JPH09304353A - 異物検出装置 - Google Patents

異物検出装置

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JPH09304353A
JPH09304353A JP12583796A JP12583796A JPH09304353A JP H09304353 A JPH09304353 A JP H09304353A JP 12583796 A JP12583796 A JP 12583796A JP 12583796 A JP12583796 A JP 12583796A JP H09304353 A JPH09304353 A JP H09304353A
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JP
Japan
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foreign matter
voltage
electrodes
rod
lubricating oil
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JP12583796A
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English (en)
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Hiroo Morishima
博雄 森島
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、流体中に混入する金属片や金属粉な
どの異物を確実に検出できる異物検出装置を提供する。 【解決手段】管体46の潤滑油47中に配設される第1
および第2の棒状電極33、36先端部の複数の電極板
37、39を介し、これら電極板37、39の相対向す
る面に設けられた突起38、40の間に電源回路49よ
り高圧の交流電圧を印加しておき、これら突起38、4
0の間に金属片や金属粉などの異物48が侵入して突起
38、40間に短絡や放電が発生すると、この時の発生
頻度を指示計52により検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばヘリコプタ
用トランスミッション潤滑油系統に含まれる金属片や金
属粉などの異物を検出する異物検出装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の異物検出装置として、図
4に示すように棒状電極1の先端に磁石2を取り付け、
また、棒状電極1の周囲に絶縁体3を介して筒状電極4
を設けるとともに、この筒状電極4先端に前記磁石2と
僅かな隙間をおいて対峙するように磁石5を取り付けて
装置本体6を構成し、このような装置本体6を流体7が
流れる管路8中に液密構造を介して取り付け、さらに棒
状電極1と筒状電極4の間に電源9と警報灯10を直列
に接続するようにしたものがある。
【0003】そして、このような異物検出装置では、管
路8の流体7中に金属片などの磁性体の異物11が混在
し、これら異物11が磁石2、5に吸着され、磁石2、
5間を電気的に短絡すると、電源9より磁石2、5間の
異物11を介して電流が流れ、警報灯10が点灯して、
異物混入が警告されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成したものでは、磁石2、5により異物11を吸着す
るようになっているので、例えば鉄片や鉄粉など磁性体
のものについては、異物として検出できるが、アルミニ
ウム、銅、マグネシウムなどの非磁性体のものについて
は、磁石2、5間に吸着されることがないため、異物と
して検出できず、異物検出装置として使用範囲が制限さ
れてしまうという問題点があった。本発明は、上記事情
に鑑みてなされたもので、流体中に混入する異物を確実
に検出できる異物検出装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
流体中に所定の間隔をおいて対向して設けられる少なく
とも一対の電極と、これら電極の間に所定の電圧を印加
する電源手段と、前記流体中に混入する異物により前記
一対の電極間に発生する放電または短絡より前記異物の
存在を検出する異物検出手段とにより構成している。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載にお
いて、前記一対の電極の間隔距離および電源回路による
印加電圧は、流体の種類および異物の種類の少なくとも
一方に対応した最適値に設定されている。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1記載にお
いて、異物検出手段は、前記一対の電極間に発生する放
電または短絡の時間当たりの所定発生回数を検出し、異
物の存在を報知するようにしている。
【0008】この結果、請求項1記載の発明によれば、
流体に混入される金属片や金属粉などの異物として、鉄
片や鉄粉など磁性体のものに限らず、アルミニウム、
銅、マグネシウムなどの非磁性体のものについても確実
に検出でき、幅広い使用に供することができる。
【0009】請求項2記載の発明によれば、予め目標と
定めた異物については、大きさを特定するなど、精度の
高い検出を実現できる。請求項3記載の発明によれば、
放電または短絡の時間当たりの所定発生回数を検出し
て、異物の存在を特定してから、報知を発するので、正
確な異物検出を実現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に従い説明する。図1は、本発明の異物検出装置が適
用されるヘリコプタ用トランスミッション潤滑油系統の
概略構成を示している。
【0011】図において、21はヘリコプタ用トランス
ミッションで、このトランスミッション21には、潤滑
油系統として、管路22を介してポンプ23とフィルタ
24を接続し、ポンプ23によりフィルタ24を通して
トランスミッション21に潤滑油を循環させるようにし
ている。
【0012】そして、このような潤滑油系統の管路22
中に本発明の異物検出装置25を設け、この異物検出装
置25の検出出力を監視部26に送り出し、警報などを
発するようにしている。
【0013】図2は、このような異物検出装置25の概
略構成を示している。図において、31は基台で、この
基台31には、絶縁層32を介した第1の棒状電極33
と、絶縁層35を介した第2の棒状電極36を、所定の
間隔をおいて直立して配置している。
【0014】これら第1および第2の棒状電極33、3
6は、それぞれの先端部に水平方向に延びる複数の電極
板37、39を設け、これら電極板37、39の相対向
する面に、それぞれ複数の突起38、40を設けてい
る。この場合、これら突起38、40は、僅かな間隔を
おいて対向するように配置されている。
【0015】そして、このような第1および第2の棒状
電極33、36を有する基台31は、取付け部材34を
介して管体46側面に取付け、第1および第2の棒状電
極33、36が管体46の流体、ここでは潤滑油47中
に位置するようにしている。
【0016】なお、43は管体46との液密を維持する
ためのOリングである。また、潤滑油47中には、金属
片や金属粉などの異物48が混入している。第1および
第2の棒状電極33、36の、それぞれ基台31より突
出した部分には、ボルト41、42により外部端子33
1、361を取付けていて、これら外部端子331、3
61の間に、電源回路49を接続している。この電源回
路49は、トランス50と抵抗51からなるもので、ト
ランス50の一次巻線501側に低圧の交流電圧を印加
して、二次巻線502側に高圧の交流電圧を出力し、こ
の高圧の交流電圧を第1および第2の棒状電極33、3
6の外部端子331、361の間に与え、電極板37、
39を介して突起38、40の間に印加するようにして
いる。ここで、抵抗51は、トランス50の二次巻線5
02側に流れる電流を制限するためのものである。
【0017】なお、この場合、電源回路49により突起
38、40間に印加される高圧の交流電圧や突起38、
40間の距離などは、潤滑油47の種類や混入される金
属片や金属粉などの異物48の種類などに対して予め実
験などで求められた最適値が設定される。
【0018】外部端子331、361の間には、指示計
52を接続している。この指示計52は、潤滑油47中
の金属片や金属粉などの異物48が突起38、40間に
侵入することにより発生する放電や短絡の、時間当たり
の所定発生回数(回/分)を検出すると、これをオペレ
ータに報知するようにしている。
【0019】なお、図面では、第1および第2の棒状電
極33、36は、管体46中の潤滑油47の流れ方向に
沿って所定間隔をおいて配置されるようになっている
が、実際は、第1および第2の棒状電極33、36に沿
った方向の軸を中心に90°回転して、第1および第2
の棒状電極33、36間が潤滑油47の流れ方向に対向
するようになっている。
【0020】次に、このように構成した実施の形態の動
作を説明する。まず、電源回路49のトランス50の二
次巻線502側に高圧の交流電圧を出力し、この高圧の
交流電圧を第1および第2の棒状電極33、36の外部
端子331、361の間に印加する。
【0021】すると、この時の高圧の交流電圧は、第1
および第2の棒状電極33、36より、これら棒状電極
33、36の先端部に設けられた複数の電極板37、3
9を介して、これら電極板37、39の相対向する面に
設けられた突起38、40の間に印加される。
【0022】この状態から、管体46中を潤滑油47が
図示矢印方向に流れ、潤滑油47に混入している異物4
8が突起38、40の間に侵入し、仮に異物48が金属
片で突起38、40の間を短絡したり、あるいは異物4
8が金属粉で突起38、40間の実質的距離を縮め、突
起38、40間に放電を生じることがあると、これら短
絡または放電により第1および第2の棒状電極33、3
6間に電流が流れ、この短絡または放電による電流が指
示計52により検出される。
【0023】そして、この指示計52により検出される
突起38、40間の短絡または放電が時間当たり所定回
数発生すれば、オペレータに対し潤滑油47に異物48
が混入していることが報知されるようになる。
【0024】従って、このようにすれば、管体46の潤
滑油47中に配設される第1および第2の棒状電極3
3、36先端部の複数の電極板37、39を介し、これ
ら電極板37、39の相対向する面に設けられた突起3
8、40の間に電源回路49より高圧の交流電圧を印加
しておき、これら突起38、40の間に金属片や金属粉
などの異物48が侵入して突起38、40間に短絡や放
電が発生すると、この時の発生頻度を指示計52により
検出するようにしたので、潤滑油47中に混入される金
属片や金属粉などの異物48を確実に検出できる。ま
た、異物48による突起38、40間の短絡や放電を検
出しているので、異物48としては、鉄片や鉄粉など磁
性体のものに限らず、アルミニウム、銅、マグネシウム
などの非磁性体のものについても幅広く適用することが
できる。
【0025】また、これら異物48の検出に当たって
は、潤滑油47中に混入されることが予想される金属片
や金属粉などの異物48の種類などに対し予め実験など
で求められた高圧の交流電圧や突起38、40間の距離
などの最適値が設定されているので、予め目標と定めた
異物48については、大きさを特定するなど、精度の高
い検出を実現できる。
【0026】この結果、ヘリコプタ用トランスミッショ
ン21の運転中に、摺動部の焼き付きや荷重伝達部の打
損などにより潤滑油中に金属片や金属粉などの異物48
が混入することがあっても、これを早期に発見できるの
で、トランスミッション21に致命的な破損を与えるよ
うな事態を事前に回避できるようになる。
【0027】さらに、高圧の交流電圧を出力する電源回
路49は、突起38、40間に短絡や放電が発生し、ト
ランス50の二次巻線502側に大きな電流が流れよう
とすると、この時の電流を抵抗51により制限できるの
で、トランス50が破損するような事態も未然に防止す
ることができる。
【0028】なお、上述した実施の形態では、電源回路
49として交流電源の場合を述べたが、例えば、図3に
示すようにトランス55、ダイオード56、抵抗57お
よびコンデンサ58からなり、トランス55で昇圧した
交流電圧をダイオード56で整流し、抵抗57を介して
コンデンサ58により平滑して直流電圧として第1およ
び第2の棒状電極33、36間に印加するようにしても
よい。ここでの抵抗57は、トランス55とダイオード
56を保護するもので、コンデンサ58は、放電、短絡
時の電気エネルギーを制限するものでもある。
【0029】また、上述では、ヘリコプタ用トランスミ
ッション潤滑油系統に適用した例を述べたが、その他、
航空用エンジン、鋼合金系軸受を使用している地上機械
などの潤滑油回路などにも適用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、流体
に混入される金属片や金属粉などの異物として、鉄片や
鉄粉など磁性体のものに限らず、アルミニウム、銅、マ
グネシウムなどの非磁性体のものについても確実に検出
でき、幅広い使用に供することができる。また、予め目
標と定めた異物については、大きさを特定するなど、精
度の高い検出を実現できる。さらに、放電または短絡の
時間当たりの所定発生回数を検出して、異物の存在を特
定してから報知を発するので、正確な異物検出を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異物検出装置が適用されるヘリコプタ
用トランスミッション潤滑油系統の概略構成を示す図。
【図2】本発明の一実施の形態の概略構成を示す図。
【図3】一実施の形態に用いられる電源回路の他の例の
概略構成を示す図。
【図4】従来の異物検出装置の概略構成を示す図。
【符号の説明】
21…ヘリコプタ用トランスミッション、 22…管路、 23…ポンプ、 24…フィルタ、 25…異物検出装置、 26…監視部、 31…基台、 32…絶縁層、 33…第1の棒状電極、 331、361…外部端子、 34…取付け部材、 35…絶縁層、 36…第2の棒状電極、 37…電極板、 38…突起、 39…電極板、 40…突起、 41、42…ボルト、 43…Oリング、 46…管体、 47…潤滑油、 48…異物、 49…電源回路、 50…トランス、 501…一次巻線、 502…二次巻線、 51…抵抗、 52…指示計、 55…トランス、 56…ダイオード、 57…抵抗、 58…コンデンサ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体中に所定の間隔をおいて対向して設
    けられる少なくとも一対の電極と、 これら電極の間に所定の電圧を印加する電源手段と、 前記流体中に混入する異物により前記一対の電極間に発
    生する放電または短絡より前記異物の存在を検出する異
    物検出手段とを具備したことを特徴とする異物検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記一対の電極の間隔距離および電源回
    路による印加電圧は、流体の種類および異物の種類の少
    なくとも一方に対応した最適値に設定されることを特徴
    とする請求項1記載の異物検出装置。
  3. 【請求項3】 異物検出手段は、前記一対の電極間に発
    生する放電または短絡の時間当たりの所定発生回数を検
    出し、異物の存在を報知することを特徴とする請求項1
    または2記載の異物検出装置。
JP12583796A 1996-05-21 1996-05-21 異物検出装置 Withdrawn JPH09304353A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002310967A (ja) * 2001-04-06 2002-10-23 Komatsu Ltd 導電体検出装置
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JP2010276588A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Toyohashi Univ Of Technology 金属異物の検出方法およびそのための装置

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