JPH09323251A - 研磨ヘッド - Google Patents

研磨ヘッド

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JPH09323251A
JPH09323251A JP8145937A JP14593796A JPH09323251A JP H09323251 A JPH09323251 A JP H09323251A JP 8145937 A JP8145937 A JP 8145937A JP 14593796 A JP14593796 A JP 14593796A JP H09323251 A JPH09323251 A JP H09323251A
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JP
Japan
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load
rotary shaft
polishing
magnetic attraction
attraction force
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JP8145937A
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English (en)
Inventor
Toru Koyama
亨 小山
Tamotsu Shioda
保 潮田
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、研磨装置に用いられる研磨ヘッド
に関し、モータのロータとステータとの相対移動により
磁気吸引力の大きさが変化した場合にも安定した研磨荷
重を得ることを目的とする。 【解決手段】 一端に研磨工具が固着される回転軸と、
回転軸に固定されるロータとロータの回りに非接触で配
置されるステータとを有するモータと、回転軸の他端に
取り付けられた継手を介して回転軸に接続される荷重検
出器と、回転軸の軸長方向への移動量を検出する移動検
出器と、荷重検出器を介して回転軸に負荷を与える加圧
器と、モータのロータとステータとの間の軸長方向の相
対位置関係から回転軸の軸長方向に作用する磁気吸引力
を求め加圧器による回転軸への負荷を制御する制御器と
から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研磨装置に用いら
れる研磨ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、レンズ,ミラー等の光学部品は、
より高い精度を求められるようになっている。特に、紫
外線,軟X線等の短波長を光源として使用する計測装置
や露光装置に使用される光学部品においては、形状精度
で1nmのレベルが要求されている。
【0003】従って、研磨加工においては、表面の平滑
化だけでなく、面形状を高精度に仕上げるために正確な
研磨除去量を得ることが重要である。一般に、研磨除去
量は、研磨装置に取り付けられている研磨ヘッドと加工
面との接触圧力,相対運動速度,および加工時間に比例
することが知られている。従って、高精度な研磨加工を
行うには、研磨ヘッドの揺動,回転運動と研磨荷重を精
密に制御する必要がある。
【0004】そして、特に、仕上げ段階においては研磨
除去量が微量になるため、低荷重を高精度に制御するこ
とが必要となる。なお、一般に、研磨ヘッドの揺動は研
磨装置側によって行われ、回転運動と研磨荷重の制御が
研磨ヘッド側によって行われる。図3は、従来の研磨ヘ
ッドを示すもので、この研磨ヘッドは、研磨軸部11,
荷重検出部13および荷重制御部15により主体部分が
構成されている。
【0005】研磨軸部11は、研磨工具17,回転軸1
9,軸受21,23,モータ25,回転検出器27,リ
ニアガイド29およびハウジング31,33,35によ
り構成されている。荷重検出部13は、継手37,荷重
検出器39,テーブル41,リニアガイド43およびハ
ウジング45により構成されている。
【0006】荷重制御部15は、加圧器47,制御弁4
9およびハウジング51により構成されている。そし
て、これ等研磨軸部11,荷重検出部13および荷重制
御部15が筐体53,55に取り付けられ研磨ヘッドが
構成され、制御器57により制御される。
【0007】このような研磨ヘッドを用いての加工物の
研磨は以下述べるようにして行われる。先ず、研磨装置
の図示しない移動手段により、研磨ヘッドが加工位置の
真上に位置される。次に、上記移動手段により研磨ヘッ
ドが加工物に接触する直前まで下げられる。
【0008】この後、荷重検出器39が所定の値を示す
まで、加圧器47により研磨軸部11が押し下げられ、
研磨工具17が加工物に押し当てられる。そして、荷重
検出器39が所定の値を示した位置で研磨軸部11の押
し下げが停止され、モータ25の駆動により回転軸19
および研磨工具17が回転され研磨加工が開始される。
【0009】なお、必要な研磨除去量を得るために、予
め、研磨荷重に対しての適正な加工時間が計算により求
められており、この時間だけ研磨加工が行われる。しか
しながら、上述したような研磨ヘッドでは、荷重検出器
39が示す値に、研磨軸部11の軸受21,23やリニ
アガイド29等の可動部で発生する摩擦力も含まれるた
め、荷重検出器39が示す値が、研磨工具17先端での
実際の研磨荷重を示す値と異なり、計算で得た加工時間
では求める除去量が得られないという問題が発生する。
【0010】従って、このような低荷重領域での研磨加
工においては、研磨軸部11の可動部分で発生する摩擦
力を低く押さえることが重要になる。従来、研磨軸部の
可動部分で発生する摩擦力を低く押さえることができる
研磨ヘッドとして、例えば、特開昭63−232929
号公報に開示されるものが知られている。
【0011】図4は、この公報に開示される研磨ヘッド
を示すもので、この研磨ヘッドでは、回転軸59が流体
軸受61により非接触で回転自在に支持されている。ま
た、回転軸59にモータ63のロータ65が固着され、
ステータ67を回りに配置することにより、回転軸59
が非接触で回転可能とされている。さらに、回転軸59
の軸方向の移動が、空気流入口69,71からの流体圧
を用いて行われ、研磨軸59が摩擦力を低く押さえた状
態で移動可能とされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の研磨ヘッドでは、回転軸59の上下の移動に
より、モータ63のロータ65とステータ67との間に
おいて軸長方向に相対的な位置ずれが生じ、磁気バラン
スを保つ方向に磁気吸引力が発生するため、位置ずれの
度合いにより磁気吸引力の大きさが異なり、安定した研
磨荷重を得ることが困難であるという問題があった。
【0013】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、モータのロータとステータとの相
対移動により磁気吸引力の大きさが変化した場合にも安
定した研磨荷重を得ることができる研磨ヘッドを提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の研磨ヘッド
は、一端に研磨工具が固着される回転軸と、前記回転軸
を軸長方向に移動可能に支持する流体軸受と、前記回転
軸に固定されるロータと前記ロータの回りに非接触で配
置されるステータとを有するモータと、前記回転軸の他
端に取り付けられた継手を介して前記回転軸に接続され
る荷重検出器と、前記荷重検出器を前記回転軸の軸長方
向に案内するリニアガイドと、前記回転軸の軸長方向へ
の移動量を検出する移動検出器と、前記荷重検出器を介
して前記回転軸に負荷を与える加圧器と、前記モータの
ロータとステータとの間の軸長方向の相対位置関係から
前記回転軸の軸長方向に作用する磁気吸引力を求め前記
加圧器による前記回転軸への負荷を制御する制御器とを
備えてなることを特徴とする。
【0015】請求項2の研磨ヘッドは、請求項1記載の
研磨ヘッドにおいて、前記制御器は、前記移動検出器で
検出された前記回転軸の軸長方向への移動量に基づいて
前記モータのロータとステータとの間の軸長方向の磁気
吸引力を求める磁気吸引力推定手段と、加工に必要な研
磨面での荷重と、前記荷重検出器で測定された荷重と、
前記磁気吸引力推定手段で求められた磁気吸引力と、前
記回転軸およびこの回転軸に固定される部材の重量に基
づいて前記加圧器による前記回転軸への負荷を演算する
演算手段とを備えてなることを特徴とする。
【0016】(作用)請求項1の研磨ヘッドでは、回転
軸に固定されるロータとロータの回りに非接触で配置さ
れるステータとからなるモータを駆動すると、流体軸受
に支持される回転軸が回転され、研磨工具が回転され
る。一方、加圧器を動作すると、荷重検出器がリニアガ
イドに案内され回転軸の軸長方向に移動し、この荷重検
出器に継手を介して接続される回転軸が軸長方向に移動
される。
【0017】また、制御器により、モータのロータとス
テータとの間の軸長方向の相対位置関係から回転軸の軸
長方向に作用する磁気吸引力が求められ、加圧器による
回転軸への負荷が所定の値に制御される。すなわち、一
般に、図5に示すように、ステータ2とロータ1の磁気
バランスがとれた状態より、軸長方向に相対的な位置ず
れが生じたときには、軸長方向に磁気吸引力が発生す
る。
【0018】ここで、位置ずれをxm、軸長方向の磁気
吸引力をFkgfとすると、軸長方向の磁気吸引力Fは
次式によって求めることができる。 F=(−1/4)(dP/dx)(δkc /μ02 ×(P0 /PX2 (Bmax2/9.8) ・・・(1) ここで、dP/dxはパーミアンスの変化率:H/m P0 はx=0のときのパーミアンス:H PX はxのときのパーミアンス:H δはエアギャップ:m kc はカータ係数 μ0 は空気の透磁率:μ0 =4π×10-7 Bmax はx=0のときのエアギャップ最大磁束密度:T である。
【0019】一方、xだけずれたときのパーミアンスP
X は次式で求められる。 Px =P1 +2P2 =μ0 ×D(4 log(1+(πx/2δkc )) +(π(LC −2x)/δkc )) ・・・(2) ここで、LCは磁石(ロータ1)の軸方向の長さ:m Dはギャップの平均径:m である。
【0020】さらに、パーミアンスの変化率dP/dx
は次式で求められる。 dP/dx=(dP1 /dx)+2(dP2 /dx) =(2μ0 Dπ/δkc ) ×((1/(1+(πx/2δkc )))−1)・・・(3) ここで、(1)式に、(2)式および(3)式で求めた
値を代入すれば、位置ずれxによる磁気吸引力Fを求め
ることができる。
【0021】請求項2の研磨ヘッドでは、制御器の磁気
吸引力推定手段により、移動検出器で検出された回転軸
の軸長方向への移動量に基づいてモータのロータとステ
ータとの間の軸長方向の磁気吸引力が求められる。そし
て、演算手段により、加工に必要な研磨面での荷重と、
荷重検出器で測定された荷重と、磁気吸引力推定手段で
求められた磁気吸引力と、回転軸およびこの回転軸に固
定される部材の重量に基づいて加圧器による回転軸への
負荷が演算され、この演算された負荷になるように加圧
器が制御される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて詳細
に説明する。図1は、本発明の研磨ヘッドの一実施形態
を示すもので、この研磨ヘッドは、研磨軸部81,荷重
検出部83および荷重制御部85により主体部分が構成
されている。
【0023】研磨軸部81は、先端に研磨工具87が装
着される回転軸89を有している。この回転軸89は、
ハウジング91の中央を貫通して配置され、上下を空気
軸受93,95により支持されている。空気軸受93,
95には、空気供給源97が、フィルタ99および配管
101,103を介して接続されている。
【0024】回転軸89の中央には、モータ105のロ
ータ107が固定され、ロータ107の回りにステータ
109が配置されている。このモータ105は、ロータ
107が永久磁石により、ステータ109が電磁石によ
り構成されるブラシレスのモータであり、制御器111
に接続することによりACサーボモータを構成してい
る。
【0025】なお、モータ105の使用回転数の範囲は
10〜100rpmである。回転軸89の上部には、光
電式のロータリーエンコーダからなる回転検出器113
が配置されている。荷重検出部83は、筺体115内に
配置され、ロードセルからなる荷重検出器117を有し
ている。
【0026】荷重検出器117は、回転軸89の上端に
配置される流体継手119に連結されている。また、荷
重検出器117は、クロスローラガイドからなるリニア
ガイド121により上下方向に移動自在に案内されてい
る。
【0027】リニアガイド121は、テーブル122上
に固定されている。このテーブル122には、荷重検出
器117の移動量、すなわち回転軸89の軸長方向の移
動量を検出するための光電式のリニアエンコーダからな
る移動検出器124が配置されている。荷重制御部85
は、筺体115の上部に配置され、空気圧シリンダから
なる加圧器123を有している。
【0028】加圧器123は、ハウジング125を介し
て筺体115に固定され、ピストンロッド123aが荷
重検出器117に連結されている。加圧器123には、
空気供給源97が、制御弁127および配管129,1
31を介して接続されている。なお、制御弁127に供
給される空気圧は、4kgf/cm2 であるが、空気圧
シリンダからなる加圧器123には、制御弁127によ
って必要圧に制御された空気が供給される。
【0029】図1において符号111は制御器を示して
いる。この制御器111は、荷重検出器117からの荷
重信号、移動検出器124で検出された荷重検出器11
7の移動信号、および回転検出器113からの回転軸8
9の回転信号を入力する。そして、これ等の信号に基づ
いて、制御弁127およびモータ105の回転数を制御
する。
【0030】図2は、制御器111の荷重制御部分のブ
ロック図であり、磁気吸引力推定手段133は、移動検
出器124からの信号を入力し、荷重検出器117の移
動量、すなわち、回転軸89の軸長方向の移動量を求
め、この値に基づいてモータ105のロータ107とス
テータ109との間の軸長方向の磁気吸引力を求める。
すなわち、この磁気吸引力推定手段133には、予め、
図5に示したような位置ずれxと磁気吸引力Fとの関係
が、実験あるいは計算によりを求められテーブルデータ
として記憶されており、現在の回転軸89の軸長方向の
移動量に基づいて、現在のモータ105のロータ107
とステータ109との間の軸長方向の磁気吸引力Fが求
められる。
【0031】このようにして求められた磁気吸引力F
は、演算手段135に出力される。そして、演算手段1
35により、加工に必要な研磨面での荷重と、荷重検出
器117で測定された荷重と、磁気吸引力推定手段13
3で求められた磁気吸引力Fと、回転軸89およびこの
回転軸89に固定される部材の重量に基づいて加圧器1
23による回転軸89への負荷が演算され、この演算さ
れた負荷になるように加圧器123が制御される。
【0032】すなわち、回転軸89およびこの回転軸8
9に固定される研磨工具87等の部材の自重をMkg
f、加圧器123による荷重をWkgf、荷重検出器1
17での検出値をSkgf、および研磨面で必要な実際
の加工荷重をRkgfとすると、 R=W+M−F ・・・(4) であり、また、W=Sであるから R=S+M−F ・・・(5) である。
【0033】ここで、磁気吸引力Fは、回転軸89の移
動とともに変化するので、加工に必要な研磨面での荷重
Rを得るためには、加圧器123による荷重Wを変化さ
せる必要があり、従って、この実施形態では、荷重検出
器117の検出値Sが演算に使用される。すなわち、演
算手段は、上述した式(5)に基づいて演算を行い、加
圧器123による回転軸89への必要負荷を演算する。
【0034】そして、この演算された値は、制御手段1
37に出力され、加圧器123の負荷が演算された値に
なるように制御弁127が制御される。上述した研磨ヘ
ッドでは、回転軸89に固定されるロータ107とロー
タ107の回りに非接触で配置されるステータ109と
からなるモータ105を駆動すると、空気軸受93,9
5に支持される回転軸89が回転され、研磨工具87が
回転される。
【0035】一方、加圧器123を動作すると、荷重検
出器117がリニアガイド121に案内され回転軸89
の軸長方向に移動し、この荷重検出器117に流体継手
119を介して接続される回転軸89が軸長方向に移動
される。そして、上述した研磨ヘッドを用いての加工物
の研磨は以下述べるようにして行われる。
【0036】先ず、研磨装置の図示しない移動手段によ
り、研磨ヘッドが加工位置の真上に位置される。次に、
上記移動手段により研磨ヘッドが加工物に接触する直前
まで下げられる。この後、荷重検出器117が所定の値
を示すまで、加圧器123により回転軸89が押し下げ
られ、研磨工具87が加工物に押し当てられる。
【0037】そして、荷重検出器117が所定の値を示
した位置で回転軸89の押し下げが停止され、モータ1
05の駆動により回転軸89および研磨工具87が回転
され研磨加工が開始される。なお、必要な研磨除去量を
得るために、予め、研磨荷重に対しての適正な加工時間
が計算により求められており、この時間だけ研磨加工が
行われる。
【0038】以上のように構成された研磨ヘッドでは、
制御器111により、モータ105のロータ107とス
テータ109との間の軸長方向の相対位置関係から回転
軸89の軸長方向に作用する磁気吸引力Fを求め、加圧
器123による回転軸89への負荷を所定の値に制御す
るようにしたので、モータ105のロータ107とステ
ータ109との相対移動により磁気吸引力Fの大きさが
変化した場合にも安定した研磨荷重を得ることができ
る。
【0039】従って、より精度の高い研磨加工が可能に
なる。また、上述した研磨ヘッドでは、制御器111の
磁気吸引力推定手段133により、モータ105のロー
タ107とステータ109との間の軸長方向の磁気吸引
力Fを求め、この磁気吸引力Fを考慮して加圧器123
による回転軸89への負荷を演算手段135により演算
するようにしたので、容易,確実に安定した研磨荷重を
得ることができる。
【0040】なお、上述した実施形態では、加圧器12
3に空気圧シリンダを用いた例について説明したが、本
発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、荷重
検出器117による値を制御器111に戻して低荷重の
制御ができるものであれば良く、油等の圧力を利用した
流体圧シリンダ、あるいは電気により駆動力を発生する
電歪素子、ボイスコイルモータ等でも良い。
【0041】また、この加圧器123には、制御できる
荷重範囲が1×10-2〜1kgfで、荷重精度が設定荷
重の±5%以内のものが望ましい。さらに、上述した実
施形態では、荷重検出器117の移動を移動検出器12
4により検出し、回転軸89の軸長方向の移動量を求め
た例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限
定されるものではなく、移動検出器をモータに直接組み
込んでも良い。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように請求項1の研磨ヘッド
では、制御器により、モータのロータとステータとの間
の軸長方向の相対位置関係から回転軸の軸長方向に作用
する磁気吸引力を求め、加圧器による回転軸への負荷を
所定の値に制御するようにしたので、モータのロータと
ステータとの相対移動により磁気吸引力の大きさが変化
した場合にも安定した研磨荷重を得ることができる。
【0043】従って、より精度の高い研磨加工が可能に
なる。請求項2の研磨ヘッドでは、制御器の磁気吸引力
推定手段により、モータのロータとステータとの間の軸
長方向の磁気吸引力を求め、この磁気吸引力を考慮して
加圧器による回転軸への負荷を演算手段により演算する
ようにしたので、容易,確実に安定した研磨荷重を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研磨ヘッドの一実施形態を示す断面図
である。
【図2】図1の制御器の荷重制御部分を示すブロック図
である。
【図3】従来の研磨ヘッドの一例を示す断面図である。
【図4】従来の研磨ヘッドの他の例を示す断面図であ
る。
【図5】モータのロータとステータとの長さが等しい場
合にロータとステータとの位置ずれによって生じる磁気
吸引力Fと位置ずれxとの関係を示す説明図である。
【符号の説明】
87 研磨工具 89 回転軸 93,95 空気軸受 105 モータ 107 ロータ 109 ステータ 111 制御器 113 回転検出器 117 荷重検出器 119 流体継手 121 リニアガイド 123 加圧器 124 移動検出器 133 磁気吸引力推定手段 135 演算手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に研磨工具が固着される回転軸と、 前記回転軸を軸長方向に移動可能に支持する流体軸受
    と、 前記回転軸に固定されるロータと前記ロータの回りに非
    接触で配置されるステータとを有するモータと、 前記回転軸の他端に取り付けられた継手を介して前記回
    転軸に接続される荷重検出器と、 前記荷重検出器を前記回転軸の軸長方向に案内するリニ
    アガイドと、 前記回転軸の軸長方向への移動量を検出する移動検出器
    と、 前記荷重検出器を介して前記回転軸に負荷を与える加圧
    器と、 前記モータのロータとステータとの間の軸長方向の相対
    位置関係から前記回転軸の軸長方向に作用する磁気吸引
    力を求め前記加圧器による前記回転軸への負荷を制御す
    る制御器と、を備えてなることを特徴とする研磨ヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の研磨ヘッドにおいて、 前記制御器は、 前記移動検出器で検出された前記回転軸の軸長方向への
    移動量に基づいて前記モータのロータとステータとの間
    の軸長方向の磁気吸引力を求める磁気吸引力推定手段
    と、 加工に必要な研磨面での荷重と、前記荷重検出器で測定
    された荷重と、前記磁気吸引力推定手段で求められた磁
    気吸引力と、前記回転軸およびこの回転軸に固定される
    部材の重量に基づいて前記加圧器による前記回転軸への
    負荷を演算する演算手段と、を備えてなることを特徴と
    する研磨ヘッド。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010172976A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Nikon Corp 研磨装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010172976A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Nikon Corp 研磨装置

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