JPH09315544A - 振動パーツフィーダにおけるバランスウエイト - Google Patents

振動パーツフィーダにおけるバランスウエイト

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JPH09315544A
JPH09315544A JP15033796A JP15033796A JPH09315544A JP H09315544 A JPH09315544 A JP H09315544A JP 15033796 A JP15033796 A JP 15033796A JP 15033796 A JP15033796 A JP 15033796A JP H09315544 A JPH09315544 A JP H09315544A
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JP
Japan
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balance weight
bowl
balance
movable plate
weight
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JP15033796A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Takanaka
秀行 高仲
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アタッチメントが付加されて重量バランスの
失われる振動パーツフィーダのボウルについて、高い精
度で容易に重量バランスを取り得るバランスウエイトを
提供すること。 【解決手段】 アタッチメント17とはボウル11の中
心軸を挟んで反対側となる可動プレート13の外周縁部
に2本の長いボルト43がボウル11の軸心に向けて水
平方向に立て、円弧状のバランスウエイト41がそれ自
身に設けた円周方向の2個の長穴42にボルト43を挿
通させ、バランスウエイト41の内面側と外面側とに位
置決め用ナット44を螺着して、バランスウエイト41
を固定する。バランスウエイト41の取付位置は長穴4
2の範囲内で円周方向に、ナット44の螺着位置を変え
て径方向に移動させ得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は振動パーツフィーダ
におけるバランスウエイトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】振動パーツフィーダは振動盆としてのボ
ウルに捩り振動を与えて、ボウル内に収容された部品を
形状的に選別し、移送の向きを整え、整列させながらス
パイラル状に移送することに使用されている。従って、
選別、整列等のための機構を備えたアタッチメントをボ
ウルの外周部に付加することが多いが、それによってボ
ウルの重量バランスが失われ、捩り振動の振幅や振動角
が不均一となって部品が正常に移送されなくなる。従っ
て、これに対処する方策が取られているが、一つの方法
として、ボウルとこれを支持する固定ブロックとの間に
等角度間隔に配置されている複数の傾斜板バネのうち、
重量のかかる傾斜板バネの重ね枚数を増やすことが行わ
れる。また、ボウルの外周壁またはボウルが固定されて
いる可動プレートの外周縁部の、アタッチメントとはボ
ウルの中心軸を挟んで反対側となる位置にバランスウエ
イトを溶接するかネジ留めしてバランスを取ることが採
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の傾斜板ばねの重
ね枚数を増やす方法はボウルの重量バランスを取る方法
ではなく、また精度の高い調整を得るには複雑な作業を
必要とする。又、共振点の調整が困難となるもう一方の
バランスウエイトを溶接またはネジ留めする方法は、バ
ランスウエイトの重量とその取付位置が経験的に決定さ
れており、場合によっては取付位置の変更やバランスウ
エイトの重量の調整が必要であって、煩わしい作業とな
っている割りには精度の高い重量バランスを得にくい。
しかし、微小な精密部品を高周波の振動で精緻に制御し
て移送するケースが増えており、高い精度の重量バラン
スを備えた振動パーツフィーダは必要不可欠となってい
る。
【0004】以上のようなバランスウエイトを取り付け
ることによるボウルの全外周の振幅、振動角を均一にす
るのは、特に、選別あるいは整送される部品が上述のよ
うに微小な精密部品の場合には、ボウルの内部に形成さ
れたスパイラル状のトラックで片方に片寄ったり、所定
の選別や整送作用を受けなくなり、その選別、整送効果
が低下するのを防ぐためである。
【0005】従って、本発明はアタッチメントの付加さ
れた振動パーツフィーダのボウルについて高い精度で容
易に、ボウルの全外周において振動角、振幅を均一にす
べく、重量バランスを取り得るバランスウエイトを提供
することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、アタッチメン
トが付加されて重量バランスが失われるボウルに対し、
アタッチメントとはボウルの中心軸を挟む反対側に取付
けるバランスウエイトをバランスウエイトの円周方向の
位置とラジアル方向の位置との何れか一方、または両方
向の位置を共に調整し得るようなものとしている。従っ
て、アタッチメントを付加した振動パーツフィーダのボ
ウルについて精度高く、かつ容易に重量バランスを取る
ことができ、振動パーツフィーダによる部品を選別、整
列させながらの滑らかな移送が可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】図面を使って本発明の実施の形態
を説明する。
【0008】図2は外周部にアタッチメント17が付加
されて重量バランスが失われる振動パーツフィーダ1の
ボウル11に対し、ボウル11の中心部を挟んでアタッ
チメント17と反対側となるボウル11の周壁16の外
面に円弧状のバランスウエイト31がそれ自身に設けら
れた円周方向の長穴32を挿通するボルト33によって
固定されている状態を示す。すなわち、バランスウエイ
ト31は長穴32の範囲内でその取付位置を円周方向に
移動させて重量バランスを高い精度で取ることができ、
そのための操作は極めて簡便である。
【0009】図5は振動パーツフィーダ2の図2に示し
たと同様なボウル11が一体的に固定されている可動プ
レート13の外周縁部に2本のボルト43が螺着されて
おり、このボルト43に円弧状のバランスウエイト41
がその円周方向の長穴42を挿通させて、バランスウエ
イト41の内面側と外面側とにナット44が螺着されて
位置決めされいる状態を示す。すなわち、バランスウエ
イト41は取付位置を径方向へ移動可能に取付けられて
いる。なお、この場合においては長穴42を利用して取
付位置を円周方向へ移動させることもできる。
【0010】図11はボウル11と駆動部21とからな
る振動パーツフィーダ5において、ボウル11と一体的
な可動プレート13の突出軸部13cの回りに回動可能
に円板75が嵌め込まれボウル11と共にセンターボル
ト12で固定されており、この円板75の外周縁部にバ
ランスウエイト71が取付けられている状態を示す。す
なわち、センターボルト12を緩めて円板75を回動さ
せることにより、バランスウエイト71の取付位置を円
周方向に移動させることができる。
【0011】このようにバランスウエイトをボウル11
の円周方向にも、径方向にも精緻にかつ容易に移動させ
ることができるので、精度高くボウルの重量バランスを
取ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例によるバランスウエイ
トの取付方法について図面を参照して具体的に説明す
る。
【0013】(実施例1)図1は円弧状のバランスウエ
イト31がボウル11の外周面に取付けられた振動パー
ツフィーダ1の部分破断側面図であり、図2はその部分
破断平面図、図3はバランスウエイト31の取付方法を
説明する部分斜視図である。振動パーツフィーダ1は部
品を収容し移送するボウル11と、これに捩り振動を与
える駆動部21とからなっている。
【0014】特に図1を参照し、駆動部21において
は、ボウル11とセンターボルト12によって一体的に
固定されている可動コアと一体的な可動プレート13が
等角度間隔に配置した傾斜板バネ23によって駆動部2
1の固定ブロック24と連結されて支持されている。固
定ブロック24上にはコイル25を巻装した電磁石26
が可動プレート13と僅かな間隙をあけ対向させて設置
されている。駆動部21の周囲は防音カバー27で覆わ
れており、駆動部21は防振ゴム28を介して床面に固
定されている。
【0015】ボウル11は図2を参照し、部品が供給さ
れる床面14に起点15sを有するトラック15が周壁
16の内面に沿ってスパイラル状に上昇して設けられて
おり、部品の移送路となる。そして、詳細は図示せずと
も、トラック15の途中には部品を単層化し単列化する
部品整送化機構T1 が設けられている。トラック15の
下流端15eには周壁16の外周側に取り付けられたア
タッチメント17が接続されており、このアタッチメン
ト17には詳細は図示せずとも例えば部品の表裏を選別
し移送の向きを整えるための部品整送化機構T2 が設け
られており、排除される部品を受けてボウル11内へ戻
すためのポケット17Pと共にボウル11に付加されて
いる。すなわち、請求項に述べるアタッチメント17は
ポケット17Pを含む。そして部品がアタッチメント1
7を移送され通過することにより表裏と移送の向きが整
えられるようになっている。
【0016】また、ボウル11に取り付けたアタッチメ
ント17に対して重量バランスを取るためのバランスウ
エイト31がそれ自身に設けた円周方向の2個の長穴3
2を挿通しボウル11の周壁16のネジ孔18に螺着さ
れて貫通する2本のボルト33によって周壁16の外周
面に取り付けられている。周壁16の内周面には貫通す
るボルト33の先端部に皿ナット34が螺着されてい
る。すなわち、バランスウエイト31は長穴32の範囲
内で円周方向へ取付け位置を移動させることが可能にな
っている。
【0017】そして、図1に示す駆動部21のコイル2
5に交流が通電されることにより、ボウル11に捩り振
動が与えられるが、付加されたアタッチメント17とバ
ランスウエイト31とで重量バランスが十分に取れてい
ない場合には、振動が一定せずボウル11の所定の振
幅、振動角が乱れる。
【0018】振動しているボウル11の振幅は図20、
21に示す公知の振幅銘板100をボウル11の周壁1
6に貼着して観測することにより知ることができる。す
なわち、振幅銘板100は図20を参照して、紙製の台
紙102に等ピッチの目盛線103と、目盛線103に
直交する線の両側にV字形状に振幅表示線104a、1
04bが印刷されている。振幅銘板100の目盛線10
3を矢印aで示す振動方向に平行させて貼着することに
より、図21に示すように振動する振幅表示線104a
〜104a’、104b〜104b’は残像によってそ
れぞれ帯P、Qとして観測されるが、この帯P、Qの交
点Aが何れの目盛線103の位置にあるかによって、ボ
ウル11の振幅を知ることができ、所定の振動をしてい
るかどうかを知り得る。
【0019】図2へ戻り、ボウル11の振動が所定の振
幅にない場合には、ボルト33の螺着を緩めてバランス
ウエイト31の位置を長穴32の範囲で円周方向へ移動
させ、適切な取り付け位置を求めて、バランスウエイト
31を固定すればよい。
【0020】(実施例2)図4は円弧状のバランスウエ
イト41が可動プレート13に取り付けられた振動パー
ツフィーダ2の部分破断側面図であり、図5はその部分
破断平面図、図6はバランスウエイト41の取り付け方
法を説明する部分斜視図である。振動パーツフィーダ2
はバランスウエイト41を固定する方法が異なる以外
は、実施例1の振動パーツフィーダ1と全く同様に構成
されているので、対応する構成要素には同一の符号を付
し、それらの説明は省略する。
【0021】振動パーツフィーダ2においては、アタッ
チメント17とはボウル11の中心軸を挟んで反対側と
なる可動プレート13の外周縁部に2本の長いボルト4
3がボウル11の軸心に向けて水平方向に立てられてお
り、図5の平面図で見て円弧状のバランスウエイト41
がそれ自身に設けた円周方向の2個の長穴42にボルト
43を挿通させ、バランスウエイト41の内面側と外面
側とに位置決め用のナット44を螺着してバランスウエ
イト41を固定している。
【0022】バランスウエイト41は長穴42の範囲内
で取付け位置を円周方向に移動させることができ、かつ
ナット44の螺着位置を変えることによって取付け位置
を径方向に移動させることが可能になっている。そし
て、バランスウエイト41による精度の高い重量バラン
スは、実施例1で使用した図20に示す振幅銘板100
をボウル11の周壁16の外周面に貼着し、これを目視
しながらバランスウエイト41の最適位置を求めること
によって得られる。この振幅銘板100を使用する振幅
の確認と調整は以下に述べる実施例においては省略する
が、同様に適用されることは言うまでもない。なお、図
4においてナットNはボルト43に螺着し、可動フレー
ム13に対して締め付けられているが、ボルト43の可
動フレーム13に対する螺着の弛みを防止するためであ
る。
【0023】(実施例3)図7は直線状のバランスウエ
イト51が可動プレート13に取付けられた振動パーツ
フィーダ3の部分破断平面図であり、図8はバランスウ
エイト51の取付け方法を説明する部分斜視図である。
振動パーツフィーダ3はバランスウエイト51の形状が
異なり、それに伴って取付用の2本のボルト53の向く
方向、可動プレート13の外周縁部の形状が若干異なる
以外は、実施例2の振動パーツフィーダ2と全く同様に
構成されているので、対応する構成要素には同一の符号
を付し、それらの説明は省略する。
【0024】振動パーツフィーダ3においては、アタッ
チメント17とはボウル11の中心部を挟んで反対側と
なる可動プレート13の外周縁部に2本の長いボルト5
3が平行にボウル11の中心部に向けて水平方向に立て
られており、図7の平面図で見て直線状のバランスウエ
イト51がそれ自身に設けた水平方向の2個の長穴52
にボルト53を挿通させ、バランスウエイト51の内面
側と外面側とに位置決め用のナット54を螺着して固定
されている。バランスウエイト51は長穴52の範囲内
で取付位置を円周方向に移動させることができ、かつナ
ット54の螺着位置を変えることによって取付位置を径
方向に移動させることが可能になっている。更には接線
方向と傾斜させて取り付けることもできる。なお、図7
においてもナットN’は上記実施例2のナットNと同様
な働きをし、ボルト53の可動フレーム13に対する螺
着の弛みを防止するためである。なお、本実施例におい
てはボルト53は可動フレーム13の外周縁部に対し垂
直方向に螺着されているので、ナット54を弛めて、上
述のように長穴52において径方向に移動されるのみな
らず、このボルト53の軸方向にも移動させることがで
き、円周方向にも調整可能である。
【0025】(実施例4)図9はバランスウエイト61
が取付位置を径方向に移動させ得るように可動プレート
13に取付られた振動パーツフィーダ4の部分破断側面
図であり、図10はバランスウエイト61の取付方法を
説明する部分斜視図である。振動パーツフィーダ4は実
施例1に示した振動パーツフィーダ1とほぼ同様に構成
されているが、図9にはボウル11の断面が現されてい
るので、前述されていない部分を説明するに、ボウル1
1の底面14は傾斜の緩い傘状とされ、底面14の中心
部では台座10を介し、その周囲では取付リング19を
介して可動プレート13上に置かれており、底面14の
中心部を貫通するセンターボルト12が座金12wと共
にボウル11を可動プレート13に一体的に固定してい
る。
【0026】図10も参照して、振動パーツフィーダ4
においては、可動プレート13の外周縁部を一部切り欠
いた箇所に、バランスウエイト61が一体的なアングル
状の取付部材64に設けられた径方向の長穴62を挿通
する垂直なボルト63によって取り付けられており、バ
ランスウエイト61は長穴62の範囲内で径方向に取付
位置を移動させることができるようになっている。
【0027】(実施例5)図11はバランスウエイト7
1がボウル11と可動プレート13との間に挟持される
円板75の外周縁部に取り付けられた振動パーツフィー
ダ5の部分破断側面図であり、図12はバランスウエイ
ト71が取り付けられた円板75の固定の詳細を示す分
解斜視図である。
【0028】振動パーツフィーダ5は図1に示した実施
例1の振動パーツフィーダ1とほぼ同様に構成されてい
るので、既述した構成要素には同一の符号を付して説明
は省略するが、図11、図12を参照して、円板75が
ボウル11の底面14の取付リング19と可動プレート
13との間に挟持され、円板75の中心部の穴76が可
動プレート13の突出軸心部13cの回りに回動可能に
嵌め込まれており、センターボルト12によってボウル
11と共に可動プレート13に固定されている。そし
て、この円板75の外周縁部にバランスウエイト71が
取り付けられており、バランスウエイト71はセンター
ボルト12を緩めた状態で円板75を回動させることに
よって、アタッチメント17に対する取付位置を円周方
向に移動し得るようになっている。因みに、可動プレー
ト13の下面には電磁石26と対向して可動コア20が
一体的取り付けられている。本実施例においても、バラ
ンスウエイト71は円板75の外周縁部に固定されてい
るのでボウル11の中心からの距離が最大の位置にあ
り、ボウルの慣性モーメントに対する調節が円周方向の
僅かな移動のよって感度良く調節することができる。
【0029】(実施例6)図13はバランスウエイト8
1が取付位置を径方向へ移動させ得るようにして、ボウ
ル11と可動プレート13との間に挟持される円板85
の外周縁部に取り付けられている振動パーツフィーダ6
の破断側面図であり、図14はバランスウエイト81の
円板85に対する取付け方を説明する斜視図である。
【0030】振動パーツフィーダ6は図11に示した実
施例5の振動パーツフィーダ5とほぼ同様に構成されて
いるので、対応する構成要素には同一の符号を付して説
明は省略するが、図13、図14を参照して、バランス
ウエイト81はこれと一体的なアングル状の取付部材8
4に設けられた径方向の2個の長穴82をそれぞれ挿通
する垂直な2本のボルト83によって、円板85の外周
縁部のネジ孔89に螺着されている。そして、その円板
85はボウル11と可動プレート13との間に挟持さ
れ、可動プレート13の突出軸心部13cの回りに回動
可能に嵌め込まれた構造となっている。従って、バラン
スウエイト81はボルト83を緩めることにより長穴8
2の範囲内で径方向へ取付位置を移動させることがで
き、実施例5の場合と同様に、センターボルト12を緩
めて円板85を水平面内で回動させることによりアタッ
チメント17に対する取付位置を円周方向に移動させる
ことができる。なお本実施例においては、防音カバー2
7の上縁部の一部に切欠きQが形成されており、これを
介して上述のようにバランスウエイト71の周方向の調
整が目視しながら観測され適切な位置を決定することが
できる。
【0031】(実施例7)図15はバランスウエイト9
1の取付位置を径方向へ移動させ得ると共に、円周方向
へ移動させ得るようにした振動パーツフィーダ7の破断
側面図であり、図16はその平面図、図17はバランス
ウエイト91の円板95に対する取付け方を説明する斜
視図である。
【0032】振動パーツフィーダ7は図11に示した実
施例5の振動パーツフィーダ5とほぼ同様に構成されて
いるので、対応する構成要素には同一の符号を付して説
明は省略するが、図15、図16、図17を参照し、振
動パーツフィーダ7はボウル11と一体的に固定された
可動プレート13の突出軸部13cの回りに円板95が
回動可能に嵌め込まれており、ボウル11と共にセンタ
ーボルト12で可動プレート13に固定されている。こ
の円板95の外周縁部には重量の異なるバランスウエイ
ト91a、91b、91c、91dを取り付けるための
共通のネジ孔99が同心円状に数多く設けられており、
共通のネジ98で螺着して取り付けるようになってい
る。
【0033】そして、バランスウエイト91a、91
b、91c、91dはそれぞれ複数個用意されており、
ボウル11の重量バランスを確認しつつ、例えば図1
6、図17に示すように最も好ましい位置のネジ孔99
に、重量の異なるバランスウエイト91a、91b、9
1c、91dのなかから最も好ましいものを選択して取
り付け得るようになっている。また、各バランスウエイ
ト91a、91b、91c、91dには何れも長穴92
a、92b、92c、92dが設けられており、円板9
5のネジ孔99へ取り付ける時に径方向の取付位置を調
整し得るようになっている。更には、センターボルト1
2を緩めて、バランスウエイト91a、…、91dを取
り付けた円板95を回動させて重量バランスを調整する
ことができる。以上の機能によって、振動パーツフィー
ダ7は付加されるアタッチメント17に対して重量バラ
ンスを精緻に調整することができる。
【0034】なお、実施例においては回動される円板9
5にバランスウエイト91a、…、91dを取り付ける
ようにしたが、円板95は固定されたものであってもよ
い。
【0035】(実施例8)以上の実施例においては、ボ
ウル11と可動プレート13とをセンターボルト12で
固定した振動パーツフィーダについて例示したが、セン
ターボルト12以外の方法でボウル11と可動プレート
13とを固定した振動パーツフィーダについても本発明
のバランスウエイトは有効である。
【0036】図18はフラットな底面を有するボウル1
1’と円板35’とが溶接wによって固定されており、
円板35’には可動プレート13’が皿ボルトで固定さ
れている振動パーツフィーダ8の部分破断側面図であ
る。従って、その部分破断平面図である図19に示すよ
うに、ボウル11’の底面14’にはセンターボルトは
存在しない。従ってボウル11’に属するトラック1
5’、周壁16’にも(’)を付した。そして、このこ
と以外は実施例1に示した振動パーツフィーダ1と全く
同様に構成されているので、対応する構成要素には同一
の符号を付し、バランスウエイト以外の説明は省略す
る。バランスウエイト31は、ボウル11’の周壁1
6’の外周面に取り付けられたアタッチメント17に対
して、ボウル11’の中心軸を挟む反対側の外周面にバ
ランスウエイト31がそれ自身の円周方向の長穴32を
挿通する2本のボルト33によって取り付けられてお
り、長穴32の範囲内でバランスウエイト31を円周方
向へ移動させて重量バランスを調整し得るようになって
いる。
【0037】なお、実施例8においては実施例1と同様
なバランスウエイト31を採用したが、実施例2、実施
例3、実施例4のバランスウエイト、および、実施例7
においては固定された円板95に取り付けられるバラン
スウエイトを採用し得る。
【0038】そのほか、センターボルト12による固定
以外の機械的な固定方法で一体化する場合には、ボウル
と可動プレートとの間で回動可能とした円板にバランス
ウエイトを取り付けることができる。
【0039】なお、各実施例においてはバランスウエイ
トを取り付けるボルトをボウルの周壁や可動プレートの
外周縁部に螺着させた形態で示したが、ボルトの取り付
け方は螺着以外の方法、例えば植設でもよく、その取り
付け方に限定されない。従って、請求項に記述する「立
てられたボルト」とは全ての方法で取り付けられたボル
トを含む。また、例えば実施例1の図1に示した可動コ
アと一体的な可動プレートと、実施例5の図11に示し
た可動コアが別体として取り付けられた可動プレートと
が存在するが、請求項に記述する「可動プレート」は両
者を含む。
【0040】以上、本発明の各実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれらに限られることなく、本発明
の技術的精神に基づいて種々の変形が可能である。
【0041】例えば各実施例においては、バランスウエ
イトの円周方向または径方向へ水平に移動させた重量バ
ランスを取るようにしたが、下向き傾斜または上向き傾
斜に移動させるようにしてもよい。
【0042】また各実施例においては、バランスウエイ
トの取り付けや取付位置の調整のためにネジを使用して
いるが、勿論ネジ以外のものを使用してもよい。
【0043】また、実施例1〜実施例6においては、バ
ランスウエイトを1個だけ取り付けたが2〜3個を重ね
て取り付けてもよく、その場合には重量の異なるものを
組み合わせるようにしてもよい。
【0044】また各実施例においては、付加されるアタ
ッチメントをボウルの外周側に取り付けられるものとし
て説明したが、ボウルの重量バランスが失われるもので
ある限りにおいて、アタッチメントはボウル内へ取り付
けられるものも含む。
【0045】
【発明の効果】本発明は以上の説明したような形態で実
施され、次ぎに記載するような効果を奏する。
【0046】本発明はアタッチメントが付加されて重量
バランスが失われるボウルに対し、アタッチメントとは
ボウルの中心軸を挟む反対側にバランスウエイトを取り
付けるに際し、バランスウエイトは円周方向の位置と径
方向の位置との何れか一方、または両方向の位置を共に
調整し得るように取り付けられる。更には、それによる
重量バランスの調整はステップ的ではなく連続的な調整
であるために精緻な調整が可能である。また、その調整
は極めて容易であり、短時間で完了する作業となり、極
めて効率的に精度の高い重量バランスの調整が可能とな
る。よって、部品が半導体のように微小な部品であって
もボウル全体を有効に利用し、所定の姿勢で効率良く整
送することができる。すなわち、従来のように不完全な
バランスウエイトの調節により部品が片方に片寄って、
整送能力を低下させることはなくなった。
【0047】また、高周波、例えば150Hzのような
高い種はでは振動角を小さくして整送作用を行っている
が、このような場合にもボウルの全周囲に渡って振動角
をこの小さな振動角に均一にすることができ、いわゆる
高周波振動パーツフィーダにおいても整送能力を確保す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の振動パーツフィーダの部分破断側面
図である。
【図2】同部分破断平面図である。
【図3】同部分斜視図でありバランスウエイトの取り付
けを示す。
【図4】実施例2の振動パーツフィーダの部分破断側面
図である。
【図5】同部分破断平面図である。
【図6】同部分斜視図でありバランスウエイトの取り付
けを示す。
【図7】実施例3の振動パーツフィーダの部分破断平面
図である。
【図8】同部分斜視図でありバランスウエイトの取り付
けを示す。
【図9】実施例4の振動パーツフィーダの部分破断側面
図である。
【図10】同部分斜視図でありバランスウエイトの取り
付けを示す。
【図11】実施例5の振動パーツフィーダの部分破断側
面図である。
【図12】同部分斜視図でありバランスウエイトの取り
付けを示す。
【図13】実施例6の振動パーツフィーダの部分破断側
面図である。
【図14】同部分斜視図でありバランスウエイトの取り
付けを示す。
【図15】実施例7の振動パーツフィーダの部分破断側
面図である。
【図16】同平面図である。
【図17】同部分斜視図でありバランスウエイトの取り
付けを示す。
【図18】実施例8の振動パーツフィーダの部分破断側
面図である。
【図19】同部分破断平面図である。
【図20】振幅銘板の正面図である。
【図21】振動中の振幅銘板の正面図である。
【符号の説明】
1 実施例1の振動パーツフィーダ 2 実施例2の振動パーツフィーダ 3 実施例3の振動パーツフィーダ 4 実施例4の振動パーツフィーダ 5 実施例5の振動パーツフィーダ 6 実施例6の振動パーツフィーダ 7 実施例7の振動パーツフィーダ 11 ボウル 12 センターボルト 13 可動プレート 17 アタッチメント 21 駆動部 31 バランスウエイト 32 長穴 33 ボルト 41 バランスウエイト 42 長穴 43 ボルト 51 バランスウエイト 52 長穴 53 ボルト 61 バランスウエイト 62 長穴 63 ボルト 64 取付部材 71 バランスウエイト 75 円板 81 バランスウエイト 82 長穴 84 取付部材 85 円板 91 バランスウエイト 95 円板 98 ネジ 99 ネジ孔 100 振動銘板

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アタッチメントを取り付けたボウルと、
    電磁石駆動部を取り付けたベースブロックとを等角度間
    隔で傾斜配設された板ばねにより結合させ、前記電磁石
    駆動部を駆動して前記ボウルをねじり振動させ、前記ボ
    ウルにバランスウエイトを取り付けて、前記アタッチメ
    ントによる重心の偏在による前記ボウルの捩り振動の不
    均一を均一化するようにした振動パーツフィーダにおけ
    るバランスウエイトにおいて、前記バランスウエイトを
    前記ボウルに対し、周方向及び/又は径方向に移動自在
    に固定させるようにしたことを特徴とする振動パーツフ
    ィーダにおけるバランスウエイト。
  2. 【請求項2】 振動盆としてのボウルと該ボウルがセン
    ターボルトで固定される可動プレートとからなる捩り振
    動部、および前記可動プレートとの間に等角度間隔に配
    置された傾斜板ばねで連結されて前記捩り振動部を支持
    する固定ブロックと該固定ブロック上に前記可動プレー
    トの底面と僅かの間隙をあけ対向して設けられた駆動用
    の電磁石とからなる駆動部から構成されており、前記ボ
    ウルにアタッチメントが付加されて重量バランスが失わ
    れる前記ボウルに対するバランスウエイトの取付けが、
    前記アタッチメントとは前記ボウルの中心軸を挟む反対
    側において、前記バランスウエイトの円周方向と径方向
    との何れか一方の位置、または両方向の位置が調整可能
    とされていることを特徴とする振動パーツフィーダにお
    けるバランスウエイト。
  3. 【請求項3】 少なくとも1個の前記バランスウエイト
    が、それ自身またはその取付部材の円周方向の長穴を挿
    通して前記ボウルの外周壁または前記可動プレートの外
    周縁部に立てられた単数または複数のボルトによって取
    付けられており、前記バランスウエイトの円周方向の位
    置が調整可能とされている請求項2に記載の振動パーツ
    フィーダにおけるバランスウエイト。
  4. 【請求項4】 少なくとも1個の前記バランスウエイト
    が、それ自身またはその取付部材の円周方向の長穴を挿
    通して前記ボウルの外周壁または前記可動プレートの外
    周縁部に立てられた単数または複数のボルトおよびナッ
    トによって径方向の位置を決め得るように取付けられて
    おり、前記バランスウエイトの円周方向と径方向との何
    れか一方の位置、または両方の位置が調整可能とされて
    いる請求項2に記載の振動パーツフィーダにおけるバラ
    ンスウエイト。
  5. 【請求項5】 少なくとも1個の前記バランスウエイト
    が、それ自身またはその取付部材の径方向の長穴を挿通
    して前記ボウルの外周縁部または前記可動プレートの外
    周縁部に立てられた単数または複数のボルトによって取
    付けられており、前記バランスウエイトの径方向の位置
    が調整可能とされている請求項2に記載の振動パーツフ
    ィーダにおけるバランスウエイト。
  6. 【請求項6】 少なくとも1個の前記バランスウエイト
    が、前記ボウルと前記可動プレートとの間に挟持され前
    記センターボルトで固定された円板の外周縁部に取り付
    けられており、前記バランスウエイトの円周方向の位置
    が前記円板を回動させることによって調整可能とされて
    いる請求項2に記載の振動パーツフィーダにおけるバラ
    ンスウエイト。
  7. 【請求項7】 少なくとも1個の前記バランスウエイト
    が、前記ボウルと前記可動プレートとの間に挟持され前
    記センターボルトで固定された円板の外周縁部におい
    て、前記バランスウエイト自身またはその取付部材の径
    方向の長穴を挿通して前記円板の外周縁部に立てられた
    ボルトによって取り付けられて径方向の位置が調整可能
    とされており、かつ前記バランスウエイトの円周方向の
    位置が前記円板を回動させることによって調整可能とさ
    れている請求項2に記載の振動パーツフィーダにおける
    バランスウエイト。
  8. 【請求項8】 前記バランスウエイトが、それ自身また
    はその取付部材の径方向の長穴を挿通するボルトによっ
    て、前記ボウルと前記可動プレートとの間に挟持され前
    記センターボルトで固定された円板の外周縁部に同心円
    状に多数に設けられた取付穴の任意の何れかに固定され
    るようになっており、一定重量または異なる重量の複数
    の前記バランスウエイトが前記取付穴を選択して取り付
    けられると共に径方向の位置が調整可能とされている請
    求項2に記載の振動パーツフィーダにおけるバランスウ
    エイト。
  9. 【請求項9】 前記バランスウエイトがナット状のブロ
    ック、または上方から見て直線状あるいは円弧状に長い
    ブロックである請求項2から請求項8までの何れかに記
    載の振動パーツフィーダにおけるバランスウエイト。
JP15033796A 1996-05-22 1996-05-22 振動パーツフィーダにおけるバランスウエイト Pending JPH09315544A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013086907A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Sinfonia Technology Co Ltd 振動パーツフィーダの部品受容器
JP2013252961A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Sinfonia Technology Co Ltd ワーク分別システム
CN103466268A (zh) * 2013-08-14 2013-12-25 浙江科技学院 可调节料斗和螺旋轨道的振动盘
CN103979270A (zh) * 2014-04-30 2014-08-13 宁波精成车业有限公司 铜套组入机的分料装置

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