JPH09303116A - 密閉サイクル型ガスエンジンおよびこれを有する 機械システム - Google Patents

密閉サイクル型ガスエンジンおよびこれを有する 機械システム

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JPH09303116A
JPH09303116A JP15591796A JP15591796A JPH09303116A JP H09303116 A JPH09303116 A JP H09303116A JP 15591796 A JP15591796 A JP 15591796A JP 15591796 A JP15591796 A JP 15591796A JP H09303116 A JPH09303116 A JP H09303116A
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JP
Japan
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gas
engine
closed cycle
chamber
power
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JP15591796A
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Takeshi Hatanaka
武史 畑中
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]

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  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 無公害で、低ランニングコストの密閉サイ
クル型ガスエンジンおよびこれを有する機械システムを
提供することを目的とする。 【構 成】 この発明の密閉サイクル型ガスエンジンお
よびこれを有する機械システムにおいて、放電用作動媒
体を封入したエンジンハウジング(14、62)内に動
力ガス発生手段(34、84)を内蔵し、その後流側に
タービン手段(16、70)を配置して高圧ガスにより
駆動し、膨張ガスを循環系(22e、74)を介して動
力ガス発生手段に循環させるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスタービンエンジンに
関し、とくに無公害の密閉サイクル型ガスエンジンおよ
びこれを有する機械システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関またはガスタービンエン
ジン(米国特許第2、928、242号および同第5、
102、298号参照)ではエンジン構造が複雑で、製
造コストが高く、しかも、炭化水素系の高価な燃料を大
量に消費するためにランニングコストが高く、しかも、
大量の汚染物質による公害を排出して地球環境を急速に
破壊していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、低コストで
公害を全く発生しない、しかも低ランニングコストの密
閉サイクル型ガスエンジンおよびこれを有する機械シス
テムを提供することを目的とする。
【0004】
【本発明の構成】上記目的は密閉サイクル型ガスエンジ
ンが放電用作動媒体が密封された作動室とその下流側に
形成された排気室を備えたエンジンハウジングと、作動
室の上流側に配置されていて作動媒体にアーク放電によ
るプラズマを生成して高圧の動力ガスを発生させる動力
ガス発生手段と、動力ガス発生手段と作動室との間に配
置されて動力ガスを軸方向に指向させるタービンブレー
ド手段と、作動室に回転可能に配置されていて動力ガス
により駆動される出力タービン手段と、排気室と動力ガ
ス発生手段とに連通して排気室の膨張ガスを動力ガス発
生手段に還流させる循環系とからなることにより達成さ
れる。
【0005】さらに、上記目的は機械システムが被駆動
軸を有する機械と、被駆動軸に直結された密閉サイクル
型ガスエンジンとからなり、密閉サイクル型ガスエンジ
ンが、放電用作動媒体が密封された作動室とその下流側
に形成された排気室を備えたエンジンハウジングと、作
動室の上流側に配置されていて作動媒体にアーク放電に
よるプラズマを生成して高圧の動力ガスを発生させる動
力ガス発生手段と、動力ガス発生手段と作動室との間に
配置されて動力ガスを軸方向に指向させるタービンブレ
ード手段と、作動室に回転可能に配置されていて動力ガ
スにより駆動される出力タービン手段と、排気室と動力
ガス発生手段とに連通して排気室の膨張ガスを動力ガス
発生手段に還流させる循環系とからなることにより達成
される。
【0006】
【作用】この発明の密閉サイクル型ガスエンジンおよび
これを有する機械システムにおいて、密閉サイクル型ガ
スエンジンは放電用作動媒体が封入されたエンジンハウ
ジングと、放電用作動媒体にアーク放電によるプラズマ
を発生させて高圧の動力ガスを発生させる動力ガス発生
手段を備え、動力ガスの膨張によりタービン手段を駆動
させ、膨張ガスを動力ガス発生手段に循環させるように
したものである。
【0007】
【実施例】図1は本発明による望ましい実施例の密閉サ
イクル型ガスエンジン10を示す。エンジン10は作動
室12を有するタービンケーシング14からなるエンジ
ンハウジングと、タービンケーシング14の中間に配置
されたタービン16とを備える。タービンケーシング1
4はエンドプレート18aを有するシリンダ部材18か
らなるアウターケーシングと、シリンダヘッド20とを
備える。シリンダ部材18は冷却用フィン18′を備
え、内側にはアウターケーシングと同心的にインナー部
材22が配置されている。インナー部材22は中央部に
配置されたラジアルウオール22aと、ラジアルウオー
ル22aの外周から軸方向に延びる環状ウオール22b
と、ラジアルウオール22aと環状ウオール22bとの
間に延びる補強リブ22cと、図示しないボルトでシリ
ンダ部材18に固定される複数のラジアル突起部22d
と、環状ガス還流ノズル22eとを備える。ステータブ
レード24はシリンダ部材18とインナー部材22の環
状ウオール22bとの間に配置されてる。タービン16
は出力軸26に支持されていて、ステータブレード24
に隣接して配置されたタービンロータ28を備える。ス
テータブレード24の上流側において環状タービンノズ
ル30がシリンダ部材18の内側に配置されている。出
力軸26はシリンダヘッド20のセントラルハブ20a
に支援された複数のベアリングにより支援されている。
符号27はシール部材を示し、符号29はシール部材2
7のカラー押え部材を示す。
【0008】作動室12の下流側には低圧部として機能
する排気室32が形成され、作動室12の上流側には電
気的動力ガス発生手段として機能するアーク発生室34
がエンジンハウジング14内に形成されている。アーク
発生室34、タービンノズル30、タービン16、排気
室32は同心的に配置されたクローズドシステムを構成
し、放電用作動媒体が孔部36を介して充填される。つ
いで孔部36は栓(図示せず)により閉じられる。
【0009】放電用作動媒体は、1例として、アルゴ
ン、ヘリウム、クリプトン、キセノンおよびネオンから
選ばれた少なくとも1種以上の不活性ガスを単独で用い
ても良い。とくに、不活性ガス中、アルゴンは導電性が
高く、低コストであるため放電用ガスとして適してい
る。第2例として、放電用作動媒体は不活性ガスとこれ
らのイオン化を促進するためのクリプトン85からなる
放射源との混合物から構成しても良い。クリプトン85
は安全上エンジンハウジングの内容積1cm当り0.
2〜502イクロキューリーの範囲で混合すると良い。
第3例として、放電用作動媒体を不活性ガスと微量のア
セチレン、アリレン、ブチン等のアセチレン系炭化水素
との混合気から構成しても良い。
【0010】図1において、アーク発生室34はアウタ
ーケーシング18の端部18aとインナー部材22のラ
ジアル部22aとの間に形成されていて、放電用作動媒
体が充満している。絶縁スリーブ38が端部18aによ
り支援され、陽極40を保持している。陽極40の先端
の一部は絶縁ホルダー44により支援され、このホルダ
ー44はアウターケーシング18と端部18aとにより
支援されている。一方、インナー部材22のラジアル部
22aには絶縁スリーブ46を介してリード線48が支
援され、これに陰極50が電気的に接続されている。符
号56は絶縁部材を示す。
【0011】陰極50は1例として、六フッ化ランタン
(LaB)またはダングステンのような熱電子放射材
料あるいはトリウム含有ダングステンから構成される。
熱電子放射材料あるいはトリウム含有ダングステンから
構成される。
【0012】図1において、低圧部32には多数の冷却
フィンと冷却水パイプからなる冷却手段56が内蔵され
ている。冷却手段56の冷却媒体はアウトレット56a
を介してポンプPにより外部冷却器57に供給され、こ
こで冷却水により冷却されて冷却手段のインレット56
bに循環され、低圧部32の膨張ガスを冷却し収縮させ
る。符号58はタービン16と冷却手段との間に配置さ
れ、冷却手段56の一部を保持するための環状押え部材
である。環状押え部材58は複数の孔部58aを有し、
タービンロータ28は同様に複数の孔部28aを有す
る。孔部58a、28aはインナー部材22の内側と環
状ノズル22eを介してアーク発生室34と直通する。
このように、低圧部32、環状押え部材58、タービン
ロータ28およびインナー部材22はガス還流系を構成
する。ガス還流系はアウターケーシング18の外側にア
ウターハウジングを形成して、これを低圧部32とアー
ク発生室34と連通させるようにしても良い。
【0013】インナー部材22およびアーク発生室34
はさらに作動媒体の初期イオン化を促進して電流密度ま
たはイオン密度を高めるためのポロニウムからなる放射
線源ライナー22eおよび34aを有する。ポロニウム
の代わりに他の物質を用いても良い。すなわち、放射線
源は半減期が10年を超え、放射能量が100Bq〜1
000Bqでかつエネルギーが0.7MeV以下のβ線
のみを放射する放射線源から構成しても良い。この場
合、Si系のアルコキシドールアルコール溶液、すなわ
ちゾルゲン溶液に単体粉末のテクネチウム99を混合し
た溶液をインナー部材22およびアーク室34に塗布し
て乾燥した後、600℃で窒素中で1時間加熱すると、
テクネチウムがむらなく分布してライナー22eと34
aが形成される。
【0014】上記構成において、放電用作動媒体が孔部
36から充填されて孔部36は栓により密閉される。電
極40、50間には同一出願人による特願平6−334
690号に開示されたようなパルス放電電源から約45
KVで数マイクロ秒(10−6秒)のパルス幅の放電パ
ルスが供給される。このとき、アーク発電室34におい
て、アーク放電により約5000,000℃のプラズマ
が発生する。この高温プラズマ周辺の作動媒体は高圧の
動力ガスとなり、ノズル30から噴出してタービンロー
タ28を膨張しながら駆動する。動力ガスは低圧部32
で冷却収縮され、ガス還流系を介してアーク発生室34
に流入する。このとき、ガスは放射線源ライナー22
e、34aによりイオン化されているため、次の高電圧
パルスが供給されたときに、効率的にプラズマを発生す
る。放電パルスに応答して、プラズマは全体の時間の
0.002%の時間のみ発生して充分な駆動エネルギー
を発生するため、作動媒体は異常な温度までは上昇せ
ず、エンジンハウジングは80〜120℃の温度に保た
れる。この場合、冷却手段56を取り除くことができ、
エンジン構造がさらに簡単となる。しかしながら、作動
媒体の種類によっては、エンジン効率をあげるためには
冷却手段56を利用するのが効果的である。
【0015】図2は本発明の望ましい第2実施例による
密閉サイクル型ガスエンジン60を示す。ガスエンジン
60は作動媒体が封入されたエンジンハウジング62
と、エンジンハウジング62の前部のコンプレッサ手段
64と電気的動力ガス発生器66と、高圧タービン68
および低圧タービン70からなるタービン手段とを備え
る。コンプレッサ手段64はスリーブ78を介して高圧
タービン68により駆動されて冷却された作動媒体を圧
縮して動力ガス発生器66に供給する。動力ガス発生器
66はコンプレッサ手段64と高圧タービン68との中
間部に配置されていて、アークによるプラズマを発生さ
せて高温・高圧の動力ガスを発生する。この動力ガスは
高圧タービン68および低圧タービン70に供給されて
膨張しながらこれらを駆動する。膨張したガスはエンジ
ンハウジング62の後流側に形成された排気室72に排
出される。排気室72はダクトからなる循環系74を介
してコンプレッサ手段64の入力側に連結される。循環
系74は冷却水パイプ76aその他の適当な冷却手段か
らなる冷却器76を備え、膨張したガスを冷却する。
【0016】動力ガス発生器66は環状の外筒80とそ
の内側に配置された環状の内筒82を備える。外筒80
はハウジング62と一体でも良く、あるいは分離しても
良い。内筒82はコンプレッサ手段64の排出口側に開
口しているインレット82′と、タービン68の導入側
に開口しているアウトレット82″とを備える。図示さ
れていないが、内筒82の内壁および外壁には複数の孔
部を形成して、圧縮されたガスを外筒80から内筒82
内に流入させても良い。内筒82内には作動媒体をアー
ク放電させるための環状アーク発生室82aと電極手段
84が配置されている。環状アーク発生室82aは作動
媒体をイオン化するための放射線源ライナー82a′を
有する。図21において、電極手段84はアーク室82
a内で軸方向に延びる複数の絶縁ホルダー84aと、複
数の放電電極84bとを備える。各電極ホルダー84a
はガス流方向に順次配列されるように複数の放電電極8
4bを支持し、各放電電極84bの両端はそれぞれ対向
する放電電極と対をなしている。一対の放電電極の各断
面積を大きくしても、電極の表面積の極く一部にてアー
ク放電が発生するため、アーク放電領域が狭くなり、高
圧の動力ガスの発生率が悪くなる。これに対して、電極
手段を複数の分割電極から構成すると、アーク放電が分
割電極間で同時に多数起るため、必然的にアーク放電領
域が拡大して大量のプラズマが発生して高圧の動力ガス
を発生することができる。しかも、作動媒体はアーク発
生室82a内にてガス流方向において複数のプラズマに
順次露出されて高温・高圧となる。電極手段はパルス放
電電源86に接続され、周期的な約45KVでパルス幅
数マイクロ〜数10マイクロ秒の放電パルスが供給され
る。
【0017】上記構成において、エンジンハウジング6
2は真空排気された後に作動媒体が図示しないポートを
介してエンジンハウジング内に約1気圧で封入される。
次に、パルス放電電源86がスイッチオンされると、約
45KVの高電圧放電パルスが同時に複数の放電電極8
4bに付加される。このとき、アーク発生室82a内の
不活性ガスは放射線源ライナー82aによりイオン化さ
れているため、複数の放電電極84b内でアーク放電が
起こり、不活性ガス中に複数のプラズマが発生する。こ
の結果、高温・高圧ガスが発生して、高圧タービン68
を駆動する。高圧タービン68はコンプレッサ手段64
を駆動する。高温・高圧ガスは低圧タービン70を膨張
しながら駆動し、機械出力を発生させる。低圧部72の
膨張ガスは冷却手段76により約55℃近くまで冷却収
縮されてからコンプレッサ手段64に循環される。コン
プレッサ手段64はガス混合気を圧縮してガス動力発生
手段66に供して前述したサイクルが周期的に繰り返さ
れる。
【0018】図2、3の実施例において、作動媒体は前
述したような作動媒体から構成しても良い。また、アー
ク発生室と電極手段は内筒内に配置されたものとして示
されたが、外筒内に直接形成しても良い。
【0019】図4は本発明の望ましい第3実施例のター
ビンエンジンからなる密閉サイクル型ガスエンジン6
0′を示し、第2実施例と同一部品については同一符号
を用いる。図4の実施例において、エンジン60′は高
速航空機推進用のターボファン型タービンエンジンに適
用されたものとして図示される。エンジン60′はハウ
ジング62と、圧縮機64と、電気動力ガス発生器66
と、高圧タービン68と、低圧タービン70とを備え
る。低圧タービン70にはスプール90aを介して推進
用ターボファン90が連結される。ターボファン90は
推進用の機能を有する他に導入空気94を利用して循環
ダクト94を冷却するための冷却手段としても機能す
る。図4において、エンジン60′はさらにエンジンハ
ウジング62の外周に循環系74を構成する循環ダクト
が形成される。エンジン60′は循環ダクト74の外周
に外気導入ダクト92を備え、ダクト92は推進用の導
入外気94を導入するための、導入部92aを有する。
導入外気94は循環ダクト74の外周を通過しながら、
ダクト74内を循環する膨張ガスを冷却・収縮させる。
このように外気導入ダクト92およびターボファン90
は駆動の他に循環ダクト74内の膨張ガスを冷却する役
目をする。他は図1、2の実施例と同一なので詳細な説
明は省略する。
【0020】図5は、本発明による密閉サイクル型ガス
エンジン100を組み込んだ機械システム102を示
す。機械システム102はガスエンジン100に連結手
段104を介して接続された被駆動軸106aを備えた
機械106を有する。バッテリ装置110の出力電圧は
放電パルス電源112に供給され、放電パルスがガスエ
ンジン100に供給される。機械106は自動車、トラ
ック、バス、列車、電車、ブルドーザー、二輪車、自転
車、船舶、航空機、宇宙船等の乗り物、発電システム、
ファン、ポンプ、ブロワー、コンプレッサー等の流体機
械、冷凍機あるいはエアコンディショナー、油圧ショベ
ル等の建設機械、プラスチック加工機械、ゴム加工機
械、マテリアルハンドリング機械、プレス機、木工機
械、工作機械、金属加工機械、エレベーター、エスカレ
ーター、巻上装置・クレーン・ウインチ・コンベヤー等
の搬送機械、コンバイン・トマト収穫機等の収穫調整用
機械、トラクター・耕運機等の農業用機械、操網機等の
漁業用機械、さく岩機等の鉱山機械、精粉機・肉ひき機
等の食料加工機械、紡績機・織機等の繊維機械、ろ過機
・攪拌機等の化学機械、印刷機械、製本機械その他産業
用機械からなる。
【0021】本発明では密閉サイクル型ガスエンジンに
おいてアーク発生室の作動媒体にプラズマを発生して高
圧の動力ガスを発生させ、これによりタービン手段を駆
動し、膨張ガスを減圧してアーク発生室に還流して再利
用するようにしたので、ランニングコストの低いクリー
ンなガスエンジンを提供することができる。ガスエンジ
ンは小型で高出力が得られ、構造が簡単で部品点数が少
なく、軽量で騒音の発生も少なく、1回転毎に大きなト
ルクが発生し、振動が少なく、製造コストとメンテコス
トが著しく低い。しかも、作動流体は永久的に使用可能
なためエンジンハウジン作動流体を一旦封じ込めると外
部から全く追加燃料を供給せずにガスエンジンを長時間
駆動することができる。ガスエンジンは密閉型で排ガス
等の公害が全くないため、地球環境破壊を完全に防止で
き、実用上の効果が極めて大きい。なお、本発明のガス
エンジンによれば、自動車、船舶、航空機等の輸送機関
や発電システム、流体機械、エレベーター、エスカレー
ター、コンベアー、工作機械、建設機械等の新規な機械
システムの市場を提供でき、産業上ならびに経済上の効
果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の望ましい実施例によるガスエンジン
の概略断面図である。
【図2】 本発明の第2実施例によるガスエンジンの概
略断面図である。
【図3】 図2のエンジンの動力ガス発生器の詳細を示
す断面図である。
【図4】 本発明の第3実施例によるガスエンジンの概
略図である。
【図5】 本発明のガスエンジンを組み込んだ機械シス
テムのブロック図である。
【符号の説明】
14 エンジンハウジング 16 ター
ビン 18 シリンダ部材 20 シリ
ンダヘッド 22 インナー部材 24 ステ
ーターグレード 34 アーク発生室 40、54
電極手段 56 冷却手段 62 エン
ジンハウジング 64 コンプレッサ 66 動力
ガス発生器 68 高圧タービン 70 低圧
タービン 74 循環系 76 冷却器 84 電極手段 90 ターボ
ファン 92 外気導入ダクト

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電用作動媒体が密封された作動室とそ
    の下流側に形成された排気室を備えたエンジンハウジン
    グと、作動室の上流側に配置されていて作動媒体にアー
    ク放電によるプラズマを生成して高圧の動力ガスを発生
    させる動力ガス発生手段と、動力ガス発生手段と作動室
    との間に配置されて動力ガスを軸方向に指向させるター
    ビンブレード手段と、作動室に回転可能に配置されてい
    て動力ガスにより駆動される出力タービン手段と、排気
    室と動力ガス発生手段とに連通して排気室の膨張ガスを
    動力ガス発生手段に還流させる循環系とからなる密閉サ
    イクル型ガスエンジン。
  2. 【請求項2】 請求項1において、動力ガス発生手段が
    作動室に直通するアーク発生室と、アーク発生室内に配
    置された複数のアーク放電電極を有する密閉サイクル型
    ガスエンジン。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、さらにコン
    プレッサ手段を備え、コンプレッサ手段がエンジンハウ
    ジング内にて動力ガス発生手段の上流側に配置され、循
    環系がコンプレッサ手段の入力側と排気室とに連通して
    いる密閉サイクル型ガスエンジン。
  4. 【請求項4】 請求項1において、さらに膨張ガスを冷
    却収縮させるための冷却手段を備える密閉サイクル型ガ
    スエンジン。
  5. 【請求項5】 請求項1において、作動媒体がアルゴ
    ン、ヘリウム、クリプトン、キセノンおよびネオンから
    選ばれた少なくとも1種以上の不活性ガスからなる第1
    グループと、不活性ガスと炭化水素基を有する気体から
    なる第2グループとのうちの1つのグループから選択さ
    れた密閉サイクル型ガスエンジン。
  6. 【請求項6】 請求項5において、作動媒体がイオン化
    促進用のクリプトン85を含む密閉サイクル型ガスエン
    ジン。
  7. 【請求項7】 請求項2において、アーク発生室が作動
    媒体をイオン化するための放射線源ライナーを備える密
    閉サイクル型ガスエンジン。
  8. 【請求項8】 請求項1または2において、エンジンハ
    ウジングがアウターケーシングと、アウターケーシング
    と同心的なインナーケーシングと、作動室の上流側にお
    いて、アウターケーシングとインナーケーシングの間に
    形成されたステータノズルとを備え、動力ガス発生手段
    がアウターケーシングとインナーケーシングとの間に形
    成されている密閉サイクル型ガスエンジン。
  9. 【請求項9】 請求項8において、循環系がインナーケ
    ーシングの内側に形成されていて、インナーケーシング
    が動力ガス発生手段と連通するガス還流ノズルを備える
    密閉サイクル型ガスエンジン。
  10. 【請求項10】 請求項3において、動力ガス発生手段
    がコンプレッサ手段に連通している外筒と、外筒内に配
    置された内筒と、内筒内に形成されたアーク発生室と、
    アーク発生室内でガス流方向に順次配置された複数対の
    アーク放電電極とからなる密閉サイクル型ガスエンジ
    ン。
  11. 【請求項11】 請求項3において、出力タービン手段
    がコンプレッサ手段に連結された高圧タービンと、高圧
    タービンと同心的な低圧タービンからなる密閉サイクル
    型ガスエンジン。
  12. 【請求項12】 請求項11において、循環系がエンジ
    ンハウジングの外周に形成されたダクトからなり、低圧
    タービンがターボファンを備え、ターボファンが循環系
    の冷却手段として機能するとともに推進手段として機能
    する密閉サイクル型ガスエンジン。
  13. 【請求項13】 被駆動軸を有する機械と、被駆動軸に
    連結された密閉サイクル型ガスエンジンからなり、密閉
    サイクル型ガスエンジンが放電用作動媒体が密封された
    作動室とその下流側に形成された排気室を備えたエンジ
    ンハウジングと、作動室の上流側に配置されていて作動
    媒体にアーク放電によるプラズマを生成して高圧の動力
    ガスを発生させる動力ガス発生手段と、動力ガス発生手
    段と作動室との間に配置されて動力ガスを軸方向に指向
    させるタービンブレード手段と、作動室に回転可能に配
    置されていて動力ガスにより駆動される出力タービン手
    段と、排気室と動力ガス発生手段とに連通して排気室の
    膨張ガスを動力ガス発生手段に還流させる循環系とから
    なる機械システム。
JP15591796A 1996-05-15 1996-05-15 密閉サイクル型ガスエンジンおよびこれを有する 機械システム Pending JPH09303116A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5403383B1 (ja) * 2013-04-05 2014-01-29 武史 畑中 クリーンエネルギー発生装置、クリーンエネルギー発生方法及びクリーンエネルギー発生装置を具備した移動体

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