JPH09307955A - 小型受信機 - Google Patents

小型受信機

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Publication number
JPH09307955A
JPH09307955A JP8117190A JP11719096A JPH09307955A JP H09307955 A JPH09307955 A JP H09307955A JP 8117190 A JP8117190 A JP 8117190A JP 11719096 A JP11719096 A JP 11719096A JP H09307955 A JPH09307955 A JP H09307955A
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JP
Japan
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signal
alarm
pattern
receiver
small receiver
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Application number
JP8117190A
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English (en)
Inventor
Hisahiro Matsuhashi
久博 松橋
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話等の受信装置への着信を本体から離
れた場所で確認でき、かつ他の受信装置のものとの識別
を可能にする。 【解決手段】 この小型受信機では、同調増幅器7と、
この同調増幅器7によって増幅された信号を検波する検
波手段8と、この検波手段8により検波された信号をパ
ターン化し、記憶部9内の信号パターンと比較するパタ
ーン検出手段10と、このパターン検出手段10による
信号パターンの比較によって、両信号パターンが一致し
たときアラーム信号を発生させるアラーム信号発生手段
11とをICチップ4内に備えている。そして、AM変
調された信号を受信し、同調増幅器7へ出力する受信手
段3と、アラーム信号発生手段11から発生したアラー
ム信号によって、アラームを出力するアラーム手段5
と、各部材を駆動する電池6とをICチップ4と共に組
み込んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話やポケッ
トベルなどの受信装置への着信をその本体ではなく、本
体から離れた所で確認できるようにした着信装置の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、携帯電話やポケットベルなどの各
種の受発信装置が普及し始めている。しかし、携帯電話
やポケットベルは、その重さや大きさの関係から上着等
のポケットではなく、バッグ等の小物入れに入れること
が多い。特に、夏においては、薄着をすることから携帯
電話等を背広等の上着のポケットの中に入れることがで
きなくなり、バッグの中に入れ、持ち歩くことが多くな
っている。このため、携帯電話等に無線信号が着信し、
アラーム音が鳴ったり、振動が発生して、着信を知らせ
ても、持ち主が気が付かないという問題が生じている。
【0003】このような問題を解決するため、アナログ
携帯電話の分野においては、アナログ携帯電話から離れ
た位置に配置し、その携帯電話の受信応答電波を受けて
アラーム音を発生させる装置が開発されている。この装
置は、携帯電話から離れた位置で着信を確認できるメリ
ットを有する
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アラー
ム音を発生させる従来のアナログ携帯電話用の装置は、
それ程小型ではなく持ち運びに便利なものではない。し
かも、強いキャリアを発生させ、受信したら電圧でスイ
ッチを入れブザーを鳴動させるようにしているので、他
人の携帯電話にも反応してしまう。
【0005】本発明は、携帯電話等の受信装置への着信
を本体から離れた場所で確認でき、かつ他の受信装置の
ものとの識別を可能にした小型受信機を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかるの目的を達成する
ため、請求項1記載の小型受信機では、同調増幅器と、
この同調増幅器によって増幅された信号を検波する検波
手段と、この検波手段により検波された信号をパターン
化し、記憶部内の信号パターンと比較するパターン検出
手段と、このパターン検出手段による信号パターンの比
較によって、両信号パターンが一致したときアラーム信
号を発生させるアラーム信号発生手段とをICチップ内
に備え、AM変調された信号を受信し、同調増幅器へ出
力する受信手段と、アラーム信号発生手段から発生した
アラーム信号によって、アラームを出力するアラーム手
段と、各部材を駆動する電池とをICチップと共に組み
込んでいる。
【0007】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の小型受信機において、信号パターンを、M系列発
生器によって生成された信号パターンとしている。さら
に、請求項3記載の発明では、請求項1記載の小型受信
機において、アラーム手段を圧電発音体とし、この圧電
発音体に受信手段の機能も兼ねさせている。加えて、請
求項4記載の発明では、請求項1記載の小型受信機にお
いて、アラームを振動としている。
【0008】また、請求項5記載の発明では、請求項1
記載の小型受信機において、ICチップと、受信手段
と、アラーム手段と、電池とを人が身につけるアクセサ
リーに組み込んでいる。さらに、請求項6記載の発明で
は、請求項5記載の小型受信機において、アクセサリー
をイヤリングとしている。
【0009】また、請求項7記載の小型受信機では、A
M変調された無線信号を受信するアンテナと、このアン
テナにより受信したAM変調された信号を増幅、検波
し、アラーム信号を発生させるICチップと、アラーム
信号によってアラームを出力するアラーム手段と、各部
材に電力を供給する電池とを備えている。加えて、請求
項8記載の発明では、請求項7記載の小型受信機におい
て、ICチップ内に、検波した信号パターンと比較する
ための信号パターンを記憶する記憶部と、両パターンの
一致率が所定割合以上のときにアラームを発生させるア
ラーム発生手段とを設けている。
【0010】本発明の小型受信機は、ワンチップのIC
内に同調増幅器と、検波手段と、パターン検出手段と、
アラーム信号発生手段とが入れられている。そして、ア
ンテナ等の受信手段と、ブザー等のアラーム手段と、電
池とをそのICチップと共に組み込んでいる。このた
め、この小型受信機は極めて小型化したものとなる。ま
た、携帯電話等の受信装置のサブ受信機として、この小
型受信機を使用することができる。
【0011】ここで、検波手段で検波された信号パター
ンをM系列発生器で生成された信号パターンとすると、
妨害信号があっても信号検出を確実に行うことができ
る。また、圧電発音体にアラーム手段と受信手段の両機
能を兼ねさせるようにすると小型化にとって有利とな
る。また、アラームを通常のブザーではなく、振動とす
ると、音の発生を嫌う場所でもこの小型受信機を使用す
ることができる。また、この小型受信機を直径5〜15
mmの大きさとする等して各種のアクセサリー、例え
ば、イヤリング等に組み込むと、携帯電話等の受信装置
本体を、身体から離れた位置に置いても、着信装置をつ
けている感覚なしで着信を確実に認識できるものとな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図1から図10に基づき説明する。
【0013】この小型受信機1は、携帯電話やポケット
ベル等の親受信機2のサブ受信機として機能するもので
ある。そして、この小型受信機1は、親受信機2または
親受信機2に取り付けられる発信装置から発信されるA
M変調された信号を受信するアンテナ3と、受信された
AM変調信号を入力し、アラーム信号を出力するワンチ
ップ化されたICチップ4と、ICチップ4からのアラ
ーム信号によって動作するアラーム手段となるブザー5
と、ICチップ4およびブザー5へ電力を供給する電池
6とから構成される。なお、アンテナ3が受信手段を構
成している。
【0014】ICチップ4内には、AM変調された信号
に同調し増幅させる同調増幅器7と、その信号を検波す
る検波手段となるAM検波部8と、このAM検波部8で
検波された信号をパターン化し、記憶部9内の信号パタ
ーンと比較するパターン検出手段10と、両信号パター
ンが一致したときアラーム信号を発生させるアラーム信
号発生手段11とが組み込まれている。
【0015】一方、親受信機2または親受信機2に取り
付けられる発信装置は、図1に示すように、無線信号が
着信したときに小型受信機1への呼び出し要求を発生さ
せる呼び出し要求発生部12と、信号パターンを発生さ
せるパターン発生器13と、その信号パターンをAM変
調させるAM変調器14と、そのAM変調された信号を
増幅する増幅器15と、その信号を無線にて送信する無
線送信部16とを有している。この親受信機2内のパタ
ーン発生器13は、親受信機2内のマイコンで制御され
る。なお、パターン発生器13等が親受信機2内ではな
く、他の発信装置内に設けられる場合、その発信装置
は、親受信機2のアラーム音または振動を検知して呼び
出し要求を行うものとするのが好ましい。また、そのよ
うな構成をとった場合、親受信機2へ簡単に着脱できる
ようにするのが好ましい。
【0016】この小型受信機1の形状および構造は、図
2に示すとおりとなっている。すなわち、プリント基板
20上にICチップ4と圧電発音体からなるブザー5と
を配置している。そして、プリント基板20の反対側の
面には、電池ホルダー21を設け、その中に電池6を挿
入している。ここで、ブザー5は円環状とされアンテナ
3を兼ねている。また、電池ホルダー21もアンテナ3
を兼ねている。そして、この小型受信機1を半球状の上
蓋22と半球状の下蓋23とで形成される空間内に収納
している。このようにして形成される球状のサブ受信体
30の直径は、5〜15mmとされている。
【0017】そして、同調増幅器7およびAM検波部8
は、図3に示す回路構成となっている。ここで、同調増
幅器7は、ローパス部41とハイパス部42とからなっ
ている。ローパス部41はアンプ43と、抵抗44と、
コンデンサ45とから構成されている。ハイパス部42
は、アンプ46と、コンデンサ47と、抵抗48とから
構成されている。一方、AM検波部8は、ダイオード検
波となっており、ダイオード49と、抵抗50とから構
成されている。なお、AM検波部8は、同調増幅との相
性が良い同調検波によって行うようにしても良い。
【0018】次に、このように構成される小型受信機1
を使用する場合のシステムについて説明する。
【0019】親受信機2は、バッグ等に入れられてい
る。すなわち、親受信機2は、持ち主の身体から離れた
状態となっている。一方、小型受信機1は、図9や図1
0に示すように、指輪、ブローチ、イヤリング、ネクタ
イピン、万年筆のキャップ等の各種のアクセサリー中に
入れられ、親受信機2の持ち主の身体近傍に配置され
る。
【0020】このような状態で親受信機2へ無線信号が
着信すると、親受信機2または親受信機2に取り付けら
れる発信装置内の呼び出し要求発生部12がパターン発
生器13へ動作指令を出す。パターン発生器13は、後
述するM系列発生器から構成されており、図4(A)に
示す“0”“1”信号からなる呼び出しパターンを生成
する。その呼び出しパターンは、AM変調器14によっ
てAM変調され、図4(B)に示すAM変調信号とな
る。このAM変調はデューティ比が極めて小さい100
%以上のパルス変調となっている。
【0021】このAM変調信号が増幅器15で増幅さ
れ、無線送信部16で無線送信される。このとき、他の
人の携帯電話にも着信があり、その携帯電話からもAM
変調信号が発信されたりして、図4(C)に示すような
妨害信号が発生している場合がある。この妨害信号のパ
ターンは、図4(D)に示す妨害パターンとなる。この
ような場合、小型受信機1の周囲には、図4(E)に示
す信号が存在することになる。
【0022】このため、図4(E)に示される無線信号
が小型受信機1のアンテナ3によって受信されることに
なる。そして、ICチップ4内の同調増幅器7、AM検
波部8およびパターン検出部10によって、同調、増
幅、検波およびパターン化され、図4(F)に示される
総合受信パターンが得られる。この総合受信パターン
は、パターン検出部10内の記憶部9に記憶されている
パターンと比較される。この記憶部9内の信号パターン
は、先の図4(A)の呼び出しパターンと同じパターン
となっている。そして、比較は、両信号パターンの一致
率を確認することにより行う。この図4に示す信号の場
合の一致率は、図4(G)に示すように、11/15で
73%となる。なお、この実施の形態では、この一致率
が70%以上となると、パターン検出手段10は、親受
信機2に無線信号が着信したと判断し、アラーム発生手
段11を動作させ、アラーム信号を発生させるようにな
っている。このため、アラーム信号が発生し、ブザー5
によりアラーム音が出される。
【0023】このアラーム音は、人体に極めて近い場所
にあるイヤリング等のアクセサリー内から出てくるた
め、その音が小さくても十分そのアラームを確認するこ
とができる。また、親受信機2がバッグ等の中に入って
いて親受信機2のアラーム音が聞こえなくても、この小
型受信機1によって着信を確認できる。また、電車内等
の携帯電話が多数存在する可能性のある場所で、着信が
生じたとき、従来は、自分の携帯電話かどうかはっきり
せず、他人の着信アラームでもバッグを開けたりしてい
たが、この小型受信機1を使用すると、このような状態
は発生せず、自分の着信音であるか否かを確実に把握で
きるものとなる。
【0024】この実施の形態では、パターン検出手段1
0の記憶部9内の信号パターンとパターン発生器13と
で発生される呼び出しパターンは、共にM系列発生器で
生成される信号となっている。このM系列発生器は、M
系列とかPN符号等と呼ばれワード同期用の信号として
良く利用されているものである。この実施の形態におい
ては、M系列発生器は4つのシフトレジスタR1,R
2,R3,R4から形成されている。そして、図5に示
すように、シフトレジスタR3およびシフトレジスタR
4との間からの出力P2と、シフトレジスタR4からの
出力P1とをEX−OR手段51に入力し、その出力P
をシフトレジスタR1に入力させている。なお、このE
X−OR手段51は、図6に示すような入出力を行うも
のとなっている。すなわち、入力P1が“1”、入力P
2が“1”のとき出力Pは“0”で、入力が“0”
“1”と“1”“0”のときは共に出力Pが“1”、入
力が“0”“0”のとき出力Pが“0”となるものであ
る。そして、このように構成されるシフトレジスタR1
〜R4のいずれか1つから出力信号を取り出している。
この取り出される出力信号を図7に示す。そして、15
ビットの信号を出力する1周期が終わった後、次の周期
も同じような並び順で15ビットの信号が出力する。
【0025】このようなM系列発生器は、EX−OR手
段51の位置によって、そのランダム番号の順番が一義
的に決まるものとなる。すなわち、図5に示す構造のも
のを、PN(4,3)と現し、そのランダム関数をf
(3)と現すとする。一方、図5の点線で現す位置にE
X−OR手段51を配置すると、そのシフトレジスタR
1〜R4の出力状態は、図8のようになり、図7とは異
なるランダム数となる。この点線で示す構造のものを上
述の表現方式で表現すると、PN(4,1)と現すこと
ができ、そのランダム関数をf(1)と現すことができ
る。このようにM系列発生器は、そのEX−OR手段5
1の位置によって異なるランダム関数f(i)を発生さ
せることができる。なお、PN(4,2)は、1周期が
15個からなる値ではなく、もっと短周期なものとな
る。よって、4個のシフトレジスタR1〜R4を使用す
る場合は、1周期が15個のものとしては2つのランダ
ム関数f(1),f(3)のみを発生させることができ
ることになる。また、このレジスタを5つとすれば、3
1個のビットからなる信号を発生できる。このようにシ
フトレジスタを一層多く並べれば、一層多数個のビット
からなる信号を得ることができる。
【0026】このように、M系列発生器を使用すると複
数の信号パターンを発生させることができる。また、親
受信機2内のM系列発生器の信号パターンを、例えば、
ランダム関数f(1)に決定し、一方、記憶部9内にそ
のf(1)の信号パターンを登録させておくと、この小
型受信機1は、そのランダム関数f(1)の信号パター
ンを受信したときのみアラームを発生するようになる。
しかも、他の親受信機2とその小型受信機1を、例え
ば、他のランダム関数f(3)の信号パターンに決定し
ておくと、仮に、電車内等でこのシステムを利用した複
数の親受信機2に着信が同時に生じても、混信する危険
性が低くなる。すなわち、このシステムが普及したとき
に、同じシステムを利用している他の親受信機2の無線
信号をこの小型受信機1が受信してしてしまう危険性を
防止することができる。
【0027】この実施の形態では、無線送信部16から
の信号を検出できる範囲を親受信機2から数m以内とし
ている。このため、他の親受信機2の信号を受信する危
険性が極めて低いものとなる。しかも、M系列発生器を
使用して複数の異なる信号パターンを発生できるように
し、信号パターンの一致率を100%ではなく、70%
以上のときに、アラームを発生させているので、妨害信
号に対して強いものとなり、誤アラームの発生がほとん
ど生じない。
【0028】また、上述の実施の形態では、小型受信機
1の受信信号として、“0”“1”のパルス信号をAM
変調し、そのAM変調した信号を利用し、その信号を同
調増幅器7およびAM検波部8で同調、増幅および検波
しているので、ワンチップのICとすることができる。
すなわち、従来の無線機等で使用されているシングルス
ーパー方式、ダブルスーパー方式およびダイレクトコン
バーション方式では、コイル部品等のフィルター部分が
IC化できず外付けとなり、ワンチップのICとするこ
とはできない。また、小型受信機1が組み込まれるサブ
受信体30の直径を5〜15mmとしているので、イヤ
リング等のアクセサリー内に組み込むことができる。こ
のため、小型受信機1を装着感なく身体近くに所持する
ことができる。
【0029】なお、上述の各実施の形態は、本発明の好
適な実施の形態の例であるが、これに限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
変形実施可能である。例えば、アラームを、音ではな
く、振動等の他の手段としても良い。また、一致率が7
0%以上のとき、アラーム信号を発生させるのではな
く、80%以上としたり、他の値としても良い。この一
致率の値は、誤アラームの発生状況によって、小型受信
機1と親受信機2を保有する持ち主が両受信機1,2の
設定を適宜変更できるようにしても良い。
【0030】さらに、上述の実施の形態では、パターン
検出手段10で検出した信号が、記憶されていた信号パ
ターンと一致したら、すぐにアラーム信号が発生するよ
うになっているが、連続して2回または所定回数一致し
たらアラーム信号を出すようにしても良い。また、小型
受信機1の受信範囲を数m以内とはせず、ICチップの
能力をアップさせ、数10m以内等他の範囲にしても良
い。
【0031】また、M系列発生器としては、4つのシフ
トレジスタR1〜R4からなるものではなく、3つや5
つまたは6つ以上のシフトレジスタからなるものとして
も良い。なお、ホワイトノイズを考慮した場合は、シフ
トレジスタが4つ以上のものが好ましい。一方、数mの
範囲内にある複数の親受信機2への同時着信のみを単に
考慮するなら、シフトレジスタが3つまたは4つ程度の
ものでも十分となる。M系列発生器の構成は、このよう
な点を考慮し予め決めておくか、もしくは、7つとか8
つの構成のものを用意しておき、状況によってシフトレ
ジスタの接続状態を4つとから5つ等に変更できるよう
にしても良い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の小
型受信機では、AM変調された信号を同調増幅器や検波
手段で復調し、かつパターン識別によって信号を検出し
ているので、簡易な構成にでき、しかも、誤アラームが
発生しない。また、コイルを使用せずに構成できるの
で、ワンチップのIC化が可能となる。このように、復
調部分をICチップとしたので、小型受信機を極めて小
型化できる。
【0033】また、請求項2記載の発明では、M系列発
生器によって信号パターンを生成しているので、親受信
機と小型受信装置の一対の信号パターンを簡単に複数種
類とすることができる。また、請求項3記載の発明で
は、アラーム手段となる圧電発音体を受信手段としても
機能させているので、一層コンパクトな構成とすること
ができる。
【0034】さらに、請求項4記載の発明では、アラー
ムを振動としているので、音の発生を嫌う映画館や図書
館等でも使用することができる。しかも、請求項5記載
の発明では、ICチップ等の部材をアクセサリーに組み
込んでいるので、アクセサリーとしてこの小型受信機を
使用できる。このため、受信装置をつけている異和感が
ない。また、人体に極めて近い位置にこの小型受信機を
配置できるので、小さいアラームでも十分機能を果たす
ことができるのもとなると共に自分の親受信機へ着信し
たか否かの確認を確実に行えるものとなる。加えて、請
求項6記載の発明では、イヤリングに小型受信機を取り
付けたので、耳の近くに小型受信機が配置されることと
なり、極めて小さいアラームでもそのアラームを認識で
きる。
【0035】また、請求項7記載の発明では、AM変調
された無線信号を、復調機能を有するICチップ等で復
調させているので、小型受信機を極めて小型化できる。
加えて、請求項8記載の発明では、記憶されていた信号
パターンと検知した信号パターンとを比較して、その一
致率が所定値以上のときアラームが発生させるようにし
ているので、誤アラームの発生がほとんどなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の小型受信機の実施の形態の回路ブロッ
クと、親受信機の関連する部分の回路ブロックとを含む
この小型受信機を利用したシステム全体の回路ブロック
図である。
【図2】図1の小型受信機が組み込まれるサブ受信体の
分解斜視図である。
【図3】図1の小型受信機の同調増幅器とAM検波部の
回路構成図である。
【図4】図1の小型受信機を利用した受発信システムで
使用される信号を示す図である。
【図5】図1の小型受信機に使用されるM系列発生器の
構成を示す図である。
【図6】図5のM系列発生器の入出力関係を示す図であ
る。
【図7】図5のM系列発生器の信号状態を示す図であ
る。
【図8】図5の点線で示されるM系列発生器の信号状態
を示す図である。
【図9】図2のサブ受信体が指輪等のアクセサリーに組
み込まれる状態を示す図である。
【図10】図2のサブ受信体がブローチ等のアクセサリ
ーに組み込まれる状態を示す図である。
【符号の説明】
1 小型受信機 2 親受信機 3 アンテナ(受信手段) 4 ICチップ 5 ブザー(アラーム手段) 6 電池 7 同調増幅器 8 AM検波部(検波手段) 9 記憶部 10 パターン検出手段 11 アラーム信号発生手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同調増幅器と、この同調増幅器によって
    増幅された信号を検波する検波手段と、この検波手段に
    より検波された信号をパターン化し、記憶部内の信号パ
    ターンと比較するパターン検出手段と、このパターン検
    出手段による信号パターンの比較によって、両信号パタ
    ーンが一致したときアラーム信号を発生させるアラーム
    信号発生手段とをICチップ内に備え、AM変調された
    信号を受信し、上記同調増幅器へ出力するする受信手段
    と、上記アラーム信号発生手段から発生したアラーム信
    号によって、アラームを出力するアラーム手段と、上記
    各部材を駆動する電池とを上記ICチップと共に組み込
    んでなることを特徴とする小型受信機。
  2. 【請求項2】 前記信号パターンを、M系列発生器によ
    って生成された信号パターンとしたことを特徴とする請
    求項1記載の小型受信機。
  3. 【請求項3】 前記アラーム手段を圧電発音体とし、こ
    の圧電発音体に前記受信手段の機能も兼ねさせたことを
    特徴とする請求項1記載の小型受信機。
  4. 【請求項4】 前記アラームを振動としたことを特徴と
    する請求項1記載の小型受信機。
  5. 【請求項5】 前記ICチップと、前記受信手段と、前
    記アラーム手段と、前記電池とを人が身につけるアクセ
    サリーに組み込んだことを特徴とする請求項1記載の小
    型受信機。
  6. 【請求項6】 前記アクセサリーをイヤリングとしたこ
    とを特徴とする請求項5記載の小型受信機。
  7. 【請求項7】 AM変調された無線信号を受信するアン
    テナと、このアンテナにより受信したAM変調された信
    号を増幅、検波し、アラーム信号を発生させるICチッ
    プと、上記アラーム信号によってアラームを出力するア
    ラーム手段と、上記各部材に電力を供給する電池とを備
    えることを特徴とする小型受信機。
  8. 【請求項8】 前記ICチップ内に、検波した信号パタ
    ーンと比較するための信号パターンを記憶する記憶部
    と、両パターンの一致率が所定割合以上のときにアラー
    ムを発生させるアラーム発生手段とを設けたことを特徴
    とする請求項7記載の小型受信機。
JP8117190A 1996-05-13 1996-05-13 小型受信機 Pending JPH09307955A (ja)

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JP (1) JPH09307955A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005048652A1 (en) * 2003-11-14 2005-05-26 Koninklijke Philips Electronics N.V. Electro-acoustic transducer comprising an rfid circuit

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WO2005048652A1 (en) * 2003-11-14 2005-05-26 Koninklijke Philips Electronics N.V. Electro-acoustic transducer comprising an rfid circuit

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