JPH09321798A - 通信速度制御方式 - Google Patents

通信速度制御方式

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JPH09321798A
JPH09321798A JP13202696A JP13202696A JPH09321798A JP H09321798 A JPH09321798 A JP H09321798A JP 13202696 A JP13202696 A JP 13202696A JP 13202696 A JP13202696 A JP 13202696A JP H09321798 A JPH09321798 A JP H09321798A
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JP
Japan
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measurement
packet
transmission delay
transmission
pattern
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JP13202696A
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English (en)
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Etsuo Yamada
越生 山田
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信網の負荷状況に応じて伝送情報量を制御
するための通信速度制御方式に関し、従来よりも簡便な
方法で負荷状況を測定可能とし、また負荷が小さくなっ
た時の負荷状況も定量的に測定可能とする。 【解決手段】 情報受信装置が、受信ビットレートと情
報送信装置側における情報符号化速度とを用いて情報の
伝送遅延を推定する手段1と、推定された伝送遅延が目
標範囲外となった時に適切な符号化速度を計算し、該計
算結果の符号化速度への変更を情報送信装置側に要求す
る手段2とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば動画像や音
声情報などの実時間連続情報を、LANなどのパケット
通信網を用いて伝送する通信システムにおいて、通信網
の状況に応じて伝送情報量を制御するための、通信シス
テムにおける通信速度制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の映像通信システムでは、ISDN
などの回線交換網が通信網として使用されることが多か
った。このような通信網を使用する場合には、通信帯域
は一定であり、端末間の通信スループットも一定とな
る。そこで映像データの送信側では、通信網の通信帯域
に合わせて一定速度で符号化データを出力すればよく、
通信速度の制御は比較的容易であった。
【0003】これに対して近年、例えばパソコンなどが
接続されたローカルエリアネットワーク(LAN)を用
いて、テレビ電話などの映像通信を行いたいという要求
が高まっている。
【0004】このようなLANなどを利用した通信シス
テムでは、通信網のトラヒックの大きさにより端末間の
通信スループットが変動するため、通信網の負荷の状態
に対応して、符号化速度を変更して通信を行う必要があ
る。
【0005】そのためには、端末間の通信スループット
の動的な変化を測定し、その測定結果にしたがって通信
速度を制御することになるが、ここで問題となるのは、
通信スループットの変動要因としての通信網の負荷の測
定方法である。
【0006】従来においては、通信網の負荷を表す量と
して伝送遅延を考えて、パケットに送信時刻情報を付加
した上で通信網に送り、受信端末でパケットの到着時刻
の間隔がどのように変化するかを測定し、更にその測定
結果を平均することにより伝送遅延を求めるという方法
がとられていた。本来通信網の負荷はマクロな量であ
り、このような量を測定するためにパケット間隔という
ミクロな量を測定する必要はないはずであるが、従来に
おいてはマクロな量を直接測定する代わりにミクロな量
の測定結果を平均することにより、マクロな量に変換す
るという方法がとられていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来におい
てはパケット間隔というミクロな量を測定し、更にその
測定結果を平均して伝送遅延を求めているために、通信
網の負荷を測定するのが面倒であるという問題点があっ
た。
【0008】また一般に負荷が小さくなれば当然伝送遅
延が小さくなり、ほとんど0となるが、更に通信網の負
荷が減少しても伝送遅延は0より小さくなることはな
く、したがって単に伝送遅延を測定するだけでは、通信
網の負荷がどの程度小さくなったかを定量的に知ること
はできないという問題点があった。
【0009】更に従来は受信側の端末で通信網の負荷を
測定していたために、送信側における符号化速度の変更
を要求するためには、受信端末から符号化速度の変更を
要求するパケットを送信側に送り、その変更要求を通知
する必要があるという問題点があった。
【0010】本発明は、パケットに送信時刻情報を付加
し、受信端末でパケットの到着時刻の間隔がどのように
変化するかを測定して伝送遅延を求めるという面倒な従
来の方法に比較して、より簡便な方法で伝送遅延を求
め、それによって通信網の負荷の状況を測定可能とする
ことを目的とする。本発明は他に、通信網の負荷が小さ
くなった時に、その負荷がどの程度小さくなったのか定
量的に測定可能とすることであり、更に他に、通信網の
負荷状況に応じた符号化速度の変更要求をパケットを用
いて送信側に送ることなく、自端末からの送信情報に対
する符号化速度を変更することにより、通信網の負荷状
況をより最適化することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明は第1の実
施例における通信速度制御方式の原理構成ブロック図で
ある。同図は符号化された情報を送信する情報送信装置
と、受信した情報を復号化して出力する情報受信装置
と、これらの装置を接続する通信網とからなる通信シス
テムにおける通信速度制御方式の原理構成ブロック図で
ある。
【0012】図1において、伝送遅延推定手段1は情報
受信装置側に備えられるものであり、情報の受信ビット
レートと情報送信装置側における情報符号化速度とを用
いて、情報の伝送遅延を推定するものである。
【0013】また符号化速度更新要求手段2も情報受信
装置側に設けられ、伝送遅延推定手段1によって推定さ
れた伝送遅延が目標範囲外になった時に、伝送遅延を目
標範囲内に収めるために適切な符号化速度を計算して、
その計算結果としての符号化速度への変更要求を情報送
信装置側に行うものである。
【0014】後述する第1の実施例では、ある時間、例
えば1秒間における平均受信ビットレートと、情報送信
装置側における符号化速度とを用いて、1ビットあたり
の平均の伝送遅延が求められる。そしてこの伝送遅延の
値が、例えばあらかじめ与えられる2つの閾値の間(目
標範囲)に収まるように、目標範囲外になった場合には
伝送遅延の値を目標範囲内に収めるために適切な符号化
速度が計算され、この符号化速度がパケットに格納され
て、通信網を介して情報送信装置側に伝送される。情報
送信装置側では、受け取ったパケットに格納されている
符号化速度変更要求にしたがって符号化速度を変更する
ことにより、受信側での伝送遅延が目標範囲内に収まる
ように通信が行われる。
【0015】図2は本発明の第2、および第3の実施例
における通信速度制御方式の原理構成ブロック図であ
る。このブロック図を用いて第2の実施例における原理
構成を説明する。
【0016】図2において、測定パターン発生手段3は
通信システムの情報送信装置側に備えられ、一周期内の
ある期間において大きく、それ以外の期間において小さ
な送信レートの値を有し、かつ一周期内の平均送信レー
トが指定された符号化速度に等しくなるような、周期的
な測定用送信パターンを発生するものである。測定パタ
ーン発生手段3は、例えば一周期内のある時間間隔では
最大ビットレートで送信を行い、残りの時間内にはまっ
たくデータを送信しないというようなパターンで、測定
用送信パターンを発生する。
【0017】微小時間伝送遅延推定手段4は情報受信装
置側に備えられ、送信装置側から送られた測定用送信パ
ターンの受信時において、前述の周期の値に一致する時
間内で受信ビットレートが所定の閾値以上、例えば0で
ない期間における平均受信ビットレートと、その周期の
値に一致する時間内の平均受信ビットレートとを用い
て、周期の値より短い微小時間に対応する伝送遅延を推
定するものである。
【0018】同様に情報受信装置側に備えられる符号化
速度更新要求手段2は、第1の実施例に対応する図1に
おけると同様に、推定された伝送遅延が目標範囲外とな
った時に、適切な符号化速度を計算し、その計算結果と
しての符号化速度への変更を情報送信装置側に要求する
ものである。
【0019】後述する第2の実施例においては、測定用
送信パターンの一周期T1の間で、時刻0から時刻τま
ではデータは最大ビットレートで、また時刻τから時刻
T1まではデータが送信されないようなパターンで、周
期的な測定用送信パターンが通信網を介して受信装置に
送られる。
【0020】受信装置側では、一周期内で受信ビットレ
ートが0でない期間における平均受信ビットレートと、
一周期内の平均受信ビットレートとが求められるが、受
信ビットレートが所定の閾値以上、例えば0でない期間
における平均受信ビットレートを精度よく求めるため
に、一周期の時間が例えば10等分されて、10等分さ
れた微小時間毎に受信ビットレートが計算される。
【0021】このような平均受信ビットレートを用いて
求められる微小時間伝送遅延は、第1の実施例における
伝送遅延とは異なって、ネットワークの負荷がどの程度
小さくなっているかを表すものであり、この微小時間伝
送遅延が負で、その絶対値が大きいほどネットワークの
負荷が小さくなっていることを示す。第2の実施例で
は、この微小時間伝送遅延がある2つの閾値の間に収ま
るように、符号化速度の変更が情報送信装置側に要求さ
れる。
【0022】図3は第4および第5の実施例における通
信速度制御方式の原理構成ブロック図である。このブロ
ック図を用いて第4の実施例における原理構成を説明す
る。図3において、情報送信装置側に備えられる測定パ
ターン発生手段3は、第2の実施例に対応する図2にお
ける測定パターン発生手段と同じものである。
【0023】情報受信装置側に備えられる伝送遅延推定
手段1は、第1の実施例に対応する図1におけると同じ
ものである。また微小時間伝送遅延推定手段は、第2の
実施例に対応する図2におけると同じものである。
【0024】情報受信装置側に備えられる符号化速度更
新要求手段2は、伝送遅延推定手段1の推定結果と微小
時間伝送遅延推定手段4の推定結果とに基づいて、輻輳
発生時には符号化速度を小さく、輻輳解消時には符号化
速度を大きくするように、符号化速度の変更を情報送信
装置側に要求するものである。
【0025】第4の実施例においては、第1の実施例と
第2の実施例とを組み合わせた動作が行われる。第1の
実施例はトラヒックが大きい時のビットレート制御に適
し、第2の実施例はトラヒックが小さい時のビットレー
ト制御に適しているため、両者を組み合わせることによ
り、よりよい通信速度制御が可能となる。また例えば送
信側からの測定用パターンが必要な場合だけ受信装置側
に送られる時には、そのような測定用パターンが送られ
る間においては第2の実施例の処理が行われ、それに対
して第1の実施例の処理は常に実行されることになる。
【0026】図4は第6の実施例における通信速度制御
方式の原理構成ブロック図である同図は、第1〜第5の
実施例と異なって、情報送受信端末が符号化された情報
を送信する情報送信装置と受信した情報を復号化して出
力する情報受信装置とをそれぞれ備え、複数の情報送受
信端末が相互に通信網によって接続された通信システム
における通信速度の制御が行われる。
【0027】図4において、情報送受信端末内の情報送
信装置に備えられる測定パターン発生手段3は、図2お
よび図3で説明したものと同じである。また情報受信装
置に備えられる微小時間伝送遅延推定手段4は、図2で
説明したものと同じである。同じく受信装置内に備えら
れる符号化速度更新要求手段2は、微小時間伝送遅延推
定手段4によって推定された微小時間伝送遅延が目標範
囲外となった時、適切な符号化速度を計算し、その計算
結果の符号化速度への変更を自端末内の情報送信装置に
要求するものである。
【0028】第6の実施例では、微小時間伝送遅延の推
定結果に基づいて、相手端末側に符号化速度の変更が要
求されるのではなく、自端末からのデータ送信速度、す
なわち符号化速度が変更されることになる。当然相手端
末側からの送信データの符号化速度は変更されないが、
微小時間伝送遅延の推定結果は通信網の負荷の状態を表
すものであり、例えば輻輳発生時には自端末からの通信
速度、すなわち符号化速度を小さくすることによって、
通信網における負荷の状態を適正化することが可能とな
る。
【0029】以上のように本発明によれば、通信網にお
ける負荷の状況を簡便に、かつ定量的に知ることが可能
となる。
【0030】
【発明の実施の形態】図5は本発明の第1の実施例にお
ける通信システムの構成ブロック図である。同図におい
てシステムは、情報を符号化し、例えばパケット化して
送信する情報送信装置11、送信されたパケット内の符
号化情報を復号化して出力する情報受信装置12、情報
送信装置11と情報受信装置12とを接続するパケット
通信網13から構成されている。
【0031】情報送信装置11は、動画像や音声のよう
な実時間連続情報の入力に用いられる、例えばカメラな
どの情報入力部14、入力情報を指定された符号化速度
で符号化する符号化部15、符号化された情報をパケッ
トに組み立て、パケット通信網13に出力する通信制御
部16を備えている。
【0032】情報部受信装置12は、パケット通信網1
3から受信したパケットを分解する通信制御部17、通
信制御部17から受け取った情報を復号化し、動画像情
報などにする復号化部18、動画像情報を出力する、例
えばテレビモニタなどの情報出力部19、通信制御部1
7において受信された信号のビットレート情報を基にし
て、伝送遅延を推定する伝送遅延推定部20、伝送遅延
推定部20によって推定された伝送遅延がある目標範囲
外となった時に、通信制御部17およびパケット通信網
13を介して、情報送信装置11側に符号化速度の変更
を要求する符号化速度更新要求部21を備えている。
【0033】図6は、第1の実施例において、情報送信
装置11が送信する情報のビットレートの時間変化例を
示す。Rは時刻0から時刻Tまでにおける送信ビットレ
ートの平均値である。ここでTの大きさは送信データの
性質によって変化する。送信ビットレートがほとんど変
動しない場合にはTを小さくすることができるが、動画
像を圧縮したデータのようにビットレートに変動がある
場合には、その変動の影響を小さくするためにTを大き
くとる必要がある。具体的な値としては、例えば1秒と
か2秒というような値が用いられる。
【0034】図7は情報受信装置12が受信する情報の
ビットレートの時間変化例である。時刻tは時刻0に情
報送信装置11から送信されたデータが情報受信装置1
2に到着する時刻であり、データの伝送に必要な物理的
な遅れ時間を表す。rは時刻tから時刻t+Tの間に受
信したビットレートの平均値である。
【0035】この時情報の1ビットあたりの平均の伝送
遅延は次式で与えられる。
【0036】
【数1】
【0037】具体例として簡単な値を用い、伝送すべき
データ量をD=200とし、R=20、r=10とする
と、送信を開始してから終了するまでにかかる時間TS
は、
【0038】
【数2】
【0039】となる。同様に受信側で受信の開始から終
了までにかかる時間Tr
【0040】
【数3】
【0041】となる。したがってDビットだけ伝送する
のに、全体として10秒遅れていることになる。1ビット
あたりでは伝送遅延は次式となる。
【0042】
【数4】
【0043】図6における送信装置側での平均ビットレ
ートRは、一般に情報送信装置11に対して指定された
符号化速度R0 と等しく、その値はパケット通信網13
の状態には依存しない。したがってRの値を測定するこ
となく、R0 で置き換えることができる。そこで伝送遅
延推定部20は次式を用いて伝送遅延を推定する。
【0044】
【数5】
【0045】図5の符号化速度更新要求部21は、伝送
遅延推定部20によって推定された伝送遅延を基にし
て、情報送信装置11内の符号化部15に対して要求す
る符号化速度を次のようにして計算する。まず、ある2
つの閾値δ1 、δ2 、および伝送遅延の目標値Kが設定
される。これらの値の間には次のような関係がある。
【0046】
【数6】
【0047】伝送遅延の値がδ1 より大きいか、または
δ2 より小さい時には、その値がKと等しくなるよう
に、情報送信装置11側における符号化速度R0 の変更
要求がなされる。すなわち要求される符号化速度は次式
で与えられる。
【0048】
【数7】
【0049】これによって輻輳が発生した時には符号化
速度が小さくなり、輻輳が解消した時には符号化速度が
大きくなるように制御が行われる。符号化速度更新要求
部21は、このようにして計算された符号化速度の要求
値を通信制御部17に渡し、その要求速度は通信制御部
17によってパケット化され、パケット通信網13を介
して情報送信装置12に伝達される。情報送信装置12
側では、このパケットを通信制御部16で分解し、符号
化部15に対してその要求速度を渡す。符号化部15は
符号化速度の値を要求値に変更する。
【0050】図8は第1の実施例における伝送遅延推定
部20の詳細処理フローチャートである。同図において
処理が開始されると、まずステップS1で図6、図7に
おける測定時間Tが設定され、ステップS2で閾値δ1
とδ2 、S3で目標伝送遅延Kの値が設定される。
【0051】その後、測定時間T内の受信データ量Dが
ステップS4で0に初期化され、ステップS5で測定開
始時刻、すなわち図7の時刻tが記憶され、ステップS
6で通信制御部17からのデータ受信通知、すなわち受
信データ量の通知があったか否かが判定される。
【0052】通知があった場合にはステップS7で受信
データ量Dに通知された受信データ量が加算された後
に、また受信データ量の通知がない場合にはステップS
7の処理を行うことなく、ステップS8の処理に移行す
る。ステップS8では、現在時刻と測定開始時刻との差
が測定時間T以上になったか否かが判定され、なってい
ない場合にはステップS6以降の処理が繰り返される。
【0053】ステップS8で現在時刻と測定開始時刻と
の差が測定時間Tに達した、すなわち測定時間Tが経過
したと判定された場合には、ステップS100で受信デ
ータ量Dが0であるか否かが判定され、0である場合に
は直ちに処理を終了する。
【0054】ここで直ちに処理を終了する理由は、後述
するように、Dの値が0でない場合には受信データ量D
を測定時間Tで割ることによりビットレートの平均値r
を求め、その値を用いて(2)式によって伝送遅延の推
定値が求められることになるが、Dが0である場合には
rの値が0となり、その結果伝送遅延の推定値が無限大
となってしまうためである。ネットワークの動作という
観点からD=0の意味を考えると、測定時間Tの間に受
信されたデータ量が0、すなわちネットワークからデー
タが全く受信されなかったことになり、ネットワークに
何らかの異常が発生したと考えることができ、そのため
に直ちに処理を終了する。
【0055】ステップS100でDが0でないと判定さ
れた場合には、ステップS9で受信データ量Dを測定時
間Tで割ることにより受信側でのビットレートの平均値
rが求められ、ステップS10でrと送信側における符
号化速度の値R0 を用いて1ビットあたりの平均の伝送
遅延Δt1 が計算され、ステップS11でその値が閾値
δ1 より大きいか、またはδ2 より小さいかが判定さ
れ、これらの条件が成立しない場合にはステップS4以
降の処理が繰り返される。
【0056】ステップS11で伝送遅延の値が目標値の
範囲外になったと判定された時には、ステップS12で
(3)式を用いて符号化速度の変更要求値が計算され、
ステップS13でその要求値が符号化速度更新要求部2
1に通知され、その後ステップS4以降の処理が繰り返
される。
【0057】図9は符号化速度更新要求部21の処理フ
ローチャートである。同図において処理が開始される
と、ステップS15で伝送遅延推定部20から要求され
た符号化速度の要求値R0 が通信制御部17に通知され
て、処理を終了する。
【0058】図10は第2の実施例における通信システ
ムの構成ブロック図である。同図を第1の実施例に対す
る図5と比較すると、情報送信装置11側の通信制御部
16の内部に測定パターン発生部22が設けられている
点と、情報受信装置12側で伝送遅延推定部20に代わ
って微小時間伝送遅延推定部23が設けられている点が
異なっている。更に後述するように符号化速度更新要求
部21による処理が異なる。
【0059】情報送信装置11側の通信制御部16内に
設けられる測定用パターン発生部は、図11に示される
ような測定用送信パターンを周期的に発生し、通信制御
部16はその送信パターンにしたがってパケットを組み
立て、そのパケットをパケット通信網13に送り出す。
【0060】図11の測定用送信パターンは、時刻0か
ら時刻τまではデータが最大ビットレートRmax で送信
され、時刻τから時刻T1 まではデータが送信されない
形式のパターンであり、かつ時刻0から時刻T1 までの
送信ビットレートを平均すると、送信側で指定されてい
る符号化速度R0 に等しくなる。すなわち次式が成立す
る。
【0061】τ・Rmax =R0 ・T1 (4) 最大ビットレートRmax としては、例えば通信網によっ
て決まる最大のビットレート、通信網で用いられている
動画像符号化方式において使用できる最大ビットレー
ト、あるいは良好な通信状態において通信網で目標とさ
れるビットレートなどの値が用いられる。
【0062】情報受信装置12の内部の微小時間伝送遅
延推定部23は、次式を用いて微小時間伝送遅延Δt2
を推定する。
【0063】
【数8】
【0064】図7と同様に、時刻0において情報送信装
置11の側から送信されたデータが情報受信装置12に
よって受信され始める時刻をtとし、tと測定用送信パ
ターンの周期T1 との和t+T1 までの、時刻tからの
受信ビットレートの平均値をr、時刻tから時刻t+T
1 までの間の0でない受信ビットレートを平均した値を
1 とする。このrおよびr1 は数周期に渡って平均し
たものを用いてもよい。
【0065】具体的な微小時間伝送遅延の求め方を、図
12を用いて説明する。図12では測定用送信パターン
の周期T1 を11等分したものを微小時間T0 としてい
る。この微小時間T0 毎に微小時間のビットレートを計
算することができる。そのような計算値をデータが到着
した区間(T0 )のみについて平均した値がr1 であ
り、データが到着しなかった区間も含めて平均した値が
rである。図12では測定用送信パターンの一周期のみ
についてr1 とrとを示しているが、測定時間Tを送信
パターンの周期の数倍とする場合には、測定時間Tを微
小時間T0 で分割してr1 とrとの値を求める。ここで
rの値はT0 の大きさとは無関係であるが、r1 の値は
0 が大きいほど精度が悪くなる。したがって一般的に
は微小時間T0 の値は小さければ小さいほどよいと言え
る。しかしながらパケット通信の場合にはパケットが断
続的に送信されるために、微小時間T0 をあまり小さく
するとパケットが到着しない、すなわちデータを受信で
きない区間が生じることになり、微小時間T0 の値はパ
ケット間隔Tp より大きくする必要がある。
【0066】送信ビットレートRが一定の場合、パケッ
トサイズLも一定とすれば、パケット間隔Tp は次式で
与えられる。
【0067】
【数9】
【0068】具体的には、例えばRが1Mbps で、Lが
12kbitの時、Tp は 0.012秒になる。この時微小時間T
0 を0.05秒とすると、その値はTp の約4倍であり、送
信ビットレートRが1Mbps の約1/4の250kbps 程度
までなら正しく制御できることが分かる。微小時間T0
の値は、例えばこのようにして決める。
【0069】これに対して、図11で説明した測定用送
信パターンの周期T1 の決め方については、まず当然微
小時間T0 よりは大きくする必要がある。しかしながら
周期T1 の値をどこまでも大きくすることはできない。
なぜなら図11のようなパターンを発生するためにはデ
ータを送信側で一旦蓄積する必要があるためであって、
このデータの蓄積によって生じる遅延の最大値T1 −τ
が、許容可能な遅延の大きさTmax よりも小さい必要が
ある。(4)式からこの遅延の最大値は次式で与えられ
る。
【0070】
【数10】
【0071】このため周期の値は次の不等式を満足する
必要がある。
【0072】
【数11】
【0073】この不等式の右辺が最小になるのは、情報
送信送信11に対して指定された符号化速度R0 が最小
の時であり、T1 の値をTmax よりも小さくしておけば
よいということになる。例えばTmax の値を 0.5秒とす
ると、T1 を 0.5秒よりも小さくしておけばよい。した
がって微小時間T0 、パターン周期T1 、および許容可
能な遅延の大きさTmax の間に、次の関係が成立するよ
うにしておけばよい。実際の値は、例えば実験により適
切な値をそのつど決めることになる。
【0074】T0 <T1 <Tmax 符号化速度更新要求部21は、微小時間伝送遅延推定部
23によって推定された微小時間伝送遅延を基にして、
情報送信装置11内の符号化部15に要求する符号化速
度を次のように計算する。まず、ある2つの閾値δ1
δ2 、および伝送遅延の目標値Kを設定する。これらの
値の間には次のような関係がある。
【0075】δ1 <K<δ2 <0 微小時間伝送遅延Δt2 がδ2 より大きいか、またはδ
1 より小さい時には、Δt2 =Kとなるように符号化速
度の要求値R0 を求める。すなわちR0 の要求値は次式
によって与えられる。
【0076】
【数12】
【0077】このような要求を行うことにより、輻輳が
発生した時には符号化速度が小さくなるように、輻輳が
解消した時には符号化速度が大きくなるように制御する
ことができる。なお(6)式は(5)式においてr=R
0 と置けば直ちに求められるように考えられるが、これ
は必ずしも正しくない。この点については、後述する第
3の実施例と比較することによって詳しく説明する。
【0078】符号化速度更新要求部21は、このように
して計算された符号化速度の要求値を通信制御部17に
渡し、通信制御部17はこの要求値をパケットに組み込
んで、パケット通信網13を通して情報送信装置12側
に送る。情報送信装置12は、受信したパケットを通信
制御部16で分解し、符号化部15に対して符号化速度
の要求値を渡す。符号化部15は符号化速度をこの要求
され値に変更する。
【0079】図13は情報送信装置12の内部の測定パ
ターン発生部22の処理フローチャートである。同図に
おいて処理が開始されると、まずステップS20で測定
パターンの周期T1 、ステップS21で最大ビットレー
トRmax ,ステップS22で符号化速度R0 が設定さ
れ、ステップS23で符号化速度Rmax でデータが送ら
れる時間間隔τの値が求められる。
【0080】その後ステップS24でパターン発生開始
時刻が記憶され、ステップS25でビットレートRmax
でデータが送信され、ステップS26で現在時刻とパタ
ーン発生開始時刻との差がτの値以上になったか否かが
判定され、以上となっていない場合にはステップS25
以降の処理が繰り返される。
【0081】ステップS26ですでにτの時間が経過し
たと判定されると、ステップS27で現在時刻とパター
ン発生開始時刻との差がパターン周期T1 以上となった
か否かが判定され、なっていない場合にはステップS2
7の判定処理が繰り返され、T1 の時間が経過したと判
定された場合にはステップS24以降の処理、すなわち
次の周期に対するパターンの発生処理が繰り返される。
【0082】図14は微小時間伝送遅延推定部23の処
理フローチャートである。同図において処理が開始され
ると、まずステップS31で測定時間Tの値が設定され
る。この測定時間は測定用送信パターンの周期T1 と同
じでもよく、あるいはその数倍というような値でもよ
い。続いてステップS32で微小時間T0 、ステップS
33で2つの閾値δ1 、δ2 、ステップS34で伝送遅
延の目標値Kの値が設定される。
【0083】その後具体的な処理に入り、まずステップ
S35でデータ量Dの値が0に初期化され、ステップS
36で受信ビットレートが所定の閾値以上、例えば0で
ない期間を表すT2 の値が0に初期化され、ステップS
37で開始時刻1、すなわち測定時間Tの開始時刻が記
憶される。
【0084】次にステップS38で微小時間T0 の間に
受信側に到着したデータ量を示すD 1 の値が0に初期化
され、ステップS39で微小時間T0 の開始を示す開始
時刻2が記憶され、ステップS40で通信制御部17か
らデータの受信があったか否か、すなわち受信データ量
の通知があったか否かが判定され、あった場合にはステ
ップS41でその受信データ量がD1 に加算された後
に、通知がなかった場合にはステップS41の処理を行
うことなく、ステップS42で現在時刻と開始時刻2と
の差が微小時間T0 の値より大きくなったか否か判定さ
れ、まだ大きくなっていない、すなわち微小時間T0
経過していない場合にはステップS40以降の処理が繰
り返される。
【0085】ステップS42で微小時間T0 が経過した
と判定されると、ステップS43で経過した微小時間の
間に到着したデータ量D1 が0でないか否かが判定され
る。0でない場合には、ステップSS44で受信ビット
レートが0でない期間を表すT2 の値に微小時間T0
加算され、ステップS45で測定時間Tの間に到着した
データ量を表すDにD1 の値が加算された後に、またス
テップS43でデータ量D1 が0である場合にはステッ
プS44、およびS45の処理を行うことなく、ステッ
プS46の処理に移行する。
【0086】ステップS46で現在時刻と開始時刻1と
の差が測定時間T以上となったか否かが判定され、以上
となっていない場合にはステップS38以降の処理が繰
り返され、次の微小時間に対応する処理が続行される。
これに対してステップS46ですでに測定時間Tが経過
したと判定されると、ステップS200でDの値、また
はT2 の値のいずれかが0になっているか否かが判定さ
れ、この判定結果がYesの場合には直ちに処理を終了
する。
【0087】ここで直ちに処理を終了する理由は図8に
おけるステップS100の判定の場合とほぼ同様であ
り、後述するように(5)式を用いた微小時間伝送遅延
の値の計算ができないことと、例えば1秒とか2秒とい
うような比較的長い時間として設定される測定時間Tの
間にデータがネットワークから全く届かないということ
が、ネットワークにおける異常発生と考えられるためで
ある。
【0088】ステップS200での判定結果がNoの時
には、ステップS47で測定時間Tの間に受信したデー
タ量Dを受信ビットレートが0でない期間を示すT2
値で割ることにより、図12で説明したr1 の値が求め
られ、続いてステップS48でデータ量Dを測定時間T
で割ることによりrの値が求められ、ステップS49で
微小時間伝送遅延Δt2 の値が(5)式を用いて計算さ
れる。
【0089】微小時間伝送遅延Δt2 の値が求められる
と、ステップS50でその値が閾値δ2 より大きいか、
またはδ1 より小さいか否かが判定され、これらの2つ
の条件のうちいずれかが成立する場合にはステップS5
1で(6)式にしたがって符号化速度の変更要求値が計
算され、ステップS52でその要求値R0 が符号化速度
更新要求部21に通知され、ステップS35以降の処理
が繰り返される。またステップS50で微小時間伝送遅
延Δt2 が2つの閾値の間にあると判定された場合に
は、ステップS51、S52の処理を行うことなく、ス
テップS35以降の処理、すなわち次の測定時間に対応
する処理が行われる。
【0090】なおこのフローチャートでは、測定時間T
は一般的に測定用送信パターンの周期T1 の数倍である
場合を想定しており、その測定時間Tの間でビットレー
トが0となっている微小時間を除いたものがT2 の値と
なる。これに対して図12は、測定用送信パターンの一
周期だけについて、T2 の区間を示しているものであ
る。
【0091】ここで第2の実施例における微小時間伝送
遅延について更に説明する。微小時間伝送遅延Δt2
(1)式で与えられる一般的な1ビットあたりの平均の
伝送遅延と異なり、本発明に特有の概念である。
【0092】第2の実施例ではネットワークのトラヒッ
クがどの程度小さくなってきたかが測定され、ビットレ
ートの制御が行われる。これに対して第1の実施例はト
ラヒックがどの程度大きくなってきたかを測定する方式
であり、第1の実施例と第2の実施例とは対をなすもの
と考えることができる。
【0093】トラヒックが小さくなってきた時、通信に
使用可能なビットレートを知るためには、最大ビットレ
ートRmax でデータを送信し、受信ビットレートr1
どの位になるかを測定すればよい。しかしながら平均の
送信ビットレートはネットワークによって制限されてい
るため、図11の測定用送信パターンにしたがって測定
用データが送信される。
【0094】平均受信ビットレートrは、通信網に余裕
がどの程度あるかの基準となる。すなわちrは符号化速
度R0 の代用として用いられている。トラヒックが大き
い時にはrはR0 より小さくなるが、トラヒックが小さ
くなるとrはほぼR0 と等しくなる。
【0095】微小時間伝送遅延Δt2 は、rを基準とし
て通信網の余裕を伝送遅延の形式で表したものである。
伝送遅延が正の時は、通信網に余裕がなくなってデータ
の伝送遅れが起こっていることを表している。負の時に
は逆にそれだけ通信網に余裕があることを意味する。し
かしながらトラヒックが大きい時にはrの値がR0 より
小さくなるために、第2の実施例においては微小時間伝
送遅延Δt2 の値は正となることはない。またrとr1
が等しくなるのは通信網に余裕がない時である。
【0096】これは送信側で凹凸のあるパターンを送っ
たのに、受信側ではそのパターンがすっかりならされて
平らになってしまっている状態を示す。次に本発明の第
3の実施例について説明する。第3の実施例を第2の実
施例と比較すると、図10において微小時間伝送遅延推
定部23、および符号化速度更新要求部21の処理が一
部異なるだけである。
【0097】図15は第3の実施例における測定用送信
パターンの受信例の説明図である。情報受信装置12の
内部の微小時間伝送遅延推定部23は、このようなビッ
トレートパターンを受信して、次式によって微小時間伝
送遅延Δt3 を推定する。
【0098】
【数13】
【0099】図15で、時刻tは送信側で時刻0におい
て送信されたデータが情報受信装置12によって受信さ
れ始める時刻を示し、T1 は測定用送信パターンの周期
である。r1 は、周期T1 内で受信ビットレートが所定
の閾値以上、例えば0でない区間において、受信ビット
レートを平均したものである。このr1 としては数周期
に渡って平均したものを用いてもよい。R0 は情報送信
装置11側で指定されている符号化速度である。第3の
実施例では第2の実施例と異なり、受信側でこの符号化
速度がR0 が既知であるものとして、微小時間伝送遅延
の推定が行われる。
【0100】符号化速度更新要求部21は、推定された
微小時間伝送遅延を基にして、情報送信装置11の内部
の符号化部15に要求する符号化速度を次のように計算
する。まず2つの閾値δ1 、δ2 を設定する。ここでこ
れらの2つの閾値の間には次のような関係がある。
【0101】δ2 <0<δ1 微小時間伝送遅延Δt3 の値がδ1 より大きいか、また
はδ2 より小さい時には、Δt3 の値が0となるように
符号化速度R0 の変更が要求される。その要求値は次式
で与えられる。
【0102】R0 =r1 (8) こうすることにより輻輳が発生した時には符号化速度が
小さくなり、輻輳が解消した時には符号化速度が大きく
なるような制御が行われる。
【0103】符号化速度更新要求部21は、このように
して計算した符号化速度の要求値を通信制御部17に渡
し、通信制御部17はこれをパケット化して情報送信装
置12側に伝達する。情報送信装置12は、受信したパ
ケットを通信制御部16で分解し、符号化部15に対し
て符号化速度の要求値を渡す。符号化部15は符号化速
度を要求された値に変更する。
【0104】ここで第1〜第3の実施例の相違について
詳細に説明する。まず第3の実施例では(7)式にした
がって微小時間伝送遅延が推定されるが、ここで平均受
信ビットレートrは通信網の状態に応じて変化する量で
あり、トラヒックが大きくなるとrの値は小さくなる。
それに対して符号化速度R0 は情報送信装置側で指定さ
れる量であり、通信網の状態とは無関係の量である。
【0105】したがって(7)式と第2の実施例におけ
る(5)式を比較すると、トラヒックが大きくなった時
に大きな違いを生ずる。トラヒックが大きくなった時、
(5)式ではr1 =rとなりΔt2 =0となる。一方
(7)式ではr1 はR0 より小さくなり、Δt3 は正と
なる。この時rとr1 が等しいことに注意すると、
(7)式は(2)式と等しいことが分かる。
【0106】すなわち(7)式はトラヒックが大きい時
には(2)式に等しく、トラヒックが小さい時には
(5)式に等しくなる。したがって第3の実施例では、
第1の実施例と第2の実施例の両方の特徴を合わせ持つ
制御が可能となる。なおr1 とR 0 とが等しくなること
は、微小時間伝送遅延Δt3 が丁度0となるため、利用
可能なぎりぎりのビットレートで通信が行われている状
態を示す。
【0107】第3の実施例において2つの閾値のうち一
方を正、他方を負とする理由については、このようにΔ
3 が0の時には利用可能な資源がぎりぎりまで使用さ
れており、なおかつ余分な負荷がかからない理想的な状
態を示しているのに対して、この値が負の時にはもう少
しビットレートを上げることができ、正の時には伝送遅
延があるためビットレートを下げる必要があることを示
す。そこで正、負の両方に閾値を設け、Δt3 が0にな
るような制御が行われる。これに対して、第2の実施例
では微小時間伝送遅延Δt2 は正になることはなく、2
つの閾値は共に負となる。
【0108】次に第2の実施例について、第3の実施例
との比較を中心として更に詳しく説明する。まず情報送
信装置11側から送信されるデータのビットレートは図
11で説明した測定用パターンにしたがって変化する
が、受信側では測定時間Tについて平均すると、その値
(R)は指定された符号化速度R0 とほぼ等しいものと
考えてよい。
【0109】トラヒックが小さい時には伝送遅延がほと
んど発生しないため、測定時間Tについて平均した受信
ビットレートrは送信ビットレートの平均値としてのR
0 とほぼ等しくなる。
【0110】これに対して微小時間の受信ビットレート
のうち0でないものの平均値r1 の値は、トラヒックが
ほとんど0の時にはほぼRmax に等しく、トラヒックが
大きくなるにつれてその値は小さくなる。したがってト
ラヒックが小さい時にはr1の値はR0 よりも大きく、
トラヒックが大きくなるにつれてR0 と等しくなり、つ
いにはR0 よりも小さくなる。
【0111】これを別の言い方で説明すると、トラヒッ
クが小さい時には測定用パターンはあまりくずれること
なく受信送信側に届く。そのためr1 の値はほぼRmax
に一致する。トラヒックが大きくなってくると通信網内
でビットレートが押さえられるためにr1 の値はしだい
に小さくなり、伝送遅延が大きくなる。この時受信パタ
ーンは時間軸方向に幅が広がった形になる。
【0112】更にトラヒックが大きくなると、微小時間
毎の測定において受信ビットレートが0となる区間がほ
とんどなくなる。この時の受信パターンは、周期的な山
がなくなり、ほとんど平坦な形となる。また受信ビット
レートが0である区間がほとんど存在しないため、r1
はrとほぼ等しくなる。
【0113】受信パターンに周期的な山があるか、平坦
になるかの境目は、r1 がR0 と等しくなる付近にあ
る。この状態は送信ビットレートが大きすぎず、小さす
ぎることもない状態であり、理想的な状態である。すな
わち第2の実施例においては、r1 とR0 とがほぼ等し
くなるようにR0 の制御が行われる。
【0114】これを実現するためには、式(7)に示さ
れるようにΔt3 を求め、これが0になるように制御す
るのが本来の方法である。これをそのまま実現したのが
第3の実施例であり、第3の実施例ではr1 とR0 とを
比較することにより微小時間伝送遅延が計算される。こ
れに対して、第2の実施例ではr1 と受信ビットレート
の平均値rを比較することにより、(5)式を用いて微
小時間伝送遅延が計算される。
【0115】すなわち第2の実施例の特徴は、現在送信
側で用いられているR0 の値を使わずにR0 の要求値を
計算することにある。更に言い替えを行うと、受信デー
タのパターンだけから通信網の状態を知り、それに基づ
いて送信側における符号化速度を適切な値に変更するこ
とを要求するのが、第2の実施例の特徴である。
【0116】受信したデータのパターンだけから通信網
の状態を知ることができるという性質を利用すると、双
方向の通信においても通信相手に対して通信網の状態を
伝えたり、符号化速度の変更を要求したりする必要がな
くなることになる。これを利用するのが後述の第6の実
施例である。
【0117】すなわち本来送信側における符号化速度R
0 を制御するためには第3の実施例の方法を用いること
が望ましいが、この場合には受信装置側でこの符号化速
度R 0 の値を知っている必要があるので、第2の実施例
においては、R0 の代わりに受信ビットレートrを使う
ことによって、受信データのパターンだけから通信網の
状態を知ろうとするものである。
【0118】トラヒックの状況に応じて場合分けを行う
と、r1 がR0 より大きい場合、すなわちトラヒックが
小さい場合にはrはほとんどR0 と等しくなる。したが
ってこの場合には(5)式と(7)式は同等であり、第
2の実施例と第3の実施例に違いはない。
【0119】トラヒックが適当であり、r1 がR0 と等
しい場合には、rはやはりR0 とほとんど等しくなる。
これに対してトラヒックが大きく、r1 がR0 より小さ
い場合には、rはほとんどr1 と等しくなり、したがっ
てR0 より小さくなる。
【0120】rがr1 と等しくなるのは、rがR0 と等
しいか、rがR0 よりも小さい時である。したがってそ
の場合には、第1〜第3の実施例において次式が成り立
つ。
【0121】
【数14】
【0122】すなわちΔt2 がほとんど0の時には、Δ
1 、Δt3 もほとんど0か、または正であるというこ
とである。したがって第2の実施例では、第1の実施例
および第3の実施例と比較して、トラヒックが大きい時
の伝送遅延の値が分からなくなってしまうという欠点が
ある。
【0123】ここで第1の実施例でR0 を利用した理由
はΔt1 を計算するためであり、これを計算したのは伝
送遅延Δt1 が伝送遅延の目標値Kからどれほど離れて
いるかを検討するためであった。第2の実施例では、微
小時間伝送遅延Δt2 がほとんど0の場合には一般的な
意味での伝送遅延Δt1 が0または正であることが分か
るので、その場合にはR0 を更新する要求を行う必要が
あることが分かる。
【0124】そこで第2の実施例においては、この要求
値R0 を計算するのに(3)式が利用される。第2の実
施例ではR0 の値が用いられていないためにΔt1 の値
を計算することはできないが、この量が存在しないわけ
ではなく、Δt1 =KとなるようなR0 の値を求めれば
よいことになる。
【0125】Δt2 がほとんど0の場合、(3)式にし
たがって制御が行われるが、この場合にはトラヒックが
大きいためにrとr1 とは等しくなり、したがって
(3)式と(6)式とは同等となる。
【0126】続いて本発明の第4の実施例について説明
する。図16は第4の実施例における通信システムの構
成ブロック図である。これを図5で説明した第1の実施
例と比較すると、第2の実施例における微小時間伝送遅
延推定部23が情報受信装置12の内部に追加されてい
る点と、符号化速度更新要求部21による処理が異なる
だけである。
【0127】第4の実施例において、伝送遅延推定部2
0による伝送遅延の推定は(2)式によって行われ、微
小時間伝送遅延推定部23による微小時間伝送遅延の推
定は(5)式を用いて行われる。
【0128】符号化速度更新要求部21は、推定された
伝送遅延Δt1 と微小時間伝送遅延Δt2 とを基にし
て、符号化部15に対する符号化速度の更新要求値を次
のように計算する。まず2つの閾値δ1 、δ2 が設定さ
れる。これらの閾値の間には次のような関係がある。
【0129】δ2 <0<δ1 伝送遅延Δt1 の値がδ1 より大きい時、この遅延の値
が0となるようにR0の変更が要求される。すなわちR
0 の要求値は次式で与えられる。
【0130】R0 =r (9) Δt2 の値がδ2 より小さい時には、微小時間伝送遅延
Δt2 が0となるようにR0 の変更が要求される。すな
わちその要求値は次式で与えられる。
【0131】R0 =r1 (10) こうすることによって輻輳が発生した時には符号化速度
が小さくなり、輻輳が解消した時には符号化速度が大き
くなるような制御が行われる。なお第4の実施例では目
標とされる伝送遅延の値は0であり、(10)式は
(6)式でK=0としたものである。したがって前述の
ようにトラヒックが大きい場合にも成立する。この時に
はrとr1 とは等しくなり、(9)式は(10)式と等
しくなることも分かる。(9)式と(10)式とを分け
て書いてある理由は、(9)式が測定用パターンを用い
ていない場合にも使用可能であることによる。
【0132】このようにして符号化速度の変更要求値が
計算されると、その値は前述と同様に情報送信装置11
側に伝えられ、符号化速度の変更が行われる。ここで第
4の実施例を他の実施例と比較して説明する。第4の実
施例は、第1の実施例と第2の実施例とを組み合わせた
ものである。第1の実施例はトラヒックが大きい時、第
2の実施例はトラヒックの小さい時の制御に適している
ため、両者を組み合わせることにより、それらの欠点を
補うことができる。第4の実施例では伝送遅延推定部と
微小時間伝送遅延推定部の両方が備えられているという
点を除けば、第3の実施例におけるとまったく同様に通
信速度の制御が行われる。しかしながら測定用送信パタ
ーンを必要に応じて発生するような場合を考えると、第
3の実施例と相違がでてくる。
【0133】第3の実施例では、第1の実施例と第2の
実施例に相当する処理を、測定用パターンが送信されて
いる場合についてだけ行うことになるが、第4の実施例
では第2の実施例における処理は測定用パターンが送信
されている場合についてだけ行い、第1の実施例におけ
る処理は常に行うということが可能となる。
【0134】次に本発明の第5の実施例について説明す
る。第5の実施例における通信システムの構成は第4の
実施例に対応する図16と同じであるが、微小時間伝送
遅延推定部23における推定法と、符号化速度更新要求
部21による処理が異なる。
【0135】第5の実施例において。情報受信装置12
の内部の伝送遅延推定部20による推定は(2)式を用
いて行われ、微小時間伝送遅延推定部23による推定は
(7)式を用いて行われる。
【0136】符号化速度更新要求部21は、これら推定
された遅延を基にして、情報送信装置11内の符号化部
15に要求する符号化速度の要求値を次のようにして計
算する。まず2つの閾値δ1 、δ2 が用意される。ここ
でこれらの閾値の間には次のような関係がある。
【0137】δ2 <0<δ1 伝送遅延Δt1 が閾値δ1 より大きい時には、伝送遅延
の値が0となるようにR0 の変更要求値が設定される。
すなわち変更要求値は次式で与えられる。
【0138】R0 =r (11) 微小時間伝送遅延Δt3 が閾値δ2 より小さい時には、
微小時間伝送遅延の値が0となるようなR0 の変更要求
値が次式のように計算される。
【0139】R0 =r1 (12) こうすることにより輻輳が発生した時には符号化速度が
小さくなり、輻輳が解消した時には符号化速度が大きく
なるにような制御が行われる。このようにして計算され
た符号化速度の更新要求値は、前述と同様にして情報送
信装置11側に伝えられ、符号化速度の変更が行われ
る。
【0140】第5の実施例は、第1の実施例と第3の実
施例とを組み合わせたものである。第3の実施例は第1
の実施例の機能を持っているが、前述のように測定用送
信パターンを必要に応じて発生するような場合を考える
と、このように第1の実施例の処理をあえて付け加える
ことに意味が生ずる。
【0141】図17は第6の実施例における通信速度制
御方式の構成ブロック図である。同図においては、第5
の実施例までと異なって、一般に複数の情報送受信装置
24がパケット通信網13によって相互に接続されてい
る。
【0142】図17の情報送受信装置24は、例えば図
10の情報送信装置11と情報受信装置12とを組み合
わせたものであり、情報入力部14、符号化部15、通
信制御部16、復号化部18、情報出力部19、符号化
速度更新要求部21、測定パターン発生部22、微小時
間伝送遅延推定部23を備えている。
【0143】微小時間伝送遅延推定部23は、パケット
通信網13を介して接続される通信相手先の情報送受信
装置24の内部の測定パターン発生部22によって作成
された測定用送信パターンを受信して、その結果から第
2の実施例におけると同様にして、微小時間伝送遅延を
推定する。この推定結果を基にして、符号化速度更新要
求部21は、第2の実施例におけると同様に符号化速度
の更新を要求するが、この要求は自装置内の符号化部1
5に対して行われる。
【0144】すなわち第6の実施例においては、通信相
手先側から送られた測定用送信パターンの受信結果にし
たがって微小時間の伝送遅延が推定されるが、第1〜第
5の実施例と異なり、符号化速度の変更は通信相手先側
には要求されず、自装置内の符号化部に対してその要求
が行われる。そしてこの要求に対応して自装置側から送
信する送信データの符号化速度が変更され、自装置から
相手側装置への方向の通信速度の変更が行われる。
【0145】前述のように微小時間伝送遅延はパケット
通信網13の負荷の状況を表すものであり、この負荷の
状況を全体的に適正化するためには、一般的にパケット
通信網13に対して多数の情報送受信装置が接続されて
いることを考えると、通信相手先側から自装置への方向
の通信速度を変更する代わりに、自装置側から相手装置
側への通信速度を変更しても同じような効果が得られる
ことになると考えられる。
【0146】次に本発明の第2〜第6の実施例において
用いられるパケット形式について説明する。図18はパ
ケットの構成例(その1)を示す。図18において、通
信ヘッダ25は通信に必要な制御データなどを格納する
部分であり、通信プロトコルに依存する。測定用パター
ン開始フラグ26は1ビットであり、測定用パターンデ
ータが含まれた最初のパケットの時に1、それ以外のパ
ケットの時は0とされる。測定用パターン終了フラグ2
7も1ビットからなり、測定用パターンデータが格納さ
れた最後のパケットの時に1、それ以外のパケットの時
に0とされる。映像情報28、通信ヘッダ25以外に映
像通信に必要なヘッダデータや、圧縮された画像情報な
どを含む。
【0147】例えば第2の実施例において、測定用パタ
ーン発生部22はある時間間隔T3の間だけ測定用送信
パターンを発生し、このパターンデータが含まれた最初
のパケットの測定用パターン開始フラグを1に、パター
ンデータが含まれた最後のパケットの測定用パターン終
了フラグを1に設定する。これによって微小時間伝送遅
延を周期的に測定したり、状況に応じて測定したりする
ことが可能になる。
【0148】情報受信装置12の内部の微小時間伝送遅
延推定部23は、パケット通信網から受信したパケット
の測定用パターン開始フラグが1となっているパケット
から測定用パターン終了フラグが1となっているパケッ
トまでを、測定用パターンにしたがってデータが送信さ
れたものと見なして微小時間伝送遅延を推定する。
【0149】別の例として、測定用パターン開始および
終了を表すパケットとして、映像情報28を含まないよ
うなパケットを用いることも考えられる。図19はパケ
ット構成例(その2)を示す。同図を図18と比較する
と、パケット内の測定用パターン終了フラグ27が取り
除かれていることが分かる。測定用パターン発生部22
は、時間間隔T3 の間だけ測定用パターンを発生し、そ
のパターンが格納された最初のパケットの測定用パター
ン開始フラグを1に設定する。
【0150】情報受信装置12の内部の微小時間伝送遅
延推定部23は、パケット通信網から受信したパケット
の内で、測定用パターン開始フラグが1に設定されたパ
ケットが到着してから時間間隔T3 までの間に到着した
パケットすべてを、測定用パターンにしたがって送信さ
れたものと見なして微小時間伝送遅延を推定する。
【0151】別の例として、測定用パターン開始を表す
パケットとして、映像情報28を含まないパケットを用
いることも考えられる。図20はパケットの構成例(そ
の3)を示す。この構成例では測定用パターン開始フラ
グや測定用パターン終了フラグの代わりに、測定用パタ
ーン識別フラグ29がパケットに格納される。測定用パ
ターンデータが格納されたパケットに対しては測定用パ
ターン識別フラグは1に設定され、それ以外のパケット
に対しては0に設定される。
【0152】測定用パターン発生部22は、例えばある
時刻から時間T3 の間だけ測定用パターンを発生し、そ
のパターンデータが格納されたすべてのパケットの測定
用パターン識別フラグを1に設定する。
【0153】情報受信装置12の内部の微小時間伝送遅
延推定部23は、パケット通信網から受信したパケット
の内で、測定用パターン識別フラグ29が1に接続され
ているパケットのすべてを、測定用パターンにしたがっ
て送信されたものと見なし、微小時間伝送遅延を推定す
る。
【0154】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば通信網における負荷の状況を簡便に、かつ定量的に
知ることが可能となる。また通信網の負荷が小さくなっ
た時に、その負荷がどの程度小さくなったのか定量的に
測定することができる。更に通信網の負荷状況に応じ
て、通信相手先における符号化速度の変更要求をパケッ
トを用いて通信相手先側に伝達することなく、自装置に
おける符号化速度を変更することによって全体として通
信網の負荷を適正化することが可能となり、通信網の負
荷状況に応じた情報量制御のために寄与するところが大
きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例における通信速度制御方式の原理
構成ブロック図である。
【図2】第2、第3の実施例における通信速度制御方式
の原理構成ブロック図である。
【図3】第4、第5の実施例における通信速度制御方式
の原理構成ブロック図である。
【図4】第6の実施例における通信速度制御方式の原理
構成ブロック図である。
【図5】第1の実施例における通信システムの構成を示
すブロック図である。
【図6】第1の実施例において情報送信装置が送信する
情報のビットレートの時間変化の例を示す図である。
【図7】情報受信装置が受信する情報のビットレートの
時間変化の例を示す図である。
【図8】第1の実施例における伝送遅延推定部の詳細処
理フローチャートである。
【図9】符号化速度更新要求部の処理フローチャートで
ある。
【図10】第2、第3の実施例における通信システムの
構成を示すブロック図である。
【図11】周期的な測定用送信パターンの例を示す図で
ある。
【図12】第2の実施例における微小時間伝送遅延の求
め方を説明する図である。
【図13】測定パターン発生部の詳細処理フローチャー
トである。
【図14】第2の実施例における微小時間伝送遅延推定
部の詳細処理フローチャートである。
【図15】第3の実施例における受信情報のビットレー
トの時間変化の例を示す図である。
【図16】第4、第5の実施例における通信システムの
構成を示すブロック図である。
【図17】第6の実施例における通信システムの構成を
示すブロック図である。
【図18】パケットの構成例(その1)を示す図であ
る。
【図19】パケットの構成例(その2)を示す図であ
る。
【図20】パケットの構成例(その3)を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 伝送遅延推定手段 2 符号化速度更新要求手段 3 送信パターン発生手段 4 微小時間伝送遅延推定手段 11 情報送信装置 12 情報受信装置 13 パケット通信網 14 情報入力部 15 符号化部 16、17 通信制御部 18 復号化部 19 情報出力部 20 伝送遅延推定部 21 符号化速度更新要求部 22 測定パターン発生部 23 微小時間伝送遅延推定部

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化された情報を送信する情報送信装
    置と、受信した情報を復号化して出力する情報受信装置
    と、該情報送信装置と情報受信装置とを接続する通信網
    とからなる通信システムにおいて、 前記情報受信装置が、受信情報のビットレートと前記情
    報送信装置側における情報符号化速度とを用いて、情報
    の伝送遅延を推定する伝送遅延推定手段と、 該推定された伝送遅延が目標範囲外となった時、伝送遅
    延を目標範囲内に収めるために適切な符号化速度を計算
    し、該計算結果の符号化速度への変更を該情報送信装置
    側に要求する符号化速度更新要求手段とを備えたことを
    特徴とする通信速度制御方式。
  2. 【請求項2】 符号化された情報を送信する情報送信装
    置と、受信した情報を復号化して出力する情報受信装置
    と、該情報送信装置と情報受信装置とを接続する通信網
    とからなる通信システムにおいて、 前記情報送信装置が、一周期内のある期間において大き
    く、それ以外の期間において小さな送信レートの値を有
    し、かつ該一周期内の平均送信レートが指定された符号
    化速度に等しくなる、周期的な測定用送信パターンを発
    生する測定パターン発生手段を備え、 前記情報受信装置が、該測定用送信パターンの受信時に
    おいて、前記周期の値に一致する時間内で受信ビットレ
    ートの値が所定の閾値以上である期間の平均受信ビット
    レートと、該周期の値に一致する時間内の平均受信ビッ
    トレートとを用いて、該周期の値より短い微小時間に対
    応する伝送遅延を推定する微小時間伝送遅延推定手段
    と、 該推定された伝送遅延が目標範囲外となった時、伝送遅
    延を目標範囲内に収めるために適切な符号化速度を計算
    し、該計算結果の符号化速度への変更を該情報送信装置
    側に要求する符号化速度更新要求手段とを備えたことを
    特徴とする通信速度制御方式。
  3. 【請求項3】 前記通信システムにおいて送受信される
    情報がパケット形式であって、 前記測定パターン発生手段が、測定用パターン開始フラ
    グが格納されたパケットから測定用パターン終了フラグ
    が格納されたパケットまでの間のすべてのパケット内の
    データを、前記測定用送信パターンにしたがって作成し
    て、該パケットを前記通信網に出力し、 前記微小時間伝送遅延推定手段が、該測定用パターン開
    始フラグが格納されたパケットから測定用パターン終了
    フラグが格納されたパケットまでの間のすべてのパケッ
    ト内のデータが測定用送信パターンにしたがって作成さ
    れているものと見なして、前記微小時間に対応する伝送
    遅延を推定することを特徴とする請求項2記載の通信速
    度制御方式。
  4. 【請求項4】 前記通信システムにおいて送受信される
    情報がパケット形式であることと、 前記測定パターン発生手段が、測定用パターン開始フラ
    グが格納されたパケットの送信時からあらかじめ定めら
    れている一定時間内に送信するパケット内のデータを前
    記測定用送信パターンにしたがって作成して、該パケッ
    トを前記通信網に出力し、 前記微小時間伝送遅延推定手段が、該測定用パターン開
    始フラグが格納されたパケットの受信時からあらかじめ
    定められた一定時間内に受信したパケット内のデータが
    該測定用送信パターンにしたがって作成されているもの
    と見なして、前記微小時間に対応する伝送遅延を推定す
    ることを特徴とする請求項2記載の通信速度制御方式。
  5. 【請求項5】 前記通信システムにおいて送受信される
    情報がパケット形式であることと、 前記測定パターン発生手段が、パケット内のデータが測
    定用送信パターンにしたがって作成されたすべてのパケ
    ットに測定用パターン識別フラグを格納して、該パケッ
    トを前記通信網に出力し、 前記微小時間伝送遅延推定手段が、該測定用パターン識
    別フラグが格納されたすべてのパケット内のデータが該
    測定用送信パターンにしたがって作成されているものと
    見なして、前記微小時間に対応する伝送遅延を推定する
    ことを特徴とする請求項2記載の通信速度制御方式。
  6. 【請求項6】 符号化された情報を送信する情報送信装
    置と、受信した情報を復号化して出力する情報受信装置
    と、該情報送信装置と情報受信装置とを接続する通信網
    とからなる通信システムにおいて、 前記情報送信装置が、一周期内のある期間において大き
    く、それ以外の期間において小さな送信レートの値を有
    し、かつ該一周期内の平均送信レートが指定された符号
    化速度に等しくなる、周期的な測定用送信パターンを発
    生する測定パターン発生手段を備え、 前記情報受信装置が、該測定用送信パターンの受信時に
    おいて、前記周期の値に一致する時間内で受信ビットレ
    ートが所定の閾値以上である期間の平均受信ビットレー
    トと、前記情報送信装置側における情報符号化速度とを
    用いて、該周期の値より短い微小時間に対応する伝送遅
    延を推定する微小時間伝送遅延推定手段と、 該推定された伝送遅延が目標範囲外となった時、伝送遅
    延を目標範囲内に収めるために適切な符号化速度を計算
    し、該計算結果の符号化速度への変更を該情報送信装置
    側に要求する符号化速度更新要求手段とを備えたことを
    特徴とする通信速度制御方式。
  7. 【請求項7】 前記通信システムにおいて送受信される
    情報がパケット形式であって、 前記測定パターン発生手段が、測定用パターン開始フラ
    グが格納されたパケットから測定用パターン終了フラグ
    が格納されたパケットまでの間のすべてのパケット内の
    データを、前記測定用送信パターンにしたがって作成し
    て、該パケットを前記通信網に出力し、 前記微小時間伝送遅延推定手段が、該測定用パターン開
    始フラグが格納されたパケットから測定用パターン終了
    フラグが格納されたパケットまでの間のすべてのパケッ
    ト内のデータが測定用送信パターンにしたがって作成さ
    れているものと見なして、前記微小時間に対応する伝送
    遅延を推定することを特徴とする請求項6記載の通信速
    度制御方式。
  8. 【請求項8】 前記通信システムにおいて送受信される
    情報がパケット形式であることと、 前記測定パターン発生手段が、測定用パターン開始フラ
    グが格納されたパケットの送信時からあらかじめ定めら
    れている一定時間内に送信するパケット内のデータを前
    記測定用送信パターンにしたがって作成して、該パケッ
    トを前記通信網に出力し、 前記微小時間伝送遅延推定手段が、該測定用パターン開
    始フラグが格納されたパケットの受信時からあらかじめ
    定められた一定時間内に受信したパケット内のデータが
    該測定用送信パターンにしたがって作成されているもの
    と見なして、前記微小時間に対応する伝送遅延を推定す
    ることを特徴とする請求項6記載の通信速度制御方式。
  9. 【請求項9】 前記通信システムにおいて送受信される
    情報がパケット形式であることと、 前記測定パターン発生手段が、パケット内のデータが測
    定用送信パターンにしたがって作成されたすべてのパケ
    ットに測定用パターン識別フラグを格納して、該パケッ
    トを前記通信網に出力し、 前記微小時間伝送遅延推定手段が、該測定用パターン識
    別フラグが格納されたすべてのパケット内のデータが該
    測定用送信パターンにしたがって作成されているものと
    見なして、前記微小時間に対応する伝送遅延を推定する
    ことを特徴とする請求項6記載の通信速度制御方式。
  10. 【請求項10】 符号化された情報を送信する情報送信
    装置と、受信した情報を復号化して出力する情報受信装
    置と、該情報送信装置と情報受信装置とを接続する通信
    網とからなる通信システムにおいて、 前記情報送信装置が、一周期内のある期間において大き
    く、それ以外の期間において小さな送信レートの値を有
    し、かつ該一周期内の平均送信レートが指定された符号
    化速度に等しくなる、周期的な測定用送信パターンを発
    生する測定パターン発生手段を備え、 前記情報受信装置が、受信情報のビットレートと該情報
    送信装置側における情報符号化速度とを用いて、情報の
    伝送遅延を推定する伝送遅延推定手段と、 前記測定用送信パターンの受信時において、前記周期の
    値に一致する時間内で受信ビットレートが所定の閾値以
    上である期間内の平均受信ビットレートと、該周期の値
    に一致する時間内の平均受信ビットレートとを用いて、
    該周期の値より短い微小時間に対応する伝送遅延を推定
    する微小時間伝送遅延推定手段と、 該伝送遅延推定手段の推定結果と微小時間伝送遅延推定
    手段の推定結果とに基づいて、輻輳発生時には符号化速
    度を小さく、輻輳解消時には符号化速度を大きくするよ
    うに符号化速度の変更を該情報送信装置側に要求する符
    号化速度更新要求手段とを備えることを特徴とする通信
    速度制御方式。
  11. 【請求項11】 前記通信システムにおいて送受信され
    る情報がパケット形式であって、 前記測定パターン発生手段が、測定用パターン開始フラ
    グが格納されたパケットから測定用パターン終了フラグ
    が格納されたパケットまでの間のすべてのパケット内の
    データを、前記測定用送信パターンにしたがって作成し
    て、該パケットを前記通信網に出力し、 前記微小時間伝送遅延推定手段が、該測定用パターン開
    始フラグが格納されたパケットから測定用パターン終了
    フラグが格納されたパケットまでの間のすべてのパケッ
    ト内のデータが測定用送信パターンにしたがって作成さ
    れているものと見なして、前記微小時間に対応する伝送
    遅延を推定することを特徴とする請求項10記載の通信
    速度制御方式。
  12. 【請求項12】 前記通信システムにおいて送受信され
    る情報がパケット形式であることと、 前記測定パターン発生手段が、測定用パターン開始フラ
    グが格納されたパケットの送信時からあらかじめ定めら
    れている一定時間内に送信するパケット内のデータを前
    記測定用送信パターンにしたがって作成して、該パケッ
    トを前記通信網に出力し、 前記微小時間伝送遅延推定手段が、該測定用パターン開
    始フラグが格納されたパケットの受信時からあらかじめ
    定められた一定時間内に受信したパケット内のデータが
    該測定用送信パターンにしたがって作成されているもの
    と見なして、前記微小時間に対応する伝送遅延を推定す
    ることを特徴とする請求項10記載の通信速度制御方
    式。
  13. 【請求項13】 前記通信システムにおいて送受信され
    る情報がパケット形式であることと、 前記測定パターン発生手段が、パケット内のデータが測
    定用送信パターンにしたがって作成されたすべてのパケ
    ットに測定用パターン識別フラグを格納して、該パケッ
    トを前記通信網に出力し、 前記微小時間伝送遅延推定手段が、該測定用パターン識
    別フラグが格納されたすべてのパケット内のデータが該
    測定用送信パターンにしたがって作成されているものと
    見なして、前記微小時間に対応する伝送遅延を推定する
    ことを特徴とする請求項10記載の通信速度制御方式。
  14. 【請求項14】 符号化された情報を送信する情報送信
    装置と、受信した情報を復号化して出力する情報受信装
    置と、該情報送信装置と情報受信装置とを接続する通信
    網とからなる通信システムにおいて、 前記情報送信装置が、一周期内のある期間において大き
    く、それ以外の期間において小さな送信レートの値を有
    し、かつ該一周期内の平均送信レートが指定された符号
    化速度に等しくなる、周期的な測定用送信パターンを発
    生する測定パターン発生手段を備え、 前記情報受信装置が、受信情報のビットレートと該情報
    送信装置側における情報符号化速度とを用いて、情報の
    伝送遅延を推定する伝送遅延推定手段と、 前記測定用送信パターンの受信時において、前記周期の
    値に一致する時間内で受信ビットレートが所定の閾値以
    上である期間の平均受信ビットレートと該情報送信装置
    側における符号化速度とを用いて、該周期の値より短い
    微小時間に対応する伝送遅延を推定する微小時間伝送遅
    延推定手段と、 該伝送遅延推定手段の推定結果と微小時間伝送遅延推定
    手段の推定結果とに基づいて、輻輳発生時には符号化速
    度を小さく、輻輳解消時には符号化速度を大きくするよ
    うに符号化速度の変更を該情報送信装置側に要求する符
    号化速度更新要求手段とを備えることを特徴とする通信
    速度制御方式。
  15. 【請求項15】 前記通信システムにおいて送受信され
    る情報がパケット形式であって、 前記測定パターン発生手段が、測定用パターン開始フラ
    グが格納されたパケットから測定用パターン終了フラグ
    が格納されたパケットまでの間のすべてのパケット内の
    データを、前記測定用送信パターンにしたがって作成し
    て、該パケットを前記通信網に出力し、 前記微小時間伝送遅延推定手段が、該測定用パターン開
    始フラグが格納されたパケットから測定用パターン終了
    フラグが格納されたパケットまでの間のすべてのパケッ
    ト内のデータが測定用送信パターンにしたがって作成さ
    れているものと見なして、前記微小時間に対応する伝送
    遅延を推定することを特徴とする請求項14記載の通信
    速度制御方式。
  16. 【請求項16】 前記通信システムにおいて送受信され
    る情報がパケット形式であることと、 前記測定パターン発生手段が、測定用パターン開始フラ
    グが格納されたパケットの送信時からあらかじめ定めら
    れている一定時間内に送信するパケット内のデータを前
    記測定用送信パターンにしたがって作成して、該パケッ
    トを前記通信網に出力し、 前記微小時間伝送遅延推定手段が、該測定用パターン開
    始フラグが格納されたパケットの受信時からあらかじめ
    定められた一定時間内に受信したパケット内のデータが
    該測定用送信パターンにしたがって作成されているもの
    と見なして、前記微小時間に対応する伝送遅延を推定す
    ることを特徴とする請求項14記載の通信速度制御方
    式。
  17. 【請求項17】 前記通信システムにおいて送受信され
    る情報がパケット形式であることと、 前記測定パターン発生手段が、パケット内のデータが測
    定用送信パターンにしたがって作成されたすべてのパケ
    ットに測定用パターン識別フラグを格納して、該パケッ
    トを前記通信網に出力し、 前記微小時間伝送遅延推定手段が、該測定用パターン識
    別フラグが格納されたすべてのパケット内のデータが該
    測定用送信パターンにしたがって作成されているものと
    見なして、前記微小時間に対応する伝送遅延を推定する
    ことを特徴とする請求項14記載の通信速度制御方式。
  18. 【請求項18】 符号化された情報を送信する情報送信
    装置と受信した情報を復号化して出力する情報受信装置
    とをそれぞれ有する複数の情報送受信端末と、該複数の
    情報送受信端末を相互に接続する通信網とからなる通信
    システムにおいて、 前記情報送信装置が、一周期内のある期間において大き
    く、それ以外の期間において小さな送信レートの値を有
    し、かつ該一周期内の平均送信レートが指定された符号
    化速度に等しくなる、周期的な測定用送信パターンを発
    生する送信パターン発生手段を備え、 前記情報受信装置が、通信相手先の情報送受信端末から
    の該測定用送信パターンの受信時において、前記周期の
    値に一致する時間内で受信ビットレートが所定の閾値以
    上である期間内の平均受信ビットレートと、該周期の値
    に一致する時間内の平均受信ビットレートとを用いて、
    該周期の値より短い微小時間に対応する伝送遅延を推定
    する微小時間微小時間伝送遅延推定手段と、 該推定された伝送遅延が目標範囲外となった時、伝送遅
    延を目標範囲内に収めるために適切な符号化速度を計算
    し、該計算結果の符号化速度への変更を自端末内の情報
    送信装置に要求する符号化速度送信要求手段とを備えた
    ことを特徴とする通信速度制御方式。
  19. 【請求項19】 前記通信システムにおいて送受信され
    る情報がパケット形式であって、 前記測定パターン発生手段が、測定用パターン開始フラ
    グが格納されたパケットから測定用パターン終了フラグ
    が格納されたパケットまでの間のすべてのパケット内の
    データを、前記測定用送信パターンにしたがって作成し
    て、該パケットを前記通信網に出力し、 前記微小時間伝送遅延推定手段が、該測定用パターン開
    始フラグが格納されたパケットから測定用パターン終了
    フラグが格納されたパケットまでの間のすべてのパケッ
    ト内のデータが測定用送信パターンにしたがって作成さ
    れているものと見なして、前記微小時間に対応する伝送
    遅延を推定することを特徴とする請求項18記載の通信
    速度制御方式。
  20. 【請求項20】 前記通信システムにおいて送受信され
    る情報がパケット形式であることと、 前記測定パターン発生手段が、測定用パターン開始フラ
    グが格納されたパケットの送信時からあらかじめ定めら
    れている一定時間内に送信するパケット内のデータを前
    記測定用送信パターンにしたがって作成して、該パケッ
    トを前記通信網に出力し、 前記微小時間伝送遅延推定手段が、該測定用パターン開
    始フラグが格納されたパケットの受信時から予め定めら
    れた一定時間内に受信したパケット内のデータが該測定
    用送信パターンにしたがって作成されているものと見な
    して、前記微小時間に対応する伝送遅延を推定すること
    を特徴とする請求項18記載の通信速度制御方式。
  21. 【請求項21】 前記通信システムにおいて送受信され
    る情報がパケット形式であることと、 前記測定パターン発生手段が、パケット内のデータが測
    定用送信パターンにしたがって作成されたすべてのパケ
    ットに測定用パターン識別フラグを格納して、該パケッ
    トを前記通信網に出力し、 前記微小時間伝送遅延推定手段が、該測定用パターン識
    別フラグが格納されたすべてのパケット内のデータが該
    測定用送信パターンにしたがって作成されているものと
    見なして、前記微小時間に対応する伝送遅延を推定する
    ことを特徴とする請求項18記載の通信速度制御方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11242542A (ja) * 1998-02-25 1999-09-07 Mitsubishi Electric Corp 要約作成表示装置
JP2006303702A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音声符号化選択制御方法、音声パケット送信装置、音声パケット受信装置、音声パケット送信プログラム、音声パケット受信プログラム、記録媒体

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