JPH09303304A - アキュムレータ - Google Patents

アキュムレータ

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Publication number
JPH09303304A
JPH09303304A JP8124900A JP12490096A JPH09303304A JP H09303304 A JPH09303304 A JP H09303304A JP 8124900 A JP8124900 A JP 8124900A JP 12490096 A JP12490096 A JP 12490096A JP H09303304 A JPH09303304 A JP H09303304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
accumulator
valve unit
supply
opening
fluid
Prior art date
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Pending
Application number
JP8124900A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hara
顕司 原
Kenji Sasaki
憲司 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
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Publication of JPH09303304A publication Critical patent/JPH09303304A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アキュムレータの減衰周波数を流体の脈動周
波数に合わせるため、構造と調整とを簡単にすることに
ある。 【解決手段】 アキュムレータの流体ポートの給排孔の
流通断面積を弁部により加減する構成にしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脈動減衰周波数を
流体の脈動周波数の変化に対応できるようにしたアキュ
ムレータに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の先行技術として、例えば、実開
平1−83402号公報に示すアキュムレータが存在す
る。この従来のアキュムレータは、図7に示す通りであ
る。図7において、シェル30は、有底円筒状に形成さ
れて、開口部37が流入ポート31を有するエンドカバ
ー32により閉塞されている。そして、シェル30の内
部は空室33に形成されている。この空室33はブラダ
34により、流入ポート31に連通する液体室35とガ
スを封入した気体室36に仕切られている。
【0003】流入ポート31より流入した流体圧力はブ
ラダ34を介して気体室36を圧縮し、蓄圧又は脈動吸
収作用が成される。単なる蓄圧の場合は、このアキュム
レータに問題はないが、流体に脈動が発生する場合に
は、このアキュムレータでは、脈動が変化すると効果的
に吸収することが困難になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、流入ポート
31に接続された図示されてない配管内を流れる流体の
脈動は、配管の一端側の機械や他端側の動力源の機種に
より変化することになる。その結果、脈動を効果的に吸
収するためには、その脈動に適合した仕様のアキュムレ
ータと交換しなければならなくなる。
【0005】一般に、アキュムレータの脈動吸収能力を
向上させるためには、アキュムレータの仕様により決ま
る減衰周波数と脈動流体の周波数を一致させることであ
る。ところで、アキュムレータの減衰周波数は、アキュ
ムレータのガス容積、封入ガス圧力、ポートの流通路長
さ、ポートの流通路断面積などにより決定される。
【0006】アキュムレータの構造を変えずに減衰周波
数を変化させるためには、アキュムレータの気体室36
の封入ガス圧を変化させることもその1つである。しか
し、封入ガス圧を調整できるようにするためには、ガス
封入設備を必要とし、実際上、これを装備することは困
難である。又、この装備のためのコストが高くなり採算
が合わなくなる。
【0007】本発明は、上述のような問題点に鑑み成さ
れたものであって、その目的は、アキュムレータの仕様
を大きく変更することなくアキュムレータの減衰周波数
を流体の脈動周波数に対応できるようにすることにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたものであって、その技術的手段
は以下のように構成されている。
【0009】すなわち、内部に空室を有すると共に一端
に空室と連通する給排孔を設けた流体ポートを有するシ
ェルおよびシェルの空室を給排孔に連通する液体室と圧
力ガスを封入する気体室とに仕切ると共に液体室と気体
室とが相対に一方圧縮他方膨張可能に移動する仕切手段
を具備し、流体ポートの給排孔に給排孔の流通断面積A
を加減できる弁部を有するものである。
【0010】
【作用】アキュムレータの流体ポートに有する給排孔5
の流通断面積は、弁部8を調整することにより加減する
ことができる。このため、流体の脈動周波数が変更され
たときには、弁部8を調整して、この脈動周波数に対応
した減衰周波数に設定する。そうすると、給排孔5の流
通断面積により流入した脈動流体の周波数はアキュムレ
ータの減衰周波数と対応するから、流体の脈動は効果的
に吸収される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のアキュムレータの実施の
形態を図面に基づいて以下に詳述する。
【0012】図1は、本発明の一実施の形態を示すアキ
ュムレータの断面図である。
【0013】図1に於いて、1はアキュムレータであ
る。アキュムレータ1は、シェル2とブラダである仕切
手段14とを有する。
【0014】シェル2は、有底円筒状の本体3と有底円
筒状の本体3の開口部3aを閉塞した流体ポート4とか
ら構成されている。この両者の結合は、開口部3aを流
体ポート4にカシメ加工する。これによって、内部に空
室11が形成される。
【0015】流体ポート4には、流体が流れる給排孔5
が設けられている。この給排孔5には、図6に示すよう
な配管21が連結できるように外側に管用ねじ6が形成
されている。又、この給排孔5の内側は、二本の給排孔
5a、5bに分岐している。この二本の給排孔5a、5
bは、調整用ねじ12を中心にして平面が長孔に形成さ
れている。
【0016】又、一本の給排孔5と二本の給排孔5a、
5bとの境は弁座面7に形成されている。そして、板状
の弁部8が弁座面7に調整ボルト9を介して着座し、調
整ボルト9をゆるめると、弁部8を回動できるように構
成されている。
【0017】弁部8は、板状に形成されて金属又は樹脂
材により構成されている。そして、弁部8には開閉孔1
0a、10bが設けられている。この開閉孔10a、1
0bは、調整用孔13を中心に平面が長孔に形成されて
いる。
【0018】流体ポート4の給排孔5a、5bと弁部8
の開閉孔10a、10bとの開度設定は、調整ボルト9
を緩めると共に、弁部8を回動すると、給排孔5a、5
bの流通断面積が弁部8の開閉孔10a、10bとの重
なり加減により加減することができる。
【0019】図2および図3は、流体ポート4の給排孔
5a、5bと弁部8の開閉孔10a、10bの開閉度状
態図である。図2は、開度の全開状態図であり、図3は
開度の最小流通断面積の状態図である。尚、符号は図1
と同じである。
【0020】上述の実施の形態は、給排孔5a、5bを
二通路に分岐形成したが、二通路に限定されるものでは
なく、アキュムレータの特性に応じ一通路又は三通路、
四通路……と変更することができる。
【0021】次に、シェル2の空室11は、仕切手段
(ブラダ)14により給排孔5と連通する液体室15と
窒素ガスを封入した気体室16とに仕切られている。仕
切手段(ブラダ)14は、樹脂又はゴム材製で、ベロー
ズ形に形成されている。そして、仕切手段(ブラダ)1
4は作動液体の圧力が小さくなると気体室16の窒素ガ
スの圧力により流体ポート4側に収縮し、流体ポート4
のストッパ4aに当接してそれ以上の圧縮は防止され
る。
【0022】上述のように構成されたアキュムレータの
脈動吸収性能としての減衰周波数Wは、次の式で表され
る。
【0023】
【数1】
【0024】上記の式から流体ポートの給排孔5の流通
断面積Aを変化させることにより脈動減衰周波数を変更
することができる。上式のうち、Paおよびlを変化さ
せても減衰周波数Wを変えることもできるが、それを変
化させることは困難である。その困難性として、例え
ば、lを変化させるためには、流体ポート4と弁部8を
多数製作し、減衰周波数Wに対応した流体ポート4と弁
部8とを交換しなければならないからである。一方、流
体ポートの流通断面積Aを変更する場合には弁部8を回
動して開閉孔10と給排孔5との連通する流通断面積を
加減すれば良いことになる。
【0025】図4は、X軸を減衰周波数にして、Y軸が
脈動減衰率とした関係のものである。尚、脈動減衰率は
次の式で表される。
【0026】
【数2】
【0027】図4に於いての例は、図2に対応するも
ので、流体ポートの流通断面積を大きくした場合であ
る。又、の例は、図3に対応するもので、流体ポート
4の流通断面積を小さくした場合である。そして、の
例は、図2と図3との中間の流通断面積の場合である。
【0028】このようにして、脈動周波数にアキュムレ
ータの弁部8を調整して減衰周波数を対応させれば、脈
動減衰率のすぐれたものとなる。
【0029】図5は、本発明の他の実施の形態を示すア
キュムレータ1の断面図である。
【0030】このアキュムレータ1のシェル2は球状の
本体3の開口部3aを流体ポート4により閉塞されて内
部に空室11を形成している。
【0031】そして、空室11を半球状のゴム材又は樹
脂材製のブラダ14により液体室15と気体室16とに
仕切っている。又、流体ポート4には給排孔5aが平面
長穴の一通路に形成されたものである。その他の構成
は、図1と類似している。
【0032】図6は、本発明の更に他の実施の形態を示
すアキュムレータ1の断面図である。
【0033】このアキュムレータ1は、ピストン型アキ
ュムレータである。そして、シェル2は、円筒状の本体
3の開口部3aを流体ポート4とエンドカバー17によ
り閉塞されることにより、内部に空室11を形成してい
る。
【0034】又、空室11は、二個のピストン14a、
14bにより2室の気体室15b、15cと1室の液体
室15aに仕切られている。
【0035】又、流体ポート4の給排孔5に弁部8が嵌
合している。そして、弁部8に設けられた開閉孔10と
流体ポート4に形成された給排孔5との開度を弁部8を
回動することにより調整される。この両者の開度が設定
されたら調整ボルト9aを締付けて弁部8を弁座面7と
の間で固定する。
【0036】その他の構成は、図1と類似するものであ
る。尚、この実施の形態は、ピストン14a、14bを
二個の場合としたが、二個に限定されるものではなく、
1個、又は三個の場合等がある。
【0037】図5および図6の場合も、図1、図2、図
3および図4に於いて説明したと同様に弁部8を調整
し、流体の脈動周波数とアキュムレータの減衰周波数と
を適合させるものである。尚、以上の実施の形態は、給
排孔5と開閉孔10とを平面長穴としたが、給排孔5を
テーパ孔とすると共に、テーパ孔に挿入される弁部8の
部分をテーパ面に形成し、この両者の間隙を、弁部の軸
方向の移動により、大きくしたり、小さくしたりして調
整することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明のアキュムレータは、弁部と流体
ポートとを相対回動して給排孔の流体の流通断面積を開
閉孔の重なりにより調整し、流体の脈動周波数をアキュ
ムレータの減衰周波数と対応させるものであるその結
果、流体の脈動周波数が変更されても、その脈動周波数
にアキュムレータの減衰周波数を合わせることにより、
脈動減衰率を向上させることができる。しかも、この調
整は、弁部を調整することにより可能となるから、調整
が簡単である上、高価な設備を必要としない。更に、流
通断面積を変化させるための多数の部品を必要とせず、
低コストに調整が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態を示すアキュムレータの
断面図である。
【図2】図1の弁部の開閉孔の最大開度の平面図であ
る。
【図3】図1の弁部の開閉孔の最小開度の平面図であ
る。
【図4】本発明の流体の脈動減衰率と減衰周波数との関
係図である。
【図5】本発明の他の実施の形態のアキュムレータの断
面図である。
【図6】本発明の更に他の実施の形態のアキュムレータ
の断面図である。
【図7】従来例のアキュムレータの断面図である。
【符号の説明】
1……アキュムレータ 2、30……シェル 3……本体 3a、37……開口部 4……流体ポート 4a……ストッパ 5、5a、5b……給排孔 6……管用ねじ 7……弁座面 8……弁部 9、9a……調整ボルト 10a、10b……開閉孔 11、33……空室 12……調整ねじ 13……調整用孔 14、34……仕切手段(ブラダ) 14a、14b……ピストン 15、15a、35……液体室 16、36……気体室 17、32……エンドカバー 21……配管 31……流入ポート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に空室(11)を有すると共に一端
    に前記空室(11)と連通する給排孔(5)を設けた流
    体ポート(4)を有するシェル(2)および前記シェル
    (2)の空室(11)を前記給排孔(5)に連通する液
    体室(15)と圧力ガスを封入する気体室(16)とに
    仕切ると共に前記液体室(15)と前記気体室(16)
    とが相対に一方圧縮他方膨張可能に移動する仕切手段
    (14)を具備し、前記流体ポート(4)の前記給排孔
    (5)に前記給排孔(5)の流通断面積(A)を加減で
    きる弁部(8)を有することを特徴とするアキュムレー
    タ。
JP8124900A 1996-05-20 1996-05-20 アキュムレータ Pending JPH09303304A (ja)

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JP8124900A JPH09303304A (ja) 1996-05-20 1996-05-20 アキュムレータ

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