JPH09305567A - 炭化水素燃料の評価方法 - Google Patents

炭化水素燃料の評価方法

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JPH09305567A
JPH09305567A JP8112861A JP11286196A JPH09305567A JP H09305567 A JPH09305567 A JP H09305567A JP 8112861 A JP8112861 A JP 8112861A JP 11286196 A JP11286196 A JP 11286196A JP H09305567 A JPH09305567 A JP H09305567A
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JP
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signal
neural network
near infrared
hydrocarbon
matrix
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Ranson Aaron
ランソン アーロン
Arryo Fernando
アロヨ フェルナンド
Parisi Adriano
パリシ アドリアノ
Puriito Hernan
プリート ヘルナン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特にガソリンその他の燃料等の炭化水素の評
価方法であって、入力であるNIR信号と出力である測
定されるパラメータとが直線関係にない場合であって
も、正確な読みとりが可能である方法を提供する。 【解決手段】 センサ10は、炭化水素またはその他の
評価対象となる物質からのNIR信号を得る。伝送部材
12は、センサ10から得られたNIRスペクトルを分
光計14へと伝送し、分光器14ではセンサ10からの
信号が処理される。これにより、信号のベースライン補
正がなされ、所望数のポイントまで信号が減縮される。
ニューラルネットワーク16は、分光器14からの制約
化された信号を受信するよう学習されている。そして、
一以上の所望の炭化水素のパラメータを、制約化された
信号の所定ポイントにおける吸収値に基づいて測定し、
所望のパラメータが得られるように分光器14から受信
した信号を処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物質の評価方法に関
し、主にガソリン、ディーゼル燃料、ナフサ、ジェット
燃料、ケロシン等の炭化水素燃料における一つ以上のパ
ラメータの決定に関する。
【0002】
【従来の技術】ガソリン等の燃料のパラメータの正確な
評価方法は、従来から必要とされている。特に、例えば
オクタン価、レイド蒸気圧(Reid vaper pr
essure)その他の、パラメータを正確に測定し
て、消費者それぞれの要求に正確に適合する製造物を供
給するために、このような方法は有用である。
【0003】近赤外線(Near infrared:
NIR)分光法は、ある種の物質の評価に有用であるこ
とが知られており、これは、NIR信号のバンドには、
物質のパラメータを示すものがあることによる。例え
ば、マガード(Maggard)に付与された米国特許
第4,963,745号には、NIR分光法を用いたガ
ソリンのオクタンの測定方法及び導関数を用いた数学的
処理が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この方法は、多変量解
析とも呼ばれ、いくつかのパラメータの測定に有用であ
る一方、高いS/N比及び長期安定性が要求される。更
に、得られるNIR分光データと測定されるパラメータ
とが直線関係となることが要求される。
【0005】以上のことから、本発明は、NIR分光法
による物質の所望のパラメータの評価方法、特にガソリ
ンその他の燃料等の炭化水素の評価方法であって、入力
であるNIR信号と出力である測定されるパラメータと
が直線関係にない場合であっても、正確な読みとりが可
能である方法を提供することを、その主な目的とする。
また、本発明は、NIR信号に”ノイズ”の量が多いデ
ータ、つまり劣化したデータがある場合でも、正確な測
定を行い得る測定方法を提供することも目的とする。
【0006】更に、本発明は、”オンライン”により測
定可能な評価方法を提供することも目的とする。その他
の目的及び利点は、以下の記載により示される。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的及び利点は、
本発明によって容易に達成される。本発明によれば、炭
化水素、好ましくは、ガソリン、ディーゼル燃料、ナフ
サ、ジェット燃料、ケロシンその他の炭化水素燃料にお
ける所望のパラメータは、以下のように得られる。
【0008】即ち、評価される炭化水素燃料を用意し、
その炭化水素燃料の近赤外線信号を得て、この信号を所
望数のポイントに減縮するようにコード化し、所望のパ
ラメータに対して上記所望数のポイントに関連させて学
習されたニューラルネットワークを用意するとともに、
このニューラルネットワークによって上記所望のパラメ
ータが測定されるように上記所望数のポイントを処理す
る、という一連の処理により得られる。
【0009】正確に測定されるべきパラメータは、NI
R信号と線形関係にある必要はなく、このパラメータと
しては、レイド蒸気圧、疑似蒸留値、リサーチオクタン
価、モーターオクタン価、酸素成分、比重、セタン価、
臭素価、アニリン点、スモーク点、及びこれらの任意の
組み合わせ、及びその他の種々のパラメータのうちから
選択され得る。
【0010】更に、本発明に係る方法の好適な用途とし
ては、炭化水素、種々の他の物質、例えば食料品、化学
製品その他のものが、本発明に係る方法によって評価可
能である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、物質、特にガソリン、
ディーゼル燃料、ケロシン及びその他の炭化水素の、好
ましくは”オンライン”形式による、所望のパラメータ
の評価測定に関する。上述したように、近赤外線(NI
R)分光分析により、対象となる物質の種々のパラメー
タに対応する信号を生成されることが知られている。し
かし、炭化水素燃料においては、相関が非線形となる。
一方、米国特許第4,963,745号等に開示される
従来の信号評価方法においては、その関係が線形である
ことが必要とされている。
【0012】本発明に係る方法によれば、相関が線形か
非線形かに拘わらず、NIR信号から炭化水素の所望の
パラメータの測定が可能となるように、ニューラルネッ
トワークにおける学習がなされる。また、本発明に係る
方法によれば、NIR信号において”ノイズ”が比較的
大きい、つまりデータが劣化している場合でも、正確な
測定が可能である。更に、本発明に係る方法は、NIR
スペクトルと、これに関連する推定値との相互関係に基
づいて、パラメータの大きさや特性を予測することにも
用いられるだけでなく、所定の特性が存在するか、その
特性が所定の範囲内にあるか、また、他のスペクトル系
列によって分類され得るか、の判定に用いることができ
る。
【0013】図1に本発明の実施に用いられる装置の概
略説明図を示し、図2に本発明に係る方法のフローチャ
ートを示す。
【0014】図1を参照すると、センサ10は、炭化水
素またはその他の評価対象となる物質からのNIR信号
を得るために設けられている。このセンサ10は、炭化
水素からの反射スペクトルまたは伝送NIRスペクトル
を得るためのセンサとしてもよい。このようなセンサは
良く知られており、オンライン形式で所望のNIRスペ
クトルを得るために本発明において用いることが可能で
ある。通常の伝送センサには、例えば、炭化水素その他
の物質が流通する導管(図示せず)及びこの導管に設け
られてこの炭化水素に光線を照射するコリメータが含ま
れる。勿論、所望のNRIスペクトルを得るためのその
他のセンサや機器として種々のものが従来から知られて
おり、これらを本発明に用いることも可能である。
【0015】本発明に係るシステムは、さらに、上述の
ようにセンサ10から得られたNIRスペクトルを分光
計14へと伝送する伝送部材12を有し、分光器14で
はセンサ10からの信号が処理される。これにより、信
号のベースライン補正(BASE LINE CORR
ECTION)がなされ、また、所望数のポイントまで
信号が減縮される。伝送部材12は、適切な光ファイバ
その他のものを用いることが可能である。
【0016】このシステムは、分光器14からの制約化
(conditioned)された信号を受信するよう
学習されたニューラルネットワーク16を有する。ニュ
ーラルネットワーク16は、一以上の所望の炭化水素の
パラメータを、制約化された信号の所定ポイントにおけ
る吸収値に基づいて測定するように”学習(train
ed)”されている。ニューラルネットワーク16は、
所望のパラメータが得られるように、分光器14から受
信した信号を処理する。
【0017】図2に示されるように、ステップ18は測
定及び評価される炭化水素を、好ましくはオンライン方
式によって、要求する。本発明によれば、炭化水素のN
IRスペクトルは、ステップ20において約800nm
〜約1600nmの範囲の波長において測定される。こ
の範囲において、波長約800nm〜約1050nm
(第三のオーバートーン及びその再結合バンドに対
応)、または波長役1100nm〜1500nm(第二
のオーバートーン及びその再結合バンドに対応)の範囲
を選択することが好ましい。上述した範囲は、メチル、
メチレン、親油性及び芳香族の成分が集中していること
から、特に好ましい。
【0018】所望のNIRスペクトルや信号を得るため
に、適切な分光器が種々存在し、市販のものが入手可能
である。このような適切な分光器には、SC 300
(供給元:Guidewave、Pioneer 10
24 from PerkinElmer)その他が挙
げられる。
【0019】上述のように得られたNIR信号は、その
後ステップ22において、スペクトルベースラインを補
正して上記信号を適切なポイントに減縮させることで信
号がコード化されるように、本発明により制約化され
る。上記ポイントは、所望の炭化水素パラメータが得ら
れるようにニューラルネットワークで処理される。信号
の制約化は、適当なPC、例えばUNIXをOSとする
サン社のワークステーション等によってなされ、また、
ニューラルネットワークに供給されるポイントにNIR
信号を減縮及び補正するためのその他の従来法によって
も制約化可能である。
【0020】ステップ24においては、ステップ22か
ら得られるポイントが、ニューラルネットワークによっ
て、所望のパラメータの測定がなされるように処理され
る(ステップ26)。
【0021】ニューラルネットワークは、ネットワーク
出力を備えた出力レイヤ、ネットワーク入力を備えた入
力レイヤをそれぞれ有する。ネットワーク入力の加重平
均に従って入力情報を処理するために、入力レイヤと出
力レイヤとの間に、隠れレイヤが一以上設けられてい
る。
【0022】ステップ22からのポイントは、入力レイ
ヤのネットワーク入力に送信又は入力され、出力レイヤ
のネットワーク出力から所望のパラメータが出力される
ように、ネットワークのレイヤで処理される。入力デー
タは、ネットワークの各レイヤ間でシグモイド変換関数
(sigmoid transfer functio
n)により処理される。この変換関数は、信号をネット
ワークの次のレイヤに運ぶ。レイヤで受信された入力の
組み合わせは、そのレイヤの出力の決定に用いられ、こ
の際、入力の各部は、上述した重みづけの値に基づい
て、重み付けが大きくまたは小さくされる。
【0023】この際の重み付けの値は、”学習”として
当業者に良く知られているプロセスによって決定され、
これにより、多数の既知の入力及び出力値がネットワー
クに与えられ、その後に、新たな値がニューラルネット
ワークに与えられて処理される。この際、重み付けの値
は、一回の処理毎にその値が変更され、誤差が所定の許
容値より常に低くなるまでこの変更がなされる。
【0024】ニューラルネットワークは、当業者に広く
知られている。適切なニューラルネットワークは、市販
のソフトウェア、例えばPlanet5.6、Unsc
rambler、Neuralwave等により構築可
能である。勿論、これらのみに限定されることはなく、
他のものを用いることもできる。
【0025】ニューラルネットワークにおける学習も当
業者に良く知られており、バックプロパゲーション(B
ack propagation)、スーパバイズドラ
ーニング(supervised learning)
その他が知られている。以下、図3を用いて、上述のよ
うな学習処理の一例を説明する。
【0026】ニューラルネットワークの入力レイヤは、
コード化されたNIR信号のポイントを受けるための多
数のノードを有する。これらの使用されるノードの数
は、信頼しうる測定結果を得るに十分なまでに大きく、
かつ、過度に複雑にならないように選択される。本発明
によれば、ガソリンのレイド蒸気圧は約30から約10
0の入力ノードを用いることで測定しうる。
【0027】入力レイヤのノードは、ニューラルネット
ワークの学習に従って、入力されるポイントを処理し、
部分的に処理された信号を中間隠れレイヤに送る。この
隠れレイヤでは、所望のパラメータに対応する出力レイ
ヤから出力が得られる処理を行う。
【0028】入力レイヤから中間レイヤへのプロパゲー
ションは、シグモイド関数によって達成される。このシ
グモイド関数は、ノード(j)での出力の決定に用いら
れる。なお、この出力は、このノードの前段のレイヤの
ノード(i)からの入力に基ずいて決定される。このシ
グモイド関数を以下に示す。
【0029】
【数3】Oj=f(ΣWji・Ii) ただし、Σはi=0からi=nまでの総和 Iiはノードiにおける出力値 Wjiはノードjとiとの間における重み付け値 Oはノードjの出力値
【0030】上述と併せて用いられるシグモイド変換関
数は、好ましくは以下のとおりである。
【0031】
【数4】f(x)=1/(1+e-x) ただし、x=(ΣWji・Ii)で、Σはi=0からi=
nまでの総和を示す。
【0032】中間レイヤのノード数は、通常、入力レイ
ヤのノード数よりも少なく、出力レイヤのノード数より
も多い。例えば、入力レイヤが30〜100程度のノー
ドを有する場合、中間レイヤのノード数は、好ましくは
約3〜約15である。中間レイヤのノードは、入力レイ
ヤからの入力信号の処理に用いられる。この処理は、重
み付け値の新たなセットに従ってなされ、この重み付け
値もまたニューラルネットワークの学習の間に決定され
る。中間レイヤから出力レイヤへのプロパゲーションも
また、好適には、所望の出力が得られるように上述のよ
うに行われる。シグモイド変換関数は、非線形のパター
ン及び関数に対して有用であることから、特にネットワ
ーク内のレイヤからレイヤへのデータ処理に適切であ
る。本発明によれば、評価される炭化水素は、好適には
ガソリン、ディーゼル燃料、ケロシン、ナフサ、ジェッ
ト燃料類である。炭化水素の多くのパラメータが評価可
能であるが、具体例としては、Reid蒸気圧、疑似蒸
留値(simulated distillation
values)、リサーチオクタン価、モータオクタ
ン価、酸素成分、比重、ディーゼル燃料のセタン価、デ
ィーゼル燃料またはガソリンの臭素価、アニリンポイン
ト、スモークポイント等が挙げられる。これらの多くは
NIR信号とは非線形の関係にあり、従って従来法にお
いては測定不能であった。
【0033】図3に本発明に用いられるニューラルネッ
トワークの学習における学習プロセスを示す。まず、ニ
ューラルネットワーク用に構成されたコンピュータが用
意される。その後、ネットワークの初期学習用のデータ
セットを入力する必要がある。図3のステップ21で
は、その種類(family)の選択がなされる。ステ
ップ23では、その種類の各メンバーに対するNIRス
ペクトルが得られる。その後、各種類のメンバーに対す
る所望のパラメータが、ステップ25において、通常の
分析方法によって測定される。
【0034】ステップ23で得られたスペクトルは、そ
の後、ステップ27、29で制約化される。ステップ2
7では、信号のベースライン補正を行い、ステップ29
では、この信号は、ニューラルネットワークに入力され
るように所望数のポイントが抽出されるように減縮され
る。
【0035】二つの行列が生成され、一方はステップ2
9で得られたポイントに関するものであり、他方はステ
ップ25での分析によって測定されたパラメータ値に関
するものである。学習プロセスを通じて、及びこれら二
つの行列を用いることにより、入力から中間レイヤ、及
び中間レイヤから出力への、それぞれに対する最終的な
重み付けの値が算出される。ランダム化された初期重み
付けの値は、ステップ31、32で行われる反復処理に
よって調整及び最適化される。
【0036】データの上記種類の新たなサンプルやメン
バーに対しては、ネットワークによる読みとり値は、ス
テップ33において、ステップ25により得られる読み
取り値と比較される。各比較において、ノード間の重み
付け値を調整するために、バックプロパゲーション技術
やスーパバイズト学習その他の公知の学習技術を用いる
ことができる。この調整は、ネットワークから得られる
測定結果の誤差が、常に許容範囲となるまで繰り返され
る。一旦このような調整が完了すると、ネットワークは
完全に学習済みとなり、実際の使用が可能となる。
【0037】ステップ35においては、ネットワーク
は、パラメータを量的に測定するようにオンライン状態
で設置される。従来法では、オンラインはもとより、製
造サイトにおいてもパラメータ測定の実行はできなかっ
たが、本発明では、このような従来例は必要とされな
い。
【0038】試験例1 この試験例では、本発明に係る方法によるニューラルネ
ットワークの学習及びガソリンのレイド蒸気圧の測定に
おける使用例を示す。この例では、データセットとして
56種の典型的なガソリンが選択された。選択された種
類のガソリンには、レギュラーガソリン、スーパーガソ
リン、プレミアムガソリンが含まれる。NIRスペクト
ルは、この種類の各メンバー毎に得られ、この例では、
vis−NIR光学ファイバを用いた。この光学ファイ
バは、Guidewave Model 300A 分
光計に基づくものであり、波長800nm〜1600n
mの範囲において1cmの溶融シリカキュベット(Cu
vette)を用い、1nmの分解能を有する。
【0039】その後、一般の分析技術によって、上記種
類の各メンバーの実際のレイド蒸気圧の測定が行われ
た。この測定は、ASTM D−322−82に従って
なされた。選択されたレイド蒸気圧の範囲は、45.5
〜82.7kPa(6.6psi〜12psi)であっ
た。この範囲は、市販のガソリンにおける通常のレイド
蒸気圧に対応するその測定値を表1に示す。
【0040】
【表1】 表1 スーパー RVP(psi) レギュラー RVP(psi) プレミアム RVP(psi) ガソリン 測定値 ガソリン 測定値 ガソリン 測定値 ap.001 7.65 mp.001 7.94 sp.001 7.21 ap.002 7.68 mp.002 7.96 sp.002 6.66 ap.003 8.24 mp.003 8.15 sp.003 6.66 ap.004 8.35 mp.004 8.61 sp.004 7.42 ap.005 8.43 mp.005 8.61 sp.005 7.63 ap.006 8.51 mp.006 8.84 sp.006 7.42 ap.007 8.84 mp.007 9.02 sp.007 7.90 ap.008 9.03 mp.008 9.28 sp.008 7.06 ap.009 9.40 mp.009 9.71 sp.009 8.20 ap.010 9.56 mp.010 10.05 sp.010 8.48 ap.011 9.87 mp.011 10.23 sp.011 8.64 ap.012 9.73 mp.012 10.49 sp.012 8.71 ap.013 9.98 mp.013 10.06 sp.013 8.80 ap.014 10.00 mp.014 10.95 sp.014 9.10 ap.015 10.40 mp.015 11.08 sp.015 9.29 sp.016 9.42 sp.ol7 9.68 sp.018 10.02 sp.019 10.34 sp.020 10.76 sp.021 10.84 sp.022 11.09 sp.023 11.16 sp.024 11.52 sp.025 11.64 sp.026 11.99
【0041】NIRスペクトルの第二のオーバートーン
およびその再結合バンドは、波長約1100nm〜約1
500nmにおいて、上記種類の各メンバー毎に測定さ
れ、本発明によって47個のポイントが得られるように
制約化された。また、使用したニューラルネットワーク
は、これらのポイントのために、入力レイヤに47の入
力ノードが設けられた構成とした。図4に選択されたポ
イントに対応する曲線が示される。
【0042】その後、上記ポイント及び分析的に測定さ
れたパラメータは、行列形式とされて、学習プロセスを
開始するためにニューラルネットワークに入力された。
上記種類の56のメンバーのうちの50が行列形式とさ
れた。残った6つのサンプルは、学習後のニューラルネ
ットワークの有効性の確認のために用いる。この例で
は、予測値がASTM法による測定値から0.5psi
以内であれば予測値は有効であると判定した。
【0043】以下の表2〜4に、ニューラルネットワー
クの学習に用いた、ノイズの入らない50のサンプルに
おけるRVP予測値とASTM法による測定値とを示
す。表5に有効性確認用の6つのサンプルにおけるRV
P予測値とASTM法による測定値を示す。これらの表
に示されるように、平均誤差及び標準偏差は許容範囲内
にある。その後、学習を終えたニューラルネットワーク
は、本発明によるレイド蒸気圧の測定のためにオンライ
ン状態で配置された。
【0044】
【表2】表2 ガソリン RVP ASTM RVP予測値 誤差 スーパー D 323 ap.002 7.68 7.76 0.08 ap.003 8.24 8.27 0.03 ap.004 8.35 8.33 0.02 ap.005 8.43 8.43 0.00 ap.006 8.51 8.69 0.18 ap.007 8.84 8.89 0.05 ap.008 9.03 9.26 0.23 ap.009 9.40 9.26 0.14 ap 010 9.56 9.48 0.08 ap:011 9.87 9.81 0.06 ap.012 9.73 9.61 0.12 ap.013 9.98 10.03 0.05 ap.014 10.00 10.13 0.13 平均誤差 0.09 誤差標準偏差 0.07
【0045】
【表3】表3 ガソリン RVP ASTM RVP予測値 誤差 レギュラー D 323 mp.002 7.96 8.04 0.08 mp.003 8.15 8.33 0.17 mp.004 8.61 8.44 0.17 mp.005 8.73 8.73 0.00 mp.006 8.84 9.06 0.22 mp.007 9.02 8.81 0.21 mp.008 9.28 9.43 0.15 mp.009 9.71 9.66 0.05 mp.010 10.05 9.97 0.08 mp.011 10.23 10.26 0.03 mp.012 10.49 10.63 0.14 mp.013 10.06 10.33 0.27 mp.014 10.95 10.77 0.18 平均誤差 0.13 誤差標準偏差 0.08
【0046】
【表4】表4 ガソリン RVP ASTM RVP予測値 誤差 プレミアム D 323 sp.002 6.66 7.05 0.45 sp.003 7.21 7.23 0.02 sp.004 7.42 7.36 0.06 sp.005 7.63 7.47 0.16 sp.006 7.42 7.51 0.09 sp.007 7.90 7.91 0.01 sp.008 7.96 7.89 0.07 sp.009 8.20 8.11 0.09 sp.010 8.48 8.53 0.05 sp.O11 8.64 8.64 0.00 sp.012 8.71 8.58 0.13 sp.013 8.80 8.76 0.04 sp.014 9.10 9.10 0.00 sp.016 9.42 9.47 0.05 sp.017 9.68 9.70 0.02 sp.018 10.02 10.06 0.04 sp.019 10.34 10.53 0.19 sp.020 10.76 10.96 0.20 sp.021 10.84 10.89 0.05 sp.022 11.09 11.06 0.03 sp.023 11.16 11.15 0.01 sp.024 11.52 11.52 0.01 sp.025 11.64 11.59 0.05 sp.026 11.99 11.91 0.08 平均誤差 0.8 誤差標準偏差 0.10
【0047】
【表5】表5 ガソリン RVP ASTM RVP予測値 誤差 有効性試験 D 323 ap.001 7.65 7.47 0.19 ap.015 10.40 10.19 0.21 mp.001 7.94 7.58 0.36 mp.015 11.08 11.38 0.30 sp.001 7.21 6.95 0.26 sp.015 9.29 9.05 0.24 平均誤差 0.09 誤差標準偏差 0.07
【0048】その後、本発明によって、56のスペクト
ルの第二のオーバートーンおよび再結合バンドを用い
て、RVP値の予測値を求めた。図5に、このように求
められたRVP値をASTMd−323により測定され
た実測値に対してプロットした結果を示す。各ガソリン
において、新たにガウスノイズGaussian no
ise値を34dB、40dB、43.5dB、46d
B、48dBとした信号において予測値を求めた。これ
らの値のプロット結果をも図5に示す。図示されるよう
に、ニューラルネットワーク法によるRVPの予測値
は、比較的大きいノイズが与えられた場合であっても、
その誤差公差は許容範囲内にあった。本発明の利点を更
に示すため、同じガソリンのRVP値を従来法である多
変量解析(部分最小二乗法:Partial Least Square)に
よって予測した。その値をASTM D−323による
実測値に対してプロットした結果を、ノイズなし、上記
と同様のガウスノイズの存在下のそれぞれについて図6
に示す。図示されるように、従来法は、本発明法に比較
して、許容範囲外となる予測値の数が多くなっている。
【0049】試験例2 この試験例においては、リサーチオクタン価(RON)
の予測値を本発明により求め、ASTM D−2699
による実測値と比較した。予測値と測定値とのプロット
結果を図7に示す。図示されるように、殆どの予測値
は、ASTMの許容範囲内にある。更に、上述したよう
に、第三のオーバートーン、約800nm〜約1050
nmの範囲内のスペクトル範囲、及びその再結合バンド
もまた本発明による予測値の生成に好適である。この例
では、RONは、図9に示される第三のオーバートーン
から予測される。
【0050】図8において、有効性確認のためのセット
における値もまた、ASTMの許容範囲内にプロットさ
れている。上記結果は、上述した試験例1のRVPの測
定時と同様にして、各ガソリンのスペクトルを1600
のポイントから47のポイントに減縮してニューラルネ
ットワークに入力することで得られた。表6〜9は、ニ
ューラルネットワークに対する学習セット及び有効性確
認セットにおける予測値及びASTMによる値を示す。
【0051】表6、8において、RON予測値は、対応
するASTM実測値と比較され、本発明に係るニューラ
ルネットワークの構築に用いられた。平均誤差及び標準
偏差値も測定された。これらの値は、ASTM試験によ
り容認される偏差内にあった。ガソリンの個々のサブセ
ットのRON値はその後ニューラルネットワークを用い
て予測された。表7及び9に予測値とASTMの実測値
とを示す。これらにより、本発明に係るニューラルネッ
トワークの優れた性能を有することが、比較結果から十
分に示される。
【0052】
【表6】表6 ガソリン RON ASTM RON予測値 誤差 レギュラー D 2699 gM.001 79.6 79.6 -0.002 gM.002 79.0 79.0 -0.009 gM.003 80.5 80.4 0.060 gM.004 82.2 82.2 -0.009 gM.006 83.0 83.0 0.019 gM.008 81.0 81.0 0.014 gM.009 80.6 80.7 -0.075 gM.010 80.8 80.7 0.059 gM.011 83.6 83.6 0.026 gM.012 84.7 84.4 0.298 gM.014 84.0 83.8 0.209 gM.015 85.0 84.8 0.184 gM 018 83.0 82.8 0.160 gM.020 84.0 84.1 -0.082 gM.021 85.2 85.8 -0.605 gM.022 86.2 85.9 0.273 gM.023 86.9 86.8 0.098 gM.025 87.0 86.9 0.094 平均誤差 0.039 誤差標準偏差 0.2
【0053】
【表7】表7 ガソリン RVP ASTM RON予測値 誤差 レギュラー D 2699 gM.002 79.0 79.0 -0.009 gM.005 82.2 82.5 -0.339 gM.012 84.7 84.4 0.298 gM.016 85.0 84.3 0.739 gM.021 85.2 85.8 -0.605 平均誤差 0.017 誤差標準偏差 0.5
【0054】
【表8】表8 ガソリン RON ASTM RON予測値 誤差 スーパー D 2699 gA.001 95.0 95.2 -0.195 gA.002 94.4 94.3 0.059 gA.003 93.3 93.6 -0.284 gA.004 94.5 94.4 0.106 gA.005 95.3 95.1 0.214 gA.006 95.2 95.2 -0.021 gA.007 95.7 95.5 0.220 gA.008 96.0 96.1 -0.122 gA.010 96.3 96.2 0.053 gA.O11 96.4 96.7 -0.289 gA.012 97.3 97.3 0.024 gA.014 95.7 97.6 -0.116 gA.015 97.0 97.4 -0.386 gA.016 97.4 97.6 -0.239 gA.017 98.4 98.1 0.261 gA.019 98.5 98.5 0.036 gA.020 97.6 97.8 -0.247 gA.022 98.8 98.5 0.257 gA.023 99.0 99.0 0.050 gA.025 98.0 97.8 0.167 gA.026 98.1 98.3 -0.215 平均誤差 -0.032 誤差標準偏差 0.2
【0055】
【表9】表9 ガソリン RON ASTM RON予測値 誤差 スーパー D 2699 gA.013 97.3 97.9 -0.573 gA.018 98.4 97.8 0.647 gA.021 98.5 98.6 -0.118 gA.024 99.0 98.9 0.060 平均誤差 0.014 誤差標準偏差 0.5
【0056】以上のように、炭化水素燃料等の物質の評
価方法及びシステムであって、パラメータが予測に用い
られるNIRスペクトルと非線形の相関にあっても、パ
ラメータの正確な予測値が得られるものが説明された。
【0057】また、炭化水素燃料の評価に関する好適実
施形態を例にとって説明したが、本発明に係る方法がそ
の他の物質の評価にも用いられ得ることは勿論である。
本発明は、本発明の主旨及び特徴を超えない範囲でその
他の形態によって実施可能である。従って、本実施形態
は、あくまでも例示のためのものであり、本願発明を制
限するものではない。均等手段および均等の範囲に入る
変更は、すべて本願発明に包含されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る方法の実施に用いられる装置の概
略説明図。
【図2】本発明に係る方法のフローチャート。
【図3】本発明に係る方法において用いられるニューラ
ルネットワークの学習を示す説明図。
【図4】試験例1に示される典型処理スペクトルにおけ
る第二オーバートーン及びその再結合バンドを示すグラ
フ。
【図5】本発明によるRVP値の予測値とASTM D
−323によるRVP実測値との比較結果を示すグラ
フ。
【図6】従来法によるRVP値の予測値とASTM D
−323によるRVP実測値との比較結果を示すグラ
フ。
【図7】本発明によるR0N値の予測値とASTM 2
699によるRON実測値との比較結果を示すグラフ。
【図8】確認セットの予測RON値とASTMによるR
ONの実測値との比較結果を示すグラフ。
【図9】試験例2に示される典型処理スペクトルにおけ
る第三オーバートーン及びその再結合バンドを示すグラ
フ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フェルナンド アロヨ アメリカ合衆国,02157−0310,マサチュ ーセッツ,バブソン パーク,バブソン カレッジ (72)発明者 アドリアノ パリシ ヴェネズエラ,エド ミランダ,ロス ヌ エボス テケス,アプト.8B,エドフ. リール (72)発明者 ヘルナン プリート ヴェネズエラ,ロス テケス,ウルブ.ク エンダ,10/102,エデフ.アザレア

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガソリン、ディーゼル燃料、ケロシン、
    ナフサ、ジェットエンジンのうちから選択される炭化水
    素燃料の一つの種類から、レイド蒸気圧、疑似蒸留値、
    リサーチオクタン価、モーターオクタン価、酸素成分、
    比重オクタン価、臭素価、アニリン点、スモーク点、及
    びこれらの任意の組み合わせ、のいずれかから選択され
    る所望のパラメータを測定するための、炭化水素燃料の
    評価方法であって、 (1)ニューラルネットワークを構成するコンピュータ
    を用意するステップと、 (2)前記の種類の炭化水素燃料から前記所望のパラメ
    ータを測定するために、前記炭化水素燃料ニューラルネ
    ットワークの学習を行うステップであって、(a)評価
    される炭化水素燃料種から複数の炭化水素燃料を選択す
    るステップと、(b)前記複数の炭化水素燃料のそれぞ
    れのNIRスペクトルを得るステップと、(c)ベース
    ライン補正及びその後のベースライン補正されたスペク
    トルを、評価されるパラメータに対応する所望数のポイ
    ントに減縮することで、前記各得られたNIRスペクト
    ルのそれぞれをコード化するステップと、(d)前記所
    望数のポイントから第一の行列を生成するとともに、こ
    の第一の行列は順次前記ニューラルネットワークに入力
    されるものであるステップと、(e)前記複数の炭化水
    素燃料の分析的評価によるパラメータ値からなる第二の
    行列を得るステップと、(f)前記第一の行列と前記第
    二の行列とを、前記第一の行列と前記第二の行列との間
    の関数的相関が得られるように前記ニューラルネットワ
    ークによって処理して重み付け行列を得るようにするス
    テップと、(g)最適重み付け行列が得られるように、
    前記ステップ(b)〜(f)を繰り返すステップと、 を有するステップとを含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記コード化ステップは、前記信号を4
    7のポイントに減縮することを含むことを特徴とする請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記測定されるパラメータは、レイド蒸
    気圧であり、かつ、前記コード化ステップは、前記信号
    を約30〜約100のポイントに減縮することを含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記測定されるパラメータはリサーチオ
    クタン価であり、かつ前記コード化ステップは、前記信
    号を約30〜約100のポイントに減縮することを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 測定されるパラメータは、前記近赤外線
    信号に対して非線形であることを更に含むことを特徴と
    する請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記近赤外線信号は、波長約800nm
    〜約1600nmで得られることを特徴とする請求項1
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記近赤外線信号は、波長約800nm
    〜約1050nmで得られることを特徴とする請求項1
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記近赤外線信号は、波長約1100n
    m〜約1500nmで得られることを特徴とする請求項
    1記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記近赤外線信号はオンラインで得られ
    ることを特徴とする請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記近赤外線信号を得るステップは、
    前記炭化水素から、伝送可能の近赤外線スペクトルを得
    ることを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記近赤外線信号を得るステップは、
    前記炭化水素から、反射的近赤外線スペクトルを得るこ
    とを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記コード化ステップは、更に、前記
    信号を前記所定数のポイントに減縮するのに先だって、
    前記信号のベースライン補正ステップを更に有すること
    を特徴とする請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記ニューラルネットワークを用意す
    るステップは、入力レイヤ、中間レイヤ、出力レイヤを
    それぞれ有するニューラルネットワークを用意すること
    を含み、かつ、前記入力レイヤは約30〜約100のノ
    ードを有し、前記中間レイヤは約3〜約15のノードを
    有し、前記出力レイヤは測定される所望のパラメータの
    数に等しい数のノードを有すること、をそれぞれ更に含
    むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記ニューラルネットワークを用意す
    るステップは、レイヤを備えるとともにシグモイド関数
    をレイヤ間の変換関数としてゆうするニューラルネット
    ワークを用意することを含むことを特徴とする請求項1
    記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記シグモイド関数は、 【数1】Oj=f(ΣWji・Ii) ただし、Σはi=0からi=nまでの総和 iとjとはニューラルネットワークのノード Iiはノードiにおける出力値 Wjiはノードjとiとの間における重み付け値 Oはノードjの出力値 であることを特徴とする請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記シグモイド関数は、以下の式で示
    されるシグモイド変換関数 【数2】f(x)=1/(1−e(-x)) ただしx=(ΣWji・Ii)で、Σはi=0からi=n
    までの総和を示すを含むことを特徴とする請求項15記
    載の方法。
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