JPH09308618A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置

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JPH09308618A
JPH09308618A JP9026713A JP2671397A JPH09308618A JP H09308618 A JPH09308618 A JP H09308618A JP 9026713 A JP9026713 A JP 9026713A JP 2671397 A JP2671397 A JP 2671397A JP H09308618 A JPH09308618 A JP H09308618A
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series
capacitor
coil
inductive
tuning
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Mitsuaki Arakawa
ミツアキ・アラカワ
Heteren John G Van
ジョン・ジー・ヴァン・ヘーテレン
Joseph W Carlson
ジョーゼフ・ダブリュ・カールソン
Leon Kaufman
レオン・カウフマン
Einar Tapio
アイナー・タピオ
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Toshiba America MRI Inc
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/32Excitation or detection systems, e.g. using radio frequency signals
    • G01R33/36Electrical details, e.g. matching or coupling of the coil to the receiver
    • G01R33/3628Tuning/matching of the transmit/receive coil
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J2200/00Indexing scheme relating to tuning resonant circuits and selecting resonant circuits
    • H03J2200/10Tuning of a resonator by means of digitally controlled capacitor bank

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は迅速に回路を同調状態に収束させるこ
とができる安価な構成の同調回路を備えた磁気共鳴イメ
ージング装置を提供することを目的とする。 【解決手段】RFコイル同調回路は、互いに並列なコン
デンサブランチから構成される2つのバンクを有する。
各々のコンデンサブランチは固定値のコンデンサと、直
列接続されたリレー及びPINダイオードとを有する。
同調回路のインピーダンスは最適なVSWR状態(=
1)に調整される。このためには先ず、8つのPINダ
イオードのスイッチングを行うことにより固定値コンデ
ンサの最適な組合せが得られる開閉状態を求め、次にP
INダイオードを全て閉とし、リレーの開閉が上記最適
な組合せを与えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RFコイルを備え
る磁気共鳴イメージング装置、特に、同RFコイルの整
合回路に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴イメージングの分野ではよく知
られているように、撮影する被検体の特定の原子核を共
鳴状態に選択的に励起するためにRF送信器が用いられ
る。励起の後に同送信器によるRF送信をオフにする
と、原子核は撮影領域内に生成された静磁場方向に沿っ
て整列した状態に戻ろうとする(緩和)。高出力のRF
パルスを送信するRF送信コイルは、一般的には撮影領
域全体を取り囲むように設けられる。また、低出力のR
F信号を受信するRF受信コイルは、理想的には撮影す
る被検体に近接した特定部位を取り囲むように設けられ
る。なお、例えば送受信切替え器によって送信と受信と
を切り替え可能にするとともにRF送信コイルとRF受
信コイルとを同一のものとして構成しても良い。
【0003】図4に示すように、一般的には、RF送信
コイル(Tx )及びRF受信コイル(Rx )はシールド
ルーム内に配置される。これらのRFコイルは、円筒型
MRIシステムあるいは四本柱MRIシステムといった
MRI磁石構造に係る幾つかの公知の構成例のいずれに
も用いることができる。上記シールドルーム内には、静
磁場磁石、傾斜磁場コイル、ハウジング、そしてスライ
ド可能な寝台が配置される。
【0004】RFコイルTx 及びRx は、送信器及び受
信器の各々に対し同調回路を介して接続される。同調回
路は、RFコイルTx 及びRx の各々に対して設けられ
る。コイルRx の同調回路は、コイルRx の表面上に設
けられ、低電圧(高々30ボルト)、低電流の可変容量
(バラクタ)ダイオード型の同調回路により構成され
る。一方、コイルTx に同調回路を設けること、すなわ
ちコイルの表面上に同調回路を設けること、又は伝送線
によってコイルに接続される同調回路を設けることはコ
スト高となる。したがって、コイルTx における同調
は、固定同調にすることもある。
【0005】従来から知られているように、同調回路
は、電圧定在波比(VSWR)が理想的には1となるよ
うに、又、そのインピーダンスがRFコイルのインピー
ダンスに等しくなるように、整合を行うよう設計されて
いる。このVSWRが1であれば、伝送線上における電
力の反射(損失)がなく、これにより良好な送信効率が
得られる。
【0006】図5に示される回路図においては、同調調
整はコイルTx 又はRx から離れた同調回路20によっ
て行われるものとなっている。この回路は、米国特許第
4,827,219号明細書に記載された遠隔同調回路
とほぼ同様のものである。同調回路20は、直列接続の
コンデンサC1〜C3、並列接続のインジケータL1及
びL2、そして並列接続の可変コンデンサC4及びC5
を含む。図5において、同調は、ステップモータ22及
び24によりコンデンサC4及びC5の容量を変化させ
ることによって行われる。
【0007】図5に示されるような同調回路において
は、ステップモータ22又は24は、可変コンデンサ
(C4又はC5)の各々に作用するおよそ300〜60
0通りのステップ値を提供する。これにより、MRI技
術者は少なくとも90,000通りの異なる「同調」の
組合せを得ることができる。
【0008】90,000通りの同調の組合せによれ
ば、そのRFコイルのVSWRをほぼ1にすることがで
きる少なくとも一つの組合せが存在する見込みが大きく
なる。しかしながら、90,000通りにも及ぶ組合せ
を調べることは多大な時間を必要とする上、その労力が
結果に見合わない場合もある。
【0009】さらに、図5の同調回路は、可変コンデン
サC4,C5を調整するための高価なステップモータを
含んでいる点において不利がある。また、これら可変コ
ンデンサは、RF送信期間中における高電圧に耐え得る
例えば1000ボルト[rms]の高電圧素子であって、高
価である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した事情
を考慮してなされたものであり、その目的は、迅速に回
路を同調状態に収束させることができる安価な構成の同
調回路を備えた磁気共鳴イメージング装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために本発明は次のように構成されている。
【0012】すなわち、本発明による磁気共鳴イメージ
ング装置の同調回路においては、並列バンク内に配列さ
れ、固定値(容量)の安価なコンデンサ(以下、単に
「固定コンデンサ」という)が、上記高電圧の可変コン
デンサの代わりに設けられる。ここで、ひとつの実施形
態では、並列に接続される4つの固定コンデンサが各々
のバンクに設けられる。各々の固定コンデンサは相応す
る選択回路の各々に対して直列に接続される。この選択
回路は高価なステップモータの代わりに設けられるもの
であって例えばリレー及びPINダイオードから構成さ
れる。
【0013】PINダイオード及びリレーはスイッチ制
御器により制御される。特定の固定コンデンサに対応す
るPINダイオード及びリレーの両者が短絡した状態に
おいて、これらPINダイオード及びリレーによって制
御される当該固定コンデンサは同調インピーダンスを与
えるように働く。上記短絡状態にない場合、固定コンデ
ンサは同調インピーダンスに寄与しない。後述するが、
PINダイオード及びリレーを用いることにより、RF
コイルを同調するコンデンサの最適な組合せを見つける
ことができる。
【0014】また、各々バンクが4つのコンデンサを含
み、これら4つコンデンサの接続に応じて各々のバンク
が16の離散的なコンデンサ値を与える実施形態では、
各々の「ステップ」(すなわち同調回路全体のリアクタ
ンスに寄与する素子としてのコンデンサが追加され或い
は取り除かれる場合をいう)のリアクタンス値が、適確
で最適なVSWR状態を提供し得ない場合がある。そこ
で本発明において、RF電力の反射または損失を補償す
るための180゜RFフリップ角の調整を行うようにし
ても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を説明する。
【0016】図1は本発明に係る磁気共鳴イメージング
装置が具備する遠隔同調回路30を示す回路図である。
この遠隔同調回路30は、図4に示した同調回路の代わ
りに設けられる。
【0017】送信及び受信コイル(TX /RX コイル)
には、コンデンサCs が直列に接続されるとともにコン
デンサCP が並列に接続される。これらは、同コイルと
共に送受信コイル基盤上に配置される。このコイル基盤
は、伝送線32を介して遠隔同調回路30に接続され
る。遠隔同調回路30は、伝送線32対し直列に接続さ
れる3つの直列コンデンサC1,C7,C13を含んで
いる。直列コンデンサC1とC7の間には、インダクタ
ンスL1及びオフセットコンデンサC12に対して並列
な第1のコンデンサバンク34が接続される。直列コン
デンサC7とC13の間には、インダクタンスL2及び
オフセットコンデンサC15に対して並列な第2のコン
デンサバンク36が接続される。そしてC7とは反対側
のC13の一端は、図4において示したような送信器又
は受信器に対し伝送線を介して接続される。
【0018】図1の例において、コンデンサバンク34
および36の各々は4つの誘導性ブランチを含んでい
る。このような誘導性ブランチは、複雑さの度合い又は
要求精度若しくは同調性能の度合いに応じて、4つより
も多く又は少なく設けてられても良い。例えば、2つの
バンクの各々に設けられる4つのブランチは、各々が8
ビットの同調を提供する。ブランチ(又はバンク)をよ
り多く設ければ、より多くの同調の組合せを提供できる
が、同調のタイミング及び複雑さも増してしまう。各々
の誘導性ブランチは、容量が固定値の安価なコンデンサ
(以下、「固定コンデンサ」という)と、リレースイッ
チと、PINダイオードとが直列に接続されて構成され
ている。1つのバンク内において4つの誘導性ブランチ
を構成する4つの離散的なコンデンサは、各々が例えば
20,40,80,160ピコファラドといった異なる
値を有する。しかしながら本発明はこれらの値又はその
他特定の値に限定されない。また誘導性ブランチの数及
びその配置も任意である。スイッチコントローラ38
は、PINダイオードのバイアス制御及びリレーK1〜
K8の制御を行う。
【0019】当業者にとっては明らかであるが、特定の
誘導性ブランチのPINダイオード及びリレーがON状
態にあるとき、この誘導性ブランチ上のコンデンサ(C
2〜C5、C8〜C11のいずれか)は、相応するイン
ダクタ(L1、L2のいずれか)および相応するオフセ
ットコンデンサ(C15、C12のいずれか)に対し並
列に接続されることになる。インダクタL1に並列接続
されるバンク34の全キャパシタンスは、リレー(K1
〜K4)及びPINダイオード(CR1〜CR4)がO
N状態にある誘導性ブランチのコンデンサ(すなわちC
2〜C5のうちの1つあるいは複数)の値の総和とな
る。同様に、バンク36のキャパシタンスは、リレー
(K5〜K8)及びPINダイオード(CR5〜CR
8)がON状態にある誘導性ブランチのコンデンサ(す
なわちC8〜C11のうちの1つあるいは複数)の値の
総和となる。スイッチコントローラ38は、バンク34
及び36の各々のキャパシタンスを変化させるため8つ
のリレーK1〜K8及び8つのPINダイオードCR1
〜CR8を制御する。これにより当該遠隔同調回路30
は、VSWRを1に最も近く整合可能とする8ビットの
(又は256通りの組合せの)同調を行うことができ
る。
【0020】本実施形態は、リレーK1〜K18とPI
NダイオードCR1〜CR8を組み合わせるという好ま
しい構成を有している。図2は、このような構成に係る
誘導性ブランチを示す回路図である。上述したように、
図2上に示されるコンデンサC2は固定値(容量)のコ
ンデンサである。このコンデンサC2は、これがインダ
クタL1に対して並列に接続されるとき、送信器又は受
信器に対しRFコイルTX 又はRX を整合させるための
遠隔同調回路30の同調インピーダンスに寄与する。リ
レーK1は、以下のような2つの電気的特性を有してい
る。すなわち、 (1)“オープン(開)”状態を維持するために高電圧
(DC)を必要としない。 (2)“オープン(開)からクローズ(閉)”への応答
時間が遅い。この応答時間は0.01〜0.10秒のオ
ーダーである。
【0021】一方、PINダイオードCR1は、以下の
ような2つの電気的特性を有している。すなわち、 (1)応答時間が非常に早い。この応答時間は10〜1
00マイクロ秒のオーダーである。 (2)高出力のRF送信期間中においてオープン(開)
状態を維持するために500〜1,600ボルトあるい
はそれ以上のDCを必要とする。
【0022】本発明は、リレーK1とPINダイオード
CR1とを直列に接続することにより、上記2つの段落
中において各々(1)に示した好ましい特性が得られる
一方、同様に上記各々(2)に示した好ましくない特性
による影響を抑えることができるという利点がある。例
えば図2において、PINダイオードCR1を除くリレ
ーK1のみがコンデンサに接続されていると仮定する。
この場合、コンデンサC2のスイッチコントローラによ
りリレーK1を閉じ(0.01〜0.10秒)て試験
し、再度リレーK1を開く(再度0.01〜0.10秒
を要する)という過程を経る。そしてこの過程は比較的
時間がかかる。何故なら、最良な同調を得るための全て
の可能性を「試験」するために、特にスイッチコントロ
ーラは256通りの組合せに係るスイッチングを行わな
ければならないためである。この過程は、スイッチング
を行うだけで(256の組合せ)×(0.01〜0.1
0秒)=2.56〜25.6秒を要する。
【0023】さらに、電気機械的なデバイスであるリレ
ーは半導体スイッチに比べて比較的寿命が短い。例え
ば、1日あたり10回のTx コイルの同調を行なう1つ
のリレーを100万サイクルと見積もった場合、同調の
ためにこのリレーを単体で用いたると、391日の使用
で100万サイクルに達する。
【0024】リレーK1ではなくPINダイオードCR
1をコンデンサC2に接続すれば、上述した過程に要す
る時間は短縮できる。この場合、各々のPINダイオー
ドのスイッチングの発生は10〜100マイクロ秒毎と
なる。しかしながら、同調のための最良の整合を行うた
めにコンデンサC2をインダクタL1から切り離す必要
がある場合において、Tx コイルによる高出力のRF送
信期間中にPINダイオードCR1はOFF状態を保持
しなければならない。この送信期間中は、オープン
(開)状態を保持するために500〜1,600ボルト
のDCをPINダイオードに供給しなければならない。
このように、PINダイオードは高速に動作するが、そ
の一方でRF送信期間中に高電圧のDCを必要とする。
【0025】本発明によれば、リレーK1〜K8および
PINダイオードCR1〜CR8は、高電圧を要さずに
良好なスイッチング速度を得るために共用される。同調
を行い、「固定」同調の送信コイルを整合する際には、
リレーK1〜K8の全てを初期状態においてクローズす
る(閉じる)ことにより、PINダイオードCR1〜C
R8を最良な整合に向けて誘導性ブランチを試験するた
めのON/OFFスイッチとして用いることができる。
これらPINダイオードの応答時間はリレーK1〜K8
に比べて急速であるため、スイッチコントローラ38
は、TX /RX コイルを送信器または受信器に整合させ
るためのコンデンサC2〜C5およびC8〜C11の最
適な組合せを迅速に見つけることができる。
【0026】コンデンサの最適な組合せを見つけるため
にスイッチコントローラが要する最大時間は、PINダ
イオードの応答時間の256倍となる(他の外的要因は
無視した場合)。勿論、この256という数字は、例え
ば米国特許第5,483,158号明細書に記載の電動
可変コンデンサ同調回路といった高速化アルゴリズムに
より低減できる。
【0027】最適なコンデンサの組合せ(C2〜C5お
よびC8〜C11)が決定されると、当該組合せは記録
され、PINダイオードは、その全てがクローズ(閉)
する(電気的に短絡する)ように順バイアスされる。こ
こでスイッチコントローラは、整合のためのコンデンサ
(C2〜C5及びC8〜C11)の適切な組合せを供給
するため上記記録された組合せをリレーK1〜K8に対
して送る。そしてMRIのスキャンを開始する。かくし
てリレーは低電圧のDC(リレー用の電源を用いた場合
で通常5〜28V)によりRF送信期間中にオープン
(開)状態を維持することができる。またオープン状態
を保持するのに高電圧のDCを要するPINダイオード
は全てクローズ(閉)である。したがって、潜在的に危
険であり高価であるとされる高電圧のDCを避けること
ができる。
【0028】ここで例えば、図1に示される特定のTX
/RX コイルにおいて、最適な同調条件を得るためにコ
ンデンサC3及びC4をコンデンサバンク1において並
列接続し、コンデンサC10をコンデンサバンク2にお
いて単独で接続する場合を考える。初期状態において
は、当然ながら(本装置の)計算機は最適な組合せを認
識し得ない。そこで、かかる組合せの「整合」クエリー
を開始する。計算機は、リレーK1〜K8をスイッチン
グさせ、C3/C4およびC10の状態を検出するため
256通りの可能な組合せを調べることによって最適な
状態を特定できる。しかしながら、これにはかなりの時
間を要する。そこで、スイッチコントローラ38は、リ
レーK1〜K8の全てを短絡させ、そしてPINダイオ
ードCR1〜CR8をスイッチングさせ、256通りの
組合せを調べることにより最も低いVSWRを求めるた
めの試験を行う。各々のPINダイオードの応答時間は
比較的短時間であるため、計算機は当該処理を迅速に行
うことができる。計算機は、バンク#1のコンデンサC
3およびC4と、バンク#2において単独のコンデンサ
C10との並列な組合せが、最も低いVSWR(およそ
1)を提供することを認識すると、全てのPINダイオ
ードCR1〜CR8を閉じる、すなわち高出力のRF送
信期間中においてこれらを「オープン(開)」状態に保
持させないようにし、これに代わりバンク#1において
リレーK2およびK3のみの閉状態を保持することによ
ってC3およびC4をL1に接続するとともにバンク#
2においてリレーK7のみの閉状態を保持することによ
ってC10をL2に接続する。そしてRF送信を開始す
る。オープン(開)状態においてリレーは高電圧のDC
を必要としないので、本実施形態の遠隔同調回路30
は、RF送信期間中において高電圧のDCを必要としな
い。それと同時に、最適な整合状態を見つけるためにリ
レーではなく高速のPINダイオードを用いているの
で、高速に最適整合条件を見つけることができる。
【0029】ところで本発明において、容量性又は誘導
性の値、1バンク当たりのコンデンサ数、ウェイティン
グ、あるいはコンデンサ値のステップサイズは特定の値
に限定されず、RFコイルに適した値は、従来から知ら
れている手法により決定できる。本発明の容量性又は誘
導性は特定の値に限定されないが、特定周波数における
VSWRの適用範囲に対する適値は、回路のインピーダ
ンス及び反射の数値解析により決定できる。これら容量
性又は誘導性の値は、特定のRFコイルの型又はRFコ
イル同調回路のインダクタンス値又はキャパシタンス値
に対して独立したものである。RF同調回路の出力イン
ピーダンスまたは反射の作用がこれに関係する。これら
のインピーダンス値を決定する一つの方法として、ヴァ
ン・ヘテレン他による米国特許第5,483,158号
(特に数式2〜9に関する記述)に記載の方法がある。
【0030】図3は、遠隔同調回路30をより詳細に示
す図である。図3に示される部分で図1と同一の部分に
は同一の参照数字が付してある。特に図3においては、
PINダイオードCR1〜CR8およびリレーK1〜K
8の状態を制御するための、コンデンサブランチに対す
るスイッチコントローラ38の接続を示している。また
図3は、リレー駆動コイルがオフ(de-energized)され
た際に生じる戻り起電力を抑制するダイオードCR9〜
CR16を示している。戻り起電力は、これが抑制され
ない場合、コントローラに対しダメージを与える恐れが
ある。インダクタL3〜L10は、スイッチコントロー
ラ38または他の回路内の(容量性又は誘導性の)無効
インピーダンスを遮断する。この無効インピーダンスは
PINダイオードの動作に対して干渉し得る。PINダ
イオードは、これが逆バイアスされた場合には、微小容
量のコンデンサ(およそ2pf)および高抵抗の抵抗器
(100KΩ以上)として作用する。これ((PINダ
イオードが持つ)微小領域及び高抵抗)以外のいかなる
寄生無効成分も適切な同調動作を阻害するであろう。そ
してインダクタL3〜L10は、このような無効インピ
ーダンス(寄生無効成分)を遮断する。
【0031】別の観点から見た発明によれば、RF送信
条件を上述した場合よりも最適なレベルに同調できる。
コンデンサは、1バンク当たりに離散的な数だけ設けら
れるため、コイルを同調させるためにコントローラが使
用可能な「ステップ」数が限定される。その結果、コイ
ルを同調させるため可能な限り最適(best-possible)
のコンデンサの組合せが得られたとしても、これが最適
なVSWR状態を与えるとは限らない。このことは、1
バンク当たりのコンデンサ数を最少とし、バンク数も最
少とした場合(応じて同調可能な「ステップ」数もわず
かとなる)にしばしば起こり得る。この場合、RF電力
の反射もしくは損失を補償するために、RFコイルから
のRF送信を受ける原子核のフリップ角を調整すると良
い。これは一般に、B1磁場の強度を調整(これに限定
されないが)することによって行われる。
【0032】本発明は上述した実施形態に限定されず種
々変形して実施可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、迅
速に回路を同調状態に収束させることができる安価な構
成の同調回路を備えた磁気共鳴イメージング装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気共鳴イメージング装置の実施
形態の概略構成を示す図。
【図2】実施形態の誘導性ブランチを示す回路図。
【図3】実施形態の遠隔同調回路をより詳細に示す図。
【図4】従来例に係る磁気共鳴イメージング装置の概略
構成を示すブロック図。
【図5】従来例に係る同調回路の構成を示す図。
【符号の説明】
30…遠隔同調回路 32…伝送線 34、36…コンデンサバンク 38…スイッチコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・ジー・ヴァン・ヘーテレン アメリカ合衆国、カリフォルニア州 94404、フォスター・シティー、ステイセ イル・コート 311 (72)発明者 ジョーゼフ・ダブリュ・カールソン アメリカ合衆国、カリフォルニア州 94708、ケンジントン、ケンブリッジ・ア ベニュー 240 (72)発明者 レオン・カウフマン アメリカ合衆国、カリフォルニア州 94118、サンフランシスコ、シックスティ ーンス・アベニュー 127 (72)発明者 アイナー・タピオ アメリカ合衆国、カリフォルニア州 94040、マウンテン・ビュー、アイヒラ ー・ドライブ 941

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RFコイルと、 前記RFコイルの動作を制御するRF回路と、 第1及び第2のポートを有し、この第1のポートが前記
    RF回路に接続される同調ユニットと、 前記同調ユニットから離間して設けられる前記RFコイ
    ルを前記同調ユニットの第2のポートに接続する伝送線
    と、を具備し、 前記同調ユニットは、 電磁スイッチに対し直列に接続される誘導性素子から構
    成されるとともに互いに並列であって且つインダクタに
    対して並列に接続される複数の誘導性ブランチを有する
    第1及び第2のコンデンサバンクと、 前記第1のポートと前記第1のコンデンサバンクとの間
    に直列に接続される第1の直列コンデンサと、 前記第1のコンデンサバンクと前記第2のコンデンサバ
    ンクとの間に直列に接続される第2の直列コンデンサ
    と、 前記第2のコンデンサバンクと前記第2のポートとの間
    に直列に接続される第3の直列コンデンサと、によって
    構成されることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置
    のRFアセンブリ。
  2. 【請求項2】 前記電磁スイッチはリレーから成ること
    を特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装
    置のRFアセンブリ。
  3. 【請求項3】 前記各々のコンデンサバンクは、四つの
    誘導性ブランチを含み、当該四つの誘導性ブランチの各
    々は、異なる誘導性の値を有する四つの誘導性素子を有
    することを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメー
    ジング装置のRFアセンブリ。
  4. 【請求項4】 前記誘導性ブランチの電磁スイッチを開
    閉にするコントローラをさらに具備することを特徴とす
    る請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置のRFア
    センブリ。
  5. 【請求項5】 前記電磁スイッチは、前記RFコイルの
    動作中において開状態を維持する場合における500ボ
    ルト以下の電圧閾値を有することを特徴とする請求項1
    に記載の磁気共鳴イメージング装置のRFアセンブリ。
  6. 【請求項6】 RFコイルと、 前記RFコイルの動作を制御するRF回路と、 第1及び第2のポートを有し、この第1のポートが前記
    RF回路に接続される同調ユニットと、 前記同調ユニットから離間して設けられる前記RFコイ
    ルを前記同調ユニットの第2のポートに接続する伝送線
    と、を具備し、 前記同調ユニットは、 半導体スイッチに対し直列に接続される誘導性素子から
    構成されるとともに互いに並列であって且つインダクタ
    に対して並列に接続される複数の誘導性ブランチを有す
    る第1及び第2のコンデンサバンクと、 前記第1のポートと前記第1のコンデンサバンクとの間
    に直列に接続される第1の直列コンデンサと、 前記第1のコンデンサバンクと前記第2のコンデンサバ
    ンクとの間に直列に接続される第2の直列コンデンサ
    と、 前記第2のコンデンサバンクと前記第2のポートとの間
    に直列に接続される第3の直列コンデンサと、によって
    構成されることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置
    のRFアセンブリ。
  7. 【請求項7】 前記半導体スイッチは、PINダイオー
    ドから成ることを特徴とする請求項6に記載の磁気共鳴
    イメージング装置のRFアセンブリ。
  8. 【請求項8】 前記各々のコンデンサバンクは、四つの
    誘導性ブランチを含み、当該四つの誘導性ブランチの各
    々は、異なる誘導性の値を有する四つの誘導性素子を有
    することを特徴とする請求項6に記載の磁気共鳴イメー
    ジング装置のRFアセンブリ。
  9. 【請求項9】 前記誘導性ブランチの半導体スイッチを
    開閉にするコントローラをさらに具備することを特徴と
    する請求項6に記載の磁気共鳴イメージング装置のRF
    アセンブリ。
  10. 【請求項10】 RFコイルと、 前記RFコイルの動作を制御するRF回路と、 第1及び第2のポートを有し、この第1のポートが前記
    RF回路に接続される同調ユニットと、 前記同調ユニットから離間して設けられる前記RFコイ
    ルを前記同調ユニットの第2のポートに接続する伝送線
    と、を具備し、 前記同調ユニットは、 電磁スイッチ及び半導体スイッチに対し直列に接続され
    る誘導性素子から構成されるとともに互いに並列であっ
    て且つインダクタに対して並列に接続される複数の誘導
    性ブランチを有する第1及び第2のコンデンサバンク
    と、 前記第1のポートと前記第1のコンデンサバンクとの間
    に直列に接続される第1の直列コンデンサと、 前記第1のコンデンサバンクと前記第2のコンデンサバ
    ンクとの間に直列に接続される第2の直列コンデンサ
    と、 前記第2のコンデンサバンクと前記第2のポートとの間
    に直列に接続される第3の直列コンデンサと、によって
    構成されることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置
    のRFアセンブリ。
  11. 【請求項11】 前記電磁スイッチはリレーから成るこ
    とを特徴とする請求項10に記載の磁気共鳴イメージン
    グ装置のRFアセンブリ。
  12. 【請求項12】 前記半導体スイッチは、PINダイオ
    ードから成ることを特徴とする請求項10に記載の磁気
    共鳴イメージング装置のRFアセンブリ。
  13. 【請求項13】 前記電磁スイッチはリレーから成り、
    前記半導体スイッチは、PINダイオードから成ること
    を特徴とする請求項10に記載の磁気共鳴イメージング
    装置のRFアセンブリ。
  14. 【請求項14】 前記各々のコンデンサバンクは、四つ
    の誘導性ブランチを含み、当該四つの誘導性ブランチの
    各々は、異なる誘導性の値を有する四つの誘導性素子を
    有することを特徴とする請求項10に記載の磁気共鳴イ
    メージング装置のRFアセンブリ。
  15. 【請求項15】 前記誘導性ブランチの電磁スイッチお
    よび半導体スイッチを開閉にするコントローラをさらに
    具備することを特徴とする請求項10に記載の磁気共鳴
    イメージング装置のRFアセンブリ。
  16. 【請求項16】 前記電磁スイッチは、前記RFコイル
    の動作中において開状態を維持するための前記半導体ス
    イッチよりも低い電圧閾値を有し、 前記半導体スイッチは、前記電磁スイッチよりも短い開
    閉応答時間を有することを特徴とする請求項10に記載
    の磁気共鳴イメージング装置のRFアセンブリ。
  17. 【請求項17】 PINダイオードと、直列接続された
    リレー及び固定値のコンデンサとを有する誘導性ブラン
    チを備えた同調回路を用いる、RFコイルの遠隔同調方
    法において、 前記誘導性ブランチのリレーを閉にするステップと、 前記同調回路から前記PINダイオードと関係のある固
    定値のコンデンサを分離し、あるいは前記同調回路に対
    し当該コンデンサを与えるために、当該PINダイオー
    ドの開閉状態をスイッチングするステップと、 前記ステップにおける各々のスイッチング中において前
    記RFコイル及び同調回路を試験し、最適な同調状態に
    同調させるステップと、 前記ステップによって得られた最適な同調状態の間に前
    記PINダイオードの開閉状態を記録するステップと、 全てのPINダイオードを閉にするステップと、 前記記録された開閉状態を、前記PINダイオードに対
    して直列な相応のリレーに対して与えるステップと、を
    具備することを特徴とするRFコイルの遠隔同調方法。
  18. 【請求項18】 電磁スイッチ及び半導体スイッチに対
    し直列に接続される誘導性素子から構成されるとともに
    互いに並列であって且つインダクタに対して並列に接続
    される複数の誘導性ブランチを有する第1及び第2のコ
    ンデンサバンクと、 前記第1のポートと前記第1のコンデンサバンクとの間
    に直列に接続される第1の直列コンデンサと、 前記第1のコンデンサバンクと前記第2のコンデンサバ
    ンクとの間に直列に接続される第2の直列コンデンサ
    と、 前記第2のコンデンサバンクと前記第2のポートとの間
    に直列に接続される第3の直列コンデンサと、を具備す
    ることを特徴とするMRIのRFコイル整合のための同
    調回路。
  19. 【請求項19】 前記電磁スイッチはリレーから成るこ
    とを特徴とする請求項18に記載のMRIのRFコイル
    整合のための同調回路。
  20. 【請求項20】 前記半導体スイッチはPINダイオー
    ドから成ることを特徴とする請求項18に記載のMRI
    のRFコイル整合のための同調回路。
  21. 【請求項21】 前記電磁スイッチはリレーから成り、
    前記半導体スイッチはPINダイオードから成ることを
    特徴とする請求項18に記載のMRIのRFコイル整合
    のための同調回路。
  22. 【請求項22】 前記各々のコンデンサバンクは、四つ
    の誘導性ブランチを含み、当該四つの誘導性ブランチの
    各々は、異なる誘導性の値を有する四つの誘導性素子を
    有することを特徴とする請求項18に記載のMRIのR
    Fコイル整合のための同調回路。
  23. 【請求項23】 前記誘導性ブランチの電磁スイッチお
    よび半導体スイッチを開閉にするコントローラをさらに
    具備することを特徴とする請求項18に記載のMRIの
    RFコイル整合のための同調回路。
  24. 【請求項24】 前記電磁スイッチは、前記RFコイル
    の動作中において開状態を維持するための前記半導体ス
    イッチよりも低い電圧閾値を有し、 前記半導体スイッチは、前記電磁スイッチよりも短い開
    閉応答時間を有することを特徴とする請求項18に記載
    のMRIのRFコイル整合のための同調回路。
  25. 【請求項25】 前記RFコイルはフリップ角を誘導す
    るために原子核に対しRF電力を印加するものであっ
    て、 最適な同調状態を得るために前記フリップ角を調整する
    ステップをさらに具備することを特徴とする請求項17
    に記載のRFコイルの遠隔同調方法。
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