JPH09305414A - プロセス管理方法 - Google Patents

プロセス管理方法

Info

Publication number
JPH09305414A
JPH09305414A JP14115996A JP14115996A JPH09305414A JP H09305414 A JPH09305414 A JP H09305414A JP 14115996 A JP14115996 A JP 14115996A JP 14115996 A JP14115996 A JP 14115996A JP H09305414 A JPH09305414 A JP H09305414A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processes
group
execution
priority
waiting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14115996A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Senba
孝夫 仙波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP14115996A priority Critical patent/JPH09305414A/ja
Publication of JPH09305414A publication Critical patent/JPH09305414A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 システム全体で同時並行的に処理される実行
プロセスを実行優先度にしたがって管理する場合に、予
めシステム全体を複数のグループに区分しておくことに
より、実行優先度をグループ単位で管理したり、実行プ
ロセス数をグループ単位で管理する。 【解決手段】 サーバーコンピュータ1は投入/再開待
ちのプロセスが有れば、システム全体の実行プロセス数
がシステム最大プロセス数に達しているかを判別し、シ
ステム最大プロセス数に達していれば、投入/再開待ち
のプロセスが属するグループ内で現在実行中のプロセス
数がそのグループの最低プロセス数未満であり、かつ他
のグループ内で現在実行中のプロセス数が当該他のグル
ープの最低プロセス数を越えているかを判別し、この判
別結果にしたがって他のグループ内において現在実行中
の何れか1つのプロセスを中断して投入/再開待ちのプ
ロセスを実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータ通
信システム等において、同時並行的に処理される実行プ
ロセスを実行優先度にしたがって管理するプロセス管理
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータ通信システム、例
えばクライアント・サーバーシステムにおいては、クラ
イアント側で任意のプロセスを指定してその起動を指示
するようにしているが、その際、サーバー側においては
システム全体で現在実行中のプロセス数を管理すると共
に、システム全体で同時に実行可能な最大プロセス数の
範囲内においてどのプロセスを優先的に処理するかを管
理するようにしている。すなわち、各プロセスの処理内
容や各クライアントの業務内容によってはその重み(緊
急性や重要性等)は必ずしも一様ではなく、特に緊急性
や重要性を要するプロセスも存在するため、予めシステ
ム管理者によって予めプロセス単位毎に設定されている
実行優先度にしたがって緊急性、重要性を要するプロセ
スを優先的に処理するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、会社等の組
織においては、同一部署であっても特に重要な業務を担
当している担当者グループが存在し、しかもそのグルー
プの中でも特に緊急を要する業務も存在しているのが実
情であるが、システム管理者が上述のような実情を十分
考慮してシステム全体の実行優先度をプロセス単位毎に
決定することは極めて困難であると共に、間違いも多
く、しかも一部の優先度を変更する場合でもシステム全
体を考慮しなければならないという欠点があった。この
発明の課題は、システム全体で同時並行的に処理される
実行プロセスを実行優先度にしたがって管理する場合
に、予めシステム全体を複数のグループに区分しておく
ことにより、実行優先度をグループ単位で管理したり、
実行プロセス数をグループ単位で管理できるようにする
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明(請求項1記
載の発明)の手段は次の通りである。複数のプロセスを
同時並行的に実行する際に、予め決められている実行優
先度にしたがって実行プロセスを管理するプロセス管理
システムにおいて、システム全体で同時に処理可能な実
行プロセス数がシステム最大プロセス数として定義され
ていると共に、システム全体を複数のグループに区分す
る他、このグループ毎に最低限実行すべきプロセス数が
グループ最低プロセス数として定義されている場合に、
投入/再開待ちのプロセスが有ることを検出した際に、
システム全体で現在実行中のプロセス数が前記システム
最大プロセス数に達しているかを判別し、前記システム
最大プロセス数に達していれば、投入/再開待ちのプロ
セスが属するグループ内で現在実行中のプロセス数がそ
のグループに対応付けられている前記グループ最低プロ
セス数未満であり、かつ他のグループ内で現在実行中の
プロセス数が当該他のグループに対応付けられている前
記グループ最低プロセス数を越えているかを判別し、こ
の判別結果にしたがって前記他のグループ内において現
在実行中の何れか1つのプロセスを中断して投入/再開
待ちのプロセスを実行させる。なお、プロセスが投入さ
れる毎にその投入開始時刻をプロセス毎に管理し、前記
他のグループ内において現在実行中の何れかのプロセス
を中断する際に、投入開始時刻に応じて何れか1つのプ
ロセスを中断するようにしてもよい。第2の発明(請求
項3記載の発明)の手段は次の通りである。複数のプロ
セスを同時並行的に実行する際に、予め決められている
実行優先度にしたがって実行プロセスを管理するプロセ
ス管理システムにおいて、システム全体を複数のグルー
プに区分する他、このグループ毎に同時に実行可能なプ
ロセス数がグループ最大プロセス数として定義されてい
ると共に、グループ毎にプロセスの実行優先度が任意に
定義されている場合に、搬入/再開待ちのプロセスが有
ることを検出した際に、投入/再開待ちのプロセスが属
する自グループ内において現在実行中のプロセス数が当
該グループに対応付けられている前記グループ最大プロ
セス数に達しているかを判別し、前記グループ最大プロ
セス数に達していれば、自グループ内で現在実行中のプ
ロセスに対応付けられている優先度と投入/再開待ちの
プロセスに対応付けられている優先度とを比較し、自グ
ループ内で現在実行中の各プロセスのうち、最も優先度
が低いプロセスを中断して投入/再開待ちのプロセスを
実行させる。なお、プロセスが投入される毎にその投入
開始時刻をプロセス毎に管理し、前記自グループ内にお
いて各プロセスの優先度を比較した結果、最も優先度が
低いプロセスが複数存在する場合に、その中から投入開
始時刻に応じて何れか1つのプロセスを中断するように
してもよい。第3の発明(請求項5記載の発明)の手段
は次の通りである。複数のプロセスを同時並行的に実行
する際に、予め決められている実行優先度にしたがって
実行プロセスを管理するプロセス管理システムにおい
て、システム全体で同時に処理可能な実行プロセス数が
システム最大プロセス数として定義されていると共に、
システム全体を複数のグループに区分する他、このグル
ープ毎に最低限実行すべきプロセス数がグループ最低プ
ロセス数として定義され、かつ各グループ毎にプロセス
の実行優先度が任意に定義されている場合に、システム
全体で最も実行優先度が高いシステム内優先のプロセス
が投入待ちのプロセスであることを検出した際に、シス
テム全体で現在実行中のプロセス数が前記システム最大
プロセス数に達しているかを判別し、前記システム最大
プロセス数に達していれば、現在実行中のプロセスが属
するグループのうち、前記グループ最低プロセス数が最
も小さいグループを検出し、検出されたグループ内にお
いて現在実行中のプロセスのうち、最も優先度が低いプ
ロセスを中断して前記システム内優先のプロセスを実行
させる。したがって、システム全体で同時並行的に処理
される実行プロセスを実行優先度にしたがって管理する
場合に、予めシステム全体を複数のグループに区分して
おくことにより、実行優先度をグループ単位で管理した
り、実行プロセス数をグループ単位で管理することがで
きる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照してこの
発明の一実施形態を説明する。図1はクライアント・サ
ーバーシステムを示したシステム構成図である。このク
ライアント・サーバーシステムはサーバーコンピュータ
1に複数台のクライアントコンピュータ2を構内専用回
線を介して接続してなるローカルエリアネットワークシ
ステムである。サーバーコンピュータ1はプロセス制御
テーブルPC、プロセス管理テーブルPAを有し、シス
テム全体において同時並行的に処理される実行プロセス
をプロセス制御テーブルPC、プロセス管理テーブルP
Aを参照することによって管理する。また、システム全
体を構成する各クライアントコンピュータ2は、複数の
グループに区分されている。ここで、各クライアントコ
ンピュータ2を図中左側からユーザ、ユーザ、ユー
ザと称すると、ユーザ、はグループ名Aで示され
るグループに属し、ユーザはグループ名Bで示される
グループに属している。
【0006】クライアントコンピュータ2は任意のプロ
セスが選択されてその起動が指示されると、それをサー
バーコンピュータ1に通知すると共にサーバーコンピュ
ータ1からプロセスの実行が許可されると、当該プロセ
スにしたがった処理を実行する。また、クライアントコ
ンピュータ2からはプロセス単位毎に実行優先度を任意
に指定することができるようになっている。すなわち、
エンドユーザである一般の業務担当者等は、自己が属す
るグループ内において、実行可能な各種プロセスの実行
優先度をプロセス単位毎に指定することができるように
なっている。この場合、サーバーコンピュータ1はクラ
イアントコンピュータ2からプロセス単位毎に入力され
た実行優先度をプロセス管理テーブルPAに設定する。
【0007】図2はプロセス制御テーブルPCの内容を
示し、その内容はシステム管理者によって設定されたも
のである。ここで、「システム最大プロセス数」はシス
テム全体で同時に処理可能な最大プロセス数を示し、図
2に示す設定例ではシステム最大プロセス数として
「2」が定義されている。また「グループ名」は各クラ
イアントコンピュータ2が複数のグループに区分されて
いる場合に、そのグループの名称を示している。そし
て、各グループ名に対応して当該グループに属するクラ
イアントコンピュータ2としてそのユーザ名が定義され
ている。すなわち、グループAにはユーザ名、で示
されるクライアントコンピュータ2が属することが定義
され、またグループBにはユーザ名で示されるクライ
アントコンピュータ2が属することが定義されている。
更に、各グループに対応して設定されている「グループ
最大プロセス数」は、自グループ内において同時に実行
可能な最大プロセスを示し、グループA、Bに対応する
グループ最大プロセス数としてそれぞれ「2」が定義さ
れている。
【0008】また、各グループに対応して設定されてい
る「グループ最低プロセス数」は、自グループ内におい
て最低限実行すべきプロセス数を示し、グループAに対
応するグループ最低プロセス数として「0」、また、グ
ループBに対応するグループ最低プロセス数として
「1」が定義されている。これによって、グループBは
グループAよりも実行優先度が高いことを示している。
つまり、サーバーコンピュータ1は投入/再開待ちのプ
ロセスが有る場合に、現在実行中のプロセス数がシステ
ム最大プロセス数に達しているかを判別する。この結
果、システム最大プロセス数に達していれば、投入/再
開待ちのプロセスが属するグループ内において現在実行
中のプロセス数がそのグループに対応付けられているグ
ループ最低プロセス数未満であること、および他のグル
ープ内で現在実行中のプロセス数が当該他グループに対
応付けられているグループ最低プロセス数を越えている
ことを条件に、上記他のグループ内において現在実行中
の何れか1つのプロセスを中断して投入/再開待ちプロ
セスの実行を許可するようにしている。したがって、グ
ループBのグループ最低プロセス数として「1」が設定
されている場合には、グループAよりも優先的に1プロ
セス分の実行が可能であることを示している。また、各
グループに対応して設定されている「システム優先プロ
セス数」は、システム全体において優先的に処理される
プロセス数を示し、システム内で優先度が最も低いプロ
セスを中断すべきことを示している。
【0009】図3はプロセス管理テーブルPAの内容を
示している。このプロセス管理テーブルPAは「グルー
プ名」、「プロセス名」、「実行開始時刻」、「投入開
始時刻」、「優先度」、「実行状態」、「プロセス制御
ID」から成り、「実行開始時刻」はクライアントコン
ピュータ2からプロセスの起動が指示された際のユーザ
の起動時刻を示している。また、「投入開始時刻」は、
プロセスの処理を実行開始した実際の時刻を示してい
る。また、「優先度」はプロセスの実行優先度を示して
いる。更に、「実行状態」にはプロセスが現在実行中で
あることを示す実行中フラグやプロセスが中断している
ことを示す中断フラグがセットされる。「プロセス制御
ID」はプロセスが投入待ち状態にあるか等を示す制御
情報がセットされる。
【0010】次に、このクライアント・サーバーシステ
ムにおいて、同時並行的に処理される実行プロセスを管
理する場合の動作を図4および図5に示すフローチャー
トにしたがって説明する。なお、このフローチャートに
記載した各機能を実現するプログラムは、サーバーコン
ピュータ1内のCPUが読み取り可能なプログラムコー
ドの形態で記憶装置(図示せず)に記憶されている。こ
の記憶装置は内部メモリあるいは外部記憶装置であり、
磁気的/光学的記憶媒体、もしくは半導体メモリで構成
されている。また、外部記憶装置としては着脱自在に装
着するフロッピーディスクやメモリカード、拡張ボード
等であってもよい。また通信回線を介して他の機器から
送信されて来たプログラムやデータを受信して記憶する
ものであってもよい。
【0011】先ず、サーバーコンピュータ1はクライア
ントコンピュータ2から新規プロセスの起動が指示され
ると(ステップA1)、プロセス管理テーブルPAに
「実行開始時刻」として現在時刻を登録すると共に、一
旦、投入待ちとしてその制御情報をプロセス管理テーブ
ルPAの「プロセス制御ID」に登録する(ステップA
2)。また、現在実行中のプロセスのうち処理が終った
終了プロセスが有れば(ステップA3)、プロセス管理
テーブルPAから終了プロセス情報を削除する(ステッ
プA4)。そして、サーバーコンピュータ1はプロセス
管理テーブルPAの「実行状態」を参照し、実行中フラ
グがセットされているプロセス数をカウントし、現在実
行中のプロセス数を取得する(ステップA5)。
【0012】次に、プロセス管理テーブルPAを再びア
クセスし、その先頭から1プロセス分の情報を取得し
(ステップA6)、そのプロセスは現在中断中(再開待
ち)かを調べ(ステップA7)、再開待ちではなけれ
ば、投入待ちかを調べる(ステップA8)、ここで、実
行中であったり、未起動状態であれば、ステップA11
に進み、全プロセス情報を取得し終ったかを調べ、終了
していなければ、ステップA6に戻り、次の1プロセス
分の情報を取得する。ここで、再開待ちプロセスであれ
ば、プロセス管理テーブルPAを参照し、そのプロセス
情報をワークメモリ(図示せず)にセットすると共に
「実行開始時刻」の早いもの順にこのワークメモリの内
容をソートして待ち行列を生成する(ステップA9)。
また、投入待ちプロセスであれば、プロセス管理テーブ
ルPAを参照し、そのプロセス情報を他のワークメモリ
(図示せず)にセットすると共に「優先度」順にこのワ
ークメモリの内容をソートし、しかも、同一優先度のプ
ロセス情報を「実行開始時刻」順にソートして待ち行列
を生成する(ステップA10)。このような動作は全プ
ロセス情報を取得するまで繰り返される。
【0013】ここで、全プロセスの取得終了が検出され
ると(ステップA11)、ワークメモリ内に再開待ちプ
ロセス情報が有るかをチェックし(ステップA12)、
有れば、その先頭の再開待ちプロセスを指定すると共に
(ステップA13)、この指定プロセスに対して投入/
再開処理が行われる(ステップA14)。また、再開プ
ロセス情報が無いことを条件に、ステップA15に進
み、ワークメモリ内に投入待ちプロセス情報が有るかを
調べ、有れば、その先頭の投入待ちプロセスを指定する
と共に(ステップA16)、この指定プロセスに対して
投入/再開処理が行われる(ステップA14)。そし
て、ステップA17に進み、プロセス管理の終了か(例
えば、システムメンテナンス時において終了指示が有っ
たか)を判定し、終了でなければステップA1に戻る。
【0014】図5は図4のステップA14(プロセス投
入/再開処理)を示したフローチャートである。ここ
で、図6はプロセス制御テーブルPCに図2に示すよう
な内容が設定されている場合の動作タイミングを示し、
以下、図6に示す動作タイミングにしたがってこのプロ
セス投入/再開処理を具体的に説明する。先ず、サーバ
ーコンピュータ1はシステム全体で空き資源が有るかを
チェックする(ステップB1)。すなわち、サーバーコ
ンピュータ1は投入/再開待ちのプロセスを検出した際
に、システム全体で現在実行中のプロセス数がプロセス
制御テーブルPC内に設定されているシステム最大プロ
セス数に達しているかをチェックし、システム最大プロ
セス数に達しておらず、空き資源が有れば、自グループ
内に空き資源が有るかをチェックする(ステップB
2)。すなわち、投入/再開待ちのプロセスが属する自
グループ内において現在実行中のプロセス数がプロセス
制御テーブルPCに設定されている自グループについて
のグループ最大プロセス数に達しているかをチェックす
る。
【0015】いま、図6に示すようにグループAに属す
るユーザのクライアントコンピュータ2からプロセス
の起動が指示されたものとすると、システム全体にお
いて他のプロセスは何も実行されていないので、ステッ
プB1、B2でそれぞれ空き資源有りが検出される。す
ると、ステップB13に進み、当該プロセスの投入を許
可する他、そのプロセスに対応する「実行状態」として
プロセス管理テーブルPAにプロセス実行中フラグをセ
ットする(ステップB14)。次に、図6に示すように
プロセスと同様、グループAに属するユーザのクラ
イアントコンピュータ2からプロセスの起動が指示さ
れたものとする。この場合、プロセス制御テーブルPC
にはシステム最大プロセス数として「2」、また、グル
ープAに対応するグループ最大プロセス数として「2」
が設定されており、しかも現在実行中のプロセス数は
「1」なので、ステップB1、B2で空き資源有りが検
出される。したがって、上述の場合と同様にステップB
13、B14に進み、プロセスの実行が許可されると
共に、プロセス実行中フラグがセットされる。
【0016】このようにプロセス、が同時並行的に
処理されている際に、グループAに属するユーザのク
ライアントコンピュータ2からプロセスの起動が指示
されたものとする。この場合、ステップB1でシステム
最大プロセス数に達していることが検出されるので、ス
テップB3に進み、どのグループの実行を優先させるか
のチェックを行う。すなわち、プロセスが属するグル
ープAの実行プロセス数がそのグループ最低プロセス数
未満であり、かつ他のグループBの実行プロセス数がそ
のグループ最低プロセス数より多く実行中であるかをチ
ェックするが、この場合、条件不成立が検出される。す
ると、ステップB6に進み、プロセスの優先度はグル
ープ内最優先かをチェックする。ここで、プロセス管理
テーブルPAにはユーザによって自グループ内のプロセ
スに対応付けてその実行優先度が設定されているが、プ
ロセス優先度はその値が大きいほど優先度が高くなり、
グループ内において一番大きい値が上述のグループ内最
優先となる。この場合、図6に示すようにプロセスに
対応する実行優先度は“1”、したがってグループ内最
優先ではないので、このフローから抜け、プロセスは
投入/再開待ちのままとなる。なお、図6に示す「待ち
数」はシステム全体において投入/再開待ちとなってい
る現時点の待ちプロセス数を示し、この場合、待ち数は
「1」となる。また、図6中の「実行数」はシステム全
体における現時点の実行プロセス数を示している。次
に、グループAに属するユーザのクライアントコンピ
ュータ2からプロセスの起動が指示された場合におい
ても、ステップB3で条件不成立が検出されてステップ
B6に進む。ここで、プロセスの優先度は“2”であ
るが、グループ内最優先ではないので、ステップB6で
条件不成立が検出されるため、プロセスは投入/再開
待ちのままとなる。この場合、待ちプロセス数は「2」
となる。
【0017】更に、グループAに属するユーザのクラ
イアントコンピュータ2からプロセスの起動が指示さ
れたものとする。この場合においてもステップB3で条
件不成立が検出されてステップB6に進むが、プロセス
の優先度は“3”で、グループA内で一番大きい値で
あるため、ステップB6でプロセスはグループ内最優
先であることが検出される。すると、ステップB7に進
み、自グループ内において現在実行中のプロセスの優先
度をチェックし、グループ内最優先より低い優先度のプ
ロセスが現在実行中であるかを調べる。いま、プロセス
、がそれに該当するため、自グループ内で優先度が
最も低く投入開始時刻が最も早いプロセスを中断する
(ステップB8)。この場合、プロセスが中断される
と共に、このプロセスに対応してプロセス管理テーブ
ルPAにプロセス中断フラグをセットする(ステップB
9)。そして、プロセスの実行が許可されると共に
(ステップB13)、プロセス管理テーブルPAにプロ
セス実行中フラグがセットされる(ステップB14)。
この場合、待ちプロセスはプロセス、、となり、
プロセス、が実行中となる。
【0018】ここで、プロセスの実行が終了すると、
プロセスの実行が再開される。この場合、投入/再開
待ちはプロセス、、であるが、プロセス、は
投入待ち状態にあるのに対し、プロセスは再開待ちの
ため、図5のステップA12〜A16で示したように再
開待ちの方が投入待ちよりも優先される。したがって、
プロセスの終了タイミングでプロセスが再開される
ことになる。これと略同時にグループBに属するユーザ
のクライアントコンピュータ2からプロセスの起動
が指示されると、ステップB3の条件が成立することに
なる。すなわち、グループBの実行プログラム数は
「0」で、そのグループ最低プロセス数「1」未満であ
り、しかもグループAの実行プログラム数は「2」で、
そのグループ最低プロセス数「0」より多く実行してい
るため、グループ最低プロセス数よりも多く実行してい
るグループ内において、投入開始時刻が最も遅いプロセ
スを中断する(ステップB4)。この場合、グループA
の実行プロセス、のうち、プロセスが中断され
る。そして、このプロセスに対応してプロセス管理テー
ブルPAにプロセス中断フラグをセットする(ステップ
B5)。そして、プロセスの実行が許可されると共
に、そのプロセスに対応して実行中フラグがセットされ
る(ステップB13、B14)。したがって、グループ
BはグループAよりも優先されることになる。
【0019】次に、プロセスの実行が終了すると、プ
ロセスが再開される。この場合においても投入待ちの
プロセス、よりも再開待ちのプロセスが優先され
る。一方、プロセスの実行中に同一グループBに属す
るプロセスの起動が指示されたとしても、ステップB
3で条件不成立が検出されるため、優先度“1”である
当該プロセスは投入待ちのままとなるが、プロセス
が終了した時点でプロセスが投入されることになる。
この状態において、プロセスが起動されると、ステッ
プB3、B6で条件不成立が検出されてステップB10
に進み、システム内優先かを調べるが、プロセスの優
先度は“4”で、システム全体で一番大きな値となって
いるため、システム内優先であることが検出される。す
ると、ステップB11に進み、グループ最低プロセス数
が最も低いグループ内において、優先度が最も低く投入
開始時刻が最も遅いプロセスを中断する。この場合、プ
ロセスが中断されると共に、プロセス管理テーブルP
Aにプロセス中断フラグがセットされる(ステップB1
2)。そして、プロセスの実行が許可され、そのプロ
セスに対応して実行中フラグがセットされる(ステップ
B13、B14)。なお、プロセスの実行が再開され
る。また、プロセスの実行が終了すると、待ちプロセ
ス、のうち、優先度が高いプロセスが投入され
る。更に、プロセスが終了すると、プロセスが投入
される。
【0020】以上のように、投入/再開待ちのプロセス
が有るかを検出した際に、投入/再開待ちのプロセスが
有れば、システム全体で現在実行中のプロセス数がシス
テム最大プロセス数に達しているかを判別し、システム
最大プロセス数に達していれば、投入/再開待ちのプロ
セスが属するグループ内で現在実行中のプロセス数がそ
のグループに対応付けられているグループ最低プロセス
数未満であり、かつ他のグループ内で現在実行中のプロ
セス数が当該他のグループに対応付けられているグルー
プ最低プロセス数を越えているかを判別し、この判別結
果にしたがって他のグループ内において現在実行中の何
れか1つのプロセスを中断して投入/再開待ちのプロセ
スを実行するようにしたので、実行優先度をグループ単
位で管理することができ、全体のプロセス制御を効率良
く行うことができる。この場合、プロセスが投入される
毎にその投入開始時刻をプロセス毎に管理し、他のグル
ープ内において現在実行中の何れかのプロセスを中断す
る際に、投入開始時刻に応じて何れか1つのプロセスを
中断するようにしたから、早く投入されたプロセスを早
く終了させることができる等、全体のプロセス制御を更
に効率良く行うことができる。
【0021】また、搬入/再開待ちのプロセスが有るか
を検出した際に、投入/再開待ちのプロセスが有れば、
投入/再開待ちのプロセスが属する自グループ内におい
て現在実行中のプロセス数が当該グループに対応付けら
れているグループ最大プロセス数に達しているかを判別
し、グループ最大プロセス数に達していれば、自グルー
プ内で現在実行中のプロセスに対応付けられている優先
度と投入/再開待ちのプロセスに対応付けられている優
先度とを比較し、自グループ内で現在実行中の各プロセ
スのうち、最も優先度が低いプロセスを中断して投入/
再開待ちのプロセスを実行するようにしたから、実行プ
ロセス数をグループ単位でも管理することができ、全体
のプロセス制御を効率良く行うことができる。この場
合、プロセスが投入される毎にその投入開始時刻をプロ
セス毎に管理し、自グループ内において各プロセスの優
先度を比較した結果、最も優先度が低いプロセスが複数
存在する場合に、その中から投入開始時刻に応じて何れ
か1つのプロセスを中断するようにしたから更に効率の
良いプロセス制御が可能となる。また、自己のグループ
に属する各プロセスの実行優先度をユーザによって指定
するようにしたから、緊急を要するプロセスを優先的に
実行させる場合には、そのプロセスの優先度としてグル
ープ内最優先を指定するようにすれば自グループ内にお
いてそれを優先的に処理させることができる。この場
合、システム全体を考慮する必要はなく、自グループ内
の実行状態を考慮すれば足りる。更に、システム内優先
もグループ毎にユーザが指定することができるので、突
発的に緊急のプロセスが発生した場合でも、システム管
理者に依存することなく、それに対処することが可能と
なる。
【0022】なお、プロセス制御の管理単位であるグル
ープを1または2以上のユーザを組み合せることにより
構成するようにしたが、プロセスの種類に応じてグルー
プを構成するようにしてもよい。また、実行優先度はプ
ロセスの起動時に指定してもよいが、予め自グループ内
の全プロセスに対応付けて設定しておいてもよい。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、システム全体で同時
並行的に処理される実行プロセスを実行優先度にしたが
って管理する場合に、予めシステム全体を複数のグルー
プに区分しておくことにより、実行優先度をグループ単
位で管理したり、実行プロセス数をグループ単位で管理
することができるので、全体のプロセス制御を効率良く
行うことができると共に、実行優先度を変更する場合、
システム全体を考慮せず、自グループのみを考慮すれば
よく、その変更を容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クライアント・サーバーシステムを示したシス
テム構成図。
【図2】プロセス制御テーブルPCの内容を示した図。
【図3】プロセス管理テーブルPAの内容を示した図。
【図4】プロセス管理動作を示したフローチャート。
【図5】図4のステップA14(投入/再開処理)を示
したフローチャート。
【図6】プロセス管理動作を具体的に示したタイミング
図。
【符号の説明】
1 サーバーコンピュータ 2 クライアントコンピュータ PC プロセス制御テーブル PA プロセス管理テーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のプロセスを同時並行的に実行する際
    に、予め決められている実行優先度にしたがって実行プ
    ロセスを管理するプロセス管理システムにおいて、 システム全体で同時に処理可能な実行プロセス数がシス
    テム最大プロセス数として定義されていると共に、シス
    テム全体を複数のグループに区分する他、このグループ
    毎に最低限実行すべきプロセス数がグループ最低プロセ
    ス数として定義されている場合に、投入/再開待ちのプ
    ロセスが有ることを検出した際に、システム全体で現在
    実行中のプロセス数が前記システム最大プロセス数に達
    しているかを判別し、 前記システム最大プロセス数に達していれば、投入/再
    開待ちのプロセスが属するグループ内で現在実行中のプ
    ロセス数がそのグループに対応付けられている前記グル
    ープ最低プロセス数未満であり、かつ他のグループ内で
    現在実行中のプロセス数が当該他のグループに対応付け
    られている前記グループ最低プロセス数を越えているか
    を判別し、 この判別結果にしたがって前記他のグループ内において
    現在実行中の何れか1つのプロセスを中断して投入/再
    開待ちのプロセスを実行させることを特徴とするプロセ
    ス管理方法。
  2. 【請求項2】プロセスが投入される毎にその投入開始時
    刻をプロセス毎に管理し、 前記他のグループ内において現在実行中の何れかのプロ
    セスを中断する際に、投入開始時刻に応じて何れか1つ
    のプロセスを中断するようにしたことを特徴とする請求
    項1記載のプロセス管理方法。
  3. 【請求項3】複数のプロセスを同時並行的に実行する際
    に、予め決められている実行優先度にしたがって実行プ
    ロセスを管理するプロセス管理システムにおいて、 システム全体を複数のグループに区分する他、このグル
    ープ毎に同時に実行可能なプロセス数がグループ最大プ
    ロセス数として定義されていると共に、グループ毎にプ
    ロセスの実行優先度が任意に定義されている場合に、搬
    入/再開待ちのプロセスが有ることを検出した際に、投
    入/再開待ちのプロセスが属する自グループ内において
    現在実行中のプロセス数が当該グループに対応付けられ
    ている前記グループ最大プロセス数に達しているかを判
    別し、 前記グループ最大プロセス数に達していれば、自グルー
    プ内で現在実行中のプロセスに対応付けられている優先
    度と投入/再開待ちのプロセスに対応付けられている優
    先度とを比較し、自グループ内で現在実行中の各プロセ
    スのうち、最も優先度が低いプロセスを中断して投入/
    再開待ちのプロセスを実行させるようにしたことを特徴
    とするプロセス管理方法。
  4. 【請求項4】プロセスが投入される毎にその投入開始時
    刻をプロセス毎に管理し、 前記自グループ内において各プロセスの優先度を比較し
    た結果、最も優先度が低いプロセスが複数存在する場合
    に、その中から投入開始時刻に応じて何れか1つのプロ
    セスを中断するようにしたことを特徴とする請求項3記
    載のプロセス管理方法。
  5. 【請求項5】複数のプロセスを同時並行的に実行する際
    に、予め決められている実行優先度にしたがって実行プ
    ロセスを管理するプロセス管理システムにおいて、 システム全体で同時に処理可能な実行プロセス数がシス
    テム最大プロセス数として定義されていると共に、シス
    テム全体を複数のグループに区分する他、このグループ
    毎に最低限実行すべきプロセス数がグループ最低プロセ
    ス数として定義され、かつ各グループ毎にプロセスの実
    行優先度が任意に定義されている場合に、システム全体
    で最も実行優先度が高いシステム内優先のプロセスが投
    入待ちのプロセスであることを検出した際に、システム
    全体で現在実行中のプロセス数が前記システム最大プロ
    セス数に達しているかを判別し、 前記システム最大プロセス数に達していれば、現在実行
    中のプロセスが属するグループのうち、前記グループ最
    低プロセス数が最も小さいグループを検出し、 検出されたグループ内において現在実行中のプロセスの
    うち、最も優先度が低いプロセスを中断して前記システ
    ム内優先のプロセスを実行させることを特徴とするプロ
    セス管理方法。
JP14115996A 1996-05-13 1996-05-13 プロセス管理方法 Pending JPH09305414A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14115996A JPH09305414A (ja) 1996-05-13 1996-05-13 プロセス管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14115996A JPH09305414A (ja) 1996-05-13 1996-05-13 プロセス管理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09305414A true JPH09305414A (ja) 1997-11-28

Family

ID=15285511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14115996A Pending JPH09305414A (ja) 1996-05-13 1996-05-13 プロセス管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09305414A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4806403B2 (ja) * 2004-06-30 2011-11-02 インテル・コーポレーション コンフィグラブルな機能選択機構
JP2013011945A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Fujitsu Advanced Engineering Ltd プロセス優先制御システム,プロセス優先制御方法およびプロセス優先制御プログラム
JP2014006740A (ja) * 2012-06-25 2014-01-16 Fujitsu Ltd 排他制御プログラム、該装置、及び該方法
JP2015125740A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4806403B2 (ja) * 2004-06-30 2011-11-02 インテル・コーポレーション コンフィグラブルな機能選択機構
JP2013011945A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Fujitsu Advanced Engineering Ltd プロセス優先制御システム,プロセス優先制御方法およびプロセス優先制御プログラム
JP2014006740A (ja) * 2012-06-25 2014-01-16 Fujitsu Ltd 排他制御プログラム、該装置、及び該方法
JP2015125740A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7448036B2 (en) System and method for thread scheduling with weak preemption policy
US20220121497A1 (en) Systems and methods for distributed resource management
US7316017B1 (en) System and method for allocatiing communications to processors and rescheduling processes in a multiprocessor system
US9513962B2 (en) Migrating a running, preempted workload in a grid computing system
EP1031924B1 (en) Computer executing multiple operating system
US8826291B2 (en) Processing system
US9396028B2 (en) Scheduling workloads and making provision decisions of computer resources in a computing environment
US7441240B2 (en) Process scheduling apparatus, process scheduling method, program for process scheduling, and storage medium recording a program for process scheduling
US7739685B2 (en) Decoupling a central processing unit from its tasks
US20110154348A1 (en) Method of exploiting spare processors to reduce energy consumption
JPH0969017A (ja) コンピュータ・システムの電力管理方法及び装置
JPH08287162A (ja) ワークフローシステム
US9250960B2 (en) Planning execution of tasks with dependency resolution
WO1996035167A1 (en) System and method for providing cooperative interrupts in a preemptive task scheduling environment
JP4961931B2 (ja) ジョブ実行のスケジューリングプログラム、ジョブ実行のスケジューリング方法、ジョブ実行のスケジューリング装置
JPH07311749A (ja) マルチプロセッサシステム及びカーネル置換方法
CN117999541A (zh) 基于资源消耗的动态策略调整
JPH09305414A (ja) プロセス管理方法
CN117076096A (zh) 任务流程的执行方法、装置、计算机可读介质及电子设备
JPH11232233A (ja) ネットワークコンピュータ管理方法及びネットワークコンピュータシステム
CN113407331A (zh) 一种任务处理的方法、装置及存储介质
JP3859445B2 (ja) ファイルバックアップシステム及び記録媒体
US20190266020A1 (en) Server Scheduling Tool
US11481248B2 (en) Completing an SMI task across multiple SMI events
JP7259380B2 (ja) 情報処理実行制御装置、情報処理実行制御システム、情報処理実行制御方法、及び、情報処理実行制御プログラム