ら判定値ΔW3 をそれぞれ読み込み、荷重差ΔWが判定
値ΔW3 よりも小さくなったか否かの判定を行なうこと
で、ロール剛性調整手段3による制御(即ち、サスペン
ション特性をハードに設定する制御)が必要なくなった
か否かを判定し、この判定結果に基づいてロール剛性調
整手段3によるロール剛性を調整する制御(即ち、サス
ペンション特性をソフトに設定する制御)を行なうもの
である。
【0031】次に、このような制御手段2により制御さ
れる安全手段4A及びロール剛性調整手段3について説
明する。まず、安全手段4Aは、駆動力抑制手段4を有
して構成される。この駆動力抑制手段4は、車両の駆動
力を抑制するためのものであり、この駆動力抑制手段4
によって、車両に備えられるエンジンの出力を抑制でき
るようになっている。例えば、ブレーキ等の減速手段に
よって、車両の駆動力を抑制するようにしてもよい。
【0032】なお、安全手段4Aは、これに限られるも
のではなく、例えば、安全手段4Aを警報装置のような
警報手段を有して構成されるようにして、警報するよう
にしてもよい。ロール剛性調整手段3は、サスペンショ
ンのロール剛性を調整するためのものであり、このロー
ル剛性調整手段3によって、サスペンション特性をハー
ド,ソフトの2段階に切り替えることができるようにな
っている。ここで、サスペンション特性をハードにする
とは、サスペンションのバネ定数あるいは減衰係数又は
スタビライザ剛性が大きくなるように制御することをい
い、サスペンション特性をソフトにするとは、サスペン
ションのバネ定数あるいは減衰係数又はスタビライザ剛
性が小さくなるように制御することをいう。
【0033】本発明の一実施形態としての車両横転防止
装置は、上述のように構成され、この装置による動作
は、以下のようにして行なわれる。つまり、左右のサス
ペンションの上下荷重の荷重差ΔWが設定荷重差ΔW1
以上になったら、ロール剛性調整手段3によりサスペン
ション特性をハードにすることによって、車両のロール
角の増大を抑え、車両の重心の横移動によるロールモー
メントの増加を小さくする。
【0034】そして、引続きいずれかのサスペンション
の上下荷重Wが減少して判定値W2以下になり横転危険
度が限界に近くなった状態で、ハンドルの操舵角θが設
定角速度ω1 以上の角速度で逆向きに操舵された場合、
揺り返しロールモーメントによる横転限界への到達を予
測してエンジンの出力を抑制し、揺り返しロールモーメ
ントを少なくする。
【0035】以下、この装置による動作について、図2
に示すフローチャートに基づいて詳述する。まず、ステ
ップS10では、荷重検出手段11によって検出された
サスペンションの上下荷重W,操舵角検出部13によっ
て検出されたハンドルの操舵角θ,車速検出部14によ
って検出された車速Vをそれぞれ読み込み、ステップS
20に進む。
【0036】次に、ステップS20では、エンジン出力
抑制信号がオンか否か、即ち、既に、駆動力抑制手段4
によってエンジンの出力を抑制する制御が行なわれてい
るか否かの判定を行なう。この判定の結果、駆動力抑制
手段4による制御が行なわれていない場合は、車両の横
転危険度の判定を行なうべくステップS30に進み、駆
動力抑制手段4による制御が行なわれている場合は、そ
の制御を解除する必要があるか否かを判定すべくステッ
プS110に進む。
【0037】ステップS30では、サスペンションの上
下荷重の荷重差ΔWが設定荷重差ΔW1 よりも大きくな
ったか否かを判定する。この判定の結果、荷重差ΔWが
設定荷重差ΔW1 よりも大きくなった(ΔW>ΔW1
場合はステップS40に進み、荷重差ΔWが設定荷重差
ΔW1 よりも大きくなっていない場合はステップS80
に進む。
【0038】以下、ステップS30〜S120を参照し
て、本車両横転防止装置の主な動作であるロール剛性調
整手段3及び駆動力抑制手段4による制御を行なう場合
について説明し、その後に、ロール剛性調整手段3及び
駆動力抑制手段4による制御を解除する場合について説
明することとする。ステップS30で荷重差ΔWが設定
荷重差ΔW1 よりも大きくなったと判定した場合、ステ
ップS40に進み、ロール剛性調整手段3によってロー
ル剛性の調整制御(即ち、サスペンション特性をハード
に設定する制御)を行なう。
【0039】この制御を行なった後、さらに横転危険度
が増しているか否かを判定すべくステップS41に進
み、左右のいずれかのサスペンションの上下荷重Wが設
定荷重W1 よりも小さくなったか否かを判定する。この
判定の結果、サスペンションの上下荷重Wが設定荷重W
1 よりも小さくなっている場合はステップS42に進
み、サスペンションの上下荷重Wが設定荷重W1 よりも
小さくなっていない場合はリターンする。
【0040】そして、ステップS42では、操舵角速度
ωが所定操舵角速度ω1 以上であるか否かを判定するこ
とにより、所定操舵角速度ω1 以上の操舵角速度ωで旋
回方向とは逆向きに操舵されたか否か、即ち、所定操舵
角速度ω1 以上の操舵角速度ωでハンドルの操舵角が減
少したか否かを判定する。この判定の結果、所定操舵角
速度ω1 以上の操舵角速度ωでハンドルの操舵角が減少
した場合は、揺り返しロールモーメントによる逆方向へ
の横転危険性があると考えられるためステップS43に
進み、所定操舵角速度ω1 以上の操舵角速度ωでハンド
ルの操舵角が減少していない場合は、同じ方向への横転
危険度が増しているか否かを判定すべくステップS50
に進む。
【0041】そして、ステップS43では、駆動力抑制
手段4によってエンジン出力の抑制制御、即ち、エンジ
ン出力抑制信号をオンにする制御を行ない、ステップS
50に進む。次に、ステップS50では、左右のいずれ
かのサスペンションの上下荷重Wが判定値W2 よりも小
さくなったか否かを判定する。
【0042】この判定の結果、サスペンションの上下荷
重Wが判定値W2 よりも小さくなっている場合は、横転
危険度が増していると考えられるためステップS60に
進み、サスペンションの上下荷重Wが判定値W2 よりも
小さくなっていない場合は、横転危険度が増していない
と考えられるためリターンする。そして、ステップS6
0では、ハンドルの操舵角θが設定値θ1 を越えたか否
か、又は車速Vが設定値V1 を越えたか否かを判定す
る。
【0043】ここで、車速Vが設定値V1 を越えたか否
かを判定することは、車速Vがサスペンションの上下荷
重Wが判定値W2 よりも小さくなった時点の車速V0
りも所定値ΔV1 以上増加したか否かを判定することで
あり、ハンドルの操舵角θが設定値θ1 を越えたか否か
を判定することは、ハンドルの操舵角θがサスペンショ
ンの上下荷重Wが判定値W2 よりも小さくなった時点の
ハンドルの操舵角θ0よりも所定値Δθ1 以上増加した
か否かを判定することである。
【0044】この判定の結果、ハンドルの操舵角θが設
定値θ1 を越えた場合、又は車速Vが設定値V1 を越え
た場合はステップS70に進み、ハンドルの操舵角θが
設定値θ1 を越えていない場合で、且つ車速Vが設定値
1 を越えていない場合はリターンする。そして、ステ
ップS70では、駆動力抑制手段4によってエンジン出
力の抑制制御、即ち、エンジン出力抑制信号をオンにす
る制御を行ない、リターンする。
【0045】このようなステップS50〜S70の処理
によって、揺り返しロールモーメントによる横転危険性
がなくても、いずれかの車輪の荷重が過大になってこれ
による横転危険性が高くなると、エンジン出力抑制によ
る危険回避がなされることになる。なお、車両によって
は、図2のステップS50〜S70の処理を省略するこ
とも考えられる。
【0046】一方、ステップS30で荷重差ΔWが設定
荷重差ΔW1 よりも大きくなっていないと判定された場
合はステップS80に進み、ロール剛性調整手段3によ
るロール剛性の調整制御が行なわれているか否か、即
ち、サスペンション特性がハードになっているか否かを
判定する。この判定の結果、サスペンション特性がハー
ドになっている場合はロール剛性調整手段3による制御
を解除するが否かの判定をすべくステップS90に進
み、サスペンション特性がハードになっていない場合は
ロール剛性調整手段3による制御を解除する必要がない
ためリターンする。
【0047】そして、ステップS90では、サスペンシ
ョンの上下荷重の荷重差ΔWが判定値ΔW3 よりも小さ
くなったか否かの判定を行なうことで、ロール剛性調整
手段3による制御(即ち、サスペンション特性をハード
に設定する制御)が必要なくなったか否かを判定する。
この判定の結果、荷重差ΔWが判定値ΔW3 よりも小さ
くなっている場合はステップS100に進み、荷重差Δ
Wが判定値ΔW3 よりも小さくなっていない場合はリタ
ーンする。
【0048】ステップS100では、ロール剛性調整手
段3によるロール剛性の調整制御(即ち、サスペンショ
ン特性をソフトに設定する制御)を行ない、リターンす
る。ところで、ステップS20で駆動力抑制手段4によ
る制御が行なわれていると判定された場合はステップS
110に進み、車速Vが判定値V2 よりも小さくなった
か否かの判定を行なうことで、駆動力抑制手段4による
制御が必要なくなったか否かを判定する。
【0049】この判定の結果、車速Vが判定値V2 より
も小さくなっている場合はステップS120に進み、駆
動力抑制手段4による制御、即ち、エンジン出力抑制信
号をオンにする制御を解除して、リターンする。また、
車速Vが判定値V2 よりも大きい場合はリターンする。
したがって、本車両横転防止装置によれば、切り戻し操
舵時における揺り返しロールモーメントによる車両の横
転を早期に予測して、安全手段4Aを的確に作動させる
ことができるという利点がある。
【0050】また、車両の旋回限界付近での走行安定性
を向上させながら、切り戻し操舵時における揺り返しロ
ールモーメントによる予期しない横転を防止できるとい
う利点もある。特に、切り戻し操舵時における揺り返し
ロールモーメントによる横転限界への到達の予測には、
ハンドルの操舵角速度ωを用いているため、横加速度や
サスペンションの上下荷重Wによる横転危険度の判定よ
りも制御のタイミング遅れを少なくすることができる。
また、サスペンションの上下荷重Wを検出するようにし
ているため、重心高さにかかわらず、その時点の横転危
険度を的確に判定することができ、また、車速V及びハ
ンドルの操舵角θを検出して横転危険度の増大予測を組
み合わせることにより、常に適正なタイミングで横転防
止制御を行なうことができるのである。
【0051】なお、本実施形態の車両横転防止装置にお
いては、揺り返しロールモーメントによる横転を防止す
るための操舵角速度に基づく判別(ステップS42)を
行なう前に、左右車輪の荷重差と車輪荷重の両方につい
て判別(ステップS30,S41)を行なっているが、
いずれか一方のみとすることも可能である。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の車両横転防止装置によれば、切り戻し操舵時にお
ける揺り返しロールモーメントによる車両の横転を早期
に予測して安全手段を的確に作動させることができると
いう利点がある。請求項2記載の本発明の車両横転防止
装置によれば、切り戻し操舵時における揺り返しロール
モーメントによる横転の予測をより的確に行なうことが
できるという利点がある。
【0053】請求項3記載の本発明の車両横転防止装置
によれば、車両の旋回限界付近での走行安定性を向上さ
せながら、切り戻し操舵時における揺り返しロールモー
メントによる予期しない横転を防止できるという利点が
ある。請求項4記載の本発明の車両横転防止装置によれ
ば、切り戻し操舵時における揺り返しロールモーメント
による横転を早期に予測して安全手段を的確に作動させ
ることができるという利点がある。
【0054】請求項5記載の本発明の車両横転防止装置
によれば、車両の旋回限界付近での走行安定性を向上さ
せながら揺り返しロールモーメントによる予期しない横
転を防止できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる車両横転防止装置
の制御ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる車両横転防止装置
による横転危険度判定の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 走行状態検出手段 2 制御手段 3 ロール剛性調整手段 4 駆動力抑制手段 4A 安全手段 11 荷重検出手段 12 運転状態検出手段 13 操舵角検出部 14 車速検出部 21 荷重差演算手段 22 操舵角記憶手段 23 車速記憶手段 24 設定値演算手段 25 判定値記憶手段 26 横転危険度判定手段 27 操舵角速度演算手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪への荷重を検出する荷重検出手段
    と、 車両の操舵状態を検出する操舵状態検出手段と、 安全措置を講じる安全手段と、 上記の荷重検出手段及び操舵状態検出手段からの検出情
    報に基づきいずれかの車輪への荷重が設定荷重以下にな
    った状態から所定操舵角速度以上で旋回方向とは逆向き
    の操舵が行なわれたことを検出すると上記安全手段を作
    動させる制御手段とを備えたことを特徴とする、車両横
    転防止装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、左右車輪間の荷重差が
    設定荷重差以上で、且ついずれかの車輪への荷重が設定
    荷重以下になった状態から所定操舵角速度以上で旋回方
    向とは逆向きの操舵が行なわれたことを検出すると上記
    安全手段を作動させることを特徴とする、請求項1記載
    の車両横転防止装置。
  3. 【請求項3】 サスペンションのロール剛性を調整する
    ロール剛性調整手段を備えるとともに、 上記安全手段は、車両の駆動力を抑制する駆動力抑制手
    段を有し、 上記制御手段は、左右車輪間の荷重差が設定荷重差以上
    になったことを検出すると上記サスペンンションのロー
    ル剛性を増大させるように上記ロール剛性調整手段を作
    動させ、さらに、いずれかの車輪の荷重が設定荷重以下
    になった状態から所定操舵角速度以上で旋回方向とは逆
    向きの操舵が行なわれたことを検出すると上記駆動力抑
    制手段を作動させることを特徴とする、請求項1記載の
    車両横転防止装置。
  4. 【請求項4】 車輪への荷重を検出する荷重検出手段
    と、 車両の操舵状態を検出する操舵状態検出手段と、 安全措置を講じる安全手段と、 左右車輪間の荷重差が設定荷重差以上になった状態から
    所定操舵角速度以上で旋回方向とは逆向きの操舵が行な
    われたことを検出すると上記安全手段を作動させる制御
    手段とを備えたことを特徴とする、車両横転防止装置。
  5. 【請求項5】 サスペンションのロール剛性を調整する
    ロール剛性調整手段を備えるとともに、 上記安全手段は、車両の駆動力を抑制する駆動力抑制手
    段を有し、 上記制御手段は、左右車輪間の荷重差が設定荷重差以上
    になったことを検出すると上記サスペンションのロール
    剛性を増大させるように上記ロール剛性調整手段を作動
    させるとともに、左右車輪間の荷重差が設定荷重差以上
    になった状態から所定操舵角速度以上で旋回方向とは逆
    向きの操舵が行なわれたことを検出すると上記駆動力抑
    制手段を作動させることを特徴とする、請求項4記載の
    車両横転防止装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6711482B2 (en) 2002-04-30 2004-03-23 Hitachi Unisia Automotive, Ltd. Vehicular suspension rigidity controlling apparatus and method with roll-over preventive feature
US7029014B2 (en) 2004-02-25 2006-04-18 Hamm Alton B Vehicle stability control system
JP2007230348A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Fuji Heavy Ind Ltd 車両の安定性評価装置、及び、この安定性評価装置に基づいて運転支援を行う車両の運転支援制御装置
JP2007270950A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Jtekt Corp 車両用センサ付き転がり軸受装置
KR100820412B1 (ko) * 2001-08-27 2008-04-08 현대자동차주식회사 자동차 전자제어식 현가장치의 제어방법
JP2016137851A (ja) * 2015-01-28 2016-08-04 トヨタ自動車株式会社 車両挙動制御装置

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Effective date: 20020730