JPH09314500A - 発泡体の加工装置 - Google Patents
発泡体の加工装置Info
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- JPH09314500A JPH09314500A JP15620096A JP15620096A JPH09314500A JP H09314500 A JPH09314500 A JP H09314500A JP 15620096 A JP15620096 A JP 15620096A JP 15620096 A JP15620096 A JP 15620096A JP H09314500 A JPH09314500 A JP H09314500A
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Abstract
断熱発泡体に伸縮性を付与する段付形状のスリット溝を
迅速に且つ簡易に加工出来る装置を目的とする。 【解決手段】 発泡体Wを固定手段3で固定し、発泡体
Wの上面を加工する上面加工手段4に上下動自在な上部
支持体20を設け、この上部支持体20から下方に張出
す熱線取付部材21a、21b、…のうち、段付溝を成
形する部分の熱線取付部材21a−21a間に線径の異
なる2本の熱線m、nを張設する。また溝幅一定の部分
の熱線取付部材21b−21b間に1本の熱線mを張設
する。そして上部支持体20を所定ストローク降下さ
せ、熱線m、nで接触部を溶解させて段付溝、及び溝幅
一定のスリット溝を成形する。
Description
間に嵌め込まれる断熱発泡材にスリット溝を加工する加
工装置の改良に関する。
熱性を向上させるため根太、柱、垂木等の部材間に発泡
体を嵌め込むような断熱施工技術が知られており、この
際、根太、柱、垂木等の部材の間隔に多少の誤差があっ
ても発泡体を密着状に嵌め込むことが出来るよう、例え
ば発泡体の長手方向に沿ってスリット溝を形成し、横幅
方向に伸縮性を持たせるような技術が知られている。そ
して、このようなスリット溝を成形する方法として、例
えば機械加工によって切削加工したり、又は発熱したニ
クロム線の両端に張力をかけ、このニクロム線に発泡体
の加工面を所定の深さまで接触させ、接触部を溶解させ
て溝を成形したりしている。
場合は切粉による発塵等の環境上の問題があることに加
えて、加工速度に制限があって生産性の面からも問題が
あり、また、ニクロム線で溝を成形する方法は、ニクロ
ム線の線径をある程度以上にすることが出来ないため、
溝幅に制限を受けるという問題があった。そして、溝幅
を太くしようとすると、例えば糸鋸切断のように、溝の
輪郭形状に沿って略コの字状に切断して中身の部分を切
抜くように加工しなければならず、加工速度が遅くなる
ばかりでなく、切抜いた中身が溝に引掛かって円滑に排
除されないことがあるため、例えば加工後、溝を下向き
にして振動を与えたり、エアを吹き付けたりする等の排
除工程が必要になるという問題もあった。
いため、例えば長いニクロム線の両端を引張りながら発
泡体の表面に当接させ、所定の深さまで喰い込ませよう
としても、中央部の喰い込み量が不足して精度的に問題
が生じやすかった。更に、必要な伸縮度を得るために
は、溝を多数形成しなければならないため、発泡体の強
度が低下しがちになるという問題もあった。そこで、発
泡体の伸縮度を有効に確保した上で、迅速に且つ精度良
く溝加工することが出来、しかも発泡体の強度低下を招
くことのない加工装置が望まれていた。
本発明は、請求項1において、発泡体の加工面に段付形
状のスリット溝を加工するための加工装置において、発
泡体をクランプする固定手段と、発泡体の加工面に向け
て前進又は後退自在な支持体と、この支持体から前面側
に張出して張設される段付溝形成用の熱線を設け、この
段付溝形成用の熱線を、支持体の移動方向に沿って前後
に複数配設するとともに、張出先端側の熱線の線径よ
り、張出基端側の熱線の線径を太くするようにした。
る電気抵抗によって発熱し、高温になる線(金属)であ
ればよく、通常ニクロム線やステンレス線等が使用され
る。そして、支持体を前進させて熱線を発泡体に接触さ
せ、張出先端側の熱線と張出基端側の熱線でそれぞれの
発泡体の接触部を所定の深さまで溶解させれば、発泡体
の加工面には、深層側の溝幅より表層側の溝幅が広い段
付溝が短時間に形成される。そしてこのような段付形状
のスリット溝によって、例えば断熱材の所定方向に伸縮
性を付与するが、溝幅の広い表層部分では伸縮性を大き
くすることが出来、また深層側では溝幅が狭いため、溝
部附近の強度の低下を避けることが出来る。
のスリット溝を加工し、このスリット溝のうち少なくと
も1ヵ所のスリット溝を段付形状に加工するための加工
装置において、発泡体をクランプする固定手段と、この
発泡体を挟んで対向配置され且つ発泡体側に向けて前進
又は後退自在な一対の支持体と、各支持体から前面側に
張出して張設される各スリット溝形成用の複数の熱線を
設け、このうち段付形状に加工する部分の熱線を、請求
項1に記載の段付溝形成用の複数の熱線構造とした。
複数の熱線と段付溝形成用の複数の熱線を同時に前進さ
せて発泡体の両裏面に接触させ、接触部を所定の深さま
で溶解させて各スリット溝と段付溝を同時に成形する。
そしてこのような複数のスリット溝と段付溝によって例
えば断熱材の伸縮性を大きくする。
向に対して斜め方向に前進・後退自在な斜め移動体を設
け、この斜め移動体の前面には、発泡体の端面を斜めに
カットする熱線を張出して張設した。そしてこの熱線に
よって発泡体の端面を斜めにカットし、例えば部材間に
挿嵌する断熱材として使用する場合に、挿嵌側の横幅を
短くして、部材間に嵌め込む作業の容易化を図る。この
際、例えば支持体と斜め支持体を同時に前進させれば、
スリット溝加工及び段付溝加工と、端面カット加工を極
めて短時間に行うことが出来る。
プとした。ここで、本発明の熱線とは、前述のように通
電によって発熱し高温になる線であるため、熱線の線径
が太くなればなるほど電気抵抗は大きくなり、一定温度
に発熱するまでに時間を要し、消費電力も大きくなる。
また通常の金属線であると線自体の剛性が不足し、発泡
体の加工面に接触しスリット溝加工を行う場合、長さ方
向において両端部のスリット溝が深く中央部のスリット
溝が浅くなる傾向にあり、作業性の面で調整が容易でな
い。従って、本発明に使用する熱線としては、内部に中
空部を有するパイプ状の金属線であることが好ましい。
すなわち、パイプ状の金属線は、同じ太さの通常(中
実)の金属線と比較して電気抵抗も小さく、一定温度に
発熱するまでの時間も短時間で済み、剛性を増すことも
容易に出来るので一定深さのスリット溝加工が可能とな
る。ここで、金属パイプの材質は特に限定されないが、
材質、肉厚、直径、長さ等によって電気抵抗及び発熱量
が決定されるので、加工条件によって適宜選択できる。
このような材質として、例えば、鉄−クロム系合金、ス
テンレス、チタン合金、銅、黄銅、タングステン、アル
ミニウム合金等が用いられ、特に鉄−クロム系合金、ス
テンレスがコスト、強度、発熱性等の面で好ましい。
した図面に基づき説明する。ここで図1は本加工装置の
斜視図、図2は同正面図、図3は同側面図である。
断熱用のスチレンフォーム製の板状発泡体の表裏面にス
リット溝等を加工するにあたり、短時間で効率良く加工
することが出来るようにされ、図1乃至図3に示すよう
に、機枠1の高さ方向中間部に固定される発泡体Wの上
面と下面に、長手方向に沿って複数のスリット溝を形成
すると同時に、横幅方向の両側端面を斜めにカット出来
るようにしている。
幅方向の両側面を一次的に挟みこんで位置決めする一次
的位置決め手段2と、発泡体Wの上面と下面を上下に挟
みこんでクランプする固定手段3と、発泡体Wの上面に
スリット溝を加工する上面加工手段4と、発泡体Wの下
面にスリット溝を加工する下面加工手段5と、発泡体W
の両側面を斜めに切断する左右一対の端面加工手段6、
6が設けられており、前記一次的位置決め手段2によっ
て発泡体Wを位置決めし、固定手段3で発泡体Wを上下
に挟んで固定した後、必要に応じて一次的位置決め手段
2を離脱させ、次いで上面加工手段4と下面加工手段5
と端面加工手段6、6でほぼ同時に複数のスリット溝の
加工と両端面の斜め切断を行うようにしている。
用し枠体状に形成している。そしてこのようなアルミ枠
を使用することで、軽量化を図るとともに精度を高め、
且つ安価に構成出来るようにしている。
すように、機枠1の両側部の高さ方向中間部に固定され
る左右一対の位置決めシリンダユニット7、7と、この
位置決めシリンダユニット7、7のシリンダロッド先端
に取付けられ且つ長手方向に延出する位置決め板8、8
を備えており、各位置決め板8の長手方向両端部附近に
は、図1に示すようなガイドロッド10、10を取付け
ている。そしてこのガイドロッド10、10を、機枠1
の両側部に固着したガイド部材11、11によってガイ
ドしている。
7、7に、例えばエア等の圧力流体を供給して位置決め
板8、8を進退動自在にし、発泡体Wの両端部の位置を
規制して横幅方向の位置決めを行うようにしている。
持する上下一対のクランプ治具12、12を備えてお
り、各クランプ治具12は、機枠1の上下の幅方向略中
央部に取付けられた一対の固定シリンダユニット13、
13と、この固定シリンダユニット13、13のシリン
ダロッド先端に取付けられる3枚の固定板15a、15
b、15bを備えており、これら固定板15a、15
b、15bは長手方向に延出するとともに、後述するよ
うに横幅方向に拡縮自在にされている。そして、前記シ
リンダロッド13aは中央の固定板15aに連結されて
いる。
両端部附近には、図2に示すように、ガイドロッド1
6、16が取付けられており、このガイドロッド16、
16は、機枠1の上下部に取付けられたガイド部材1
7、17によってガイドされている。
に例えばエア等の圧力流体を供給して固定板15a、1
5b、15bを上下動させ、発泡体Wを上下に挟みこん
で固定するようにしている。
に取付けられて下方に延出する上部シリンダユニット1
8、…と、この上部シリンダユニット18、…の各シリ
ンダロッドの下端部に結合される矩形枠体状の上部支持
体20と、この上部支持体20の短辺側から下方に向け
て張出す複数の熱線取付部材21a、21b、…を備え
ており、対向する短辺同士の熱線取付部材21a−21
a、21b−21b、…間には、パイプ状の熱線m、
n、…が張設されている。
b、…は、図2のA−A矢視図である図4にも示すよう
に、幅方向の両端部寄りに設けられ、外側寄りの熱線取
付部材21a、…と、内側寄りの熱線取付部材21b、
…がそれぞれ4ヵ所づつ設けられるとともに、外側寄り
の熱線取付部材21a−21a間には、長手方向に沿っ
て上下に2本の熱線m、nが張設され(図2)、内側寄
りの熱線取付部材21b−21b間には、長手方向に沿
って1本の熱線mが張設されている。
の張出先端側の熱線mを線径1mmのステンレスパイプと
し、張出基端側の熱線nを線径3mmのステンレスパイプ
として、熱線mの線径より熱線nの線径の方を太くして
いる。そして、これら熱線m、nには不図示の電源を接
続して制御した電流を流すことが出来るようにしてお
り、所定の温度に加熱出来るようにしている。
に取付けられて上方に延出する下部シリンダユニット2
2、…と、この下部シリンダユニット22、…の各シリ
ンダロッドの上端部に結合される矩形枠体状の下部支持
体23と、この下部支持体23の短辺側から上方に向け
て張出す複数の熱線取付部材21c、…を備えており、
対向する短辺同士の熱線取付部材21c−21c、21
c−21c間には、熱線m、mが張設されている
は、図2のB−B矢視図である図5にも示すように、幅
方向の両端部寄りで且つ前記上部側の熱線取付部材21
a、21bの中間に位置するように配置され、また対向
する熱線取付部材21c−21c間には、1本の熱線m
が張設されている。そして実施形態では、この熱線m
は、前記熱線mと同径の1mmのステンレスパイプ製とし
ている。
b、21c、…は、いずれも横幅方向に沿って移動可能
としており、熱線m、n、…の横幅間隔を自在に変更出
来るようにしている。すなわち、図6に示す熱線取付部
材21c、…を例にとって説明すると、例えば熱線取付
部材21c、…をスライド部24、24に沿って摺動自
在にし、熱線取付部材21c、…をスライドさせて熱線
mの幅を変更する。また他の熱線取付部材21a、21
bも同様に横幅調整自在とされている。
調整出来るようにしているが、これも図6に示す熱線取
付部材21c、…を例にとって説明すると、例えば熱線
mの一端側に取付けた係止部材25を一方側の熱線取付
部材21cに係止し、熱線mの他端側を他方側の熱線取
付部材21cの展張シリンダ26のシリンダロッド先端
でクランプし、展張シリンダ26を作動させて熱線mの
張力を調整する。また他の熱線取付部材21a、21b
の熱線m、nも同様に張力調整自在としている。
に、上部支持体20の左右のブラケット27、27に取
付けられる斜めシリンダユニット28、…と、このシリ
ンダロッド先端に取付けられ且つ長手方向に延出する斜
め移動体30、30を備え、この斜め移動体30の両端
部には、斜め下方に張出す熱線取付部30a、30aが
形成されるとともに、この熱線取付部30a、30a間
に熱線hが張設されている。そして、上部支持体20を
降下させると斜めシリンダユニット28、…も一緒に降
下して熱線h、hが発泡体W上面に近接し、斜めシリン
ダユニット28、…を作動させると、熱線h、hが発泡
体Wの端面を斜めに貫いて下方に飛出すようにしてい
る。
5bは、図7に示すように、例えば中央の固定板15a
に複数のクランプ幅変更用のシリンダユニット31、…
を埋設しており、各シリンダロッド先端に両サイドの固
定板15b、15bを取付けている。そして各シリンダ
ユニット31、…の作動によって各固定板15a、15
b、15b間の間隔を変更出来るようにしている。因み
に図7の鎖線は各固定板15a、15b、15b間隔を
広げた時の状態図である。
て説明する。スチレンフォーム製の発泡体Wを、例えば
床下断熱材として根太間に挿嵌する場合、発泡体Wの横
幅は根太の規定間隔より少し長めに切断されている。す
なわち、一般的に、根太等の部材の間隔には、ある程度
のバラツキがあるといわれており、これらのバラツキの
如何に拘らず密着状に嵌合させるためである。従って、
横幅方向に所定の縮み量を確保してバラツキを吸収させ
る必要がある。また、スリット溝の溝幅は、隙間として
残った場合に断熱効果が低下し、対流が生じて熱欠損を
招くため、あまり広くすることは好ましくなく、また、
スリット溝の数も、断熱効果、対流防止等の観点から出
来るだけ少ない方が好ましい。
スリット溝と下面側の1本のスリット溝を互い違いに形
成し、且つ、下面側の端面を所定幅でカットして下面側
の横幅を狭くするようにしている。この際、上面側の1
本のスリット溝を段付形状にして表層側の溝幅を幅広に
することで、上面側での必要な伸縮度を確保するように
している。また、横幅方向の両端面を斜めにカットして
下面側の幅を狭めれば、根太等に挿嵌する際に嵌め込み
やすくすることが出来る。
Wを機枠1の中間部にセットし、一次的位置決め手段2
の位置決めシリンダユニット7、7を作動させて、発泡
体Wの両側端面を挟み込んで横幅方向の位置決めを行
い、次いで固定手段3の固定板15a、15b、15b
によって発泡体Wの上下面を挟んで固定する。そして、
発泡体Wが固定されると、必要に応じて位置決めシリン
ダユニット7、7を後退させ位置決め板8、8を離脱さ
せる。
ニット18、…作動させて上部支持体20を所定ストロ
ーク降下させるとほぼ同時に、下面加工手段5の下部シ
リンダユニット22、…を作動させて下部支持体23を
所定ストローク上昇させると、各熱線m、n、…が発泡
体Wに接触して所定深さで接触部が溶解し、上面側外側
の段付溝成形部では、図8に示すように、線径の細い熱
線mで深層側の溝幅の狭い溝aが形成され、線径の太い
熱線nで表層側の溝幅の広い溝bが成形される。また、
内側のスリット溝成形部では、熱線mによって一定溝幅
のスリット溝dが形成される。また下面側にも、熱線m
によって一定溝幅のスリット溝dが形成される。
0℃前後であるため、例えば150〜400℃程度に加
熱した熱線m、nを接触させると、接触部は殆ど接触と
同時に溶解して溝a〜dが成形される。また、例えば線
径1mmの熱線mであれば、約2mm程度の溝幅の溝が形成
され、線径3mmの熱線nであれば、約4mm程度の溝幅の
溝が形成される。
と、ほぼ同時に端面加工手段6の斜め移動体30を斜め
下方に移動させ、図8に示すように、熱線h、hによっ
て幅方向両端部を斜めにカットしてテーパ部tを形成す
るようにしている。このため、発泡体Wの下面の横幅
は、上面の横幅に較べて狭くなる。尚、以上のような一
連の加工によって、発泡体Wの両側端部附近には、溝a
〜dとテーパ部t、tが形成されるが、これら一連の溝
加工と端面加工に要する時間は、例えば数10秒程度で
あり、極めて短時間に完了する。
め、ニクロム線等に較べて線径を太くすることが出来、
溝幅の広い溝を短時間に成形出来るとともに、剛性を高
めることが出来るため、加工精度が良い。また、このよ
うな段付形状の溝として、表層側の溝幅を広く深層側の
溝幅を狭くすれば、表層側の伸縮性を高めることが出来
るとともに溝部附近の強度低下を防止出来る。
ト溝を形成し、そのうち1ヵ所のスリット溝を段付形状
にするようにしているが、全てのスリット溝を段付形状
に加工する時に適用することも可能であり、また、片面
側にだけスリット溝を形成し、そのうち少なくとも1ヵ
所を段付形状にするような場合、又は1ヵ所だけに段付
溝を形成する場合等にも適用出来ることはいうまでもな
い。
明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に
同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、い
かなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される
ことも勿論である。
に、発泡体を固定手段でクランプし、この発泡体の加工
面に向けて前進又は後退自在な支持体に段付溝形成用の
熱線を設け、この段付溝形成用の熱線として、支持体の
移動方向に沿って線径の異なる複数の熱線を前後に配設
するようにしたため、段付形状のスリット溝を極めて短
時間に成形出来る。また請求項2のように、発泡体の表
裏面に複数のスリット溝を加工する際に段付溝成形用の
熱線構造を採用すれば、すべての溝成形を簡単に短時間
に行うことが出来る。また請求項3のように、斜め移動
体に設けた熱線で端面を斜めにカットする作業と組合わ
せれば、一連の作業を一層効率的に行うことが出来る。
そして請求項4のように、熱線を金属パイプとすれば、
溝幅の広いスリット溝を加工出来るとともに、加工精度
を向上させることが出来る。
上部支持体、21a、21b、21c…熱線取付部材、
23…下部支持体、30…斜め移動体、m、n、h…熱
線。
Claims (4)
- 【請求項1】 発泡体の加工面に段付形状のスリット溝
を加工するための加工装置であって、前記発泡体をクラ
ンプする固定手段と、前記発泡体の加工面に向けて前進
又は後退自在な支持体と、この支持体から前面側に張出
して張設される段付溝形成用の熱線を備え、この段付溝
形成用の熱線は、前記支持体の移動方向に沿って前後に
複数配設されるとともに、張出先端側の熱線の線径よ
り、張出基端側の熱線の線径を太くしたことを特徴とす
る発泡体の加工装置。 - 【請求項2】 発泡体の表裏面に複数のスリット溝を加
工し、このスリット溝のうち少なくとも1ヵ所のスリッ
ト溝を段付形状に加工するための加工装置であって、前
記発泡体をクランプする固定手段と、この発泡体を挟ん
で対向配置され且つ発泡体側に向けて前進又は後退自在
な一対の支持体と、各支持体から前面側に張出して張設
される各スリット溝形成用の複数の熱線を備え、このう
ち段付形状に加工する部分の熱線を、請求項1に記載の
段付溝形成用の複数の熱線構造としたことを特徴とする
発泡体の加工装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の発泡体の
加工装置において、前記装置は、前記支持体の前進・後
退方向に対して斜め方向に前進・後退自在な斜め移動体
を備え、この斜め移動体の前面側には、発泡体の端面を
斜めにカットする熱線が張出して張設されることを特徴
とする発泡体の加工装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
記載の発泡体の加工装置において、前記熱線は、金属パ
イプであることを特徴とする発泡体の加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15620096A JP3761044B2 (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 発泡体の加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP15620096A JP3761044B2 (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 発泡体の加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09314500A true JPH09314500A (ja) | 1997-12-09 |
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ID=15622562
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100949422B1 (ko) * | 2003-11-01 | 2010-03-24 | 주식회사 메닉스 | 열선가공기용 재료파지기구 |
CN103802162A (zh) * | 2013-08-06 | 2014-05-21 | 青岛石强蜂窝板材有限公司 | 一种准六边形聚丙烯塑料蜂窝板电熔切割设备 |
KR101970669B1 (ko) * | 2017-10-20 | 2019-04-19 | (주)한국록셀보드 | 단열복합판재 재단기 및 이를 이용한 단열복합판재 재단방법 |
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1996
- 1996-05-28 JP JP15620096A patent/JP3761044B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN103802162A (zh) * | 2013-08-06 | 2014-05-21 | 青岛石强蜂窝板材有限公司 | 一种准六边形聚丙烯塑料蜂窝板电熔切割设备 |
KR101970669B1 (ko) * | 2017-10-20 | 2019-04-19 | (주)한국록셀보드 | 단열복합판재 재단기 및 이를 이용한 단열복합판재 재단방법 |
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