JPH09306443A - 非水電解液電池 - Google Patents

非水電解液電池

Info

Publication number
JPH09306443A
JPH09306443A JP8163562A JP16356296A JPH09306443A JP H09306443 A JPH09306443 A JP H09306443A JP 8163562 A JP8163562 A JP 8163562A JP 16356296 A JP16356296 A JP 16356296A JP H09306443 A JPH09306443 A JP H09306443A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
negative electrode
positive electrode
aqueous electrolyte
aluminum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8163562A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Nagaura
亨 永浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAIBARU KK
Original Assignee
HAIBARU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HAIBARU KK filed Critical HAIBARU KK
Priority to JP8163562A priority Critical patent/JPH09306443A/ja
Publication of JPH09306443A publication Critical patent/JPH09306443A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、非水電解液電池のエネルギー密
度(wh/kg)を高めるために、電池容器の重量を低
減しようとするものである。 【構成】 電池容器として肉薄の缶壁を有する缶やアル
ミニウム等の軽い材質の缶を使用して、閉塞部外周を金
属製の補強体で補強して閉塞する。肉薄の缶や軽い材質
の缶を使用するので、電池重量が軽くなり、電池缶の閉
塞部外周は補強体で補強しているので、ガスケットへの
締め付け強度は従来の場合と同等以上が得られ、十分な
密閉強度が確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、非水電解液電池の構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の排ガスが地球環境破壊の大きな
原因の一つに考えられ、1998年から米国カリフォル
ニア州で新しい排ガス規制法案が始まる予定である。こ
の規制では自動車メーカーごとに総販売台数の2%を排
ガスを全く出さない電気自動車等にすることを義務づけ
ている。電気自動車を構成する主要な技術の一つは二次
電池であり、二次電池の性能、特に電池のエネルギー密
度(wh/kg)が自動車の基本性能、すなわち加速性
能や一回の充電での走行距離を決めてしまうので、エネ
ルギー密度の高い二次電池の早急な開発が望まれてい
る。エネルギー密度の高い二次電池の開発としては、リ
チウム金属を負極とする非水電解液二次電池が長い間研
究されてきた。しかし、リチウム金属を負極とする二次
電池は充放電の繰り返しにより、だんだん金属リチウム
がパウダー化して負極としての機能を無くしていくた
め、十分なサイクル寿命が得られなかった。しかし、リ
チウム金属に代えて炭素材料やリチウムチタン酸化物を
負極活物質とすれば、サイクル寿命の大幅な改善がなさ
れることが解り、負極活物質中へのリチウムイオンのイ
ンターカレーションを利用する非水電解液二次電池が開
発され、非水電解液二次電池もようやく実用の段階に入
った。この電池は本発明者らが世界で初めて実用化に成
功し、「リチウムイオン二次電池」と名付けて1990
年に世の中に紹介したもので(雑誌Progress
ln Batteries &SolarCells,
Vol.9,1990,p209参照)、現在では「次
世代の二次電池」と呼ばれるほどに認知され、携帯電話
機、ビデオカメラ、ノート型パソコン等の電源として急
速に使われ初めている。本発明者らが最初に完成したリ
チウムイオン二次電池は、コークスを活物質とする負極
とリチウムコバルト酸化物(LiCoO)を活物質と
する正極を多孔性フイルムのセパレーターを間に挟んで
巻回して構成した電池素子を非水電解液を含浸させてニ
ッケル鍍金を施した鉄製の電池缶に収納し、電池缶開口
部の外周をかしめて密閉した非水電解液二次電池であ
る。最近では、グラファイトを負極活物質とし、リチウ
ムニッケル酸化物(LiNiO)やリチウムマンガン
酸化物(LiMn)を正極活物質とするリチウム
イオン二次電池も試作されたり、一部商品化されたりし
ている。これらのリチウムイオン二次電池は、エネルギ
ー密度(wh/kg)が従来の二次電池に比べて2倍近
いものであり、同じエネルギーを蓄電する場合、電池の
重量は従来の電池の半分で済むことなる。しかし、莫大
な量の電池を搭載しなければならない電気自動車用の二
次電池に至っては、更に軽い二次電池が望まれている。
電池を軽くする一つの要素として、電池容器の重量を軽
くする方法が考えられる。アルカリ水溶液を電解液とす
るニッケルカドミウム二次電池やニッケル水素二次電池
では、正常な状態でも充電中に電解液の分解を伴うの
で、電池内圧力が大きく上昇する。このため、電池容器
としても充分内圧の上昇に耐える丈夫な容器でな〈ては
ならない。ところが非水電解液二次電池は、正常な状態
では電池内圧力が大きく上昇することが無いので、電池
容器の板厚を薄くして電池重量を軽くすることが可能と
思われる。しかし電池缶開口部の外周をかしめて密閉す
るので、板厚が薄くなるとかしめ力が弱まり、密閉度が
悪くなるため保存性能が悪くなって長期間の使用に耐え
られなくなる問題が生じる。また非水電解液二次電池の
場合は、缶材質にアルミニウム等の軽い材質を採用する
ことが考えられる。アルミニウム缶は軽い材質の缶とし
て代表的な候補であるが、従来の電池缶である鉄缶やス
テンレス製の缶に比べて、かしめ強度が弱くなるため、
十分な密閉度が得られず、電池性能の長期間維持に支障
をきたすのでアルミニウム缶は電池容器として採用出来
なかった。また電池を充電又は放電の回路へのリード線
を接続する場合は、電池に過剰の熱が加わることを避け
るため、電池に直接リード線を半田付けすることはせ
ず、電池の蓋体及び電池缶にタブを溶接して、これにリ
ード線を半田付けする。ところがアルミニウム缶へのタ
ブの溶接は溶接強度が弱〈、タブ溶接の信頼性が低く、
この点でもアルミニウム缶は電池容器として採用し難
い。以上のように電池容器を軽くしてエネルギー密度を
上げようとすると、何れの場合も電池の密閉度が低下
し、保存性能が悪くなるという問題やその他の不具合点
が生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は非水電解液電
池のエネルギー密度(wh/kg)を高めるために、肉
薄の缶やアルミニウム缶を採用するにあたり、電池性能
の長期間維持を確保するに充分な密閉度を可能とする缶
開口部の閉塞技術を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による上記課題の
解決の手段は、電池缶の閉塞部外周を金属製の補強体で
補強する。
【0005】
【作用】図2は鉄製の電池缶(4)を使用して、缶開口
部(5)を内側にかしめて閉塞した、従来電池の断面図
である。この場合閉塞蓋体(9)と電池缶開口部(5)
の間にプラスチック製のガスケット(3)を挟んで缶外
周部がかしめられ、ガスケット(3)が締め付けられて
密閉される。従って、当然密閉度はガスケットの締め付
けられる強度に大きく左右されるため、鉄缶の缶壁の板
厚が大きく影響する。鉄缶を使用した従来電池では缶壁
の板厚は経験的に0.25mm以上を使用することで実
用的に支障の無い密閉度を得ている。しかし鉄缶といえ
ども、缶壁が0.25mm以下の板厚では満足な密閉度
を得ることが難しい。また鉄缶の代わりにアルミニウム
の缶を使用すると、アルミニウムは鉄に比べ柔らかいの
で、ガスケットの締め付け強度が小さく、満足な密閉度
は得られない。
【0006】図1は本発明による電池の閉塞部を断面図
にて示したものであるり、肉薄の缶壁を有する缶やアル
ミニウムの缶を使用して、閉塞部外周を金属(鉄、ステ
ンレス等)製の補強体(2)で補強して、補強体と共に
缶外周部をかしめて閉塞したものである。図1に示すよ
うに、本発明では肉薄の缶壁を有する缶やアルミニウム
等の軽い材質の缶を使用するので、電池重量が軽くな
り、電池缶の閉塞部外周を補強体(2)で補強している
ので、ガスケットの締め付け強度は従来の場合と同等以
上が得られる。従って本発明によれば密閉度においては
従来のレベルは確保され、リチウムイオン二次電池のエ
ネルギー密度(wh/kg)がさらに高まる。
【0007】
【実施例】以下実施例により本発朋をさらに詳しく説明
する。図1、図3及び図4を参照しながら本発明の具体
的な電池について説明する。まず負極活物質として28
00℃で熱処理を施したメソカーボンマイクロビーズ
(d002=3.36Å)の88重量部に2重量部のア
セチレンブラックを混ぜ、さらに結着材としてポリフッ
化ビニリデン(PVDF)の10重量部を溶かした溶剤
(N−メチル−2−ピロリン)と湿式混合してスラリー
(ペースト状)とする。このスラリーを負極集電体の銅
箔の両面に均一に塗布し、乾燥し、ローラープレス機で
加圧して帯状の負極を用意する。
【0008】炭酸リチウムと二酸化マンガンをリチウム
とマンガンの原子比がLi/Mn=0.53となるよう
に秤量して混合し、大気中850℃で12時間加熱して
リチウムマンガン複合酸化物を用意する。
【0009】正極の作成 用意したリチウムマンガン複合酸化物の89重量部にア
セチレンブラック3重量部、グラファイト4重量部、ポ
リフッ化ビニリデン4重量部を加えてよく混合し、更に
N−メチルピロリドンを加えて混練しペーストとする。
次にこのペーストを正極集電体とするアルミニウム箔の
両面に均一に塗布し、乾燥し、ローラープレス機で加圧
し、帯状の正極を用意する。
【0010】本発明によるリチウムイオン二次電池の作
成 用意した負極と正極は間に多孔質のポリプロピレン製セ
パレーターを挟んで、ロール状に巻上げて巻回体とし
て、平均外径15.7mmの電極素子(1)を作成し
た。次に図3に示すように、缶壁の板厚が0.2mmの
アルミニウム製の電池缶(4)に作成した電池素子
(1)を納め、電池素子より取り出した正極リード
(7)は電池缶の底に溶接し、板厚が0.3mmのリン
グ状の鉄製の補強体(2)を電池缶開口部の外側にはめ
る。次に図4(a)に示す様に電池缶を矢印のように回
転させながら金属性の円盤(13)を押し付けて、図4
(b)のように電池缶(4)と補強体を同時に内側にし
ぼり込んで溝(10)をつける。その後電池缶内側へガ
スケットを挿入し、負極リードにはニッケル製の防爆弁
(8)を溶接する。次に電解液を注入し、防爆弁(8)
を図4(c)に示すように電池内部に設置し、防爆弁の
上には負極外部端子となる閉塞蓋体(9)を重ね、電池
缶の縁をかしめて、図4(d)又は図1に示す電池構造
で電池(A)を作成した。
【0011】電池(A)の重量は19.88gであり、
本発明による電池は従来技術による電池に比べかなり軽
い電池となる。最後に電池(A)にはリード線を半田付
けするための負極タブ(11)及び正極タブ(12)を
それぞれ閉塞蓋体(9)及び鉄製の補強体(2)の上に
スポット溶接にて取り付けた。アルミニウム缶へのタブ
のスポット溶接は溶接強度が弱く、タブ溶接の信頼性が
低く、この点もアルミニウム製電池缶の難点であった
が、本発明による電池は正極タブを鉄製の補強体(2)
の上にスポット溶接することが出来るのでこの問題も解
消された。
【0012】
【従来例】従来技術による電池は以下の如く作成され
る。図2に示すように、缶壁の板厚が0.3mmの鉄製
の電池缶(4)に、実施例と全く同じにして作成した電
池素子(1)を納め、電池素子より取り出した負極リー
ド(6)は電池缶の底に溶接し、電池缶を回転させなが
ら金属性の円盤を電池缶に押し付けて、図2の様に電池
缶(4)をしぼり込んで溝(10)をつける。その後電
池缶内側へガスケットを挿入し、正極リードはアルミニ
ウム製の防爆弁(8)に溶接し、電池缶のなかへ電解液
を注入し、防爆弁(8)を電池内部に設置し、防爆弁の
上には正極外部端子となる閉塞蓋体(9)を重ね、電池
缶の縁をかしめて、図2に示す電池構造で電池(B)を
作成した。
【0013】電池(B)の重量は24.3gであり、従
来技術による電池は本発明による前述の電池(A)に比
べると22%も重い。最後に電池(A)にもリード線を
半田付けするための負極タブ(11)及び正極タブ(1
2)をそれぞれ電池缶の底及び閉塞蓋体(9)の上にス
ポット溶接にて取り付けた。従来技術による電池は鉄缶
又はステンレス製の缶を使用するので電池缶へのタブの
スポット溶接は問題なく行える。
【0014】
【比較例】ここで作成する電池は補強体を使用しない点
で前述の実施例とは異なり、鉄製ではなくアルミニウム
製の電池缶である点で前述の従来例とも異なる。缶壁の
板厚が0.3mmのアルミニウム製の電池缶を使用し、
実施例と同じにして作成した電池素子(1)を電池缶に
納める。従来例と同じ要領で電池缶を回転させながら金
属性の円盤を押し付けて、電池缶を内側にしぼり込んで
溝をつける。その後は全く実施例と同じようにして電池
(C)を作成した。電池(C)の重量は20.02gで
あり、電池(A)と同様、電池缶にアルミニウムを使用
することでかなり軽い電池となる。つまり電池(B)に
比べ、缶の材質ををアルミニウムに替えるだけで、1
7.4%も軽くなった。
【0015】試作電池のエネルギー密度 試作した電池(A)、(B)、(C)は何れも充電電圧
を4.2Vに設定し、充電電流500mAで4時間充電
し、放電は放電電流500mAで終止電圧3.0Vまで
行った。電池(A)、電池(B)、電池(C)は何れも
3.7Vの平均放電電圧であり、放電容量は700mA
hが得られた。[放電容量]×[平均放電電圧]÷電池
重量で求められる各電池のエネルギー密度は、従来技術
による電池(B)が106.6wh/kgとなるのに対
し、アルミニウムの電池缶を使用した電池(A),電池
(B)はそれぞれ130.3wh/kg及び129.4
wh/kgとなり、大幅にエネルギー密度が増加する。
【0016】試作電池の保存試験 電池(A)、(B)、(C)は再度充電電圧を4.2V
に設定し、充電電流500mAで4時間充電し、電池重
量と内部抵抗を測定しておき、45℃のオーブン中に3
0日間保存した後、再び電池重量と内部抵抗を測定し
て、保存中の重量減と内部抵抗の変化を調べた。その結
果、保存中の重量減が電池(A)及び電池(B)では1
mgで、内部抵抗も初期値(約50ミリオーム)がほと
んど維持されていた。これに対し、電池(C)では18
0mgの重量減が生じ、内部抵抗も約90ミリオームま
で上昇した。つまり、電池(C)では鉄缶の代わりにア
ルミニウムの缶を使用しているので、エネルギー密度
(wh/kg)は増加するが、アルミニウムは鉄に比べ
て柔らかいので、ガスケットの締め付け強度が小さく満
足な密閉度が得られないため、長期保存において内部の
電解液が徐々に抜け出し、内部抵抗が上昇してしまうも
のと考えられる。
【0017】しかし、本発明による電池は閉塞部外周を
金属(鉄、ステンレス等)製の補強体(2)で補強し
て、缶外周部をかしめて閉塞するものであり、肉薄の缶
壁を有する缶あるいはアルミニウム等の軽い材質の缶を
使用しても、ガスケットの締め付け強度は従来の場合と
同等以上が得られる。したがって本発明による電池はエ
ネルギー密度(wh/kg)は増加し、且つ長期保存性
能においても従来技術と同等以上が得られる。
【0018】なお本発明は本実施例で示した閉塞方法や
補強体の形状、材質に限定されるものではなく、例えば
図5に示すようにな形状の補強体(2b)を使用して、
図5(a),(b)で示す閉塞行程を経て、図5(c)
で示す閉塞部断面を有する電池を作成して本発明を実施
することが出来る。
【0018】又本実施例では、リチウムマンガン酸化物
を正極活物質とし、カーボン材料を負極活物質とするリ
チウムイオン二次電池を作成して本発明の具体例を示し
たが、二次電池一次電池を問わず、一般に他の非水電解
液電池にも本発明が採用できることはもちろんである。
【0019】
【発明の効果】本発明による電池は、電池缶開口部が内
側に配置した絶縁性のガスケットと外側に配置した金属
製の補強体で挟まれて閉塞されているので、充分な密閉
強度が確保される。従って、アルミニウム等の軽い材質
の缶を使用して、長期間の使用に耐えるエネルギー密度
(wh/kg)の高い非水電解液電池が実現する。その
結果、例えばリチウムイオン二次電池等が電気自動車の
電源としても使用できるようになるので、自動車の排ガ
スによる地球環境破壊を軽減する一助となり、その工業
的価値は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電池の模式的断面図
【図2】従来技術による電池の模式的断面図
【図3】電池缶と電池缶の外周に設置する補強体の関係
【図4】電池缶閉塞の行程図
【図5】本発明による電池の模式的断面図
【符号の説明】
1は電極素子、2は補強体、3はガスケット、4は電池
缶、5は缶開口部、6は負極リード、7は正極リード、
8は防爆弁、9は閉塞蓋体、10は溝である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正極と負極とセパレーターで構成された電
    池素子が非水電解液を含浸して金属製の円筒形電池缶に
    収納密閉されて成る非水電解液電池において、前記電池
    缶の開口部は内側に配置した絶縁性のガスケットと、外
    側に配置した金属製の補強体で挟まれて閉塞されている
    ことを特長とする非水電解液電池。
  2. 【請求項2】アルミニウムまたはアルミニウム合金製の
    電池缶を使用することを特長とする請求項1記載の電
    池。
  3. 【請求項3】電池缶と外部回路との電気的接続が電池缶
    の閉塞部外周に設置された金属製の補強体を介してなさ
    れていることを特長とする請求項1又は請求項2記載の
    電池。
JP8163562A 1996-05-20 1996-05-20 非水電解液電池 Pending JPH09306443A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8163562A JPH09306443A (ja) 1996-05-20 1996-05-20 非水電解液電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8163562A JPH09306443A (ja) 1996-05-20 1996-05-20 非水電解液電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09306443A true JPH09306443A (ja) 1997-11-28

Family

ID=15776269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8163562A Pending JPH09306443A (ja) 1996-05-20 1996-05-20 非水電解液電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09306443A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0910129A1 (en) * 1997-10-14 1999-04-21 Ngk Insulators, Ltd. Lithium secondary battery
JP2002231194A (ja) * 2001-01-31 2002-08-16 Sanyo Electric Co Ltd 密閉型電池
JP2005538498A (ja) * 2001-12-14 2005-12-15 ザ ジレット カンパニー 非水系電気化学セル用の電解質添加物
US7927734B2 (en) 2002-09-05 2011-04-19 Samsung Sdi Co., Ltd. Lithium secondary battery and fabrication method thereof
CN110024158A (zh) * 2016-10-14 2019-07-16 伊奈维特有限责任公司 配有绝缘部件的圆柱形电池单元,以及包含该电池单元的电池模块
WO2023286563A1 (ja) * 2021-07-14 2023-01-19 三洋電機株式会社 円筒形電池

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0910129A1 (en) * 1997-10-14 1999-04-21 Ngk Insulators, Ltd. Lithium secondary battery
US6352793B2 (en) 1997-10-14 2002-03-05 Ngk Insulators, Ltd. Lithium secondary battery
US6841297B2 (en) 1997-10-14 2005-01-11 Ngk Insulators, Ltd. Lithium secondary battery
JP2002231194A (ja) * 2001-01-31 2002-08-16 Sanyo Electric Co Ltd 密閉型電池
JP2005538498A (ja) * 2001-12-14 2005-12-15 ザ ジレット カンパニー 非水系電気化学セル用の電解質添加物
US7927734B2 (en) 2002-09-05 2011-04-19 Samsung Sdi Co., Ltd. Lithium secondary battery and fabrication method thereof
CN110024158A (zh) * 2016-10-14 2019-07-16 伊奈维特有限责任公司 配有绝缘部件的圆柱形电池单元,以及包含该电池单元的电池模块
CN110024158B (zh) * 2016-10-14 2022-04-29 帝威尼梅吉克股份公司 配有绝缘部件的电池单元以及包含该电池单元的电池模块
WO2023286563A1 (ja) * 2021-07-14 2023-01-19 三洋電機株式会社 円筒形電池

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6818025B1 (en) Rechargeable battery having a current collector integrally formed and contacting a current collector plate to form a flat plane
JP4790732B2 (ja) 金属ケーシングを有する高容量リチウムイオン二次電池
US6468692B1 (en) Lithium secondary battery with sealed casing members
US5571632A (en) Nonaqueous electrolyte solution secondary cell and method for producing the same
JPH11120964A (ja) リチウム二次電池
JP7355109B2 (ja) 二次電池、電池パック、電子機器、電動工具、電動式航空機及び電動車両
JPH11283588A (ja) 密閉型電池
JP2004171980A (ja) アルカリ蓄電池とその製造方法
US7153606B2 (en) Secondary battery
JP2003059539A (ja) 円筒型リチウムイオン電池
JPH09306443A (ja) 非水電解液電池
JPH11250873A (ja) 非水電解質二次電池
JP2000182573A (ja) 二次電池
US5935731A (en) Cylindrical battery
EP1191618B1 (en) Rechargeable battery using nonaqueous electrolyte
JP2001057185A (ja) リチウム二次電池
JP4420484B2 (ja) 密閉型電池
JP2002245991A (ja) 非水系二次電池
JPH1027584A (ja) 円筒形電池
JP3643693B2 (ja) 密閉型電池の製造方法
US20040197652A1 (en) Nonaqueous electrolyte rechargeable battery
JP2000277063A (ja) 密閉型電池
JPH11121040A (ja) リチウム二次電池
JP3709965B2 (ja) 円筒形リチウムイオン電池
JP4389398B2 (ja) 非水電解液二次電池