JPH09303284A - モータ駆動型流体機械及び該流体機械に使用される周波数変換器 - Google Patents
モータ駆動型流体機械及び該流体機械に使用される周波数変換器Info
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- JPH09303284A JPH09303284A JP13963196A JP13963196A JPH09303284A JP H09303284 A JPH09303284 A JP H09303284A JP 13963196 A JP13963196 A JP 13963196A JP 13963196 A JP13963196 A JP 13963196A JP H09303284 A JPH09303284 A JP H09303284A
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Abstract
を行い、より小形・軽量で、様々な電源に対応し易く、
排出すべき流体の存在しない場合の消費電力を削減し、
過負荷・拘束に強く、起動不良しにくい(拘束しにく
い)、流体機械を提供する。また流体機械を実現するた
めに必要で且つ好適な周波数変換器を提供する。 【解決手段】 モータ30によって駆動され、比重の異
なる複数の流体を場合に応じて吸引する流体機械におい
て、流体比重を判別する手段と、モータ30の回転数と
運転時間と停止時間を要素として構成される駆動モード
を記憶する手段と、流体比重に基づき、駆動モードのい
ずれかを選択して実施する手段を備えた。
Description
流体機械に係り、特に場合に応じて比重の異なる複数の
流体を吸引する流体機械及び該流体機械に使用される周
波数変換器に関するものである。
吸引する流体機械として、実開平1−21290号、実
開昭2−28592号及び特公平7−58078号が知
られている。
に応じて吸引する流体が変化するため、各々の流体にと
って最適な運転方法を採用できず、結果的に種々の妥協
が必要となることである。即ち、比重の大きな液体を吸
引することに主眼を置くと、羽根車の周速を低く抑える
必要があり、その結果、比重の小さな気体を吸引する能
力に限界が生じる。又、比重の小さな気体を吸引するこ
とに主眼を置くと、羽根車の周速を大きくする必要があ
り、比重の大きな液体を吸引した場合に、はなはだしい
過負荷がモータに加わり、ひいてはモータを焼損に至ら
しめる結果となる。
2−28592号に記載の流体機械は、単相交流電源に
よって駆動される比較的小出力で可搬式のポンプとして
使用されているが、出力0.4kW相当で、10kg以上の
重量があり、持ち運びに都合の良いものとは言えなかっ
た。
−28592号に記載のポンプは、いわゆるレンタル業
者が多数在庫して、これを使用者に賃貸しする場合が多
い。この際、レンタル業者は、使用者の電源事情に応じ
て、例えば、下記の表のように多数のポンプを在庫する
必要があり、ポンプの稼働率を低下させる原因となって
いた。 電 圧 ────────────────────────────── 単 相 三 相 ────────────────────────────── 100V 200V 200V 400V ────────────────────────────── 周波数 50Hz ○ ○ ○ ○ ────────────────────────────── 周波数 60Hz ○ ○ ○ ○ ────────────────────────────── 勿論、モータとポンプを別々に在庫して置き、必要に応
じて組み立てる手法は可能であるが、作業の手間が掛か
り不便であった。
−28592号に記載のポンプは、使用者が現場に付き
きりではなく、無人の現場で使用される場合が多い。こ
のため、例えば、排出すべき流体(ほとんどの場合、水
であるが)が存在しないにもかかわらず、いつ何どき水
がやってくるかわからないので、電源が投入され続ける
ことがあり、この間無駄な電力を消費してしまう。これ
を解決するために、水位検出装置等を組み合わせて使用
する場合があるが、異物を含んだ取扱液の場合に、誤動
作を生じるものもあった。
プを上述のように放置された形態で運転されると、呼水
の温度が上昇し、自吸不能となってしまうため、呼水温
度検知用のサーモスタットをモータ内に内蔵し、例え
ば、呼水温度が60℃を越えるとモータを停止させ、4
5℃まで低下すると、再起動するように設定されてい
た。しかし、この方法には、サーモスタットの接点消耗
の恐れがあった。
−28592号に記載のポンプは、エンジン掛け発電機
を電源として使用される場合が多く、夜間等にエンジン
音を抑えるため、エンジンのスロットルを絞ることがあ
る。この際、発電機によっては、発生電圧が降下するも
のがあり、結果的にモータが過負荷・過電流状態となる
事例が多い。又、異物の噛み込み等によって羽根車が拘
束され、過電流状態となる事例もある。過電流によるモ
ータ焼損を防止するため、従来からバイメタルを利用し
た自動復帰型のサーマルプロテクタが使用されてきた
が、ON−OFFを頻繁に繰り返すと、バイメタルの接
点が消耗し、最終的にはモータ焼損に至るケースもまま
あった。
トルクが小さいために、わずかな異物の噛み込みによっ
て起動不良を生じる場合があった。
鑑みなされたもので、吸引する流体に応じて無駄なく効
果的な運転を行い、より小形・軽量で、様々な電源に対
応し易く、排出すべき流体の存在しない場合の消費電力
を削減し、過負荷・拘束に強く、起動不良しにくい(拘
束しにくい)、流体機械を提供することを技術的課題と
している。
に必要で且つ好適な周波数変換器を提供することも技術
的課題としている。
ては、トルクは一般に回転数の2乗に正比例し、且つ、
取扱流体の比重の1乗に正比例する。又、略同一性能を
有した流体機械は、回転数を増加させることによって小
形となることが知られている。
は、冷却条件と発生すべきトルクの大きさによって決ま
り、トルクは電流値とほぼ比例関係にあることが知られ
ている。従って、略同一出力のモータは、回転数を増加
させる(誘導電動機の場合、運転周波数を増加させるこ
とになる)ことにより、冷却条件の許容する範囲で小形
化できる。
比較すると(同一出力、同一回転数の下で)、後者の方
が小形であることが知られている。これは、単相誘導電
動機特有の始動トルク発生装置(遠心力スイッチ・コン
デンサ・補助巻線等)が三相では不要となるばかりでは
なく、固定子巻線および固定子鉄心も小さくて良いから
である。
ピュータチップを内蔵しており、情報さえ入力すれば、
それに応じた周波数(電圧)の電力をモータ等に供給す
ることが可能となっている。
相に変換することができる。一方、単相誘導電動機の始
動トルクは、三相誘導電動機のそれよりも小さいことが
知られており、このため、単相モータを使用した流体機
械では、わずかな異物の噛み込み等による起動不良が頻
繁に生じていた。
本発明は以下に列挙する手段を用いた。 流体機械を駆動するモータに周波数変換器を内蔵す
る。 流体比重を判別するため、出力する周波数と電流値
を検出する手段を周波数変換器に備える。 モータの回転数(周波数変換器の出力周波数)と運
転時間および停止時間を要素として構成される複数の駆
動モードを、ROM(リードオンリーメモリ)を使用す
る等の方法により、周波数変換器に記憶させる。 判別した比重に基づき、記憶した駆動モードのうち
最適なものを選択して実施する機能を周波数変換器にも
たせる。 比重が小さな流体を吸引する場合には、高速回転、
比重の大きな流体を吸引する場合には、低速回転するよ
うにし、いかなる流体を吸引する場合でも、流体機械の
性能を充分に発揮できるようにする。 比重の小さな流体を所定時間吸引した後、低速回転
させたり、所定時間停止させることによって、消費電力
を節減し、省エネルギーに貢献させる。 モータ又は周波数変換器の温度、あるいは、自吸ポ
ンプにおける呼水温度を、無接点の温度検出素子サーミ
スタによって検出し、この検出信号を周波数変換器に送
ることにより、異常温度の際にはモータを停止させ、温
度が正常に戻った際には、自動的に復帰させる。
数の流体(多くの場合、空気と水)を場合に応じて吸引
する流体機械に、流体比重の違いに応じて最適な駆動モ
ードを選択して実施する機能を付与したものである。駆
動モードとは、例えば、モータの回転数や、運転時間
(モータが継続して回転する時間)、および停止時間か
ら構成される。この結果、例えば、流体比重が小さな空
気を吸引する場合には、回転数を上げて吸引効果を高め
たり、本来的に吸引すべき水(空気より比重が大)が、
いつまで待ってもこない場合には、運転を停止したり、
回転数を下げることで消費電力を低減することができ
る。更に、吸引して排出すべき水がやってきた場合に
は、比較的迅速に(周辺に水が溢れ出さないうちに)排
水を完了することができる。
消費トルク、換言すれば、発生周波数当たりの電流値を
検出することにより、流体の比重を検出するようにした
ものである。この際、電圧や電力を検出することによ
り、電流を検出したのと同じ効果を得ることもできる
し、又、電流値を含めて同時に検出することで、流体比
重を精度高く検出することも可能である。
重に基づき、吸引する流体に応じて最も効果的な駆動モ
ードを選択して実施する。周波数変換器には、CPUや
ROM等の半導体素子が内蔵されているため、どのよう
な駆動モードを選択・実施するかは、いわゆるソフトウ
ェアの領域に含まれる内容である。たとえれば、当今の
電気炊飯器において、ご飯をおいしく炊きあげるため
に、ある熱量をある時間加えて炊飯を行い、ある時間
は、むらしを行う類の内容である。流体機械は、各々取
扱い流体や、その容量が異なるため、用意すべきソフト
ウェア(プログラム)も千差万別となる。
場合には、比重の小さな空気を吸引する場合には、高速
回転で駆動され、比重の大きな水を吸引する場合には、
低速回転で駆動されるように構成される。これにより自
吸特性を向上し、大きな自吸高さと短い自吸時間を得る
ことができる。
は、比重の小さな空気を長時間吸引し続けると呼水温度
が上昇し、全く自吸作用を生じなくなる場合があるた
め、自吸時間が多少長くなっても、回転数を低下させて
消費電力を抑え、呼水温度の上昇を防止するようにした
ものである。
体を吸引する場合には、モータが所定時間回転した後、
所定時間停止する。すなわち、請求項5と同等の効果を
得るため、ポンプを停止させるようにしたものである。
な自吸ポンプの場合には、空気吸入運転が長時間に及ぶ
と、呼水温度が上昇し、自吸作用がなくなってしまう場
合があるため、温度が上昇した際には、ポンプを停止
し、温度が正常に戻った際に運転を再開する機能を設け
ることで、上記問題を解決するようにしたものである。
前述の発明を用いて流体機械を構成する際の好適な形態
を提案するものである。すなわち、周波数変換器は、モ
ータ軸の一端を支承する第1カバーと、その反軸受側に
設けられる第2カバーによって形成される空間に収容さ
れる。この形式のポンプは、取扱液による冷却が期待で
きる構造となっているため、後述の周波数変換器の発生
熱を極めて効果的に放散することができる。
合金で形成した場合には、冷却効果が大きいだけでな
く、周波数変換器の発する高調波ノイズを遮断し、外部
にノイズの影響を与えることがない。第2カバーに周波
数変換器及び電源ケーブルを固定して第2カバー組立体
を構成し、第2カバー組立体と第1カバー組立体を独立
して組立て可能とすることで、極めて有効な効果を得る
ことができる。即ち、第1カバー組立体を1種類と、入
力電源の種類によって異なる第2カバー組立体を複数種
類用意しておけば、その組合せによって、複数の電源に
対応することができる。モータ固定子を含む第1カバー
組立体は、重量物であるため、異なった種類のものを在
庫すると、その管理や移動に手間が掛かる。請求項10
に記載の発明によれば、1種類の第1カバー組立体に軽
量な複数種の第2カバー組立体を取付けるだけでよいた
め、工場での生産性が良い。
水ポンプは、床面近傍に羽根車を近接させることによっ
て、低水位からの排水を可能にしている。この方法は、
羽根車そのものの空気吸引能力によって、空気を排出
し、その後、水を排出するもので、自然、羽根車の外径
は大きくなってしまう。
は高速化を前提にしており、初期的な空気吸引機能を羽
根車ナットに付与したことを特徴とするものである。高
速回転(80Hz) により、比較的小さな外径の羽根車ナ
ットによって、速やかに空気を排出することができ、そ
の後、吸引する水は羽根車(60Hzで回転) により、ゆ
ったりとポンプ効率良好に排出することができる。つま
り、羽根車は空気吸引能力を必要としないため、水を効
率よく排出するための機能・性能をもっていれば良い。
従って、実開平2−28592号に記載の従来のポンプ
よりも効率が良い。
速回転すると、メカニカルシールの摺動熱を効果的に放
出する構造が必要となる。従来、上記摺動熱は、メカニ
カルシールの潤滑油を経由し、モータフレームの外面
や、中間ケーシングの外面から放散されている。請求項
13に記載の発明は、これを効果的に行うべく中間ケー
シングに放熱用リブを設けることを提案している。尚、
メカニカルシールは摺動熱により高温になると、摺動面
及び摺動部材を囲むゴムが劣化し、消耗が早まることが
知られている。
される周波数変換器、特に水中ポンプ等に内蔵される周
波数変換器は、単純構造・単純機能のものが良い。これ
は外部から制御信号を取り込んだり、あるいは、外部へ
の信号供給を行ったりする機能を削除する一方で、流体
機械の機能を改善したり、あるいは保全したりする機能
を付与することで、信頼性を高め、且つ、周波数変換器
の生産性を改善できるからである。
部および過電流を抑える制御部のみからなる周波数変換
器であり、完成品状態では、周波数や電圧の微調整が一
際、不可能となるように構成されている。即ち、流体機
械を素人が分解しても、周波数変換器の設定もしくはプ
ログラムを変更できないため、誤った作業によって流体
機械に無用の不具合が発生することを防止できる。これ
は、レンタル用途で用いられ、レンタル業者がメンテナ
ンスを行うような流体機械では、極めて重要な要素であ
る。
数変換器を小形にすることができ、流体機械もしくはモ
ータ内に容易に収容できる。同時に生産性の改善や、コ
ストを低く抑えることが可能となり、従来の単相誘導電
動機に使用されるコンデンサと同様の消耗部品として、
簡便に使用できる。
部に差し込み型の入力端子を備えている。例えば、家庭
用の単相電源のコンセントに接続された流体機械の電源
ケーブルは、モータ内に取り込まれ、前記差し込み型の
入力端子に接続される。電源が、例えば、単相交流10
0V,50Hzとした場合、周波数変換器は、これを例え
ば、三相交流100V,60Hzに変換し、差し込み型の
出力端子から三相誘導電動機に供給される。
ータの定格電流値は同一としておき、もし、モータの負
荷電流が定格よりも低い場合(例えば、流体比重が小さ
な場合)には、電圧は100Vのまま周波数のみを上昇
させる機能を付与しておく。但し、その上限は、80Hz
程度に定めておく。又、モータの負荷電流が定格よりも
高い場合(例えば、流体比重が大きな場合)には、電圧
と周波数の比V/Fを一定としたまま、出力周波数を低
下させる機能を付与しておく。
体機械の制御が可能となる。更に、周波数変換器に流体
比重を判別して、駆動モードの選択と実施を行わせるこ
ともできる。この間、周波数変換器には、特別な制御信
号等を入力する必要はない。
されることが前提となっており、湿気や水分の存在に対
しては、比較的弱いものであった。一方、本発明の実施
例の図1等に示す流体機械(ポンプ)は、軸封部にメカ
ニカルシールを備えている。メカニカルシールは、消耗
部品であるから、使用時間が長くなると、水もれを生じ
る場合がある。その水分は結果的にモータ内に侵入す
る。周波数変換器をモータ内に収容して使用する場合、
その耐湿・耐水性は、少なくともモータの固定子巻線
と、同程度以上を確保すべきである。
抗が低下することはやむを得ないとしても、修復不可能
な不具合を生じないことが必要である。更に、端子部の
みを乾燥することによって絶縁が回復することが望まれ
る。このため請求項15に記載の発明は、半導体デバイ
スやコンデンサ等の内蔵部品をケース内に収容し、ケー
ス内に樹脂を充填して硬化させ、入出力端子のみを外部
に露出させている。この結果、従来、単相誘導電動機に
用いられてきた樹脂ケース入りの直方体コンデンサと同
様に、簡便に信頼性高くモータ内に収容して使用するこ
とができる。
変換器を収容する場合、とにかく小形であることが最も
重要である。特に、可搬式ポンプ等の場合、周波数変換
器が大きいと、その収容ケース、カバーも大きくなり、
結果的に重量が増加して不都合となる。
絶縁体(例えば、プラスチック)のケースに内蔵部品を
詰め込み、部品間の電気絶縁の確保は、間に絶縁フィル
ムを介装することによって小形化を図っている。従来の
周波数変換器は、基板間に電気絶縁のための空間(縁面
距離)を設けることと、基板をケースに固定するための
固定部材を設ける必要性から、大きなものとなってい
た。本発明は、縁面距離を実質的にゼロとし、各基板の
固定は充填樹脂の硬化によって行うため、極めて小形な
周波数変換器を構成することができる。尚、この方法
は、周波数変換器の冷却と(樹脂製ケースを用いた場合
には)、高調波ノイズのシールドに関して対策が必要と
なる。本発明の流体機械は、周波数変換器を収容するカ
バー類をアルミ合金で構成し、且つ、取扱流体がカバー
に接触するように構成することで、これらの問題を解決
している。
めに漏電の場合には、周波数変換器の出力を停止させる
と共に、そのリセットは、電源の入り切りによって行え
るように構成している。この結果、余計なリセットスイ
ッチを用いず、信頼性高く安全を確保することが可能と
なっている。
は、長時間の空気吸込運転により、呼水温度が上昇し、
ついには自吸不能となる。そこで、請求項18に記載の
発明は、周波数変換器内にサーミスタ等の無接点素子を
設けることで、異常温度上昇の際に流体機械を停止さ
せ、正常温度に戻った際に、運転を再開するように構成
している。そのため、従来の接点型素子(バイメタル)
と異なり、その接点消耗の心配がない。同時に、この機
能により、モータや周波数変換器自体を異常温度上昇か
ら保護することができる。
ンサ等は、その寸法がまちまちで、取付けスペースの確
保に苦慮する場合が多かった。請求項19、20、21
及び22に記載の発明は、いわゆるJIS規格にある標
準数を用いて形状寸法を規格化することを提案するもの
である。この結果、モータ内に都合良く収容することが
可能となる。特に、L×W×Hが2:1:1や1.4:
1:1の場合には、モータ内に複数個収容する場合に好
適である。
び該流体機械に使用される周波数変換器の実施例を説明
する。図1及び図2は、本発明のモータ駆動型流体機械
の第1実施例である可搬式モータポンプを示す図であ
り、図1はモータポンプの縦断面図、図2はモータポン
プの平面図である。
バレルであり、バレル1の内部にはモータポンプ本体2
が内装されている。モータポンプ本体2は図2に示すよ
うに円筒状のバレル1に対して偏心して配置されてい
る。バレル1の上部開口部は、第1カバー3によって閉
塞されており、バレル1の下部開口部はポンプ台4によ
って閉塞されている。バレル1と第1カバー3との間に
は、ゴム等の弾性材からなるシールリング5が設けられ
ている。またポンプ台4は、底板6の上面及び外周部に
モールドされたゴム材7とから構成されており、ゴム材
7がバレル1の下部開口部を密封している。これによっ
て、バレル1とモータポンプ部2との間に形成された略
環状の環状空間8が密封状態に保持されている。
0と、モータ部30とから構成されている。ポンプ部1
0は、ポンプケーシング11と、ポンプケーシング11
内に配設された羽根車12と、ポンプケーシング11の
上部開口を覆う中間ケーシング13と、中間ケーシング
13とポンプケーシング11間に介装されたゴム等の弾
性材からなるプレート14とから構成されている。前記
ポンプ台4、ポンプケーシング11およびプレート14
は、中間ケーシング13にボルト15によって固定され
ている。また、羽根車12はモータ軸16にエアロック
防止ナット17により固定されている。前記羽根車12
の前面には広い間隙が形成されており、ポンプ運転時、
該間隙部の空間に発生する渦流と共に砂等の異物を搬出
するようにして羽根車の摩耗を少なくした、いわゆるボ
ルテックスポンプを構成している。
口18が形成されており、該ポンプ室吸込口18は、吸
込通路19を経て、ポンプ部吸込口に相当するポンプケ
ーシング吸込口20に連通されている。該ポンプケーシ
ング吸込口20は、吸込パイプ21を介して第1カバー
3に固定された吸込管22に接続されている。
は、吸込通路19へ向けて開口した循環水吸込口23が
形成されている。またポンプ部吐出口に相当するポンプ
室吐出口24は、環状空間8、つまりバレル内の吐出室
に開口している。また前記第1カバー3には吐出管25
が固定されている。そして、吐出管25には呼水栓26
が着脱可能に取付けられている。
定子31の外周部を囲むモータフレーム32と、固定子
31内に配設された回転子33と、回転子33が固定さ
れたモータ軸16とから構成されている。モータ軸16
は上下部軸受34,35によって支承されている。上部
軸受34は第1カバー3に支持され、下部軸受35はモ
ータフレーム32によって支持されている。
換器36が配置され、この周波数変換器36は第1カバ
ー3の上部に固定された第2カバー37によって密閉さ
れている。即ち、周波数変換器36は第1カバー3と第
2カバー37とによって収容されている。ケーブル38
は第2カバー37の側面に固定され、可搬用の把手39
は第2カバー37の上面に固定されている。
プの作用を説明する。ポンプ始動時、呼水栓26を外し
てバレル1内に所要の自吸用呼水を補給すると、該呼水
はモータポンプ本体2とバレル1とによって囲まれた環
状空間(吐出室)8に貯留される。次いでポンプを起動
すると、上記環状空間8に開口された自吸用循環水吸込
口23から呼水がポンプケーシング11内に吸込まれ
る。この過程で、自吸用循環水吸込口23から吸込まれ
た液は、吸込通路19に向けて噴出する際のエジェクタ
作用により、負圧を生じ、該負圧の発生により、吸込管
22を経て、吸込管22に接続された図示しない吸込管
路内の空気を吸込む。
と、自吸用循環水吸込口23から吸込まれた液とが気水
混合体となってポンプ室内で羽根車12によって加圧さ
れ、ポンプ室吐出口24から環状空間(吐出室)8内に
吐出される。この吐出された気水混合体は該環状空間8
内で分離され、空気は吐出管25より外部へ排出され、
液のみが再び上記自吸用循環水吸込口23より吸込ま
れ、このようにして循環液が形成されて自吸作用が行わ
れる。
気が抜かれるにつれて、第1カバー3に固定された吸込
管22から液を吸込み、ポンプ室内で上記した循環流と
合流し、羽根車12で加圧されて環状空間8内に吐出さ
れる。この吐出された液により上記環状空間8内を満水
にした状態で、第1カバー3に固定された吐出管25よ
り吐出するようになって自吸作用を終了する。
ポンプ運転に移行した後は、通常のモータポンプとして
作用し、第1カバー3の吸込管22から吸込まれた液
は、羽根車12で加圧され、第1カバー3に固定された
吐出管25から所定の場所へ吐出される。
周波数変換器の実施例について図3を参照して説明す
る。図3は三相交流を入力として用いる場合の実施例を
示す。図3に示すように、周波数変換器36は、交流を
直流にする整流回路71と、整流された電圧を平滑化す
る平滑コンデンサ72からなるコンバータ部分と、直流
から交流に変換するインバータ部73とからなる。直流
部分であるコンバータには、補助電源部74とコンバー
タ部の直流電圧を検出する電圧検出部75が接続されて
いる。更に、補助電源部74と電圧検出部75は、駆動
モード及び判別を行う制御部76に接続されており、制
御部76からPWM信号によりインバータ部73をドラ
イブする。三相インバータ73の出力側には電流検出セ
ンサ78が設けられており、センサ78の検出値は電流
検出部77により信号に変換されて制御部76に送られ
る。
30が接続されている。モータ30内には温度センサ7
9が設けられており、センサ79によりモータ巻線温度
が検知され、検知信号は制御部76に送られる。本発明
の実施例では、周波数変換器36の中に、整流部として
整流回路71と平滑コンデンサ72が設けられており、
入力側の三相交流の相結線と無関係であり、又モータ3
0への電力はインバータ部73より供給されており、入
力側結線順序には制約されないので、モータ30は逆転
を防止することができる。
PWM信号が出力され、ドライブ回路を経由して三相イ
ンバータを駆動するので、電源が投入されると徐々にモ
ータ30の回転数を上げ、それに比例した等価的な正弦
波電圧を制御部76でPWM波形として作成し、出力す
るので、ソフトスタートが可能となり、回転数と電圧を
徐々に上げていくことにより、加速時の突入電流を避
け、スムーズな加速ができる。
実施例を示す。図3に示す実施例では、整流回路71で
三相交流を直流に変換するが、図4に示す実施例では、
整流回路71で単相交流を直流に変換する。直流入力の
実施例は図5に示される。図5に示す実施例では、直流
の場合、使用者が電源接続の極性を誤っても保護するよ
うに逆接保護ダイオード83と、保護ダイオード84が
付加されている。もちろん保護ダイオード83だけでも
保護はできる。
なるだけで、電圧検出部75,補助電源部74,制御部
76,三相インバータ部73,電流検出部77,電流検
出センサ78及び温度センサ79は三相交流,単相交
流,直流においても同じ機能である。また図3乃至図5
に示す実施例において、符号2はモータポンプ本体であ
る。
検出部75は直流部分(整流された)の電圧を検出し、
電圧をモニターし、制御部76へ信号を送っている。電
流検出部77及び電流検出センサ78は、三相インバー
タ出力からモータへ流入する電流を検知することによ
り、モータ負荷状態をモニターしたり、モータ過負荷の
保護をする。温度センサ79はモータの温度を検出し、
その信号を制御部76へ送ることにより、高温時に保護
する為に、出力を停止させ、モータ30を保護したり、
周波数変換器36を保護する。
部76は電流検出部77からの信号、又は温度センサ7
9からの信号により、出力を停止したりする制御機能を
もっている。制御部76は、PWM制御信号,駆動モー
ド,検出レベルの判別基準などの設定内容を記憶してい
るROMと、演算処理機能を有するCPU及び制御IC
からなり、駆動モード選択、高速回転と低速回転の判
断、自吸時間の制御などの処理機能を有している。
示す図であり、図6(a)は断面図、図6(b)は側面
図である。図6(a)に示すように、平滑コンデンサ8
0等を含む内蔵部品間には、絶縁フィルム81が介装さ
れ、全体は樹脂ケース82に収容され、且つ、部品間に
は樹脂材83が充顛されている。充填された樹脂材83
の硬化によって内蔵部品は固定されている。
うパワー部85を入力端子86及び出力端子87の近傍
に配置している理由は、結線を短かくできるためであ
る。パワー部85の冷却を考慮して、6面体の樹脂ケー
ス82の最も冷却条件の良い面にパワー部85を配置す
る方法もありうる。樹脂ケース82は直方体形状をな
し、その長さ×幅×高さ(L×W×H)は標準数を用い
て規格化されている。すなわち、例えば、L:Wが2:
1又はL:Wが1.4:1であり、W:Hが1:1に設
定されている。
の場合、空気と水)を場合に応じて吸引するポンプに、
流体比重を判別する手段を備え、流体比重の違いに応じ
て最適な駆動モードを選択して実施する機能を付与した
ものである。駆動モードとは、例えば、モータの回転数
や、運転時間(モータが継続して回転する時間)、およ
び停止時間から構成される。この結果、例えば、流体比
重が小さな空気を吸引する場合には、回転数を上げて吸
引効果を高めたり、本来的に吸引すべき水(空気より比
重が大)が、いつまで待ってもこない場合には、運転を
停止したり、回転数を下げることで消費電力を低減する
ことができる。更に、吸引して排出すべき水がやってき
た場合には、比較的迅速に(周辺に水が溢れ出さないう
ちに)排水を完了することができる。
変換器36を備え、回転数当たりの消費トルク、換言す
れば、発生周波数当たりの電流値を検出することによ
り、流体の比重を検出するようにしたものである。この
際、電圧や電力を検出することにより、電流を検出した
のと同じ効果を得ることもできるし、又、電流値を含め
て同時に検出することで、流体比重を精度高く検出する
ことも可能である。そして、検出した流体比重に基づ
き、吸引する流体に応じて最も効果的な駆動モードを選
択して実施する。周波数変換器36には、CPUやRO
M等の半導体素子が内蔵されているため、どのような駆
動モードを選択・実施するかは、いわゆるソフトウェア
の領域に含まれる内容である。ポンプは、各々取扱い流
体や、その容量が異なるため、用意すべきソフトウェア
(プログラム)も千差万別となる。
吸ポンプ等の場合には、比重の小さな空気を吸引する場
合には、高速回転で駆動され、比重の大きな水を吸引す
る場合には、低速回転で駆動されるように構成される。
これにより自吸特性を向上し、大きな自吸高さと短い自
吸時間を得ることができる。図1及び図2に示す自吸ポ
ンプ等では、比重の小さな空気を長時間吸引し続けると
呼水温度が上昇し、全く自吸作用を生じなくなる場合が
あるため、自吸時間が多少長くなっても、回転数を低下
させて消費電力を抑え、呼水温度の上昇を防止するよう
にしたものである。
うな自吸ポンプの場合には、空気吸入運転が長時間に及
ぶと、呼水温度が上昇し、自吸作用がなくなってしまう
場合があるため、温度が上昇した際には、ポンプを停止
し、温度が正常に戻った際に運転を再開する機能を設け
ることで、上記問題を解決するようにしたものである。
は、モータ軸16の一端を支承する第1カバー3と、そ
の反軸受側に設けられる第2カバー37によって形成さ
れる空間に収容される。この形式のポンプは、取扱液に
よる冷却が期待できる構造となっているため、周波数変
換器36の発生熱を極めて効果的に放散することができ
る。特に、第1カバー3及び第2カバー37をアルミ合
金で形成した場合には、冷却効果が大きいだけでなく、
周波数変換器36の発する高調波ノイズを遮断し、外部
にノイズの影響を与えることがない。
を含む第1カバー組立体を構成し、第2カバー37に周
波数変換器36及び電源ケーブル38を固定して第2カ
バー組立体を構成し、第2カバー組立体と第1カバー組
立体を独立して組立て可能とすることで、極めて有効な
効果を得ることができる。即ち、第1カバー組立体を1
種類と、入力電源の種類によって異なる第2カバー組立
体を複数種類用意しておけば、その組合せによって、複
数の電源に対応することができる。モータ固定子31及
びモータフレーム32を含む第1カバー組立体は、重量
物であるため、異なった種類のものを在庫すると、その
管理や移動に手間が掛かる。本発明によれば、1種類の
第1カバー組立体に軽量な複数種の第2カバー組立体を
取付けるだけでよいため、工場での生産性が良い。
される周波数変換器、特に水中ポンプ等に内蔵される周
波数変換器は、単純構造・単純機能のものが良い。これ
は外部から制御信号を取り込んだり、あるいは、外部へ
の信号供給を行ったりする機能を削除する一方で、流体
機械の機能を改善したり、あるいは保全したりする機能
を付与することで、信頼性を高め、且つ、周波数変換器
の生産性を改善できるからである。
抑える制御部のみからなる周波数変換器であり、完成品
状態では、周波数や電圧の微調整が一際、不可能となる
ように構成されている。即ち、流体機械を素人が分解し
ても、周波数変換器の設定もしくはプログラムを変更で
きないため、誤った作業によって流体機械に無用の不具
合が発生することを防止できる。これは、レンタル用途
で用いられ、レンタル業者がメンテナンスを行うような
流体機械では、極めて重要な要素である。
数変換器を小形にすることができ、流体機械(ポンプ)
もしくはモータ内に容易に収容できる。同時に生産性の
改善や、コストを低く抑えることが可能となり、従来の
単相誘導電動機に使用されるコンデンサと同様の消耗部
品として、簡便に使用できる。
入力部に差し込み型の入力端子86を備えている。例え
ば、家庭用の単相電源のコンセントに接続された流体機
械の電源ケーブルは、モータ内に取り込まれ、前記差し
込み型の入力端子86に接続される。電源が、例えば、
単相交流100V,50Hzとした場合、周波数変換器3
6は、これを例えば、三相交流100V,60Hzに変換
し、差し込み型の出力端子87から三相誘導電動機に供
給される。
ータの定格電流値は同一としておき、もし、モータの負
荷電流が定格よりも低い場合(例えば、流体比重が小さ
な場合)には、電圧は100Vのまま周波数のみを上昇
させる機能を付与しておく。但し、その上限は、80Hz
程度に定めておく。又、モータの負荷電流が定格よりも
高い場合(例えば、流体比重が大きな場合)には、電圧
と周波数の比V/Fを一定としたまま、出力周波数を低
下させる機能を付与しておく。
合にはモータが高速回転し、比重の大きな流体を吸引す
る場合にはモータが低速回転する制御が可能となる。更
に、周波数変換器に流体比重を判別して、駆動モードの
選択と実施を行わせることもできる。この間、周波数変
換器には、特別な制御信号等を入力する必要はない。
されることが前提となっており、湿気や水分の存在に対
しては、比較的弱いものであった。一方、本発明の実施
例の図1等に示す流体機械(ポンプ)は、軸封部にメカ
ニカルシール61を備えている。メカニカルシールは、
消耗部品であるから、使用時間が長くなると、水もれを
生じる場合がある。その水分は結果的にモータ内に侵入
する。周波数変換器をモータ内に収容して使用する場
合、その耐湿・耐水性は、少なくともモータの固定子巻
線と、同程度以上を確保すべきである。
抗が低下することはやむを得ないとしても、修復不可能
な不具合を生じないことが必要である。更に、端子部の
みを乾燥することによって絶縁が回復することが望まれ
る。このため本発明は、図6に示すように、半導体デバ
イスやコンデンサ等の内蔵部品を樹脂ケース内82に収
容し、樹脂ケース82内に樹脂材83を充填して硬化さ
せ、入出力端子86,87のみを外部に露出させてい
る。この結果、従来、単相誘導電動機に用いられてきた
樹脂ケース入りの直方体コンデンサと同様に、簡便に信
頼性高くモータ内に収容して使用することができる。
変換器を収容する場合、とにかく小形であることが最も
重要である。特に、可搬式ポンプ等の場合、周波数変換
器が大きいと、その収容ケース、カバーも大きくなり、
結果的に重量が増加して不都合となる。
ック)のケース82に内蔵部品を詰め込み、部品間の電
気絶縁の確保は、間に絶縁フィルム81を介装すること
によって小形化を図っている。従来の周波数変換器は、
基板間に電気絶縁のための空間(縁面距離)を設けるこ
とと、基板をケースに固定するための固定部材を設ける
必要性から、大きなものとなっていた。本発明は、縁面
距離を実質的にゼロとし、各基板の固定は充填樹脂の硬
化によって行うため、極めて小形な周波数変換器を構成
することができる。尚、この方法は、周波数変換器の冷
却と(樹脂製ケースを用いた場合には)、高調波ノイズ
のシールドに関して対策が必要となる。本発明の流体機
械(ポンプ)は、周波数変換器36を収容する第1カバ
ー3及び第2カバー37からなるカバー類をアルミ合金
で構成し、且つ、取扱流体がカバーに接触するように構
成することで、これらの問題を解決している。
合には、周波数変換器の出力を停止させると共に、その
リセットは、電源の入り切りによって行えるように構成
している。この結果、余計なリセットスイッチを用い
ず、信頼性高く安全を確保することが可能となってい
る。
ンプ)では、長時間の空気吸込運転により、呼水温度が
上昇し、ついには自吸不能となる。そこで、本発明は、
周波数変換器内にサーミスタ等の無接点素子を設けるこ
とで、異常温度上昇の際に流体機械(ポンプ)を停止さ
せ、正常温度に戻った際に、運転を再開するように構成
している。そのため、従来の接点型素子(バイメタル)
と異なり、その接点消耗の心配がない。同時に、この機
能により、モータや周波数変換器自体を異常温度上昇か
ら保護することができる。
ンサ等は、その寸法がまちまちで、取付けスペースの確
保に苦慮する場合が多かった。本発明は、いわゆるJI
S規格にある標準数を用いて周波数変換器の形状寸法を
規格化することを提案するものである。この結果、モー
タ内に都合良く収容することが可能となる。特に、L×
W×Hが2:1:1や1.4:1:1の場合には、モー
タ内に複数個収容する場合に好適である。
第2実施例である残水排水ポンプを示す縦断面図であ
る。本実施例の残水排水ポンプのモータ部30及び周波
数変換器36の周辺部材の構成は、図1及び図2に示す
実施例と同一であるため、同一符号を付し説明を省略す
る。
根車ナット44によって取り付けられている。羽根車4
3を内蔵したポンプケーシング51は、例えばゴム材質
のような錆のない安価な材料で形成されており、中間ケ
ーシング52へ底板53を介してボルト54によって取
付けられている。底板53の中央部には多数の小孔を有
したストレーナ55が固定されている。また羽根車43
は、ポンプケーシング51内に、前方(フロント)クリ
アランスa、側方(サイド)クリアランスb及び後方
(バック)クリアランスcの各隙間をどれも僅かにして
配置されており、これによって、ポンプケーシング空間
を極力小さくするように構成されている。
は、該ケーシング51と一体に形成されたストレーナ兼
ポンプ脚57が、1〜3mmのような僅かの高さdを保っ
て多数形成され、これらの各脚57の間に残水の流入口
(図示せず)が多数形成されており、これによって、吸
込空間を極力小さくするように構成されている。それに
伴って、羽根車43と床面との距離(間幅)fをできる
だけ短く構成している。
上側)にボルト54によって固定される中間ケーシング
52には、ポンプ吐出口59が設けられ、該ポンプ吐出
口59には、気水分離室60aの役目を兼ねるために外
気との接触面積を大きくした吐出管60が取付けられて
いる。また吐出管60の上部には、図示しない吐出導管
に接続されるホースカップリング60bが一体に設けら
れている。なお、図7において、符号61はメカニカル
シールであり、メカニカルシール61の周囲には潤滑油
が封入されている。
り、図8(a)は側面図、図8(b)は断面図である。
概略6角形の羽根車ナット44には放射状の複数の溝4
4aが形成されており、これら溝44aによってナット
に空気吸引機能を付与している。羽根車ナット44は、
図7に示すように羽根車43の翼端よりも床面側に突出
させ、羽根車ナット44の外径とポンプケーシング吸込
口62のクリアランスeを極小にしている。
ンプの作用を説明する。当該ポンプを残水のある床面上
に底置きして運転したとき、羽根車43の回転により、
ポンプケーシング吸込口62の部位に負圧を発生し、ポ
ンプケーシング51と一体に形成された吸込ストレーナ
兼ポンプ脚57と床面間の僅かな高さの間隙dを通過し
て、床面上の残水をポンプケーシング吸込口62よりケ
ーシング51内に吸込む。この際、床面からの高さが1
〜3mmのように僅かしかないストレーナ兼ポンプ脚57
によって残水流入口が形成されており、僅かな残水でも
該流入口を密封できるようになっているので、空気中で
空回りしている羽根車43が作り出すポンプケーシング
吸込口62の吸込圧力が、外部大気圧と短絡することが
ない。従って、残水が数mmしかなく羽根車43が空中に
あっても、いち早く該羽根車43が揚水で満たされるの
で、即座に排水作業が可能となる。
ーシング空間を極力小さくするように、羽根車43とケ
ーシング51内の前方、側方及び後方の各クリアランス
a,b及びcを僅かに形成し、且つポンプケーシング吸
込口62から床面までの吸込空間を極力小さく形成して
いるので、羽根車ナット44による限られた吸込風量で
も、短時間で吸込圧力を発生することができる。従っ
て、吸込風量が僅かでも、床面上の残水が数mmしかなく
羽根車43が空中にあっても、羽根車43と床面との距
離fも出来るだけ短く形成されることと相俟って、残水
を即座にポンプ羽根車内へ導くことができ、揚水を短時
間で開始でき、又羽根車周辺部の各クリアランスa,
b,cを僅かにしてケーシング内の空間を極力小さく形
成しているので、自吸作用が発生し、エアロックするこ
となく、連続して排水作業ができる。
水を始めたとしても、前記のように羽根車43は自ら残
水を吸上げ、該羽根車43を水で満たす能力をもってお
り、また中間ケーシング52の上に設けた吐出管60に
は、揚水した水を一時溜め、外気との接触面積を増やし
て気液分離室の役目を果たす室60aが形成されている
ので、揚水と一緒に吐出管60へ吐出された気水混合液
がここで気液分離作用を受け、空気はホースカップリン
グ60bを経て外部へ排出され、水の一部は必要に応じ
てポンプケーシング51内に戻されて、連続して気水排
水が行われるのに利用される。また、底板53の中央部
に配設されたストレーナ55には、多数の小孔が穿設さ
れているので、高さの低いポンプ脚57によって形成さ
れる僅かな高さdの残水流入口と相俟って、砂、ゴミ等
の侵入を防ぐことができ、羽根車43のつまりを防止す
ることができる。
高速化を前提にしており、初期的な空気吸引機能を羽根
車ナット44に付与したことを特徴とするものである。
高速回転(80Hz) により、比較的小さな外径の羽根車
ナット44によって、速やかに空気を排出することがで
き、その後、吸引する水は羽根車(60Hzで回転)43
により、ゆったりとポンプ効率良好に排出することがで
きる。つまり、羽根車43は空気吸引能力を必要としな
いため、水を効率よく排出するための機能・性能をもっ
ていれば良い。従って、羽根車そのものの空気吸引能力
によって、空気を排出し、その後、水を排出する実開平
2−28592号に記載の従来のポンプよりも効率が良
い。
速回転すると、メカニカルシールの摺動熱を効果的に放
出する構造が必要となる。従来、上記摺動熱は、メカニ
カルシールの潤滑油を経由し、モータフレームの外面
や、中間ケーシングの外面から放散されている。本発明
は、中間ケーシング52に放熱用リブ52aを設けてい
るため、上記摺動熱を効果的に放熱できる。尚、メカニ
カルシールは摺動熱により高温になると、摺動面及び摺
動部材を囲むゴムが劣化し、消耗が早まることが知られ
ている。
すような床残水排水ポンプでは、空気を排出することが
目的ではなく、水を排出することが目的である。従っ
て、比重の小さな空気を吸引する場合には、低速回転で
消費電力を抑え、その後、比重の大きな水がやってきた
ときに、回転数を増加し、素早く排水を完了することが
極めて効果的である。
モードの一例を示すグラフである。本モードでは、比重
の小さな流体(空気)を吸引する際は、高速(80Hz)
で駆動されるが、その時間は、例えば15分間までとプ
ログラムされている。15分を経過すると、低速(30
Hz) で駆動され、それは、比重の大きな水がやってくる
まで継続される。水がやってくると回転数は上昇し(6
0Hz)、排水が完了するまで60Hzで駆動される。排水
が完了して再び空気を吸引すると、80Hzまで増速さ
れ、それは、再度水がやってくるまで最大15分間継続
される。
動モードの他の例を示すグラフである。本モードでは、
比重の小さな流体(空気)を吸引する際は、高速(80
Hz)で駆動されるが、その1回目の許容時間は、例えば
20分間までとプログラムされている。20分を経過す
ると、ポンプは10分間停止した後、5分間運転され
る。もし、この5分間の間に、比重の大きな水がやって
きた場合には、60Hzにて排水運転を行う。又、5分間
の間に水がやってこない場合は、20分間ポンプを停止
し、更に5分間運転される。この5分間の間に水がやっ
てくれば、60Hzにて排水運転を行うが、水がやってこ
ない場合は、30分間ポンプは停止する。
とによって、消費電力を節減することができる。勿論、
停止時間を一定にすることも可能であるし、比重の小さ
な流体を吸引する際に、高速回転が必要でない場合は、
60Hz程度で運転することもできる。又、この方法は、
空気中では軸受が潤滑不良となる、自液潤滑型軸受を用
いたポンプの軸受保護にも有効である。
吸引する流体に応じて無駄なく効果的な運転を行い、よ
り小形・軽量で、様々な電源に対応し易く、排出すべき
流体の存在しない場合の消費電力を削減し、過負荷・拘
束に強く、起動不良しにくい(拘束しにくい)、流体機
械を提供することができる。
であるモータポンプの縦断面図である。
路図である。
回路図である。
示す回路図である。
り、図6(a)は縦断面図、図6(b)は側面図であ
る。
例である床残水排水ポンプの縦断面図である。
示す図であり、図8(a)は側面図、図8(b)は断面
図である。
例を示すグラフである。
他の例を示すグラフである。
Claims (22)
- 【請求項1】 モータによって駆動され、比重の異なる
複数の流体を場合に応じて吸引する流体機械において、
流体比重を判別する手段と、モータの回転数と運転時間
と停止時間を要素として構成される駆動モードを記憶す
る手段と、上記流体比重に基づき、上記駆動モードのい
ずれかを選択して実施する手段を備えたことを特徴とす
る流体機械。 - 【請求項2】 モータに電力を供給する周波数変換器を
備え、モータの電流値と電圧と電力及び周波数の少なく
とも1つを検出し、該検出値に基づき流体比重を判別す
る手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の流体
機械。 - 【請求項3】 前記周波数変換器は、判別した流体比重
に基づき、あらかじめ記憶された駆動モードを選択して
モータに電力を供給することを特徴とする請求項2に記
載の流体機械。 - 【請求項4】 比重の小さな流体を吸引する場合にはモ
ータが高速回転し、比重の大きな流体を吸引する場合に
はモータが低速回転することを特徴とする請求項1乃至
3のいずれか1項に記載の流体機械。 - 【請求項5】 比重の小さな流体を所定時間以上吸引し
た場合に、モータが低速回転することを特徴とする請求
項1乃至4のいずれか1項に記載の流体機械。 - 【請求項6】 比重の小さな流体を吸引する場合には、
モータが所定時間回転した後、所定時間停止することを
特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の流体
機械。 - 【請求項7】 モータまたは周波数変換器が異常な高温
状態となった場合に、モータが停止し、モータまたは周
波数変換器が正常な温度状態に戻った際、モータが再起
動することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項
に記載の流体機械。 - 【請求項8】 モータ固定子外周部に取扱液もしくは搬
送すべき液体が存在する流体機械において、モータ固定
子外周部を囲むモータフレームと、モータ軸の一端に設
けられたポンプ部と、モータ軸の他端側に設けられ軸受
を支承する第1カバーと、第1カバーの反軸受側に設け
られる周波数変換器と、第1カバーとの間に周波数変換
器を収容する第2カバーを備えたことを特徴とする流体
機械。 - 【請求項9】 モータフレームと第1カバー、第1カバ
ーと第2カバーをそれぞれ独立して分解・組立できるよ
うにしたことを特徴とする請求項8に記載の流体機械。 - 【請求項10】 周波数変換器及び電源ケーブルを第2
カバーに固定して第2カバー組立体を構成し、少なくと
も第1カバーとモータフレームとを含む第1カバー組立
体を構成し、電源の種類によって複数用意される第2カ
バー組立体と、1種類の第1カバー組立体を組み合わせ
ることによって、複数の電源に対応できるようにしたこ
とを特徴とする請求項8又は9に記載の流体機械。 - 【請求項11】 床面近傍に羽根車を配置し、立軸で使
用される残水排水用ポンプにおいて、羽根車を主軸に固
定する羽根車ナットを羽根車の翼端よりも床面側に突出
させ、羽根車ナットの外径とポンプケーシング吸込口の
隙間を極小にしたことを特徴とする残水排水用ポンプ。 - 【請求項12】 前記隙間が5mm以下であることを特徴
とする請求項11に記載の残水排水用ポンプ。 - 【請求項13】 床面近傍に羽根車を配置し、立軸で使
用される残水排水用ポンプにおいて、モータ部との間に
メカニカルシールを挟持する中間ケーシングの羽根車側
に放熱用のリブを設けたことを特徴とする残水排水用ポ
ンプ。 - 【請求項14】 モータによって駆動され、比重の異な
る複数の流体を場合に応じて吸引する流体機械に使用さ
れる周波数変換器であって、三相誘導電動機に電力を供
給する出力部と、電源と接続する入力部と、上記三相誘
導電動機が過負荷等の条件により過電流状態となった場
合に、出力する電圧及び周波数をあらかじめ設定した規
則に基づいて変化させ、出力する電流値を低下させる制
御部を備えたことを特徴とする周波数変換器。 - 【請求項15】 内蔵部品をケース内に収容し、ケース
内に樹脂を充填して硬化させ、入出力端子のみ外部に露
出させたことを特徴とする請求項14に記載の周波数変
換器。 - 【請求項16】 内蔵部品をモジュール化された複数の
組立体にて構成し、各々の組立体の間に、電気絶縁フィ
ルムを介装し、ケースを電気絶縁体で構成し、上記組立
体とケースの固定は充填樹脂によって行うことを特徴と
する請求項15に記載の周波数変換器。 - 【請求項17】 漏電の場合、出力を停止させ、そのリ
セットは電源を一旦切ることによって行えるようにした
ことを特徴とする請求項14乃至16のいずれか1項に
記載の周波数変換器。 - 【請求項18】 異常温度上昇の場合、出力を停止さ
せ、そのリセットは温度が正常に戻った際、自動的に行
われることを特徴とする請求項14乃至17のいずれか
1項に記載の周波数変換器。 - 【請求項19】 形状を略直方体形状とし、その長さ×
幅×高さ(L×W×H)を、標準数を用いて規格化した
ことを特徴とする請求項14乃至18のいずれか1項に
記載の周波数変換器。 - 【請求項20】 L:Wが2:1であることを特徴とす
る請求項19に記載の周波数変換器。 - 【請求項21】 L:Wが1.4:1であることを特徴
とする請求項19に記載の周波数変換器。 - 【請求項22】 W:Hが1:1であることを特徴とす
る請求項20又は21に記載の周波数変換器。
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CN114526224A (zh) * | 2022-02-08 | 2022-05-24 | 北京天玛智控科技股份有限公司 | 集成式泵站 |
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1996
- 1996-05-09 JP JP13963196A patent/JP3710553B2/ja not_active Expired - Fee Related
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