JPH09313822A - 浴槽用温水循環浄化装置及びこの温水循環浄化装置を使用した浴槽 - Google Patents

浴槽用温水循環浄化装置及びこの温水循環浄化装置を使用した浴槽

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JPH09313822A
JPH09313822A JP8155005A JP15500596A JPH09313822A JP H09313822 A JPH09313822 A JP H09313822A JP 8155005 A JP8155005 A JP 8155005A JP 15500596 A JP15500596 A JP 15500596A JP H09313822 A JPH09313822 A JP H09313822A
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JP
Japan
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hot water
mesh
filter
cartridge filter
bathtub
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JP8155005A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Sasaki
哲夫 佐々木
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Ebara Refrigeration Equipment and Systems Co Ltd
Original Assignee
Ebara Shinwa Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09313822A publication Critical patent/JPH09313822A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルターハウジングの変形を伴わず、湯中
の不純物を捕捉し、及び/又は吸引部で湯の濾過を行な
えるようにする。 【解決手段】 循環ポンプの作動時に前記温水水路10
0内が負圧となっても、フィルターハウジングCは断面
おむすび形としてあり、フィルターハウジングCには内
方に突出しカートリッジフィルタAの外周面と接触する
リブRがその長手方向に少なくとも2個設けてあり、こ
のフィルターハウジングCとカートリッジフィルターA
との間に温水通路100が形成されている。この結果、
フィルターハウジングCの変形は抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浴槽用温水循環
浄化装置及びこの温水循環浄化装置を使用した浴槽に関
する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の浴槽用温水循
環浄化装置としては種々のものが開発されている。しか
し、その湯の吸引口は前方に向いており、更に、湯中の
髪などの不純物を除去するスポンジ体は直方体のものが
多く、その湯との接触面積が小さいため、その接触面の
目詰まりにより交換時期が早くなり、スポンジ体の交換
時にはその表面にぬめりが発生しており、非常に不衛生
である。この発明は、前記の課題を解決し、フィルター
ハウジングの変形を伴わず、湯中の不純物を捕捉し、及
び/又は吸引部で湯の濾過を行なえるようにした浴槽用
温水循環浄化装置及びこれを使用した浴槽を市場に提供
することを目的とする。この発明の他の目的は、湯の吸
引部と吐出部を独立して設けることにより、その構造を
簡略化し、かつ取扱易くすることである。この発明の目
的は、湯の吸引部において湯の殺菌をある程度行なえる
ようにすることである。この発明の目的は、湯とカート
リッジフィルターにおける不純物捕捉剤との接触面積を
大きくし、このカートリッジフィルターの寿命を長くす
ることである。この発明の目的は、湯の吸引部と吐出部
を充分に離間させ、ショートサーキットすることなく湯
を循環可能にすることである。
【0003】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、特定発明は、循環ポンプと、このポンプの循環路の
二次側に連通する濾過槽とを少なくとも内蔵する本体ハ
ウジングと、前記濾過槽内を通り濾過した温水を噴射す
る噴射口を有するジェッター部と、このポンプの温水循
環路の一次側に連通する温水取入口を有する吸込フィル
ター部とを備え、 前記ジェッター部と、吸込フィルタ
ー部は、前記本体ハウジングと直接乃至間接に独立して
接続可能としてあり、前記吸込フィルター部は筒状フィ
ルターハウジングとこのフィルターハウジングの下端か
らこのフィルターハウジング内に着脱自在に挿入され、
固定されるカートリッジフィルターとからなることを特
徴とする浴槽用温水循環浄化装置としてある。
【0004】前記課題を解決するために、この浴槽用温
水循環浄化装置における前記カートリッジフィルター
は、少なくとも内外二重管からなり、その上端部は第1
のキャップで閉止され、その下端には、中央部に開口を
有する第2のキャップが取り付けられ、外管と内管の間
には、上下が閉じられた環状の間隙が形成され、この間
隙には湯中の不純物を捕捉する捕捉剤が装着され、内、
外管は温水透過性の網状筒体としてあることを特徴とし
てあることが望ましい。前記捕捉剤が活性炭、銀イオン
入りの活性炭、セラミックス、ゼオライト、活性石、活
性自然石、合成樹脂性多硬質体のうちの少なくとも一種
としてあることを特徴とすることが望ましい。
【0005】前記課題を解決するために、この浴槽用温
水循環浄化装置における前記カートリッジフィルターの
内管の外周面全周に中目網が張設してあり、前記外管の
内周面全周には細目網が張設されていることを特徴とす
ることが好ましい。
【0006】前記課題を解決するために、この浴槽用温
水循環浄化装置における前記カートリッジフィルター
は、少なくとも内外二重管からなり、その上端部は第1
のキャップで閉止され、その下端には、中央部に開口を
有する第2のキャップが取り付けられ、外管と内管の間
には、これらキャップで上下が閉じられた環状間隙が形
成され、内、外管は温水透過性の網状筒体としてあり、
前記カートリッジフィルターの内管の外周面全周に中目
網が張設してあり、前記外管の内周面全周には細目網が
張設され、前記内管の外周面に張設された中目網の周り
に銅線が巻き付けられていることを特徴とする。
【0007】前記課題を解決するために、この浴槽用温
水循環浄化装置における前記カートリッジフィルター
は、少なくとも内外二重管からなり、その上端部は第1
のキャップで閉止され、その下端には、中央部に開口を
有する第2のキャップが取り付けられ、外管と内管の間
には、これらキャップで上下が閉じられた環状間隙が形
成され、内、外管は温水透過性の網状筒体としてあり、
前記カートリッジフィルターの内管の外周面全周に中目
網が張設してあり、前記外管の内周面全周には細目網が
張設され、前記環状間隙内に銅製の粉粒体、棒材のうち
の少なくとも一種が充填されていることを特徴とする。
【0008】前記課題を解決するために、この浴槽用温
水循環浄化装置における前記カートリッジフィルター
は、少なくとも内外二重管からなり、その上端部は第1
のキャップで閉止され、その下端には、中央部に開口を
有する第2のキャップが取り付けられ、外管と内管の間
には、これらキャップで上下が閉じられた環状間隙が形
成され、内、外管は温水透過性の網状筒体としてあり、
前記カートリッジフィルターの内管の外周面全周に中目
網が張設してあり、前記外管の内周面全周には細目網が
張設され、前記中目網が銅製としてあることを特徴とす
る。
【0009】前記課題を解決するために、この浴槽用温
水循環浄化装置における前記吸込みフィルター部は浴槽
の底面に載置され自立自在としてあることを特徴とす
る。
【0010】前記課題を解決するために、この浴槽用温
水循環浄化装置における前記フィルターハウジングは断
面おむすび形としてあり、フィルターハウジングには内
方に突出し前記カートリッジフイルタの外周面と接触す
るリブがその長手方向に少なくとも2個設けてあり、こ
のフィルターハウジングとカートリッジフィルターとの
間に温水通路が形成されていることを特徴とする。
【0011】前記課題を解決するために、この浴槽用温
水循環浄化装置におけるフィルターハウジングは断面角
形でフィルターハウジングには、内方に突出し前記カー
トリッジフィルターの外周面と接触するリブがその長手
方向に複数個設けてあり、このフィルターハウジングと
カートリッジフィルターとの間に温水通路が形成されて
いることを特徴とする。
【0012】前記課題を解決するために、この浴槽用温
水循環浄化装置における前記フィルターハウジングの下
端には温水吸込口を有する蓋が螺合され、このフィルタ
ーハウジングの上端は絞られ前記本体ハウジングとの接
続部としてあることを特徴とする。
【0013】前記課題を解決するために、この浴槽用温
水循環浄化装置における前記カートリッジフィルターは
使い捨て型としてあることを特徴とする。
【0014】前記課題を解決するために、この浴槽用温
水循環浄化装置における前記カートリッジフィルターの
下端の第2キャップにおける内管の中に突出する突出部
には、その軸線方向にスリットが入っていることを特徴
とする。
【0015】前記課題を解決するために、関連発明は、
請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、1
1、12又は13記載の浴槽用温水循環浄化装置を付設
したことを特徴とする浴槽としてある。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1 この形態は請求項1、2、3、8、9、11、12、1
3に記載された発明の実施の形態である。図1におい
て、Bは浴槽用温水循環浄化装置を示し、この浴槽用温
水循環浄化装置Bは循環ポンプ(図示せず)と、このポ
ンプの循環路の二次側に連通する濾過槽(図示せず)と
を少なくとも内蔵する本体ハウジング50と、前記濾過
槽内を通り濾過した温水を噴射する噴射口60を有する
ジェッター部70と、このポンプの温水循環路の一次側
に連通する温水取入口80を有する吸込フィルター部9
0とを備える。前記ジェッター部70と、吸込フィルタ
ー部90は、前記本体ハウジング50と直接乃至間接に
独立して接続可能としてあり、前記吸込フィルター部9
0は筒状フィルターハウジングCと、このフィルターハ
ウジングCの下端からこのフィルターハウジングC内に
着脱自在に挿入され、固定されるカートリッジフィルタ
ーAとからなる(図2参照)。
【0017】このカートリッジフィルターAは、内外二
重管10、11からなり、その上端部は第1のキャップ
H1で閉止され、その下端には、中央部に開口を有する
逆カツプ状の第2のキャップH2が取り付けられ、外管
10と内管11の間には、これらキャップH1、H2で
上下が閉じられた環状間隙13が形成され、この間隙1
3には湯中の不純物を捕捉する捕捉剤14が装着され、
内、外管10、11は温水透過性の網状筒体としてある
(図3参照)。
【0018】前記吸込みフィルター部90は浴槽の底面
に載置され自立自在としてあり、前記フィルターハウジ
ングCは断面おむすび形としてあり、フィルターハウジ
ングCには内方に突出し前記カートリッジフィルターA
の外周面と接触するリブRがその長手方向に少なくとも
2個設けてあり、このフィルターハウジングCとカート
リッジフィルターAとの間に温水通路100が形成され
ている(図1、図2及び図7参照)。
【0019】前記フィルターハウジングCの下端には、
湯の逆流阻止用開閉舌片E2付きの温水吸込口E1(前
記温水取入口80に対応)を有する蓋Eが螺合され(図
2参照)、このフィルターハウジングCの上端は絞られ
前記本体ハウジング50との接続部としてある。前記カ
ートリッジフィルターAの下端の第2キャップH2にお
ける内管10の中に突出する突出部H21には、その端
面より軸線方向に切り込まれたスリットSが入ってい
る。前記内管10の外周面10b全周にわたり中目網1
5が設けてあり、前記外管11の内周面11b全周にわ
たり細目網16が設けてある。前記中目網15は前記捕
捉剤14が前記内管10の内側に流出しない程度の網目
としてあり、前記細目網16は前記中目網15よりも網
目が細かく、前記捕捉剤14が前記外管11の外側に流
出しない程度の網目としてある。前記中目網15と前記
細目網16のメッシュの比率は2対1乃至3対1程度と
してあることが好ましい(図9参照)。
【0020】前記捕捉剤14は活性炭、銀イオン入りの
活性炭、活性石、セラミック、ゼオライト、活性自然
石、合成樹脂性多孔質体のうちの少なくとも一種として
あり、濾過能力と減菌能力とを考慮した場合には、銀イ
オン入りの活性炭が好ましい。この前記カートリッジフ
ィルターAは使い捨てとしてある。
【0021】その作用を説明する。このカートリッジフ
ィルターAをフィルターハウジングCに内に装填する。
このフィルターハウジングCの下端に前記蓋Eが取り付
けられ、このフィルターハウジングCの上端は浴槽用温
水循環浄化装置Bの本体ハウジング50に設けた循環ポ
ンプPの一次側に接続ホースで接続される。このフィル
ターハウジングCとカートリッジフィルターAを浴槽の
湯中に位置させ、前記本体ハウジング50を湯の外側
で、浴槽の縁、浴室の壁、床に設置する(請求項14記
載の発明の代表的な実施の形態に対応)。この状態で、
前記本体ハウジング50内の循環ポンプ(図示せず)を
駆動し、前記蓋Eの前記逆流阻止用開閉舌片E2を内管
10側に開き、前記温水吸込口E1から浴槽の湯をカー
トリッジフィルターA内に吸引する。この吸引した湯
を、カートリッジフィルターAの内管10の内側から前
記間隙13の全域に流し、湯巾の不純物を前記捕捉剤1
4で捕捉するとともにその濁りなどを濾過した後、この
湯を外管11の外側から前記温水水路100に通し、循
環ポンプPで汲み上げ、この本体ハウジング50に設け
た濾過槽Dで再度濾過した後、この濾過槽に連通する湯
吐出部Gから湯中に濾過した湯を吐出し循環使用する前
記捕捉剤14の湯と接触する領域は、前記内管10と前
記外管間に形成した前記環状空間13となり、大きな領
域が確保され、かつ湯中の不純物のうち、前記内管10
の前記中目網15で渦中の比較的大きなものは捕捉さ
れ、更に、外管11の網目16で捕捉剤14間の間隙を
通り抜けて外管11の外側へでようとする程度の大きさ
の不純物が捕捉される。
【0022】即ち、外管11の外周面には、不純物によ
るぬめりが発生しない。このようにして捕捉剤14内に
捕捉された不純物は、湯の流れに応じてこのカートリッ
ジフィルターAの上端から順次溜まる。前記湯の循環
中、捕捉剤14が内、外管10、11から流出すること
は、前中目網15、細目網16により阻止される。前記
捕捉剤14が目詰まりした時には、前記浴槽の湯の中で
前記本体ハウジング50とこのフィルターハウジングC
との接続を外し(図4参照)、この外したフィルターハ
ウジングC下端の蓋Eを取外し、前記フィルターハウジ
ングC内から前記捕捉剤14が目詰まりしたカートリッ
ジフィルターAを取出して、新たなものと交換する。
【0023】更にこの循環ポンプの作動時に前記温水水
路100内が負圧となっても、前記フィルターハウジン
グCは断面おむすび形としてあり、フィルターハウジン
グCには内方に突出し前記カートリッジフイルタAの外
周面と接触するリブRがその長手方向に少なくとも2個
設けてあり、このフィルターハウジングCとカートリッ
ジフィルターAとの間に温水通路100が形成されてい
るため、フィルターハウジングCの変形は抑制される
(図7参照)。前記吸込みフィルター部90は浴槽の底
面に載置され自立自在としてあるため、前記吸込みフィ
ルター部90の重量が前記本体ハウジング50に加わら
ず、前記本体ハウジング50を堅牢に形成しなくとも済
み、本体ハウジング50を軽量か出来るとともに、前記
吸込みフィルター部90が湯の流れでゆれるということ
もない。
【0024】実施の形態2 この形態は請求項1、5、8、9、11、12、13記
載の発明の代表的な実施の形態であり、実施の形態1と
異なる構成は、このカートリッジフィルターA1は、内
外二重管10、11からなり、その上端部は第1のキャ
ップH1で閉止され、その下端には、中央部に開口を有
する第2のキャップH2が取り付けられ、外管11と内
管10の間には、これらキャップH1、H2で上下が閉
じられた環状間隙13が形成され、内、外管10、は温
水透過性の網状筒体としてあり、前記カートリッジフィ
ルターA1の内管10の外周面全周に中目網15が張設
してあり、前記外管11の内周面全周には細目網16が
張設され、前記内管10の外周面に張設された中目網1
5の周りに銅線14aが巻き付けられていることである
(図5参照)。
【0025】その作用は実施の形態1とほゞ同様であ
る。異なる作用は、この銅線14aと湯と接触により、
湯中の雑菌は銅イオンの作用で減菌される。なお、場合
に応じて、前記銅線14aに代えて、前記環状間隙13
内に、銅製の粉粒体、棒材のうちの少なくとも一種を充
填することもある(請求項6記載の発明の代表的な実施
の形態に対応)。または前記中目網15自体を銅製とす
ることもある(請求項7記載の発明の代表的な実施の形
態に対応)。
【0026】実施の形態3 この形態は請求項1、2、3、4、8、10、11、1
2、13記載の発明の代表的な実施の形態である。実施
の形態1と異なる構成はフィルターハウジングC0は断
面多角形で、このフィルターハウジングC0には、内方
に突出し前記カートリッジフィルターAの外周面と接触
するリブRがその長手方向に複数個設けてあり(図6参
照)、このフィルターハウジングC0とカートリッジフ
ィルターAとの間に温水通路100が形成されているこ
とである(図8参照)。この作用は実施の形態1とほゞ
同様である。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明においては、浴槽内
の湯はカートリッジフィルターの中央部内側から外方に
向けて流れ、湯中の不純物はカートリッジフィルター内
に捕捉され、清浄化された湯がカートリッジフィルター
の外周とフィルターハウジングの内周面間の温水通路に
沿い流れるため、不純物のぬめりがカートリッジフィル
ターの内周面に発生するが、その外周面には全く生じる
ことがなく、その交換時に、このカートリッジフィルタ
ー外周面に接触する使用者の手を汚すことなく、このカ
ートリッジフィルターを交換することができる。
【0028】請求項2記載の発明においては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、内管の下端から吸い込まれ
た湯は上昇しながら、内管の全周面を通り抜け、環状間
隙内に流入し、この環状間隙内の捕捉剤により湯中の不
純物を捕捉し、この捕捉された不純物を湯の流れに沿い
環状間隙の上端から順次滞積し、この環状間隙で不純物
を除去された湯を外管の外周面全周から吐出することが
でき、この外周面に沿い浴槽用湯循環浄化装置の本体側
に流れる湯は清浄化されているため、カートリッジフィ
ルターの外周面及びフィルターハウジングの内周面にぬ
めりなどは生じない。
【0029】請求項3記載の発明においては、請求項2
記載の発明の効果に加えて、湯の中のバクテリアを前記
捕捉剤で吸着し、湯の中の脂肪分を除去し、湯を濾過出
来る。 殊に銀イオン入りの活性炭の場合には、湯の濾
過とともに雑菌を減少できる。
【0030】請求項4記載の発明においては、請求項
2、3記載の発明の効果に加えて、捕捉剤の流出を防止
できる。
【0031】請求項5記載の発明においては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、前記銅線と湯の接触によ
り、銅イオンで渦中の雑菌を減少できる。更に前記環状
間隙で不純物を除去された湯を外管の外周面全周から吐
出することができ、この外周面に沿い浴槽用湯循環浄化
装置の本体側に流れる湯は清浄化
【0032】されているため、カートリッジフィルター
の外周面及びフィルターハウジングの内周面にぬめりな
どは生じない。
【0033】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加えて、内管の下端から吸い込まれた湯は上
昇しながら、内管の全周面を通り抜け、環状間隙内に流
入し、この環状間隙内の銅製の粉粒材、棒材により湯中
の雑菌を減少させると共に髪などの不純物を捕捉し、こ
の捕捉された不純物を湯の流れに沿い環状間隙の上端か
ら順次滞積し、この環状間隙で不純物を除去された湯を
外管の外周面全周から吐出することができ、この外周面
に沿い浴槽用湯循環浄化装置の本体側に流れる湯は清浄
化されているため、カートリッジフィルターの外周面及
びフィルターハウジングの内周面にぬめりなどは生じな
い。銅イオンにより湯中の雑菌を減少させることが出来
る。
【0034】請求項7記載の発明においては、前記中目
網を銅製とすることで、請求項5、6奇さの発明より部
品点数を少なくして、この銅製の中目網を通過時に湯中
の雑菌を減少させでき、請求項1、5、6記載の発明と
同等の効果を発揮できる。
【0035】請求項8記載の発明においては、請求項
1、2、3、4、5、6、7記載の発明の効果に加え
て、吸込みフィルター部を浴槽の底面に載置でき、タオ
ルなどが吸い込まれにくくできる。
【0036】請求項9、10記載の発明においては、請
求項1、2、3、4、5、6、7、8記載の発明の効果
に加えて、ポンプの作動によりフィルターハウジングが
負圧を受けても、前記リブによりそのフィルターハウジ
ングのんけいを防止でき、温水通路を単に確保できる。
【0037】請求項11記載の発明においては、請求項
1乃至10記載の発明の効果に加えて、本体ハウジング
とフィルターハウジングとの接続が容易にできる。請求
項12記載の発明においては、請求項1乃至11記載の
発明の効果に加えて、カートリッジフィルターをワンス
ルーで使用できる。請求項13記載の発明においては、
請求項1乃至12記載の発明の効果に加え、第2キャッ
プに弾性を付与でき、この第2キャップを内管に密着で
きる。請求項14記載の発明においては、請求項1乃至
13記載の発明の効果を浴槽の湯を循環することで発揮
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の正面図である。
【図2】図1のフィルターハウジングとカートリッジフ
ィルターの組立状態を示す半断面図である。
【図3】図2のカートリッジフィルターの半断面図であ
る。
【図4】図1のフィルターハウジングの交換状態を示す
図である。
【図5】実施の形態2のカートリッジフィルターの半断
面図である。
【図6】実施の形態3のフィルターハウジングの半断面
図である。
【図7】図2の横断面図である。
【図8】図7同様の図6の横断面図である。
【図9】図3の一部省略分解斜視図である。
【符号の説明】
A カートリッジフィルター C フィルターハウジング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 浴槽用温水循環浄化装置及びこの
温水循環浄化装置を使用した浴槽
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浴槽用温水循環
浄化装置及びこの温水循環浄化装置を使用した浴槽に関
する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の浴槽用温水循
環浄化装置としては種々のものが開発されている。しか
し、その湯の吸引口は前方に向いており、更に、湯中の
髪などの不純物を除去するスポンジ体は直方体のものが
多く、その湯との接触面積が小さいため、その接触面の
目詰まりにより交換時期が早くなり、スボンジ体の交換
時にはその表面にぬめりが発生しており、非常に不衛生
である。この発明は、前記の課題を解決し、フィルター
ハウジングの変形を伴わず、湯中の不純物を捕捉し、及
び/又は吸引部で湯の濾過を行なえるようにした浴槽用
温水循環浄化装置及びこれを使用した浴槽を市場に提供
することを目的とする。この発明の他の目的は、湯の吸
引部と吐出部を独立して設けることにより、その構造を
簡略化し、かつ取扱易くすることである。この発明の目
的は、湯の吸引部において湯の殺菌をある程度行なえる
ようにすることである。この発明の目的は、湯とカート
リッジフィルターにおける不純物捕捉剤との接触面積を
大きくし、このカートリッジフィルターの寿命を長くす
ることである。この発明の目的は、湯の吸引部と吐出部
を充分に離間させ、ショートサーキットすることなく湯
を循環可能にすることである。
【0003】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、特定発明は、循環ポンプと、このポンプの循環路の
二次側に連通する濾過槽とを少なくとも内蔵する本体ハ
ウジングと、前記濾過槽内を通り濾過した温水を噴射す
る噴射口を有するジェッター部と、このポンプの温水循
環路の一次側に連通する温水取入口を有する吸込フィル
ター部とを備え、前記ジェッター部と、吸込フィルター
部は、前記本体ハウジングと直接乃至間接に独立して接
続可能としてあり、前記吸込フィルター部は筒状フィル
ターハウジングとこのフィルターハウジングの下端から
このフィルターハウジング内に着脱自在に挿入され、固
定されるカートリッジフィルターとからなることを特徴
とする浴槽用温水循環浄化装置としてある。
【0004】前記課題を解決するために、この浴槽用温
水循環浄化装置における前記カートリッジフィルター
は、少なくとも内外二重管からなり、その上端部は第1
のキャップで閉止され、その下端には、中央部に開口を
有する第2のキャップが取り付けられ、外管と内管の間
には、上下が閉じられた環状の間隙が形成され、この間
隙には湯中の不純物を捕捉する捕捉剤が装着され、内、
外管は温水透過性の網状筒体としてあることを特徴とし
てあることが望ましい。前記捕捉剤が活性炭、銀イオン
入りの活性炭、セラミックス、ゼオライト、活性石、活
性自然石、合成樹脂性多硬質体のうちの少なくとも一種
としてあることを特徴とすることが望ましい。
【0005】前記課題を解決するために、この浴槽用温
水循環浄化装置における前記カートリッジフィルターの
内管の外周面全周に中目網が張設してあり、前記外管の
内周面全周には細目網が張設されていることを特徴とす
ることが好ましい。
【0006】前記課題を解決するために、この浴槽用温
水循環浄化装置における前記カートリッジフィルター
は、少なくとも内外二重管からなり、その上端部は第1
のキャップで閉止され、その下端には、中央部に開口を
有する第2のキャップが取り付けられ、外管と内管の間
には、これらキャップで上下が閉じられた環状間隙が形
成され、内、外管は温水透過性の網状筒体としてあり、
前記カートリッジフィルターの内管の外周面全周に中目
網が張設してあり、前記外管の内周面全周には細目網が
張設され、前記内管の外周面に張設された中目網の周り
に銅線が巻き付けられていることを特徴とする。
【0007】前記課題を解決するために、この浴槽用温
水循環浄化装置における前記カートリッジフィルター
は、少なくとも内外二重管からなり、その上端部は第1
のキャップで閉止され、その下端には、中央部に開口を
有する第2のキャップが取り付けられ、外管と内管の間
には、これらキャップで上下が閉じられた環状間隙が形
成され、内、外管は温水透過性の網状筒体としてあり、
前記カートリッジフィルターの内管の外周面全周に中目
網が張設してあり、前記外管の内周面全周には細目網が
張設され、前記環状間隙内に銅製の粉粒体、棒材のうち
の少なくとも一種が充填されていることを特徴とする。
【0008】前記課題を解決するために、この浴槽用温
水循環浄化装置における前記カートリッジフィルター
は、少なくとも内外二重管からなり、その上端部は第1
のキャップで閉止され、その下端には、中央部に開口を
有する第2のキャップが取り付けられ、外管と内管の間
には、これらキャップで上下が閉じられた環状間隙が形
成され、内、外管は温水透過性の網状筒体としてあり、
前記カートリッジフィルターの内管の外周面全周に中目
網が張設してあり、前記外管の内周面全周には細目網が
張設され、前記中目網が銅製としてあることを特徴とす
る。
【0009】前記課題を解決するために、この浴槽用温
水循環浄化装置における前記吸込みフィルター部は浴槽
の底面に載置され自立自在としてあることを特徴とす
る。
【0010】前記課題を解決するために、この浴槽用温
水循環浄化装置における前記フィルターハウジングは断
面おむすび形としてあり、フィルターハウジングには内
方に突出し前記カートリッジフイルタの外周面と接触す
るリブがその長手方向に少なくとも2個設けてあり、こ
のフィルターハウジングとカートリッジフィルターとの
間に温水通路が形成されていることを特徴とする。
【0011】前記課題を解決するために、この浴槽用温
水循環浄化装置におけるフィルターハウジングは断面角
形でフィルターハウジングには、内方に突出し前記カー
トリッジフィルターの外周面と接触するリブがその長手
方向に複数個設けてあり、このフィルターハウジングと
カートリッジフィルターとの間に温水通路が形成されて
いることを特徴とする。
【0012】前記課題を解決するために、この浴槽用温
水循環浄化装置における前記フィルターハウジングの下
端には温水吸込口を有する蓋が螺合され、このフィルタ
ーハウジングの上端は絞られ前記本体ハウジングとの接
続部としてあることを特徴とする。
【0013】前記課題を解決するために、この浴槽用温
水循環浄化装置における前記カートリッジフィルターは
使い捨て型としてあることを特徴とする。
【0014】前記課題を解決するために、この浴槽用温
水循環浄化装置における前記カートリッジフィルターの
下端の第2キャップにおける内管の中に突出する突出部
には、その軸線方向にスリットが入っていることを特徴
とする。
【0015】前記課題を解決するために、関連発明は、
請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、1
1、12又は13記載の浴槽用温水循環浄化装置を付設
したことを特徴とする浴槽としてある。
【0016】
【発明の実施の形態】 実施の形態1 この形態は請求項1、2、3、8、9、11、12、1
3に記載された発明の実施の形態である。図1におい
て、Bは浴槽用温水循環浄化装置を示し、この浴槽用温
水循環浄化装置Bは循環ポンプ(図示せず)と、このポ
ンプの循環路の二次側に連通する濾過槽(図示せず)と
を少なくとも内蔵する本体ハウジング50と、前記濾過
槽内を通り濾過した温水を噴射する噴射口60を有する
ジェッター部70と、このポンプの温水循環路の一次側
に連通する温水取入口80を有する吸込フィルター部9
0とを備える。前記ジェッター部70と、吸込フィルタ
ー部90は、前記本体ハウジング50と直接乃至間接に
独立して接続可能としてあり、前記吸込フィルター部9
0は筒状フィルターハウジングCと、このフィルターハ
ウジングCの下端からこのフィルターハウジングC内に
着脱自在に挿入され、固定されるカートリッジフィルタ
ーAとからなる(図2参照)。
【0017】このカートリッジフィルターAは、内外二
重管10、11からなり、その上端部は第1のキャップ
H1で閉止され、その下端には、中央部に開口を有する
逆カツプ状の第2のキャップH2が取り付けられ、外管
10と内管11の間には、これらキャップH1、H2で
上下が閉じられた環状間隙13が形成され、この間隙1
3には湯中の不純物を捕捉する捕捉剤14が装着され、
内、外管10、11は温水透過性の網状筒体としてある
(図3参照)。
【0018】前記吸込みフィルター部90は浴槽の底面
に載置され自立自在としてあり、前記フィルターハウジ
ングCは断面おむすび形としてあり、フィルターハウジ
ングCには内方に突出し前記カートリッジフィルターA
の外周面と接触するリブRがその長手方向に少なくとも
2個設けてあり、このフィルターハウジングCとカート
リッジフィルターAとの間に温水通路100が形成され
ている(図1、図2及び図7参照)。
【0019】前記フィルターハウジングCの下端には、
湯の逆流阻止用開閉舌片E2付きの温水吸込口E1(前
記温水取入口80に対応)を有する蓋Eが螺合され(図
2参照)、このフィルターハウジングCの上端は絞られ
前記本体ハウジング50との接続部としてある。前記カ
ートリッジフィルターAの下端の第2キャップH2にお
ける内管10の中に突出する突出部H21には、その端
面より軸線方向に切り込まれたスリットSが入ってい
る。前記内管10の外周面10b全周にわたり中目網1
5が設けてあり、前記外管11の内周面11b全周にわ
たり細目網16が設けてある。前記中目網15は前記捕
捉剤14が前記内管10の内側に流出しない程度の網目
としてあり、前記細目網16は前記中目網15よりも網
目が細かく、前記捕捉剤14が前記外管11の外側に流
出しない程度の網目としてある。前記中目網15と前記
細目網16のメッシュの比率は2対1乃至3対1程度と
してあることが好ましい(図9参照)。
【0020】前記捕捉剤14は活性炭、銀イオン入りの
活性炭、活性石、セラミック、ゼオライト、活性自然
石、合成樹脂性多孔質体のうちの少なくとも一種として
あり、濾過能力と減菌能力とを考慮した場合には、銀イ
オン入りの活性炭が好ましい。この前記カートリッジフ
ィルターAは使い捨てとしてある。
【0021】その作用を説明する。このカートリッジフ
ィルターAをフィルターハウジングCに内に装填する。
このフィルターハウジングCの下端に前記蓋Eが取り付
けられ、このフィルターハウジングCの上端は浴槽用温
水循環浄化装置Bの本体ハウジング50に設けた循環ポ
ンプPの一次側に接続ホースで接続される。このフィル
ターハウジングCとカートリッジフィルターAを浴槽の
湯中に位置させ、前記本体ハウジング50を湯の外側
で、浴槽の縁、浴室の壁、床に設置する(請求項14記
載の発明の代表的な実施の形態に対応)。この状態で、
前記本体ハウジング50内の循環ポンプ(図示せず)を
駆動し、前記蓋Eの前記逆流阻止用開閉舌片E2を内管
10側に開き、前記温水吸込口E1から浴槽の湯をカー
トリッジフィルターA内に吸引する。この吸引した湯
を、カートリッジフィルターAの内管10の内側から前
記間隙13の全域に流し、湯巾の不純物を前記捕捉剤1
4で捕捉するとともにその濁りなどを濾過した後、この
湯を外管11の外側から前記温水水路100に通し、循
環ポンプPで汲み上げ、この本体ハウジング50に設け
た濾過槽Dで再度濾過した後、この濾過槽に連通する湯
吐出部Gから湯中に濾過した湯を吐出し循環使用する前
記捕捉剤14の湯と接触する領域は、前記内管10と前
記外管間に形成した前記環状空間13となり、大きな領
域が確保され、かつ湯中の不純物のうち、前記内管10
の前記中目網15で渦中の比較的大きなものは捕捉さ
れ、更に、外管11の網目16で捕捉剤14間の間隙を
通り抜けて外管11の外側へでようとする程度の大きさ
の不純物が捕捉される。
【0022】即ち、外管11の外周面には、不純物によ
るぬめりが発生しない。このようにして捕捉剤14内に
捕捉された不純物は、湯の流れに応じてこのカートリッ
ジフィルターAの上端から順次溜まる。前記湯の循環
中、捕捉剤14が内、外管10、11から流出すること
は、前中目網15、細目網16により阻止される。前記
捕捉剤14が目詰まりした時には、前記浴槽の湯の中で
前記本体ハウジング50とこのフィルターハウジングC
との接続を外し(図4参照)、この外したフィルターハ
ウジングC下端の蓋Eを取外し、前記フィルターハウジ
ングC内から前記捕捉剤14が目詰まりしたカートリッ
ジフィルターAを取出して、新たなものと交換する。
【0023】更にこの循環ポンプの作動時に前記温水水
路100内が負圧となっても、前記フィルターハウジン
グCは断面おむすび形としてあり、フィルターハウジン
グCには内方に突出し前記カートリッジフイルタAの外
周面と接触するリブRがその長手方向に少なくとも2個
設けてあり、このフィルターハウジングCとカートリッ
ジフィルターAとの間に温水通路100が形成されてい
るため、フィルターハウジングCの変形は抑制される
(図7参照)。前記吸込みフィルター部90は浴槽の底
面に載置され自立自在としてあるため、前記吸込みフィ
ルター部90の重量が前記本体ハウジング50に加わら
ず、前記本体ハウジング50を堅牢に形成しなくとも済
み、本体ハウジング50を軽量か出来るとともに、前記
吸込みフィルター部90が湯の流れでゆれるということ
もない。
【0024】実施の形態2 この形態は請求項1、5、8、9、11、12、13記
載の発明の代表的な実施の形態であり、実施の形態1と
異なる構成は、このカートリッジフィルターA1は、内
外二重管10、11からなり、その上端部は第1のキャ
ップH1で閉止され、その下端には、中央部に開口を有
する第2のキャップH2が取り付けられ、外管11と内
管10の間には、これらキャップH1、H2で上下が閉
じられた環状間隙13が形成され、内、外管10、は温
水透過性の網状筒体としてあり、前記カートリッジフィ
ルターA1の内管10の外周面全周に中目網15が張設
してあり、前記外管11の内周面全周には細目網16が
張設され、前記内管10の外周面に張設された中目網1
5の周りに銅線14aが巻き付けられていることである
(図5参照)。
【0025】その作用は実施の形態1とほゞ同様であ
る。異なる作用は、この銅線14aと湯と接触により、
湯中の雑菌は銅イオンの作用で減菌される。なお、場合
に応じて、前記銅線14aに代えて、前記環状間隙13
内に、銅製の粉粒体、棒材のうちの少なくとも一種を充
填することもある(請求項6記載の発明の代表的な実施
の形態に対応)。または前記中目網15自体を銅製とす
ることもある(請求項7記載の発明の代表的な実施の形
態に対応)。
【0026】実施の形態3 この形態は請求項1、2、3、4、8、10、11、1
2、13記載の発明の代表的な実施の形態である。実施
の形態1と異なる構成はフィルターハウジングC0は断
面多角形で、このフィルターハウジングC0には、内方
に突出し前記カートリッジフィルターAの外周面と接触
するリブRがその長手方向に複数個設けてあり(図6参
照)、このフィルターハウジングC0とカートリッジフ
ィルターAとの間に温水通路100が形成されているこ
とである(図8参照)。この作用は実施の形態1とほゞ
同様である。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明においては、浴槽内
の湯はカートリッジフィルターの中央部内側から外方に
向けて流れ、湯中の不純物はカートリッジフィルター内
に捕捉され、清浄化された湯がカートリッジフィルター
の外周とフィルターハウジングの内周面間の温水通路に
沿い流れるため、不純物のぬめりがカートリッジフィル
ターの内周面に発生するが、その外周面には全く生じる
ことがなく、その交換時に、このカートリッジフィルタ
ー外周面に接触する使用者の手を汚すことなく、このカ
ートリッジフィルターを交換することができる。
【0028】請求項2記載の発明においては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、内管の下端から吸い込まれ
た湯は上昇しながら、内管の全周面を通り抜け、環状間
隙内に流入し、この環状間隙内の捕捉剤により湯中の不
純物を捕捉し、この捕捉された不純物を湯の流れに沿い
環状間隙の上端から順次滞積し、この環状間隙で不純物
を除去された湯を外管の外周面全周から吐出することが
でき、この外周面に沿い浴槽用湯循環浄化装置の本体側
に流れる湯は清浄化されているため、カートリッジフィ
ルターの外周面及びフィルターハウジングの内周面にぬ
めりなどは生じない。
【0029】請求項3記載の発明においては、請求項2
記載の発明の効果に加えて、湯の中のバクテリアを前記
捕捉剤で吸着し、湯の中の脂肪分を除去し、湯を濾過出
来る。殊に銀イオン入りの活性炭の場合には、湯の濾過
とともに雑菌を減少できる。
【0030】請求項4記載の発明においては、請求項
2、3記載の発明の効果に加えて、捕捉剤の流出を防止
できる。
【0031】請求項5記載の発明においては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、前記銅線と湯の接触によ
り、銅イオンで渦中の雑菌を減少できる。更に前記環状
間隙で不純物を除去された湯を外管の外周面全周から吐
出することができ、この外周面に沿い浴槽用湯循環浄化
装置の本体側に流れる湯は清浄化されているため、カー
トリッジフィルターの外周面及びフィルターハウジング
の内周面にぬめりなどは生じない。
【0032】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加えて、内管の下端から吸い込まれた湯は上
昇しながら、内管の全周面を通り抜け、環状間隙内に流
入し、この環状間隙内の銅製の粉粒材、棒材により湯中
の雑菌を減少させると共に髪などの不純物を捕捉し、こ
の捕捉された不純物を湯の流れに沿い環状間隙の上端か
ら順次滞積し、この環状間隙で不純物を除去された湯を
外管の外周面全周から吐出することができ、この外周面
に沿い浴槽用湯循環浄化装置の本体側に流れる湯は清浄
化されているため、カートリッジフィルターの外周面及
びフィルターハウジングの内周面にぬめりなどは生じな
い。銅イオンにより湯中の雑菌を減少させることが出来
る。
【0033】請求項7記載の発明においては、前記中目
網を銅製とすることで、請求項5、6記載の発明より部
品点数を少なくして、この銅製の中目網を通過時に湯中
の雑菌を減少させることができ、請求項1、5、6記載
の発明と同等の効果を発揮できる。
【0034】請求項8記載の発明においては、請求項
1、2、3、4、5、6、7記載の発明の効果に加え
て、吸込みフィルター部を浴槽の底面に載置でき、タオ
ルなどが吸い込まれにくくできる。
【0035】請求項9、10記載の発明においては、請
求項1、2、3、4、5、6、7、8記載の発明の効果
に加えて、ポンプの作動によりフィルターハウジングが
負圧を受けても、前記リブによりそのフィルターハウジ
ングの変形を防止でき、温水通路を単に確保できる。
【0036】請求項11記載の発明においては、請求項
1乃至10記載の発明の効果に加えて、本体ハウジング
とフィルターハウジングとの接続が容易にできる。請求
項12記載の発明においては、請求項1乃至11記載の
発明の効果に加えて、カートリッジフィルターをワンス
ルーで使用できる。請求項13記載の発明においては、
請求項1乃至12記載の発明の効果に加え、第2キャッ
プに弾性を付与でき、この第2キャップを内管に密着で
きる。請求項14記載の発明においては、請求項1乃至
13記載の発明の効果を浴槽の湯を循環することで発揮
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の正面図である。
【図2】図1のフィルターハウジングとカートリッジフ
ィルターの組立状態を示す半断面図である。
【図3】図2のカートリッジフィルターの半断面図であ
る。
【図4】図1のフィルターハウジングの交換状態を示す
図である。
【図5】実施の形態2のカートリッジフィルターの半断
面図である。
【図6】実施の形態3のフィルターハウジングの半断面
図である。
【図7】図2の横断面図である。
【図8】図7同様の図6の横断面図である。
【図9】図3の一部省略分解斜視図である。
【符号の説明】 A カートリッジフィルター C フィルターハウジング

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】循環ポンプと、このポンプの循環路の二次
    側に連通する濾過槽とを少なくとも内蔵する本体ハウジ
    ングと、前記濾過槽内を通り濾過した温水を噴射する噴
    射口を有するジェッター部と、このポンプの温水循環路
    の一次側に連通する温水取入口を有する吸込フィルター
    部とを備え、 前記ジェッター部と、吸込フィルター部は、前記本体ハ
    ウジングと直接乃至間接に独立して接続可能としてあ
    り、 前記吸込フィルター部は筒状フィルターハウジングとこ
    のフィルターハウジングの下端からこのフィルターハウ
    ジング内に着脱自在に挿入され、固定されるカートリッ
    ジフィルターとからなることを特徴とする浴槽用温水循
    環浄化装置。
  2. 【請求項2】前記カートリッジフィルターは、少なくと
    も内外二重管からなり、その上端部は第1のキャップで
    閉止され、その下端には、中央部に開口を有する第2の
    キャップが取り付けられ、外管と内管の間には、これら
    キャップで上下が閉じられた環状間隙が形成され、この
    間隙には湯中の不純物を捕捉する捕捉剤が装着され、
    内、外管は温水透過性の網状筒体としてあることを特徴
    とする請求項1記載の浴槽用温水循環浄化装置。
  3. 【請求項3】前記捕捉剤が活性炭、銀イオン入りの活性
    炭、セラミックス、ゼオライト、活性石、活性自然石、
    合成樹脂性多孔質体のうちの少なくとも一種としてある
    ことを特徴とする請求項2記載の浴槽用温水循環浄化装
    置。
  4. 【請求項4】前記カートリッジフィルターの内管の外周
    面全周に中目網が張設してあり、前記外管の内周面全周
    には細目網が張設されていることを特徴とする請求項
    1、2、又は3載の浴槽用温水循環浄化装置。
  5. 【請求項5】前記カートリッジフィルターは、少なくと
    も内外二重管からなり、その上端部は第1のキャップで
    閉止され、その下端には、中央部に開口を有する第2の
    キャップが取り付けられ、外管と内管の間には、これら
    キャップで上下が閉じられた環状間隙が形成され、内、
    外管は温水透過性の網状筒体としてあり、前記カートリ
    ッジフィルターの内管の外周面全周に中目網が張設して
    あり、前記外管の内周面全周には細目網が張設され、前
    記内管の外周面に張設された中目網の周りに銅線が巻き
    付けられていることを特徴とする請求項1記載の浴槽用
    温水循環浄化装置。
  6. 【請求項6】前記カートリッジフィルターは、少なくと
    も内外二重管からなり、その上端部は第1のキャップで
    閉止され、その下端には、中央部に開口を有する第2の
    キャップが取り付けられ、外管と内管の間には、これら
    キャップで上下が閉じられた環状間隙が形成され、内、
    外管は温水透過性の網状筒体としてあり、前記カートリ
    ッジフィルターの内管の外周面全周に中目網が張設して
    あり、前記外管の内周面全周には細目網が張設され、前
    記環状間隙内に銅製の粉粒体、棒材のうちの少なくとも
    一種が充填されていることを特徴とする請求項1記載の
    浴槽用温水循環浄化装置。
  7. 【請求項7】前記カートリッジフィルターは、少なくと
    も内外二重管からなり、その上端部は第1のキャップで
    閉止され、その下端には、中央部に開口を有する第2の
    キャップが取り付けられ、外管と内管の間には、これら
    キャップで上下が閉じられた環状間隙が形成され、内、
    外管は温水透過性の網状筒体としてあり、前記カートリ
    ッジフィルターの内管の外周面全周に中目網が張設して
    あり、前記外管の内周面全周には細目網が張設され、前
    記中目網が銅製としてあることを特徴とする請求項1記
    載の浴槽用温水循環浄化装置。
  8. 【請求項8】前記吸込みフィルター部は浴槽の底面に載
    置され自立自在としてあることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6又は7記載の浴槽温水循環浄化装
    置。
  9. 【請求項9】前記フィルターハウジングは断面おむすび
    形としてあり、フィルターハウジングには内方に突出し
    前記カートリッジフイルタの外周面と接触するリブがそ
    の長手方向に少なくとも2個設けてあり、このフィルタ
    ーハウジングとカートリッジフィルターとの間に温水通
    路が形成されていることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6、7又は8記載の浴槽用温水循環浄化装
    置。
  10. 【請求項10】フィルターハウジングは断面角形でフィ
    ルターハウジングには、内方に突出し前記カートリッジ
    フィルターの外周面と接触するリブがその長手方向に複
    数個設けてあり、このフィルターハウジングとカートリ
    ッジフィルターとの間に温水通路が形成されていること
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8
    記載の浴槽用温水循環浄化装置。
  11. 【請求項11】前記フィルターハウジングの下端には温
    水吸込口を有する蓋が螺合され、このフィルターハウジ
    ングの上端は絞られ前記本体ハウジングとの接続部とし
    てあることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9又は10記載の浴槽用温水循環浄化装
    置。
  12. 【請求項12】前記カートリッジフィルターは使い捨て
    型としてあることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6、7、8、9、10又は11記載の浴槽用温水循
    環浄化装置。
  13. 【請求項13】前記カートリッジフィルターの下端の第
    2キャップにおける内管の中に突出する突出部には、そ
    の軸線方向にスリットが入っていることを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11
    又は12記載の浴槽用温水循環浄化装置。
  14. 【請求項14】請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12又は13記載の浴槽用温水循
    環浄化装置を付設したことを特徴とする浴槽。
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