JPH0931228A - 多孔性フィルム - Google Patents
多孔性フィルムInfo
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- JPH0931228A JPH0931228A JP18587695A JP18587695A JPH0931228A JP H0931228 A JPH0931228 A JP H0931228A JP 18587695 A JP18587695 A JP 18587695A JP 18587695 A JP18587695 A JP 18587695A JP H0931228 A JPH0931228 A JP H0931228A
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- JP
- Japan
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- porous film
- film
- stretching
- materials
- aliphatic polyester
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Biological Depolymerization Polymers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 通気を必要とする各種物品の包装材料をはじ
め、ベット用シーツ、枕カバー、衛生ナプキン、紙おむ
つ等の各種医療・衛生材料、雨天用衣類、手袋等の医療
用材料、産業用資材等の用途を有し、生分解性と撥水性
を備えた多孔性フイルムを提供する。 【解決手段】 ポリε−カプロラクタム等の脂肪族ポリ
エステル系生分解性樹脂100重量部と炭酸カルシウム
等の無機充填材30〜500重量部からなるフィルムを
少なくとも一軸以上に延伸して得られる多孔性フィルム
を、その表面における臨界表面張力が34〜40μN/
mmとなるように調整する。
め、ベット用シーツ、枕カバー、衛生ナプキン、紙おむ
つ等の各種医療・衛生材料、雨天用衣類、手袋等の医療
用材料、産業用資材等の用途を有し、生分解性と撥水性
を備えた多孔性フイルムを提供する。 【解決手段】 ポリε−カプロラクタム等の脂肪族ポリ
エステル系生分解性樹脂100重量部と炭酸カルシウム
等の無機充填材30〜500重量部からなるフィルムを
少なくとも一軸以上に延伸して得られる多孔性フィルム
を、その表面における臨界表面張力が34〜40μN/
mmとなるように調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な多孔性フィ
ルムに関する。詳しくは、良好な生分解性と撥水性とを
備えた多孔性フイルムである。
ルムに関する。詳しくは、良好な生分解性と撥水性とを
備えた多孔性フイルムである。
【0002】
【従来の技術】従来より、熱可塑性樹脂と無機充填材よ
りなるフィルムを延伸して得られる多孔性フィルムは、
空気等の気体は通すが、水等の液体は通すことのない特
性を有するフィルムであり、各種医療材料、産業用資
材、衣料用材料等として幅広く使用されている。
りなるフィルムを延伸して得られる多孔性フィルムは、
空気等の気体は通すが、水等の液体は通すことのない特
性を有するフィルムであり、各種医療材料、産業用資
材、衣料用材料等として幅広く使用されている。
【0003】このような多孔性フィルムよりなる製品の
廃棄処理方法は、焼却ないしは埋め立て等に頼らなけれ
ばならず、社会問題になっている。
廃棄処理方法は、焼却ないしは埋め立て等に頼らなけれ
ばならず、社会問題になっている。
【0004】かかる廃棄処理問題を解決するため、自然
界において細菌やカビ等の微生物により樹脂自体が容易
に分解される樹脂である、ポリエステル系生分解性樹脂
を用いた多孔性フィルムが知られている(特開昭60−
137402、特開昭62−164743、特開平7−
3138)。
界において細菌やカビ等の微生物により樹脂自体が容易
に分解される樹脂である、ポリエステル系生分解性樹脂
を用いた多孔性フィルムが知られている(特開昭60−
137402、特開昭62−164743、特開平7−
3138)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、我々の
実験によると、上記生分解性フィルムを延伸して微多孔
化して得られる多孔性フィルムは、該樹脂および無機充
填剤の濡れ性により、フィルム自身の撥水性に乏しく、
雨具等の衣料用材料、シーツ、枕カバー、衛生ナプキ
ン、紙おむつ等の各種医療・衛生材料、その他の産業用
資材に用いるためには、十分な耐水性能を有していると
は云い難いものであった。
実験によると、上記生分解性フィルムを延伸して微多孔
化して得られる多孔性フィルムは、該樹脂および無機充
填剤の濡れ性により、フィルム自身の撥水性に乏しく、
雨具等の衣料用材料、シーツ、枕カバー、衛生ナプキ
ン、紙おむつ等の各種医療・衛生材料、その他の産業用
資材に用いるためには、十分な耐水性能を有していると
は云い難いものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記多孔
性フィルムの耐水性能を向上すべく、鋭意検討を重ね
た。その結果、該多孔性フィルムに対して、その片面も
しくは両面に、撥水処理剤を塗布または噴霧し、その臨
界界面張力を特定の範囲に制御することにより、分解速
度の低下を招くことなく撥水性に優れた多孔性フィルム
を得ることに成功し、本発明を提案するに至った。
性フィルムの耐水性能を向上すべく、鋭意検討を重ね
た。その結果、該多孔性フィルムに対して、その片面も
しくは両面に、撥水処理剤を塗布または噴霧し、その臨
界界面張力を特定の範囲に制御することにより、分解速
度の低下を招くことなく撥水性に優れた多孔性フィルム
を得ることに成功し、本発明を提案するに至った。
【0007】即ち、本発明は、脂肪族ポリエステル系生
分解性樹脂100重量部と無機充填材30〜500重量
部からなるフィルムを少なくとも一軸以上に延伸して得
られる多孔性フィルムであって、その表面における臨界
表面張力が34〜40μN/mmに調整されたことを特
徴とする多孔性フィルムである。
分解性樹脂100重量部と無機充填材30〜500重量
部からなるフィルムを少なくとも一軸以上に延伸して得
られる多孔性フィルムであって、その表面における臨界
表面張力が34〜40μN/mmに調整されたことを特
徴とする多孔性フィルムである。
【0008】本発明で用いられる脂肪族ポリエステル系
生分解性樹脂は、分子鎖中に芳香環を含まない公知のポ
リエステル系生分解性樹脂が何ら際限なく用いられる。
例えば、化学合成された脂肪族ポリエステル系生分解性
樹脂、微生物により発酵合成された脂肪族ポリエステル
系生分解性樹脂及びこれらの混合物のいずれも使用可能
である。上記化学合成された脂肪族ポリエステル系生分
解性樹脂としては、ポリε−カプロラクタム等のラクト
ンの開環重合体;ポリエチレンアジペート、ポリエチレ
ンアゼレート、ポリテトラメチレンサクシネート等の二
塩基酸とジオールからなる飽和脂肪族ポリエステル系生
分解性樹脂;ポリブテンセバケート等の不飽和脂肪酸ポ
リエステル系生分解性樹脂;ポリラクチド、ポリグリコ
シド及びその共重合体等の乳酸やグリコール酸の重合
体;上記した脂肪族ポリエステル系生分解性樹脂のエス
テル結合の一部、例えば、50%以下がアミド結合、エ
ーテル結合、ウレタン結合等に置き換えられた脂肪族ポ
リエステル系生分解性樹脂等を挙げることができる。
生分解性樹脂は、分子鎖中に芳香環を含まない公知のポ
リエステル系生分解性樹脂が何ら際限なく用いられる。
例えば、化学合成された脂肪族ポリエステル系生分解性
樹脂、微生物により発酵合成された脂肪族ポリエステル
系生分解性樹脂及びこれらの混合物のいずれも使用可能
である。上記化学合成された脂肪族ポリエステル系生分
解性樹脂としては、ポリε−カプロラクタム等のラクト
ンの開環重合体;ポリエチレンアジペート、ポリエチレ
ンアゼレート、ポリテトラメチレンサクシネート等の二
塩基酸とジオールからなる飽和脂肪族ポリエステル系生
分解性樹脂;ポリブテンセバケート等の不飽和脂肪酸ポ
リエステル系生分解性樹脂;ポリラクチド、ポリグリコ
シド及びその共重合体等の乳酸やグリコール酸の重合
体;上記した脂肪族ポリエステル系生分解性樹脂のエス
テル結合の一部、例えば、50%以下がアミド結合、エ
ーテル結合、ウレタン結合等に置き換えられた脂肪族ポ
リエステル系生分解性樹脂等を挙げることができる。
【0009】一方、微生物により生産される脂肪族ポリ
エステル系生分解性樹脂としては、ポリヒドロキシブチ
レート、ヒドロキシブチレートとヒドロキシバリレート
との共重合体等を挙げることができる。
エステル系生分解性樹脂としては、ポリヒドロキシブチ
レート、ヒドロキシブチレートとヒドロキシバリレート
との共重合体等を挙げることができる。
【0010】本発明において使用される無機充填材は、
公知のものが何ら制限なく使用できる。例えば、周期律
表第IIA族、第IIIA族、第IVA族及び第IVB族よりな
る群より選ばれた1種の金属酸化物、水酸化物、炭酸塩
又は硫酸塩等を挙げることができる。これらの無機充填
剤を具体的に例示すると、周期律表第IIA族の金属とし
てはカルシウム、バリウム等のアルカリ土類金属であ
り、第IIIA族の金属としてはホウ素、アルミニウム等
の金属であり、第IVA族の金属としてはシリコンであ
り、また、第IVB族の金属としてはチタン、ジルコニウ
ム、ハフニウム等の金属である。これらの金属の酸化
物、水酸化物、炭酸塩又は硫酸塩は特に限定されず用い
得る。
公知のものが何ら制限なく使用できる。例えば、周期律
表第IIA族、第IIIA族、第IVA族及び第IVB族よりな
る群より選ばれた1種の金属酸化物、水酸化物、炭酸塩
又は硫酸塩等を挙げることができる。これらの無機充填
剤を具体的に例示すると、周期律表第IIA族の金属とし
てはカルシウム、バリウム等のアルカリ土類金属であ
り、第IIIA族の金属としてはホウ素、アルミニウム等
の金属であり、第IVA族の金属としてはシリコンであ
り、また、第IVB族の金属としてはチタン、ジルコニウ
ム、ハフニウム等の金属である。これらの金属の酸化
物、水酸化物、炭酸塩又は硫酸塩は特に限定されず用い
得る。
【0011】好適に使用される無機充填剤を具体的に例
示すれば、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化バ
リウム、酸化アルミニウム、酸化ホウ素、酸化ケイ素、
酸化チタン、酸化ジルコニウム等の酸化物;炭酸カルシ
ウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム等の炭酸塩;水
酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等の水酸化物;硫
酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸アルミニウム等の硫
酸塩等である。
示すれば、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化バ
リウム、酸化アルミニウム、酸化ホウ素、酸化ケイ素、
酸化チタン、酸化ジルコニウム等の酸化物;炭酸カルシ
ウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム等の炭酸塩;水
酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等の水酸化物;硫
酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸アルミニウム等の硫
酸塩等である。
【0012】本発明に用いられる無機充填材は、平均粒
径が0.01〜10μmの範囲であることが、均一な孔
の分布した多孔性フィルムを得るため、また、表面の平
滑な多孔性フィルムを得るために好適である。
径が0.01〜10μmの範囲であることが、均一な孔
の分布した多孔性フィルムを得るため、また、表面の平
滑な多孔性フィルムを得るために好適である。
【0013】本発明における脂肪族ポリエステル系生分
解性樹脂と無機充填材との配合割合は、脂肪族ポリエス
テル系生分解性樹脂100部に対して無機充填財30〜
500重量部の範囲で選択され、特に、50〜300重
量部とすることが好ましい。
解性樹脂と無機充填材との配合割合は、脂肪族ポリエス
テル系生分解性樹脂100部に対して無機充填財30〜
500重量部の範囲で選択され、特に、50〜300重
量部とすることが好ましい。
【0014】上記無機充填材の量が30重量部より少な
い場合は、脂肪族ポリエステル系生分解性樹脂と無機充
填材との間で均一な界面剥離が生じず、厚みの均一な多
孔性フィルムを成形することができない。また、無機充
填剤の量が500重量部を越える場合は押出機等を用い
てフィルム状に成膜することが困難になるために好まし
くない。
い場合は、脂肪族ポリエステル系生分解性樹脂と無機充
填材との間で均一な界面剥離が生じず、厚みの均一な多
孔性フィルムを成形することができない。また、無機充
填剤の量が500重量部を越える場合は押出機等を用い
てフィルム状に成膜することが困難になるために好まし
くない。
【0015】本発明の多孔性フィルムは、上記脂肪族ポ
リエステル系生分解性樹脂と無機充填材とからなるフィ
ルム(シートを含む)を成形後、少なくとも一軸以上に
延伸して得られ、かかる延伸により、脂肪族ポリエステ
ル系生分解性樹脂は分子配向される。
リエステル系生分解性樹脂と無機充填材とからなるフィ
ルム(シートを含む)を成形後、少なくとも一軸以上に
延伸して得られ、かかる延伸により、脂肪族ポリエステ
ル系生分解性樹脂は分子配向される。
【0016】かかる延伸条件を含む多孔性フィルムの製
造方法は、公知の方法が特に制限なく採用される。
造方法は、公知の方法が特に制限なく採用される。
【0017】一般的な方法を例示すれば、脂肪族ポリエ
ステル系生分解性樹脂および無機充填材は、公知の方
法、例えば、ヘンシェルミキサー等を用いて混合され
る。次いで、シートに成形する方法は一般にインフレー
ション成形法やT−ダイを用いる押出成形法が好ましく
利用される。また、引き続く延伸工程は、テンター延伸
機、エアーインフレーション延伸機等の公知の延伸機に
より、少なくとも一軸方向に延伸される。二軸延伸を行
う場合は、縦方向及び横方向に逐次二軸延伸するか、あ
るいは同時に縦および横方向に延伸する二軸延伸法が採
用される。延伸条件としては、一般に延伸温度が常温以
上、脂肪族ポリエステル樹脂の融点以下で実施され、延
伸倍率としては、縦および横方向にそれぞれ延伸する
1.3ないし3.0倍とすることが、優れた強度特性、
透湿度および耐水圧を得る上で好適である。また、一般
にかかる延伸加工後、熱処理を行うことやコロナ放電等
の処理を行うことができる。
ステル系生分解性樹脂および無機充填材は、公知の方
法、例えば、ヘンシェルミキサー等を用いて混合され
る。次いで、シートに成形する方法は一般にインフレー
ション成形法やT−ダイを用いる押出成形法が好ましく
利用される。また、引き続く延伸工程は、テンター延伸
機、エアーインフレーション延伸機等の公知の延伸機に
より、少なくとも一軸方向に延伸される。二軸延伸を行
う場合は、縦方向及び横方向に逐次二軸延伸するか、あ
るいは同時に縦および横方向に延伸する二軸延伸法が採
用される。延伸条件としては、一般に延伸温度が常温以
上、脂肪族ポリエステル樹脂の融点以下で実施され、延
伸倍率としては、縦および横方向にそれぞれ延伸する
1.3ないし3.0倍とすることが、優れた強度特性、
透湿度および耐水圧を得る上で好適である。また、一般
にかかる延伸加工後、熱処理を行うことやコロナ放電等
の処理を行うことができる。
【0018】上記方法において、多孔性フィルムの空隙
率は、10〜70%となるように延伸することが望まし
い。即ち、空隙率が10%未満の場合、無機充填材の周
囲にできた空隙が連通し難く、フィルムの両面を連結す
る連通孔の割合が減少する傾向にある。このため、通気
性が低下するだけでなく、フィルムの表面積は増加せ
ず、生分解性も低下する。
率は、10〜70%となるように延伸することが望まし
い。即ち、空隙率が10%未満の場合、無機充填材の周
囲にできた空隙が連通し難く、フィルムの両面を連結す
る連通孔の割合が減少する傾向にある。このため、通気
性が低下するだけでなく、フィルムの表面積は増加せ
ず、生分解性も低下する。
【0019】一方、空隙率が70%を越える場合は、フ
ィルムの機械的強度が不足し、加工工程においてフィル
ム破断や使用中の破れ等の問題を生じる。特に、多孔性
フィルムの機械的物性及び分解性の両者を満足させるた
めには、空隙率は25〜65%であることが好ましい。
ィルムの機械的強度が不足し、加工工程においてフィル
ム破断や使用中の破れ等の問題を生じる。特に、多孔性
フィルムの機械的物性及び分解性の両者を満足させるた
めには、空隙率は25〜65%であることが好ましい。
【0020】本発明の多孔性フィルムは、上記空隙率に
併せて、延伸によって樹脂と無機充填材間の界面剥離に
よって形成される連通孔の最大細孔径(以下Dmaxと
もいう)が5μm以下となるように調節されることが好
ましい。
併せて、延伸によって樹脂と無機充填材間の界面剥離に
よって形成される連通孔の最大細孔径(以下Dmaxと
もいう)が5μm以下となるように調節されることが好
ましい。
【0021】また、本発明の多孔性フィルムの厚みは、
十分な機械強度と十分なしなやかさを発揮するために
は、一般には0.02〜1.5mmであることが好まし
い。
十分な機械強度と十分なしなやかさを発揮するために
は、一般には0.02〜1.5mmであることが好まし
い。
【0022】更に、上記の空隙率、連通孔の最大細孔
径、厚み等によって支配される通気性は、通常、100
〜10000秒/100mm3の範囲に調節されること
が、後述する用途に使用する場合に好適である。通気性
は、特に空隙率と密接な関係を有しており、空隙率が大
きいときは通気性も大きくなる。
径、厚み等によって支配される通気性は、通常、100
〜10000秒/100mm3の範囲に調節されること
が、後述する用途に使用する場合に好適である。通気性
は、特に空隙率と密接な関係を有しており、空隙率が大
きいときは通気性も大きくなる。
【0023】また、本発明の多孔性フィルムは、成形加
工および使用中の破断を防ぐために十分な破断強度と破
断伸度を有することが好ましい。本発明の多孔性フィル
ムは脂肪族ポリエステル系生分解性樹脂をマトリックス
とするフィルムを少なくとも一軸以上に延伸して得られ
るため、その破断強度は、通常、7.8〜14.7MP
a、また、破断伸度は、200〜500%の特性を示
す。
工および使用中の破断を防ぐために十分な破断強度と破
断伸度を有することが好ましい。本発明の多孔性フィル
ムは脂肪族ポリエステル系生分解性樹脂をマトリックス
とするフィルムを少なくとも一軸以上に延伸して得られ
るため、その破断強度は、通常、7.8〜14.7MP
a、また、破断伸度は、200〜500%の特性を示
す。
【0024】さらに、本発明の多孔性フィルムは、良好
なしなやかさ、例えば、曲げ堅さで表して0.8〜2.
0μJのしなやかさを有する。
なしなやかさ、例えば、曲げ堅さで表して0.8〜2.
0μJのしなやかさを有する。
【0025】本発明の多孔性フィルムの最大の特徴は、
上記多孔性フィルムの表面における臨界表面張力を34
〜40μN/mmとなるよう調整したことにある。
上記多孔性フィルムの表面における臨界表面張力を34
〜40μN/mmとなるよう調整したことにある。
【0026】即ち、臨界表面張力をかかる範囲に調整す
ることにより、生分解性の低下を実質的に来すことな
く、良好な撥水性を発揮することが可能である。
ることにより、生分解性の低下を実質的に来すことな
く、良好な撥水性を発揮することが可能である。
【0027】上記臨界表面張力を調整する方法は、多孔
性フィルムの表面を選択的に撥水処理し得る方法が特に
制限なく採用される。例えば、撥水性を付与する表面処
理剤を上記臨界表面張力となるように塗布する態様が一
般的である。該表面処理剤としては公知の撥水剤、撥油
剤が何ら制限なく使用できる。上記撥水剤としては、ワ
ックス系、合成樹脂系、クロム錯塩系、フッ素系、ワッ
クス−合成樹脂系を挙げることができる。具体的に商品
名を挙げれば、ワックス系ではアクアカット(日本工
材)、カーボミュール(ディック・ハーキュレス)、コ
ートサイザー(大和化学工業)、サイビノールPC(サ
イデン化学)、サントールWP(日華化学工業)、パラ
ジット(明成化学工業)、ハリコートC−300(播磨
化成工業)、フェニックス(双葉化学)、ベルトール
(近代化学工業)、レポールNo.50(大京化学)、
レパライトP−5(共栄社油脂化学工業)であり、合成
樹脂系ではBKコート(極東脂肪酸)、リパックスA−
240(近代化学工業)であり、クロム錯塩系ではキロ
ンC(デュポン)であり、フッ素系ではスミレーズレジ
ン(住友化学工業)が挙げられ、ワックス−合成樹脂系
ではOX−644,657(一方社油脂工業)、ダイジ
ット(互応化学工業)、パラテックスNS−6(ミサワ
セラミックケミカル)、レオシート(ライオン)、レス
ゾール740(互応化学工業)である。撥油剤として
は、リン酸エステル型及びアクリレート・ポリマー型を
挙げることができる。具体的に例示すると、リン酸エス
テル型としてはスコッチバンFC−807(住友スリー
エム)、ゾニールRP(デュポン)、スミレーズレジン
FP−150(住友化学工業)、アサヒガードAG−5
30(旭硝子)であり、アクリレート・ポリマー型とし
てはスコッチバンFC−824(住友スリーエム)、ス
ミレーズレジンFP−210(住友化学工業)、アサヒ
ガードAG−550(旭硝子)が挙げられる。
性フィルムの表面を選択的に撥水処理し得る方法が特に
制限なく採用される。例えば、撥水性を付与する表面処
理剤を上記臨界表面張力となるように塗布する態様が一
般的である。該表面処理剤としては公知の撥水剤、撥油
剤が何ら制限なく使用できる。上記撥水剤としては、ワ
ックス系、合成樹脂系、クロム錯塩系、フッ素系、ワッ
クス−合成樹脂系を挙げることができる。具体的に商品
名を挙げれば、ワックス系ではアクアカット(日本工
材)、カーボミュール(ディック・ハーキュレス)、コ
ートサイザー(大和化学工業)、サイビノールPC(サ
イデン化学)、サントールWP(日華化学工業)、パラ
ジット(明成化学工業)、ハリコートC−300(播磨
化成工業)、フェニックス(双葉化学)、ベルトール
(近代化学工業)、レポールNo.50(大京化学)、
レパライトP−5(共栄社油脂化学工業)であり、合成
樹脂系ではBKコート(極東脂肪酸)、リパックスA−
240(近代化学工業)であり、クロム錯塩系ではキロ
ンC(デュポン)であり、フッ素系ではスミレーズレジ
ン(住友化学工業)が挙げられ、ワックス−合成樹脂系
ではOX−644,657(一方社油脂工業)、ダイジ
ット(互応化学工業)、パラテックスNS−6(ミサワ
セラミックケミカル)、レオシート(ライオン)、レス
ゾール740(互応化学工業)である。撥油剤として
は、リン酸エステル型及びアクリレート・ポリマー型を
挙げることができる。具体的に例示すると、リン酸エス
テル型としてはスコッチバンFC−807(住友スリー
エム)、ゾニールRP(デュポン)、スミレーズレジン
FP−150(住友化学工業)、アサヒガードAG−5
30(旭硝子)であり、アクリレート・ポリマー型とし
てはスコッチバンFC−824(住友スリーエム)、ス
ミレーズレジンFP−210(住友化学工業)、アサヒ
ガードAG−550(旭硝子)が挙げられる。
【0028】上記の表面処理剤を使用して多孔性フィル
ムの表面における臨界表面張力を34〜40μN/mm
に調整する方法は、該表面処理剤を溶媒で希薄な溶液し
て噴霧する方法、噴霧距離、噴霧濃度を調節する態様等
が挙げられる。
ムの表面における臨界表面張力を34〜40μN/mm
に調整する方法は、該表面処理剤を溶媒で希薄な溶液し
て噴霧する方法、噴霧距離、噴霧濃度を調節する態様等
が挙げられる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明より理解されるように、本発
明の多孔性フィルムは、生分解速度を維持したままで、
撥水性を付与した多孔質フィルムであり、実用的に充分
な撥水性を有しながら、自然界で微生物等により優れた
分解性を示すため、埋め立てによる廃棄処理が可能であ
る。更に、上記のように優れた機械的性質を有するため
に加工性が良好である。
明の多孔性フィルムは、生分解速度を維持したままで、
撥水性を付与した多孔質フィルムであり、実用的に充分
な撥水性を有しながら、自然界で微生物等により優れた
分解性を示すため、埋め立てによる廃棄処理が可能であ
る。更に、上記のように優れた機械的性質を有するため
に加工性が良好である。
【0030】従って、撥水性が要求される多孔性フィル
ムの用途、即ち、通気を必要とする各種物品の包装材料
をはじめ、ベット用シーツ、枕カバー、衛生ナプキン、
紙おむつ等の各種医療・衛生材料、雨天用衣類、手袋等
の医療用材料、産業用資材等の用途に好適に使用するこ
とができる。
ムの用途、即ち、通気を必要とする各種物品の包装材料
をはじめ、ベット用シーツ、枕カバー、衛生ナプキン、
紙おむつ等の各種医療・衛生材料、雨天用衣類、手袋等
の医療用材料、産業用資材等の用途に好適に使用するこ
とができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に説明するために
実地例を示すが本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
実地例を示すが本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
【0032】尚、実施例及び比較例に示す物性は下記の
方法により測定した。
方法により測定した。
【0033】(1)空隙率 比重測定法により測定した。
【0034】空隙率=(d0−d1)/d0 d0:多孔化前のフィルムの比重である。
【0035】d1:多孔化後のフィルムの比重である。
【0036】(2)最大細孔径 メタノールバブルポイント法にて測定した。
【0037】(3)破断強度・破断伸度 ASTM−882に準じて測定。尚、表1のMDはフィ
ルムの巻取り方向TDはフィルムの巻取り方向と垂直な
方向を表す。
ルムの巻取り方向TDはフィルムの巻取り方向と垂直な
方向を表す。
【0038】(4)通気性 JIS−P−8117(ガーレ通気度)に従って測定し
た。
た。
【0039】(5)しなやかさ カトーテック株式会社製曲げ試験機(KES−FB2)
を用いて曲げかたさを測定した。
を用いて曲げかたさを測定した。
【0040】(6)表面張力の評価 JIS−K−6768(フィルムのぬれ試験)に従って
測定した。
測定した。
【0041】(7)分解速度の評価 1gのフィルムを「花と野菜の土」((株)ヘルライト
製のコンポスト)に埋設して、温度25℃、湿度60%
に維持した恒温恒湿槽(アドバンテック製AE−21
4)中に保存し、6ヶ月後のフィルムの減少量により分
解速度を評価した。分解速度は、フィラー充填量を考慮
し、6ヶ月後の樹脂成分の減少率で表した。
製のコンポスト)に埋設して、温度25℃、湿度60%
に維持した恒温恒湿槽(アドバンテック製AE−21
4)中に保存し、6ヶ月後のフィルムの減少量により分
解速度を評価した。分解速度は、フィラー充填量を考慮
し、6ヶ月後の樹脂成分の減少率で表した。
【0042】(8)撥水性 フィルム1cm2当たり0.1gとなる量の水を霧状に
散布し、フィルムの濡れ具合を目視により観察し、下記
の基準で評価した。
散布し、フィルムの濡れ具合を目視により観察し、下記
の基準で評価した。
【0043】◎:水が霧大の水玉となって存在してい
る。
る。
【0044】○:水がやや大きな水玉となって存在して
いる。
いる。
【0045】×:水が広がった状態で存在している。
【0046】実施例1 脂肪族ポリエステル系生分解性樹脂として下記の樹脂を
使用した。
使用した。
【0047】・PCL:ポリε-カプロラクトン(ダイ
セル化学製「プラクセル−H7」) ・P(HB−HV):ハイドロキシブチレートとハイド
ロキシバリレート共重合体(共重合組成(モル比)8
0:20)、(I.C.I社製「バイオポール」) ・PBS−PES:ポリブチレンサクシネートとポリエ
チレンサクシネート共重合体、(昭和高分子製「ビオノ
ーレ#3001」) 上記の脂肪族ポリエステル系生分解性樹脂と無機充填材
とを表1に示す組成となるようにスーパーミキサーで5
分間混合した後、180℃で二軸押出機を用いてストラ
ンド状に押出した後、ペレット状に切断した。
セル化学製「プラクセル−H7」) ・P(HB−HV):ハイドロキシブチレートとハイド
ロキシバリレート共重合体(共重合組成(モル比)8
0:20)、(I.C.I社製「バイオポール」) ・PBS−PES:ポリブチレンサクシネートとポリエ
チレンサクシネート共重合体、(昭和高分子製「ビオノ
ーレ#3001」) 上記の脂肪族ポリエステル系生分解性樹脂と無機充填材
とを表1に示す組成となるようにスーパーミキサーで5
分間混合した後、180℃で二軸押出機を用いてストラ
ンド状に押出した後、ペレット状に切断した。
【0048】
【表1】
【0049】得られたペレットを、スクリュウ径30m
mφ、L/D=24の押出機に取り付けたリップ開度
0.8mm、幅150mmφの冷却ロールに接触せし
め、0.8m/minで引き取りシート状物を得た。こ
のシート状物を、回転速度の異なる2対の加熱ニップロ
ール間で50℃で延伸倍率2.0倍に一軸延伸した。
mφ、L/D=24の押出機に取り付けたリップ開度
0.8mm、幅150mmφの冷却ロールに接触せし
め、0.8m/minで引き取りシート状物を得た。こ
のシート状物を、回転速度の異なる2対の加熱ニップロ
ール間で50℃で延伸倍率2.0倍に一軸延伸した。
【0050】更に、該一軸延伸フィルムを一軸延伸方向
と垂直な方向に延伸温度50℃にて延伸倍率2.0倍に
なるようにテンター延伸機で延伸し、厚み40μmの多
孔性フィルムA、BおよびCを得た。得られたフィルム
の物性を表2に示す。
と垂直な方向に延伸温度50℃にて延伸倍率2.0倍に
なるようにテンター延伸機で延伸し、厚み40μmの多
孔性フィルムA、BおよびCを得た。得られたフィルム
の物性を表2に示す。
【0051】
【表2】
【0052】それぞれの多孔性フィルムに撥水剤(アク
アカット(日本工材(株)製))を噴霧し、臨界表面張
力を表3に示す値に調整した。また、撥水剤の噴霧によ
り臨界表面張力を34μN/mm未満または全く噴霧し
ない条件で行った多孔性フィルムも併せて製造した。
アカット(日本工材(株)製))を噴霧し、臨界表面張
力を表3に示す値に調整した。また、撥水剤の噴霧によ
り臨界表面張力を34μN/mm未満または全く噴霧し
ない条件で行った多孔性フィルムも併せて製造した。
【0053】得られた多孔性フィルムの物性及び生分解
性を表3に併せて示した。
性を表3に併せて示した。
【0054】
【表3】
Claims (1)
- 【請求項1】 脂肪族ポリエステル系生分解性樹脂10
0重量部と無機充填材30〜500重量部からなるフィ
ルムを少なくとも一軸以上に延伸して得られる多孔性フ
ィルムであって、その表面における臨界表面張力が34
〜40μN/mmに調整されて成ることを特徴とする多
孔性フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18587695A JP3464317B2 (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 多孔性フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18587695A JP3464317B2 (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 多孔性フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0931228A true JPH0931228A (ja) | 1997-02-04 |
JP3464317B2 JP3464317B2 (ja) | 2003-11-10 |
Family
ID=16178429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18587695A Expired - Lifetime JP3464317B2 (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 多孔性フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3464317B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999063001A1 (fr) * | 1998-05-30 | 1999-12-09 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Composition de resine de polyester biodegradable, composition de resine biodesintegrable et objets moules que ces compositions permettent de fabriquer |
WO2002034819A1 (en) * | 2000-10-27 | 2002-05-02 | Cheong Seok Hong | Method for the preparation of the polymer membrane having water-proof and gas permeable properties |
JP2010196196A (ja) * | 2009-02-25 | 2010-09-09 | Tokushu Paper Mfg Co Ltd | シート状物 |
US8012570B2 (en) | 2004-09-10 | 2011-09-06 | Yupo Corporation | Printing paper |
-
1995
- 1995-07-21 JP JP18587695A patent/JP3464317B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999063001A1 (fr) * | 1998-05-30 | 1999-12-09 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Composition de resine de polyester biodegradable, composition de resine biodesintegrable et objets moules que ces compositions permettent de fabriquer |
WO2002034819A1 (en) * | 2000-10-27 | 2002-05-02 | Cheong Seok Hong | Method for the preparation of the polymer membrane having water-proof and gas permeable properties |
KR20020032796A (ko) * | 2000-10-27 | 2002-05-04 | 홍청석 | 통기 방수성 고분자 막 제조방법 |
US8012570B2 (en) | 2004-09-10 | 2011-09-06 | Yupo Corporation | Printing paper |
JP2010196196A (ja) * | 2009-02-25 | 2010-09-09 | Tokushu Paper Mfg Co Ltd | シート状物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3464317B2 (ja) | 2003-11-10 |
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