JPH09311086A - 差圧伝送器 - Google Patents

差圧伝送器

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JPH09311086A
JPH09311086A JP12680496A JP12680496A JPH09311086A JP H09311086 A JPH09311086 A JP H09311086A JP 12680496 A JP12680496 A JP 12680496A JP 12680496 A JP12680496 A JP 12680496A JP H09311086 A JPH09311086 A JP H09311086A
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JP
Japan
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diaphragm
pressure
differential pressure
pressure receiving
seal
Prior art date
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Application number
JP12680496A
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English (en)
Inventor
Yoji Tajiri
洋治 田尻
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】差圧伝送器の差圧を正確に検出する。 【解決手段】測定流体受圧室17,18は単一部品から
なる圧力受圧部材20のシールダイアフラム取付け孔部
21,22と栓35,36で形成され、シールダイアフ
ラム6,7は圧力受圧部材の両端に平行に取り付ける過
負荷保護ダイアフラム4とセンサ部組2はシールダイア
フラム6,7と直角方向に設け、受圧室201,202と
隔離室203,204,半導体センサは導通路により連
通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は差圧伝送器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の差圧伝送器は、一般的には、特開
昭60−185131号公報に記載されたように、圧力受圧部材
は本体H,本体Lの二つの部品で構成され、本体Hの片
面には第一のシールダイアフラムを固定し、もう一方の
面にはセンサ部と過負荷保護ダイアフラムとして機能す
るセンタダイアフラムが固定されている。
【0003】本体Lの片面にも第二のシールダイアフラ
ムが固定され、もう一方の面は本体Hのセンタダイアフ
ラムを押し付けるように、本体Hと本体Lを重ね外周を
溶接する。更に、本体H,Lで構成された本体の両側
に、第一,第二の流体を受圧するシールダイアフラムに
よって形成された第一,第二の受圧室を構成し、そして
本体H,センサ部組,センタダイアフラム,本体Lによ
って第一,第二の隔離室を設け、さらに第一の受圧部と
第一の隔離室をつなぐ導圧路,第一の隔離室と半導体差
圧センサをつなぐ導圧路,第二の受圧室と第二の隔離室
をつなぐ導圧路,第二の隔離室と半導体差圧センサをつ
なぐ導圧路を構成している。
【0004】これら第一の受圧室,第一の隔離室,半導
体差圧センサ,これらをつなぐ導圧路内には封入液が充
填されている。同様に第二の受圧室,第二の隔離室,半
導体差圧センサ,これらをつなぐ導圧路内にも封入液が
充填され、圧力が半導体差圧センサの表裏面に伝達され
る。
【0005】また、本体H,Lを二個のフランジで両側
よりはさみ込み、ボルト,ナットによって締め付け固定
することにより、測定流体受圧室が本体Hの第一のシー
ルダイアフラムとフランジとの間及び本体Lの第二のシ
ールダイアフラムとフランジとの間に形成される。
【0006】一方、従来技術の差圧伝送器より測定精度
を向上させるものとして、特開平6−194247号公報に記
載の差圧伝送器がある。この差圧伝送器では、過負荷保
護ダイアフラムとしてのセンタダイアフラムを本体部材
に設ける際に、第一及び第二のシールダイアフラムの受
圧方向に対してセンタダイアフラムの受圧方向が異なる
よう、例えば直角方向に設けている。また、測定流体の
受圧室や封入液の受圧室単体の受圧部材内に形成される
ため、フランジやフランジを締め付けるボルト,ナット
を必要としない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
には次のような問題がある。
【0008】特開昭60−185131号公報に記載の差圧伝送
器では、第一及び第二のシールダイアフラムと受圧部材
との接合部は、図2のようになっているので、この形で
コンパクト形差圧伝送器用極薄ダイアフラムを溶接で接
合すると極薄ダイアフラムだけが溶けてしまいとても接
合は困難であった。
【0009】また、溶接出来ても動作支点が従来のA部
からB部になってしまい測定精度を悪くしていた。この
ため、特開平6−194247 号公報に記載の差圧伝送器で
は、図3の形をとることで接合が可能となったがダイア
フラムが移動する場合の動作支点位置が変ってしまい、
正確な差圧測定の障害となっていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の差圧伝送器では、第一,第二のシールダイ
アフラムの動作支点を固定するために、次の構成を採用
する。すなわち、受圧部材に取り付けられた第一のダイ
アフラムによって形成され、第一の検出流体が封入され
た第一の受圧室と、前記受圧部材に取り付けられた第二
のダイアフラムによって形成され、第二の検出流体が封
入された第二の受圧室と、前記受圧部材内に配置された
差圧検出センサと、前記第一及び第二のダイアフラムと
異なる方向、例えば直角に前記受圧部材に取り付けられ
た第三のダイアフラムによって形成され、前記第一の受
圧室に導通する第一の隔離室と、前記第三のダイアフラ
ムの外周部を固定するよう前記受圧部材に取り付けられ
た密封部材と前記第三のダイアフラムとによって形成さ
れ、前記第二のダイアフラムに第二の測定流体の圧力を
印加して前記第一及び第二の受圧室に導通する第一及び
第二の隔離室の圧力を前記差圧検出センサに印加し両圧
力の差を差圧検出センサで検出する差圧伝送器で、前記
第一,第二,第三のダイアフラムの動作支点を固定する
方法を設ける構成とする。固定方法は、リングを用いる
ことで一方の固定支点を前記受圧部材に、もう一方の固
定支点をリングにする方法である。
【0011】好ましくは、前記固定方法は前記ダイアフ
ラムと前記リングを同時に前記受圧部材に接合すること
である。
【0012】以上のように構成した本発明の差圧伝送器
では、基本的には特開平6−194247号公報に記載の差圧
伝送器と同様な構造ではあるが、本発明の特徴としてダ
イアフラム動作支点を固定することができるため、再現
よく高精度な差圧測定が可能となる。
【0013】また、この場合第二の測定流体の圧力によ
る第二の隔離室の変形により、過負荷保護ダイアフラム
の動作支点が動くことがなくなり測定精度を悪くするこ
とも無い。
【0014】さらに、極薄(10〜20ミクロン)ダイ
アフラムを受圧部材に溶接で接合する場合などは、リン
グと同時に接合することが出来るようになり極薄ダイア
フラムの接合も可能にするという作用もある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の差圧伝送器を図を
用いて説明する。
【0016】図1は本発明の差圧伝送器の一実施例を示
したものであり、この差圧伝送器は主に、圧力受圧部材
20,センサ部組2,シールダイアフラム6,7,過負
荷保護ダイアフラム4,第一,第二の圧力室201,2
02,第一,第二の隔離室203,204で構成されて
いる。
【0017】図4に図1で示した圧力受圧部材20の構
造図を示す。圧力受圧部材20は単一の部材からなり、
圧力受圧部材20の両端には対称にシールダイアフラム
6,7を取り付けるための孔部21,22を設け、底面
にはシールダイアフラム6,7と同一形状に加工を施
し、孔部21,22の入口には栓35,36を固定する
ためのシールダイアフラム6,7より大きな径のねじ部
37,38を形成している。
【0018】また、圧力受圧部材20の中心軸上には、
過負荷保護ダイアフラム4,センサ部組2を収納するた
めの段付孔部23が、シールダイアフラム6,7と直角
方向に設けてある。段付孔23の小径側には、増幅器を
取り付けるための孔9が、また大径側には過負荷保護ダ
イアフラム4を固定するための固定金具8を取り付ける
ための孔10が設けてある。
【0019】そして、シールダイアフラム6,7,過負
荷保護ダイアフラム4,センサ部組2の間を導通路2
4,25,26,27,60,61,62,63で接続
している。
【0020】本発明の一実施例の差圧伝送器における受
圧室201,受圧室202,隔離室203,隔離室20
4の構造を図1を用いて説明する。
【0021】本実施例の差圧伝送器では、圧力受圧部材
20の孔部21,22からシールダイアフラム6,7と
一緒にリング11,12を組み込み、シールダイアフラ
ム6,7の面が平行となるように同時に溶接して、受圧
室201,202を形成する。そして、このリング1
1,12によりシールダイアフラム6,7の運動支点は
明確化される。
【0022】次に栓35,36を圧力受圧部材20のね
じ孔にねじこみ、その端面部分を溶接で接合,封止し測
定流体受圧室17,18を形成する。
【0023】圧力受圧部材20の中心段付孔部23に
は、径の大きな方向よりセンサ部組2を挿入し、センサ
部組2の導通路60と圧力受圧部材20の導通路25が
導通するように組み込み、センサ部組2の両端を溶接す
る。
【0024】その後、センタ金具5をセンタ金具5の導
通路61と圧力受圧部材20の導通部24が導通するよ
うな位置に、また過負荷保護ダイアフラム4の波形状と
同一に加工した面を過負荷保護ダイアフラム4側に向け
て取り付け、さらに過不過保護ダイアフラム4をリング
13と一緒に圧力受圧部材20に溶接し、隔離室203を
形成する。センタ金具5の中心には過負荷保護ダイアフ
ラム4から半導体センサ44へ圧力を伝達するための導
通路63が設けてある。
【0025】固定金具取り付け孔10に固定金具8の導
通路62と圧力受圧部材20の導通路26が導通するよ
うに、また過負荷保護ダイアフラム4の波形状と同一に
加工した面を過負荷保護ダイアフラム4側に向けて取り
付け、固定金具8と圧力受圧部材20を溶接にて封止し
隔離室204を形成する。
【0026】そして、シールダイアフラム6,過負荷保
護ダイアフラム4,センサ部組2,導通路24,61,
63,液封口のシールピン51で囲まれた空間には、封
入液15が充填してあり、同様にシールダイアフラム
7,過負荷保護ダイアフラム4,センサ部組2,導通路
25,26,27,60,62,液封口のシールピン5
2で囲まれた空間にも封入液16が充填してある。
【0027】図5は図1の過負荷保護ダイアフラム4,
リング13と圧力受圧部材20と固定金具8の部分を詳
細に示した図である。過負荷保護ダイアフラム4はリン
グ13と一緒に圧力受圧部材20に押しつけられ電子ビ
ーム溶接で溶接され、封止される。したがって、センタ
ダイアフラムの運動支点は強固に押しつけられるため、
歪の影響が無く、その運動支点は常時明確化される。こ
のために、従来のリングが無い場合のような圧力負荷時
に隔離室204と固定金具端面(大気側)では大きな差
圧が発生し固定金具8が弾性変形し、過負荷保護ダイア
フラムの運動支点が動くということがない。
【0028】このような構成からなる差圧伝送器の差圧
検出動作を図1を用いて説明する。シールダイアフラム
6にプロセス流体からの圧力が印加すると、シールダイ
アフラム6を介してシールダイアフラム6の裏側の受圧
室201の封入液15に測定流体の圧力が伝達される。
さらにこの圧力は導通路24,61を通って過負荷保護
ダイアフラム4とセンタ金具5の間に形成された隔離室
203に伝達され、さらにセンタ金具5の導通路63を
通って半導体センサ44に伝達される。またプロセス流
体からの圧力がシールダイアフラム7に印加した場合も
同様にシールダイアフラム7を介して受圧室202の封
入液16に測定流体の圧力が伝達され、圧力は導通路2
5,26,27によって過負荷保護ダイアフラム4と固
定金具8の間で形成された隔離室204と、導通路60
によってセンサの裏面へ伝達される。このように半導体
センサ44はセンタダイアフラムの表,裏に伝達した測
定流体の圧力を検出し、半導体センサ44の出力はハー
メチックシールピン45より大気開放側に取り出され、
FPC46を介して増幅器に伝送される。
【0029】そして、この過負荷保護ダイアフラム4に
伝達した圧力差により過負荷保護ダイアフラム4が移動
する。この時、一方のシールダイアフラムが膨らむ(外
側)方向に移動する場合には、もう一方のシールダイア
フラムはへこむ(内側)方向へ移動する。このため運動
支点が異なると誤差を生じる。図6に図1のシールダア
フラム7とリング12と受圧部材20の部分の詳細図を
示す。
【0030】以上のように本発明の差圧伝送器によれ
ば、シールダイアフラムの運動支点変化をなくすことが
出来、さらに、静圧印加時の測定流体の場合の過負荷保
護ダイアフラムの運動支点の変化をなくすことができる
ため差圧を正確に測定することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、シールダイアフラムの
運動支点を固定し、かつ過負荷保護ダイアフラムの運動
支点をも固定することにより、測定流体圧力が加わった
場合にも正確な差圧を検出することが出来る。
【0032】また、本発明ではリングと一緒に接合され
るため極薄ダイアフラムの接合も可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の差圧伝送器の一実施例を示す縦断面
図。
【図2】一般的な差圧伝送器のシールダイアフラムの縦
断面図。
【図3】従来の差圧伝送器のシールダイアフラム接合部
の説明図。
【図4】図1の圧力受圧部材の縦断面図。
【図5】本発明の差圧伝送器の過負荷保護ダイアフラム
部の縦断面図。
【図6】本発明の差圧伝送器のシールダイアフラム部の
縦断面図。
【符号の説明】
2…センサ部組、4…過負荷保護ダイアフラム、5…セ
ンタ金具、6,7…シールダイアフラム、8…固定金
具、15,16…封入液、17,18…測定流体受圧
室、20…圧力受圧部材、24,25,26,27,6
0,61,62,63…導通路、35,36…栓、44
…半導体差圧センサ、45…ハーメチックシールピン、
46…FPC、51,52…シールピン、201,20
2…受圧室、203,204…隔離室。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一の検出流体が封入された第一の受圧室
    と、第一のダイアフラム,第二のダイアフラムによって
    形成され、第二の検出流体が封入された第二の受圧室と
    を備え、前記第一のダイアフラムに第一の測定流体の圧
    力、前記第二のダイアフラムに第二の測定流体の圧力を
    印加して両圧力の差を差圧検出センサで検出する差圧伝
    送器において、前記第一の受圧室に導通する第一の隔離
    室と、前記第二の受圧室に導通する第二の隔離室とを、
    前記第一のダイアフラム,前記第二のダイアフラムと異
    なる方向に配置された第三のダイアフラムで構成し、前
    記第一の隔離室,第二の隔離室に導通する前記第一の検
    出流体,前記第二の検出流体を前記差圧検出センサに印
    加する構造の差圧伝送器において、前記第一のダイアフ
    ラム,前記第二のダイアフラム,前記第三のダイアフラ
    ムの動作支点を一定にすることを特徴とする差圧伝送
    器。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記ダイアフラムの動
    作支点を一定にするためリングを用いる差圧伝送器。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記ダイアフラムと前
    記リングを同時に固定する差圧伝送器。
JP12680496A 1996-05-22 1996-05-22 差圧伝送器 Pending JPH09311086A (ja)

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