JPH09322084A - デジタル放送用受信機 - Google Patents

デジタル放送用受信機

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JPH09322084A
JPH09322084A JP8139057A JP13905796A JPH09322084A JP H09322084 A JPH09322084 A JP H09322084A JP 8139057 A JP8139057 A JP 8139057A JP 13905796 A JP13905796 A JP 13905796A JP H09322084 A JPH09322084 A JP H09322084A
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 番組内容まで自動的に確認して放送チャンネ
ルを選択し容易に確実に選局できるデジタル放送用受信
機を提供することである。 【解決手段】 PLLシンセサイザ部7が発振周波数を
変化させて周波数変換部3に入力する第1IF信号の受
信帯域の一端から掃引を開始した後、放送波を受けた
際、制御部6は、伝送路復号部4からAFT信号を受け
て掃引を停止させ、発振周波数情報を受けると共に、出
力端のデジタル多重復号部5からPSI情報を受け、発
振周波数情報とPSI情報に含まれる受信周波数情報お
よび番組情報とを組み合わせて対応表15を作成し記憶
部8に格納する手順を受信帯域の終端まで繰り返す。番
組選択指示があった際には、制御部6が、記憶部8の対
応表15を検索して発振周波数情報をPLLシンセサイ
ザ部7へ、また番組情報をデジタル多重復号部5へ送っ
て、指示された番組を確実な選局により受けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信衛星放送およ
びTV(Television)放送に対応するデジタル放送用受
信機に関し、特に、MPEG(Moving Picture Expert
Group )により提案されている動画圧縮の一つの規格で
あるMPEG多重方式において番組内容まで自動的に確
認して放送チャンネルを選択し容易に確実に選局できる
デジタル放送用受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のデジタル放送用受信機で
は、例えば、CS(Communications Satellit )衛星放
送を受信する場合、衛星放送用の12GHz帯の電波を
受けて1GHz帯の第1中間周波信号に変換するコンバ
ータが機種によって異なる第1局部発振周波数を有する
ため、受信機に予め設定されている周波数に対してコン
バータが出力する第1中間周波信号の周波数が相違して
も、相違する部分を自動調整して受けた放送波から選局
できる技術が提案されている。
【0003】まず、このコンバータの問題について図4
を参照して説明する。
【0004】衛星放送用の12GHz帯の電波はアンテ
ナ1内のコンバータ2により1GHz帯の周波数を有す
る第1中間周波信号に変換され、この第1中間周波信号
を、周波数変換部22が第2局部発振部28から第2局
部発振周波数を受けて第2中間周波信号に変換してい
る。第2局部発振部28はチャンネルに対応する第2局
部発振周波数を選局毎にPLL(Phase-Locked Loop )
シンセサイザ等により発生している。
【0005】衛星放送受信用のコンバータにより発生さ
れる第1局部発振周波数には、主なものでも11.3G
Hz、11.2GHz、11.3GHz等の周波数が存
在し、第1局部発振周波数はコンバータの機種により相
違している。
【0006】第1中間周波信号は、12GHz帯の電波
から第1局部発振周波数を減じた値の周波数でコンバー
タ2から出力されるため、同じ衛星の同じチャンネルで
も異なる第1局部発振周波数を出力するコンバータ2に
対応して全く異なる周波数となってしまう。
【0007】このため、デジタル放送用受信機を設置す
る際には、コンバータ2の第1局部発振周波数に応じて
第2局部発振周波数を調整している。
【0008】この問題を解決する技術が、例えば、特開
平6−22234号公報に記載されている。この放送受
信機について図4を参照して説明する。
【0009】アンテナ1およびコンバータ2を介して受
けた放送波は第1中間周波増幅部21、周波数変換部2
2、第2中間周波増幅部23および復調部24によりベ
ースバンド信号に変換されて出力される。
【0010】一方、第1局部発振周波数とすべてのチャ
ンネルそれぞれとの組み合わせに対して、復調部24を
介して第2中間周波数信号から、周波数オフセット検出
部25がオフセット周波数、信号有無判定部26が信号
の有無、それぞれを検出し、これらの情報を制御部27
が受けて記憶部28に記憶すると共にテーブルに作成す
る。制御部27は、このテーブルから正しい第1局部発
振周波数を判定し、この第1局部発振周波数をレジスタ
に書き込み、判定された第1局部発振周波数に対応する
第2局部発振周波数の配列を記憶部28に記憶する。以
後、選局動作はこの第2局部発振周波数により行なわれ
る。
【0011】具体的には、まず、3種類の第1局部発振
周波数データと1種類のチャンネルデータとを記憶して
おき、これらを組み合わせたすべてのパターンにおいて
第1局部発振周波数の偏差を微同調データとして記憶す
る。ついで、記憶された微同調データから同一偏差の微
同調で受信でき、かつ、より多くのチャネルを受信でき
た第1局部発振周波数を採用して正しいと判定する。以
後、この第1局部発振周波数に対応して別途記憶された
第2局部発振周波数データにより選局動作が行なわれ
る。
【0012】一方、別の技術が、例えば、特開平5−3
15895号公報に記載されている。ここに開示されて
いる受信機では、微同調を簡略化する目的のために、1
つのチャンネルの放送周波数を受信した際に微同調周波
数が記憶され、この微同調周波数が次に選局する際の周
波数データに付加されている。
【0013】更に、別の技術が、例えば、特開平5−1
99526号公報に記載されている。ここに開示されて
いる受信機では、コンバータの第1局部発振周波数を自
動認識する目的のために、5種類の第1局部発振周波数
に対応した第1中間周波データと複数の衛星の放送周波
数をすべて組み合わせたパターンを記憶し、このパター
ンのすべてで受信を行ない、この結果、規定の微同調周
波数の範囲内で受信できる第1局部発振周波数を自動的
に採用している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のデジタ
ル放送用受信機には、下記の問題点がある。
【0015】第1の問題点は、周波数オフセット等によ
る微同調周波数で、誤った放送チャネルを受信する機会
があることである。
【0016】その理由は、例えば、放送されている番組
が第1チャンネルにもかかわらず第2局部発振周波数の
テーブルで第2チャンネルを選定する機会があり、この
場合、番組の確認がないからである。
【0017】第2の問題点は、微同調による自動認識が
できず、放送波受信の際に手動で手間をかけて調整する
機会があることである。
【0018】その理由は、予め登録された周波数で受信
を試みて受信の可・不可および補正量により微同調周波
数を選定しているが、受信機に登録されていない第1局
部発振周波数を有するコンバータに接続される場合、登
録外の周波数のため、この周波数が受信できず、したが
って該当チャンネルなしと判断されるからである。
【0019】第3の問題点は、誤ったテーブルが選定さ
れ、放送チャンネル受信の際に手動で手間をかける機会
があることである。
【0020】その理由は、予め登録された周波数で受信
を試みて受信の可・不可および補正量により微同調周波
数を選定しているが、第1局部発振周波数がずれている
コンバータに接続された場合、他の近い第1局部発振周
波数を有するコンバータと誤認され、正しいテーブルが
選定されず、受信できない放送チャンネルが生じるから
である。
【0021】また、第4の問題点は、設置された際に使
用されないチャンネルデータを記憶部に有しており、記
憶領域を無駄に使用していることであるその理由は、一
つの装置で複数の異なる第1局部発振周波数を有するコ
ンバータの自動認識に対応できるような汎用化が図られ
ており、使用される以外の第1局部発振周波数に対する
データを有しているからである。
【0022】本発明の課題は、コンバータの第1局部発
振周波数が不明であってもこの第1局部発振周波数に対
する放送チャンネルおよび番組情報の対応テーブルが自
動的に作成できると共に、これにより作成された以外の
第1局部発振周波数に対するデータを対応テーブルから
削除できるデジタル放送用受信機を提供することであ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明によるデジタル放
送用受信機は、PLLシンセサイザと、該PLLシンセ
サイザの局部発振周波数を変化させアンテナを介して受
けた放送波を前記局部周波数帯域内で順次掃引して放送
波を検出する放送波検出手段と、検出した放送波から読
み出した放送周波数情報および番組情報、ならびに放送
波を受信した際の前記PLLシンセサイザの局部発振周
波数情報を組み合わせすべての放送チャンネルに対する
放送周波数および番組情報、ならびに前記局部発振周波
数の受信周波数リストを対応表として作成し記憶する対
応表作成手段とを備えている。
【0024】更に、本発明によるデジタル放送用受信機
は、番組の選択指定を受けた際に、記憶された前記対応
表内の番組情報と照合し対応する局部発振周波数を読み
出し該局部発振周波数によりPLLシンセサイザへ指示
して放送チャンネルの選択を行なうチャンネル選択手段
を備えている。
【0025】上記を具体化したデジタル放送用受信機
は、掃引指示を受け放送波帯域の周波数を変化させて発
振し出力すると共にAFT(Automatic Frequency Tuni
ng)信号を受けた際に発振周波数の変化を停止して発振
周波数情報を出力するPLLシンセサイザ部と、アンテ
ナおよびコンバータを介して受けた放送波の第1中間周
波信号を該第1中間周波信号の周波数と前記PLLシン
セサイザ部から受けた発振周波数と一致した際に第2中
間周波信号として出力する周波数変換部と、該周波数変
換部から出力された第2中間周波信号を復調して前記A
FT信号を出力すると共に復号してトランスポートスト
リームを出力する伝送路復号部と、前記トランスポート
ストリームから受信選択用の制御信号を抽出して出力す
るデジタル多重復号部と、前記PLLシンセサイザ部に
掃引指示を送る一方で前記AFT信号を受けた際に掃引
指示を停止して前記制御信号を受け、制御信号に含まれ
る番組情報および放送周波数情報に前記PLLシンセサ
イザ部から受けた発振周波数情報を組み合わせて放送チ
ャンネルの放送周波数、番組情報、および発振周波数の
対応表を作成して記憶する制御部とを備えている。
【0026】更に、制御部は、番組の選択指定を受けた
際、記憶された前記対応表内の番組情報と照合し、対応
する発振周波数情報から発振周波数を読み出し、該発振
周波数により前記PLLシンセサイザ部へ該発振周波数
の出力を指示している。
【0027】すなわち、上記手段は、いずれの機種のコ
ンバータに対しても、接続した際に、そのコンバータに
対応したすべての受信帯域にわたって掃引し受けた放送
チャンネルごとに番組情報を得て、放送チャンネルを選
択する局部発振周波数と番組情報との対応表を自動的に
作成し記憶している。
【0028】したがって、上記手段は、番組を含む対応
表により番組が入れ替わったような誤った放送チャネル
を受けず、また、接続したコンバータの局部発振周波数
とは無関係なのでコンバータの局部発振周波数を予め登
録せず、特にコンバータの複数機種に対するテーブルを
有しておらず、更に、対応したすべての受信帯域にわた
って掃引するので受信できない放送チャンネルを生じな
いうえ、接続した際に、接続したコンバータに対しての
み対応表を自動的に作成するので使用しない放送チャネ
ルのデータを記憶していない。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0030】図1は本発明の実施の一形態を示す機能ブ
ロック図である。図1に示されたデジタル放送用受信機
では、放送波をアンテナ1からコンバータ2を介して第
1中間周波信号(以後、IF信号と呼ぶ)により受ける
周波数変換部3のほかに、伝送路復号部4、デジタル多
重復号部5、制御部6、PLLシンセサイザ部7、およ
び記憶部8が備えられ、デジタル多重復号部5から映像
ストリームおよび音声ストリームが出力されているもの
とする。
【0031】また、伝送路復号部4は、IQ(In-phase
/Quarter-phase)復調部11、QPSK(Quaternary
Phase-Shift Keying)復調部12、ビタビ復号(Viterb
i decoding)部13、およびリードソロモン復号(Reed
-Solomon decoding)部14を備え、記憶部8は対応表1
5の格納領域を有しているものとする。
【0032】従来と相違する点は、MPEG多重方式を
用いたデジタル放送用受信機において、放送波を受ける
周波数変換部3に局部発振周波数を供給するPLLシン
セサイザ部7が、制御部6の制御を受け、放送波の受信
帯域の一端から終端まで掃引し、放送波の周波数と一致
して所定のレベル以上の受信周波数を得た際に、周波数
変換部3から出力された第2中間周波信号から得られる
AFT(Automatic Frequency Tuning)信号により逐次
停止し、制御部7が第2IF信号に含まれる受信選択用
の制御信号から番組情報等を得てその時点での局部発振
周波数情報を加えて対応表15に作成することである。
【0033】AFT信号は第2IF信号を入力するIQ
復調部11から得られる。
【0034】一方、MPEG多重方式を用いたデジタル
放送では、放送波の信号の中に映像信号および音声信号
の他に受信選択用の制御信号のPSI(Programme Spec
ificInformation)信号が多重されている。
【0035】このPSI信号は、アンテナ1から受けた
第1IF信号をPLLシンセサイザを用いて第2IF信
号に周波数変換し、伝送路復号部4のIQ復調部11、
QPSK復調部12、ビタビ復号部13、およびリード
ソロモン復号部14を介して得られるMPEG多重方式
で規定されたトランスポートストリームをデジタル多重
復号部5で復号した信号の中から得られる。
【0036】このPSI信号には、衛星選択用信号およ
びプログラム選択用信号が含まれており、いずれかの放
送波を受けることで他の放送波の選択用信号まで検索す
ることができる。
【0037】衛星選択用信号として、図2(A)に示さ
れているNIT情報があり、NIT情報には、放送局
(放送チャンネル)毎の衛星周波数および偏波面の区別
が含まれている。また、プログラム選択用信号としては
図2(B)に示されているPAT情報および図2(C)
に示されているPMT情報があり、図示されるように、
PAT情報には一つのNIT情報毎にNIT番号に対し
て放送局で設定された番組の番号、および番組毎のPM
T情報の個別番号一覧が含まれ、PMT情報にはPAT
情報毎の映像および音声に関する番組情報が含まれてい
る。
【0038】記憶部8に格納される対応表15は、図3
に示されるように、図2で示されるPSI信号にPLL
シンセサイザ部7の局部発振周波数をPLLデータとし
て加えて、放送局(放送チャンネル、放送周波数)毎、
番組毎に順次作成されるものとする。
【0039】次に、図1から図3までに図4を併せ参照
して、制御部6を中心にした対応表の自動作成手順につ
いて説明する。
【0040】まず、制御部6が、PLLシンセサイザ部
7へ掃引開始を指示して(手順S101)、伝送路復号
部4から受けるAFT信号を待つ(手順S102)。掃
引開始の指示を受けたPLLシンセサイザ部7は放送波
の受信帯域の一端から掃引を開始する。
【0041】一方、周波数変換部3は、アンテナ1およ
びコンバータ2を介して受けている放送波の周波数と、
PLLシンセサイザ部7から受ける局部発振周波数とが
一致した際、放送波を第2IF信号に変換して伝送路復
号部4へ送る。伝送路復号部4は、IQ復調部11で放
送波を自動同調受信した際にAFT信号を生成して制御
部6およびPLLシンセサイザ部7へ送る。
【0042】制御部6は、AFT信号をIQ復調部11
から受けた際(手順S102のYES)、PLLシンセ
サイザ部7へ掃引停止を指示する(手順S103)。P
LLシンセサイザ部7は、IQ復調部11からAFT信
号を受けると共に制御部6から掃引停止の指示を受ける
ので、局部発振周波数の掃引を停止して局部発振周波数
を含む周波数情報を制御部へ送る。
【0043】制御部6は、PLLシンセサイザ部7から
受けた周波数情報を記憶する(手順S104)。
【0044】一方、第2IF信号は伝送路復号部4を介
してデジタル多重復号部5へトランスポートストリーム
として出力され、デジタル多重復号部5がトランスポー
トストリームからPSI信号を抽出して制御部6へ送
る。
【0045】制御部6は、デジタル多重復号部5からP
SI信号に含まれるNIT情報、PAT情報、およびP
MT情報を受付け(手順S105)、図3に示されるよ
うな番組情報および受信周波数等の対応表を作成する
(手順S106)と共に、手順S104でPLLシンセ
サイザ部7から受けた発振中の局部発振周波数を含む周
波数情報をPLLデータとして対応表に記録する(手順
S107)。
【0046】次いで、制御部6は作成して記憶した対応
表15を記憶部8に格納する(手順S108)と共に、
PLLシンセサイザ部7へ掃引の再開を指示して(手順
S109)、IQ復調部11からAFT信号を受け付け
る手順S102に戻る。
【0047】手順S102が“NO”でAFT信号の受
け付けを待っている間、制御部6は掃引する受信帯域が
終端に達したことを周波数情報としてPLLシンセサイ
ザ部7から受けた場合(手順S110のYES)、対応
表の作成手順を終了する。
【0048】このように自動的に作成され、記憶部8に
格納された対応表15は、制御部6が操作者から番組の
選択指示を受けた際、制御部6により参照される。制御
部6は、受けた番組番号に基づいて対応表15からPL
Lデータおよび番組情報を索引し、PLLデータに基づ
く局部発振周波数をPLLシンセサイザ部7に指示して
周波数変換部3により求める放送波(放送チャンネル)
が選択され、一方、映像および音声に関する番組情報を
デジタル多重復号部5へ送る。デジタル多重復号部5は
伝送路復号部4から入力したトランスポートストリーム
に対して映像信号と音声信号との選別を行なう。
【0049】上記説明では、伝送路復号部およびデジタ
ル多重復号部としてMPEG多重方式に対応した構成を
図示したが、他の方式でも、AFT信号が生成され、か
つ必要な番組情報が含まれる放送波が使用されるなら
ば、放送波の自動掃引および放送波からこれら必要な情
報を抽出して対応表を自動作成して格納できるので、本
機能が発揮できる。
【0050】また、上記説明では、手順において、周波
数情報の受付けに次いでPAT情報を受付けているが、
他の順序でもよい。
【0051】このように、本発明を図示して説明した
が、機能の分離、併合、配分等または手順の前後入替
え、平行動作等は上記機能を満たす限り自由であり、上
記説明が本発明を限定するものではない。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
記の効果を得ることができる。
【0053】第1の効果は、番組の放送周波数が入れ替
わっていても誤って受信することがないことである。
【0054】その理由は、受信周波数が番組情報と組み
合わされて対応表に作成されており、この対応表に基づ
いて番組が選択指示されかつ放送波の選択により選局さ
れているからである。
【0055】第2の効果は、いずれの機種のコンバータ
にでも接続して、自動的に放送チャンネルを設定できる
ことである。
【0056】その理由は、放送波のすべての受信帯域を
掃引し検索して放送波の受信データを対応表に作成する
ため、コンバータに含まれる第1局部発振周波数のデー
タが不要になるからである。
【0057】第3の効果は、自動的に放送チャンネルの
設定を行なう場合でも、受信不能な放送チャンネルを生
じないことである。したがって、手間のかかる手動受信
を回避することができる。
【0058】その理由は、周波数テーブルを予め用意す
ることなく受信帯域のすべてにわたって放送波を検索す
るため、設定される放送チャンネルに抜けが発生しない
からである。
【0059】第4の効果は、格納される放送チャンネル
のデータ量を必要量だけとして、記憶部の記憶領域を有
効に使用できることである。
【0060】その理由は、装置を設置する際に、受信し
た放送波から受信周波数に対する番組情報等の対応表を
作成するため、接続中以外の機種のコンバータを想定し
た放送チャンネルのためのデータ量は不要であり、ま
た、受信した放送波からのみ自動的に作成するため、使
用しない放送チャンネルのデータが発生しないからであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す機能ブロック図で
ある。
【図2】本発明の実施の一形態を示す番組情報の説明図
である。
【図3】本発明の実施の一形態を示す対応表の説明図で
ある。
【図4】本発明の対応表作成手順の一形態を示す流れ図
である。
【図5】従来の一例を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 コンバータ 3 周波数変換部 4 伝送路復号部 5 デジタル多重復号部 6 制御部 7 PLLシンセサイザ部 8 記憶部 11 IQ復調部 12 QPSK復調部 13 ビタビ復号部 14 リードソロモン復号部 15 対応表

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PLL(Phase-Locked Loop )シンセサ
    イザと、該PLLシンセサイザの局部発振周波数を変化
    させアンテナを介して受けた放送波を前記局部周波数帯
    域内で順次掃引して放送波を検出する放送波検出手段
    と、検出した放送波から読み出した放送周波数情報およ
    び番組情報、ならびに放送波を受信した際の前記PLL
    シンセサイザの局部発振周波数情報を組み合わせすべて
    の放送チャンネルに対する放送周波数および番組情報、
    ならびに前記局部発振周波数の受信周波数リストを対応
    表として作成し記憶する対応表作成手段とを備えること
    を特徴とするデジタル放送用受信機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、更に、番組の選択指
    定を受けた際、記憶された前記対応表内の番組情報と照
    合し対応する局部発振周波数を読み出し該局部発振周波
    数によりPLLシンセサイザへ指示して放送チャンネル
    の選択を行なうチャンネル選択手段を備えることを特徴
    とするデジタル放送用受信機。
  3. 【請求項3】 掃引指示を受け放送波帯域の周波数を変
    化させて発振し出力すると共にAFT(Automatic Freq
    uency Tuning)信号を受けた際に発振周波数の変化を停
    止して発振周波数情報を出力するPLLシンセサイザ部
    と、アンテナおよびコンバータを介して受けた放送波の
    第1中間周波信号を該第1中間周波信号の周波数と前記
    PLLシンセサイザ部から受けた発振周波数と一致した
    際に第2中間周波信号として出力する周波数変換部と、
    該周波数変換部から出力された第2中間周波信号を復調
    して前記AFT信号を出力すると共に復号してトランス
    ポートストリームを出力する伝送路復号部と、前記トラ
    ンスポートストリームから受信選択用の制御信号を抽出
    して出力するデジタル多重復号部と、前記PLLシンセ
    サイザ部に掃引指示を送る一方で前記AFT信号を受け
    た際に掃引指示を停止して前記制御信号を受け制御信号
    に含まれる番組情報および放送周波数情報に前記PLL
    シンセサイザ部から受けた発振周波数情報を組み合わせ
    て放送チャンネルの放送周波数、番組情報および発振周
    波数の対応表を作成して記憶する制御部とを備えること
    を特徴とするデジタル放送用受信機。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記制御部は、番組
    の選択指定を受けた際、記憶された前記対応表内の番組
    情報と照合し、対応する発振周波数情報から発振周波数
    を読み出し該発振周波数により前記PLLシンセサイザ
    部へ該発振周波数の出力を指示することを特徴とするデ
    ジタル放送用受信機。
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