JPH09305820A - カラー画像撮像装置 - Google Patents
カラー画像撮像装置Info
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- JPH09305820A JPH09305820A JP8120238A JP12023896A JPH09305820A JP H09305820 A JPH09305820 A JP H09305820A JP 8120238 A JP8120238 A JP 8120238A JP 12023896 A JP12023896 A JP 12023896A JP H09305820 A JPH09305820 A JP H09305820A
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 19
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
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- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07D—HANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
- G07D7/00—Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of valuable papers or for segregating those which are unacceptable, e.g. banknotes that are alien to a currency
- G07D7/06—Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of valuable papers or for segregating those which are unacceptable, e.g. banknotes that are alien to a currency using wave or particle radiation
- G07D7/12—Visible light, infrared or ultraviolet radiation
- G07D7/121—Apparatus characterised by sensor details
-
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- Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)
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- Color Television Image Signal Generators (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 3色を越える色出力を安価にかつ高速に得
る。 【解決手段】このカラーラインセンサは、撮像面に対し
て光を照射するように配置された青色光源1、緑色光源
2、赤色光源3および近赤外色光源4と、各色光源から
照射された光で撮像面の画像を所定位置に結像するロッ
ドレンズアレイ5と、画像の結像位置に2列に配設され
た感光セル7の群と、1列目の感光セル7の群を覆うよ
うに配置され、青色および緑色を含む波長域の光を透過
する透過特性を有するカラーフィルタ8aと、2列目の
感光セル7の群を覆うように配置され、赤色および近赤
外色を含む波長域の光を透過する透過特性を有するカラ
ーフィルタ8bと、1回目に緑色光源2と近赤外色光源
4とを点灯させ、2回目に青色光源1と赤色光源3とを
点灯させると共に、各点灯によって個々の感光セル7か
ら出力される感光信号を列毎に走査する制御部12とを
具備する。
る。 【解決手段】このカラーラインセンサは、撮像面に対し
て光を照射するように配置された青色光源1、緑色光源
2、赤色光源3および近赤外色光源4と、各色光源から
照射された光で撮像面の画像を所定位置に結像するロッ
ドレンズアレイ5と、画像の結像位置に2列に配設され
た感光セル7の群と、1列目の感光セル7の群を覆うよ
うに配置され、青色および緑色を含む波長域の光を透過
する透過特性を有するカラーフィルタ8aと、2列目の
感光セル7の群を覆うように配置され、赤色および近赤
外色を含む波長域の光を透過する透過特性を有するカラ
ーフィルタ8bと、1回目に緑色光源2と近赤外色光源
4とを点灯させ、2回目に青色光源1と赤色光源3とを
点灯させると共に、各点灯によって個々の感光セル7か
ら出力される感光信号を列毎に走査する制御部12とを
具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば紙幣や商品
券などを識別するために利用されるカラーラインセンサ
などのカラー画像撮像装置に関する。
券などを識別するために利用されるカラーラインセンサ
などのカラー画像撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーコピー機の性能向上に伴っ
て、例えば紙幣、宝くじ、商品券などが、人間の目では
判らない程、精巧にコピーできるようになってきてお
り、正規品とコピー品とを正確に識別する技術の確立が
急務になっている。
て、例えば紙幣、宝くじ、商品券などが、人間の目では
判らない程、精巧にコピーできるようになってきてお
り、正規品とコピー品とを正確に識別する技術の確立が
急務になっている。
【0003】例えば銀行の窓口などに設置されているの
自動取引装置(ATM)には、紙幣の色をカラーで読み
取るためのカラーラインセンサが備えられている。
自動取引装置(ATM)には、紙幣の色をカラーで読み
取るためのカラーラインセンサが備えられている。
【0004】ATMは、紙幣を高速に搬送しながらその
価値や真偽を判定するため、この種の機器に用いられる
カラーラインセンサは、撮像時間が短いことと低コスト
であることが重要である。
価値や真偽を判定するため、この種の機器に用いられる
カラーラインセンサは、撮像時間が短いことと低コスト
であることが重要である。
【0005】従来のカラーラインセンサとしては、以下
に示す2つの構造のものがある。
に示す2つの構造のものがある。
【0006】第1の構造のものは、光の3原色(赤色、
緑色、青色など)を得るために、紙幣表面に白色光を照
射する白色光源と、紙幣表面で反射した反射光のうち赤
色、緑色、青色の光のみを透過するカラーフィルタと、
このカラーフィルタを透過する各色毎に3列に列設され
た感光セル群(CCD素子群など)とから構成されてい
る。
緑色、青色など)を得るために、紙幣表面に白色光を照
射する白色光源と、紙幣表面で反射した反射光のうち赤
色、緑色、青色の光のみを透過するカラーフィルタと、
このカラーフィルタを透過する各色毎に3列に列設され
た感光セル群(CCD素子群など)とから構成されてい
る。
【0007】この場合、紙幣表面に対して白色光源から
光を一回照射するたびにそのタイミングで各列の感光セ
ルを同時にスキャンすれば、光の3原色についての電気
信号が同時に得られるので撮像性能上は問題ないもの
の、感光セル群を3列のライン状に形成することから、
個々のセルからの信号線の引き出し効率が悪くセンサ部
分が大きくなると共に、3列の感光セル群をカバーする
ようなカラーフィルタを設ける必要があるためカラーラ
インセンサとしては比較的構造が大きく、かつコストが
割高になる。
光を一回照射するたびにそのタイミングで各列の感光セ
ルを同時にスキャンすれば、光の3原色についての電気
信号が同時に得られるので撮像性能上は問題ないもの
の、感光セル群を3列のライン状に形成することから、
個々のセルからの信号線の引き出し効率が悪くセンサ部
分が大きくなると共に、3列の感光セル群をカバーする
ようなカラーフィルタを設ける必要があるためカラーラ
インセンサとしては比較的構造が大きく、かつコストが
割高になる。
【0008】また第2の構造のものは、赤色光源、緑色
光源、青色光源などの複数の単色光源と、1列に列設し
た感光セル群とから構成されている。
光源、青色光源などの複数の単色光源と、1列に列設し
た感光セル群とから構成されている。
【0009】この場合、1列の感光セル群の信号蓄積時
間(走査タイミング)に同期させて複数の単色光源を1
色づつ発光させることにより3色の出力信号が得られ
る。
間(走査タイミング)に同期させて複数の単色光源を1
色づつ発光させることにより3色の出力信号が得られ
る。
【0010】この場合、3色の出力信号を得るために3
回の発光と、その度毎のスキャニングとを要することか
ら、第1の構造のものに比べて撮像時間が3倍必要であ
り、ATMで利用する場合、紙幣を搬送するスピードが
遅くなってしまうという欠点がある。
回の発光と、その度毎のスキャニングとを要することか
ら、第1の構造のものに比べて撮像時間が3倍必要であ
り、ATMで利用する場合、紙幣を搬送するスピードが
遅くなってしまうという欠点がある。
【0011】これら第1および第2の構造では、カラー
画像を再現するための3原色が得られるが、近ごろ、カ
ラーコピー機の性能向上が目覚ましく、写真なども人間
の目では判らない程度にコピーできるようになってい
る。
画像を再現するための3原色が得られるが、近ごろ、カ
ラーコピー機の性能向上が目覚ましく、写真なども人間
の目では判らない程度にコピーできるようになってい
る。
【0012】この種のカラーコピー機で紙幣などをコピ
ーしたもの、つまりコピー品がATMなどに使われた場
合、上記3原色からだけの識別では、機械といえども正
規のものかコピー品かの見分けがつき難くなっている。
ーしたもの、つまりコピー品がATMなどに使われた場
合、上記3原色からだけの識別では、機械といえども正
規のものかコピー品かの見分けがつき難くなっている。
【0013】そこで、紙幣の絵柄の一部を予め特殊なイ
ンクで印刷しておき、その紙幣に赤色、緑色、青色以外
の例えば紫外線や赤外線などの光を利用して紙幣の真偽
を識別する試みがなされつつある。この場合、光の3原
色以外にさらに1色加えた信号をカラーラインセンサで
得る必要がある。
ンクで印刷しておき、その紙幣に赤色、緑色、青色以外
の例えば紫外線や赤外線などの光を利用して紙幣の真偽
を識別する試みがなされつつある。この場合、光の3原
色以外にさらに1色加えた信号をカラーラインセンサで
得る必要がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のカラーラインセンサ、つまりカラー画像撮像装
置の構造では、以下に示すような問題があった。
た従来のカラーラインセンサ、つまりカラー画像撮像装
置の構造では、以下に示すような問題があった。
【0015】すなわち、第1の構造の場合、光の3原色
を得るためだけでも比較的センサ構造が大きくかつコス
ト高になることから、さらに1色を追加することとなれ
ば、外形とコストの面で実用に耐えられなくなる。
を得るためだけでも比較的センサ構造が大きくかつコス
ト高になることから、さらに1色を追加することとなれ
ば、外形とコストの面で実用に耐えられなくなる。
【0016】また第2の構造の場合、4色を得るために
4回の発光とその度のスキャニングを要するため撮像時
間が遅くなるという問題があった。
4回の発光とその度のスキャニングを要するため撮像時
間が遅くなるという問題があった。
【0017】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、3色を越える色出力を安価に、かつ高
速に得ることのできるカラー画像撮像装置を提供するこ
とを目的としている。
なされたもので、3色を越える色出力を安価に、かつ高
速に得ることのできるカラー画像撮像装置を提供するこ
とを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明のカラー画像撮像装置は、
撮像面に対してそれぞれ発光色の異なる単色光を照射す
る複数の単色光源と、前記複数の単色光源から照射され
た光によって前記撮像面の画像を所定位置に結像する結
像手段と、前記結像手段により画像が結像される位置に
複数列配設された感光素子群と、前記結像手段と前記感
光素子群との間に配置され、前記各列毎の感光素子群に
対して異なる波長域の透過特性を有し、各波長域では複
数種の単色光を透過するフィルタとを具備したことを特
徴としている。
ために、請求項1記載の発明のカラー画像撮像装置は、
撮像面に対してそれぞれ発光色の異なる単色光を照射す
る複数の単色光源と、前記複数の単色光源から照射され
た光によって前記撮像面の画像を所定位置に結像する結
像手段と、前記結像手段により画像が結像される位置に
複数列配設された感光素子群と、前記結像手段と前記感
光素子群との間に配置され、前記各列毎の感光素子群に
対して異なる波長域の透過特性を有し、各波長域では複
数種の単色光を透過するフィルタとを具備したことを特
徴としている。
【0019】請求項2記載の発明のカラー画像撮像装置
は、撮像面に対してそれぞれ発光色の異なる単色光を照
射する複数の単色光源と、前記複数の単色光源から照射
された光によって前記撮像面の画像を所定位置に結像す
る結像手段と、前記結像手段により画像が結像される位
置に複数列配設された感光素子群と、前記結像手段と前
記感光素子群との間に配置され、前記各列毎の感光素子
群に対して異なる波長域の透過特性を有し、各波長域で
は複数種の単色光を透過するフィルタと、所定周期で異
なる波長域の前記単色光源を点灯させると共に、その点
灯タイミングで前記各列の感光素子群を走査し列毎の感
光信号を得る制御手段とを具備したことを特徴としてい
る。
は、撮像面に対してそれぞれ発光色の異なる単色光を照
射する複数の単色光源と、前記複数の単色光源から照射
された光によって前記撮像面の画像を所定位置に結像す
る結像手段と、前記結像手段により画像が結像される位
置に複数列配設された感光素子群と、前記結像手段と前
記感光素子群との間に配置され、前記各列毎の感光素子
群に対して異なる波長域の透過特性を有し、各波長域で
は複数種の単色光を透過するフィルタと、所定周期で異
なる波長域の前記単色光源を点灯させると共に、その点
灯タイミングで前記各列の感光素子群を走査し列毎の感
光信号を得る制御手段とを具備したことを特徴としてい
る。
【0020】請求項1、2記載の発明では、所定周期で
異なる波長域の単色光源が点灯されると、それぞれの発
光色の光が撮像面で反射し、その反射光の画像がフィル
タを透過して複数列配設された感光素子群の位置に結像
される。この際、フィルタでは、各列毎に異なる波長域
の透過特性で単色光が透過され、その単色光のみが各列
の感光素子群に受光され、その受光量に応じた電気信号
が生成される。各列の感光素子群から出力された感光信
号は、制御手段により所定周期で走査されて列毎に色検
出される。
異なる波長域の単色光源が点灯されると、それぞれの発
光色の光が撮像面で反射し、その反射光の画像がフィル
タを透過して複数列配設された感光素子群の位置に結像
される。この際、フィルタでは、各列毎に異なる波長域
の透過特性で単色光が透過され、その単色光のみが各列
の感光素子群に受光され、その受光量に応じた電気信号
が生成される。各列の感光素子群から出力された感光信
号は、制御手段により所定周期で走査されて列毎に色検
出される。
【0021】すなわち、複数の単色光源と複数列の感光
素子群と複数種の単色光を透過するフィルタとを設け、
所定周期で異なる波長域の単色光源を点灯させ、各列の
感光素子群の感光信号を走査することにより、少ない点
灯回数で多くの色信号を得ることができる。
素子群と複数種の単色光を透過するフィルタとを設け、
所定周期で異なる波長域の単色光源を点灯させ、各列の
感光素子群の感光信号を走査することにより、少ない点
灯回数で多くの色信号を得ることができる。
【0022】請求項3記載の発明のカラー画像撮像装置
は、撮像面に対してそれぞれ青色、緑色、赤色および近
赤外色の単色光を照射する青色光源、緑色光源、赤色光
源および近赤外色光源と、各色光源から照射された光に
よって前記撮像面の画像を所定位置に結像する結像手段
と、前記結像手段により画像が結像される位置に2列に
配設された感光素子群と、前記結像手段と感光素子群と
の間に第1列目の感光素子群を覆うように配置され、青
色および緑色を含む波長域の光を透過する透過特性を有
する第1のフィルタと、前記結像手段と感光素子群との
間に第2列目の感光素子群を覆うように配置され、赤色
および近赤外色を含む波長域の光を透過する透過特性を
有する第2のフィルタとを具備したことを特徴としてい
る。
は、撮像面に対してそれぞれ青色、緑色、赤色および近
赤外色の単色光を照射する青色光源、緑色光源、赤色光
源および近赤外色光源と、各色光源から照射された光に
よって前記撮像面の画像を所定位置に結像する結像手段
と、前記結像手段により画像が結像される位置に2列に
配設された感光素子群と、前記結像手段と感光素子群と
の間に第1列目の感光素子群を覆うように配置され、青
色および緑色を含む波長域の光を透過する透過特性を有
する第1のフィルタと、前記結像手段と感光素子群との
間に第2列目の感光素子群を覆うように配置され、赤色
および近赤外色を含む波長域の光を透過する透過特性を
有する第2のフィルタとを具備したことを特徴としてい
る。
【0023】請求項4記載の発明のカラー画像撮像装置
は、撮像面に対してそれぞれ青色、緑色、赤色および近
赤外色の単色光を照射する青色光源、緑色光源、赤色光
源および近赤外色光源と、前記各色光源から照射された
光によって前記撮像面の画像を所定位置に結像する結像
手段と、前記結像手段により画像が結像される位置に2
列に配設された感光素子群と、前記結像手段と感光素子
群との間に第1列目の感光素子群を覆うように配置さ
れ、青色および緑色を含む波長域の光を透過する透過特
性を有する第1のフィルタと、前記結像手段と感光素子
群との間に第2列目の感光素子群を覆うように配置さ
れ、赤色および近赤外色を含む波長域の光を透過する透
過特性を有する第2のフィルタと、第1のタイミングで
前記青色および緑色光源のうちのいずれか一方と、前記
赤色光源または近赤外色光源のうちのいずれか一方とを
点灯させ、第2のタイミングで他方を点灯させると共
に、それぞれの点灯タイミングで前記各列の感光素子群
を同時に走査し各列毎の感光信号を得る制御手段とを具
備したことを特徴としている。
は、撮像面に対してそれぞれ青色、緑色、赤色および近
赤外色の単色光を照射する青色光源、緑色光源、赤色光
源および近赤外色光源と、前記各色光源から照射された
光によって前記撮像面の画像を所定位置に結像する結像
手段と、前記結像手段により画像が結像される位置に2
列に配設された感光素子群と、前記結像手段と感光素子
群との間に第1列目の感光素子群を覆うように配置さ
れ、青色および緑色を含む波長域の光を透過する透過特
性を有する第1のフィルタと、前記結像手段と感光素子
群との間に第2列目の感光素子群を覆うように配置さ
れ、赤色および近赤外色を含む波長域の光を透過する透
過特性を有する第2のフィルタと、第1のタイミングで
前記青色および緑色光源のうちのいずれか一方と、前記
赤色光源または近赤外色光源のうちのいずれか一方とを
点灯させ、第2のタイミングで他方を点灯させると共
に、それぞれの点灯タイミングで前記各列の感光素子群
を同時に走査し各列毎の感光信号を得る制御手段とを具
備したことを特徴としている。
【0024】請求項3、4記載の発明では、青色光源、
緑色光源、赤色光源および近赤外色光源と2列の感光素
子群と異なる透過特性を有する2つのフィルタとを設
け、2度の発光動作および信号走査を行うことにより、
撮像面の画像色を4色検出することができる。
緑色光源、赤色光源および近赤外色光源と2列の感光素
子群と異なる透過特性を有する2つのフィルタとを設
け、2度の発光動作および信号走査を行うことにより、
撮像面の画像色を4色検出することができる。
【0025】上記結果、3色を越える色出力を安価にか
つ高速に得ることができる。
つ高速に得ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
【0027】図1は本発明に係るカラー撮像装置の一つ
の実施形態であるカラーラインセンサの構成を示す図、
図2はラインセンサ感光部の拡大図である。
の実施形態であるカラーラインセンサの構成を示す図、
図2はラインセンサ感光部の拡大図である。
【0028】この実施形態では、例えば青色、緑色、赤
色、近赤外などの4色を発光する光源を利用し、印刷物
の表面の画像を撮像する場合について説明する。
色、近赤外などの4色を発光する光源を利用し、印刷物
の表面の画像を撮像する場合について説明する。
【0029】図1および図2において、1は青色光源、
2は緑色光源、3は赤色光源、4は近赤外色光源(近赤
外線光源)であり、それぞれ青色、緑色、赤色および近
赤外色の発光特性を有している。それぞれの光源1〜4
は、撮像面、例えば原稿Aなどの画像印刷面に対してそ
れぞれの特性色の光を照射し、その反射光を結像手段と
してのロッドレンズアレイ5へ反射するように配置され
ている。なお原稿Aの画像印刷面には、予め各光源から
の光に対して反射するインクで画像が印刷されているも
のとする。特に近赤外線を反射するインクは特殊なもの
である。
2は緑色光源、3は赤色光源、4は近赤外色光源(近赤
外線光源)であり、それぞれ青色、緑色、赤色および近
赤外色の発光特性を有している。それぞれの光源1〜4
は、撮像面、例えば原稿Aなどの画像印刷面に対してそ
れぞれの特性色の光を照射し、その反射光を結像手段と
してのロッドレンズアレイ5へ反射するように配置され
ている。なお原稿Aの画像印刷面には、予め各光源から
の光に対して反射するインクで画像が印刷されているも
のとする。特に近赤外線を反射するインクは特殊なもの
である。
【0030】光源1〜4は、発光波長幅が狭く、点灯/
消灯の応答性のよいLEDおよびレーザなどを用いるこ
とが望ましい。ロッドレンズアレイ5は、各色光源1〜
4から照射された光によって原稿Aの画像印刷面の画像
を、所定位置に結像するものである。このロッドレンズ
アレイ5から所定距離離間した位置には、感光部6が配
設されている。この感光部6には、ロッドレンズアレイ
5により画像が結像される表面位置に感光素子群、つま
り感光セル7の群が複数列形成されている。この実施形
態の感光セル7の群は、隣り合う2つの列として形成さ
れている。これら2列の感光セル7の群のうち1列目の
上には、1列目の各感光セル7を覆うように第1のフィ
ルタとしてのカラーフィルタ8aが配設されている。こ
のカラーフィルタ8aは、青色および緑色を含む波長域
の光を透過する透過特性を有している。また2列目の上
には、2列目の各感光セル7を覆うように第2のフィル
タとしてのカラーフィルタ8bが配設されている。この
カラーフィルタ8bは、赤色および近赤外色を含む波長
域の光を透過する透過特性を有している。これらカラー
フィルタ8a、8bは一体成形品でもよく、それぞれの
個々のものでもよい。すなわち、カラーフィルタ8a
は、短波長帯(緑色、青色)を透過し、長波長帯(赤
色、近赤外)を透過しないカラーフィルタである。また
カラーフィルタ8bは、長波長帯域(赤色、近赤外色)
を透過し短波長帯域(緑色、青色)を透過しないフィル
タである。なお近赤外色とは、波長が700nm 程度以上の
ものをいう。 上記感光部6の感光セル7からは、信号
線9が引き出されている。この信号線9はアナログスイ
ッチ部10およびコネクタ11などを介して制御手段と
しての制御部(CPU)12に接続されている。コネク
タ11には、図示しない電源回路からの電源ラインや主
制御装置からの水平同期信号などの駆動クロックライン
なども接続されており、制御部12には各感光セル7か
らの感光信号、電源、駆動クロックなどが入力される。
各感光セル7は、受光量に応じて電気信号(感光信号)
を発生する素子である。制御部12は、コネクタ11に
入力された駆動クロックに同期してアナログスイッチ部
10を切り換えて個々の感光セル7の列を同時に上から
下などへ走査(スキャニング)し各列毎の感光信号を得
る。またこの制御部12は、所定周期、つまりハイレベ
ルの水平同期信号が入力される周期毎に切換信号を出力
し、青色光源1または緑色光源2のうちのいずれか一方
と、赤色光源3または近赤外色光源4のうちのいずれか
一方とを交互に点灯させる。この実施形態では、1回目
のスキャンタイミングで緑色光源2と近赤外色光源4と
が点灯され、2回目のスキャンタイミングで青色光源1
と赤色光源3とが点灯されるものとする。
消灯の応答性のよいLEDおよびレーザなどを用いるこ
とが望ましい。ロッドレンズアレイ5は、各色光源1〜
4から照射された光によって原稿Aの画像印刷面の画像
を、所定位置に結像するものである。このロッドレンズ
アレイ5から所定距離離間した位置には、感光部6が配
設されている。この感光部6には、ロッドレンズアレイ
5により画像が結像される表面位置に感光素子群、つま
り感光セル7の群が複数列形成されている。この実施形
態の感光セル7の群は、隣り合う2つの列として形成さ
れている。これら2列の感光セル7の群のうち1列目の
上には、1列目の各感光セル7を覆うように第1のフィ
ルタとしてのカラーフィルタ8aが配設されている。こ
のカラーフィルタ8aは、青色および緑色を含む波長域
の光を透過する透過特性を有している。また2列目の上
には、2列目の各感光セル7を覆うように第2のフィル
タとしてのカラーフィルタ8bが配設されている。この
カラーフィルタ8bは、赤色および近赤外色を含む波長
域の光を透過する透過特性を有している。これらカラー
フィルタ8a、8bは一体成形品でもよく、それぞれの
個々のものでもよい。すなわち、カラーフィルタ8a
は、短波長帯(緑色、青色)を透過し、長波長帯(赤
色、近赤外)を透過しないカラーフィルタである。また
カラーフィルタ8bは、長波長帯域(赤色、近赤外色)
を透過し短波長帯域(緑色、青色)を透過しないフィル
タである。なお近赤外色とは、波長が700nm 程度以上の
ものをいう。 上記感光部6の感光セル7からは、信号
線9が引き出されている。この信号線9はアナログスイ
ッチ部10およびコネクタ11などを介して制御手段と
しての制御部(CPU)12に接続されている。コネク
タ11には、図示しない電源回路からの電源ラインや主
制御装置からの水平同期信号などの駆動クロックライン
なども接続されており、制御部12には各感光セル7か
らの感光信号、電源、駆動クロックなどが入力される。
各感光セル7は、受光量に応じて電気信号(感光信号)
を発生する素子である。制御部12は、コネクタ11に
入力された駆動クロックに同期してアナログスイッチ部
10を切り換えて個々の感光セル7の列を同時に上から
下などへ走査(スキャニング)し各列毎の感光信号を得
る。またこの制御部12は、所定周期、つまりハイレベ
ルの水平同期信号が入力される周期毎に切換信号を出力
し、青色光源1または緑色光源2のうちのいずれか一方
と、赤色光源3または近赤外色光源4のうちのいずれか
一方とを交互に点灯させる。この実施形態では、1回目
のスキャンタイミングで緑色光源2と近赤外色光源4と
が点灯され、2回目のスキャンタイミングで青色光源1
と赤色光源3とが点灯されるものとする。
【0031】この実施形態のカラーラインセンサの場
合、原稿Aが図示しない搬送手段で所定速度で搬送さ
れ、その搬送方向と直交する方向に2列の感光セル7の
群が配置されているものとする。
合、原稿Aが図示しない搬送手段で所定速度で搬送さ
れ、その搬送方向と直交する方向に2列の感光セル7の
群が配置されているものとする。
【0032】この場合、制御部12は、初めの水平同期
信号Hs の入力(1回目の走査タイミング)に同期して
近赤外色光源4と緑色光源2とを点灯させる。
信号Hs の入力(1回目の走査タイミング)に同期して
近赤外色光源4と緑色光源2とを点灯させる。
【0033】すると、それぞれの光は、混ざりあって原
稿Aの画像印刷面で異なる反射率で反射し、ロッドレン
ズアレイ5を通じてカラーフィルタ8a、8bに届き、
各カラーフィルタ8a、8bを通過した光で原稿Aの画
像が感光部6上に結像する。カラーフィルタ8aは、届
いた近赤外色と緑色のうち緑色のみを透過してその色の
画像を感光部6上に結像する。またカラーフィルタ8b
は、届いた近赤外色と緑色のうち近赤外色のみを透過し
てその色の画像を感光部6上に結像する。
稿Aの画像印刷面で異なる反射率で反射し、ロッドレン
ズアレイ5を通じてカラーフィルタ8a、8bに届き、
各カラーフィルタ8a、8bを通過した光で原稿Aの画
像が感光部6上に結像する。カラーフィルタ8aは、届
いた近赤外色と緑色のうち緑色のみを透過してその色の
画像を感光部6上に結像する。またカラーフィルタ8b
は、届いた近赤外色と緑色のうち近赤外色のみを透過し
てその色の画像を感光部6上に結像する。
【0034】この際、感光部6上の感光セル7の群で
は、結像した画像の受光量に応じて光を電気信号(感光
信号)に変換し、それぞれの感光信号を信号線9を通じ
てアナログスイッチ部10に出力する。
は、結像した画像の受光量に応じて光を電気信号(感光
信号)に変換し、それぞれの感光信号を信号線9を通じ
てアナログスイッチ部10に出力する。
【0035】ここで、制御部12は、アナログスイッチ
部10に切換信号を出力してアナログスイッチ部10内
を順次切換え、各列の感光セル7の出力を上端から下端
に向かって順次スキャニングする。これにより、制御部
12では、長波長出力として近赤外色、短波長出力とし
ては緑色の2つの色が検出される。
部10に切換信号を出力してアナログスイッチ部10内
を順次切換え、各列の感光セル7の出力を上端から下端
に向かって順次スキャニングする。これにより、制御部
12では、長波長出力として近赤外色、短波長出力とし
ては緑色の2つの色が検出される。
【0036】同様にして、次の水平同期信号Hs が入力
されたとき(2回目の走査タイミング)に、制御部12
は、近赤外色光源4と緑色光源2とを消灯させた後、今
度は残りの赤色光源3と青色光源1とを点灯させる。
されたとき(2回目の走査タイミング)に、制御部12
は、近赤外色光源4と緑色光源2とを消灯させた後、今
度は残りの赤色光源3と青色光源1とを点灯させる。
【0037】すると、それぞれの光が、原稿Aの画像印
刷面で異なる反射率で反射し、ロッドレンズアレイ5を
通じてカラーフィルタ8a、8bに届き、各カラーフィ
ルタ8a、8bを通過した光だけで原稿Aの画像が感光
部6上に結像する。
刷面で異なる反射率で反射し、ロッドレンズアレイ5を
通じてカラーフィルタ8a、8bに届き、各カラーフィ
ルタ8a、8bを通過した光だけで原稿Aの画像が感光
部6上に結像する。
【0038】この際、感光部6上の感光セル7の群で
は、結像した画像の受光量に応じて光を電気信号(感光
信号)に変換し、各感光信号を各感光セル7に接続され
ている信号線9を通じてアナログスイッチ部10に出力
する。
は、結像した画像の受光量に応じて光を電気信号(感光
信号)に変換し、各感光信号を各感光セル7に接続され
ている信号線9を通じてアナログスイッチ部10に出力
する。
【0039】ここで、制御部12は、アナログスイッチ
部10に切換信号を出力してアナログスイッチ部10内
を順次切換え、各感光セル7の出力を上端から下端に向
かって順次スキャニングする。これにより、制御部12
では、長波長出力として赤色、短波長出力としては青色
の2つの色が検出される。
部10に切換信号を出力してアナログスイッチ部10内
を順次切換え、各感光セル7の出力を上端から下端に向
かって順次スキャニングする。これにより、制御部12
では、長波長出力として赤色、短波長出力としては青色
の2つの色が検出される。
【0040】以下、上記動作を図3および図4を参照し
て説明する。図3はこのカラーラインセンサのタイミン
グチャート、図4は各光源1〜4の発光波長とカラーフ
ィルタ8a、8bの透過特性とを示す図である。
て説明する。図3はこのカラーラインセンサのタイミン
グチャート、図4は各光源1〜4の発光波長とカラーフ
ィルタ8a、8bの透過特性とを示す図である。
【0041】図3に示すように、水平同期信号Hs に同
期して4つの光源1〜4に制御信号(パルス:ハイ、ロ
ー)が入力され、ハイレベルの制御信号が入力されてい
る期間各光源1〜4が点灯する。
期して4つの光源1〜4に制御信号(パルス:ハイ、ロ
ー)が入力され、ハイレベルの制御信号が入力されてい
る期間各光源1〜4が点灯する。
【0042】初めの1回目の走査期間は、近赤外色光源
4と緑色光源2とが点灯し、赤色光源3と青色光源1と
が消灯される。そして、次の2回目の走査期間は、上記
とは逆に近赤外色光源4と緑色光源2とが消灯し、赤色
光源3と青色光源1とが点灯する。以降、この2つの状
態が交互に繰り返される。
4と緑色光源2とが点灯し、赤色光源3と青色光源1と
が消灯される。そして、次の2回目の走査期間は、上記
とは逆に近赤外色光源4と緑色光源2とが消灯し、赤色
光源3と青色光源1とが点灯する。以降、この2つの状
態が交互に繰り返される。
【0043】例えば近赤外色光源4と緑色光源2とが点
灯すると、それぞれの光は混ざりあって混合光となり、
この混合光が原稿Aの印刷面で反射され、カラーフィル
タ8aを通じて1列目の感光セル7、カラーフィルタ8
bを通じて2列目の感光セル7に入力される。
灯すると、それぞれの光は混ざりあって混合光となり、
この混合光が原稿Aの印刷面で反射され、カラーフィル
タ8aを通じて1列目の感光セル7、カラーフィルタ8
bを通じて2列目の感光セル7に入力される。
【0044】図4に示すように、近赤外色光源4と緑色
光源2との発光波長とカラーフィルタ8a、8bの透過
率の関係から、混合光がカラーフィルタ8bを通る過程
で緑色光がカットされ、2列目の感光セル7に到達する
のは近赤外色の光のみとなり、2列目の感光セル7の群
で光電変換されて出力される出力信号は、近赤外色の光
のみを受光したものとなる。同様に混合光がカラーフィ
ルタ8aを通る過程で近赤外色光がカットされ、1列目
の感光セル7に到達するのは緑色の光のみとなり、1列
目の感光セル7の群で光電変換されて出力される出力信
号は、緑色の光のみを受光したものとなる。
光源2との発光波長とカラーフィルタ8a、8bの透過
率の関係から、混合光がカラーフィルタ8bを通る過程
で緑色光がカットされ、2列目の感光セル7に到達する
のは近赤外色の光のみとなり、2列目の感光セル7の群
で光電変換されて出力される出力信号は、近赤外色の光
のみを受光したものとなる。同様に混合光がカラーフィ
ルタ8aを通る過程で近赤外色光がカットされ、1列目
の感光セル7に到達するのは緑色の光のみとなり、1列
目の感光セル7の群で光電変換されて出力される出力信
号は、緑色の光のみを受光したものとなる。
【0045】一方、2回目の走査期間になって、赤色光
源3と青色光源1とが点灯すると、近赤外色光源4と緑
色光源2とを点灯した場合と同じ過程を経て、1列目の
感光セル7の群にて光電変換されて得られる信号は、青
色の光のみを受光したものとなり、2列目の感光セル7
の群で光電変換されて出力される信号は赤色の光のみを
受光したものとなる。
源3と青色光源1とが点灯すると、近赤外色光源4と緑
色光源2とを点灯した場合と同じ過程を経て、1列目の
感光セル7の群にて光電変換されて得られる信号は、青
色の光のみを受光したものとなり、2列目の感光セル7
の群で光電変換されて出力される信号は赤色の光のみを
受光したものとなる。
【0046】このようにこの実施形態のカラーラインセ
ンサによれば、感光部6に感光セル7の群を2列に設
け、それぞれの列に異なるカラーフィルタ8a、8bを
配置し、発光および信号走査を2回行うことにより、簡
単な構造でしかも高速に赤色、青色、緑色、近赤外色な
どの4色の色信号が得られ、各色信号から原稿Aの表面
に印刷されたインクの特性を判定することができる。
ンサによれば、感光部6に感光セル7の群を2列に設
け、それぞれの列に異なるカラーフィルタ8a、8bを
配置し、発光および信号走査を2回行うことにより、簡
単な構造でしかも高速に赤色、青色、緑色、近赤外色な
どの4色の色信号が得られ、各色信号から原稿Aの表面
に印刷されたインクの特性を判定することができる。
【0047】この結果、3色を越える色出力を安価にか
つ高速に得ることができる。
つ高速に得ることができる。
【0048】なおこの実施形態では、撮像面をもつ印刷
物として一般的な原稿Aを例に挙げて説明したが、これ
を紙幣や商品券などとすることにより、それぞれの取引
装置に真偽識別用として利用できることは言うまでもな
い。
物として一般的な原稿Aを例に挙げて説明したが、これ
を紙幣や商品券などとすることにより、それぞれの取引
装置に真偽識別用として利用できることは言うまでもな
い。
【0049】またこの実施形態では、青色、緑色、赤
色、近赤外色などの4色について検出する場合を説明し
たが、この中のいずれか一つの光源を省略することによ
って通常の3色センサとしても使用できる。この場合も
感光部6に形成する感光セル7の群は2列でよく、従来
の3列構造のものよりもセンサ構造を小型化できる。
色、近赤外色などの4色について検出する場合を説明し
たが、この中のいずれか一つの光源を省略することによ
って通常の3色センサとしても使用できる。この場合も
感光部6に形成する感光セル7の群は2列でよく、従来
の3列構造のものよりもセンサ構造を小型化できる。
【0050】さらにこの実施形態では、青色、緑色、赤
色、近赤外色などの4色について検出する場合を説明し
たが、この他、紫外線、青色、緑色、赤色などの4色と
してもよく、本発明は上記実施形態の光源色のみに限定
されるものではない。
色、近赤外色などの4色について検出する場合を説明し
たが、この他、紫外線、青色、緑色、赤色などの4色と
してもよく、本発明は上記実施形態の光源色のみに限定
されるものではない。
【0051】またこの実施形態では、各カラーフィルタ
8a、8bの特性をそれぞれ近似色2種類づつをカバー
する特性としたが、感光セルの感度領域内で光源の発光
色とカラーフィルタの特性とをさらに詳細に選定するこ
とによって、カラー画像撮像装置で検出する色の数や種
類をさまざまに変更することができる。
8a、8bの特性をそれぞれ近似色2種類づつをカバー
する特性としたが、感光セルの感度領域内で光源の発光
色とカラーフィルタの特性とをさらに詳細に選定するこ
とによって、カラー画像撮像装置で検出する色の数や種
類をさまざまに変更することができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の単色光源と複数列の感光素子群と複数種の単色光を
透過するフィルタとを設け、所定周期で異なる波長域の
単色光源を点灯させ、各列の感光素子群の感光信号を走
査してそれぞれの色信号を検出するので、少ない発光回
数で多くの色出力を得ることができる。
数の単色光源と複数列の感光素子群と複数種の単色光を
透過するフィルタとを設け、所定周期で異なる波長域の
単色光源を点灯させ、各列の感光素子群の感光信号を走
査してそれぞれの色信号を検出するので、少ない発光回
数で多くの色出力を得ることができる。
【0053】また、青色光源、緑色光源、赤色光源およ
び近赤外色光源と2列の感光素子群と異なる透過特性を
有する2つのフィルタとを設け、2度の発光動作および
信号走査を行うことにより撮像面のカラー画像を4色で
得ることができる。
び近赤外色光源と2列の感光素子群と異なる透過特性を
有する2つのフィルタとを設け、2度の発光動作および
信号走査を行うことにより撮像面のカラー画像を4色で
得ることができる。
【0054】この結果、3色を越える色出力を安価にか
つ高速に得ることができる。
つ高速に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラー画像撮像装置の一つの実施
形態であるカラーラインセンサの構成を示す図である。
形態であるカラーラインセンサの構成を示す図である。
【図2】このカラーラインセンサの感光部の拡大図であ
る。
る。
【図3】このカラーラインセンサの動作を示すタイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図4】各光源の発光波長とカラーフィルタの透過特性
を示す図である。
を示す図である。
1…青色光源、2…緑色光源、3…赤色光源、4…近赤
外色光源(近赤外線光源)、5…ロッドレンズアレイ、
6…ラインセンサ、7…感光セル、8a、8b…カラー
フィルタ、9…信号線、10…アナログスイッチ部、1
1…コネクタ、12…制御部。
外色光源(近赤外線光源)、5…ロッドレンズアレイ、
6…ラインセンサ、7…感光セル、8a、8b…カラー
フィルタ、9…信号線、10…アナログスイッチ部、1
1…コネクタ、12…制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 9/04 H04N 1/46 A
Claims (4)
- 【請求項1】 撮像面に対してそれぞれ発光色の異なる
単色光を照射する複数の単色光源と、 前記複数の単色光源から照射された光によって前記撮像
面の画像を所定位置に結像する結像手段と、 前記結像手段により画像が結像される位置に複数列配設
された感光素子群と、 前記結像手段と前記感光素子群との間に配置され、前記
各列毎の感光素子群に対して異なる波長域の透過特性を
有し、各波長域では複数種の単色光を透過するフィルタ
とを具備したことを特徴とするカラー画像撮像装置。 - 【請求項2】 撮像面に対してそれぞれ発光色の異なる
単色光を照射する複数の単色光源と、 前記複数の単色光源から照射された光によって前記撮像
面の画像を所定位置に結像する結像手段と、 前記結像手段により画像が結像される位置に複数列配設
された感光素子群と、 前記結像手段と前記感光素子群との間に配置され、前記
各列毎の感光素子群に対して異なる波長域の透過特性を
有し、各波長域では複数種の単色光を透過するフィルタ
と、 所定周期で異なる波長域の前記単色光源を点灯させると
共に、その点灯タイミングで前記各列の感光素子群を走
査し列毎の感光信号を得る制御手段とを具備したことを
特徴とするカラー画像撮像装置。 - 【請求項3】 撮像面に対してそれぞれ青色、緑色、赤
色および近赤外色の単色光を照射する青色光源、緑色光
源、赤色光源および近赤外色光源と、 各色光源から照射された光によって前記撮像面の画像を
所定位置に結像する結像手段と、 前記結像手段により画像が結像される位置に2列に配設
された感光素子群と、 前記結像手段と感光素子群との間に第1列目の感光素子
群を覆うように配置され、青色および緑色を含む波長域
の光を透過する透過特性を有する第1のフィルタと、 前記結像手段と感光素子群との間に第2列目の感光素子
群を覆うように配置され、赤色および近赤外色を含む波
長域の光を透過する透過特性を有する第2のフィルタと
を具備したことを特徴とするカラー画像撮像装置。 - 【請求項4】 撮像面に対してそれぞれ青色、緑色、赤
色および近赤外色の単色光を照射する青色光源、緑色光
源、赤色光源および近赤外色光源と、 前記各色光源から照射された光によって前記撮像面の画
像を所定位置に結像する結像手段と、 前記結像手段により画像が結像される位置に2列に配設
された感光素子群と、 前記結像手段と感光素子群との間に第1列目の感光素子
群を覆うように配置され、青色および緑色を含む波長域
の光を透過する透過特性を有する第1のフィルタと、 前記結像手段と感光素子群との間に第2列目の感光素子
群を覆うように配置され、赤色および近赤外色を含む波
長域の光を透過する透過特性を有する第2のフィルタ
と、 第1のタイミングで前記青色および緑色光源のうちのい
ずれか一方と、前記赤色光源または近赤外色光源のうち
のいずれか一方とを点灯させ、第2のタイミングで他方
を点灯させると共に、それぞれの点灯タイミングで前記
各列の感光素子群を同時に走査し各列毎の感光信号を得
る制御手段とを具備したことを特徴とするカラー画像撮
像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8120238A JPH09305820A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | カラー画像撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8120238A JPH09305820A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | カラー画像撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09305820A true JPH09305820A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=14781269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8120238A Withdrawn JPH09305820A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | カラー画像撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09305820A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11219687A (ja) * | 1998-01-30 | 1999-08-10 | Fuji Xerox Co Ltd | 蛍光ランプ、固体撮像素子および画像読取装置 |
JP2003077026A (ja) * | 2001-04-25 | 2003-03-14 | World Techno:Kk | 紙幣の真贋識別方法及びその装置 |
JP2006177960A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Xerox Corp | スペクトル範囲が改良された発光ダイオード分光光度計 |
JP2007293668A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Mitsubishi Electric Corp | 表面状態判別装置 |
JP2010261742A (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-18 | Fujitsu Ltd | 表面検査装置及び表面検査方法 |
WO2018235225A1 (ja) * | 2017-06-22 | 2018-12-27 | オリンパス株式会社 | 撮像装置、撮像方法およびプログラム |
JP2021149833A (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-27 | グローリー株式会社 | 光学センサ及び紙葉類識別装置 |
WO2022102583A1 (ja) * | 2020-11-16 | 2022-05-19 | グローリー株式会社 | 光学センサ、紙葉類識別装置、紙葉類処理装置及び光検出方法 |
-
1996
- 1996-05-15 JP JP8120238A patent/JPH09305820A/ja not_active Withdrawn
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