JPH09319341A - 液晶表示コントローラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、コストと表示品質について考慮さ
れていないという課題を解決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、表示部に液晶を用いた表示
装置の表示制御を行う液晶表示コントローラにおいて、
表示用データを少なくとも２画面分以上記憶する記憶機
能１３と、この記憶機能１３で記憶した２画面分以上の
表示用データより１画面分の表示用データを得て該表示
用データで前記表示装置に少なくとも２画面分以上の期
間にわたって同一表示を行わせる機能１５とを備えたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ、ワ
ードプロセッサ等のＯＡ（オフィスオートメーション）
機器などに用いられ、表示部に液晶を用いた表示装置の
表示制御を行う液晶表示コントローラに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、携帯用コンピュータ等の表示装置
には、表示部に液晶を用いた液晶表示装置が使用されて
いる。特に、高速の表示が必要な表示装置にはＴＦＴを
用いた液晶表示装置が使用されている。一方、安価な表
示装置にはＳＴＮ等の液晶表示装置が使用されている
が、この液晶表示装置は一定時間の実効電圧により動作
する（シャープ技法第５６号・１９９３年６月第６１〜
第６４頁参照）。また、単純マトリクス液晶の駆動方法
としては、表示品質の向上が図られた反転方法や複数同
時駆動法（上記シャープ技法参照）等がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記ＴＦＴを用いた液
晶表示装置は装置価格が高価である。また、上記安価な
ＳＴＮ等の液晶表示装置では、一定時間の実効電圧によ
り動作するので、１秒間に６０回以上画像情報が更新さ
れる現状のコンピュータではスクロール、マウス等の表
示を正常に行うことができない。つまり、この液晶表示
装置は、１回の表示毎に画像情報が変化し、液晶の各ド
ットが画像情報によりオン／オフする前に次の新規の画
像情報が印加され、全体にぼやけた表示となり又はマウ
ス等を見失う可能性がある。また、反転方法や複数同時
駆動法等の単純マトリクス液晶駆動方法では、駆動用Ｉ
Ｃを新規に開発する等のコスト上の問題がある。このよ
うに従来の液晶表示装置では、コストと表示品質につい
て考慮されていない。本発明は、低コスト化及び表示品
質の向上を図ることができる液晶表示コントローラを提
供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１に係る発明は、表示部に液晶を用いた表示
装置の表示制御を行う液晶表示コントローラにおいて、
表示用データを少なくとも２画面分以上記憶する記憶機
能と、この記憶機能で記憶した２画面分以上の表示用デ
ータより１画面分の表示用データを得て該表示用データ
で前記表示装置に少なくとも２画面分以上の期間にわた
って同一表示を行わせる機能とを備えたものであり、低
コスト化及び表示品質の向上を図ることができる。

【０００５】請求項２に係る発明は、表示部に液晶を用
いた表示装置の表示制御を行う液晶表示コントローラに
おいて、表示用データを記憶する記憶機能と、この記憶
機能に記憶した同一の表示用データを少なくとも２フレ
ーム分以上の期間にわたって出力する機能とを備えたも
のであり、低コスト化及び表示品質の向上を図ることが
できる。

【０００６】請求項３に係る発明は、請求項１記載の液
晶表示コントローラにおいて、前記記憶機能で記憶した
表示用データを処理して各画素について前記記憶機能で
記憶した少なくとも２画面分以上の表示用データの平均
値を求め、この平均値を前記表示装置に表示させる演算
部を備えたものであり、低コスト化及び表示品質の向上
を図ることができる。

【０００７】請求項４に係る発明は、請求項２記載の液
晶表示コントローラにおいて、前記記憶機能に記憶した
同一の表示用データを出力するフレーム数を外部から調
整可能な機構を備えたものであり、更新された画像の視
認性向上の度合いを使用者が任意に調整することがで
き、使用者に適した画像表示を行うことが可能となる。

【０００８】請求項５に係る発明は、請求項３記載の液
晶表示コントローラにおいて、前記記憶機能で記憶する
表示用データの画面数を外部から調整することが可能な
機構を備えたものであり、更新された画像の視認性向上
の度合いを使用者が任意に調整することができ、使用者
に適した画像表示を行うことが可能となる。

【０００９】請求項６に係る発明は、請求項４または５
記載の液晶表示コントローラにおいて、前記記憶機能に
記憶した同一の表示用データを出力するフレーム数若し
くは前記記憶機能で記憶する表示用データの画面数を書
き換え可能な記憶媒体に記憶するものであり、使用者に
より設定された、更新画素の視認性向上の度合いを書き
換え可能な記憶媒体に記憶することにより設定条件を更
新、再現することができ、使用者に適した画像表示を得
ることができる。

【００１０】請求項７に係る発明は、請求項２または３
記載の液晶表示コントローラにおいて、フレーム間で変
化する画素数を検出する検出手段と、この検出手段で検
出した画素数に応じて前記記憶機能に記憶した同一の表
示用データを出力するフレーム数若しくは前記記憶機能
で記憶する表示用データの画面数を変化させる機能とを
備えたものであり、画面上で変化する画素数の全画面に
対する画素の割合を検出して、使用する画面の状況に応
じた更新画素の視認性を向上させることが可能となり、
視認性の高い表示を得ることができる。

【００１１】請求項８に係る発明は、請求項７記載の液
晶表示コントローラにおいて、前記検出手段で検出した
画素数の増加により、前記記憶機能に記憶した同一の表
示用データを出力するフレーム数若しくは前記記憶機能
で記憶する表示用データの画面数を増加させ、かつ、前
記記憶機能に記憶した同一の表示用データを出力するフ
レーム数若しくは前記記憶機能で記憶する表示用データ
の画面数の上限を２０フレームとしたものであり、画面
上で変化する画素数の全画面に対する画素の割合を検出
して、使用する画面の状況に応じた更新画素の視認性を
向上させることが可能となり、視認性の高い表示を得る
ことができる。

【００１２】請求項９に係る発明は、請求項１記載の液
晶表示コントローラにおいて、フレーム間で変化する画
素数を検出する検出手段と、前記表示装置の全画素数に
対する、前記検出手段で検出した画素数の割合により、
各画素についての前記記憶機能で記憶した少なくとも２
画面分以上の表示用データの平均値の表示と、少なくと
も２画面分以上の期間にわたる同一表示とを切り換える
機能とを備えたものであり、画面上で変化する画素数の
全画面に対する画素の割合を検出して、使用する画面の
状況に応じた更新画素の視認性を向上させることが可能
となり、視認性の高い表示を得ることができる。

【００１３】請求項１０に係る発明は、請求項９記載の
液晶表示コントローラにおいて、前記検出手段で検出し
た画素数が全画素数に対して１％以下である場合には、
各画素についての前記記憶機能で記憶した少なくとも２
画面分以上の表示用データの平均値を前記表示装置に表
示させ、それ以外の場合には前記記憶機能で記憶した表
示用データの画面数だけ表示用データを表示する期間に
同一の表示を行わせるものであり、画面上で変化する画
素数の全画面に対する画素の割合を検出して、使用する
画面の状況に応じた更新画素の視認性を向上させること
が可能となり、視認性の高い表示を得ることができる。

【００１４】

【発明の実施の形態】本発明の実施形態は、表示部に液
晶を用いた液晶表示装置の表示制御を行う液晶表示コン
トローラであり、特に応答性の低い液晶パネルを用い、
連続的に表示状態が変化する表示（スクロール、マウス
やカーソル等の表示）に対して視認性を向上させる機能
を持ったものである。

【００１５】図１は本発明の第１実施形態を示す。この
第１実施形態は、請求項１、２に係る発明の実施形態で
あり、構成要素として制御手段としての画像コントロー
ル部１１及び表示コントローラ１２、画像メモリ１３、
１４、演算部１５を有する。この第１実施形態では、画
像コントロール部１１、表示コントローラ１２及び演算
部１５からなる論理回路部はＬａｔｔｉｃｅ社製ＣＰＬ
Ｄ ｉｓｐ１０００シリーズが使用され、画像メモリ１
３、１４はＮＥＣ社製ＦＩＦＯ Ｄ４２２８０ＧＵが使
用されている。

【００１６】外部からコンピュータ等により画像コント
ロール部１１に入力される表示用データとしての画像デ
ータは、１フレーム毎に更新される。この画像データを
応答速度の遅い液晶表示装置に直接入力すると、特にフ
レーム毎に更新される画像データについては、液晶表示
装置の液晶分子は画像データに応答する前に次の更新さ
れた新規の画像データが入力されることになり、液晶表
示装置は正常に表示を行うことができない。

【００１７】そこで、この第１実施形態では、画像コン
トロール部１１は、外部から入力された画像データの画
像メモリ１３に対する入出力を管理し、外部から入力さ
れた画像データを一旦画像メモリ１３に複数フレーム
分、例えば４フレーム分格納した後にこれを画像メモリ
１３から読み出して演算部１５で処理して１フレーム分
の画像データを表示用の画像メモリ１４に格納し、表示
コントローラ１２が画像メモリ１４の内容を液晶表示装
置へ出力して表示させる。このように第１実施形態は、
外部から入力された画像データをメモリ素子としての画
像メモリ１４に入力して記憶させる機能と、この画像メ
モリ１４に記憶された画像データを読み出して液晶表示
装置に４フレームの期間（液晶表示装置による画像デー
タ表示を４フレーム分行う期間：画像メモリ１３に記憶
した画像データのフレーム数分だけ液晶表示装置による
画像データ表示を行う期間）にわたって同じ１フレーム
分の画像データを表示させる機能とを有する。

【００１８】図２は第１実施形態の動作タイミングを示
すタイミングチャートである。画像コントロール部１１
は、外部のホストコンピュータから入力された画像デー
タ・・・ｎ−４〜ｎ＋４・・・（ｎ−４〜ｎ＋４は各フ
レームナンバーの画像データを示す）を画像メモリ１３
に４フレーム分ずつ順次に格納し、画像メモリ１３から
４フレーム分の画像データを読み出して演算部１５へ出
力する。

【００１９】演算部１５は画像メモリ１３からの４フレ
ーム分ずつの画像データよりそれぞれ１フレームずつ画
像データ・・・ｎ−４、ｎ、ｎ＋４・・・を取り出して
画像メモリ１４に格納する。表示コントローラ１２は画
像メモリ１４から同じ１フレームの画像データ・・・ｎ
−４、ｎ、ｎ＋４・・・を４回繰り返して読み出して液
晶表示装置へ出力することで同一の表示を４フレームの
期間（液晶表示装置による画像データ表示を４フレーム
分行う期間：画像メモリ１３に記憶した画像データのフ
レーム数分だけ液晶表示装置による画像データ表示を行
う期間）にわたって行わせる。

【００２０】外部のホストコンピュータから入力される
画像データを画像メモリに格納してこの画像メモリから
画像データを読み出して液晶表示装置へ出力する液晶表
示コントローラの比較例を第１実施形態と同一部品を用
いて作成し、その表示タイミングを液晶表示装置のタイ
ミングに調整した。この比較例と第１実施形態につい
て、動作を確認するために、キャラクタを用いた文章の
スクロールおよびマウス、カーソルの移動を行わせた。
その結果、第１実施形態では、比較例に比べて画像デー
タ更新時の視認性が向上していることを確認できた。

【００２１】このように、第１実施形態は、請求項１に
係る発明の実施形態であって、表示部に液晶を用いた液
晶表示装置の表示制御を行う液晶表示コントローラにお
いて、表示用データを少なくとも２画面分以上記憶する
記憶機能としての画像メモリ１３と、この記憶機能１３
で記憶した２画面分以上の表示用データより１画面分の
表示用データを得て該表示用データで液晶表示装置に少
なくとも２画面分以上の期間にわたって同一表示を行わ
せる機能としての演算部１５、画像メモリ１４、表示コ
ントローラ１２とを備えたので、実効電圧で動作する液
晶表示装置に２画面分以上の期間にわたって同一表示を
行わせることで、連続的に更新される画像に対して各画
素の実効電圧を向上させる効果があって液晶表示装置に
視認性の高い表示を行わせることができ、低コスト化及
び表示品質の向上を図ることができる。

【００２２】また、第１実施形態は、請求項２に係る発
明の実施形態であって、表示部に液晶を用いた液晶表示
装置の表示制御を行う液晶表示コントローラにおいて、
表示用データを記憶する記憶機能としての画像メモリ１
３と、この記憶機能１３に記憶した同一の表示用データ
を少なくとも２フレーム分以上の期間にわたって出力す
る機能としての演算部１５、画像メモリ１４、表示コン
トローラ１２とを備えたので、実効電圧で動作する液晶
表示装置に２画面分以上の期間にわたって同一表示を行
わせることで、連続的に更新される画像に対して各画素
の実効電圧を向上させる効果があって液晶表示装置に視
認性の高い表示を行わせることができ、低コスト化及び
表示品質の向上を図ることができる。

【００２３】図３は本発明の第２実施形態を示す。この
第２実施形態は、請求項３に係る発明の実施形態であ
り、外部から入力される画像データを複数フレーム分、
例えば４フレーム分記憶する機能と、各画素毎にその４
フレーム分の画像データのオン／オフの平均値を液晶表
示装置の階調信号として出力する機能とを有する。

【００２４】図４は第２実施形態の動作タイミングを示
すタイミングチャートである。第２実施形態は第１実施
形態において演算部１５の代りに演算部１６が用いられ
る。画像コントロール部１１は、外部のホストコンピュ
ータから入力された画像データ・・・ｎ−４〜ｎ＋４・
・・を画像メモリ１３に４フレーム分ずつ順次に格納
し、画像メモリ１３から４フレーム分の画像データを読
み出して演算部１５へ出力する。

【００２５】演算部１６は画像メモリ１３からの４フレ
ーム分ずつの画像データについて各画素毎に平均値を算
出し、この４フレーム分の画像データの各画素毎の平均
値を１フレーム分の表示用データとして画像メモリ１４
に格納する。表示コントローラ１２は画像メモリ１４か
ら１フレーム分の表示用データ（４フレーム分の画像デ
ータの各画素毎の平均値）を４回繰り返して読み出して
液晶表示装置へ階調信号として出力することで、同一の
表示を４フレームの期間（液晶表示装置による画像デー
タ表示を４フレーム分行う期間：画像メモリ１３に記憶
した画像データのフレーム数分だけ液晶表示装置による
画像データ表示を行う期間）にわたって行わせる。この
場合、液晶表示装置の階調表示方法としては、階調信号
によりパルス幅、電圧、フレームの各変調を行う方法を
用いることができる。この第２実施形態について動作を
確認するために、上記比較例を用いて第１実施形態と同
様に評価したところ、第２実施形態では上記比較例に比
べて画像更新時の視認性が向上していることを確認でき
た。

【００２６】この第２実施形態は、請求項３に係る発明
の実施形態であって、請求項１に係る液晶表示コントロ
ーラにおいて、記憶機能としての画像メモリ１３で記憶
した表示用データとしての画像データを処理して各画素
について記憶機能１３で記憶した少なくとも２画面分以
上の表示用データの平均値を求め、この平均値を液晶表
示装置に表示させる演算部１６を備えたので、液晶表示
装置の複数フレームの期間（画像データ表示を４フレー
ム分行う期間：画像メモリ１３に記憶した画像データの
フレーム数分だけ液晶表示装置による画像データ表示を
行う期間）に画像が更新された画素に対して階調表示を
行うことで、更新中の画像位置を移動量に対応した濃度
で表示する効果があって液晶表示装置に視認性の高い表
示を行わせることができ、低コスト化及び表示品質の向
上を図ることができる。

【００２７】図５は本発明の第３実施形態を示す。この
第３実施形態は、請求項４に係る発明の実施形態であ
り、外部から入力された画像データを複数フレーム分、
例えば２０フレーム分記憶する機能と、外部から入力さ
れるＴＴＬレベルの入力信号により画像データの記憶機
能に記憶するフレーム数（同一画面を表示するフレーム
数）を調整する機能と、各画素毎に、記憶した複数フレ
ームの画像データのオン／オフの平均値を液晶表示装置
の階調信号として出力する機能とを有する。この第３実
施形態は、構成要素として制御手段としての画像コント
ロール部１７及び表示コントローラ１２、画像メモリ１
８、１４、演算部１９、ＥＥＰＲＯＭ２０、ＥＥＰＲＯ
Ｍ制御部２１を有する。

【００２８】画像コントロール部１７は、外部から入力
された画像データを画像メモリ１８に２０フレーム分ず
つ順次に格納し、画像メモリ１８から２０フレーム分の
画像データを読み出して演算部１９へ出力する。外部か
ら入力されるＴＴＬレベルの記憶フレーム数設定信号
は、ＥＥＰＲＯＭ制御部２１によりＥＥＰＲＯＭ２０へ
の書き込みデータおよび入出力制御信号に変換されてＥ
ＥＰＲＯＭ２０に入力され、書き込みデータがＥＥＰＲ
ＯＭ２０に対して入出力される。

【００２９】演算部１９は、画像メモリ１８から読み出
されて入力された２０フレーム分の画像データのうちＥ
ＥＰＲＯＭ２０からの書き込みデータに応じて同一画面
を表示するフレーム数だけ画像データを取り出し、この
同一画面を表示するフレーム数の画像データについて各
画素毎にオン／オフ（１、０）の平均値を算出してその
平均値を表示用データとして画像メモリ１４に格納す
る。表示コントローラ１２は画像メモリ１４から平均値
を上述した同一画面を表示するフレーム数ずつ繰り返し
て読み出して液晶表示装置へ階調信号として出力するこ
とで、液晶表示装置に上述した同一画面を表示するフレ
ーム数だけ同一表示を行わせる。この場合、液晶表示装
置の階調表示方法としては、階調信号によりパルス幅、
電圧、フレームの各変調を行う方法を用いることができ
る。

【００３０】この第３実施形態について動作を確認する
ために、上記比較例を用いて第１実施形態と同様に評価
したところ、第３実施形態では上記比較例に比べて画像
更新時の視認性が向上していることを確認できた。ま
た、画面全体のスクロールのように更新される画素数が
多い場合には同一画面を表示するフレーム数を５〜１０
フレームとしたときに液晶表示装置が視認性の高い表示
を行うことができ、また、カーソル等の更新画素が少な
い場合には同一画面を表示するフレーム数を４フレーム
以下としたときに液晶表示装置が視認性の高い表示を行
うことがわかった。

【００３１】このように、第３実施形態は、請求項４に
係る発明の実施形態であって、請求項２記載の液晶表示
コントローラにおいて、記憶機能としての画像メモリ１
４に記憶した同一の表示用データを出力するフレーム数
を外部から調整可能な機構としての演算部１９、ＥＥＰ
ＲＯＭ２０、ＥＥＰＲＯＭ制御部２１を備えたので、更
新された画像の視認性向上の度合いを使用者が任意に記
憶フレーム数設定信号の変更で調整することができ、使
用者に適した画像表示を行うことが可能となる。

【００３２】本発明の第４実施形態は、請求項５に係る
発明の実施形態であり、上記第２実施形態において、記
憶機能としての画像メモリ１３で記憶する表示用データ
の画面数を外部から調整することが可能な機構を設けた
ものであり、第４実施形態とほぼ同様に外部から入力さ
れるＴＴＬレベルの記憶画面数設定信号がＥＥＰＲＯＭ
制御部によりＥＥＰＲＯＭへの書き込みデータおよび入
出力制御信号に変換されてＥＥＰＲＯＭに入力され、そ
の書き込みデータがＥＥＰＲＯＭに対して入出力され
る。画像コントロール部１１は、外部から入力された画
像データを上記ＥＥＰＲＯＭからの書き込みデータに応
じた画面数だけ画像メモリ１３に格納し、この画像デー
タを画像メモリ１３から読み出して演算部１６へ出力す
る。

【００３３】この第４実施形態は、請求項５に係る発明
の実施形態であって、請求項３記載の液晶表示コントロ
ーラにおいて、記憶機能としての画像メモリ１３で記憶
する表示用データの画面数を外部から調整することが可
能な機構としてのＥＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ制御部を
備えたので、更新された画像の視認性向上の度合いを使
用者が任意に記憶画面数設定信号の変更で調整すること
ができ、使用者に適した画像表示を行うことが可能とな
る。

【００３４】本発明の第５実施形態は、請求項６に係る
発明の実施形態であり、上記第３実施形態において、記
憶機能としての画像メモリ１４に記憶した同一の表示用
データを出力するフレーム数（画像メモリ１４に記憶し
た同一の表示用データにより同一画面を表示するフレー
ム数）を書き換え可能な記憶媒体に記憶し再生する機能
を持つようにしたものである。ＥＥＰＲＯＭ制御部２１
は、外部から入力された、同一画面を表示するフレーム
数を２〜８フレームに切り換えるデータをＥＥＰＲＯＭ
２０に格納し、ＥＥＰＲＯＭ２０からそのデータを再生
して演算部１９に出力する。演算部１９は、画像メモリ
１８から読み出されて入力された２０フレーム分の画像
データのうちＥＥＰＲＯＭ２０からの、上記同一画面を
表示するフレーム数を切り換えるデータに応じて同一画
面を表示するフレーム数の画像データを取り出し、この
同一画面を表示するフレーム数の画像データについて各
画素毎にオン／オフ（１、０）の平均値を算出してその
平均値を表示用データとして画像メモリ１４に格納す
る。

【００３５】この第５実施形態について動作を確認する
ために、上記比較例を用いて第１実施形態と同様に評価
したところ、第５実施形態では上記比較例に比べてＥＥ
ＰＲＯＭ２０からのデータにより、同一画面を表示する
フレーム数を、表示する画面の状態に応じて切り換える
ことができ、操作性および視認性が向上することがわか
った。

【００３６】なお、第５実施形態において、画像メモリ
１４に記憶される同一の表示用データを出力するフレー
ム数（画像メモリ１４に記憶した同一の表示用データに
より同一画面を表示するフレーム数）の代りに、画像メ
モリ１８で記憶される表示用データの画面数を書き換え
可能な記憶媒体としてのＥＥＰＲＯＭ２０に記憶し再生
する機能を持つようにしてもよい。この場合、画像コン
トロール部１７は、外部から入力された画像データを上
記ＥＥＰＲＯＭからのデータに応じた画面数ずつ順次に
画像メモリ１８に格納し、この画像データを画像メモリ
１８から読み出して演算部１９へ出力する。

【００３７】このように、請求項６に係る発明の実施形
態では、請求項４または５記載の液晶表示コントローラ
において、記憶機能としての画像メモリ１４に記憶した
同一の表示用データを出力するフレーム数若しくは記憶
機能としての画像メモリ１８で記憶する表示用データの
画面数を書き換え可能な記憶媒体２０に記憶するので、
使用者により設定された、更新画素の視認性向上の度合
いを書き換え可能な記憶媒体に記憶することにより設定
条件を更新、再現することができ、使用者に適した画像
表示を得ることができる。

【００３８】本発明の第６実施形態は、請求項７および
８に係る発明の実施形態であり、外部から入力された画
像データを７画面分ずつ順次に記憶する機能と、コンパ
レータを用いて上記記憶機能に記憶された画像データに
より各画素の更新された画素数を検出する機能と、上記
コンパレータの出力信号を用いて全体の画素数に対して
更新画素数が増加することにより、上記記憶機能に記憶
する画像データの画面数を増加させる機能とを有する。

【００３９】この第６実施形態では、上記第２実施形態
において、画像コントロール部１１は、外部から入力さ
れた画像データを画像メモリ１３に７画面分ずつ順次に
格納し、画像メモリ１３から７画面分の画像データを読
み出して演算部１６へ出力する。また、画像コントロー
ル部１１は、画像メモリ１３に記憶された７画面分の画
像データについてコンパレータを用いてフレーム間で変
化する画素数（各画素の更新された画素数）を検出し、
この画素数の増加に応じて画像メモリ１３の記憶する画
像データのフレーム数を増加させる。画像コントロール
部１１は、画像メモリ１３の記憶する画像データのフレ
ームの上限を２０フレームとする。

【００４０】この第６実施形態について動作を確認する
ために、上記比較例を用いて第１実施形態と同様に評価
したところ、第６実施形態では上記比較例に比べて画像
更新時の視認性が向上していることがわかった。また、
画像全体に対して更新画素が少ない場合（マウス、カー
ソル等の表示を行う場合）に比べて、画像全体に対して
更新画素が多い場合（画面全体のスクロールを行う場
合）は画像メモリ１３に記憶する画像データの画面数を
増加することにより、画像更新時の視認性が向上するこ
とが確認できた。

【００４１】なお、請求項７および８に係る発明の他の
実施形態では、上記第６実施形態において、画像コント
ロール部１１は、画像メモリ１３に記憶された７画面分
の画像データについてコンパレータを用いて検出したフ
レーム間で変化する画素数の増加に応じて、画像メモリ
１３の記憶する画像データのフレーム数を増加させる代
りに、画像メモリ１４に記憶する同一の表示用データを
出力するフレーム数（画像メモリ１４に記憶した同一の
表示用データにより同一画面を表示するフレーム数）を
増加させるように演算部１５を制御し、そのフレームの
上限を２０フレームとする。

【００４２】このように、請求項７に係る発明の実施形
態では、請求項２または３記載の液晶表示コントローラ
において、フレーム間で変化する画素数を検出する検出
手段としての画像コントロール部１１と、この検出手段
１１で検出した画素数に応じて記憶機能としての画像メ
モリ１４に記憶した同一の表示用データを出力するフレ
ーム数若しくは記憶機能としての画像メモリ１３で記憶
する表示用データの画面数を変化させる機能としての画
像コントロール部１１とを備えたので、画面上で変化す
る画素数の全画面に対する画素の割合を検出して、使用
する画面の状況に応じた更新画素の視認性を向上させる
ことが可能となり、視認性の高い表示を得ることができ
る。

【００４３】また、請求項８に係る発明の実施形態で
は、請求項７記載の液晶表示コントローラにおいて、前
記検出手段としての画像コントロール部１１で検出した
画素数の増加により、記憶機能としての画像メモリ１４
に記憶した同一の表示用データを出力するフレーム数若
しくは記憶機能としての画像メモリ１３で記憶する表示
用データの画面数を増加させ、かつ、記憶機能としての
画像メモリ１４に記憶した同一の表示用データを出力す
るフレーム数若しくは記憶機能としての画像メモリ１３
で記憶する表示用データの画面数の上限を２０フレーム
としたので、画面上で変化する画素数の全画面に対する
画素の割合を検出して、使用する画面の状況に応じた更
新画素の視認性を向上させることが可能となり、視認性
の高い表示を得ることができる。

【００４４】本発明の第７実施形態は、請求項９および
１０に係る発明の実施形態であり、外部から入力された
画像データを７画面分ずつ順次に記憶する機能と、コン
パレータを用いて上記記憶機能に記憶した画像データに
より各画素の更新された画素数を検出する機能と、コン
パレータの出力信号を用いて全体の画素数に対して更新
画素数が１％以下の場合には上記記憶機能に記憶した画
像データにより各画素の平均値を液晶表示装置に表示さ
せ、それ以外の場合には上記記憶機能に記憶した画像デ
ータのフレーム数だけ画像データを液晶表示装置が表示
する期間に同一画面を表示させる機能とを有する。

【００４５】この第７実施形態では、上記第１実施形態
において、画像コントロール部１１は、外部から入力さ
れた画像データを画像メモリ１３に７画面分ずつ順次に
格納し、画像メモリ１３から７画面分の画像データを読
み出して演算部１６へ出力する。また、画像コントロー
ル部１１は、画像メモリ１３に記憶された７画面分の画
像データについてコンパレータを用いて各フレーム間で
変化する画素数（各画素の更新された画素数）を検出
し、この画素数の増加に応じて画像メモリ１３の記憶す
る画像データのフレーム数を増加させる。

【００４６】演算部１５は、上記コンパレータの出力信
号を用いて、全体の画素数に対して更新画素数が１％以
下の場合には、画像メモリ１３に記憶した画像データに
より各画素の平均値を演算して画像メモリ１４に格納す
ることによりその平均値を液晶表示装置に表示させ、そ
れ以外の場合には画像メモリ１３に記憶した画像データ
のフレーム数だけ画像データを液晶表示装置で表示する
期間に、画像メモリ１３からの７画面分の画像データか
ら１画面分の画像データを取り出して画像メモリ１４に
格納することによりその期間に液晶表示装置に同一画面
を表示させる。

【００４７】この第７実施形態について動作を確認する
ために、上記比較例を用いて第１実施形態と同様に評価
したところ、第７実施形態では上記比較例に比べて画像
更新時の視認性が向上していることがわかった。また、
画像全体に対して更新画素が少ない場合（マウス、カー
ソル等の表示を行う場合）に比べて、画像全体に対して
更新画素が多い場合（画面全体のスクロールを行う場
合）は画像メモリ１３に記憶する画像データの画面数を
増加することにより、画像更新時の視認性が向上するこ
とが確認できた。また、全体の画素数に対して更新画素
数が１％以下の場合とそれ以外の場合とで液晶表示装置
の表示方法を切り換えることにより、マウス、カーソル
等の少ない画素の更新や画面全体のスクロール等の多い
画素の更新に対して視認性が向上することが確認でき
た。

【００４８】この第７実施形態は、請求項９に係る発明
の実施形態であって、請求項１記載の液晶表示コントロ
ーラにおいて、フレーム間で変化する画素数を検出する
検出手段としての画像コントロール部１１と、液晶表示
装置の全画素数に対する、検出手段１１で検出した画素
数の割合により、各画素についての記憶機能としての画
像メモリ１３で記憶した少なくとも２画面分以上の表示
用データの平均値の表示と、少なくとも２画面分以上の
期間にわたる同一表示とを切り換える機能としての演算
部１５とを備えたので、画面上で変化する画素数の全画
面に対する画素の割合を検出して、使用する画面の状況
に応じた更新画素の視認性を向上させることが可能とな
り、視認性の高い表示を得ることができる。

【００４９】また、第７実施形態は、請求項１０に係る
発明の実施形態であって、請求項９記載の液晶表示コン
トローラにおいて、検出手段１１で検出した画素数が全
画素数に対して１％以下である場合には、各画素につい
ての記憶機能１３で記憶した少なくとも２画面分以上の
表示用データの平均値を液晶表示装置に表示させ、それ
以外の場合には記憶機能１３で記憶した表示用データの
画面数だけ表示用データを表示する期間に同一の表示を
行わせるので、画面上で変化する画素数の全画面に対す
る画素の割合を検出して、使用する画面の状況に応じた
更新画素の視認性を向上させることが可能となり、視認
性の高い表示を得ることができる。

【００５０】

【発明の効果】以上のように請求項１に係る発明によれ
ば、表示部に液晶を用いた表示装置の表示制御を行う液
晶表示コントローラにおいて、表示用データを少なくと
も２画面分以上記憶する記憶機能と、この記憶機能で記
憶した２画面分以上の表示用データより１画面分の表示
用データを得て該表示用データで前記表示装置に少なく
とも２画面分以上の期間にわたって同一表示を行わせる
機能とを備えたので、実効電圧で動作する表示装置に２
画面分以上の期間にわたって同一表示を行わせること
で、連続的に更新された画像に対して各画素の実効電圧
を向上させる効果があって表示装置に視認性の高い表示
を行わせることができ、低コスト化及び表示品質の向上
を図ることができる。

【００５１】請求項２に係る発明によれば、表示部に液
晶を用いた表示装置の表示制御を行う液晶表示コントロ
ーラにおいて、表示用データを記憶する記憶機能と、こ
の記憶機能に記憶した同一の表示用データを少なくとも
２フレーム分以上の期間にわたって出力する機能とを備
えたので、実効電圧で動作する表示装置に２画面分以上
の期間にわたって同一表示を行わせることで、連続的に
更新された画像に対して各画素の実効電圧を向上させる
効果があって表示装置に視認性の高い表示を行わせるこ
とができ、低コスト化及び表示品質の向上を図ることが
できる。

【００５２】請求項３に係る発明によれば、請求項１記
載の液晶表示コントローラにおいて、前記記憶機能で記
憶した表示用データを処理して各画素について前記記憶
機能で記憶した少なくとも２画面分以上の表示用データ
の平均値を求め、この平均値を前記表示装置に表示させ
る演算部を備えたので、表示装置の複数フレームの期間
に画像が更新された画素に対して階調表示を行うこと
で、更新中の画像位置を移動量に対応した濃度で表示す
る効果があって表示装置に視認性の高い表示を行わせる
ことができ、低コスト化及び表示品質の向上を図ること
ができる。

【００５３】請求項４に係る発明によれば、請求項２記
載の液晶表示コントローラにおいて、前記記憶機能に記
憶した同一の表示用データを出力するフレーム数を外部
から調整可能な機構を備えたので、更新された画像の視
認性向上の度合いを使用者が任意に調整することがで
き、使用者に適した画像表示を行うことが可能となる。

【００５４】請求項５に係る発明によれば、請求項３記
載の液晶表示コントローラにおいて、前記記憶機能で記
憶する表示用データの画面数を外部から調整することが
可能な機構を備えたので、更新された画像の視認性向上
の度合いを使用者が任意に調整することができ、使用者
に適した画像表示を行うことが可能となる。

【００５５】請求項６に係る発明によれば、請求項４ま
たは５記載の液晶表示コントローラにおいて、前記記憶
機能に記憶した同一の表示用データを出力するフレーム
数若しくは前記記憶機能で記憶する表示用データの画面
数を書き換え可能な記憶媒体に記憶するので、使用者に
より設定された、更新画素の視認性向上の度合いを書き
換え可能な記憶媒体に記憶することにより設定条件を更
新、再現することができ、使用者に適した画像表示を得
ることができる。

【００５６】請求項７に係る発明によれば、請求項２ま
たは３記載の液晶表示コントローラにおいて、フレーム
間で変化する画素数を検出する検出手段と、この検出手
段で検出した画素数に応じて前記記憶機能に記憶した同
一の表示用データを出力するフレーム数若しくは前記記
憶機能で記憶する表示用データの画面数を変化させる機
能とを備えたので、画面上で変化する画素数の全画面に
対する画素の割合を検出して、使用する画面の状況に応
じた更新画素の視認性を向上させることが可能となり、
視認性の高い表示を得ることができる。

【００５７】請求項８に係る発明によれば、請求項７記
載の液晶表示コントローラにおいて、前記検出手段で検
出した画素数の増加により、前記記憶機能に記憶した同
一の表示用データを出力するフレーム数若しくは前記記
憶機能で記憶する表示用データの画面数を増加させ、か
つ、前記記憶機能に記憶した同一の表示用データを出力
するフレーム数若しくは前記記憶機能で記憶する表示用
データの画面数の上限を２０フレームとしたので、画面
上で変化する画素数の全画面に対する画素の割合を検出
して、使用する画面の状況に応じた更新画素の視認性を
向上させることが可能となり、視認性の高い表示を得る
ことができる。

【００５８】請求項９に係る発明によれば、請求項１記
載の液晶表示コントローラにおいて、フレーム間で変化
する画素数を検出する検出手段と、前記表示装置の全画
素数に対する、前記検出手段で検出した画素数の割合に
より、各画素についての前記記憶機能で記憶した少なく
とも２画面分以上の表示用データの平均値の表示と、少
なくとも２画面分以上の期間にわたる同一表示とを切り
換える機能とを備えたので、画面上で変化する画素数の
全画面に対する画素の割合を検出して、使用する画面の
状況に応じた更新画素の視認性を向上させることが可能
となり、視認性の高い表示を得ることができる。

【００５９】請求項１０に係る発明によれば、請求項９
記載の液晶表示コントローラにおいて、前記検出手段で
検出した画素数が全画素数に対して１％以下である場合
には、各画素についての前記記憶機能で記憶した少なく
とも２画面分以上の表示用データの平均値を前記表示装
置に表示させ、それ以外の場合には前記記憶機能で記憶
した表示用データの画面数だけ表示用データを表示する
期間に同一の表示を行わせるので、画面上で変化する画
素数の全画面に対する画素の割合を検出して、使用する
画面の状況に応じた更新画素の視認性を向上させること
が可能となり、視認性の高い表示を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施形態を示すブロック図であ
る。

【図２】同第１実施形態の動作タイミングを示すタイミ
ングチャートである。

【図３】本発明の第２実施形態を示すブロック図であ
る。

【図４】同第２実施形態の動作タイミングを示すタイミ
ングチャートである。

【図５】本発明の第３実施形態を示すブロック図であ
る。

【符号の説明】

１１、１７ 画像コントロール部 １２ 表示コントローラ １３、１４、１８ 画像メモリ １５、１６、１９ 演算部 ２０ ＥＥＰＲＯＭ ２１ ＥＥＰＲＯＭ制御部

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】表示部に液晶を用いた表示装置の表示制御
   を行う液晶表示コントローラにおいて、表示用データを
   少なくとも２画面分以上記憶する記憶機能と、この記憶
   機能で記憶した２画面分以上の表示用データより１画面
   分の表示用データを得て該表示用データで前記表示装置
   に少なくとも２画面分以上の期間にわたって同一表示を
   行わせる機能とを備えたことを特徴とする液晶表示コン
   トローラ。
2. 【請求項２】表示部に液晶を用いた表示装置の表示制御
   を行う液晶表示コントローラにおいて、表示用データを
   記憶する記憶機能と、この記憶機能に記憶した同一の表
   示用データを少なくとも２フレーム分以上の期間にわた
   って出力する機能とを備えたことを特徴とする液晶表示
   コントローラ。
3. 【請求項３】請求項１記載の液晶表示コントローラにお
   いて、前記記憶機能で記憶した表示用データを処理して
   各画素について前記記憶機能で記憶した少なくとも２画
   面分以上の表示用データの平均値を求め、この平均値を
   前記表示装置に表示させる演算部を備えたことを特徴と
   する液晶表示コントローラ。
4. 【請求項４】請求項２記載の液晶表示コントローラにお
   いて、前記記憶機能に記憶した同一の表示用データを出
   力するフレーム数を外部から調整可能な機構を備えたこ
   とを特徴とする液晶表示コントローラ。
5. 【請求項５】請求項３記載の液晶表示コントローラにお
   いて、前記記憶機能で記憶する表示用データの画面数を
   外部から調整することが可能な機構を備えたことを特徴
   とする液晶表示コントローラ。
6. 【請求項６】請求項４または５記載の液晶表示コントロ
   ーラにおいて、前記記憶機能に記憶した同一の表示用デ
   ータを出力するフレーム数若しくは前記記憶機能で記憶
   する表示用データの画面数を書き換え可能な記憶媒体に
   記憶することを特徴とする液晶表示コントローラ。
7. 【請求項７】請求項２または３記載の液晶表示コントロ
   ーラにおいて、フレーム間で変化する画素数を検出する
   検出手段と、この検出手段で検出した画素数に応じて前
   記記憶機能に記憶した同一の表示用データを出力するフ
   レーム数若しくは前記記憶機能で記憶する表示用データ
   の画面数を変化させる機能とを備えたことを特徴とする
   液晶表示コントローラ。
8. 【請求項８】請求項７記載の液晶表示コントローラにお
   いて、前記検出手段で検出した画素数の増加により、前
   記記憶機能に記憶した同一の表示用データを出力するフ
   レーム数若しくは前記記憶機能で記憶する表示用データ
   の画面数を増加させ、かつ、前記記憶機能に記憶した同
   一の表示用データを出力するフレーム数若しくは前記記
   憶機能で記憶する表示用データの画面数の上限を２０フ
   レームとしたことを特徴とする液晶表示コントローラ。
9. 【請求項９】請求項１記載の液晶表示コントローラにお
   いて、フレーム間で変化する画素数を検出する検出手段
   と、前記表示装置の全画素数に対する、前記検出手段で
   検出した画素数の割合により、各画素についての前記記
   憶機能で記憶した少なくとも２画面分以上の表示用デー
   タの平均値の表示と、少なくとも２画面分以上の期間に
   わたる同一表示とを切り換える機能とを備えたことを特
   徴とする液晶表示コントローラ。
10. 【請求項１０】請求項９記載の液晶表示コントローラに
    おいて、前記検出手段で検出した画素数が全画素数に対
    して１％以下である場合には、各画素についての前記記
    憶機能で記憶した少なくとも２画面分以上の表示用デー
    タの平均値を前記表示装置に表示させ、それ以外の場合
    には前記記憶機能で記憶した表示用データの画面数だけ
    表示用データを表示する期間に同一の表示を行わせるこ
    とを特徴とする液晶表示コントローラ。