JPH09318183A - 吸収式冷暖房装置 - Google Patents

吸収式冷暖房装置

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JPH09318183A
JPH09318183A JP8333056A JP33305696A JPH09318183A JP H09318183 A JPH09318183 A JP H09318183A JP 8333056 A JP8333056 A JP 8333056A JP 33305696 A JP33305696 A JP 33305696A JP H09318183 A JPH09318183 A JP H09318183A
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cooling
temperature
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condenser
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徹 福田
Akira Suzuki
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Mitsuru Ishikawa
満 石川
Noboru Kawaguchi
昇 川口
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B30/62Absorption based systems

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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒートポンプ運転時に、外気との熱交換が簡
単な構成とし、かつ通常の暖房運転はヒ−トポンプサイ
クルを利用した高効率の暖房運転を行えると共に、外気
温度が低いために熱の汲み上げが難しくなる時や暖房負
荷の急減によって凝縮器圧力が低下した時の暖房能力低
下を防止する。 【解決手段】 吸収器2は蒸発器1で発生した冷媒蒸気
を吸収剤の溶液で吸収して吸収熱を発生する。再生器
3,4は前記溶液を加熱して冷媒蒸気を抽出させて溶液
の吸収剤濃度を回復させる。凝縮器9は再生器3,4で
抽出された冷媒蒸気を凝縮させて前記蒸発器1に回収す
る。暖房運転時には管路1aで冷却された冷水を顕熱交
換器14に導き、管路2a等を通過して昇温した冷却水
を室内機15に導く。暖房運転時に外気温度が極端に低
い時や暖房負荷の急減によって凝縮器圧力が低下した時
は、室内機15に循環させる冷却水を直下加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸収式冷暖房装置
に関し、特に、コンパクト化を図りつつ、通常の暖房運
転はヒ−トポンプによる高効率の暖房運転が行えると共
に、熱の汲み上げが難しくなる外気温度が低いときでも
能力を低下させることなく暖房運転を行うことができる
吸収式冷暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来広く用いられていた水冷式の吸収冷
凍機は、クーリングタワーを初めとする冷却水系の据付
工事や保守ならびに水管理等に多くの手間がかかるとい
う欠点を有していた。このような水冷式吸収冷凍機に代
わるものとして、水を冷媒とし、臭化リチウムを吸収剤
とする空冷式吸収冷凍機が知られている。例えば、特公
平5−67866号公報では、吸収器および凝縮器をフ
ァンで冷却するように構成した空冷式の吸収冷凍機が提
案されている。
【0003】吸収冷凍機は一般に冷房に用いられるが、
近年、冷房運転だけでなく、吸収器で汲み上げた熱を利
用してヒートポンプ暖房運転も行えるようにした冷暖房
装置に対する需要が高まっている。特開平6−2980
号公報や特公平7−96977号公報には、冷暖房に共
用できる吸収式ヒートポンプ装置や吸収式冷温水機が提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載されて
いるような空冷式吸収冷凍機を冷房運転から暖房運転に
切り替えようとすると構成が非常に複雑になるため、実
用上、暖房運転には使用できないという問題点があっ
た。すなわち、空冷式吸収冷凍機では空気給送のための
ダクトが必要であり、このダクトを冷房用と暖房用とで
簡単に切り替えることは困難であり、該切り替えを行お
うとすると装置が大型化する。
【0005】さらに、吸収冷凍機をヒートポンプ暖房運
転に使用する場合、外気温度が極端に低い地域では外気
から熱を汲み上げるための空冷熱交換器に着霜が生じる
ことがある。そうすると、霜によって熱伝導性が低下す
るため、多量の熱を効率よく汲み上げることができない
という問題点がある。
【0006】本発明は、上記問題点を解消し、ヒ−トポ
ンプ運転時に外気との熱交換が簡単な構成を提供し、か
つ、暖房運転時において通常はヒ−トポンプのサイクル
による高効率運転が行えると共に、外気温度が低いため
に熱の汲み上げが難しくなるような条件の下においても
暖房能力低下を防止することができる吸収式冷暖房装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するための本発明は、蒸発器と、前記蒸発器で
発生した冷媒蒸気を吸収剤を含む溶液で吸収して吸収熱
を発生する吸収器と、前記溶液の吸収剤濃度を回復させ
るため該溶液を加熱して冷媒蒸気を抽出する再生器と、
前記再生器で抽出された冷媒蒸気を凝縮させて前記蒸発
器に回収するための凝縮器と、前記蒸発器内の冷媒で管
内を通過する冷水を冷却するための第1管路と、前記吸
収器内の溶液を管内を通過する冷却水で冷却するための
第2管路と、冷暖房用の風を室内に吹き込むための室内
機と、前記冷却水および冷水と外気との熱交換をする顕
熱交換器と、冷房運転時には前記第1管路で冷却された
冷水を前記室内機に導くとともに前記第2管路を通過し
て昇温した冷却水を前記顕熱交換器に導く一方、暖房運
転時には前記第1管路で冷却された冷水を前記顕熱交換
器に導くとともに前記第2管路を通過して昇温した冷却
水を前記室内機に導くための管路切替弁と、前記暖房運
転時において外気温度が第1予定値以下、前記凝縮器の
圧力値が第2予定値以下、前記凝縮器の圧力および蒸発
器の圧力の差圧が第3予定値以下の条件の、少なくとも
1つが満足されたときには、前記第2管路内冷却水を直
火加熱する手段とを具備した点に第1の特徴がある。こ
の第1の特徴によれば、通常の暖房運転時はヒ−トポン
プサイクルによる高効率の暖房運転が行えると共に、外
気温度が極端に低いために熱の汲み上げが難しくなる場
合や、暖房負荷が急減して凝縮器の圧力あるいは凝縮器
圧力と蒸発器圧力との差圧がそれぞれの閾値以下に低下
した場合などは、室内機に循環させる冷却水を直火加熱
することにより暖房能力の低下を防止することができ
る。
【0008】また、本発明は、前記再生器で発生した冷
媒蒸気に混入した吸収剤を分離する分縮器を設け、前記
分縮器で発生した蒸気を管内を通過する冷却水で冷却す
るため前記第2管路を該分縮器に延長すると共に、前記
直火加熱する手段として、前記分縮器で冷却される冷媒
蒸気を可及的に全縮に近づけるため、該分縮器の冷却容
量を増大する冷却容量可変手段を具備した点に第2の特
徴がある。
【0009】また、本発明は、前記再生器および分縮器
を、高温再生器および該高温再生器に組み合わせられる
高温分縮器ならびに低温再生器および該低温再生器に組
み合わせられる低温分縮器からなる二重効用方式で構成
し、前記冷却容量可変手段を、前記第2管路の冷却水を
前記再生器において前記高温分縮器に導くための切替弁
で構成した点に第3の特徴がある。
【0010】さらに本発明は、前記直火加熱手段による
運転時には、前記冷却水を前記吸収器に循環させないよ
うに構成した点に第4の特徴がある。
【0011】第2および第3の特徴によれば、外気温度
が極端に低下したときに、第2管路を通過する冷却水の
冷却容量を増大させることにより、特に新たに直火加熱
のための熱源を設けずとも再生器の加熱源をそのまま利
用してこの冷却水によって室内機に搬送される熱量を増
大させることができる。特に、第2の特徴によれば、冷
媒蒸気は可及的全縮されて該蒸気の熱量は最大限冷却水
に伝達される。
【0012】第4の特徴によれば、外気温度が極端に低
下したときに、吸収器の溶液と冷却水との間での熱交換
を阻止し、直火加熱で上昇した冷却水の熱が吸収器部分
で一部吸収されることを防止して、暖房能力を高めるこ
とが可能となる。
【0013】また、本発明は、外気温度を検出する温度
感知手段と、該温度感知手段の出力に基づいて外気温度
が予定値以下に低下したか否かを判定する制御手段とを
具備した点に第5の特徴がある。
【0014】また、本発明は、暖房負荷推定手段と、該
暖房負荷推定手段によって推定された暖房負荷が予定の
暖房負荷を超えた場合に外気温度が予定値以下であると
判定する制御手段とを具備した点に第6の特徴がある。
【0015】前記第5および第6の特徴によれば、外気
温度が予定温度より低くなったことを温度感知手段で直
接感知したり、暖房負荷によって間接的に感知でき、そ
の感知結果に基づいて前記冷却水に伝達される冷媒蒸気
の熱量を自動的に増大させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
詳細に説明する。図1および図2は本発明の一実施形態
に係る吸収式冷暖房装置の要部構成を示す系統ブロック
図であり、図1は暖房運転時、図2は冷房運転時の系統
を示す。図1において、蒸発器1には冷媒としてフッ化
アルコールが、吸収器2には吸収剤を含む溶液としてD
MI誘導体が収容されている。この場合、前記冷媒はフ
ッ化アルコールに限らず非凍結範囲および非結晶範囲が
広くとれるものであればよく、溶液もDMI誘導体に限
らず非結晶範囲が広く取れるものであればよい。したが
って、例えば、水と臭化リチウムの組み合わせは、外気
温度が零度近くになった状態での暖房運転時において、
溶液の温度低下によって冷媒である水が凍結するおそれ
があるために好適とは言い難い。
【0017】蒸発器1と吸収器2とは、蒸発(冷媒)通
路を介して互いに流体的に連結されており、これらを、
例えば30mmHg程度の低圧環境下に保持することによ
り、蒸発器1内の冷媒が蒸発して吸収器2内に入り、こ
の冷媒蒸気を吸収器2の吸収剤溶液が吸収して吸収冷凍
動作が行われる。
【0018】まずバーナ7が点火され、再生器によって
吸収器2の溶液濃度が高められると(バーナおよび再生
器ならびに溶液濃縮については後述する)、吸収器2の
溶液が冷媒蒸気を吸収して、該冷媒の蒸発による潜熱で
蒸発器1内は冷却される。蒸発器1内には冷水が通過す
る管路1aが設けられる。冷媒はポンプP1によって蒸
発器1内に設けられた散布手段(図示せず)に導かれ、
前記冷水が通過している管路1a上に散布される。前記
冷媒は管路1a内の冷水から蒸発熱を奪って低圧の冷媒
蒸気となり、蒸発通路を通って吸収器2に流入する。蒸
発器1内の冷媒は前記散布手段に導かれるほか、後で詳
述するように、その一部は第2分縮器6にも給送され
る。なお、管路1aを流れる冷水としてはエチレングレ
コール又はプロピレングレコ−ル水溶液を使用するのが
好ましい。
【0019】前記フッ化アルコールの蒸気つまり冷媒蒸
気が吸収器2の溶液に吸収されると、吸収熱によって該
溶液の温度は上昇する。溶液の吸収能力は該溶液の温度
が低いほど、また、溶液濃度が高いほど大きい。そこ
で、該溶液の温度上昇を抑制するため、吸収器2の内部
には管路2aが設けられ、該管路2aには冷却水が通さ
れる。溶液はポンプP2によって吸収器2内に設けられ
た散布手段(図示せず)に導かれ、管路2a上に散布さ
れる。その結果、溶液は管路2aを通っている冷却水で
冷却される。
【0020】吸収器2内の溶液は、冷媒蒸気を吸収する
と、その吸収剤濃度が低下して吸収能力が低下する。そ
こで、冷媒蒸気を分離発生させ、かつ溶液の吸収能力を
回復させるために再生器が設けられる。本実施形態で
は、第1(高温)再生器3および第2(低温)再生器4
が設けられており、第1再生器3には第1(高温)分縮
器5、第2再生器4には第2(低温)分縮器6がそれぞ
れ組み合わせて設けられ、二重効用方式の再生器を構成
している。
【0021】第1および第2分縮器5,6には、前記吸
収器2の管路2aと直列に配管された管路5aおよび6
aがそれぞれ設けられている。第1再生器3は吸収器2
から供給される溶液を加熱するバーナ7を有している。
該バーナ7はガスバーナが好ましいが電熱器等の他の加
熱手段であってもよい。
【0022】吸収器2で冷媒蒸気を吸収して希釈された
溶液つまり希液はポンプP3によりパイプを通じて第1
再生器3に給送される。第1再生器3で加熱されて冷媒
蒸気が抽出されて濃度が高められた溶液(中間液)は第
2再生器4に給送される。第2再生器4では前記中間液
を加熱してさらに冷媒蒸気を発生させて濃度が高められ
る。濃度の高まった溶液(濃液)は、管路7aを介して
前記吸収器2に戻され、再び吸収液として使用される。
【0023】第1再生器3および第2再生器4、ならび
に第1分縮器5および第2分縮器6の詳細を図3に示し
た。以下、この図3も同時に参照しつつ説明する。な
お、図3においては、第1再生器3の上方に第2再生器
4が配置されているように図示されているが、この配置
関係には限定されない。
【0024】第1再生器3に給送された希液がバーナ7
で加熱されると、冷媒蒸気が発生する。希液から生じた
前記冷媒蒸気は第1分縮器5に給送される。この冷媒蒸
気は第1分縮器5内で冷却水が通っている管路5aによ
って冷却され、該蒸気中に含まれている吸収剤成分が凝
縮分離される。こうして、第1再生器3の底部には濃度
が高められた中間液が溜まる。前記中間液はパイプL2
で第2再生器4に給送される。
【0025】第1分縮器5を通過した冷媒蒸気は、依然
として高温を保っており、パイプL1により第2再生器
4に導かれ、その内部の中間液を加熱した後、減圧弁8
を介して凝縮器9に給送される。第2再生器4内の中間
液は該第1再生器3で生じた冷媒蒸気の熱で加熱されて
再度冷媒蒸気を発生し、この冷媒蒸気は第2分縮器6に
給送される。そして、冷却水が通っている管路6aによ
って冷却され、第1分縮器5におけると同様、吸収剤成
分が分離される。こうして、第2再生器4の底部にはさ
らに濃度が高められた濃液が溜まる。この濃液は、前述
のように、管路7aを介して前記吸収器2に戻される。
第2分縮器6を通過した冷媒蒸気は凝縮器9に給送され
る。このようにして凝縮器9に給送される冷媒蒸気の純
度は、おおよそ99.8%にまで高められており、凝縮
器9でファン10による冷却風で冷却されて凝縮液化さ
れた後、減圧弁11を経由して蒸発器1に回収される。
【0026】なお、蒸発器1に回収される蒸気の純度は
極めて高くなってはいるが、還流冷媒中にごくわずかに
混在する吸収剤成分が長時間の運転サイクルによって蓄
積し、蒸発器1内の冷媒の純度が徐々に低下することは
避けられない。そこで、上述のように、蒸発器1から冷
媒のごく一部を第2分縮器6に給送し、中間液から生じ
る冷媒蒸気と共に再び純度を上げるためのサイクルを経
るようにするのが望ましい。
【0027】吸収器2と第1再生器3を連結する管路の
中間に設けられた第1の熱交換器12により、第2再生
器4から出た高温の濃液は吸収器2から出た希液と熱交
換して冷却された後、吸収器2に回収される。また、第
1の熱交換器12で予備的に加熱された希液は、第1再
生器3から出た高温の中間液と第2の熱交換器13で熱
交換されてさらに加熱され、第1再生器3へ給送され
る。一方、中間液は冷却されて第2再生器4へ給送され
る。こうして熱効率の向上が図られているが、さらに、
還流される前記濃液の熱を吸収器2から出た冷却水に伝
達するための熱交換器HEX(図示の都合上、2か所に
分離して示している)を設けることにより、吸収器2に
還流される濃液の温度はより一層低下させ、冷却水温度
はさらに上げることができるような構成をとってもよ
い。
【0028】冷水を外気と熱交換するための顕熱交換器
14には管路14aが通され、室内機15には管路15
aが設けられている。室内機15は冷暖房を行う室内に
備えられるもので、冷風または温風の吹出し用ファン
(両者は共通)と吹出し出口(いずれも図示せず)とが
設けられる。室内機15の管路15aは吸収器2の管路
2aならびに第1分縮器5の管路5aおよび第2分縮器
6の管路6aに直列接続され、顕熱交換器14の管路1
4aは蒸発器1の管路1aに接続される。すなわち、室
内機15の管路15aには吸収器2、第1分縮器5およ
び第2分縮器6で熱を回収した冷却水が管路2a、管路
5aおよび管路6aを介して導かれる。管路15aの熱
は温風の吹出し用ファンによって室内に放出され、暖房
作用を果たす。
【0029】前記顕熱交換器14は室外に置かれ、なる
べくは前記凝縮器9を冷却する前記ファン10の風下に
配置するのが望ましい。ファン10による冷風が、凝縮
器9に直接当たり、該凝縮器9を通過した風が、後方の
顕熱交換器14に当たるようになる。そうすると、凝縮
器9から熱を得て温度の上がった冷却排風が顕熱交換器
14を通過するので、蒸発器1の管路1aに循環される
冷却水の温度を上げることができる。そのために、冷媒
の蒸発を促進でき、暖房運転時のサイクル効率を上げる
ことができる。さらに、顕熱交換器14は前記凝縮器9
からの温風を受けるので、外気温度が低い時の着霜を防
止するためにも有効である。
【0030】次に、暖房運転時において、外気温度が極
めて低いときの動作を説明する。外気温度が極端に低く
なると、顕熱交換器14を介して外気から熱を汲み上げ
にくくなり、暖房運転時の能力が低下する。したがっ
て、このように外気温度が極めて低いときには再生器で
発生した蒸気を可及的全縮させ、バーナ7による加熱熱
量で冷却水をできるだけ昇温させて暖房能力を向上させ
るようにする。
【0031】このために、図1の実施形態では、第1分
縮器5の管路5aへの入り口に三方弁17を設け、か
つ、管路5aをバイパスする通路5bを設けている。外
気温度が極端に低くない通常の暖房運転時には、管路5
aを通過させる冷却水の量を絞るため、バイパス通路5
bにも冷却水を通過させるように前記三方弁17を切り
替え制御する。
【0032】一方、外気温度が極端に低い場合には、冷
却水がバイパス通路5bに流れずにすべて管路5aを通
過するように前記三方弁17を切り替える。こうして、
第1分縮器5に給送する冷却水の量を増大させることに
より、第1再生器3で発生した蒸気は全縮されてほとん
ど全部が液化されるようにすることができる。その結
果、冷媒蒸気は凝縮器9に送られなくなり、ヒートポン
プとしてのサイクルは停止する。
【0033】換言すれば、第1再生器3で希液を加熱す
ることによって発生した蒸気の熱は、管路5aを介して
ほとんど冷却水に伝達され、冷却水の温度が上昇して暖
房能力が高められる。このように、極端に外気温度が低
い場合には、蒸発器1および吸収器2による蒸発・吸収
機能を停止させ、第1再生器3によって発生した蒸気だ
けにより、「直火加熱」の状態で暖房運転を行う。以上
の構成により、熱源を追加することなく、バーナ7によ
る加熱だけで、極端に低温の時でも高い暖房能力を得る
ことができる。
【0034】なお、冷却水を吸収器2に導いている管路
2aの直前にも、三方弁17と同様の弁19やバイパス
通路20を設けることによって、ヒートポンプとしての
サイクルを停止したときには、管路2aには冷却水を回
さないこともできる。
【0035】上述のように、第1分縮器5の管路5bを
通過させる冷却水の量を変化させて該第1分縮器5の分
縮容量を制御するには、スイッチ手段による操作で三方
弁を切り替えればよい。また、室内外の適当な箇所に温
度感知器(図示せず)を設け、該温度感知器によって感
知された温度が予定値以下になったときに、第1再生器
3で発生した蒸気を全縮させるように三方弁を切り替え
る制御装置によって自動制御することもできる。なお、
前記顕熱交換器14周囲の温度低下による着霜に対応す
る観点からは、前記温度感知器は該顕熱交換器14の近
傍に設けるのが好ましい。
【0036】また、外気温度が予定値以下に低下したこ
とを暖房負荷の大小によって判定するようにしてもよ
い。すなわち、外気温度が低い場合は負荷が大きくなる
ため、この負荷が予定値を超えた場合にヒートポンプ運
転を停止させて「直火加熱」に切り替えるることができ
る。
【0037】暖房負荷の大小によって外気温度を判定す
る例を、以下に詳述する。まず、暖房負荷の大きさは、
暖房のための要求熱量で把握でき、該要求熱量は次の負
荷推定演算式(式1)で計算される。 要求熱量QE =QU +QV −QS −QM −QF …(式1) ここで、符号QU は室内外の温度差による伝熱量、符号
QV は換気による侵入熱量、符号QS は日射による輻射
熱量、符号QM は室内の人間やペットなどの発熱量、符
号QF は冷蔵庫等室内の他の発熱体の発熱量である。
【0038】これらのうち、室内外の温度差による伝熱
量QU は外気温度と室内温度と室内機15が設けられた
部屋に固有の熱伝導率でほぼ一義的に決定される。この
伝熱量QE 以外の侵入熱量QV 、輻射熱量QS 、人間な
どの発熱量QM 、室内の発熱体の発熱量QF などの負荷
に対する影響は、通常は極めて小さいので、要求熱量Q
E は室内外の温度差による伝熱量QU とほぼ同一の値と
みなしてよい。
【0039】室内外の温度差による前記伝熱量QU は次
の式(式2)によって算出できる。 室内外の温度差による伝熱量QU =U(TR −TAM)…(式2) なお、符号Uは室内機15が設けられた部屋に固有の熱
伝導率を示す定数、符号TR は室内温度、符号TAMは外
気温度である。定数Uは部屋の大きさ、壁の構造等に依
存する値であり、予め、室内機15の制御装置に設定し
ておくことができる。
【0040】室内温度を測定する温度感知器は、例え
ば、室内機15又は室内機15を操作するため室内で使
用される遠隔操作器(リモコン)に設けることができ
る。外気温度は、前記室外の顕熱交換器14の近傍に設
けた温度感知器で測定することができる。
【0041】上述のように、負荷つまり要求熱量QE は
室内外の温度差による伝熱量QU で実質上決定される
が、上述の侵入熱量QV 、輻射熱量QS 、人間の発熱量
QM 、室内の発熱体の発熱量QF 等を予め実験や統計な
どに基づいて設定しておき、これらを勘案して前記の式
1による要求熱量QE を計算してもよいことは当然であ
る。例えば、侵入熱量QV は部屋のドアや窓の大きさ等
を考慮し、輻射熱量QSは部屋の立地条件および気象条
件を考慮し、人間の発熱量QM は家族構成を考慮し、室
内の発熱体の発熱量QF は平均的な家庭を考慮して決定
することができる。さらに各要因は、外乱要素によって
微調節できるのが望ましい。
【0042】上記要求熱量の計算は、マイクロコンピュ
ータによって計算できる。図4は要求熱量の計算と暖房
方式の切り替えを行うためのマイクロコンピュータの要
部機能を示すブロック図である。同図において、外気温
度感知器23および室内温度感知器24で測定された温
度TAMと温度TR とは要求熱量算出部25に入力され
る。要求熱量算出部25には熱伝導率を示す前記定数U
が入力され、該定数U、温度TAMおよび温度TR によっ
て要求熱量QE が算出される。算出された要求熱量QE
は比較器26で基準値QSDと比較される。この基準値Q
SDはヒートポンプ運転から「直火加熱」運転に移行させ
るための判断基準である。要求熱量QE が基準値QSDよ
り大きい場合は、比較器26は「直火加熱」運転を指示
する出力を発生し、要求熱量QE が基準値QSDより小さ
い場合は、ヒートポンプ運転を指示する出力を発生す
る。この出力に応答して前記三方弁17,19が上記の
ように制御される。なお、必要に応じて、侵入熱量QV
、輻射熱量QS 、人間の発熱量QM 、室内の発熱体の
発熱量QF 等を補正値として要求熱量算出部25に入力
できる。
【0043】次に、冷房運転時の系統を図2を参照して
説明する。図2において、図1と同符号は同一または同
等部分を示す。冷房運転時は、室内機15の管路15a
は蒸発器1の管路1aと接続され、顕熱交換器14の管
路14aは吸収器2の管路2aならびに第1分縮器5の
管路5aおよび第2分縮器6の管路6aに接続される。
したがって、冷房運転時には蒸発器1の冷媒で冷却され
た冷水が室外機15に導かれ、前記吹出し用ファンによ
り冷風が室内に吹出される。
【0044】なお、前記暖房運転時および冷房運転時の
管路の切り替えは、周知の四方弁によって実現すること
ができるので、具体例の図示説明は省略する。また、冷
水や冷却水の循環はポンプP4,5によって行われる。
【0045】また、本実施形態では、2組の再生器およ
び分縮器を高温および低温用としてそれぞれ設けた二重
効用式としたが、再生器および分縮器が1組の単効用式
であっても良いし、場合によっては、分縮器は省略して
吸収器2から汲み上げる熱のみで暖房運転をするように
してもよい。
【0046】次に、本発明の第2実施形態を説明する。
図5は第2実施形態の要部系統を示すブロック図であ
り、図1と同符号は同一または同等部分を示す。同図に
おいて、第2分縮器6の管路6aおよび第1分縮器5の
管路5aと直列に設けられた管路21aを通した給湯器
21が設けられる。暖房運転時において、前記比較器2
6(図4)から「直火加熱」運転の指令が出力される
と、この給湯器21のバーナ22が点火され、これとと
もに冷却水が管路2a,5a,6aは通らず、バイパス
通路20,6b,5bだけを通るように前記三方弁1
7,18,19を切り替える。こうして、外気温度が低
くなった場合には、給湯器21で冷却水を直接加熱して
室内機15に給送することで暖房能力を維持させること
ができる。
【0047】なお、この第2実施形態においても、自動
制御に限らず、外気温度の低下を感知した人が冷却水の
通過経路を変えて「直火加熱」運転に切り替えることが
できるように手動スイッチ手段を設けてもよい。また、
前記給湯器21は必ずしも暖房専用に設ける必要はな
く、飲用や浴用等に設備されている給湯装置と兼用して
もよい。
【0048】上述の第2実施形態では、環境温度が予定
値以下に低下した時に暖房運転モードをヒートポンプサ
イクル運転から直火加熱運転へ切り換えるようにした。
しかし、環境温度が前記予定温度以上であっても、例え
ば暖房機の設定温度が下げられて暖房負荷が急低下した
ような時にはヒートポンプサイクル運転が不可能になる
ことがある。すなわちヒートポンプサイクルでは、高圧
側である凝縮器9および再生器3、4の圧力と低圧側で
ある蒸発器1および吸収器2の圧力との差圧によって冷
媒や溶液の循環が確保されているが、設定温度が下げら
れて暖房負荷が突然低下すると、再生器3、4へ給送さ
れる希液の量が急減し、このために凝縮器9の圧力や前
記圧力差も低下してヒートポンプサイクル運転の継続が
困難もしくは不可能になることがある。
【0049】本発明の第3実施形態はこのような事態に
対処するもので、図1に鎖線で示したように、凝縮器9
内の圧力を検知するための圧力感知器33を設ける。感
知器33の圧力出力は、図6に示すように、圧力比較器
34で圧力基準値35と比較され、濃縮器9内の圧力が
基準値以下に低下したときに、圧力比較器34から切り
替え出力が発生されてヒートポンプサイクルから直火加
熱へ切り替えられる。
【0050】また図7に示すように、蒸発器1内の圧力
を感知する蒸発器圧力検知器36(図1では図示省略)
をさらに設け、両感知器33、36の出力差すなわち差
圧を減算器37で演算し、得られた差圧を比較器38で
差圧基準値39と比較し、差圧が基準値以下に低下した
ときに、差圧比較器38から切り替え出力が発生されて
ヒートポンプサイクルから直火加熱へ切り替えられるよ
うにしてもよい。
【0051】さらに、以上の説明から明らかなように、
凝縮器圧力は外気温度および室内機設定温度の関数とな
るので、凝縮器圧力を外気温度および室内機設定温度の
組合わせで代表し、前記組合わせで決まる動作点が予定
範囲から外れた時に切り替え出力を発生させてヒートポ
ンプサイクルから直火加熱へ切り替えるようにすること
もできる。図8はこの状態を説明するための図である。
凝縮器圧力(縦軸)は外気温度(横軸)および室内機設
定温度の関数であり、設定温度がTl <T0 <Th のよ
うに上昇すると関数関係は曲線Tl 、T0 、Th などで
示すように変化する。ヒートポンプサイクルを有効に運
転するためには、凝縮器圧力がその閾値Ps 以上でなけ
ればならないから、ヒートポンプサイクル運転が可能な
範囲は、温度Tl の場合を斜線で示したように、室内機
設定温度に対応する曲線の右側(高温度側)で、かつ前
記閾値Ps の上側(高圧側)の領域に動作点がある場合
である。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、通常の暖房時にはヒ−トポンプサイクルを利
用した高効率の暖房運転が行えると共に、外気温度が極
端に低下して熱の汲み上げが難しくなり、ヒートポンプ
サイクルが十分利用できない場合や、暖房負荷が急減し
て凝縮器などの高圧系の圧力が低下したり、凝縮器等の
高圧系の圧力と蒸発器などの低圧系の圧力との差が基準
値以下に低下したりする恐れがある場合、または外気温
度および暖房負荷の組合わせが予定範囲から外れた場合
などの暖房運転においても、室内機に循環させる冷却水
を直火加熱することにより暖房能力の低下を防止して所
望の暖房温度を維持できる。
【0053】特に、請求項2および3の発明によれば、
冷媒蒸気が全縮されて該蒸気の熱量が最大限冷却水に伝
達されるので、加熱源の熱量を増やすことなく、再生器
での溶液の加熱によって生じた冷媒蒸気によって前記室
内機に循環させる冷却水の温度を所望暖房に適した温度
に維持できる。したがって、外気温度が極端に低い場合
や暖房負荷が急減された場合でも、簡単な手段で暖房能
力を維持することができる。
【0054】また、請求項5および請求項6の発明によ
れば、外気温度が予定温度より低いことを温度感知手段
または暖房負荷推定手段によって認識してヒ−トポンプ
サイクル運転から直火加熱運転への切り換えを自動的に
行って暖房能力を維持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る冷暖房装置の構成お
よび暖房運転時の配管系統を示す図である。
【図2】 本発明の実施形態に係る冷暖房装置の構成お
よび冷房運転時の配管系統を示す図である。
【図3】 高温再生器および高温分縮器ならびに低温再
生器および低温分縮器の構成を示す図である。
【図4】 暖房効率算出のためのコンピュータの要部機
能を示すブロック図である。
【図5】 本発明の第2実施形態に係る冷暖房装置の構
成および暖房運転時の配管系統の要部を示す図である。
【図6】 本発明の第3実施形態におけるヒートポンプ
サイクル運転と、直火加熱運転との切り替えのための制
御回路例の要部ブロック図である。
【図7】 本発明の第3実施形態におけるヒートポンプ
サイクル運転と、直火加熱運転との切り替えのための他
の制御回路例の要部ブロック図である。
【図8】 凝縮器圧力と外気温度との関係を示すグラフ
である。
【符号の説明】
1…蒸発器、 2…吸収器、 3…第1再生器、 4…
第2再生器、 5…第1分縮器、 6…第2分縮器、
7…バーナ、 10…ファン、 14…顕熱交換器、
15…室内機、 21…給湯機、 23…外気温度感知
器、 24…室内温度感知器、 25…要求熱量算出
部、 26…比較器、 33…凝縮器圧力検知器 34
…圧力比較器 35…圧力基準値 36…蒸気圧力感知
器 37…減算器 38…差圧比較器 39…差圧基準
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 昇 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒を収容する蒸発器と、 前記蒸発器で発生した冷媒蒸気を吸収して吸収熱を発生
    する吸収剤を含む溶液を収容する吸収器と、 前記溶液の一部を加熱して冷媒蒸気を抽出する再生器
    と、 抽出された前記冷媒蒸気を凝縮させて前記蒸発器に回収
    する凝縮器と、 前記蒸発器内に配置され、その内部を通過する冷水が前
    記蒸発器内の冷媒で冷却される第1管路と、 前記吸収器内に配置され、その内部を通過する冷却水が
    前記溶液で昇温される第2管路と、 冷暖房用の風を室内に吹き込むための室内機と、 前記冷却水および冷水の一方と外気との熱交換をする顕
    熱交換器と、 冷房運転時には前記第1管路で冷却された冷水を前記室
    内機に導くとともに、前記第2管路を通過して昇温され
    た冷却水を前記顕熱交換器に導く一方、暖房運転時には
    前記第1管路で冷却された冷水を前記顕熱交換器に導く
    とともに、前記第2管路を通過して昇温された冷却水を
    前記室内機に導くための管路切替弁と、 前記暖房運転時において外気温度が第1予定値以下、前
    記凝縮器の圧力値が第2予定値以下、前記凝縮器の圧力
    および蒸発器の圧力の差圧が第3予定値以下、外気湿度
    および室内機設定温度の組み合わせで決まる動作点が予
    定範囲外であることの条件の、少なくとも1つが満足さ
    れたときには、前記第2管路内の冷却水を直火加熱する
    手段とを具備したことを特徴とする吸収式冷暖房装置。
  2. 【請求項2】前記再生器で発生した冷媒蒸気に混入した
    吸収剤を分離する分縮器を設け、 前記再生器で発生した冷媒蒸気を管内を通過する冷却水
    で冷却するため前記第2管路を該分縮器に延長すると共
    に、 前記直火加熱する手段として、前記分縮器で冷却される
    冷媒蒸気を可及的全縮させるため、該分縮器の冷却容量
    を増大する冷却容量可変手段を具備したことを特徴とす
    る請求項1記載の吸収式冷暖房装置。
  3. 【請求項3】前記再生器および分縮器を、高温再生器お
    よび該高温再生器に組み合わせられる高温分縮器ならび
    に低温再生器および該低温再生器に組み合わせられる低
    温分縮器からなる二重効用方式で構成し、 前記冷却容量可変手段を、前記第2管路の冷却水を前記
    再生器において前記高温分縮器に導くための切替弁で構
    成したことを特徴とする請求項2記載の吸収式冷暖房装
    置。
  4. 【請求項4】前記直火加熱する手段による運転時には、
    前記冷却水を前記吸収器に循環させないように構成した
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    吸収式冷暖房装置。
  5. 【請求項5】外気温度を検出する温度感知手段と、 該温度感知手段の出力に基づいて外気温度が前記第1予
    定値以下であること判定する制御手段とを具備したこと
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の吸収
    式冷暖房装置。
  6. 【請求項6】暖房負荷推定手段と、 該暖房負荷推定手段によって推定された暖房負荷が第4
    予定値を超えた場合に外気温度が第1予定値以下である
    と判定する制御手段とを具備したことを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれかに記載の吸収式冷暖房装置。
  7. 【請求項7】前記凝縮器は空冷式である請求項1ないし
    6のいずれかに記載の吸収式冷暖房装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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