JPH09303455A - 円周方向に波を打ったコイルドディスクスプリング - Google Patents
円周方向に波を打ったコイルドディスクスプリングInfo
- Publication number
- JPH09303455A JPH09303455A JP11261496A JP11261496A JPH09303455A JP H09303455 A JPH09303455 A JP H09303455A JP 11261496 A JP11261496 A JP 11261496A JP 11261496 A JP11261496 A JP 11261496A JP H09303455 A JPH09303455 A JP H09303455A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- belt material
- shape
- width direction
- coiled
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 非直線形の特性が得られるばねを提供する。
【解決手段】 帯材4を幅方向に一定の傾斜角で傾斜さ
せてコイル状に密巻きし、前記帯材4を密巻きした状態
でコイルの円周方向に波状5に屈曲させた。
せてコイル状に密巻きし、前記帯材4を密巻きした状態
でコイルの円周方向に波状5に屈曲させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器類等の緩衝に
使用するコイルドディスクスプリングに関するものであ
る。
使用するコイルドディスクスプリングに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されているコイルドウェー
ブスプリングの一例を図3、図4によって説明すると、
帯材1をコイル状に密巻きし、この密巻きして重ねた状
態の帯材1を、図4に示すようにコイルの円周方向に波
状2に屈曲させたものが使用されている。
ブスプリングの一例を図3、図4によって説明すると、
帯材1をコイル状に密巻きし、この密巻きして重ねた状
態の帯材1を、図4に示すようにコイルの円周方向に波
状2に屈曲させたものが使用されている。
【0003】このコイルドウェーブスプリングに上下方
向の荷重が加わると、波状2の部分が平らにたわむこと
により弾性力が生じ、荷重に対して緩衝力を与えること
になる。又、従来から使用されているコイルドディスク
スプリングを図5の断面図によって説明すると、帯材3
を幅方向に一定の角度で傾斜させた状態でコイル状に密
巻きしたもので、図5のコイルドディスクスプリングに
上下方向の荷重が加わると、帯材3の幅方向の傾斜が水
平方向にたわむことにより弾性力が生じ、荷重に対して
緩衝力を与えることになる。
向の荷重が加わると、波状2の部分が平らにたわむこと
により弾性力が生じ、荷重に対して緩衝力を与えること
になる。又、従来から使用されているコイルドディスク
スプリングを図5の断面図によって説明すると、帯材3
を幅方向に一定の角度で傾斜させた状態でコイル状に密
巻きしたもので、図5のコイルドディスクスプリングに
上下方向の荷重が加わると、帯材3の幅方向の傾斜が水
平方向にたわむことにより弾性力が生じ、荷重に対して
緩衝力を与えることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来から使用されてい
るコイルドディスクスプリング及びコイルドウェーブス
プリングの荷重−たわみ特性は、図6に示すように前者
は一点鎖線および後者は破線で示すように荷重とたわみ
とが比例する直線形特性である。このため初期荷重では
柔性が大きく、大荷重になると柔性が小さくなる非直線
形の特性を得るには、2種類以上のスプリングを組み合
わさなければならない問題があった。本発明はこのよう
な問題を解決し、1種類のばねで初期荷重では柔性が大
きく、大荷重になる柔性が小さくなる非直線形の特性が
得られるスプリングを提供することを目的とするもので
ある。
るコイルドディスクスプリング及びコイルドウェーブス
プリングの荷重−たわみ特性は、図6に示すように前者
は一点鎖線および後者は破線で示すように荷重とたわみ
とが比例する直線形特性である。このため初期荷重では
柔性が大きく、大荷重になると柔性が小さくなる非直線
形の特性を得るには、2種類以上のスプリングを組み合
わさなければならない問題があった。本発明はこのよう
な問題を解決し、1種類のばねで初期荷重では柔性が大
きく、大荷重になる柔性が小さくなる非直線形の特性が
得られるスプリングを提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、帯材を幅方向
に一定の傾斜角で傾斜させてコイル状に密巻きし、前記
帯材を密巻きした状態でコイルの円周方向に波状に屈曲
させたことを特徴とする円周方向に波を打ったコイルド
ディスクスプリングに係るもので、初期荷重では帯材の
幅方向の傾斜の変化と波状の部分が平らにたわむ変化と
が生じ、荷重が大きくなると帯材の幅方向の傾斜の変化
はなくなって波状の部分が平らにたわむ変化のみにな
る。
に一定の傾斜角で傾斜させてコイル状に密巻きし、前記
帯材を密巻きした状態でコイルの円周方向に波状に屈曲
させたことを特徴とする円周方向に波を打ったコイルド
ディスクスプリングに係るもので、初期荷重では帯材の
幅方向の傾斜の変化と波状の部分が平らにたわむ変化と
が生じ、荷重が大きくなると帯材の幅方向の傾斜の変化
はなくなって波状の部分が平らにたわむ変化のみにな
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
を参照して説明する。図2は本発明の一実施の形態の平
面図、図1は図2のI−I断面図であって、帯材4を幅
方向に一定の角度で傾斜させた状態でコイル状に密巻き
し、しかもコイル状に密巻きした帯材4を、図1に示す
ようにコイルの円周方向に波状5に屈曲させている。
を参照して説明する。図2は本発明の一実施の形態の平
面図、図1は図2のI−I断面図であって、帯材4を幅
方向に一定の角度で傾斜させた状態でコイル状に密巻き
し、しかもコイル状に密巻きした帯材4を、図1に示す
ようにコイルの円周方向に波状5に屈曲させている。
【0007】帯材4としては、板厚1.1mm、板幅
3.0mmのものを用い、幅方向の傾斜角度を9.6度
としてコイル外径147.5mmのコイル状に密巻き
し、波状5の波数を12としたものを製作した。このよ
うな図1、図2に示すコイルドディスクスプリングに上
下方向の荷重が加わると、初期の段階では、帯材4の幅
方向の傾斜が水平方向にたわむと同時に波状5の部分が
平らになるたわみが加わり、図6に実線で示すように、
従来の図4ないし図5に示したいずれのスプリングより
も柔らかいばね定数になる。
3.0mmのものを用い、幅方向の傾斜角度を9.6度
としてコイル外径147.5mmのコイル状に密巻き
し、波状5の波数を12としたものを製作した。このよ
うな図1、図2に示すコイルドディスクスプリングに上
下方向の荷重が加わると、初期の段階では、帯材4の幅
方向の傾斜が水平方向にたわむと同時に波状5の部分が
平らになるたわみが加わり、図6に実線で示すように、
従来の図4ないし図5に示したいずれのスプリングより
も柔らかいばね定数になる。
【0008】帯材4に加わる上下方向の荷重が大きくな
ると、帯材4の幅方向の傾斜は水平になって変化しなく
なり、波状5の部分が平らになる弾性力のみによるやや
硬いばね定数となり、図6に実線で示すようにばね特性
の立ち上がり傾斜は急になって、非直線形の特性が得ら
れることになる。
ると、帯材4の幅方向の傾斜は水平になって変化しなく
なり、波状5の部分が平らになる弾性力のみによるやや
硬いばね定数となり、図6に実線で示すようにばね特性
の立ち上がり傾斜は急になって、非直線形の特性が得ら
れることになる。
【0009】
【発明の効果】本発明は、1種類のばねで初期荷重では
柔性が大きく、大荷重になると柔性が小さくなる非直線
形の特性のスプリングが得られる効果がある。
柔性が大きく、大荷重になると柔性が小さくなる非直線
形の特性のスプリングが得られる効果がある。
【図1】本発明の実施例の図2のI−I断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態の平面図である。
【図3】従来使用されているコイルドウェーブスプリン
グの一例を示す平面図である。
グの一例を示す平面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】従来使用されているコイルドディスクスプリン
グの他の例を示す断面図である。
グの他の例を示す断面図である。
【図6】コイルドウェーブおよびコイルドディスクスプ
リングの荷重−たわみ特性を示すグラフである。
リングの荷重−たわみ特性を示すグラフである。
4 帯材 5 波状
Claims (2)
- 【請求項1】 帯材を幅方向に一定の傾斜角で傾斜させ
てコイル状に密巻きし、前記帯材を密巻きした状態でコ
イルの円周方向に波状に屈曲させたことを特徴とする円
周方向に波を打ったコイルドディスクスプリング。 - 【請求項2】 非線形特性を有する請求項1記載の円周
方向に波を打ったコイルドディスクスプリング。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11261496A JPH09303455A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | 円周方向に波を打ったコイルドディスクスプリング |
US08/704,439 US6050557A (en) | 1995-08-28 | 1996-08-16 | Coiled disk spring |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11261496A JPH09303455A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | 円周方向に波を打ったコイルドディスクスプリング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09303455A true JPH09303455A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14591152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11261496A Withdrawn JPH09303455A (ja) | 1995-08-28 | 1996-05-07 | 円周方向に波を打ったコイルドディスクスプリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09303455A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002276708A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-25 | Fuji Seiko Kk | 反発力がコイル中心に向うウエーブコイルスプリング |
WO2007132696A1 (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-22 | Nhk Spring Co., Ltd. | スプリング・リテーナ及びスプリング・システム |
US8256599B2 (en) | 2008-11-26 | 2012-09-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Wave spring holding structure and frictional engagement apparatus |
-
1996
- 1996-05-07 JP JP11261496A patent/JPH09303455A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002276708A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-25 | Fuji Seiko Kk | 反発力がコイル中心に向うウエーブコイルスプリング |
WO2007132696A1 (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-22 | Nhk Spring Co., Ltd. | スプリング・リテーナ及びスプリング・システム |
JP2007309354A (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-29 | Nhk Spring Co Ltd | スプリング・リテーナ及びスプリング・システム |
US7997242B2 (en) | 2006-05-16 | 2011-08-16 | Nhk Spring Co., Ltd. | Spring retainer and spring system |
US8256599B2 (en) | 2008-11-26 | 2012-09-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Wave spring holding structure and frictional engagement apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5139276A (en) | Canted coil spring radially loaded while in a cavity | |
KR100228003B1 (ko) | 코일 웨이브 스프링 및 그 제조방법 | |
US5622358A (en) | Wave spring | |
US6705813B2 (en) | Snap disc device | |
US4964204A (en) | Method for making a garter-type axially-resilient coil spring | |
US4893795A (en) | Radially loaded canted coiled spring with turn angle | |
US5542682A (en) | Slant coil spring and seal | |
US4910832A (en) | Spring band clamp | |
US20210227704A1 (en) | Flexible display screen support structure | |
US6050557A (en) | Coiled disk spring | |
JPH09303455A (ja) | 円周方向に波を打ったコイルドディスクスプリング | |
JPH06511201A (ja) | 剛性を付与するコルゲーション又はエンボシングを有するストリップ、プレート、フォイル、シート、ボードあるいは同様の形態の材料 | |
DE60303189T2 (de) | Dynamischer elektroakustischer Wandler, insbesondere kleiner Lautsprecher | |
US20160255964A1 (en) | Spring with variable resistance and mattresses including the same | |
JP2002039243A (ja) | ウエーブコイルばね | |
US5018990A (en) | Filter connector | |
JP3356046B2 (ja) | スピーカ用ダンパーおよびこれを用いたスピーカ | |
US3998300A (en) | Drum brake shoe | |
JP2002276708A (ja) | 反発力がコイル中心に向うウエーブコイルスプリング | |
JP3789299B2 (ja) | ウエーブコイルばね | |
JPH0932874A (ja) | 波形ばね装置 | |
JPH0643377U (ja) | 非線形の荷重特性を具えた波形ばね | |
JPS5922352Y2 (ja) | コイルばね | |
JPS6244135B2 (ja) | ||
JPH04107331A (ja) | 傾斜コイルばね装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030805 |