JPH09304078A - 地磁気センサの補正装置 - Google Patents

地磁気センサの補正装置

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JPH09304078A
JPH09304078A JP12043096A JP12043096A JPH09304078A JP H09304078 A JPH09304078 A JP H09304078A JP 12043096 A JP12043096 A JP 12043096A JP 12043096 A JP12043096 A JP 12043096A JP H09304078 A JPH09304078 A JP H09304078A
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coil
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地磁気センサのキャリブレーションを振動や
周囲の外部磁界の影響を受け難いものとし、地磁気セン
サによる正確な方位検出を可能とする。 【解決手段】 車両を一定方向へ1周旋回させたときの
地磁気センサの円状の出力軌跡の中心値及びゲインを仮
のキャリブレーション値として求めた後、一定速度で旋
回させ、地磁気センサのXコイル出力及びYコイル出力
から仮のキャリブレーション値を使って方位演算し、1
周旋回したとき、車両を停止させる。そして、1周の旋
回でサンプリングしたX,Yコイルの出力データを用
い、最小二乗法によって各X,Y出力を三角関数で近似
し、出力軌跡の中心値及びゲインを精密キャリブレーシ
ョン値として求める。これにより、限られたデータ数か
ら出力軌跡の中心値を求める従来のキャリブレーション
に対し、より精密なキャリブレーションで振動や外部磁
界の影響を最小限として地磁気センサによる方位検出精
度を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地磁気センサの方
位検出誤差を補正するためのキャリブレーションを行う
地磁気センサの補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、車両に地磁気センサを搭
載して進行方位を正確に検出するためには、予め地磁気
センサのキャリブレーションを行い、車体や周囲の磁界
の影響を補正する必要がある。
【0003】この地磁気センサのキャリブレーション
は、図7に示すように、車体に地磁気センサを固定した
状態で水平且つ平らな路面上で1回転させたときに観測
される各X,Y軸の磁気検知コイルの円状の出力軌跡の
中心とゲイン(各軸方向の直径)を求めることであり、
特開平4−110717号公報や特開平4−34602
0号公報等に開示されているように、地磁気センサを連
続的に回すことができない場合、三点以上のデータから
出力軌跡の中心とゲインを推定する、地磁気センサを連
続的に回すことができる場合、X,Yコイルの各最大値
と各最小値とから出力軌跡の中心とゲインを求める等の
手法が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
地磁気センサのキャリブレーションでは、情報が少ない
ため精度に限界があり、周囲の外部磁界の状況、車体の
帯磁状況、地磁気センサの振動等により出力軌跡の中心
点が本来の中心点からずれ、誤差を含んだ方位が検出さ
れる虞がある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、地磁気センサのキャリブレーションを振動や周囲の
外部磁界の影響を受け難いものとし、地磁気センサによ
る正確な方位検出を可能とする地磁気センサの補正装置
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
図1の基本構成図に示すように、地磁気センサを搭載し
た車両を一定方向に設定時間旋回させ、上記地磁気セン
サの出力軌跡の中心位置を仮のキャリブレーション値と
して求める粗キャリブレーション手段と、上記粗キャリ
ブレーション手段で求めた仮のキャリブレーション値を
用いて方位演算することにより車両を一定速度で1周旋
回させ、1周の旋回で得られた上記地磁気センサの出力
データを用いて上記地磁気センサの出力軌跡の中心位置
を求め、上記地磁気センサの方位検出誤差を補正するた
めの精密キャリブレーション値とする精密キャリブレー
ション手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記精密キャリブレーション手段は、上記
1周の旋回で得られた上記地磁気センサの出力データを
用いて上記地磁気センサの出力を三角関数で近似するこ
とにより上記地磁気センサの出力軌跡の中心位置を求め
ることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上記精密キャリブレーション手段は、上記
地磁気センサの出力を最小二乗法により三角関数で近似
することを特徴とする。
【0009】すなわち、請求項1記載の発明では、ま
ず、粗キャリブレーションにより、地磁気センサを搭載
した車両を一定方向に設定時間旋回させて地磁気センサ
の出力軌跡の中心位置を仮のキャリブレーション値とし
て求め、次に、この仮キャリブレーション値を用いて車
両を一定速度で正確に1周旋回させ、1周の旋回で得ら
れた地磁気センサの出力データを用いて地磁気センサの
出力軌跡の中心位置を精密キャリブレーション値として
求める。
【0010】この際、請求項2記載の発明では、1周の
旋回で得られた地磁気センサの出力データを用いて地磁
気センサの出力を三角関数で近似することにより地磁気
センサの出力軌跡の中心位置を求め、さらに、請求項3
記載の発明では、三角関数への近似を最小二乗法により
行う。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図2〜図6は本発明の実施の一形
態を示し、図2及び図3は地磁気センサのキャリブレー
ション処理ルーチンのフローチャート、図4は地磁気セ
ンサのXコイル及びYコイルの出力を示す説明図、図5
は自律走行制御系のブロック図、図6は地磁気センサを
搭載した自律走行車の外観図である。
【0012】図6において、符号1は無人で自走可能な
自律走行作業車を示し、本形態においては、ゴルフ場等
の草・芝刈作業を行なう芝刈作業車である。この芝刈作
業車1は、エンジン駆動で走行し、前後輪の操舵角が独
立して制御されるようになっており、車両本体下部に、
草・芝刈作業を行うためのモーア等の刈刃機構部2を備
えるとともに、基準位置からの走行履歴に基づいて現在
位置を測定するための推測航法用センサ、走行障害物を
検出するための障害物検出用センサ等を備え、さらに、
走行及び操舵制御のための各種センサ類・アクチュエー
タ類を備えている。
【0013】上記推測航法用センサとしては、上記芝刈
作業車1の後部に備えられた地磁気センサ3、及び、左
右の後輪に備えられた車輪エンコーダ4a,4bを備
え、上記障害物検出用センサとしては、超音波センサあ
るいは光センサ等からなる無接触型センサ5a,5bが
上記芝刈作業車1の前後部に取り付けられるとともに、
スイッチ式の接触型センサ6a,6bが上記芝刈作業車
1の前後端に取り付けられている。
【0014】上記地磁気センサ3は、地磁気ベクトルの
水平成分を検出するため、励磁コイルを巻回したリング
状コアの磁心に、互いに直交する南北検出用のXコイル
と東西検出用のYコイルとを巻回、配置した周知の方位
検出センサであり、正確な方位を検出するためには、予
めキャリブレーションを行い、地磁気の乱れや周囲の外
部磁界の影響による交流的な誤差を除去する必要があ
る。
【0015】上記地磁気センサ3のキャリブレーション
は、図5に示す車載の制御装置20によって行われる。
この制御装置20は、上記地磁気センサ3によって検出
した芝刈作業車1の進行方位を目標方位との誤差に応じ
て修正し、自律走行を制御するものであり、自律走行制
御開始に先立ち、図示しないキャリブレーションスイッ
チからON信号により、あるいは、図示しないハンディ
ーターミナルからのコマンド入力により、上記地磁気セ
ンサ3のキャリブレーションを実行できるようになって
いる。すなわち、上記制御装置20に上述の各センサ類
や後述するアクチュエータ類が接続されて本発明に係わ
る粗キャリブレーション手段、精密キャリブレーション
手段、及び、その他の制御手段の機能を実現する。
【0016】以下、上記制御装置20の詳細について説
明する。上記制御装置20は、例えば複数のマイクロコ
ンピュータからなり、上記地磁気センサ3及び上記車輪
エンコーダ4a,4bが接続される推測航法位置検出部
21、上記無接触型センサ5a,5b及び上記接触型セ
ンサ6a,6bが接続される障害物検出部22、各検出
部21,22からの信号に基づいて芝刈作業車1の自律
走行を制御する走行制御部23、この走行制御部23に
よって参照される作業データ・マップ等が格納されてい
る作業データ蓄積部24、上記走行制御部23からの指
示によって車両制御を行なう車両制御部25が備えら
れ、さらに、この車両制御部25からの出力に基づいて
芝刈作業車1の各機構部を駆動するため、駆動制御部2
6、操舵制御部27、刈刃制御部28等が備えられてい
る。
【0017】上記推測航法位置検出部21では、上記車
輪エンコーダ4a,4bからの出力パルスを積算して走
行距離を求め、この走行距離を上記地磁気センサ3で検
出した走行方向の変化に対応させて累積することによ
り、基準地点からの走行履歴を算出して自車両の現在位
置を測定する。また、上記障害物検出部22は、無接触
型センサ5a,5b及び接触型センサ6a,6bによっ
て予測できない障害物を検出し、検出信号を上記走行制
御部23に出力する。
【0018】上記走行制御部23では、上記推測航法位
置検出部21からの情報に基づいて、作業データ蓄積部
24のマップ(作業内容及び草・芝刈り作業を行う作業
領域の地形データ等の走行用地図)を参照して自己の現
在位置と目標位置との誤差量を算出し、この誤差量分を
補正すべく走行経路指示や車両制御指示を決定し、上記
車両制御部25に出力する。また、上記障害物検出部2
2からの信号により、障害物が検出されたときには、障
害物回避あるいは車両停止を指示する。
【0019】上記作業データ蓄積部24は、草・芝刈作
業を行なう作業領域の地形データ等が記憶されるエリア
と、各センサからの信号を処理したデータ、推測航法に
よる測位データ等の制御実行中のワークデータが記憶さ
れるエリアから構成されている。
【0020】上記車両制御部25では、上記走行制御部
23からの指示を具体的な制御指示量に変換し、この制
御指示量を上記駆動制御部26、操舵制御部27、刈刃
制御部28に出力する。これにより、上記駆動制御部2
6では、スロットル開度を調整してエンジン出力を制御
するためのスロットルアクチュエータ、変速アクチュエ
ータ、前後進切換アクチュエータ、ブレーキアクチュエ
ータ等の走行制御アクチュエータ8を駆動し、また、油
圧ポンプ9を制御して各機能部を駆動するための油圧を
発生させる。
【0021】上記操舵制御部27では、操舵系に備えら
れた前輪舵角センサ10a、後輪舵角センサ10bから
の入力に基づいて前輪操舵用油圧制御弁11a、後輪操
舵用油圧制御弁11bを介して操舵制御(操舵量フィー
ドバック制御)を行ない、刈刃制御部28では、刈刃制
御用油圧制御弁12を介して刈刃機構部2のサーボ制御
を行なう。
【0022】以下、上記制御装置20において、図示し
ないキャリブレーションスイッチからON信号により、
あるいは、図示しないハンディーターミナルからのコマ
ンド入力により実行される地磁気センサ3のキャリブレ
ーション処理について図2及び図3のフローチャートに
従って説明する。尚、この地磁気センサ3のキャリブレ
ーションは平坦地での実行を前提とする。
【0023】このキャリブレーション処理ルーチンで
は、まず、ステップS1〜S4で粗キャリブレーションを行
って地磁気センサ3の仮キャリブレーション値を求め、
その後、ステップS5〜S12で仮キャリブレーション値を
使った精密キャリブレーションを行う。
【0024】すなわち、ステップS1で、芝刈作業車1の
走行制御アクチュエータ8の1つを構成するスロットル
アクチュエータを介してエンジン出力を制御するととも
に操舵系を制御し、一定方向への旋回走行を開始させる
と、ステップS2で、地磁気センサ3のXコイル出力及び
Yコイル出力を記録しながら、Xコイル出力の最大値X
MAX、最小値XMIN、及び、Yコイル出力の最大値YMA
X、最小値YMINをそれぞれ更新し、ステップS3で、予め
設定した設定時間が経過したか否かを調べる。
【0025】上記設定時間は、予め車両が1周旋回する
に要する時間を設定しておくものであり、上記ステップ
S3で設定時間が経過していないときには上記ステップS2
へ戻ってX,Yコイル出力のサンプリングを続行しなが
ら最大値及び最小値を更新し、設定時間が経過したと
き、上記ステップS3からステップS4へ進む。
【0026】ステップS4では、上記設定時間における左
右の車輪エンコーダ4a,4bの出力パルス差から実際
の車両の旋回角を算出し、車両を1周旋回させたときの
Xコイル出力をX軸、Yコイル出力をY軸とするX,Y
座標平面上の地磁気センサ3の円状の出力軌跡の中心値
(XO,YO)を求めるとともに、X軸方向の直径(ゲイ
ン)XD及びY軸方向の直径(ゲイン)YDを求め、以下
の(1)〜(4)式により、仮のキャリブレーション値として
求める。
【0027】 XO=(XMAX+XMIN)/2 …(1) YO=(YMAX+YMIN)/2 …(2) XD= XMAX−XMIN …(3) YD= YMAX−YMIN …(4) 尚、上記仮のキャリブレーション値、及び、後述する精
密キャリブレーション値は、通常、平坦地でキャリブレ
ーションを実行し、地磁気センサ3のX,Yコイルの出
力ゲインが同じになるよう調整されているとき、地磁気
センサ3のX,Y座標平面上の軌跡を円とみなすことが
できる値となる。
【0028】その後、精密キャリブレーション実行のた
めステップS5へ進み、引き続き車両を制御して一定速度
での旋回走行を開始する。そして、ステップS6で地磁気
センサ3のXコイル出力Vx及びYコイル出力Vyから仮
のキャリブレーション値を使って方位演算し、走行開始
方位を記録する。すなわち、地磁気センサ3の出力軌跡
円から方位角θは以下の(5)式で算出することができ
る。
【0029】 θ=arctan{(Vx−XO)/(Vy−YO)} …(5) 次に、ステップS7へ進み、地磁気センサ3のXコイル出
力Vx及びYコイル出力Vyを読み込んで記憶すると、ス
テップS8で再び仮のキャリブレーション値を使って方位
演算し、ステップS9で現在方位が走行開始方位に達した
か否かを調べる。その結果、現在方位が走行開始方位に
達しておらず、車両の旋回が1周に達していないときに
は、上記ステップS9からステップS7へ戻って地磁気セン
サ3のX,Yコイル出力のサンプリングを続け、仮のキ
ャリブレーション値を使ってステップS8で演算した方位
が走行開始方位に達したとき、すなわち、車両が1周旋
回したとき、上記ステップS9からステップS10へ進んで
車両を停止させる。
【0030】その後、ステップS11へ進み、1周の旋回
でサンプリングしたX,Yコイルの出力データを用い、
最小二乗法によって各X,Y出力を三角関数で近似す
る。すなわち、精密キャリブレーションでは、車速を一
定にして1周車両を旋回させているため、X,Yコイル
出力は、図4に示すような三角関数の曲線となり、周期
Tが既知の三角関数における振幅及びオフセット値を最
小二乗法によって求めることでX,Yコイル出力を近似
することができる。従って、1周分の測定データを全て
使ってXコイル出力Vx及びYコイル出力Vyを最小二乗
法で求めると、以下の(6),(7)式となる。
【0031】 Vx=A1・sin(T・t+Φ1)+B1 …(6) Vy=A2・sin(T・t+Φ2)+B2 …(7) 但し、 A1,A2 … 振幅 B1,B2 … オフセット値 Φ1,Φ2 … 初位相 そして、上記ステップS11からステップS12へ進み、X,
Yコイル出力の三角関数から、X,Y座標平面上の出力
軌跡の中心値(B1,B2)、出力軌跡のX軸方向の直径
A1及びY軸方向の直径A2を、作業データ蓄積部24に
地磁気センサ3の精密キャリブレーション値としてスト
アし、ルーチンを終了する。
【0032】この場合、X,Yコイル出力の位相差(|
Φ1−Φ2|)は90度であるため、地磁気センサ3の
X,Yコイル出力のゲインが同じとき(A1=A2)、
X,Y座標平面上の出力軌跡は中心位置(B1,B2)の
円となり、方位角θを以下の(8)式で求めることができ
る。
【0033】 θ=arctan{(Vx−B1)/(Vy−B2)} …(8) すなわち、粗キャリブレーションと精密キャリブレーシ
ョンとを2段階行うことにより、地磁気センサ3の出力
軌跡の中心位置及びゲインを正確に求めることができ、
しかも、精密キャリブレーションにおいて、1周旋回し
たときに得られる地磁気センサ3の出力データを全て使
って誤差を最小にするよう三角関数で近似しているた
め、精度良く、地磁気センサ3の出力軌跡の中心値を求
めることができる。これにより、限られたデータ数から
出力軌跡の中心値を求める従来のキャリブレーションに
対し、より精密なキャリブレーションで振動や外部磁界
の影響を最小限として地磁気センサ3による方位検出精
度を高めることができる。
【0034】尚、地磁気センサ3のX,Yコイル出力の
ゲインが同じでないとき、あるいは傾斜地においては、
A1≠A2となり、地磁気センサ3のX,Y座標平面上の
軌跡は楕円となるが、このような場合でも、上記精密キ
ャリブレーション値を用いてゲイン比による補正や傾斜
補正を行うことにより正確な方位角を求めることができ
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ま
ず、粗キャリブレーションにより、地磁気センサを搭載
した車両を一定方向に設定時間旋回させて地磁気センサ
の出力軌跡の中心位置を仮のキャリブレーション値とし
て求め、次に、この仮キャリブレーション値を用いて車
両を一定速度で正確に1周旋回させ、1周の旋回で得ら
れた地磁気センサの出力データを用いて地磁気センサの
出力軌跡の中心位置を精密キャリブレーション値として
求めるため、限られたデータ数から出力軌跡の中心値を
求める従来のキャリブレーションに対し、より精密なキ
ャリブレーションで振動や外部磁界の影響を最小限とし
て地磁気センサによる方位検出精度を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成図
【図2】地磁気センサのキャリブレーション処理ルーチ
ンのフローチャート(その1)
【図3】地磁気センサのキャリブレーション処理ルーチ
ンのフローチャート(その2)
【図4】地磁気センサのXコイル及びYコイルの出力を
示す説明図
【図5】自律走行制御系のブロック図
【図6】地磁気センサを搭載した自律走行車の外観図
【図7】地磁気センサのキャリブレーションの説明図
【符号の説明】
1 …芝刈作業車(車両) 3 …地磁気センサ 20…制御装置(粗キャリブレーション手段、精密キャ
リブレーション手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地磁気センサを搭載した車両を一定方向
    に設定時間旋回させ、上記地磁気センサの出力軌跡の中
    心位置を仮のキャリブレーション値として求める粗キャ
    リブレーション手段と、 上記粗キャリブレーション手段で求めた仮のキャリブレ
    ーション値を用いて方位演算することにより車両を一定
    速度で1周旋回させ、1周の旋回で得られた上記地磁気
    センサの出力データを用いて上記地磁気センサの出力軌
    跡の中心位置を求め、上記地磁気センサの方位検出誤差
    を補正するための精密キャリブレーション値とする精密
    キャリブレーション手段とを備えたことを特徴とする地
    磁気センサの補正装置。
  2. 【請求項2】 上記精密キャリブレーション手段は、上
    記1周の旋回で得られた上記地磁気センサの出力データ
    を用いて上記地磁気センサの出力を三角関数で近似する
    ことにより上記地磁気センサの出力軌跡の中心位置を求
    めることを特徴とする請求項1記載の地磁気センサの補
    正装置。
  3. 【請求項3】 上記精密キャリブレーション手段は、上
    記地磁気センサの出力を最小二乗法により三角関数で近
    似することを特徴とする請求項2記載の地磁気センサの
    補正装置。
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