JPH09310278A - 中空繊維へのゲル充填方法 - Google Patents

中空繊維へのゲル充填方法

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JPH09310278A
JPH09310278A JP12986496A JP12986496A JPH09310278A JP H09310278 A JPH09310278 A JP H09310278A JP 12986496 A JP12986496 A JP 12986496A JP 12986496 A JP12986496 A JP 12986496A JP H09310278 A JPH09310278 A JP H09310278A
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hollow
hollow fiber
gel
fiber
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Hajime Izawa
一 伊澤
Motoyoshi Suzuki
東義 鈴木
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】繊維表面から中空部への連通孔が散在する中空
繊維の中空部にゲルを充填するにあたり、該充填工程を
耐圧装置などの特別な装置を使用せずに行う。 【解決手段】繊維表面から中空部への連通孔が散在する
中空繊維の中空部にゲルを充填するに際し、該中空繊維
を、ゲル形成能を有する液体中に浸漬した後室温下に放
置し、該液体を該連通孔を介して中空部に充填した後、
ゲル化せしめる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空繊維の中空部
にゲルを充填する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維表面から中空部への連通孔が
散在する中空繊維の中空部に、機能剤等の物質を充填す
る方法に関してはいくつかの提案がある。
【0003】例えば、特開平5−339878号公報、
特開平6−17372号公報および特開平6−1737
3公報には、繊維表面に中空部への連通孔を有する中空
合成繊維の中空部内に天然蛋白質溶液を含浸させ、架橋
不溶化して、吸湿性能の耐久性を向上させることが開示
されている。
【0004】しかし、天然蛋白質溶液は、一般に高粘度
で連通孔を介して中空部内に含浸させることは困難であ
る。粘度を下げる目的で濃度を下げると中空部内に含ま
れる天然蛋白質の量が少なくなり、発現する吸湿性能の
レベルが不十分になるという問題がある。
【0005】また、特開平7−26466号公報には、
単一ポリマーで構成され、少なくとも20%の中空率を
有する中空繊維をアルカリ減量することにより、該ポリ
マーの除去痕としてのマイクログルーブが、幅0.2〜
10μm、長さ5〜200μmの大きさで、主として織
物の経糸と緯糸との交叉部や編物の結接部近傍に、中空
部に連通した状態で形成、このマイクログルーブを介し
て、機能性付与剤を中空部に導入することが開示されて
いる。
【0006】しかしながらこの方法では、織編物組織に
よってはマイクログルーブの数が不足する場合があり、
充分な量の機能性付与剤が、中空繊維の中空部内に導入
されないという問題が起こることがある。
【0007】また、特開昭55−22042号公報に
は、中空状および/または多孔質の繊維の空隙部に、減
圧度が100〜750mmHgの条件下で、液状繊維改
質剤を充填することが開示されている。しかし、この方
法によって実際に実施例で示された水以外の処理液に適
用した場合には、中空繊維内への処理液の導入は充分と
は云えず、また液状改質剤を用いるため満足できる洗濯
耐久性は得られない。
【0008】また、特開平6−158552号公報に
は、ゾル状態の混合物が入ったタンクに多孔質中空糸繊
維基材を通すことで含浸させ、該基材を引き上げて、減
圧下に保持することでゾルを中空部分に浸透含浸させ
る、次いで減圧下乾燥によってゾルをゲル化させる方法
が開示されている。
【0009】しかし、この方法ではゾルを中空繊維の中
空部分に浸透含浸させる際に減圧下で保持するため、水
などの蒸散性の物質を含有する液体には適用不可能であ
り、また減圧する設備も生産量にみあっただけ必要であ
るので、使用する液体および経済的、スペース的な面か
らの制限により、この方法の適用範囲は自ずとかなり限
定される。
【0010】また、特開平7−268772号公報に
は、断面方向に貫通孔を持たない中空繊維を薬物を含有
する5センチポイズ以下の低粘度液体に浸漬して中空繊
維の中空内部に該液体を導入することが開示されてい
る。
【0011】しかし、この方法は断面方向に貫通孔を持
たない中空繊維を用いるため、繊維の末端から該液体を
導入するのでそれが完了するのに、断面方向に貫通孔を
持つ本発明で使用するような中空繊維対比でかなり時間
がかかる。また、薬剤は中空糸の素材中を拡散移動し、
管壁を通過して放出するので、薬剤および/または中空
糸の素材は自ずと限定されてしまう。
【0012】また、該液体を中空繊維内に導入した後に
該液体をゲル化等の固形化は行わないので断面方向に貫
通孔を持つ本発明で使用するような中空繊維では、洗濯
中等に流出が非常に起こりやすく適用できない。
【0013】一方、中空繊維の内壁を処理する方法とし
て、例えば、特開昭61−252368号公報には、微
小空孔が中空糸の内壁面と外壁面を連通する多孔質中空
繊維のいずれか1つの壁面を撥水撥油性物質で被覆する
方法、特開平5−171571号公報には、繊維形成性
ポリマーからなる、繊維表面から中空部まで貫通する貫
通溝を有する中空繊維の内壁面を制電加工剤で被覆する
方法が開示されているが、これらは加工剤を含む液体を
中空内部に導入することは本発明と共通であるが、その
手段は加工剤を含む液体への浸漬のみである点や、その
目的が単なる壁面の処理であって中空内部への固形物質
の充填ではない点が大きく異なる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術の問題
点を解消して、中空繊維内に十分な量のゲルを充填する
方法として、本発明者らは、先に「繊維表面から中空部
への連通孔を有する中空繊維内に処理液を充填するに際
し、該中空繊維を減圧状態にした後処理液に浸漬する
か、あるいは該中空繊維を処理液に浸漬した状態で減圧
処理し、しかる後、加圧処理する方法」を提案してい
る。
【0015】この方法は上記問題点の解消には有効であ
るものの、減圧および加圧の工程を経るためにそれ相当
の耐圧設備が必要であり、また、生産量を増やすには該
設備自体を大規模なものにするか、あるいは該設備を数
多く導入するかしなければならず、大量生産には不向き
であるといった欠点を有している。
【0016】本発明はこの点を解消し、同時に上記問題
点も解消することを課題とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、繊維表面
から中空部への連通孔が散在する中空繊維の中空部に、
ゲルを充填するに際し、該中空繊維をゲル形成能を有す
る液体中に浸漬し、次いで必要ならば圧絞した後、室温
下で放置し、しかる後に該液体をゲル化せしめることで
上記課題を解決できることを見出し、本発明に到達し
た。
【0018】かくして本発明によれば、繊維表面から中
空部への連通孔が散在する中空繊維の中空部にゲルを充
填するに際し、該中空繊維を、ゲル形成能を有する液体
中に浸漬した後室温下に放置し、該液体を該連通孔を介
して中空部に充填した後、ゲル化せしめることを特徴と
する中空繊維へのゲル充填方法が提供できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明で用いる中空繊維として
は、レーヨン、アセテートなどの化学繊維、ポリエステ
ル、ポリアミドなどの合成繊維を適宜挙げることができ
る。また、これらの繊維は必要に応じて、安定剤、酸化
防止剤、難燃剤、帯電防止剤、蛍光増白剤、触媒、着色
防止剤、耐熱剤、着色剤、無機粒子等を含有していても
良い。
【0020】上記中空繊維は、従来公知の方法によって
製造することができ、例えば実公平2−43879号公
報に記載の方法などが任意に採用できる。中空繊維の中
空率は繊維としての必要な特性を維持し、且つ充分な量
のゲルを充填するうえで、5〜40%であることが好ま
しく、20〜40%であることが更に好ましい。
【0021】繊維表面から中空部への連通孔を形成させ
る方法としては、例えばポリエステル繊維の場合、有機
スルホン酸化合物を共重合したポリエステルを混合して
溶融紡糸し、中空繊維とした後、アルカリ減量処理する
ことにより多数の連通部(微細孔)を形成させる方法
(特開平1−20319号公報など)が用いられる。
【0022】また、有機スルホン酸金属塩を添加配合せ
しめたポリエステル中空繊維をアルカリ減量処理するこ
とにより、繊維表面から中空部への多数の連通部(微細
孔)を形成させる方法(特公昭61−60188号公
報、特公昭61−31231号公報)も採用することが
できる。
【0023】更に中空率が20%以上の中空繊維をアル
カリ減量処理すれば、上記のような有機スルホン酸塩を
使用しなくても、繊維の長手方法に沿った低配向部およ
び/または変形歪集中部の除去痕として、多数の連通孔
(マイクログルーブ)を形成することができる(特開平
7−26466号公報)。
【0024】また、芯鞘型複合繊維をアルカリ減量処理
し、芯部ポリマーを分解除去して、繊維の長手方向に繊
維表面から中空部に達する連通部(割裂溝)を有する中
空繊維を得る方法(特開平6−173167号公報)も
用いられる。
【0025】本発明において、ゲル形成能を有する液体
とは、物理的あるいは化学的刺激を受けて、あるいは単
に時間を経過することで、その状態が液体からゲルへ可
逆的または不可逆的に変化しうるものをいう。
【0026】具体的には、ポリエチレングリコールのジ
アクリレートと重合開始剤を含む水溶液などの、重合お
よび架橋反応が可能なモノマーを含む液体、コラーゲン
等の天然蛋白質の水溶液などのゾル−ゲル転移をする液
体等が挙げられる。
【0027】また、この液体には、機能性付与剤を任意
に含んでいてもよい。機能性付与剤としては、アロエ、
カッコン、ニンニクなどの薬効、植物香を有する物質
(植物エキス、植物蛋白質)、コラーゲン、ケラチン、
セリシンなどの細菌培養、傷治療用等の医学的、生理学
的機能付与物質(動物蛋白質)、酸化チタン、シリカ、
アルミナ、ゼオライトなどの導電体用、 磁性体用等の電
気的機能付与物質(セラミックス微粒子)、オクタカル
ボ鉄フタロシアニン、フタル酸ジメチル、有機シリコン
系第4アンモニウム、有機窒素化合物などの抗菌性、消
臭性を有する物質、各種着香料(フレーバー、フレグラ
ンス)、ポリエチレングリコールなどの吸水性、吸湿
性、保水性を有する物質、パーフルオロアルキル基を有
する化合物などの撥水性、撥油性物質などを適宜挙げる
ことができる。
【0028】本発明における、上記ゲル形成能を有する
液体を連通孔を介して中空繊維内に充填するには、中空
繊維を該液体中に浸漬し、次いで必要ならば圧絞した
後、室温下で放置する方法を用いる。
【0029】そして、しかる後に該液体をゲル化せしめ
ることにより、中空繊維へのゲル充填が完了する。
【0030】ゲル形成能を有する液体が中空繊維内に移
行するのは、主に室温下で放置している期間である。こ
こでいう室温とは、通年の通常作業を行う温度のことで
具体的には0〜50℃の範囲であり、また、この範囲の
うち、該液体の特質によって決まる、該液体が中空繊維
内への移行が完了する前にゲル化が起こる温度は除かれ
る。
【0031】また、該液体の種類によっては、液体自
体、またはその溶媒あるいは溶質などの物質が、室温下
での放置中に蒸散する場合があるが、その場合は必要に
応じてポリエチレン製の袋などでシールしておくことで
避けることができる。
【0032】円管中を液体が流れる場合、その圧力損失
は、レイノルズ数が十分小さい場合、Hagen-Poiseuille
の式(式1)であらわされることは、周知のことであ
る。
【0033】
【数1】ΔP=8ηlu/r2 (1) ここで、ΔPは圧力損失を、ηは流れる液体の粘度を、
lは円管内に移行し液体の長さを、uは流れる液体の平
均速度を、rは円管の内半径をそれぞれあらわす。
【0034】(1)式でuとは微小時間当りに移行する
液体の長さであるから時間をtであらわせば、dl/d
tと書ける。(1)式に代入して積分すれば(2)式が
得られる。
【0035】
【数2】t=4ηl2 /(ΔPr2 ) (2) (2)式から、ゲル形成能を有する液体の中空繊維内へ
の移行が完了するのに要する時間は該液体の粘度に、連
通孔の間隔の二乗に比例し、中空繊維の内半径の二乗に
反比例することが判る。
【0036】このことから本発明の方法によれば、繊維
表面から中空部への連通孔が散在する中空繊維を用いる
ことで、ゲル形成能を有する液体の中空繊維内への移行
が完了するのに要する時間が連通孔を有しない中空繊維
を用いる場合に比して格段に短縮されることが判る。
【0037】このことは、連通孔が散在する程度が適切
であれば、比較的高粘度(粘度の上限30センチポイ
ズ)の液体でも、内半径の小さい(内半径の下限4μ
m)中空繊維内へ、現実的な時間内(期間の上限12
日)にゲル形成能を有する液体の移行が完了することが
可能であることを示しており、特別な設備を必要としな
い本発明の方法によれば、大量生産が可能であることを
意味する。これは工業的に極めて有用である。
【0038】以下実施例によって、本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0039】
【実施例】
(1)被加工布の準備 固有粘度が0.61のポリエチレンテレフタレートを溶
融し、中空紡糸口金を用いて、中空率40%の中空繊維
の未延伸糸を得た。次いで、この糸を延伸して、丸中空
で50デニール/20フィラメント(酸化チタン量0.
3重量%)のマルチフィラメントを得た。電子顕微鏡に
よる断面撮影を行い、中空繊維の内半径を測定したとこ
ろ、平均8μmであった。
【0040】このマルチフィラメントで常法に従って、
編布(トリコット)を作成し、精練、プレセットを行っ
た(これを編布Aとする)。
【0041】編布Aを50g/lの水酸化ナトリウムを
含む熱水(105℃)中で10分処理して、減量率を2
0%とした(これを編布Bとする)。
【0042】編布Aおよび編布Bの電子顕微鏡による撮
影を行い中空繊維の内半径を測定したところ、いずれも
平均8μmであった。また、編布Bには繊維表面から中
空部への連通孔の散在が確認された。
【0043】(2)潜在ゲル化能を有する液体の準備 下記に処方にて準備した。なお、この液体は0℃以上で
は凝固せず、20℃以下では少なくとも10日はゲル化
せず、80℃以上では2分以内にゲル化した。 アクリル酸[15重量部] (メトキノン200ppm含有品;株式会社日本触媒
製) 水酸化ナトリウム[7.5重量部] (試薬1級;和光純薬工業株式会社製) ブレンマーPDE−400[1重量部] (PEG400ジメタクリレート;日本油脂株式会社
製) 過硫酸カリウム[0.5重量部] (試薬1級;和光純薬工業株式会社製) 水[76重量部]
【0044】(3)加工手順 (2)で準備した液体中に(1)で準備した編布Aまた
は編布Bを浸漬させ、液体の付着量が編布に対して10
0%となるように圧絞し、ポリエチレン製の袋に入れて
シールし、20℃雰囲気下で放置した。
【0045】所定時間が経過した後、編布を袋から取り
出し、20℃の水で軽く洗浄して、中空繊維内に移行せ
ずに編布の表面に付着している余分な液体を除去した
後、常圧スチーマーで100℃で20分間加熱した。
【0046】以下に例示する実施例の加工布の風合いは
加工前と同様にソフトであった。また、電子顕微鏡写真
による観察結果から、加工布の表面に残留付着している
ゲルは殆どなく、下記に示す加工の前後の編布の重量変
化から算出されるゲルの付着率は、中空繊維内へのゲル
の充填率とみなすことができる。
【0047】(4)評価方法 (3)における20℃雰囲気下での放置時間を0分、6
0分、6時間、24時間、3日、6日および10日と
し、それぞれの場合について、加工の前後の編布の重量
変化からゲルの付着率(充填率)を算出した。なお、各
実施例および比較例の評価結果は、表1に示した。
【0048】[実施例1]編布Bを用いた。
【0049】[比較例1]編布Aを用いた。
【0050】[実施例2]編布Bを用い、(3)におけ
る20℃雰囲気下での放置を10℃雰囲気下での放置と
した。
【0051】[実施例3]編布Bを用い、(3)におけ
る20℃雰囲気下での放置を30℃雰囲気下での放置と
した。
【0052】[比較例2]編布Bを用い、(3)におけ
る20℃雰囲気下での放置を55℃雰囲気下での放置と
した。
【0053】
【表1】
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、繊維表面から中空部へ
の連通孔が散在する中空繊維の中空部にゲルを導入する
にあたり、該中空繊維をゲル形成能を有する液体中に浸
漬し、次いで必要ならば圧絞した後、室温下で放置する
方法を用いるので、耐圧装置などの特別な装置を使用せ
ずに行うことが可能である。
【0055】そのため、生産量を増加させることが経済
的、スペース的な面で格段に有利となり、工業的に非常
に有用である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維表面から中空部への連通孔が散在す
    る中空繊維の中空部にゲルを充填するに際し、該中空繊
    維を、ゲル形成能を有する液体中に浸漬した後室温下に
    放置し、該液体を該連通孔を介して中空部に充填した
    後、ゲル化せしめることを特徴とする中空繊維へのゲル
    充填方法。
  2. 【請求項2】 ゲル形成能を有する液体が重合開始剤を
    含むモノマー溶液である請求項1記載の中空繊維へのゲ
    ル充填方法。
  3. 【請求項3】 ゲル形成能を有する液体が対繊維機能付
    与剤を含有する請求項1または2記載の中空繊維へのゲ
    ル充填方法。
  4. 【請求項4】 ゲル形成能を有する液体の溶媒が水であ
    る請求項1、2または3記載の中空繊維へのゲル充填方
    法。
JP12986496A 1996-05-24 1996-05-24 中空繊維へのゲル充填方法 Pending JPH09310278A (ja)

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JP12986496A JPH09310278A (ja) 1996-05-24 1996-05-24 中空繊維へのゲル充填方法
EP97922107A EP0846802A4 (en) 1996-05-24 1997-05-20 METHOD FOR FILLING HOLLOW FIBER WITH GEL
PCT/JP1997/001689 WO1997045583A1 (fr) 1996-05-24 1997-05-20 Procede de remplissage d'une fibre creuse avec du gel
KR1019980700277A KR19990028975A (ko) 1996-05-24 1997-05-20 중공섬유로의 겔 충전방법
US08/983,484 US6021822A (en) 1996-05-24 1997-05-20 Method of filling hollow fiber with gel
CN97190944A CN1198196A (zh) 1996-05-24 1997-05-20 用凝胶填充中空纤维中空部分的方法
TW086106964A TW346508B (en) 1996-05-24 1997-05-23 A method for filling gel to hollow fiber

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