JPH09310762A - 圧力容器の密閉機構用パッキン - Google Patents

圧力容器の密閉機構用パッキン

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JPH09310762A
JPH09310762A JP8148531A JP14853196A JPH09310762A JP H09310762 A JPH09310762 A JP H09310762A JP 8148531 A JP8148531 A JP 8148531A JP 14853196 A JP14853196 A JP 14853196A JP H09310762 A JPH09310762 A JP H09310762A
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packing
pipe joint
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pipe
pressure vessel
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Isamu Sakurai
勇 櫻井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力容器の扉体や蓋体の部分の密閉を行なう
パッキンであって、種々の形式の圧力容器に対応できる
ように、長さや口径を自由に選定できるようにした圧力
容器の密閉機構用パッキンを提供する 【解決手段】 パッキン22の両端部を管継手23の頭部24
の両端部であって、該頭部24を縮径して形成した接続部
24a に接着剤などによって接着して、該パッキン22を無
端環状に形成する。パッキン22の口径に応じた管継手23
を成形すれば、種々の形式の圧力容器に応じた長さや口
径のパッキン22とすることができる。管継手23の頭部24
の中央部に接続管部25を該頭部24と一体成形によって形
成し、該接続管部25の肉厚を大きくし、これら頭部24と
接続管部25との接続部をさらに余盛りして肉厚を大きく
すると、該接続管部25や上記接続部に亀裂が生じたり、
破損することを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高圧滅菌器など
のような圧力容器の本体と扉体や蓋体との間の密閉を行
なうための密閉機構用パッキンに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、高圧滅菌器は缶体内部に医療用
の器具などを収容し、缶体内部に供給した高圧蒸気の雰
囲気中にさらすことによりこれら医療用器具などの収容
物の滅菌を行う圧力容器からなる装置である。この種の
高圧滅菌器には種々の形式があるが、収容物の出し入れ
を行うために、扉体あるいは蓋体が開閉自在に設けられ
ている。しかも、缶体内部は高圧となるから、缶体の開
口部と扉体との間は扉体を閉成した場合には密閉する構
造でなければならない。この密閉機構として缶体の開口
部周縁と扉体との間にパッキンを配設してある。
【0003】本願発明の発明者は、上記パッキンの従前
の構造による問題を解決する密閉機構として、図5に示
すように、パッキン1を弾性を有する中空体で構成し、
閉扉時にこのパッキン1に高圧空気などを供給して該パ
ッキン1を膨張させることによって缶体と扉体との間の
密閉を行なうようにした構造を開発し既に提案した。こ
の提案に係る密閉機構を高圧滅菌器に用いたところ、確
実に缶体と扉体との間のシールを行なうことができ、高
圧空気の使用量が減じるなど良好な結果を得ている。
【0004】上記パッキン1に高圧空気を供給する供給
口には管継手2を接続し、コンプレッサなどの吐出口に
この管継手2を介してパッキン1の内部を連通させてあ
る。この管継手2は図5に示すようにT字形に形成さ
れ、その頭部の両端部にパッキン1のそれぞれの端部を
接続し、脚部2aの端部にコンプレッサなどに接続された
供給管を接続するようにしてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の管継手2によってパッキン1を接続する構造で
は、パッキン1の膨張と収縮を繰り返すと管継手2が疲
労して亀裂が生じてしまったり、管継手2の端部によっ
てパッキン1が破損してしまうおそれがある。このパッ
キン1を管継手2の部分と共に一体成形する構造とする
こともできるが、高圧滅菌器の内容量や扉体の面積など
によってパッキン1の全長や口径が異なり、種々の高圧
滅菌器に対応するためにはそれぞれに応じた全長や口径
のパッキン1を成形しなけらばならないため、そのため
の金型が種々必要となりコストが大きくなってしまう。
【0006】そこで、この発明は、種々の形式の高圧滅
菌器に容易に対応することができ、また膨張と収縮を繰
り返した場合であっても容易に破損することのない圧力
容器の密閉機構用パッキンを提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの技術的手段として、この発明に係る圧力容器の密閉
機構用パッキンは、容器本体と扉体との間に介在させ、
可撓性と弾性を有する材料で中空に形成し、閉扉時に中
空の内部に高圧の作動媒体を供給することによって膨張
させて容器本体の内外部を遮断する圧力容器の密閉機構
用パッキンにおいて、中空体の両端部を管継手に接続し
て該中空体を無端環状に形成し、該管継手の一部を作動
媒体の供給管に接続して、中空体に上記作動媒体を供給
することを特徴としている。
【0008】上記管継手から中空体に作動媒体を供給す
ることによって、この中空体がその弾性によって適宜に
膨張することになり、容器本体と扉体のいずれの面にも
押し付けられて密着するから、容器本体の内外部が遮断
されることになる。そして、管継手を介して接続される
から、パッキンの長さは自由に選定することができ、ま
たパッキンに応じた管継手とすることにより該パッキン
の口径を自由に選定できる。したがって、圧力容器の容
量や大きさに応じて任意に選定できるパッキンを提供す
ることができる。
【0009】また、パッキンと管継手の外径をほぼ等し
くすることができるように、容器本体と扉体との間に介
在させ、可撓性と弾性を有する材料で中空に形成し、閉
扉時に中空の内部に高圧の作動媒体を供給することによ
って膨張させて容器本体の内外部を遮断する圧力容器の
密閉機構用パッキンにおいて、中空体の両端部を管継手
に接続して該中空体を無端環状に形成し、上記管継手の
中空体との上記接続部を該管継手の端部を縮径して形成
し、該接続部に中空体の両端部を接着して止着し、該管
継手の一部を作動媒体の供給管に接続して、中空体に上
記作動媒体を供給することを特徴としている。
【0010】管継手の接続部を管継手の外径を縮径して
形成してあるから、この接続部にパッキンを差し込んだ
際に、管継手の外径とパッキンの外径とがほぼ等しくな
るように、縮径した接続部の外径をパッキンの内径にほ
ぼ等しくし、管継手の外径とパッキンの外径とをほぼ等
しくする。この種のパッキンと管継手は、容器本体また
は扉体のいずれかに形成されたパッキン保持部に保持さ
せることが構造上好ましく、パッキンと管継手の外径が
ほぼ等しいことによってこのパッキン保持部内でパッキ
ンがずれてしまったりすることなく、確実に保持させる
ことができる。
【0011】そして、パッキンと管継手の接続箇所が容
易に離脱してしまわないように、前記管継手を可撓性と
弾性を有する材料で形成したことを特徴としている。
【0012】すなわち、パッキンに作動媒体を供給して
膨張させる際には、該パッキンがパッキン保持部の内部
でずれる。このとき、管継手もパッキンと共に膨張する
ようにしてあれば、これらの接続箇所も膨張することに
なり、該接続箇所からパッキンと管継手とが離隔してし
まうことがない。
【0013】さらに、パッキンに作動媒体を供給する際
のパッキンの位置ずれによって管継手の作動媒体の供給
管との接続部が疲労して破損してしまうことのないよう
に、前記管継手の中央部に適宜長さで適宜な肉厚を有す
る接続管部を該管継手と一体的に形成し、該接続管部の
端部で前記供給管と着脱自在に接続することを特徴とし
ている。
【0014】管継手と接続管部とが一体的に成形されて
いるから、パッキンの位置ずれによって管継手と共に接
続管部の位置もずれるため、管継手と接続管部との接続
部の破損を防止できる。なお、管継手と接続管部との接
続部の肉厚を厚くすることによってさらにこの際の破損
を防止できる。
【0015】また、パッキンと管継手とが等しく膨張す
ることによってこれらの接続箇所の破損を防止できるた
め、前記管継手をパッキンと同一の素材によって形成し
たことを特徴としている。
【0016】さらに、適宜な可撓性と弾性とを備えた材
料として、前記パッキンと管継手をシリコンゴムによっ
て形成したことを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図示した好ましい実施の形
態に基づいて、この発明に係る圧力容器の密閉機構用パ
ッキンを具体的に説明する。この実施形態ではこの発明
に係る密閉機構用パッキンを圧力容器として高圧滅菌器
に使用した場合を例として説明してあるが、その他の圧
力容器であっても構わず、さらには、例えば内部が減圧
される容器や内容物を外部から遮断することを要する容
器などにも使用することができる。
【0018】まず、図2および図3を参照してこの密閉
機構用パッキンを使用した高圧滅菌器10の密閉機構の概
略を説明する。
【0019】図2は高圧滅菌器10の扉体11を開放した状
態の概略の斜視図で、この扉体11は缶体12の開口部13を
開閉するようヒンジ14などで支持されている。缶体12の
前面の上部には操作パネル15などが配されている。
【0020】前記開口部13の前側の周縁部は平面に形成
されて、後述するパッキンを適宜に受けられるフランジ
面16とされている。また、図3に示すように、缶体12の
前面の周縁部はフランジ面16から前方に突出しさらに前
端縁が缶体12の中心軸方向に折曲されて係止部17が形成
されている。
【0021】他方扉体11は、前記係止部17の内側縁より
も僅かに小さい外形をした扉体本体11a の前部に、上記
係止部17の内側縁よりも僅かに大きい外形をしたフラン
ジ部11b が形成された形状をしており、扉体11を閉じた
状態で、扉体本体11a が係止部17よりも缶体12側に位置
すると共に、該扉体11の閉塞面11c が前記フランジ面16
に接触あるいは接近し、フランジ部11b が上記係止部17
の外側に接触するようにしてある。扉体本体11a の周面
部には適宜数の閂11d が該周面から出没自在に設けられ
ており、扉体11を閉じた状態でこの閂11d を周面から突
出させると該閂11d の先端部が前記係止部17の内側と係
合して扉体11を開放できなくなるようにしてある。扉体
11の中心部には扉体11の厚さ方向に主軸18a が回動自在
に支持されており、この主軸18a の扉体11から突出した
前端部に操作ハンドル18が止着されている。そして、こ
の主軸18a を回動させることによって前記閂11d が扉体
本体11a の周面に対して出没するよう該主軸18a と閂11
d とが連繋している。
【0022】扉体11の閉塞面11c の一部であって前記フ
ランジ面16に対向する部分には、図2および図3に示す
ように、パッキンを受容するパッキン溝21が形成されて
おり、このパッキン溝21にパッキン22が収容されてい
る。
【0023】このパッキン22は図4に示すように、断面
円筒形の管からなり、シリコンゴムなどのゴムやビニー
ルなどのように適宜な可撓性と弾性を有し、中空の内部
に高圧空気などの作動媒体が供給された場合には適宜に
膨張する素材によって形成されている。パッキン22は、
図1に示すように、該パッキン22の両端部をT字形の管
継手23の頭部24の二方の接続部24a に接続して無端の環
状にしてあり、該管継手23の他の一方の接続管部25には
後述する供給管が接続されるようにしてある。上記接続
部24a は管継手23の他の部分よりも縮径されており、そ
の外径がパッキン22の内径とほぼ等しくしてある。ま
た、パッキン22の外径と管継手23の外径とはほぼ等しく
してある。そして、この頭部24の両端部に形成された接
続部24a にパッキン22のそれぞれの端部を嵌合させ、嵌
合面に接着剤を塗布して容易に離脱しないようにしてあ
る。なお、パッキン22と管継手23との接続は、容易に離
脱しないものであれば、加熱接着その他の方法でも構わ
ない。
【0024】また、上記接続管部25は図1に示すよう
に、パッキン22や管継手23の頭部24と比較して肉厚を大
きくしてあり、この接続管部25と頭部24との接続部の肉
厚をさらに大きくすることが好ましい。そして、この接
続管部25は頭部24と一体成形によって形成されて、また
これら頭部24と接続管部25とはパッキン22と同一の材質
によって形成されている。
【0025】そして、図3に示すように、前記管継手23
の接続管部25には自在管継手などを用いて着脱自在に供
給管26が接続されて高圧滅菌器10の外部に導かれてい
る。この供給管26は切替弁27を介して作動媒体である高
圧空気を供給するコンプレッサ28に接続されている。ま
た、上記切替弁27は、パッキン22と上記コンプレッサ28
とを連通する状態と、パッキン22の内部を大気に開放す
る状態とを切り替えるものとしてある。
【0026】以上により構成したこの発明に係る圧力容
器の密閉機構用パッキンの実施形態について、その作用
を以下に説明する。
【0027】管継手23の頭部24のそれぞれの接続部24a
にシリコン溶剤系の接着剤を用いてパッキン22のそれぞ
れの端部を接着してパッキン22を無端環状に形成する。
扉体11に高圧滅菌器10の内外部を連通させて形成された
挿通孔に、上記管継手23の接続管部25を扉体11の内側か
ら挿入して挿通する。パッキン22をパッキン溝21に収容
させれば、図2に示すように扉体11の裏面にパッキン22
が配設された状態となる。扉体11の外側面に位置した接
続管部25の先端部に自在管継手などを介して供給管26を
接続すれば、図3に示すようにパッキン22の内部が切替
弁27を介してコンプレッサ28に連通することになる。
【0028】医療用の器具など滅菌消毒を施すべき内容
物を缶体12の内部に収容させて扉体11を閉じ、扉体11の
フランジ部11b を缶体12の係止部17の外側面に当接させ
る。この状態で操作ハンドル18を所定の方向に回動させ
ると、閂11dが扉体本体11aの周面から突出して係止部17
の内側と係合し、以後閂11d を周面に埋没させなければ
扉体11を開放できないようになる。また、扉体11を閉じ
た状態では、図3に示すように、缶体12のフランジ面16
にパッキン22が臨んで位置することになる。
【0029】そして、切替弁27を作動させてコンプレッ
サ28とパッキン22とを連通させると、パッキン22に高圧
空気が供給されることになる。パッキン22は弾性を備え
た材質で円筒形に形成され、高圧空気が内部に供給され
ると徐々に膨張することになる。この膨張によってパッ
キン22の一部がパッキン溝21から突出し、外側面が缶体
12のフランジ面16に接触することになり、さらに高圧空
気を供給して適宜な状態まで膨張させると、パッキン22
の外側面がフランジ面16に沿って平面状となりフランジ
面16と密着することになる。したがって、缶体12の開口
部13の周縁がこのパッキン22で閉塞されて缶体12の内部
が密閉されることになる。このとき、パッキン22への供
給圧力を缶体12の内部圧力よりも大きくしておけば、パ
ッキン22は内部圧力によって圧潰されてしまうことな
く、密閉状態を維持できる。なお、密閉の継続性を図る
ために、供給管26の途中に逃し弁やエアチャンバなどを
設けて、減圧された場合にコンプレッサ28を自動駆動し
て高圧空気を供給し続けるようにすることが望ましい。
【0030】パッキン22に高圧空気を供給するのに応じ
てパッキン22が膨張すると、管継手23も膨張することに
なる。このため、該管継手23とパッキン22との接続部24
a においてはほぼ等しい割合で膨張するから、この接続
部24a でパッキン22が離脱してしまうことが防止され
る。
【0031】また、管継手23が膨張する際には接続管部
25が頭部24の膨張によって扉体11の挿通孔内でその位置
が僅かにずれることになるが、頭部24と接続管部25とが
一体成形によって形成されているため、これらの接続部
に亀裂が生じたり、破損したりすることが防止される。
しかも、該接続部の肉厚を大きくすることにより破損な
どをより防止することができる。
【0032】そして、缶体12に高圧蒸気などの作動気体
を供給して内容物の滅菌消毒を行うことになる。
【0033】滅菌消毒の終了後に内容物を取り出すに
は、扉体11を開放しなければならないが、パッキン22が
高圧空気によって膨張しているためその反力を受けて閂
11d が係止部17に強固に係合しているから、該閂11d を
引っ込めることができない。そこで、まず切替弁27を作
動させてパッキン22の内部を大気に開放させ、パッキン
22の内部を減圧する。これにより閂11d の係止部17に対
する係合力が緩和され、操作ハンドル18を所定の方向に
回動させることによって閂11d を扉体本体11a に埋没さ
せることができる。そして、扉体11を回動させて開口部
13を開放すれば、内容物を取り出すことができる。
【0034】また、本実施形態では、扉体11の開閉と主
軸18a を回動させるための操作ハンドル18の操作とを手
動によって操作するものとして説明したが、扉体11の開
閉および主軸18a の回動をモータの動力を利用して行う
ようにすることもできる。
【0035】さらに、本実施形態では缶体12の内部に高
圧蒸気を供給する高圧滅菌器について説明したが、酸化
エチレンガスその他の作動気体を供給する圧力容器に本
発明を利用することもできる。なお、パッキンの材質に
は作動気体に対して耐腐蝕性を備えた材質を選定するこ
とが必要となる。
【0036】また、本実施形態では、作動媒体として高
圧空気を用いた場合について説明したが、必要に応じて
油圧、高圧蒸気その他の作動媒体を使用することもでき
る。
【0037】加えて、本実施形態では、パッキン22を扉
体11に設け、缶体12の開口部13の周縁にパッキン受け部
を形成した構造について説明したが、パッキン22を缶体
12の開口部13の周縁に配設し、扉体11にパッキン受け部
を形成した構造とすることもできる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る圧
力容器の密閉機構用パッキンによれば、パッキンと管継
手とを別体として構成したから、長さや口径の異なる種
々のパッキンを製作することができ、種々の形式の圧力
容器に対応させることができる。また、管継手にパッキ
ンを接着して構成し、特に管継手とパッキンとの材質を
同一のものとすれば、作動媒体を供給した場合に、パッ
キンと管継手との膨張の割合をほぼ等しくすることがで
きるので、これらの接続部が外れてしまうことをなくす
ことができる。
【0039】さらに、管継手の接続管部を厚肉にして形
成することにより、作動媒体の供給時の該接続管部の膨
張の割合をパッキンなどと比べて小さくすることができ
るから、管継手の膨張時に該接続管部が扉体に対して適
宜にずれることが許容され、該接続管部が破損などして
しまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る圧力容器の密閉機構用パッキン
の接続部を、パッキンの長手方向に沿って切断して示す
断面図である。
【図2】この発明に係る圧力容器の密閉機構用パッキン
を用いた高圧滅菌器の開扉時の斜視図である。
【図3】この発明に係る圧力容器の密閉機構用パッキン
を用いた高圧滅菌器の扉体の部分の概略の水平断面図
で、作動媒体の供給路を併記してある。
【図4】この発明に係る圧力容器の密閉機構用パッキン
の断面図で、概略のパッキン保持部を併記してある。
【図5】従来のパッキンの接続部を示す断面図で、図1
に相当する図である。
【符号の説明】
10 高圧滅菌器 11 扉体 12 缶体 13 開口部 21 パッキン溝 22 パッキン 23 管継手 24 頭部 24a 接続部 25 接続管部 26 供給管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と扉体との間に介在させ、可撓
    性と弾性を有する材料で中空に形成し、閉扉時に中空の
    内部に高圧の作動媒体を供給することによって膨張させ
    て容器本体の内外部を遮断する圧力容器の密閉機構用パ
    ッキンにおいて、 中空体の両端部を管継手に接続して該中空体を無端環状
    に形成し、該管継手の一部を作動媒体の供給管に接続し
    て、中空体に上記作動媒体を供給することを特徴とする
    圧力容器の密閉機構用パッキン。
  2. 【請求項2】 容器本体と扉体との間に介在させ、可撓
    性と弾性を有する材料で中空に形成し、閉扉時に中空の
    内部に高圧の作動媒体を供給することによって膨張させ
    て容器本体の内外部を遮断する圧力容器の密閉機構用パ
    ッキンにおいて、 中空体の両端部を管継手に接続して該中空体を無端環状
    に形成し、 上記管継手の中空体との上記接続部を該管継手の端部を
    縮径して形成し、 該接続部に中空体の両端部を接着して止着し、 該管継手の一部を作動媒体の供給管に接続して、中空体
    に上記作動媒体を供給することを特徴とする圧力容器の
    密閉機構用パッキン。
  3. 【請求項3】 前記管継手を可撓性と弾性を有する材料
    で形成したことを特徴とする請求項1または請求項2の
    いずれかに記載の圧力容器の密閉機構用パッキン。
  4. 【請求項4】 前記管継手の中央部に適宜長さで適宜な
    肉厚を有する接続管部を該管継手と一体的に形成し、該
    接続管部の端部で前記供給管と着脱自在に接続すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の圧力容器の密閉機構用パッキン。
  5. 【請求項5】 前記管継手をパッキンと同一の素材によ
    って形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項4
    のいずれかに記載の圧力容器の密閉機構用パッキン。
  6. 【請求項6】 前記パッキンと管継手をシリコンゴムに
    よって形成したことを特徴とする請求項5に記載の圧力
    容器の密閉機構用パッキン。
JP8148531A 1996-05-21 1996-05-21 圧力容器の密閉機構用パッキン Withdrawn JPH09310762A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010223285A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Miura Co Ltd 密閉容器

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JP2010223285A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Miura Co Ltd 密閉容器

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