JPH09312762A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH09312762A
JPH09312762A JP8127296A JP12729696A JPH09312762A JP H09312762 A JPH09312762 A JP H09312762A JP 8127296 A JP8127296 A JP 8127296A JP 12729696 A JP12729696 A JP 12729696A JP H09312762 A JPH09312762 A JP H09312762A
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image
data
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image processing
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JP8127296A
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Hiroshi Fukada
宏 深田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドット数を増大させる場合において、その増
大させる割合が整数倍でなくとも、良好な画像データを
生成することを可能にする。 【解決手段】 400dpiの解像度を持った2値画像
はライン単位にバッファメモリ群2中のバッファメモリ
A〜Dに順次格納される。そして、セレクタ2は格納済
みの連続する2つのバッファメモリを選択し、制御部7
は選択された2つのバッファメモリから合計3回読み出
しを行なわせる。読み出された2ライン分の画像データ
はフリップフロップ4に2×2の画素ブロックとして保
持され、その出力は演算部5に供給されると共に、セレ
クタ6に供給される。演算部5では5つの演算を行なっ
てそれをセレクタ6に出力する。セレクタ6には合計9
個、すなわち、3×3の画素ブロック内の画素データが
出力される。そして、CLK19及びSYNC20に同
期してこれら9つのいずれかをセレクタ6が選択し、出
力することで、600dpiのプリンタで印刷させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び方
法、詳しくはビットマップ形式の2値画像の変倍を行う
装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファクシミリ装置にはプリンタ
が搭載されているのが普通である。プリンタとしては、
様々なタイプを用いることが可能であるが、その中の1
つのレーザビームプリンタ(以下、LBP)がある。等
倍の画像印刷する場合には画像の解像度をLBP自身の
印字解像度に合わせる必要がある。従来、LBPの印字
解像度は400DPI程度であったため、ファクシミリ
の受信画像を印字するのに都合が良かった。
【0003】例えばG4ファクシミリを例に取ると、そ
の受信原稿の解像度は100×200、200×20
0、400×400DPIがある。受信した画像が10
0×200である場合は、この画像に4×2倍の処理を
施せば400×400DPIの画像を得ることができ
る。また、受信した画像が200×200である場合
は、この画像に2×2倍の処理を施せば400×400
DPIの画像を得ることができる。そして、受信した画
像が400×400である場合は、この画像に1×1倍
の処理を施せば400×400DPIの画像を得ること
ができる。このように、印刷手段として400DPIの
LBPを用いれば、上記のような各ファクシミリの受信
画像の解像度に合わせ、4×2、2×2、1×1倍とい
った単純拡大処理によって、画像の解像度をLBPの解
像度に合わすことが可能である。図7は2×2倍の単純
拡大処理を説明する図である。図のように、各列を繰り
返し、かつ、各行を繰り返す(列は副走査方向、行は主
走査方向)。
【0004】図の左側は原画像(ソース画像)で、右側
が拡大後のデスディネーション画像である。行や列を示
す数字やアルファベットの記号で、ダッシュ記号が付し
ている行や列は同一記号の行や列を繰り返したものであ
る。
【0005】一般に単純拡大処理は、倍率が主副走査方
向とも整数倍の場合には、各行列毎に倍率の数だけ繰り
返す処理をすればよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近の技術
進歩によりLBPの解像度が上がり、例えば600DP
I程度のLBPが出現している。もし、従来例のように
G4ファクシミリで受信する原稿を600DPIのLB
Pに印刷しようとすると、100×200、200×2
00、400×400DPIの受信原稿のそれぞれを6
×3、3×3、1.5×1.5倍の画像拡大処理を必要
とする。
【0007】ここで、4×2、2×2、1×1、6×
3、3×3倍といった単純拡大処理においても受信原稿
の画像は忠実に再現されるが、600DPIのLPBを
使用した場合に、400×400DPIの受信原稿を印
刷をする場合、1.5×1.5倍の拡大処理を必要とす
る。つまり、図8のように単純拡大処理に準じた処理方
法で2列毎に列を繰り返し、2行毎に行を繰り返すこと
になる。このような拡大処理だと、画像劣化に生じさせ
てしまう欠点を生じる。
【0008】尚、図8の左側はソース画像で、右側が拡
大後のデスティネーション画像である。行や列を示す数
字やアルファベットの記号で、ダッシュ記号が付してい
る行や列は同一記号の行や列を繰り返したものである。
【0009】図10は4×4画素の画像を図8の方法で
拡大処理した場合の例である。左がソース画像で右が拡
大後の6×6画素のデスティネーション画像である。図
のように粒状の塊が生じることがわかる。送信元で原稿
画像を誤差拡散処理を行って原稿画像を読み取り、それ
を送信してきた場合には、受信側では、中間調部分で分
散している孤立画素にこの塊が生じてしまい、ざらつい
た感じになり、画質が劣化する。
【0010】また一方、受信した原稿が定型紙(A4,
B4等)1ページでは印字できないケースがある。例え
ば長尺原稿等である。一般にレーザプリンタは定型紙を
使用するので、長尺原稿はページを分割して印字する
か、原稿を縮小して1ページ内に印字させることが考え
られる。
【0011】ここで、後者の自動縮小をする場合で、レ
ーザプリンタを印字装置に持つFAXがA4幅の長尺原
稿を受信することを考える。長尺原稿が定型A4サイズ
の長さに対して4/3倍の長さであったとすると、その
原稿を副走査方向に3/4倍(75%)の縮小を施すと
丁度A4サイズの原稿に印字できるようになる。
【0012】前述したように、受信した原稿の解像度は
1度プリンタの解像度(600DPI)に合わせなけれ
ばならず、場合によっては1.5×1.5単純変倍をす
る必要もある。自動縮小はこのプリンタの解像度に合わ
せた後の原稿に施せば良い。上記の例だと、75%副走
査方向の縮小は4ラインに1回の割合で副走査方向のラ
インを削除すれば良い。この処理を単純に行うと図12
の様になる。この図は8×8画素の400×400DP
Iの原稿を1.5×1.5倍して12×12画素の60
0×600DPI用の画像を作成し、それを副走査方向
に3/4倍縮小する様子を表している。上の12×12
画素の右側にある(*)マークは4ラインに1回の割合
で削除される該当ラインで、これを削除した様子が下の
12×9画素の原稿である。
【0013】さて、一度1.5×1.5倍の拡大処理を
しているので、2/3倍以下の縮小を施さない限りは元
々の原稿にあったラインを削除しない方が良いはずであ
る(600×600DPIの原稿の2/3倍以上の縮小
は元々の原稿から見ると拡大処理されたことになる)。
【0014】しかしながら、上記のような縮小方法だと
オリジナル画像の第8のラインが削除されている。この
様に単純に縮小すると元々の情報が損なわれてしまうと
いう欠点を生じる。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる問題点に
鑑みなされたものであり、ドット数を増大させる場合に
おいて、その増大させる割合が整数倍でなくとも、良好
な画像データを生成することを可能ならしめる画像処理
装置及び方法を提供しようとするものである。
【0016】この課題を解決するため、例えば本発明の
画像処理装置は以下に示す構成を備える。すなわち、入
力画像データのドット数を増大させる画像処理装置であ
って、入力画像データ中のN1×N2の画素ブロック単
位に切出す切り出し手段と、切出したN1×N2画素ブ
ロックをM1×M2(M1≧N1、M2≧N2)に変換
する第1の変換手段と、切出したN1×N2画素ブロッ
クをM1×M3(M1≧N1、M3≧N2)に変換する
第2の変換手段と、ドット数増大の割合に応じて、前記
入力画像データのN2ライン単位に、前記第1の変換手
段と第2の変換手段のいずれか選択する選択手段とを備
える。
【0017】また、本発明の好適な実施態様に従えば、
前記切り出し手段は、入力画像データを2×2の画素ブ
ロック単位に切り出し、前記第1の変換手段は3×3の
画素ブロックに変換し、前記第2の変換手段は3×2の
画素ブロックに変換することが望ましい。
【0018】ここで、前記切り出し手段で切出される2
×2画素ブロック中のデータを、その位置に応じてs(1
1),s(12),s(21),s(22)で表わし、前記第1の変換手
段で生成する3×3の画素ブロック中のデータを、その
位置に応じてd(11),d(12),d(13),d(21),d(22),d
(23),d(31),d(32),d(33)とし、前記第2の変換手段
で生成する3×2の画素ブロック中のデータを、その位
置に応じてd(11),d(12),d(13),d(31),d(32),d(3
3)とし、更には、論理積を&、論理和を#で表わすと
き、 d(11) = s(11) d(12) = s(11) & s(12) d(13) = s(12) d(21) = s(11) & s(21) d(22) = (s(11) & s(22))#(s(12) &
s(21)) d(23) = s(11) & s(21) d(31) = s(21) d(32) = s(21) & s(22) d(33) = s(22) として変換することが望ましい。
【0019】また、本発明の好適な実施形態に従えば、
上記画像処理装置は600dpiの解像度を持ったファ
クシミリ装置に搭載させることが望ましい。これによっ
て現行の解像度の画像データを受信しつつも、良好な画
像を出力することが可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る実施形態の一例を詳細に説明する。
【0021】尚、実施形態ではラスタスキャン方式で入
力される画像データを処理する例を説明する。また、以
下では、ラスター方向(主走査方向)に並んだ1画素幅
の画素群をラインと呼ぶ。
【0022】実施形態におけるプリンタは600DPI
のレーザビームプリンタとしている。そして、入力画像
は400DPIの画像を例にしている。従って、実施形
態では原画像に対して主走査及び副走査方向にそれぞれ
1.5倍する場合、つまり、主走査方向の画素数は入力
画素数の1.5倍にし、2ライン分の画像データを入力
しては3ライン分の画像データを生成し、出力するもの
である。
【0023】図18は、実施形態におけるファクシミリ
装置の断面構成図を示している。同図において、100
はファクシミリ装置本体を示している。また、200は
原稿オートフィーダであり、原稿201は図示の各種ロ
ーラの回転によってプラテンガラス201にまで搬送さ
れるようになっている。202は光学部であって、原稿
画像にプラテンガラス201を介して光を照射するラン
プ202aと原稿からの反射光を反射させるミラー20
2bで構成され、図示左右に移動運動する。
【0024】光学部202からの原稿からの反射光は、
図示のミラー203、204、更には集光レンズ205
を経て、CCD206上に像を結ぶ。ミラー203、2
04は、光学部202と同方向に且つ光学部202の移
動速度の半分の速度で移動する。これによって、光路長
を一定に保つことを可能にしている。
【0025】CCD206によって読込まれた画像デー
タは各種制御回路を搭載した制御ユニット1000に取
り込まれる。制御ユニット1000には、回線を介して
のデータ授受を行うための回路をはじめとし、ファクシ
ミリ装置として機能するための必要な回路が搭載されて
いる。また、制御ユニット1000には、上記の如く、
原稿読み取り部で読み取った原稿画像を送信する機能や
以下に説明するプリンタ部で印刷する機能等を備えてい
る。勿論、受信したファクシミリ画像を印刷させる制御
機能をも備える。
【0026】302はレーザドライバであって、制御ユ
ニット1000からのビデオ信号に基づいて半導体レー
ザ303を駆動する。発生したレーザ光304は回転多
面鏡305で左右方向に振られ静電ドラム306上を走
査露光する。これにより、静電ドラム306上には文字
パターン等の静電潜像が形成される。この潜像は、静電
ドラム306周囲の現像ユニット307により現像され
た後、記録紙に転送される。この記録紙にはカットシー
トを用い、カットシート記録紙は装置に装着した用紙カ
セット308に収納され、給紙ローラ309および配送
ローラ310と731とにより装置内に取り込まれて、
静電ドラム306に供給される。そして、現像器307
によって静電ドラム306上に付着されたトナー像は、
搬送されてきた記録紙に転写される。その後、記録紙は
定着器312方向に搬送され、トナーが定着され、最終
的に排出ローラ313によって外部に排出される。
【0027】尚、レーザビームによる画像形成の際に
は、静電ドラム306の近傍にレーザ光を走査露光する
直前にレーザ光を検出するビーム検出回路が設けられて
いる。このビーム検出回路で検出された信号は制御ユニ
ット1000に出力され、1ライン単位の転送の同期信
号に活用される。
【0028】図1は、実施形態における制御ユニット1
000内の画像処理部のブロック構成図である。
【0029】図示において、1はセレクタであり、2は
A、B,C,Dの4つから構成されるFIFO形式のラ
インバッファ群である。セレクタ1は、後述する制御部
7からの指示信号SEL8信号に従い1ラスタ単位に1
ライン分のデータをラインバッファ群2中のラインバッ
ファA,B,C,D,A…の順に出力する。ラインバッ
ファ群2には、制御部7からの書込み信号WR9,1
0、読出し信号RD11、12に従い、書込み及び読出
しが制御される。
【0030】3はセレクタであって、制御部7からの選
択信号SEL13に基づいて、ラインバッファ群2中の
ラインバッファA,Bの組みと、ラインバッファC,D
の組みのいずれかの組みを選択し、OUTa,OUTb
として出力する。
【0031】4は画素バッファであり、セレクタ2から
出力される隣接するライン上の2画素をラッチする2×
2マトリクスのフリップフロップである。計4つのフリ
ップフロップ(FF)のクロック入力は共通のクロック
CLK19を入力している。図のフリップフロップFF
(11)にラッチされた画素データは次のタイミングでフリ
ップフロップ(12)に、フリップフロップ(21)にラッチさ
れた画素データは次のタイミングでフリップフロップ(2
2)にラッチされる。そしてまた、これら4つのFFの出
力は以下に説明する演算部5及びセレクタ6に出力され
る。
【0032】5は演算部であって、画素バッファ4から
の4つの出力データを入力し、5種類の演算を行い、そ
れぞれの演算結果として5種類の信号をセレクタ6に出
力する。
【0033】6はセレクタであり、画素バッファ4から
出力される4つの出力データと、演算部5から出力され
る5つの信号の計9信号を入力し、1本のシリアル画像
信号として出力する。
【0034】7は制御部であり、上記符号1〜6の各ブ
ロックの制御を行う。制御部7から出力される信号に
は、以下のものがある。 ・選択信号SEL8:セレクタ1が入力する1ライン分
の画素データを4出力の内のどれにするかを選択するた
め信号(2ビット)である。 ・書込み信号WR9:ラインバッファA,B共通に入力
される。1画素信号をFIFOに書き込む毎に有効にな
る。また、FIFOのポインタをクリアするための信号
も含まれる。 ・書込み信号WR10:制御部の出力信号であり、ライ
ンバッファC,D共通に入力される。1画素信号をFI
FOに書き込む毎に有効になる。また、FIFOのポイ
ンタをクリアするための信号も含まれる。 ・読み取り信号RD11:ラインバッファC,D共通に
入力される。1画素信号をFIFOから読み出す毎に有
効になる。また、FIFOのポインタをクリアするため
の信号も含まれる。 ・読み取り信号RD12:ラインバッファA,B共通に
入力される。1画素信号をFIFOから読み出す毎に有
効になる。また、FIFOのポインタをクリアするため
の信号も含まれる。 ・選択信号SEL13:セレクタ3が2組の2信号を選
択して2出力に接続するための信号である。 ・選択信号SEL14:セレクタ6が9信号を選択して
1出力に接続するための4ビット信号である。 ・シリアル画像入力信号VIN15:画像データの入力
信号である。 ・画像転送クロックCLK16:シリアル画像入力信号
VIN15の転送同期クロックである。 ・ライン同期入力信号17:1ライン分の画像データの
同期信号である。 ・ライン要求出力信号RQ21:1ライン分の画像デー
タの転送要求信号である。
【0035】尚、信号15〜17及び21は、本画像処
理部の上位に位置する他の画像処理部(例えば原稿画像
読み取り部や受信した画像データを伸長する伸長部等)
との間でやりとりされるものである。図2は、上記画像
データ入力時のタイミングチャートを示している。 ・シリアル画像出力信号VOUT18:本画像処理部に
おける最終的な処理結果である画像の出力信号であり、
下位の処理部(レーザビームプリンタ部)に接続されて
いる。 ・画像転送クロック入力CLK19:出力同期クリック
である。 ・ライン同期入力信号SYNC20:レーザビームプリ
ンタ部からの1ライン同期信号(例えばビームディテク
ト信号に基づく信号)である。
【0036】上記信号18〜20は下位のレーザビーム
プリンタ部とで交わされる信号であり、図3はそのタイ
ミングチャートを示している。SYNC20は、Lレベ
ルの有効信号をCLK19に同期して1パルス分だけ出
力することによって、ライン同期をとる。ライン同期
後、規定時間後のCLK19より有効画素が1クロック
につき1画素づつVOUT18として転送されLBPで
印刷される。
【0037】以後、本実施形態の動作について説明して
いく。
【0038】先ず、ソース画像を上位の画像処理装置に
より入力する。第1ラインの入力時は、制御部7はセレ
クタ1をラインバッファAに接続するようにSEL8信
号を出力している。
【0039】図4はバッファAにラインを書き込むタイ
ミングを表すチャートである。バッファAに入力される
WR9(CL)(WR9の2ビット中の1ビット)はL
レベルでFIFOポインタをクリアする信号であり、S
YNC17のタイミングで有効になりポインタがクリア
される。WR9(P)(WR9の2ビット中の他方の1
ビット)はFIFOの書き込みクロックであり立ち上が
りエッジでデータを蓄積していく。SYNC17が有効
になる毎に、制御部7はセレクタ1をバッファA→B→
C→D→A→B…の順に接続していく。また、バッファ
C,Dの書き込みはバッファAの書き込みと同様で、図
4のWR9をWR10と書き換えれば良い。
【0040】次に、デスティネーション画像をLBPに
出力する場合を説明する。
【0041】ページの先頭よりラインを入力して、少な
くとも2ライン以上の入力が完了した時点よりLBPへ
の画像出力が可能となる。先ず、第1のラインをLBP
に出力する場合、セレクタ3を選択するSEL13はバ
ッファA,Bを選択している(このとき、次のラインの
データはラインバッファC,Dへの蓄積が行われる)。
図5はバッファA,Bからラインを読み出すタイミング
を表すチャートである。バッファAに入力されるRD1
2(CL)(RD12の2ビット中の1ビット)はLレ
ベルでFIFOのポインタをクリアする信号であり、S
YNC20のタイミングで有効になりポインタがクリア
される。RD12(P)(RD12の2ビット中の他方
の1ビット)はFIFOの読み出しクロックであり、立
ち上がりエッジでデータを出力し、LBPへの転送クロ
ックCLK19が3回出る間に2回の割合で読み出す。
OUTaにはラインバッファAから読み出したデータ
が、OUTbにはラインバッファBから読み出したデー
タが出力される。そして、SYNC20が3回有効にな
る毎に、制御部はセレクタ2をバッファ(A,B)→
(C,D)→(A,B)→…の順に接続し、3回ずつ同
じ組のバッファを読み出す。また、バッファC,Dの読
み出しはバッファA,Bの読み出し同様で、図5のRD
12をRD11と書き換えれば良い。
【0042】次に、CLK19毎にOUTaの信号(第
1ライン上の画素)はFF(11)にラッチされOUTbの
信号(第2ライン上の画素)はFF(21)にラッチされ
る。FF(11)の出力は次段のFF(12)にラッチされ、F
F(21)の出力は次段のFF(22)にラッチされる。
【0043】図5では第1ライン上に画素がラッチされ
る様子をFF(11)とFF(12)の出力信号で表している。
図示しないが、第2ライン上の画素もFF(21)とFF(2
2)に同様にラッチされる。
【0044】演算部5は、FF(11)とFF(12)とFF(2
1)とFF(22)の出力信号を入力して5種類の演算を行
う。演算結果の5種類の信号をそれぞれD(12),D(2
1),D(22),D(23),D(32)と呼ぶ。演算の方法はいろ
いろ考えられるが、本実施形態では次のように演算す
る。尚、以下において、「&」は論理積AND、「#」
は論理和ORの意である。
【0045】 D(12)=FF(11)&FF(12) D(21)=FF(11)&FF(21) D(23)=FF(12)&FF(22) D(32)=FF(21)&FF(22) D(22)=(FF(11)&FF(22))#(FF(12)&FF(2
1)) つまり4つ目までは、2×2の画素ブロックにおける上
下或いは左右に隣接した2値画素データの論理積を示し
ており、いずれもが“1”のときに演算結果は“1”に
なることを示している。また、5つ目は斜め方向(2通
りある)の少なくとも一方の2値画素がいずれも“1”
である場合に、その出力(D(22))が“1”になること
を示している。
【0046】図5と図6に、制御部7が出力するSEL
14信号(SEL14(R),SEL14(L1),SEL14(L2),SEL14(L3))
の様子が示されている。
【0047】図5、図6に示すように、SEL14(R)は2×
2の画素ブロック→3×3の画素ブロック変換の際の1
ラインの左端の1画素と、右側の2画素を区別するため
の信号であり、3×3画素ブロックの第2ライン、第3
ラインでも同様である。また、SEL14(L1)は3×3の第
1ラインを生成していることを示す信号である。SEL14
(L2)は3×3の第2ライン、SEL14(L3)は3×3の第3
ラインを生成していることを示す信号である。
【0048】さて、セレクタ3はSEL14の状態によ
って次の様に選択する(!はNOTの意)。
【0049】 VOUT= FF(11) & [!SEL14(R) & SEL14(L1) & !SEL14(L2) & !SEL14(L3)] # D(12) & [ SEL14(R) & SEL14(L1) & !SEL14(L2) & !SEL14(L3)] # FF(12) & [ SEL14(R) & SEL14(L1) & !SEL14(L2) & !SEL14(L3)] # D(21) & [!SEL14(R) & !SEL14(L1) & SEL14(L2) & !SEL14(L3)] # D(22) & [ SEL14(R) & !SEL14(L1) & SEL14(L2) & !SEL14(L3)] # D(23) & [ SEL14(R) & !SEL14(L1) & SEL14(L2) & !SEL14(L3)] # FF(21) & [!SEL14(R) & !SEL14(L1) & !SEL14(L2) & SEL14(L3)] # D(32) & [ SEL14(R) & !SEL14(L1) & !SEL14(L2) & SEL14(L3)] # FF(22) & [ SEL14(R) & !SEL14(L1) & !SEL14(L2) & SEL14(L3)] 上式において、第1行〜第3行は第1ラインの3画素を
生成するためのものである。第4〜第6行は第2ライン
の3画素を生成するためのものであり、第7から第9行
は第3ラインの3画素を生成するためのものである。
【0050】図9はソース画面上の2×2画素が、デス
ティネーション画像上の対応する3×3画素に変換され
る様子を表している。上記実施形態の説明によれば、図
9のソース画素とデスティネーション画素との対応は次
のようになる。
【0051】 d(11) = s(11) d(12) = s(11) & s(12) d(13) = s(12) d(21) = s(11) & s(21) d(22) = (s(11) & s(22))#(s(12) &
s(21)) d(23) = s(11) & s(21) d(31) = s(21) d(32) = s(21) & s(22) d(33) = s(22) 図11は実施例における2×2画素ブロックを3×3画
素ブロックに変倍した際の画素状態を示している。図1
0の従来の単純な繰り返し処理と比較し、斜めの線がき
れいに再現されるのがわかる。
【0052】従って、非整数倍の解像度変換において
も、良好な画像形成を行なわせることが可能になる。
【0053】次に、長尺原稿を受信した場合に、副走査
方向に自動縮小をかけて定型紙1ページに丁度納まるよ
うに印字することを考える。
【0054】図15は自動縮小をかける時の、制御部7
の動きを説明するタイミングチャートである。等倍に印
字する場合は図6のタイミングチャートのようにSEL
14におけるSEL14(L1),SEL14(L2),SEL14(L3)が順々に
有効になるが、縮小印字する場合は縮小率に依ってSEL1
4(L2)が有効にならないように制御部7が制御する。図
15のタイミングチャートの制御に依って印字された画
像例を図13に示す。等倍に印字された場合、上側の1
2×12画素の画像になるところが、縮小処理に依って
下側の12×9画素の画像になった様子を表している。
同じ縮小処理の図12の従来例と比較すると、従来例で
はオリジナルラインの「8」が削除されているのに対
し、本実施形態では1.5×1.5倍の処理時に副走査
方向に生成されるライン(図12、図13の数字
に「’」が付いたライン)のみを削除の対象としてい
る。
【0055】図14はソース画像上の2×2画素が、デ
スディネーション画像上の対応する3×2画素に変換さ
れる様子を表している。SEL14(L2)が有効にならないと
き副走査方向にこのデスディネーション画像片が並ぶこ
とになる。図9と比較して第2ライン目のd(21),d(2
2),d(23)がないだけであとは図9の場合と同じであ
る。
【0056】尚、SEL14(L1),SEL14(L2),SEL14(L3)の出
力タイミング等は、不図示の上位の処理部が制御部7に
対して行うものであり、制御部7は指示された内容に応
じて上記実施形態で説明した手順に従ってこれらの信号
や各処理回路への制御信号を生成することになる。
【0057】以上説明したきたように、本実施形態の特
有の効果として、 ・比較的簡単な回路で実現できるため、回路規模が少な
くて済む。 ・1.5×1.5拡大後の画像劣化を大幅に改善する。 ・制御部の制御方法を変えれば、そのまま整数倍の拡大
処理ができるので、600DPIのLBPの解像度変換
用の画像処理装置として1種類で対応が効く。 ・副走査方向に縮小する場合、オリジナルラインを削除
の対象としないようにすることにより、情報の欠落を防
ぎ、画質劣化を防止する。
【0058】<第2の実施形態>以下に、拡大処理の第
2の実施形態を説明する。本第2の実施形態では、ソフ
トウェアによって処理をする場合の例である。便宜上、
ソース画像は1画素が1アドレスのデータとし、ラスタ
スキャン形式でメモリ上に1次元的に格納されていると
する(1アドレス=1バイトのシステムであれば1画素
は1バイトデータとなる)。
【0059】図16は、第2の実施形態におけるファク
シミリ装置のブロック構成図である。図示において、1
001は装置全体の制御を司るCPUであり、1002
はCPU1001の動作処理手順(通常のファクシミリ
手順のプログラムや、後述する図17の動作処理手順で
示されるプログラム)を記憶しているROMである。1
003はCPU1001のワークエリアとして使用され
るRAMであり、入力画像バッファ1003a、出力画
像バッファ1003bが確保されている。
【0060】1004は回線を介してのデータ授受を行
う通信制御部であり、変復調処理回路を内蔵している。
1005は操作パネル、1006はレーザビームによる
画像形成を行うプリンタエンジン(600dpiとす
る)、1007はプリンタエンジン1006との間で種
々のデータ授受を行うためのプリンタエンジンインター
フェースである。1008は原稿画像を読み取るイメー
ジスキャナである。
【0061】ここで、ソース画像(受信した画像等)の
1ラインが画素数がN、総ライン数がL、格納されてい
る入力画像バッファ102aの先頭アドレスを変数SP
TRで表わすと、入力画像の2×2の画素ブロック内の
各画素は次のように表わすことができる。
【0062】 s(11) = [ SPTR + 2*N*(Y+0) + 2*X + 0 ] s(12) = [ SPTR + 2*N*(Y+0) + 2*X + 1 ] s(21) = [ SPTR + 2*N*(Y+1) + 2*X + 0 ] s(22) = [ SPTR + 2*N*(Y+1) + 2*X + 1 ] ここで、Xは2×2画素ブロック単位の主走査方向の位
置、Yは副走査方向の位置をそれぞれ示している。
[ ]はその内部のアドレスに格納されているデータを
表す。
【0063】そして、Yは0から(L/2−1)の間で
+1していき、XはYを固定して0から(N/2−1)
の間で+1していく。
【0064】また、変数について定義しておく。変数
R、TはRAM101の所定アドレス位置に確保された
8ビット変数である。変数Rは初期値として0を格納
し、変数Tには倍率に応じた値がセットされる。
【0065】以下、図17のフローチャートに従って説
明するが、入力画像バッファ102aには既にソース画
像が格納されているものとする。
【0066】先ず、ステップS100で、変数X,Y,
Tそれぞれを0クリアする。次いで、ステップS119
で変数SPTRに入力画像バッファ102aの先頭アド
レスを格納し、ステップS120で変数DPTRに出力
画像バッファ102bの先頭アドレスを格納する。続
く、ステップS130では、変数Rに、変倍率に従って
決定される値をセットする。例えば、400dpiのソ
ース画像を600dpiのプリンタエンジン105で画
像形成する際には、変数Rには00H(Hは16進数を
意味する)をセットする。
【0067】ステップS140に処理が進むと、入力画
像バッファ102aから変数X,Yで示される2×2の
画素ブロック内の値s(11),s(s12),s(21),s(22)を読
込む。各値の読込むべきアドレス位置は先に示した通り
である。
【0068】そして、ステップS145に進み、変数T
(8ビットであることに注意)にキャリー、すなわち、
値255を越えたか否かを判断する。説明が前後する
が、ステップS140の読み取り処理では、キャリーの
発生/非発生を示すフラグは変化しないものとする。ま
た、変数Tは後述するように足し込んでいくが、255
を越えた場合には、8ビットのみを有効にしているの
で、例えば足し込んだ結果が256になると変数Tは1
になる。
【0069】さて、変数Tにキャリーが発生しないと判
断した場合には、ステップS150に進む。ここでは、
第1の実施形態で説明した3×3の画素ブロック内の値
d(11),d(12),d(13),d(21),d(22),d(23),d(31),
d(32),d(33)を算出する。
【0070】そして、得られた各出力画素値を、以下に
示すようなアドレス位置にそれぞれ格納する。
【0071】 [ DPTR + 3*N*(Y+0) + 3*X + 0 ] = d(11) [ DPTR + 3*N*(Y+0) + 3*X + 1 ] = d(12) [ DPTR + 3*N*(Y+0) + 3*X + 2 ] = d(13) [ DPTR + 3*N*(Y+1) + 3*X + 0 ] = d(21) [ DPTR + 3*N*(Y+1) + 3*X + 1 ] = d(22) [ DPTR + 3*N*(Y+1) + 3*X + 2 ] = d(23) [ DPTR + 3*N*(Y+2) + 3*X + 0 ] = d(31) [ DPTR + 3*N*(Y+2) + 3*X + 1 ] = d(32) [ DPTR + 3*N*(Y+2) + 3*X + 2 ] = d(33) つまり、算出された3×3の画素ブロック内の各画素の
値は、出力画像バッファ102bに格納される。
【0072】一方、Tにキャリーが発生した場合、処理
はステップS160に進むことになる。
【0073】ここでは、3×3の画素ブロック内の値d
(11),d(12),d(13),d(31),d(32),d(33)を算出し、
下記のようなアドレス位置に格納する。
【0074】 [ DPTR + 3*N*(Y+0) + 3*X + 0 ] = d(11) [ DPTR + 3*N*(Y+0) + 3*X + 1 ] = d(12) [ DPTR + 3*N*(Y+0) + 3*X + 2 ] = d(13) [ DPTR + 3*N*(Y+1) + 3*X + 0 ] = d(31) [ DPTR + 3*N*(Y+1) + 3*X + 1 ] = d(32) [ DPTR + 3*N*(Y+1) + 3*X + 2 ] = d(33) ここで、3×2の画素ブロック内の各画素の値(出力画
素の値)を算出し、それを出力画像バッファ102bに
格納することになる。
【0075】いずれにしても処理はステップS170に
進み、Xを1だけインクリメントし、ステップS180
でX≧N/2になったか否かを判断する。X<N/2の
場合には、ステップS140に処理が戻って処理を繰り
返す。
【0076】ここで、X≧N/2になった(実際にはX
=N/2になった)と判断した場合には、処理はステッ
プS190に進み、Xを0で初期化し、Yを1だけイン
クリメントする。
【0077】そして、ステップS200でY≧L/2で
あるか否かを判断する。この判断でYesとなった場合
には、全入力画像に対して処理が完了したことになるか
ら、本処理を終え、出力画像バッファ102bに格納さ
れた画像を例えばプリンタエンジン105で形成する処
理を行う。
【0078】また、ステップS200の判断で、Noと
なった場合にはステップS210に進み、変数Tに変数
Rの値を足し込み(T=T+R)、ステップS140に
戻る。ここでの演算結果は、ステップS145に反映さ
れることになる。
【0079】以上であるが、例えばR=0の場合、Tに
キャリーが発生することは全処理の中で存在しないの
で、最終的に副走査方向に1.5倍される。従ってソー
ス画像が400dpiの場合には、600dpiのプリ
ンタエンジン105でプリントしたとしても人間の目か
ら見た大きさは同じとなる。
【0080】また、例えばR=C0H(=192)の場
合、Yが4回インクリメントする間に3回の割合でTに
キャリーが発生するので、8ラインのソース画像が3+
2+2+2=9ラインになるので、9/8=1.125
倍される。しかし、実施形態のプリンタの解像度は60
0dpiであるので、1.125×400/600=7
5%に縮小されることになる。
【0081】また、Rは0〜255の値が取り得るの
で、最終的な画像の変倍率は1倍(R=0)から0.6
7倍(R=255)の範囲になる。
【0082】以上説明してきたように、本実施形態の特
有の効果を奏することが可能になる。 ・比較的簡単な処理で実現できるため、プログラムコー
ドが少なくて済む。 ・アルゴリズムが単純なので、高速に処理される。 ・1.5×1.5拡大後の画像劣化を大幅に改善する。 ・副走査方向の倍率を調整でき、情報を欠落することな
く、画像劣化が少ない。 尚、上記実施形態では、ファクシミリ装置に適用した例
を説明したが、単独のプリンタ装置、すなわち、ホスト
コンピュータに接続したり、ネットワーク上に接続され
るプリンタに適用しても良い。また、プリント方式もレ
ーザビームプリンタに限らず、他の方式に適用しても良
い。
【0083】更にまた、実施形態では、記録解像度が6
00dpiの印刷部を備える例を説明したが、これによ
っても本願発明が限定されるものではなく、それ以上の
解像度にも適用できる。
【0084】また、本発明は、上記の如く、複数の機器
(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機器,リ
ーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用し
ても、一つの機器からなる装置(例えば、単独のプリン
タ装置,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0085】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0086】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0087】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0088】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0089】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ド
ット数を増大させる場合において、その増大させる割合
が整数倍でなくとも、良好な画像データを生成すること
が可能になる。
【0091】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における制御ユニット内の画像処理部
のブロック構成図である。
【図2】図1の画像処理部における画像データの入力タ
イミングチャートである。
【図3】図1の画像処理部における画像データの出力タ
イミングチャートである。
【図4】図1の画像処理部における画像データのバッフ
ァメモリにへの格納タイミングチャートである。
【図5】図1の画像処理部におけるバッファメモリから
の出力タイミングチャートである。
【図6】バッファメモリにおけるライン単位の出力タイ
ミングチャートである。
【図7】2×2倍の単純拡大処理の概要を示す図であ
る。
【図8】1.5×1.5倍の単純拡大処理の概要を示す
図である。
【図9】1.5×1.5倍の拡大処理における入力画素
ブロックと出力画素ブロックの関係を示す図である。
【図10】従来の4×4画素ブロックの1.5×1.5
倍の拡大処理を示す図である。
【図11】実施形態における4×4画素ブロックの1.
5×1.5倍の拡大処理を示す図である。
【図12】拡大処理後における従来の縮小処理を示す図
である。
【図13】実施形態における拡大処理後における縮小処
理を示す図である。
【図14】実施形態における1.5倍×1倍の処理を行
う際の入力画素ブロックと出力画素ブロックの関係を示
す図である。
【図15】図14における処理のバッファメモリからの
読出しタイミングチャートを示す図である。
【図16】第2の実施形態におけるファクシミリ装置の
ブロック構成図である。
【図17】第2の実施形態における処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図18】実施形態におけるファクシミリ装置の断面構
成図である。
【符号の説明】
1、3、6 セレクタ 2 バッファメモリ群 4 フリップフロップ 5 演算部 7 制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データのドット数を増大させる
    画像処理装置であって、 入力画像データ中のN1×N2の画素ブロック単位に切
    出す切り出し手段と、 切出したN1×N2画素ブロックをM1×M2(M1≧
    N1、M2≧N2)に変換する第1の変換手段と、 切出したN1×N2画素ブロックをM1×M3(M1≧
    N1、M3≧N2)に変換する第2の変換手段と、 ドット数増大の割合に応じて、前記入力画像データのN
    2ライン単位に、前記第1の変換手段と第2の変換手段
    のいずれか選択する選択手段とを備えることを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記切り出し手段は、入力画像データを
    2×2の画素ブロック単位に切り出し、前記第1の変換
    手段は3×3の画素ブロックに変換し、前記第2の変換
    手段は3×2の画素ブロックに変換することを特徴とす
    る請求項第1項に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記切り出し手段で切出される2×2画
    素ブロック中のデータを、その位置に応じてs(11),s
    (12),s(21),s(22)で表わし、 前記第1の変換手段で生成する3×3の画素ブロック中
    のデータを、その位置に応じてd(11),d(12),d(13),
    d(21),d(22),d(23),d(31),d(32),d(33)で表わ
    し、 前記第2の変換手段で生成する3×2の画素ブロック中
    のデータを、その位置に応じてd(11),d(12),d(13),
    d(31),d(32),d(33)で表わし、 論理積を&、論理和を#で表わすとき、 d(11) = s(11) d(12) = s(11) & s(12) d(13) = s(12) d(21) = s(11) & s(21) d(22) = (s(11) & s(22))#(s(12) &
    s(21)) d(23) = s(11) & s(21) d(31) = s(21) d(32) = s(21) & s(22) d(33) = s(22) として変換することことを特徴とする請求項第2項に記
    載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項第1項乃至第3項に記載の画像処
    理装置は600dpiの解像度を持ったファクシミリ装
    置に搭載されていることを特徴とする。
  5. 【請求項5】 入力画像データのドット数を増大させる
    画像処理方法であって、 入力画像データ中のN1×N2の画素ブロック単位に切
    出す切り出し工程と、 切出したN1×N2画素ブロックをM1×M2(M1≧
    N1、M2≧N2)に変換する第1の変換工程と、 切出したN1×N2画素ブロックをM1×M3(M1≧
    N1、M3≧N2)に変換する第2の変換工程と、 ドット数増大の割合に応じて、前記入力画像データのN
    2ライン単位に、前記第1の変換工程と第2の変換工程
    のいずれか選択する選択工程とを備えることを特徴とす
    る画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記切り出し工程は、入力画像データを
    2×2の画素ブロック単位に切り出し、前記第1の変換
    工程は3×3の画素ブロックに変換し、前記第2の変換
    工程は3×2の画素ブロックに変換することを特徴とす
    る請求項第5項に記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 前記切り出し工程で切出される2×2画
    素ブロック中のデータを、その位置に応じてs(11),s
    (12),s(21),s(22)で表わし、 前記第1の変換工程で生成する3×3の画素ブロック中
    のデータを、その位置に応じてd(11),d(12),d(13),
    d(21),d(22),d(23),d(31),d(32),d(33)で表わ
    し、 前記第2の変換工程で生成する3×2の画素ブロック中
    のデータを、その位置に応じてd(11),d(12),d(13),
    d(31),d(32),d(33)で表わし、更には、 論理積を&、論理和を#で表わすとき、前記第1、第2
    の変換工程で生成される各データは、 d(11) = s(11) d(12) = s(11) & s(12) d(13) = s(12) d(21) = s(11) & s(21) d(22) = (s(11) & s(22))#(s(12) &
    s(21)) d(23) = s(11) & s(21) d(31) = s(21) d(32) = s(21) & s(22) d(33) = s(22) として求めることを特徴とする請求項第6項に記載の画
    像処理方法。
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