JPH09310624A - ガスタービン - Google Patents

ガスタービン

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Publication number
JPH09310624A
JPH09310624A JP12450496A JP12450496A JPH09310624A JP H09310624 A JPH09310624 A JP H09310624A JP 12450496 A JP12450496 A JP 12450496A JP 12450496 A JP12450496 A JP 12450496A JP H09310624 A JPH09310624 A JP H09310624A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
turbine
gas turbine
high temperature
refrigerant
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP12450496A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Tanabe
清一 田辺
Kazuo Uematsu
一雄 上松
Tatsuya Mori
達也 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP12450496A priority Critical patent/JPH09310624A/ja
Publication of JPH09310624A publication Critical patent/JPH09310624A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンプレッサとタービンとが機械的に結合さ
れたガスタービンにおいて、シール部におけるリーク損
失を軽減する共に、コンプレッサの動力を低減して経済
性を高めうる冷却構造を具えたガスタービンを提供す
る。 【解決手段】 冷媒としてのボイラ給水がコンプレッサ
Cの第1段静翼2の内部を通してコンプレッサCのロー
タ1に導かれる。コンプレッサCの被冷却部を通過後の
冷媒をタービンロータ4の中心近傍を通してタービン最
終段側へ導き、次いでタービンロータ4の外周部へ反転
させ、後段の動翼5を含む高温部を冷却し、順次高温側
へ導き第1段動翼6を含む高温部を冷却のあと、燃焼器
8の内周側で回転部から静止部へ、そして系外へと導く
ように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンプレッサとタ
ービンとが機械的に結合されたガスタービンの高温化及
び高効率化の達成に寄与することができる冷却方式を具
えたガスタービンに関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンの高温化のため冷却方式を
採用した従来技術では、特開平5−163960号等公
報に見られる様に、排熱回収ボイラで発生した系外蒸気
を燃焼器やタービン翼部に導入する事が提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術には
次の問題点があった。第一に、冷媒とする蒸気をガスタ
ービン以外の主に排熱回収ボイラ側から貰う事になって
いる為、系統及び取合が複雑で、且つ、その距離が場合
によっては100m以上にもなることがあり信頼性及び
経済性を損なっている。
【0004】第二に冷媒とする蒸気を回転部分に取込む
時の圧力は10〜30kg/cm2と高圧のために洩れ
がかなり発生すると共に、洩れにより主流の温度を下げ
る事となり、ガスタービンの性能及び信頼性を損なう事
となる。
【0005】第三にコンプレッサ吐出空気温度も400
℃内外と高温のため、コンプレッサ所要動力が多く、ま
た、コンプレッサディスクにも高温温度に優れた高級材
を必要とし、経済性を損なっている。
【0006】本発明は、コンプレッサとタービンとが機
械的に結合されたガスタービンにおいて、シール部にお
けるリーク損失を軽減すると共に、コンプレッサの動力
を軽減して経済性を高めうる冷却構造を具えたガスター
ビンを提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンプレッサ
とタービンとが機械的に結合されたガスタービンにおけ
る前記課題を達成するため、冷媒をコンプレッサの回転
部に導入し、以降、コンプレッサの被冷却部及びタービ
ンの被冷却部を通したあと系外に出すようにした構成を
採用する。
【0008】前記した本発明のガスタービンにおいて
は、その冷媒の一部又は全部を静翼側及び燃焼器側にも
循環させるように構成するのが望ましい。
【0009】その具体的構成としては、コンプレッサの
被冷却部を通過後の冷媒をタービンロータの中心近傍を
通してタービン最終段側へ導き、次いでタービンロータ
の外周部へ反転させ、動翼を含む高温部を冷却し、順次
高温側へ導き第1段動翼を含む高温部を冷却のあと、燃
焼器の内周側で回転部から静止部へ、そして系外へと導
くようにする。
【0010】このように構成した本発明のガスタービン
では、ガスタービンのタービン高温部分を冷却する冷媒
はコンプレッサ部分からの出口冷媒となるので系統が単
純になる。
【0011】また、本発明によるガスタービンでは、回
転部への冷媒の取入れを、コンプレッサ低温部とする事
により回転部への取込み圧力は5kg/cm2 g以下で
よいので取扱いが容易になると共にリーク量が減少す
る。
【0012】また、本発明によるガスタービンにおいて
は、回転部に導入した冷媒によりコンプレッサはわずか
ではあるが中間冷却式となるので、コンプレッサの所要
動力低減及び最終段空気温度の低下が計られる。
【0013】本発明のガスタービンに用いる冷媒として
はボイラ給水とするのが好ましい。これによって冷却系
統及び取合の複雑さを解決することができる。
【0014】また、本発明によるガスタービンでは、コ
ンプレッサの内部にボイラ給水を昇圧するためのポンプ
を内蔵させるのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるガスタービン
を図示した実施の一形態に基づいて具体的に説明する。
図1において、タービンTはコンプレッサCと機械的に
結合されてガスタービンを構成している。
【0016】コンプレッサCは、静翼とロータ1に取付
けられた動翼3を有している。タービンTは静翼7とロ
ータ4に取付けられた動翼を有している。コンプレッサ
CとタービンTには、図1に破線で示す冷媒の流れを形
成するように冷媒流路が設けられている。
【0017】このように構成されたガスタービンにおい
て、低温低圧のボイラ給水をコンプレッサCの第1段静
翼2の内部を通してコンプレッサCのロータ1に導き、
遠心力を利用して昇圧させると共に途中、その全量又は
一部をコンプレッサの動翼3に導きわずかではあるが中
間冷却をさせる。
【0018】コンプレッサCを出たあと冷媒はタービン
Tに導かれロータ4の内周側を通して被冷却高温部の中
でも比較的低温な後段の動翼5に導かれ、順次、より高
温なロータ部分と動翼を経てタービンの第1段動翼6へ
と導かれ、冷媒も順次温度を高めていく。
【0019】タービンTの第1段動翼6を冷却したあと
は、図示してあるように燃焼器車室部にて静止系へ導か
れ、次いでタービンの静翼7及び燃焼器8へ導かれ冷媒
はさらに昇温される。
【0020】以上、本発明を図示した実施形態に基づい
て具体的に説明したが、本発明がこれらの実施形態に限
定されず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、その
具体的構造、構成に種々の変更を加えてよいことはいう
までもない。
【0021】例えば、上記実施形態では冷媒としてボイ
ラ給水を用いているが、ボイラ給水以外の冷媒を用いて
もよい。また、図示した装置では、コンプレッサC内に
は導入されたボイラ給水を昇圧する手段を特に設けてい
ないが、ポンプを内蔵した構成としてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるガス
タービンは、コンプレッサとタービンとが機械的に結合
されたガスタービンにおいて、冷媒をコンプレッサの回
転部に導入し、以降、コンプレッサの被冷却部及びター
ビンの被冷却部を通したあと系外に出すよう構成してお
り、タービンの高温部分を冷却する冷媒はコンプレッサ
から出た冷媒となるので系統が単純になる。
【0023】また、冷媒はコンプレッサ低温部へ供給さ
れるので取込み圧力は低くてよいので取扱いが容易でリ
ーク量が減少する。
【0024】このように、本発明のガスタービンでは、
その信頼性を向上させるとともに、コンプレッサの圧縮
空気を冷却するので、動力低減、効率向上となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るガスタービンの系
統図。
【符号の説明】
1 コンプレッサロータ 2 コンプレッサの第1段静翼 3 コンプレッサ動翼 4 タービンのロータ 5 タービンの後段の動翼 6 タービンの第1段動翼 7 タービンの静翼 8 燃焼器 C コンプレッサ T タービン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサとタービンとが機械的に結
    合されたガスタービンにおいて、冷媒を前記コンプレッ
    サの回転部に導入し、以降、前記コンプレッサの被冷却
    部及び前記タービンの被冷却部を通したあと系外に出す
    よう構成したことを特徴とするガスタービン。
  2. 【請求項2】 前記コンプレッサの被冷却部を通過後の
    冷媒をタービンロータの中心近傍を通してタービン最終
    段側へ導き、次いでタービンロータの外周部へ反転さ
    せ、動翼を含む高温部を冷却し、順次高温側へ導き第1
    段動翼を含む高温部を冷却のあと、燃焼器の内周側で回
    転部から静止部へ、そして系外へと導くように構成した
    請求項1記載のガスタービン。
  3. 【請求項3】 前記冷媒の一部又は全部をタービン静翼
    側及び燃焼器側にも循環させるように構成した請求項1
    又は2記載のガスタービン。
  4. 【請求項4】 前記冷媒がボイラ給水である請求項1〜
    3のいづれか1つに記載のガスタービン。
  5. 【請求項5】 前記コンプレッサの内部にボイラ給水を
    昇圧するためのポンプを内蔵してなる請求項4記載のガ
    スタービン。
JP12450496A 1996-05-20 1996-05-20 ガスタービン Withdrawn JPH09310624A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017025908A (ja) * 2015-07-20 2017-02-02 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ タービンエンジン用冷却システム
JP2017078420A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ホイールスペースの温度管理システム及び方法
US11702958B2 (en) 2021-09-23 2023-07-18 General Electric Company System and method of regulating thermal transport bus pressure
US11788470B2 (en) 2021-03-01 2023-10-17 General Electric Company Gas turbine engine thermal management

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