JPH09319869A - 画像エンハンサ - Google Patents

画像エンハンサ

Info

Publication number
JPH09319869A
JPH09319869A JP8133753A JP13375396A JPH09319869A JP H09319869 A JPH09319869 A JP H09319869A JP 8133753 A JP8133753 A JP 8133753A JP 13375396 A JP13375396 A JP 13375396A JP H09319869 A JPH09319869 A JP H09319869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
processing circuit
image
level
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8133753A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahide Naemura
昌秀 苗村
Yoshinori Izumi
吉則 和泉
Atsushi Fukuda
淳 福田
Tadanobu Mizutani
肇伸 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Hoso Kyokai NHK, Japan Broadcasting Corp filed Critical Nippon Hoso Kyokai NHK
Priority to JP8133753A priority Critical patent/JPH09319869A/ja
Publication of JPH09319869A publication Critical patent/JPH09319869A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のエンハンス処理では、芝生などのテク
スチャー画像や折り返し成分やノイズ成分などのエンハ
ンス処理に不適な画像部分まで一律にエンハンスを掛け
ることによって、画像全体の自然感を損なっていた。 【解決手段】 エンハンス処理は、動画系(4,8,1
0,14,18)および静止画系(6,12,16,2
0)それぞれの系統で行い、絵柄を示す領域情報信号
は、動静それぞれ独立に領域情報生成回路18,20に
より生成している。領域情報信号は、静止画の場合、エ
ッジ検出回路16から出力されるエッジ信号と静止画内
挿処理回路6から出力されるレベル信号から生成され
る。また、動画の場合、領域情報信号は、1フレーム
差,2フレーム差信号生成回路8から出力される1フレ
ーム差信号,2フレーム差信号と、エッジ検出回路14
から出力されるエッジ信号と、動画内挿処理回路4から
出力されるレベル信号から生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイビジョン受信
機などにおける画像のエンハンス処理を行うのに好適
な、画像エンハンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像のエンハンス処理は、画像の
絵柄情報を考慮せず、画面全体を一様に行っていた。従
来から知られている画像エンハンサの一例としては、特
開平8−037607号公報に記されているように、画
像信号から高域通過フィルタを用い、高域成分を抽出
し、その高域成分のレベル情報のみを用いてエンハンス
信号を生成するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
ら知られている画像エンハンサにあっては、以下に列挙
する問題が生じていた。
【0004】処理しようとしている画素の高域成分は
ノイズや折返しなどの不要信号が支配的となっているの
か、あるいは画像自体の情報が支配的となっているのか
の判断が難しく、絵柄によっては、エンハンスをかける
ことによって自然感がなくなり、画質を損なう。
【0005】小さな物体と大きな物体の判別がなされ
ていないため、両者に適切なエンハンスをかけることが
できず、例えば、大きい物体に適切なエンハンスをかけ
ると、小さい物体では、エンハンスがかかりすぎて不自
然な物体となり、逆に、小さい物体に適切なエンハンス
をかけると大きい物体でエンハンスが不足するという現
象が生じていた。
【0006】もとの信号のレベルが高いとき、あるい
は低いとき、エンハンスをかけることによって、許容さ
れているダイナミックレンジを超えてしまい、白詰り現
象や黒つぶれ現象が生じていた。
【0007】さらに加えて、従来のエンハンス処理で
は、芝生などのテクスチャー画像や折り返し成分やノイ
ズ成分などのエンハンス処理に不適な画像部分まで一律
にエンハンスをかけることによって、画像全体の自然感
を損なっていた。
【0008】よって本発明の目的は、上述の点に鑑み、
画像信号から絵柄に対応した領域情報を生成し、その情
報に応じてエンハンス処理のパラメータ量を変化させ、
より自然なエンハンス処理を実現することにより、エン
ハンス画質を向上させる画像エンハンサを提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る画像エンハンサは、画素単位に入力
画像信号の輝度信号レベルを検出して出力するレベル検
出部と、画素単位に前記入力画像信号のエッジ成分を検
出して出力するエッジ検出部と、該エッジ検出部の出力
信号および前記レベル検出部の出力信号に基づき領域情
報信号を割り当てて出力するミックス処理回路を含む領
域情報生成手段と、前記入力画像信号より生成したエン
ハンス信号を、前記領域情報信号に基づき、前記入力画
像信号に足し合わせてエンハンス処理するエンハンス処
理部とを具備したものである。
【0010】ここで、前記レベル検出部は、入力画像信
号の輝度信号レベルを予め定められた関係に基づき設定
された2つ以上の閾値と比較して前記輝度信号のビット
数を低減した低ビットレベル信号を出力するレベル変換
処理回路を含む構成とすることができる。
【0011】また、前記エッジ検出部は、入力画像信号
の高域成分を抽出する高域通過フィルタと、該高域通過
フィルタの出力信号の絶対値を演算して出力する絶対値
化処理回路と、該絶対値化処理回路の出力信号を予め定
められた関係に基づき設定された2つ以上の閾値と比較
してビット数を低減した低ビット高域成分信号を出力す
るレベル変換処理回路を含む構成とすることができる。
あるいは、前記エッジ検出部は、入力画像信号の高域成
分を抽出する高域通過フィルタと、該高域通過フィルタ
の出力信号の絶対値を演算して出力する絶対値化処理回
路と、該絶対値化処理回路の出力信号を予め定められた
関係に基づき設定された2つ以上の閾値と比較してビッ
ト数を低減した低ビット高域成分信号を出力するレベル
変換処理回路と、入力画像信号の1フレーム差信号およ
び/または2フレーム差信号の絶対値を演算して出力す
る1フレーム差絶対値化処理回路および/または2フレ
ーム差絶対値化処理回路と、該1フレーム差絶対値化処
理回路および/または2フレーム差絶対値化処理回路の
出力信号と前記低ビット高域成分信号を出力するレベル
変換処理回路の出力信号とに基づき、低ビット動エッジ
信号を割り当てて出力するロジカルミックス処理回路を
含む構成とすることができる。
【0012】ここで、前記エッジ検出部は、処理対象画
素を中心に複数の画素を含む予め定められた2次元領域
の境界上に位置する画素の前記低ビット高域成分信号ま
たは前記低ビット動エッジ信号の値を全て加算し、該加
算結果を予め定められた関係に基づき設定された2つ以
上の閾値と比較してビット数を低減して前記処理対象画
素の低ビット高域成分信号または低ビット動エッジ信号
の値に置換して出力する孤立点除去処理回路を含む構成
とするのが好適である。さらに、前記エッジ検出部は、
処理対象画素を中心とした予め定められた2次元領域内
に含まれる複数の画素の前記孤立点除去処理回路の出力
信号を全て加算し、該加算結果を予め定められた関係に
基づき設定された2つ以上の閾値と比較して割り当てた
データを前記処理対象画素の孤立点除去処理回路の出力
信号に置換して出力する領域化処理回路を含むことが可
能である。
【0013】なお、上記の各画像エンハンサにおいて
は、前記2つ以上の閾値の設定が、受信信号のC/N比
により制御される構成とするのが好適である。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1 本発明の実施の形態の一例として、ハイビジョン受信機
(MUSEデコーダ)での画像エンハンス処理について
説明する。
【0015】以下に述べるハイビジョン受像機において
は、受信画像にエンハンスをかける際に、画像の絵柄に
対応した領域情報に応じて、エンハンス処理の仕方を変
えて、元の受信画像に足し合わせることにより適切なエ
ンハンス処理を実現する。
【0016】領域情報には、画像のエッジに関する情報
とレベルに関する情報が含まれている。動画に対して
は、フレーム差情報を用いて、サブサンプリング処理に
よる折返しが強く現れる領域に関する情報も領域情報に
含めている。領域情報の検出方法として、本発明に係る
孤立点除去処理、近傍画素を用いた領域化処理を用い、
領域情報の信頼性を増している。
【0017】より具体的に述べると、領域情報を生成す
るための情報として用いるものは、画像のエッジ成分、
画像の輝度レベル情報、画像の1フレーム差信号、2フ
レーム差信号である。
【0018】画像のエッジ成分は、視覚的に感度が高
く、ノイズをマスキングする効果があることが知られて
いるため、その部分については、エンハンス量を画像の
平坦部より多くできる。
【0019】画像の輝度レベルは、エンハンスにより白
詰りしたり、黒つぶれするのを避けるため、画像の輝度
レベルに応じてエンハンス量を制御するパラメータとし
て用いる。
【0020】画像の1フレーム差信号、2フレーム差信
号は動くエッジ信号の検出とサブサンプリング処理によ
る折返し部分の検出情報として用いる。
【0021】以下、図面を参照して、本発明の実施の形
態の一例を詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明を適用したハイビジョン受
信機であるMUSEデコーダの構成例を示す。
【0023】図1において、2は公知の技術によって構
成されている動き検出回路である。4は動画内挿処理回
路、6は静止画内挿処理回路であって、いずれも後述す
るレベル情報を出力する。8は1フレーム差,2フレー
ム差信号生成回路である。これらの各回路2,4,6,
8にはMUSE信号が入力されている。10は動画用の
エンハンス回路、12は静止画用のエンハンス回路であ
り、それらの詳細な回路構成および動作については、図
3および図4等を参照して、後に詳述する。14は動画
用のエッジ検出回路、16は静止画用のエッジ検出回路
である。18は動画用の領域情報生成回路、20は静止
画用の領域情報生成回路であり、各々の領域情報につい
ては後に詳述する。22は混合(ミックス)回路、24
はD/A変換回路である。
【0024】次に、図1に示したMUSEデコーダの動
作を説明する。
【0025】図1に示したMUSEデコーダは、動画処
理と静止画処理を別々に処理し、動き検出の結果に応じ
てそれら2つの処理結果をミックスしている。
【0026】エンハンス処理は、動画系(4,8,1
0,14,18)および静止画系(6,12,16,2
0)それぞれの系統で行い、絵柄を示す領域情報信号
は、動静それぞれ独立に領域情報生成回路18,20に
より生成している。
【0027】領域情報信号は、静止画の場合、エッジ検
出回路16から出力されるエッジ信号と静止画内挿処理
回路6から出力されるレベル信号から生成される。ま
た、動画の場合、領域情報信号は、1フレーム差,2フ
レーム差信号生成回路8から出力される1フレーム差信
号,2フレーム差信号と、エッジ検出回路14から出力
されるエッジ信号と、動画内挿処理回路4から出力され
るレベル信号から生成される。そして、それらの領域情
報信号の値に応じて、エンハンス処理の各種パラメータ
を画素毎に制御して、エンハンス処理を実行している。
【0028】ここで、領域情報信号について説明する。
【0029】画素の構成要素の中で輪郭成分(エッジ成
分)は、視覚感度が高い。一方、芝生などで代表される
ような強いエッジ成分のないテクスチャー成分は、視覚
感度が低い。また、ノイズなどの妨害成分は、強いエッ
ジがある部分では、目立たず、平坦部分では目立つとい
う視覚効果もある。これより、エンハンスは、視覚感度
の高いエッジ部分で強くかけ、テクスチャー部分では、
弱くかければよい。
【0030】また、エンハンスをかける前の画像のレベ
ルが、許容されているダイナミックレンジの上限あるい
は、下限付近にあり、エンハンスをかけることにより、
その上限、下限を超すような場合、エンハンスのかけ方
により白詰りや黒つぶれの画像劣化が生じる。
【0031】さらに、劣化要因としての折返しは、15
Hzの時間周波数でフリッカしており、エンハンスがそ
の部分にかかると劣化の程度が増す。
【0032】このように、画像のなかには、絵柄によっ
て、エンハンスに適している部分と、適していない部分
が混在している。そこで、エンハンスに適している部分
と適していない部分を検出して、領域毎にエンハンスの
強度を切り替えれば、エンハンスの効果を減ずることな
く、劣化要因の増大を防ぐことができる。
【0033】領域情報信号は、エンハンスに適している
部分を画素単位に示す信号で、基本的には強いエッジが
存在している部分には、エンハンスを強くかけ、それ以
外では弱くかけることを目的として、領域情報信号を生
成している。
【0034】そこで、図2を参照して、この領域情報信
号について説明する。図2上段の画像(a)は、エンハ
ンスをかける前のもと画像で、人と葉の後ろのバックラ
ウンドに粒状のノイズがある。この画像に従来のエンハ
ンスをかけると、同図(b)の如く画面一様にエンハン
スがかかるため、バックラウンドのノイズも強調され、
画質が劣化する。これを避けるには、図2中段の右
(c)に示す如く、黒く示された部分と他の部分を切り
分けてエンハンスをかければ、バックラウンドのノイズ
を強調することなく、人と葉の部分だけにエンハンスを
かけることができる(図2下段の右図(e)参照)。領
域情報信号は、図2中段の右図(c)に示す部分を表す
信号である。
【0035】なお、図1に示したエンハンス回路10,
12は、特開平8−37607号公報に記載されている
“受信画像のエンハンス方法”に準じる。ここで、適応
的に変えるパラメータとしては、上記明細書中の図3,
図4に記載されている特性を用いることができる。
【0036】実施の形態2 図3は本発明に従った静止画用エンハンス処理のための
回路構成を、図4は動画用エンハンス処理のための回路
構成を示す。
【0037】静止画エンハンス処理においては、入力信
号が本線系とレベル検出系、エッジ検出系の3系統に分
かれる。図3のブロック図において、本線系には、エン
ハンス処理部としての機能を果たす2次元エンハンサ3
0が含まれている。また、レベル検出系には、レベル変
換処理回路32と、2次元LPF(ローパスフィルタ)
が含まれている。ミックス処理回路36については、後
に説明する。さらに、エッジ検出系には2次元HPF
(ハイパスフィルタ)38と、絶対値化処理回路40
と、2次元LPF42と、メディアンフィルタ44と、
レベル変換処理回路46と、2次元LPF48と、孤立
点除去処理回路50と、領域化処理回路52が含まれて
いる。
【0038】上記のレベル検出系は、対象画素の平均輝
度レベルを検出し、それを低ビット語長で表す系統であ
る。
【0039】まず最初に、レベル変換処理回路32の動
作を説明する。入力信号の輝度レベルが、予め定められ
たレベルの低いほうから順番に0から昇順に整数の番号
が割り振られた複数の閾値と比較される。そして、入力
信号の輝度レベルが、最初に閾値より小さくなった時、
1つ前の閾値の番号を新たな出力信号とするレベル変換
操作を行う。例として、図5に、入力8ビット語長の輝
度レベルを有する信号を、4ビット語長のデータに変換
するときのレベル変換を示す。
【0040】このようにしてレベル変換処理回路32か
ら得られた輝度レベルをそのまま適応処理の制御に使う
と、画像のエッジ付近では、レベルの変化が大きく、制
御が画素ごとに切り替わり、フリッカが生じることがあ
る。これを避けるため、レベル変換処理された信号の輝
度レベルの平均化を2次元LPF34で行う。
【0041】ここで、輝度の平均とは、周辺画素間での
輝度平均のことをいい、例えば、対象画素を中心に3×
3の周辺画素で平均すると、次式で表すことができる。
【0042】
【数1】
【0043】ここで、Iは、平均輝度レベルである。
【0044】またX[j][i]は、(x,y)座標が
(i,j)の画素の輝度レベルである。
【0045】この平均化された信号(2次元LPF34
の出力信号)を、低ビットレベル信号という。
【0046】上記のエッジ検出系は、入力画像で、エッ
ジが支配的な部分を画素単位で検出する系統である。
【0047】このエッジ検出系では、以下に述べる動作
を行う。なお、カッコ書きで示した数字は、図3に示し
た各ブロックに対応している。
【0048】まず、入力信号に対して、高域成分を取り
出す2次元高域通過フィルタ処理が行われる(38)。
その後、高域成分を絶対値化し(40)、ノイズを除去
することを目的に、2次元低域通過フィルタ処理(4
2)、3×3メディアンフィルタ処理(44)が行われ
る。このように処理された高域成分は、レベル検出系で
のレベル変換処理と同じ処理が施され(46)、低ビッ
ト語長の信号となる。
【0049】ただし、この場合のレベル変換に用いる予
め設定された複数の閾値は、レベル検出系と、異なって
いてもよい。
【0050】低ビット語長化された高域成分信号(すな
わち、レベル変換処理回路46の出力信号)は、信号成
分からノイズを取り除き、信号を広げるために、低域通
過フィルタ処理が施される(48)。低域通過フィルタ
処理の後、低ビット語長化された高域成分信号に含まれ
ている孤立点を除去するために、後述する孤立点除去処
理が施される(50)。そして、後述する領域化処理
(52)によって、低ビット語長化された高域成分信号
は、エッジ成分が多い画像エッジ領域とエッジ成分が少
ない平坦領域に切り分けられる。この切り分けの程度を
示す情報が、低ビットエッジ信号である。
【0051】そして、最終的に、上記の低ビットレベル
信号(2次元LPF34の出力信号)と低ビットエッジ
信号(領域化処理回路52の出力信号)がミックス処理
回路36で組み合わされ、静止画の場合の領域情報信号
となる。
【0052】図6は、3ビット語長の領域情報信号を生
成するためのミックス処理の例を4ビット語長の低ビッ
トレベル信号と4ビット語長の低ビットエッジ信号の場
合について示したものである。
【0053】次に、図4を参照して、動画用のエンハン
ス処理について説明する。
【0054】図4に示した本線系には、エンハンス処理
部としての機能を果たす2次元エンハンサ60が含まれ
ている。
【0055】レベル検出系には、レベル変換処理回路6
2と、2次元LPF64が含まれている。ミックス処理
回路66については、後に詳述する。
【0056】エッジ検出系には、2次元HPF68と、
絶対値化処理回路70と、2次元LPF72と、メディ
アンフィルタ74と、レベル変換処理回路76が含まれ
ている。
【0057】1フレーム差検出系には、2次元LPF7
8と、絶対値化処理回路80と、2次元LPF82と、
メディアンフィルタ84と、レベル変換処理回路86が
含まれている。
【0058】2フレーム差検出系には、2次元LPF8
8と、絶対値化処理回路90と、2次元LPF92と、
メディアンフィルタ94と、レベル変換処理回路96が
含まれている。
【0059】さらに、領域情報生成手段110には、ロ
ジカルミックス処理回路98と、2次元LPF100
と、孤立点除去処理回路102と、領域化処理回路10
4が含まれている。
【0060】上記の構成を有する動画用エンハンス処理
回路は、以下に述べる動作を行う。なお、カッコ書きで
示した数字は、図4に示した各ブロックに対応してい
る。
【0061】動画エンハンス処理において、領域情報信
号の生成には、レベル検出系、エッジ検出系以外に、1
フレーム間の差信号である1フレーム差信号と2フレー
ム間の差信号である2フレーム差信号が用いられる。
【0062】1フレーム差信号と2フレーム差信号に対
しては、ノイズ除去を目的に、2次元低域通過フィルタ
処理(78,88)、絶対値化処理(80,90)、2
次元低域通過フィルタ処理(82,92)、3×3メデ
ィアンフィルタ処理(84,94)が施される。ノイズ
除去された1フレーム差、2フレーム差信号は、レベル
検出系、エッジ検出系と同様に、レベル変換処理(8
6,96)が施され、低ビット語長化される。レベル変
換処理に用いる閾値の値は、レベル検出系、エッジ検出
系と異なっていてもよい。
【0063】低ビット語長化された1フレーム差信号と
2フレーム差信号は、ロジカルミックス処理回路98
で、低ビットエッジ信号と組み合わされ、動くエッジを
表す低ビット動エッジ信号となる。
【0064】図7に、ロジカルミックス処理回路98の
代表的な例を示す。この場合、2フレーム差信号と1フ
レーム差信号を比較テーブル回路120で比較し、新た
なフレーム差信号を作り、組み合わせ回路122におい
てその値とエッジ信号を乗算して最終的な動いているエ
ッジ信号としている。
【0065】MUSEデコーダのようなフレームオフセ
ットサブサンプルを使ったシステムでは、サブサンプル
による折り返し成分が2フレーム差信号より強く1フレ
ーム差信号に現れるため、図7に示すように1フレーム
差信号と2フレーム差信号の比較をして、その大小関係
より新たなフレーム差信号を得る処理で、折り返し成分
を小さくすることができる。
【0066】図4に示したロジカルミックス処理回路9
8で生成された低ビット動エッジ信号に対して、静止画
の低ビットエッジ信号の生成のときと同様に、2次元低
域通過フィルタ処理(100)、孤立点除去処理(10
2)、領域化処理(104)が施される。その結果が、
静止画の領域情報信号の生成と同様に、低ビットレベル
信号と組み合わされて、最終的な動画の場合の領域情報
信号が生成される。
【0067】本発明におけるエンハンス処理では、生成
された領域情報信号の値に応じて、そのエンハンス処理
におけるパラメータを適応的に変えている。図8は、特
開平8−37607号公報記載のエンハンサを例に、上
記2次元エンハンサ30,60(図3,図4参照)を詳
細に示す。図8において、130は非線形前処理回路、
132は2次元高域通過フィルタ、134は非線形後処
理回路、136は遅延回路である。なお、特開平8−3
7607号公報記載のエンハンサではバンドパスフィル
タが用いられているが、図8ではこれを2次元高域通過
フィルタとしてエンハンサを構成してある。
【0068】生成された領域情報信号で制御されるの
は、非線形後処理回路134の部分である。非線形後処
理回路134は、入力のレベルxに応じて、出力値yが
非線形的に変わる処理で、以下の式で表すことができ
る。
【0069】
【数2】 y=−ymin (x<−(ymin+αm・x1)/αmのとき) y=αm・(x+x1) (−(ymin+αm・x1)/αm≦x≦−x1のとき) y=0 (−x1<x<x1のとき) y=αp・(x−x1) (x1≦x≦(ymax+αp・x1)/αpのとき) y=ymax ((ymax+αp・x1)/αp<xのとき) …(2) 上式のymax,ymin,αm,αp,x1の値が領
域情報信号で適応的に変わる値である。例えば図6に示
された領域情報信号に対して、上記ymax,ymi
n,αm,αp,x1がどのように変化するかを例示し
たのが図9である。
【0070】図9より、領域情報信号で画像のエッジ情
報が支配的になるに従い、αm,αpの値を大きくし、
エンハンスを強く施し、反対にエッジ情報が少なくなる
に従い、αm,αpの値を小さくし、エンハンスを弱く
施すような制御を行っている(領域情報信号の値が4と
5(6と7)では、5(7)の方がαm,αpの値が大
きく、領域情報信号の値が0〜3では、0→1→2→3
の値でαm,αpの値が大きくなっている)。
【0071】この結果、ノイズ成分や孤立的に存在する
粒状の物体は、領域情報信号では、エッジ情報が少ない
画素と判断されるため、エンハンス処理をあまり大きく
かけないようにすることができる。
【0072】また、領域情報信号には、レベルに関する
情報が含まれているため、レベル情報に応じてαm,α
p,ymin,ymaxを図9のように変化させること
も可能である。低ビットエッジ信号の値が同じとなる場
合の例として領域情報信号の値5と7についてαmとα
pまたはyminとymaxを比較すればわかるよう
に、レベルによる制御を行うことにより、レベルが高い
ときには、αp,ymaxをαm,yminより小さく
し、レベルが低いときには、αm,yminをαp,y
maxより小さくして、エンハンスを施すことにより、
画像レベルが高いときに白づまりになったり、画像レベ
ルが低いときに黒つぶれになったりするのを避けること
ができる。
【0073】次に、図3および図4に示した孤立点除去
処理回路50,102と領域化処理回路52,104に
ついて説明する。
【0074】孤立点除去処理は、信号に含まれる孤立点
を除去する処理で、図10に示される原理に従って行わ
れる。領域情報信号での孤立点の近傍では、その値が零
となるため、図10のように孤立点を囲む長方形の四辺
上では、すべて零値を採ると考えられ、四辺上の総和は
零となる。一方、画像のエッジ近傍では、エッジが対象
点を囲む長方形の四辺状の一部を横切るため、四辺上の
総和は零より大きな値となる。このことを、利用して孤
立点の除去を行っている。
【0075】図10に示した原理図では、対象となる画
素を中心にm画素×nラインで囲む長方形の四辺上に位
置する画素成分をすべて足し合わせ、その総和が予め設
定された1組の閾値間のどこに属するかによって、対象
画素の出力値を設定閾値数に応じて段階的に下げてい
る。なお、対象となる画素を囲む形状は、長方形に限定
されるものではない。
【0076】領域化処理は、図11に示される原理に従
って行われる。
【0077】まず、対象となる画素を含むある形状内に
存在する画素成分を足し合わせ、形状内の画素和を求め
る。形状内の画素和が、予め定められたレベルの低いほ
うから順番に0から昇順に整数の番号が割り振られた複
数の閾値と比較され、画素和が、最初に閾値より小さく
なった時、1つ前の閾値の番号を新たな領域情報信号の
値とする。0番目の閾値は、常に零である。
【0078】また、図3および図4に示されている孤立
点除去回路50,102および領域化処理回路52,1
04で予め設定されている閾値レベルを、受信機で別途
検出されたノイズ量で制御することが可能である。ノイ
ズ量が予め設定された値を超えたときには、領域情報信
号に対するノイズの影響を少なくするために、それぞれ
の閾値レベルを高くする制御を行う。
【0079】図10または図11の処理における閾値が
4通り(Th0 〜Th3 )である場合について、検出ノ
イズ量を表す受信CN比による閾値レベルの制御例を図
12に示した。
【0080】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、画像
のフレーム差信号、エッジ信号、レベル信号を入力し、
フィルタリング処理および演算処理により、画像の絵柄
の特徴(例えば輪郭情報)に対応した領域情報信号を画
素毎に生成し、その領域情報信号でエンハンサのパラメ
ータを制御することにより、絵柄に適合した適応的なエ
ンハンス処理が可能となる。
【0081】更に詳述すると、本発明を実施することに
より、以下に列挙する効果が得られる。
【0082】(1)本発明により、画像内のエンハンス
をかけると画質劣化する部分と画質向上する部分を領域
化することができる。この領域情報を用いると、従来の
画面一様にかけるエンハンスよりも、画質的に優れたエ
ンハンス処理が実現できる。
【0083】(2)領域生成の際の一連の処理(低域通
過フィルタ処理、メディアンフィルタ処理、孤立点除去
処理、領域化処理)によって、ノイズの影響を少なくす
ることができる。
【0084】(3)動画においては、1フレーム差信
号、2フレーム差信号を用いることにより、折り返し成
分のエンハンスへの影響を軽減でき、従来のエンハンス
方法より、画質的に優れた動画エンハンスが実現でき
る。
【0085】(4)上記の領域情報は、絵柄の内容と密
接な関係があるので、動き検出の感度を領域情報信号レ
ベルが高いときには高く、領域情報信号レベルが低いと
きには低くするなどの制御に用いることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエンハンス処理回路をMUSEデ
コーダに用いる場合の構成例を示すブロック図である。
【図2】領域情報信号によるエンハンスの具体例を示す
説明図である。
【図3】本発明における静止画用エンハンス処理の回路
構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明における動画用エンハンス処理の回路構
成例を示すブロック図である。
【図5】本発明におけるレベル変換処理の一例を示す図
である。
【図6】本発明における低ビットレベル信号と低ビット
エッジ信号のミックス処理の一例を示す図である。
【図7】ロジカルミックス処理回路の一例を示す図であ
る。
【図8】本発明における2次元エンハンサの回路構成例
を示すブロック図である。
【図9】領域情報信号によるエンハンスパラメータの制
御例を示す図である。
【図10】本発明における孤立点除去処理の原理を示す
説明図である。
【図11】本発明における領域化処理の原理を示す説明
図である。
【図12】受信CN比による閾値レベルの制御例を示す
図である。
【符号の説明】 2 動き検出回路 4 動画内挿処理回路 6 静止画内挿処理回路 8 1フレーム差,2フレーム差信号生成回路 10 エンハンス回路(動画用) 12 エンハンス回路(静止画用) 14 エッジ検出回路(動画用) 16 エッジ検出回路(静止画用) 18 領域情報生成回路(動画用) 20 領域情報生成回路(静止画用) 22 混合(ミックス)回路 24 D/A変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水谷 肇伸 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素単位に入力画像信号の輝度信号レベ
    ルを検出して出力するレベル検出部と、画素単位に前記
    入力画像信号のエッジ成分を検出して出力するエッジ検
    出部と、該エッジ検出部の出力信号および前記レベル検
    出部の出力信号に基づき領域情報信号を割り当てて出力
    するミックス処理回路を含む領域情報生成手段と、 前記入力画像信号より生成したエンハンス信号を、前記
    領域情報信号に基づき、前記入力画像信号に足し合わせ
    てエンハンス処理するエンハンス処理部とを具備したこ
    とを特徴とする画像エンハンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像エンハンサにおい
    て、 前記レベル検出部は、 入力画像信号の輝度信号レベルを予め定められた関係に
    基づき設定された2つ以上の閾値と比較して前記輝度信
    号のビット数を低減した低ビットレベル信号を出力する
    レベル変換処理回路を含むことを特徴とする画像エンハ
    ンサ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像エンハンサにおい
    て、 前記エッジ検出部は、 入力画像信号の高域成分を抽出する高域通過フィルタ
    と、 該高域通過フィルタの出力信号の絶対値を演算して出力
    する絶対値化処理回路と、 該絶対値化処理回路の出力信号を予め定められた関係に
    基づき設定された2つ以上の閾値と比較してビット数を
    低減した低ビット高域成分信号を出力するレベル変換処
    理回路を含むことを特徴とする画像エンハンサ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像エンハンサにおい
    て、 前記エッジ検出部は、 入力画像信号の高域成分を抽出する高域通過フィルタ
    と、 該高域通過フィルタの出力信号の絶対値を演算して出力
    する絶対値化処理回路と、 該絶対値化処理回路の出力信号を予め定められた関係に
    基づき設定された2つ以上の閾値と比較してビット数を
    低減した低ビット高域成分信号を出力するレベル変換処
    理回路と、 入力画像信号の1フレーム差信号および/または2フレ
    ーム差信号の絶対値を演算して出力する1フレーム差絶
    対値化処理回路および/または2フレーム差絶対値化処
    理回路と、 該1フレーム差絶対値化処理回路および/または2フレ
    ーム差絶対値化処理回路の出力信号と前記低ビット高域
    成分信号を出力するレベル変換処理回路の出力信号とに
    基づき、低ビット動エッジ信号を割り当てて出力するロ
    ジカルミックス処理回路を含むことを特徴とする画像エ
    ンハンサ。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4記載の画像エン
    ハンサにおいて、 前記エッジ検出部は、 処理対象画素を中心に複数の画素を含む予め定められた
    2次元領域の境界上に位置する画素の前記低ビット高域
    成分信号または前記低ビット動エッジ信号の値を全て加
    算し、該加算結果を予め定められた関係に基づき設定さ
    れた2つ以上の閾値と比較してビット数を低減して前記
    処理対象画素の低ビット高域成分信号または低ビット動
    エッジ信号の値に置換して出力する孤立点除去処理回路
    を含むことを特徴とする画像エンハンサ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像エンハンサにおい
    て、 前記エッジ検出部は、 処理対象画素を中心とした予め定められた2次元領域内
    に含まれる複数の画素の前記孤立点除去処理回路の出力
    信号を全て加算し、該加算結果を予め定められた関係に
    基づき設定された2つ以上の閾値と比較して割り当てた
    データを前記処理対象画素の孤立点除去処理回路の出力
    信号に置換して出力する領域化処理回路を含むことを特
    徴とする画像エンハンサ。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至請求項6のいずれかに記載
    の画像エンハンサにおいて、 前記2つ以上の閾値の設定が、受信信号のC/N比によ
    り制御されることを特徴とする画像エンハンサ。
JP8133753A 1996-05-28 1996-05-28 画像エンハンサ Pending JPH09319869A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8133753A JPH09319869A (ja) 1996-05-28 1996-05-28 画像エンハンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8133753A JPH09319869A (ja) 1996-05-28 1996-05-28 画像エンハンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09319869A true JPH09319869A (ja) 1997-12-12

Family

ID=15112144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8133753A Pending JPH09319869A (ja) 1996-05-28 1996-05-28 画像エンハンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09319869A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001203911A (ja) * 2000-01-24 2001-07-27 Canon Inc 画像表示装置の駆動回路とその駆動方法
JP2007329927A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Gennum Corp ビデオ画質改善システムおよび方法
JP2010148015A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> ノイズ低減装置およびそのプログラム
WO2010113342A1 (ja) * 2009-03-31 2010-10-07 シャープ株式会社 画像強調装置、画像強調方法、画像強調プログラム、および信号処理装置
WO2011099202A1 (ja) * 2010-02-15 2011-08-18 シャープ株式会社 信号処理装置、制御プログラム、および集積回路
US8655101B2 (en) 2009-06-04 2014-02-18 Sharp Kabushiki Kaisha Signal processing device, control method for signal processing device, control program, and computer-readable storage medium having the control program recorded therein
US8773594B2 (en) 2010-09-29 2014-07-08 Sharp Kabushiki Kaisha Signal processing device, and integrated circuit including oblique lowpass filtering and multiple sharpening components
US8811765B2 (en) 2009-11-17 2014-08-19 Sharp Kabushiki Kaisha Encoding device configured to generate a frequency component extraction signal, control method for an encoding device using the frequency component extraction signal, transmission system, and computer-readable recording medium having a control program recorded thereon
US8824825B2 (en) 2009-11-17 2014-09-02 Sharp Kabushiki Kaisha Decoding device with nonlinear process section, control method for the decoding device, transmission system, and computer-readable recording medium having a control program recorded thereon
CN111277729A (zh) * 2020-02-26 2020-06-12 新疆大学 视频图像的处理方法、装置及电子设备

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001203911A (ja) * 2000-01-24 2001-07-27 Canon Inc 画像表示装置の駆動回路とその駆動方法
US7907215B2 (en) 2006-06-06 2011-03-15 Sigma Designs, Inc. Video enhancement systems and methods
JP2007329927A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Gennum Corp ビデオ画質改善システムおよび方法
JP2010148015A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> ノイズ低減装置およびそのプログラム
JP5281690B2 (ja) * 2009-03-31 2013-09-04 シャープ株式会社 画像強調装置、画像強調方法、画像強調プログラム、および信号処理装置
US8508667B2 (en) 2009-03-31 2013-08-13 Sharp Kabushiki Kaisha Image enhancing device, image enhancing method, image enhancing program and signal processing device
WO2010113342A1 (ja) * 2009-03-31 2010-10-07 シャープ株式会社 画像強調装置、画像強調方法、画像強調プログラム、および信号処理装置
RU2497301C2 (ru) * 2009-03-31 2013-10-27 Шарп Кабусики Кайся Устройство для совершенствования изображений, способ совершенствования изображений, программа для совершенствования изображений и устройство для обработки сигналов
US8655101B2 (en) 2009-06-04 2014-02-18 Sharp Kabushiki Kaisha Signal processing device, control method for signal processing device, control program, and computer-readable storage medium having the control program recorded therein
US8811765B2 (en) 2009-11-17 2014-08-19 Sharp Kabushiki Kaisha Encoding device configured to generate a frequency component extraction signal, control method for an encoding device using the frequency component extraction signal, transmission system, and computer-readable recording medium having a control program recorded thereon
US8824825B2 (en) 2009-11-17 2014-09-02 Sharp Kabushiki Kaisha Decoding device with nonlinear process section, control method for the decoding device, transmission system, and computer-readable recording medium having a control program recorded thereon
WO2011099202A1 (ja) * 2010-02-15 2011-08-18 シャープ株式会社 信号処理装置、制御プログラム、および集積回路
CN102771111A (zh) * 2010-02-15 2012-11-07 夏普株式会社 信号处理装置、控制程序和集成电路
JP5450668B2 (ja) * 2010-02-15 2014-03-26 シャープ株式会社 信号処理装置、制御プログラム、および集積回路
US8891898B2 (en) 2010-02-15 2014-11-18 Sharp Kabushiki Kaisha Signal processing device and control program for sharpening images
US8773594B2 (en) 2010-09-29 2014-07-08 Sharp Kabushiki Kaisha Signal processing device, and integrated circuit including oblique lowpass filtering and multiple sharpening components
CN111277729A (zh) * 2020-02-26 2020-06-12 新疆大学 视频图像的处理方法、装置及电子设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8406547B2 (en) Visual processing device, visual processing method, program, display device, and integrated circuit
KR100782845B1 (ko) 비로그 도메인 조도 수정을 이용한 디지털 영상 개선방법과 시스템
CN106846270B (zh) 一种图像边缘增强方法及装置
US9135681B2 (en) Image chroma noise reduction
JP5701874B2 (ja) ビデオ画像の検出およびエンハンスメントのための方法およびシステム
US5892551A (en) Circuit and method for reducing flicker
US20030081854A1 (en) Filter for combined de-ringing and edge sharpening
US5166788A (en) Motion signal processor
EP1480449B1 (en) Adaptive coring for video peaking
US8086067B2 (en) Noise cancellation
AU767050B2 (en) Contour correction device
WO2004002135A1 (ja) 動き検出装置及びそれを用いたノイズリダクション装置
CN1212001C (zh) 清晰度增强系统、清晰度增强方法和视频显示系统
US5224483A (en) Adaptive contrast enhancement for scanned ultrasonic image
JPH09319869A (ja) 画像エンハンサ
JP2005142891A (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JPH02292988A (ja) 画像信号を処理する方法と装置
US20130343650A1 (en) Image processor, image processing method, and program
JPH0856316A (ja) 画像処理装置
US9600858B1 (en) Visually comfortable content-adaptive dithering for super-resolution
JPH06319152A (ja) 時空間画像フィルタ
JP2003348379A (ja) 画像表示装置および画像処理装置、並びに画像処理方法
JP3014102B2 (ja) 輪郭補正回路
JP2790604B2 (ja) 画像処理装置
JP2004126458A (ja) 画像信号処理装置およびそれを用いた画像表示パネル駆動装置