JPH09305624A - 情報流通支援方法及びシステム - Google Patents

情報流通支援方法及びシステム

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JPH09305624A
JPH09305624A JP12056396A JP12056396A JPH09305624A JP H09305624 A JPH09305624 A JP H09305624A JP 12056396 A JP12056396 A JP 12056396A JP 12056396 A JP12056396 A JP 12056396A JP H09305624 A JPH09305624 A JP H09305624A
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展郎 谷口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の情報提供者が競合するようなオープン
な情報流通システムにおいて、情報の提供者による効率
のよい情報のアピール手段を提供する。 【解決手段】 本発明は、情報提供者が提供する情報の
性質及び情報の利用者が必要とする情報の性質を、共通
の情報空間上の重み付き領域として設定し、情報提供者
が提供する情報の重み付き領域と、情報の利用者が必要
とする情報の重み付き領域の関係を評価し、提供される
情報の存在や利用価値のアピールと、利用者が求める情
報の検索を同時に実現し、アピール及び検索回答を生成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報流通支援方法
及びシステムに係り、特に、情報の存在や利用価値を知
らせるまたは、調べることにより、情報流通を促進/支
援するための情報流通支援方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般の情報流通システムは、情報の提供
者が情報を提供し、情報の利用者がその中から必要な情
報を選び出し利用するという仕組みになっている。従来
の情報流通システムでは、単位値の情報流通システム内
において、情報の提供者=情報の利用者、或いは、情報
の提供者1に対して情報の利用者が多数いるという形態
(1:n)を採っている。
【0003】例えば、企業内のデータベースシステム
は、情報の提供者も情報の利用者も同一の利益共同体に
属するので、情報提供者=情報利用者である。また、図
書館の検索サービスシステム等の場合には、情報提供者
=図書館が1に対して、情報利用者=来館者が多数いる
という形態である。
【0004】また、従来の検索手法では、検索を実行す
る度に情報流通システム内の全ての情報を評価する、ま
たは、検索を実行する前に、予め情報流通システム内の
全ての情報を評価してグループ化し、実際の検索時に
は、まず、全てのグループを評価した後、グループ内の
全ての情報を評価するという形態を採っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
情報流通システムでは、単一のシステム内で複数の情報
提供者が競合するという事態は、考慮されておらず、シ
ステムは情報の利用者の利益のみを考慮した情報へのア
クセス手段、即ち、検索を提供するだけでよかった。し
かし、近年、情報のオープン化の流れの中で、単一の情
報システム内で複数の情報提供者が競合するような状況
が発生している。例えば、インターネット上の情報流通
システムであるWWWでは、いくつかの情報提供者間
で、いかに多くの利用者のアクセスを獲得するかという
競争が既に始まっている。
【0006】このように、単一の情報流通システム内で
複数の情報提供者が競合するような場合、個々の情報提
供者には、自らの情報の存在や利用価値を、情報の利用
者に対してより広く、そして強くアピールし、他の情報
提供者との競争に打ち克ちたいという要求が生まれてい
る。
【0007】しかし、従来の情報流通システムでは、情
報利用者の利益だけを考慮した情報へのアクセス手段、
すなわち、検索しか提供されていないため、情報提供者
の利益を考慮した情報利用者へのアピール手段は提供さ
れていない。このため、従来の情報流通システムでは、
当該情報流通システム外のメディアを利用して情報利用
者へのアピールを行う以外に方法がないという問題があ
る。
【0008】例えば、上記のWWWにおける情報提供で
は、提供者は、テレビや雑誌等のマスメディアや、WW
W以外のメディアを介して、利用者へのアピールを行う
以外には広く知らしめるための手段がない。また、情報
流通システム内の情報の流通量が膨大な場合、従来の検
索手法で、検索の度に情報流通システム内のすべての情
報を評価する方法では、検索の度に計算機資源やネット
ワーク資源を大量に消費するという問題がある。
【0009】また、検索の前に予め全ての情報を評価
し、グループ化しておく方法では、提供される情報が更
新される度にグループ化のために再計算を行い、計算機
資源やネットワーク資源を大量に消費するという問題が
ある。本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、複数
の情報提供者が競合するようなオープンな情報流通シス
テムにおいて、情報の提供者による効率のよい情報のア
ピール手段を提供すると共に、情報の流通量が膨大であ
る場合のアピール及び検索における計算機資源やネット
ワーク資源の消費を効率化することが可能な情報流通支
援方法及びシステムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明するための図である。本発明は、情報流通の場にお
いて、情報提供者が提供する情報の性質及び情報の利用
者が必要とする情報の性質を、共通の情報空間上の重み
付き領域として設定し(ステップ1)、情報提供者から
のアピールと、情報利用者からの検索質問要求を受け付
け(ステップ2)、情報提供者が提供する情報の重み付
き領域と、情報の利用者が必要とする情報の重み付き領
域の関係を評価し、提供される情報の存在や利用価値の
アピールと、利用者が求める情報の検索を同時に実現
し、アピール及び検索回答を生成する(ステップ3)。
【0011】また、本発明は、ステップ1において、情
報提供者が提供する情報の重み付き領域と、情報の利用
者が必要とする情報の重み付き領域の共通の情報空間上
に設定される、情報提供者が提供する情報の性質及び利
用者が必要とする情報の性質を、「位置」と「重み」で
表現する。
【0012】また、本発明は、ステップ1において、情
報の性質の「位置」を計算機の記憶手段のアドレスに割
り付け、「重み」を計算機の該記憶手段のアドレスに格
納する値に割り付け、該計算機中で重み付き領域を表現
する。また、本発明は、ステップ3において、共通の情
報空間上に設定される、情報提供者が提供する情報の性
質を表す重み付き領域と、利用者が必要とする情報の性
質を表す重み付き領域の関係を評価する際に、2つの該
領域の重なりを利用する。
【0013】また、本発明は、ステップ1において、共
通の情報空間の構造として、複数の数直線によって張ら
れる多次元空間を用い、該多次元空間上の多次元領域
を、情報提供者及び利用者が設定する領域の表現として
用いる。また、本発明は、ステップ1において、共通の
情報空間の構造として、木構造を用い、該情報空間上の
節点の集合を、情報の提供者及び利用者が設定する領域
の表現として用いる。
【0014】また、本発明は、ステップ1において、共
通の情報空間の構造として、網構造を用い、該情報空間
上の節点の集合を、情報提供者及び利用者が設定する領
域の表現として用いる。図2は、本発明の原理構成図で
ある。
【0015】本発明は、複数の情報提供者が競合するよ
うなオープンな情報流通システムの情報流通支援システ
ムであって、情報提供者が提供する情報商品及び該情報
商品に関する情報を格納する情報商品記憶手段30と、
情報流通システムを単一の情報空間として格納する情報
空間記憶手段20と、情報提供者により設定される情報
のアピール及び情報利用者により設定される検索質問を
位置情報と重み情報に置き換えて情報空間記憶手段20
に設定する情報空間設定手段10とを有する。
【0016】また、情報空間設定手段10は、位置情報
を情報空間記憶手段20のアドレスとし、重み情報を該
アドレス位置に格納する値とし、重み付き領域として割
り付ける記憶手段割付手段11を含む。また、本発明
は、情報提供者が提供する情報商品の性質を表す重み付
き領域と、情報利用者が必要とする情報商品の性質を表
す重み付き領域の関係を評価し、2つの該領域の重なり
に基づいて、情報商品記憶手段30を参照して情報提供
者の情報商品のアピール及び、情報利用者の検索質問に
対する解答を生成するアピール/検索解答生成手段40
を有する。
【0017】また、上記の記憶手段割付手段11は、共
通の情報空間の構造として、複数の数直線によって張ら
れる多次元空間を用い、該多次元空間を情報提供者及び
情報利用者により設定される重み付き領域とする手段を
含む。
【0018】また、上記の記憶手段割付手段11は、共
通の情報空間の構造として、木構造を用い、該木構造上
の節点の集合を、情報提供者及び情報利用者により設定
される重み付き領域とする手段を含む。また、上記の記
憶手段割付手段11は、共通の情報空間の構造として、
網構造を用い、該網構造上の節点の集合を、情報提供者
及び情報利用者により設定される重み付き領域とする手
段を含む。
【0019】本発明は、情報流通システムを単一の情報
空間とし、情報提供者の設定する情報のアピールも、情
報利用者の設定する検索質問も、この同じ情報空間の中
の「位置」と「重み」で表し、「位置」を計算機の記憶
媒体のアドレスに「重み」を計算機の記憶媒体のアドレ
スに格納する値に割り付ける。アピールや検索の範囲
は、複数のアドレスに重みを割り付けることによって表
現する。この結果、アピールも検索もこの情報空間中の
重み付き領域として、計算機中で表現される。実際のア
ピール処理及び検索処理は、上記の方法で設定された情
報提供者の重み付き領域として情報利用者の重み付き領
域との関係を、計算機の記憶領域中に格納された複数の
値を比較及び評価することによって、同時に実現され
る。従って、この評価が実行される際に、情報提供者
は、自ら設定する領域を介して利用者にアピールする機
会を得ることになる。
【0020】また、検索及びアピールに関しては、各々
設定された領域に関する範囲、即ち、計算機の記憶領域
中の特定のアドレスだけを走査すればよく、情報空間中
の全ての情報を調べるわけではない。また、提供される
情報に関する重み付き領域は、それぞれ独立に設定さ
れ、予めグループ化する必要がないので、提供される情
報が更新される度に再計算を行う必要もない。従って、
小さな計算機コスト及び通信コストで必要な検索やアピ
ールを実現することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図3は、本発明のネットワークを
介した情報流通システムの構成を示す。情報流通システ
ムは、サービス要求を発行するクライアント100、サ
ービスを提供するサーバ300、及び両者を接続するネ
ットワーク200から構成される。サーバ300は、ネ
ットワーク200を介して複数のクライアント100に
サービスを提供する。
【0022】クライアント100は、入力装置110、
出力装置120、制御モジュール20、通信モジュール
140を有し、サーバ300は、通信モジュール31
0、整形モジュール320、データベースエンジン33
0、情報空間データベース340及び情報商品データベ
ース350を有する。
【0023】ここで、情報利用者は、クライアイント
(クライアント装置)100のキーボード等の入力装置
110から検索質問を入力する。この検索質問は、制御
モジュール20を介して、ディスプレイ等の出力装置1
20から利用者にフィードバックされると共に、通信モ
ジュール140へ受け渡される。通信モジュール140
は、ネットワーク200を介して情報流通サービスを提
供しているサーバ300の通信モジュール310に検索
質問を送信する。さらに、検索質問は、整形モジュール
320に渡され、ここで、情報空間上の重み付き領域へ
の変換された上で、データベースエンジン330に渡さ
れる。
【0024】データベースエンジン330は、変換され
た検索質問に該当する領域を提供される各々の情報商品
の性質の情報空間中における重み付き領域としての表現
が格納されている情報空間データベース340から取得
して評価する。評価の結果得られた検索回答に基づい
て、情報商品データベース350から実際の情報商品も
しくは、そのメタ情報を取得し、検索回答と共に、整形
モジュール320に返す。
【0025】整形モジュール320は、与えられた検索
回答に、実際の情報商品もしくは、そのメタ情報を取込
み、検索回答を整形する。この検索回答は、サーバ30
0の通信モジュール310からネットワーク200、ク
ライアント100の通信モジュール、制御モジュール1
30を介して、出力装置120に表示される。
【0026】
【実施例】図4は、本発明の一実施例の情報商品売買の
流れの一例を示す。情報提供者は予め、提供する情報商
品及びその情報商品に関する情報(メタ情報)を情報商
品データベース16に格納する(ステップ101)。同
時に提供する情報商品のアピールとして、情報商品の性
質を表す重み付き領域を情報空間データベース17に格
納しておく(ステップ102)。
【0027】クライアント100の入力装置110から
検索質問が入力されると、当該検索質問はサーバ300
の整形モジュール320を介して、最終的に検索対象を
表現する重み付き領域として与えられる(ステップ10
3)。実際の検索は、ステップ106からステップ10
8のループで対象領域に含まれる単位領域を情報空間デ
ータベース340から順次取り出し、そこに設定されて
いる各商品の重みを評価/累積していくことにより実行
される。対象領域を全て評価し終わると(ステプ10
7、YES)、累積の結果に従って検索回答を作成する
(ステップ109)。
【0028】検索回答を利用者の分かりやすい形に整形
する(ステップ110)。このとき、検索回答に含まれ
る情報商品について、当該情報商品そのままの、あるい
はメタ情報を、情報商品データベース350から取得
し、検索回答に含めて整形する。整形された検索回答を
利用者に提示する(ステップ111)。利用者は、検索
回答を検討し(ステップ112)、それぞれの情報商品
購入の是非を決定する(ステプ113)。
【0029】図5は、本発明の一実施例の評価処理の詳
細な動作を示す。同図に示す動作は、上記の図4におけ
るステップ106〜ステップ108の動作に対応する。
単位領域Ai について、検索質問で与えられる重みui
と情報空間データベース340から取得する各商品の重
みpkiを演算器fに与え(ステップ201)、各商品P
k の単位領域Ai における評価値Fkj=f(ui
ki)を得る(ステップ202)。これを累算器gに与
えて、前回までの累積評価値Gk,i−1に累算し、各
商品の単位領域Ai までの累積評価値Gkiを得た後(ス
テップ203)、次の単位領域Ai+1 に進む(ステップ
204)。この処理を、利用者の検索質問で与えられた
単位領域の範囲A1 〜An まで繰り返し、各商品の最終
評価値Gk,n を得る。
【0030】この例でわかるように、上記の検索方法に
より、情報利用者の検索質問の設定だけでなく、情報提
供者のアピール設定も評価の際に利用されるので、情報
提供者は、従来の情報流通システムとは異なり、情報流
通システム内で情報利用者へのアピールの広さ及びアピ
ールの強調度を制御する手段を持つことになる。
【0031】また、情報利用者にとっては、異なる情報
提供者の情報であっても、同一情報空間上で、一元的に
扱うことができるため、利便性が増す。さらに、上記の
方法に基づく検索により、情報空間において、情報利用
者の指定する検索範囲のみを検索するのであり、検索が
実行される毎に全ての情報と利用者の検索質問を比較及
び評価する必要がないので、データベースエンジン33
0の使用するCPU時間や一時記憶領域を抑制すること
が可能となる。
【0032】次に、情報商品の性質を重み付き領域とし
て記述する方法について説明する。図6は、本発明の一
実施例の情報商品の性質を重み付き領域として記述する
方法を説明するための図である。同図は、複数の数直線
によって張られた多次元空間を格子状に区切った構造の
情報空間を利用した時の、重み付き領域の配置の方法を
示したものである。同図では、特にその具体例として、
数直線L1 ,L2 からなる2次元空間の格子構造を示
す。同図において、縦軸は、透明感L2 を表し、横軸は
対象年齢L1 を表す。
【0033】例えば、情報商品が画像であるとして、数
直線L1 が対象年齢を、数直線L2が画像の透明感を表
すとする。情報提供者が情報商品P0 に対して、年齢に
ついて20〜22、透明感について15〜17という性
質を与えたとすると、情報商品P0 のエントリが図6の
単位格子AP0,1〜AP0,9からなる領域に配置される。
【0034】さらに、各単位格子が情報商品P0 の性質
をどれだけよく表しているかを示す指標として、単位格
子AP0,1〜AP0,9のそれぞれにp0,1 〜p0,9 という重
みを与える。こうして作成された重みの領域は、情報商
品P0 の性質を表すと同時に、情報商品P0 のアピール
の情報利用者への到達力を表している。即ち、重み付き
領域の大きさが情報利用者の検索への掛かり易さに、各
単位格子の重みが情報利用者への提示順位に影響を与え
る。従って、この重み付き領域の設定を変化させること
により、情報利用者への提示の可否や、順位を情報提供
者の側でも制御することができる。
【0035】データベースエンジン330は、各単位格
子に記憶装置上の特定の記憶領域を割り付け、そこに、
当該格子領域に配置された情報商品の識別名と、重みを
格納する。例えば、上記の例において、単位格子AP0,k
にアドレスtk 番地から始まる一連の記憶領域を割り付
け、そこに、情報商品の識別名P0 と重みp0,k を格納
する。こうして、情報空間に情報商品の重み付き領域を
配置した情報空間データベース340が準備される。
【0036】次に、図6に示す例により与えられた情報
商品の重み付き領域を配置した多次元空間構造の情報空
間データベース340を利用して実際に情報利用者から
の検索を行う場合について説明する。図7は、本発明の
一実施例の多次元空間構造の情報空間データベースを用
いて行う検索の例を説明するための図である。
【0037】情報利用者の検索質問は、最終的に、情報
提供者の設定するアピールと同じく、情報利用者の求め
る情報の性質を表す重み付き領域のかたちで与えられ
る。例えば、情報利用者Uが、年齢について18〜2
0、透明感について13〜17という重み付き領域の検
索質問を発行したとする。データベースエンジン330
は、図7の情報空間中のAU1〜AU15 という単位格子を
順次走査し、そこにエントリを持つ情報商品を評価して
いく。
【0038】以下、図7の単位格子集合AU1〜AU15
ついて、図5に沿って考える。図7の単位格子AUj(j
=1〜15)が、図5の単位領域Ai に相当する。デー
タベースエンジン330は、単位格子AUjに関するデー
タが格納されている記憶領域tj を参照し、区分コード
が現れるまで読み込む。これにより、記憶領域に設定さ
れた情報商品の識別名P0 〜P2 と、その重みp0j〜p
2jを取得し、情報利用者が検索質問で与えた重みuj
共に、演算器fに与える。さらに、演算器fの演算結果
pkj =f(uj ,pkj)(k=0〜2)を累算器gに
送り、個々の情報商品について評価結果を累算して、G
pkj =g(Gpkj −1,Fpkj )(k=0〜2)を得
る。こうした処理を各単位格子u1 〜u15で繰り返すこ
とにより、最終的な累算結果Gpk,15 を得て、この累算
結果に基づいて検索回答を作成する。
【0039】図8は、本発明の一実施例の第1の情報の
性質の重み付き領域の記述方法を適用した例である。同
図は、情報の性質を重み付き領域として記述する方法と
して、木構造の情報空間を利用した時の、重み付き領域
の配置方法を示す。同図では、特に、具体例として、単
語間の意味関係を記述した木構造であるシソーラスを示
す。
【0040】例えば、情報提供者が情報商品P0 に、ア
ピールしたい性質として、「単語W0 、範囲2」という
領域を与えると、情報商品P0 は、ノードW0 を中心に
木構造のリンクを2段階まで辿った同図の単語W0 〜W
7 からなる領域で表される。
【0041】さらに、各単語が情報商品P0 の性質をど
れだけよく表しているかを示す指標として、木構造のノ
ードである単語W0 〜W7 に重みを与えることができ
る。例えば、この場合、各ノードW0 〜W7 にそれぞれ
重みp0,0 〜p0,7 を与える。こうして作成された重み
付き領域は、情報商品P0 の性質を表すと同時に、情報
商品P0 のアピールの利用者への到達力を表している。
即ち、重み付き領域の大きさが利用者検索へのかかり易
さに、各ノードの重みが利用者への提示順位に影響を与
える。また、重み付き領域全体の位置は、検索へのかか
り易さと提示順位の両方に影響を与える。従って、この
重み付き領域の設定を変化させることにより、情報利用
者への提示の可否や順位を情報提供者の側でも制御する
ことができる。
【0042】データベースエンジン330は、各ノード
の記憶装置上の特定の領域を割り付け、当該領域にその
ノードに配置された情報商品の識別名と重みを格納す
る。例えば、図8の例で、ノードW4 にアドレスt4
地から始まる一連の記憶領域を割り付け、そこに情報商
品の識別名P0 と重みP0,4 を格納する。こうして、情
報空間に商品の重み付き領域を配置した情報空間データ
ベース340が準備される。
【0043】図9は、本発明の一実施例の情報空間デー
タベースを利用して情報利用者からの検索を行う例を示
す。同図は、上記の図8の例で与えられた商品の重み付
き領域を配置した木構造の情報空間データベース340
を利用して、実際に利用者からの検索を行う方法を示
す。
【0044】情報利用者の検索質問は、最終的に、情報
提供者の設定するアピールと同じく、情報利用者の求め
る情報の性質を表す重み付き領域のかたちで与えられ
る。例えば、情報利用者Uが、「単語W7 ,範囲2」と
いう重み付き領域の検索質問を発行したとすると、デー
タベースエンジン330は、図9の情報空間中のW4
10というノードを順次走査し、そこにエントリを持つ
情報商品を評価していく。
【0045】以下、図9のノード集合W4 〜W10につい
て、図5の流れに適用して考える。図9のノードW
j (j=4〜10)が、図5の単位領域Ai に相当す
る。まず、データベース330は、ノードW4 に関する
データが格納されている記憶領域T 4 を参照し、区分コ
ードが現れるまで読み込む。これにより、設定された情
報商品の識別名P0 〜P2 と、その重みp0,4 〜p2,4
を取得し、情報利用者が検索質問で与えた重みu4 と共
に、演算器fに与える。さらに、演算器fの演算結果F
pk,4=f(u4 ,pk,4 )(k=0〜2)を累算器gに
送り、個々の情報商品について評価結果を累算して、G
pk,4(k=0〜2)を得る。こうした処理を各ノードW
4 〜W10で繰り返すことにより、最終的な累算結果を得
て、これに基づいて検索解答を作成する。
【0046】図10は、本発明の一実施例の第2の情報
の性質の重み付き領域の記述方法を適用した例である。
同図は、情報の性質を重み付き領域として記述する方法
として、網構造の情報空間を利用したときの、重み付き
領域の配置の方法を示すものである。同図では、特に具
体例として、情報を通信ノード間でリレー式に伝達する
形態の通信ネットワークのノード間の接続を記述した網
構造を示す。
【0047】例えば、情報提供者が情報商品P0 に、
「ノードh0 ,伝播範囲2」という領域を与えると、情
報商品P0 は、ノードh0 を中心に網構造のリンクを2
段階まで辿った図10に示す単語h0 〜h9 からなる領
域で表される。
【0048】さらに、各単語が情報商品P0 の性質をど
れだけよく表しているかを示す指標として、網構造のノ
ードである単語h0 〜h9 に重みを与えることができ
る。例えば、この場合、各ノードh0 〜h9 にそれぞれ
重みp0,0 〜p0,9 を与える。こうして作成された重み
付き領域は、情報商品P0 の性質を表すと同時に、P 0
のアピールの利用者への到達力を表している。即ち、重
み付き領域の大きさが利用者検索へのかかり易さに、各
ノードの重みが利用者への提示順位に影響を与える。ま
た、重み付き領域全体の位置は、検索のかかり易さと提
示順位の両方に影響を与える。従って、この重み付きの
設定を変化させることにより、利用者への提示の可否や
提供者の側で制御が可能となる。
【0049】データベースエンジン330は、予め自ら
が動作するノードh0 に隣接するノードの識別名h
i (i=1〜3)をデータベース上に保存しておく。情
報提供者から特定及び到達範囲の設定の要求があった場
合、自らのノードh0 及び隣接するノードのノードhi
(i=1〜3)に関する「ノード識別名hi ,情報商品
識別名P0 ,重みp0,j 」の一組の情報をデータベース
上に格納すると共に、隣接するノードhi (i=1〜
3)に、「商品識別名P0 ,重みp0,j 」という一組の
情報を格納するよう、ネットワークを介して要求する。
【0050】例えば、要求を受けたノードがh1 である
場合、ノードh1 上のデータベースエンジン330は、
0 と同様に、自らのノードh1 及び隣接するノードh
j (j=0,4,5)に関する「ノード識別名hj ,情
報商品識別名P0 ,重みp0j」の一組の情報をデータベ
ースに格納すると共に、隣接するノードhj (j=4,
5)に、「情報商品識別名P0 ,重みp0j」という一組
の情報を格納するよう、ネットワークを介して要求す
る。この一連の処理が、情報提供者の定めた範囲に渡っ
て繰り返されることにより、通信ネットワーク全体とい
う情報空間に、各商品の重み付きの領域を配置した情報
空間データベース340が準備される。
【0051】図11は、本発明の一実施例の網構造の情
報空間データベースを利用して情報利用者からの検索を
行う例を示す。同図は、商品の重み付き領域を配置した
網構造の情報空間データベースを利用して、実際に情報
利用者からの検索を行う方法を示している。
【0052】情報利用者の検索質問は最終的に、情報提
供者の設定するアピールと同じく、情報利用者の求める
情報の性質を表す重み付き領域の形で与えられる。例え
ば、情報利用者Uがノードh10に、『範囲2』という重
み付き領域を検索質問として発行したとすると、ノード
10上のデータベースエンジンは、自らのノードに関す
る各商品の重みを自らのサイト上の情報空間データベー
ス340から取得すると共に、隣接するノードh6 に、
「情報商品識別名、重み」の一組の情報を送信するよ
う、ネットワークを介して要求する。要求を受けたノー
ドh6 は、各情報商品の重みを自らのサイト上の情報空
間データベース340から取得すると共に、更に隣接す
るノードhi (i=2,7,9,13)に、「商品識別
名、重み」の一組の情報を送信するよう、ネットワーク
を介して要求し、返ってきた結果を自らのサイトで取得
した重みと纏めて要求元のノードh10に返却する。
【0053】この一連の処理を、情報利用者が定めた伝
播範囲に渡って繰り返すことにより、通信ネットワーク
という情報空間に対し、その範囲を限定した領域をアク
セスするだけで、各情報商品の性質を取得し、演算及び
累算を行った後、累算結果に基づいて検索解答を作成す
る。
【0054】以上の3つの例に挙げた「多次元空間格子
構造」「木構造」「網構造」の情報空間を利用した情報
流通方式は、組み合わせて利用することが可能である。
データベースエンジン330が取り扱うデータ形式にお
いて、例えば、「網構造」を通信ネットワーク上のノー
ドの記述に、「木構造」を言語的/意味的要求条件の記
述に、「多次元空間格子構造」を数値的要求条件の記述
に利用することができる。また、2つの位置を隔てる
「距離」の概念を利用することにより、情報空間全体で
はなく、部分的な検索で求める情報に「近い」ものを取
得することができる。
【0055】さらに、「位置、重み」の2つを組み合わ
せるだけで、アピール/検索の多様な設定を可能にす
る。次に、本実施例について具体例を用いて説明する。
以下に示す具体例では、静止画データの売買を例とし
て、検索の流れについて説明する。情報空間の構造とし
ては、多次元空間を採用するが、話を理解し易くするた
め、2次元空間を用いるものとする。
【0056】2次元空間を張る次元軸は、軸L1 が「明
るさ」を、軸L2 が「暖かみ」を表すものとする。今、
複数の情報提供者a,b,cが「明るさ」及び「暖か
み」について類似の静止画像データP1 ,P2 ,P3
販売するために、情報空間データベースにアピールを設
定する。
【0057】図12は、本発明の一実施例の具体例にお
ける情報空間データベースに設定されたP1 のアピール
としての重み付き領域を示す。同図において、各単位格
子中に記された値がその単位格子におけるP1 の重みを
表す。例えば、 「明るさ」=63 「暖かみ」=73 の単位格子(以下、(63、73)のように表記する)
におけるP1 の重みは5である。
【0058】図13は、本発明の一実施例の具体例にお
ける情報空間データベースに設定されたP2 のアピール
としての重み付き領域を示し、図14は、本発明の一実
施例の具体例における情報空間データベース340に設
定されたP3 のアピールとしての重み付き領域を示す。
これらの重み付き領域は、最終的に、情報空間データベ
ース340において、各単位格子毎に割り付けられた一
連の記憶領域に、その単位格子に配置された情報商品名
とその重みを対にして格納される。
【0059】例えば、図15に示すように、単位格子
(63,71)に対して割り付けられた一連の記憶領域
に格納される。また、図16に示すように、単位格子
(63,74)に対して割り付けられた一連の記憶領域
に格納される。図17は、本発明の一実施例の具体例に
おける重み付き領域の位置関係を示す。同図に示すよう
に上記の各々のP1 ,P2 ,P3 のそれぞれの重み付き
領域が設定される。
【0060】この情報空間データベース340を管理す
るデータベースエンジン330に、情報利用者の検索質
問U4 が図18に示される重み付き領域として与えられ
たとする。データベースエンジン330は、与えられた
領域に含まれる9つの単位格子を順次調べていく。ま
ず、単位格子(64,72)には、ユーザの検索質問で
は、“1”の重みが与えられていることが分かってい
る。これに対し、情報空間データベース340において
当該単位格子に割り付けられた記憶領域を参照すると、
そこには、図19に示される情報、即ち、情報商品名P
1 とその重み“2”が格納されていることが分かる。
【0061】こうして取得された情報は、データベース
エンジン330の演算器に送られる。演算器では、(検
索質問の重み)×(情報商品P1 )の重みという計算が
行われ、そこで、選択された演算結果2(=1×2)
は、情報商品P1 の局所的評価値として累算器に送られ
る。累算器では、送られてきた値を情報商品P1 の中間
累積結果として格納する。
【0062】次に、単位格子(65,72)についても
同様の処理が行われる。即ち、ユーザの検索質問で与え
られた重み“1”と、情報空間データベース340にお
いて当該単位格子に割り付けられた記憶領域を参照した
結果である情報商品名P1 とその重み“1”という情報
の組を演算器に送り、そこでの演算結果“1”(=1×
1)が情報商品P1 の局所的評価値として累算器に送ら
れる。累算器では、情報商品P1 について、これまでの
中間累算結果“2”と、新たに送られてきた局所評価値
“1”を足し合わせ、結果の“3”(=2+1)を、新
たな中間累算結果として格納する。
【0063】以上の処理を与えられた領域に含まれる9
つの単位格子すべてについて繰り返した後、各情報商品
に関する累算結果を取得する。これが、各商品に対する
最終的な評価値となる。図20は、本発明の一実施例の
具体例における検索質問U4 に対する各情報商品の局所
評価値及び最終的な評価値の表を示す。同図の表から分
かるように、この検索の結果、P1 が評価値“10”で
提示順位1位となり、次にP3 が評価値“3”で提示順
位2位となる。P2 は、評価値が0なので、利用者4に
は提示されない。
【0064】一方、この情報空間データベース340を
管理するデータベースエンジン330に、情報利用者b
の検索質問U5 が図21に示される重み付き領域として
与えられた場合を考える。先に述べた記述と同様の順序
で、各単位格子に含まれる情報商品の重みを評価した結
果与えられる各情報商品の局所評価値及び最終的な評価
値の表を図22に示す。これからわかるように、この検
索結果は、先の検索質問U4 の場合と異なる。P1 が評
価値“30”で、提示順位が1位であるのは、変わりな
いが、提示順位2位は、評価値“11”でP2 となり、
3 は、評価値“4”で提示順位3位となる。
【0065】なお、上記に示した具体例は、与えられた
情報商品の性質や検索質問は類似している。しかし、こ
うした類似した対象に対しても、働きかけかたを変える
ことによって、情報商品利用者は異なる商品に対するア
クセスを、情報商品は異なる利用者に対するアクセス
を、それぞれ得ることができることを示している。
【0066】言い換えれば、この方法は、検索やアピー
ルについて非常に柔軟はカスタマイズ手段を提供するも
のである。例えば、情報商品P2 とP3 は情報空間にお
ける位置も類似しており、さらに、与えられている重み
の総和も等しいが、利用者に対するアピールの設定のし
かたが異なるため、同一の検索質問に対する評価値も異
なってくる。 なお、本発明は、上記の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能
である。
【0067】
【発明の効果】上述のように、本発明の情報流通支援方
法及びシステムによれば、情報流通システムを単一の情
報空間とし、情報提供者の設定する宣伝と情報利用者の
設定する検索をその情報空間上の重み付き領域として表
現した上で、指定された領域を走査・評価することによ
り、情報提供者は、自らの設定する領域を介して利用者
にアクセスする機会を得られるという利点がある。
【0068】同じく、情報流通システムを単一の情報空
間とし、情報提供者の設定する宣伝(アピール)と情報
利用者の設定する検索をその同じ情報空間上の重み付き
領域として表現した上で、指定された領域を走査・評価
することにより、情報利用者にとっては、情報提供者の
知識としてのアピールを検索に利用することができるの
で、情報流通の利便性が向上するという利点がある。
【0069】さらに、検索/アピールは、各々設定され
た領域に関連する範囲、即ち、計算機の記憶領域中の特
定のアドレスだけを走査すればよく、情報空間中の全て
の情報を評価するわけではないので、小さな計算機/通
信コストで必要な検索やアピールを実現でき、情報流通
における資源効率が向上するという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明のネットワークを利用した情報流通シス
テムの構成図である。
【図4】本発明の一実施例の情報商品売買の流れの一例
を示す図である。
【図5】本発明の一実施例の評価処理の詳細な動作を示
す図である。
【図6】本発明の一実施例の情報商品の性質を重み付き
領域として記述する方法を説明するための図である。
【図7】本発明の一実施例の多次元空間構造の情報空間
データベースを用いて行う検索の例を説明するための図
である。
【図8】本発明の一実施例の第1の情報の性質の重み付
き領域の記述情報を適用した例である。
【図9】本発明の一実施例の情報空間データベースを利
用して情報利用者から検索を行う例である。
【図10】本発明の一実施例の第2の情報の性質の重み
付き領域の記述方法を適用した例である。
【図11】本発明の一実施例の網構造の情報空間データ
ベースを利用して情報利用者からの検索を行う例であ
る。
【図12】本発明の一実施例の具体例における情報空間
データベースに設定されたP1 のアピールとしても重み
付き領域を示す図である。
【図13】本発明の一実施例の具体例における情報空間
データベースに設定されたP2 のアピールとしても重み
付き領域を示す図である。
【図14】本発明の一実施例の具体例における情報空間
データベースに設定されたP3 のアピールとしても重み
付き領域を示す図である。
【図15】本発明の一実施例の具体例における情報空間
データベースに格納される例(その1)である。
【図16】本発明の一実施例の具体例における情報空間
データベースに格納される例(その2)である。
【図17】本発明の一実施例の具体例における重み付き
領域の位置関係を示す図である。
【図18】本発明の一実施例の具体例における情報利用
者の検索質問U4 に対する重み付き領域を示す図であ
る。
【図19】本発明の一実施例の具体例における情報空間
データベースに格納される例(その3)である。
【図20】本発明の一実施例の具体例における検索質問
4 に対する各情報商品の局所評価値及び最終的な評価
値の表である。
【図21】本発明の一実施例の具体例における情報利用
者bの検索質問U5 に対する重み付き領域を示す図であ
る。
【図22】本発明の一実施例の具体例における検索質問
5 に対する各情報商品の局所評価及び最終的な評価値
の表である。
【符号の説明】
10 情報空間設定手段 11 記憶手段割付手段 20 情報空間記憶手段 30 情報商品記憶手段 40 アピール/検索解答生成手段 100 クライアント 110 入力装置 120 通信モジュール 130 制御モジュール 140 出力装置 200 ネットワーク 300 サーバ 310 通信モジュール 320 整形モジュール 330 データベースエンジン 340 情報空間データベース 350 情報商品データベース
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】以上の処理を与えられた領域に含まれる9
つの単位格子すべてについて繰り返した後、各情報商品
に関する累算結果を取得する。これが、各商品に対する
最終的な評価値となる。図20は、本発明の一実施例の
具体例における検索質問U4 に対する各情報商品の局所
評価値及び最終的な評価値の表を示す。同図の表か
ら分かるように、この検索の結果、P1 が評価値“1
0”で提示順位1位となり、次にP3 が評価値“3”で
提示順位2位となる。P2 は、評価値が0なので、利用
者4には提示されない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】一方、この情報空間データベース340を
管理するデータベースエンジン330に、情報利用者b
の検索質問U5 が図21に示される重み付き領域として
与えられた場合を考える。先に述べた記述と同様の順序
で、各単位格子に含まれる情報商品の重みを評価した結
果与えられる各情報商品の局所評価値及び最終的な評価
値の表を図22に示す。これからわかるように、この
検索結果は、先の検索質問U4 の場合と異なる。P1
評価値“30”で、提示順位が1位であるのは、変わり
ないが、提示順位2位は、評価値“11”でP2 とな
り、P3 は、評価値“4”で提示順位3位となる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図20
【補正方法】変更
【補正内容】
【図20】本発明の一実施例の具体例における検索質問
4 に対する各情報商品の局所評価値及び最終的な評価
値の表である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図22
【補正方法】変更
【補正内容】
【図22】本発明の一実施例の具体例における検索質問
5 に対する各情報商品の局所評価及び最終的な評価
値の表である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図20
【補正方法】変更
【補正内容】
【図20】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図22
【補正方法】変更
【補正内容】
【図22】

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報流通の場において、情報提供者が提
    供する情報の性質及び情報の利用者が必要とする情報の
    性質を、共通の情報空間上の重み付き領域として設定
    し、 前記情報提供者が提供する情報の重み付き領域と、前記
    情報の利用者が必要とする情報の重み付き領域の関係を
    評価し、 提供される情報の存在や利用価値のアピールと、前記利
    用者が求める情報の検索を同時に実現することを特徴と
    する情報流通支援方法。
  2. 【請求項2】 前記情報提供者が提供する情報の重み付
    き領域と、前記情報の利用者が必要とする情報の重み付
    き領域の共通の情報空間上に設定される、前記情報提供
    者が提供する情報の性質及び前記情報の利用者が必要と
    する情報の性質を、「位置」と「重み」で表現する請求
    項1記載の情報流通支援方法。
  3. 【請求項3】 前記情報の性質の「位置」を計算機の記
    憶手段のアドレスにに割り付け、「重み」を計算機の該
    記憶手段のアドレスに格納する値に割り付け、該計算機
    中で重み付き領域を表現する請求項2記載の情報流通支
    援方法。
  4. 【請求項4】 前記共通の情報空間上に設定される、前
    記情報提供者が提供する情報の性質を表す重み付き領域
    と、前記利用者が必要とする情報の性質を表す重み付き
    領域の関係を評価する際に、2つの該領域の重なりを利
    用する請求項1記載の情報流通支援方法。
  5. 【請求項5】 前記共通の情報空間の構造として、複数
    の数直線によって張られる多次元空間を用い、該多次元
    空間上の多次元領域を、情報提供者及び利用者が設定す
    る領域の表現として用いる請求項1記載の情報流通支援
    方法。
  6. 【請求項6】 前記共通の情報空間の構造として、木構
    造を用い、該情報空間上の節点の集合を、情報の提供者
    及び利用者が設定する領域の表現として用いる請求項1
    記載の情報流通支援方法。
  7. 【請求項7】 前記共通の情報空間の構造として、網構
    造を用い、該情報空間上の節点の集合を、前記情報提供
    者及び前記利用者が設定する領域の表現として用いる請
    求項1記載の情報流通支援方法。
  8. 【請求項8】 複数の情報提供者が競合するようなオー
    プンな情報流通システムの情報流通支援システムであっ
    て、 情報提供者が提供する情報商品及び該情報商品に関する
    情報を格納する情報商品記憶手段と、 前記情報流通システムを単一の情報空間として格納する
    情報空間記憶手段と、 情報提供者により設定される情報のアピール及び情報利
    用者により設定される検索質問を位置情報と重み情報に
    置き換えて前記情報空間記憶手段に設定する情報空間設
    定手段とを有することを特徴とする情報流通支援システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記情報空間記憶手段は、 前記情報空間設定手段により設定された前記位置情報を
    前記情報空間記憶手段のアドレスとし、前記重み情報を
    該アドレス位置に格納する値とし、重み付き領域として
    割り付ける記憶手段割付手段を含む請求項8記載の情報
    流通支援システム。
  10. 【請求項10】 前記情報提供者が提供する情報商品の
    性質を表す重み付き領域と、前記情報利用者が必要とす
    る情報商品の性質を表す重み付き領域の関係を評価し、
    2つの該領域の重なりに基づいて、前記情報商品記憶手
    段を参照して前記情報提供者の情報商品のアピール及
    び、前記情報利用者の前記検索質問に対する解答を生成
    するアピール/検索解答生成手段を更に有する請求項8
    及び9記載の情報流通支援システム。
  11. 【請求項11】 前記記憶手段割付手段は、 共通の情報空間の構造として、複数の数直線によって張
    られる多次元空間を用い、該多次元空間を前記情報提供
    者及び前記情報利用者により設定される重み付き領域と
    する手段を含む請求項9記載の情報流通支援システム。
  12. 【請求項12】 前記記憶手段割付手段は、 共通の情報空間の構造として、木構造を用い、該木構造
    上の節点の集合を、前記情報提供者及び前記情報利用者
    により設定される重み付き領域とする手段を含む請求項
    9記載の情報流通システム。
  13. 【請求項13】 前記記憶手段割付手段は、 共通の情報空間の構造として、網構造を用い、該網構造
    上の節点の集合を、前記情報提供者及び前記情報利用者
    により設定される重み付き領域とする手段を含む請求項
    9記載の情報流通システム。
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