JPH09310219A - ヘルメット - Google Patents

ヘルメット

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JPH09310219A
JPH09310219A JP13033196A JP13033196A JPH09310219A JP H09310219 A JPH09310219 A JP H09310219A JP 13033196 A JP13033196 A JP 13033196A JP 13033196 A JP13033196 A JP 13033196A JP H09310219 A JPH09310219 A JP H09310219A
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band
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stopper
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locking
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Takayuki Shimazaki
隆行 島崎
Takashi Kodan
敬司 小段
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作用バンドの先端を保持用バンド側に容易
に係止することができるヘルメットを提供する。 【解決手段】 保持用バンド12の先端に止めリング19,
20とストッパーリング21とを設ける。操作用バンド13の
先端に前記ストッパーリング21に係止する係止キャップ
31を設ける。止めリング19,20に操作用バンド13を挿通
係合し、この挿通した操作用バンド13先端の係止キャッ
プ31を、ストッパーリング21に挿入係止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘルメットに係わ
り、特に保持用バンドと操作用バンドとからなる顎バン
ドを備えたヘルメットに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、ヘルメットに設
けられる顎バンドは、ヘルメット本体の左右側部の一方
に保持用バンドの基端を取付け、この保持用バンドの先
端側に止め具を設けると共に、前記ヘルメット本体の左
右側部の他方に操作用バンドの基端を取付けてなり、前
記止め具としては、2個のD字形あるいは略矩形形状の
止めリング等が用いられ、止め具を構成する内外2個の
止めリングに前記操作用バンドを挿通し、この操作用バ
ンドを外側リングで折り返すと共に内,外側リングの間
に挟み入れて内側リングと操作用バンドの間から引き出
すことにより顎バンドを締付けるようにしている。とこ
ろで、その内,外側リングから引き出した操作用バンド
の余長部分をそのままにしておくと、余長部分が垂れ下
がった状態となり、この垂れ下がった余長部分が走行時
の風などにより振動し、異音を発生するなどの不具合が
生じる。このため、前記余長部分を操作用バンド側に設
けた顎紐カバーに挿入する方法があるが、使用者によっ
て余長部分の長さが異なるため、挿入し難い面がある。
【0003】そこで、特開平4−57766号公報に
は、操作用バンドにおける皮膚と当接する面の先部に雄
・雌係止手段の一方を設けると共に、雄・雌係止手段の
他方を保持用バンドの外面に固着した(同公報第1頁第
1欄7〜10行)ヘルメットが提案され、その雄・雌係止
手段に、ホック釦(同公報第1頁左欄第11行)や面ファ
スナー(同公報第1頁第1欄第13〜14行)を用いてお
り、このヘルメットでは、例えば操作用バンド及び保持
用バンドに設けた雄・雌係止手段を係止することによ
り、前記余長部分の振れ止めが可能となる。
【0004】しかしながら、前記ヘルメットでは、操作
用バンドの先端に設けた雌釦を保持用バンドの雄釦に押
圧して嵌合係止する(同公報第3頁第5欄第4〜5行)
ものであって、保持用バンドの先端内面側を保持用バン
ドの外面雄釦位置に重ね合わせるようにして雄・雌釦を
係止するため、雄・雌釦の位置が合わないと正しく係止
することができない虞がある。また、この種のヘルメッ
トの着用者は、手袋を装着してバンド操作を行う場合も
あるため、それら雄・雌釦等の係止作業が煩雑になり、
また、素手と異なり雄・雌釦のクリック感が得られ難
く、係止状態の確認もやり難い面がある。さらに、上記
のヘルメットでは、保持用バンドの折り返し部分に止め
リングを取付け、一方、保持用バンドの外面側に雄釦を
取付けるものであるため、この雄釦の取付け分だけ、バ
ンドの製造工程が増加する。また、その保持用バンドの
先端は、一般的に超音波等により溶断処理を行っている
が、上記ヘルメットでは、前記操作用バンドの先端が露
出するため、外観意匠性が損なわれ、さらに、単に溶断
処理しただけでは、使用により操作用バンドの先端側が
捲れるように曲がってしまい、その後の雄・雌係止作業
がやり難くなることも予想される。
【0005】そこで、本発明は、操作用バンドの先端を
保持用バンド側に容易に係止することができるヘルメッ
トを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ヘル
メット本体の左右側部の一方に長さ方向基端が取付けら
れ先端側に止め具を有する保持用バンドと、前記左右側
部の他方に長さ方向基端が取付けられ先端側を前記止め
具に挿通係合する操作用バンドとからなる顎バンドを装
着したヘルメットにおいて、前記操作用バンドの先端に
係止キャップを設けると共に、この係止キャップが挿入
係止するストッパーリングを前記保持用バンドの外面側
に設けたものであり、止め具に操作用バンドを挿通係合
し、この挿通した操作用バンドの余長部分の先端に設け
た係止キャップを、ストッパーリングに挿入係止するこ
とにより、余長部分が垂れ下がることがなく、しかも、
先端の係止キャップをストッパーリングに挿入して係止
するものであるから、余長部分の長さに係わらず、係止
作業を容易に行うことができ、また、係止キャップとス
トッパーリングにより両者の係止時に良好なクリック感
が得られる。さらにまた、係止キャップにより操作用バ
ンドの先端が露出することがない。
【0007】また、請求項2の発明は、前記止め具及び
ストッパーリングに前記保持用バンドを挿通すると共
に、その挿通した先端側を折り返して重合わせ、この重
合わせ部分の保持用バンド相互を縫着した縫着部により
前記止め具及びストッパーリングを前記保持用バンドに
設けたものであり、ストッパーリングを別個に取付ける
ことなく、止め具と共に保持用バンドの重合わせ部分を
縫着することにより該保持用バンドに取付けることがで
きる。
【0008】さらに、請求項3の発明は、前記止め具は
内,外側止めリングからなり、前記保持用バンドの先端
側を折り返して先端輪部を形成すると共に、この先端輪
部の基端に前記縫着部を設け、前記先端輪部に前記内,
外側止めリングと前記ストッパーリングを設け、前記ス
トッパーリングは、前記先端輪部の内部に配置する内枠
部と外部に配置する外枠部とを有すると共に、前記内枠
部の長さを前記外枠部より短く形成し、前記係止キャッ
プには、前記外枠部の係止受部に係止する係止爪部を設
けたものであり、係止キャップをストッパーリングに挿
入すると、係止キャップの係止爪部が外枠部の係止受部
に係止して良好なクリック感が得られる。また、内,外
側止めリングとストッパーリングの3者を先端輪部に縫
着して設けるため、製造が容易となり、さらに、先端輪
部の内部に配置する内枠部が外枠部より短く形成されて
いるため、締付け動作等により内,外側止めリングがス
トッパーリングに当たっても、該ストッパーリングが傾
動することがなく、この後の係止キャップの挿入係止作
業を安定して行うことができる。また、先端輪部のスプ
リング作用により、ストッパーリングからの係止キャッ
プの挿脱を容易に行うことができ、しかも、先端輪部の
内部に配置する内枠部が短いことにより先端輪部を小さ
く形成できるから、先端輪部のスプリング作用を高める
に有利である。
【0009】さらにまた、請求項4の発明は、前記止め
具は内,外側止めリングからなり、前記保持用バンドの
先端側を折り返して先端輪部を形成すると共に、この先
端輪部の基端に前記縫着部を設け、前記先端輪部に前記
内,外側止めリングを設け、前記ストッパーリングを挟
んで長さ方向両側に前記縫着部を設け、前記係止キャッ
プには、前記ストッパーリングの係止受部に係止する係
止爪部を設けたものであるから、係止キャップをストッ
パーリングに挿入すると、係止キャップの係止爪部が係
止受部に係止して良好なクリック感が得られる。また、
両側の縫着部により内,外側止めリングと別個にストッ
パーリングを設けたから、このストッパーリングが止め
リングの動作により干渉されることがなく、しかも、ス
トッパーリングの両側に近接して縫着部を設けることが
できるから、ストッパーリングを起立状態に保持して設
けることができる。
【0010】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例を添付図面を
参照して説明する。図1乃至図10は本発明の第1実施
例を示し、本発明は、ジェット型、フルフェース型、ス
クータ用の半キャップ型等の各種のヘルメットに適用さ
れ、図2においては、ジェット型のヘルメットを図示し
て説明する。ヘルメット本体1は、外殻をなす合成樹脂
製のシェル2の前面に開口部3を設けてなり、そのシェ
ル2の内面に、発泡スチロール製の衝撃吸収ライナー4
を設けている。前記開口部3は、開閉自在なシールド5
により覆われ、このシールド5の左右両側面に設けた取
付軸6により前記シェル2に該シールド5が回動自在に
取付けられている。また、前記シェル2の左右側部に
は、顎バンド11を取付けるための透孔7,7がそれぞれ
穿設されている。
【0011】前記ヘルメット本体1の左右側部に顎バン
ド11が設けられ、この顎バンド11は、保持用バンド12と
操作用バンド13とからなり、これらバンド12,13は合成
樹脂製の繊維を織った帯であって可撓性を有する。前記
保持用バンド12の基端に連結金具14が設けられ、この連
結金具14の基端側を内面側に僅かに屈曲して該連結金具
14を断面略ヘ字状に形成し、その連結金具14の先端側に
幅方向のベルト挿通孔15を穿設すると共に、その基端側
にセミチュープラリベット16を挿通する連結孔17を穿設
しており、前記保持用バンド12の基端を内面側から前記
ベルト挿通孔15に挿通すると共に、その基端側を折り返
した折返し基端部12Kを保持用バンド12の外面に重ね合
わせ、この重ね合わせ部分の保持用バンド12相互を2箇
所の縫着部18,18により縫着する。そして、前記セミチ
ュープラリベット16は先端16Aの中央に溝を有し、前記
連結孔17を前記一方の透孔7に合わせて前記連結金具14
を前記シェル2の内面側に配置し、前記透孔7,連結孔
17及びワッシャ16Bに前記セミチュープラリベット16を
挿通し、該セミチュープラリベット16の先端16Aを開く
ようにして加締ることにより、ヘルメット本体1の左右
側部の一方に、前記保持用バンド12が前記セミチュープ
ラリベット16を中心として回動可能に取付けられる。
尚、前記シェル2の内面には、シート状の硬質樹脂プレ
ートが張設されている。また、前記保持用バンド12の先
端側を、止め具たる内,外側止めリング20,19内とスト
ッパーリング21内に挿通し、この挿通した先端側を折返
した折返し先端部12Sを保持用バンド12の外面に重ね合
わせ、この重ね合わせ部分の保持用バンド12相互を、前
記ストッパーリング21側に近接した2箇所の縫着部18,
18により縫着し、保持用バンド12の先端輪部12Wに前記
止めリング19,20及びストッパーリング21を装着してい
る。
【0012】前記保持用バンド12は、略筒状に形成され
た保持側顎カバー22により覆われ、この保持側顎カバー
22は、ウレタンフォームなどの所定の厚みの弾性帯体23
を内側に接着した布製の柔軟な内側帯体24と、この内側
帯体24よりやや幅広な合成樹脂製の外側帯体25とからな
るものであって、それら内側帯体24と外側帯体25の幅方
向両側及び先端側を縫着して略筒状に形成されており、
前記保持側顎カバー22は基端に開口部22Aを有し、前記
外側帯体25の基端側に、前記折返し基端部12Kを挿通す
る幅方向の挿通孔26を形成すると共に、この挿通孔26の
先端側に位置して前記外側帯体25の外面に雄釦27を設
け、この雄釦27に係止する雌釦28を前記折返し基端部12
Kの内面に設けている。また、前記外側帯体25の先端側
寄りに操作用バンド12の先端側を挿通する幅方向の挿通
孔29を形成する。さらに、開口部22Aの下部に合成樹脂
製の柔軟な舌片30を縫着し、この舌片30は前記連結金具
14の内面側を覆う大きさを有している。そして、前記挿
通孔29から保持側顎カバー22内に前記連結金具14を挿入
し、連結金具14の基端側を前記開口部22Aから外部に臨
ませると共に、折返し基端部12Kを挿通孔26から引出
し、雄釦27に雌釦28を係止して掛け止めする。
【0013】前記操作用バンド13の基端には、前記連結
金具14が設けられ、前記操作用バンド13の基端を内面側
から前記ベルト挿通孔15に挿通すると共に、その基端側
を折り返した折返し基端部13Kを操作用バンド13の外面
に重ね合わせ、この重ね合わせ部分の操作用バンド13相
互を2箇所の縫着部18,18により縫着する。そして、前
記連結孔17を前記他方の透孔7に合わせて前記連結金具
14を前記シェル2の内面側に配置し、前記透孔7,連結
孔17及びワッシャ16Bに前記セミチュープラリベット16
を挿通し、該セミチュープラリベット16の先端16Aを開
くようにして加締ることにより、ヘルメット本体1の左
右側部の他方に、前記操作用バンド13が前記セミチュー
プラリベット16を中心として回動可能に取付けられる。
また、前記操作用バンド13の自由端である先端側に、前
記ストッパーリング21に係止する係止キャップ31を設
け、この係止キャップ31は前記ストッパーリング21より
軟質で弾力性を有する合成樹脂にて成型されている。
【0014】前記操作用バンド13は、略筒状に形成され
た操作側顎カバー32により覆われ、この操作側顎カバー
32は、前記弾性帯体23を内側に接着した前記内側帯体24
と、この内側帯体24よりやや幅広な前記外側帯体25とか
らなるものであって、前記保持側顎カバー22と同様に縫
着して略筒状に形成されており、前記保持側顎カバー32
は基端に開口部32Aを有している。また、前記外側帯体
25の基端側に、前記折返し基端部13Kを挿通する幅方向
の挿通孔26を形成すると共に、この挿通孔26の先端側に
位置して前記外側帯体25の外面に雄釦27を設け、この雄
釦27に係止する雌釦28を前記折返し基端部13Kの内面に
設けている。さらに、前記外側帯体25の幅方向略中央に
操作用バンド13の先端側を挿通する幅方向の挿通孔33を
形成し、この挿通孔33の先端側において前記弾性帯体2
3,内側帯体24及び外側帯体25を幅方向の縫着部34にて
縫着し、この縫着部34の先端側の前記弾性帯体23,内側
帯体24及び外側帯体25が重ね合わされている。さらに、
開口部32Aの下部に合成樹脂製の前記舌片30を縫着して
いる。そして、開口部32Aから操作側顎カバー32内に前
記係止キャップ31を挿入し、その係止キャップ31を挿通
孔33から外部に引出すと共に、折返し基端部13Kを挿通
孔26から引出し、雄釦27に雌釦28を係止して掛け止めす
る。
【0015】前記止めリング19,20は、ステンレスやア
ルミ合金等をプレスで打抜成型した対をなすほぼ偏平な
D型リングであって、内側止めリング20の外側に重ね合
わせた前記外側止めリング19は、その内側止めリング20
より長さ方向が短く形成されている。また、前記内側止
めリング20の先端には解除用の操作帯体35が設けられ、
この操作帯体35は、基端側を前記内側止めリング20に密
に巻き付けると共に、その基端側を重ね合わせた重ね合
わせ箇所を面状の熱溶着部36により熱溶着し、これによ
り前記操作帯体35は、前記内側止めリング20の彎曲方向
への移動が許容されると共に、該内側止めリング20を中
心とした回動が規制されるように取り付けられている。
【0016】前記ストッパーリング21は合成樹脂からな
り、平行に設けた外枠部41と内枠部42との幅方向両側を
側枠部43,43により連結した方形の開口を有するリング
であって、それら外枠部41及び内枠部42は帯板状をな
し、バンド12の長さ方向において前記内枠部42の長さを
前記外枠部41の長さより短く形成し、前記長さ方向にお
いて前記外枠部41と内枠部42の基端側端縁の位置を合わ
せると共に、前記側枠部43の先端側端縁を傾斜端縁43A
に形成しており、前記外枠部41の基端側端縁により係止
受部41Aを構成している。また、図1などの断面図に示
すように、前記外枠部41と内枠部42の外側角部を彎曲状
に形成し、さらに、図9に示すように、前記側枠部43,
43の外側角部を彎曲状に形成している。
【0017】前記係止キャップ31は、前記保持用バンド
12に装着された前記ストッパーリング21に係脱可能に形
成されている。その係止キャップ31は、熱可塑性樹脂の
インジェクション成形により前記操作用バンド13の先端
を覆って設けられ、図10などに示すように、内面部44
を一定厚さに形成し、この内面部44と外面部45との先端
側を、平面彎曲状に形成した先端覆部46により連結し、
この先端覆部46により、熱溶断等した前記操作用バンド
13の先端縁を覆っている。また、前記外面部45の先端側
には、基端側に向って厚みが増す係止爪部47が設けら
れ、この係止爪部47は傾斜案内面48と係止段部49とを備
える。さらに、前記外面部45の基端側には基端段部50が
形成され、この基端段部50と前記係止段部49との間に形
成された幅方向の凹所51は、前記ストッパーリング21の
外枠部41の長さにほぼ対応して形成されている。前記内
面部44及び外面部45には、相互に対応して幅方向両側
に、長さ方向のピン抜取り穴52,52が形成されると共
に、前記係止爪部47及び内面部42の対応箇所に、幅方向
のピン抜取り穴52Aが形成されており、前記係止キャッ
プ31の成形時に、係止キャップ成形用型(図示せず)内
において、前記操作用バンド13の内外面を図示しないピ
ンにより挟着して位置決めした状態で樹脂成形し、成形
後、前記ピンを抜き取った後が前記ピン抜取り穴52,52
Aとなる。
【0018】次に、前記保持用バンド12と操作用バンド
13の使用方法につき説明すると、ヘルメット本体1を装
着した後、操作用バンド12先端の係止キャップ31を、内
面側から止めリング19,20内に挿通して引出し、この引
出した部分を基端側に折返して両止めリング19,20の彎
曲した先端間に差し通すと共に、内側止めリング20に再
度挿通して引出すことにより、止めリング19,20に操作
用バンド13が挿通係合され、保持用バンド12と操作用バ
ンド13とが締付け状態で連結される。このようにして操
作用バンド13を挿通係合する際に、止めリング19,20の
基端が先端輪部12Wにおいて動いても、ストッパーリン
グ21の内枠部42が長さ方向に幅狭であるため、その動く
止めリング19,20の影響を受け難くなる。挿通係合後、
操作用バンド13の先端側は自由端となって垂れ下がった
ままになるから、操作用バンド13の先端側を保持して保
持用バンド12の長さ方向に沿って係止キャップ31をスト
ッパーリング21に挿入係止する。この場合、係止キャッ
プ31を外枠部41と保持用バンド12との間に差し入れる
と、ストッパーリング21の弾性及び保持用バンド12の先
端輪部12Wの撓みにより、係止爪部47がストッパーリン
グ21内にスムーズに挿入されると共に、係止爪部47の係
止段部49とストッパーリング21の係止受部41Aとが係合
する際に、ストッパーリング21の弾性復元力及び先端輪
部12Wのスプリング作用により良好なクリック感が得ら
れ、係止キャップ31の凹所51に、ストッパーリング21の
外枠部41が嵌まる。また、ストッパーリング21に係止キ
ャップ31を挿入する際、止めリング19,20に挿通係合し
た操作用バンド13の先端側を、保持用バンド12側に折返
すようにして引き回すが、操作用バンド13の先端側の外
面に操作帯体35が当たって、該操作帯体35の先端側が撓
んだ状態で前記先端側に当接することとなり、この操作
帯体35により、操作用バンド13の先端側が彎曲状に保形
されるため、止めリング19,20とストッパーリング21間
の操作用バンド13の余長部分の長さが比較的長くても、
該余長部分が振れ止めされる。
【0019】そして、係止キャップ31をストッパーリン
グ21から外す際には、操作用バンド13の余長部分を多少
強く引っ張ってやれば、係止段部49は係止キャップ31の
幅方向一側に設けられているため、その係止段部49は、
先端輪部12Wが潰れるように撓むことにより、係止受部
41Aから外れて、係止爪部47と係止受部41Aとの係合が
解除され、ストッパーリング21から係止キャップ31を引
き抜くことができる。また、この場合、係止爪部47はピ
ン抜取り穴52Aにより中空状となっているから、係止段
部49がピン抜取り穴52A側に倒れるように撓むことがで
きるため、一層抜き取り易くなっている。このようにし
て係止キャップ31を外したら、操作帯体35を先端側に引
っ張ってやれば、止めリング20が先端側に移動し、止め
リング19,20に挿通係合していた操作用バンド13が緩
み、該操作バンド13を止めリング19,20から取り外し易
くなる。
【0020】このように本実施例では、請求項1に対応
して、ヘルメット本体1の左右側部の一方に長さ方向基
端が取付けられ先端側に止め具たる止めリング19,20を
有する保持用バンド12と、左右側部の他方に長さ方向基
端が取付けられ先端側を止めリング19,20に挿通係合す
る操作用バンド13とからなる顎バンド11を装着したヘル
メットにおいて、操作用バンド12の先端に係止キャップ
31を設けると共に、この係止キャップ31が挿入係止する
ストッパーリング21を保持用バンド12の外面側に設けた
ものであるから、止めリング19,20に操作用バンド13を
挿通係合し、この挿通した操作用バンド13の余長部分の
先端に設けた係止キャップ31を、ストッパーリング21に
挿入係止することにより、余長部分が垂れ下がることが
なく、しかも、先端の係止キャップ31を保持用バンド12
の長さ方向に沿ってストッパーリング21に挿入係止する
ものであるから、余長部分の長さに係わらず、係止作業
を容易に行うことができ、また、係止キャップ31とスト
ッパーリング21により、これら両者の係止時に良好なク
リック感が得られる。さらにまた、係止キャップ31によ
り操作用バンド13の先端が露出することがないため、外
観意匠性が向上すると共に、操作用バンド13の先端が捲
れ上がることもなく、操作用バンド13先端側の耐久性も
向上する。
【0021】また、このように本実施例では、請求項2
に対応して、止め具たる止めリング19,20及びストッパ
ーリング21に保持用バンド12を挿通すると共に、その挿
通した先端側を折り返して重合わせ、この重合わせ部分
の保持用バンド12相互を縫着した縫着部18により止めリ
ング19,20及びストッパーリング21を保持用バンド12に
設けたものであるから、ストッパーリング21を保持用バ
ンド12に別個に取付けることなく、止めリング19,20と
共に保持用バンド12の重合わせ部分を縫着することによ
り取付けることができ、製作工数の削減を図ることがで
きる。
【0022】さらに、このように本実施例では、請求項
3に対応して、止め具は内,外側止めリング20,19から
なり、保持用バンド12の先端側を折り返して先端輪部12
Wを形成すると共に、この先端輪部12Wの基端に縫着部
18を設け、先端輪部12Wに内,外側止めリング20,19と
ストッパーリング21を設け、ストッパーリング21は、先
端輪部12Wの内部に配置する内枠部42と外部に配置する
外枠部41とを有すると共に、内枠部42の長さを外枠部41
より短く形成し、係止キャップ21には、外枠部41の係止
受部41Aに係止する係止爪部47を設けたものであるか
ら、係止キャップ31をストッパーリング21に挿入する
と、係止キャップ31の係止爪部47がストッパーリング21
の係止受部41Aに係止して良好なクリック感が得られ、
手袋着用などにおいても、ストッパーリング21への係止
キャップ31の係止作業を容易に行うことができると共
に、前記クリック感により係止状態の確認も容易とな
る。また、内,外側止めリング20,19とストッパーリン
グ21の3者を先端輪部12Wに縫着して設けるため、製造
が容易となり、さらに、先端輪部12Wの内部に配置する
内枠部42が外枠部42より短く形成されているため、締付
け動作等により内,外側止めリング20,19がストッパー
リング21に当たっても、該ストッパーリング21が傾動す
ることがなく、この後の係止キャップ31の挿入係止作業
を安定して行うことができる。また、係止キャップ31の
内面側を、保持用バンド12の先端輪部12Wに沿って挿脱
するから、その先端輪部12Wのスプリング作用により、
ストッパーリング21への係止キャップ12Wの挿脱を容易
に行うことができ、しかも、先端輪部12Wの内部に配置
する内枠部42が短いことにより先端輪部12Wを小さく形
成、すなわち径小に形成できるから、先端輪部12Wのス
プリング作用を高めるに有利である。また、逆に、係止
キャップ31が係止する前記外枠部41の長さを、内枠部42
より長く形成したから、係止キャップ31の係止時のクリ
ック感が良好となる。
【0023】また、実施例上の効果として、側枠部43の
先端側に傾斜端縁43Aを形成したから、ストッパーリン
グ21を止めリング19,20の基端側に近接して配置するこ
とができると共に、ストッパーリング21に近接した位置
で、重ね合わせ部分の保持用バンド12相互を縫着部18に
より縫着することができる。また、ストッパーリング21
は合成樹脂製で、その長さに対して比較的幅広に形成さ
れているから、係止キャップ31を挿入する際に撓んで弾
性変形が可能となり、該係止キャップ31の挿脱作業を容
易にできる。さらに、係止爪部47はピン抜取り穴52Aに
より中空状となっているから、係止段部49がピン抜取り
穴52A側に倒れるように撓むことができるため、一層抜
き取り易くなっており、しかも、係止キャップ31は前記
ストッパーリング21より軟質で弾力性を有する合成樹脂
にて成型されているから、無理なく挿入できると共に、
抜き取り易いものとなる。また、係止キャップ31の先端
は、凸状の彎曲形状で、かつ傾斜案内面48が形成されて
いるから、係止キャップ31の挿入時にストッパーリング
21に対して多少幅方向位置がずれていても、凸状の彎曲
形状により、ストッパーリング21内に確実に挿入するこ
とができ、かつ傾斜案内面48に案内されてスムーズに挿
入することができる。さらに、係止キャップ31の基端側
には基端段部50を設けたから、挿入時に係止キャップ31
がストッパーリング21の基端側に抜け出すことがなく、
また、係止キャップ31の凹所51にストッパーリング21の
外枠部41が嵌まるため、係止状態において、両者間にが
たつきが発生することを抑制できる。さらに、連結金具
17を断面略ヘ字状に形成したから、ヘルメット本体1に
連結した状態で、両バンド12,13の先端側を内側向きに
することができると共に、両バンド12,13の回動操作が
容易になる。また、顎カバー22,32の基端側には、舌片
30を設けたから、この舌片30によりセミチュープラリベ
ット16の先端16Aがヘルメット本体1の内面側に露出す
ることがない。さらに、顎カバー22,32の基端側に、先
端向きの折返し基端部12K,13Kを挿通する挿通孔26を
形成し、それら折返し基端部12K,13Kに雄・雌釦27,
28のいずれか一方を設けると共に、他方を顎カバー22,
32の外面に設けたから、雄釦27と雌釦28とを係止するこ
とにより、顎カバー22,32がベルト12,13の先端側にず
り落ちることがなく両者を組み付けることができ、ま
た、雄釦27と雌釦28との係止を解除すれば、顎カバー2
2,32をベルト12,13から取り外すこともでき、必要に
応じて顎カバー22,32の交換を簡便に行うことができ
る。さらに、止めリング20の先端に解除用の操作帯体35
を設けたから、操作帯体35を先端側に引っ張ることによ
り、止めリング19,20に挿通係合していた操作用バンド
13が緩み、操作用バンド13を止めリング19,20から取り
外し易くなる。しかも、ストッパーリング21と係止キャ
ップ31の係止時には、操作帯体35の先端側が撓んだ状態
で、操作用バンド13の余長部分に当接することとなり、
この操作帯体35により、操作用バンド13の先端側が彎曲
状に保形されるため、止めリング20とストッパーリング
21間の操作用バンド13の余長部分の長さが比較的長くて
も、該余長部分の振れ止めがなされる。
【0024】図11は本発明の第2実施例を示し、上記
第1実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説
明を省略して詳述すると、この例では、ストッパーリン
グ21Aに、傾斜端縁43Aを設けずに、前記外枠部41と内
枠部42との長さを同一に形成しており、この例において
も、係止キャップ31とストッパーリング21の係止時に良
好なクリック感が得られ、また、ストッパーリング21A
を止めリング19,20と共に保持用バンド12に取付けるこ
とができ、請求項1ないし2に対応して、上記第1実施
例と同様な作用効果を奏する。
【0025】図12は本発明の第3実施例を示し、上記
各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明
を省略して詳述すると、この例では、前記ストッパーリ
ング21Aが2箇所の縫着部18,18に挟まれて保持用バン
ド12に装着されており、この例においても、請求項1な
いし2に対応して、上記第1実施例と同様な作用効果を
奏し、また、この例では、請求項4に対応して、止め具
は内,外側止めリング20,19からなり、保持用バンド12
の先端側を折り返して先端輪部12Wを形成すると共に、
この先端輪部12Wの基端に縫着部18を設け、この先端輪
部18に内,外側止めリング20,19を設け、ストッパーリ
ング21Aを挟んで長さ方向両側に縫着部18,18を設け、
係止キャップ21には、ストッパーリング21Aの係止受部
41Aに係止する係止爪部47を設けたものであるから、ス
トッパーリング21Aが止めリング19,20の動作により干
渉されることがないと共に、ストッパーリング21Aの両
側に近接して縫着部18,18を設けることができるため、
ストッパーリング21Aが起立規制され、係止キャップ31
の挿入係止作業を容易にできる。
【0026】図13は本発明の第4実施例を示し、上記
各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明
を省略して詳述すると、この例では、前記ストッパーリ
ング21Aを止めリング19の外面側に重ね合わせて先端輪
部12Wに装着し、1箇所の縫着部18を止めリング19,20
側に近接して設けており、この例においても、請求項1
ないし2に対応して、上記第1実施例と同様な作用効果
を奏する。また、この例では、一対の止めリング19,20
の基端側とストッパーリング21Aの内枠部42とを重ねて
先端輪部12Wに装着したため、先端輪部12Wの長さを短
く、すなわちそれら3者の取付に必要な保持用バンド12
の長さスペースを短くすることができる。したがって、
保持側顎カバー22を用いる場合にあっては、該保持側顎
カバー22は一般に比較的短く、バンド操作部位がシェル
2に近接しているとその操作が煩雑になる面があるが、
この例では、図2に示した挿通孔29の位置を先端側に配
置し、ストッパーリング21Aを従来に比べてシェル2か
ら離した位置に設けることができるため、ストッパーリ
ング21Aへの係止キャップ31の係脱操作がやり易いもの
となる。
【0027】図14は本発明の第5実施例を示し、上記
各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明
を省略して詳述すると、この例では、ストッパーリング
21Bの高さ方向略中央に中央枠部61を設けると共に、操
作用バンド13の先端に内外面を逆にして前記係止キャッ
プ31を設け、前記内枠部42と前記中央枠部61との間に前
記保持用バンド12を挿通し、前記外枠部41と中央枠部61
間に挿入した係止キャップ31が、中央枠部61の基端側縁
に形成された係止受部61Aに係止するように構成したも
のであり、この例においても、請求項1ないし2に対応
して、上記第1実施例と同様な作用効果を奏し、この例
のように、外枠部41に限らず、中央枠部61の係止受部61
Aに、内面側に向いた係止爪部47を係止するようにして
もよい。
【0028】尚、本発明は上記各実施例に限定されるも
のではなく、本発明の容易の範囲内において、種々の変
形実施が可能である。例えば、止め具は、リング状のも
のであれば、各種タイプのものを用いることができる。
また、実施例では、折返し先端部をバンドの外面に重ね
合わせるものを示したが、その折返し先端部をバンドの
内面に重ね合わせるようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明は、ヘルメット本体の左
右側部の一方に長さ方向基端が取付けられ先端側に止め
具を有する保持用バンドと、前記左右側部の他方に長さ
方向基端が取付けられ先端側を前記止め具に挿通係合す
る操作用バンドとからなる顎バンドを装着したヘルメッ
トにおいて、前記操作用バンドの先端に係止キャップを
設けると共に、この係止キャップが挿入係止するストッ
パーリングを前記保持用バンドの外面側に設けたもので
あり、操作用バンドの先端を保持用バンド側に容易に係
止することができるヘルメットを提供することができ
る。
【0030】請求項2の発明は、前記止め具及びストッ
パーリングに前記保持用バンドを挿通すると共に、その
保持用バンドの先端側を折り返して重ね合わせ、この重
合わせ部分の保持用バンド相互を縫着した縫着部により
前記止め具及びストッパーリングを前記保持用バンドに
設けたものであり、操作用バンドの先端を保持用バンド
側に容易に係止することができるヘルメットを提供する
ことができる。
【0031】請求項3の発明は、前記止め具は内,外側
止めリングからなり、前記保持用バンドの先端側を折り
返して先端輪部を形成すると共に、この先端輪部の基端
に前記縫着部を設け、前記先端輪部に前記内,外側止め
リングと前記ストッパーリングを設け、このストッパー
リングは、前記先端輪部の内部に配置する内枠部と外部
に配置する外枠部とを有すると共に、前記内枠部の長さ
を前記外枠部より短く形成し、前記係止キャップには、
前記外枠部の係止受部に係止する係止爪部を設けたもの
であり、操作用バンドの先端を保持用バンド側に容易に
係止することができるヘルメットを提供することができ
る。
【0032】請求項4の発明は、前記止め具は内,外側
止めリングからなり、前記保持用バンドの先端側を折り
返して先端輪部を形成すると共に、この先端輪部の基端
に前記縫着部を設け、前記先端輪部に前記内,外側止め
リングを設け、前記ストッパーリングを挟んで長さ方向
両側に前記縫着部を設け、前記係止キャップには、前記
ストッパーリングの係止受部に係止する係止爪部を設け
たものであり、操作用バンドの先端を保持用バンド側に
容易に係止することができるヘルメットを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す締付け状態の顎バン
ドの断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すヘルメット本体の側
面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す締付け作業を説明す
る顎バンドの斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す保持用バンドと保持
側顎カバーの断面図である。
【図5】本発明の第1実施例を示す保持用バンドと保持
側顎カバーの平面図である。
【図6】本発明の第1実施例を示す操作用バンドと操作
側顎カバーの断面図である。
【図7】本発明の第1実施例を示す操作用バンドと操作
側顎カバーの平面図である。
【図8】本発明の第1実施例を示すバンドの基端とヘル
メット本体との取付け箇所の断面図である。
【図9】本発明の第1実施例を示すストッパーリングの
一部切欠き平面図である。
【図10】本発明の第1実施例を示す係止キャップの断
面図である。
【図11】本発明の第2実施例を示す保持用バンド先端
側の断面図である。
【図12】本発明の第3実施例を示す保持用バンド先端
側の断面図である。
【図13】本発明の第4実施例を示す保持用バンド先端
側の断面図である。
【図14】本発明の第5実施例を示すリングホックに係
止キャップを係止した状態の断面図である。
【符号の説明】
1 ヘルメット本体 11 顎バンド 12 保持用バンド 12W 先端輪部 13 操作用バンド 18 縫着部 19 止めリング(止め具) 20 止めリング(止め具) 21,21A,21B ストッパーリング 31 係止キャップ 41 外枠部 42 内枠部 41A,61A 係止受部 47 係止爪部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘルメット本体の左右側部の一方に長さ
    方向基端が取付けられ先端側に止め具を有する保持用バ
    ンドと、前記左右側部の他方に長さ方向基端が取付けら
    れ先端側を前記止め具に挿通係合する操作用バンドとか
    らなる顎バンドを装着したヘルメットにおいて、前記操
    作用バンドの先端に係止キャップを設けると共に、この
    係止キャップが挿入係止するストッパーリングを前記保
    持用バンドの外面側に設けたことを特徴とするヘルメッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記止め具及びストッパーリングに前記
    保持用バンドを挿通すると共に、その保持用バンドの先
    端側を折り返して重ね合わせ、この重合わせ部分の保持
    用バンド相互を縫着した縫着部により前記止め具及びス
    トッパーリングを前記保持用バンドに設けたことを特徴
    とする請求項1記載のヘルメット。
  3. 【請求項3】 前記止め具は内,外側止めリングからな
    り、前記保持用バンドの先端側を折り返して先端輪部を
    形成すると共に、この先端輪部の基端に前記縫着部を設
    け、前記先端輪部に前記内,外側止めリングと前記スト
    ッパーリングを設け、このストッパーリングは、前記先
    端輪部の内部に配置する内枠部と外部に配置する外枠部
    とを有すると共に、前記内枠部の長さを前記外枠部より
    短く形成し、前記係止キャップには、前記外枠部の係止
    受部に係止する係止爪部を設けたことを特徴とする請求
    項2記載のヘルメット。
  4. 【請求項4】 前記止め具は内,外側止めリングからな
    り、前記保持用バンドの先端側を折り返して先端輪部を
    形成すると共に、この先端輪部の基端に前記縫着部を設
    け、前記先端輪部に前記内,外側止めリングを設け、前
    記ストッパーリングを挟んで長さ方向両側に前記縫着部
    を設け、前記係止キャップには、前記ストッパーリング
    の係止受部に係止する係止爪部を設けたことを特徴とす
    る請求項2記載のヘルメット。
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