JPH09302733A - 雨水利用装置 - Google Patents

雨水利用装置

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JPH09302733A
JPH09302733A JP8121594A JP12159496A JPH09302733A JP H09302733 A JPH09302733 A JP H09302733A JP 8121594 A JP8121594 A JP 8121594A JP 12159496 A JP12159496 A JP 12159496A JP H09302733 A JPH09302733 A JP H09302733A
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JP
Japan
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rainwater
sludge
section
filter
pipe
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Application number
JP8121594A
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English (en)
Inventor
Tamio Matsuda
田 民 生 松
Kaori Ibayashi
林 かおり 伊
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/108Rainwater harvesting

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根上の塵埃等を多く含む降り始めの雨水を
も装置内に取り込むことによって引き起こされる汚泥に
よる不具合を解消する、更に、建築物を有効利用すると
ともに構成をコンパクト化することによって一般家庭へ
の普及に貢献する雨水利用装置を提供すること。 【解決手段】 住宅Jの屋根L及び車庫Kの屋根Mから
の雨水W1、W2、W3を貯溜し、加えて雨水貯溜部3
は採取された雨水中の汚泥が沈降堆積する第1汚泥堆積
部31を有する雨水貯溜部3と、雨水貯溜部3に貯溜さ
れた雨水W4を雨水貯溜部3外部に供給し且つ第1汚泥
堆積部31に堆積した汚泥D1を雨水貯溜部3外部へ排
出する汚泥排出するポンプ装置5とを具備することを特
徴とする雨水利用装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雨水を有効に利用
する雨水利用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の雨水利用装置は、特開昭57−3
3637号公報に開示されるように、建築物の屋根に幕
下した雨水を受ける雨樋と、該雨樋から導通管により流
下された前記雨水の濾過、清澄を行う少なくとも一つ以
上の濾過槽と、該濾過槽により濾過、清澄された清水を
貯溜する少なくとも一つ以上の貯水槽と、該貯水槽に内
に貯溜された雨水を揚水して端末の給水栓に供給するポ
ンプと、前記貯水槽内の余剰水を中間位置に設けたトラ
ップを通して外部に排出しうる排水管とよりなる雨水利
用装置が知られおり、貯水を非常時の飲用水として使用
したり、また、平常時においても水道水を利用する必要
性の薄い庭の散水やトイレの洗浄水等に利用するもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の雨水利用装置においては、屋根上の塵埃等を多
く含む降り始めの雨水を装置内に取り込むと、塵埃等は
水中で汚泥となり、濾過槽で処理しきれなかった汚泥が
貯水槽の底部で堆積することになる。この汚泥が貯水槽
に堆積した状態でポンプによって貯水を汲み上げた場
合、言うまでもなく貯水内に汚泥が混入してしまい、飲
用水として使用するには不適であるとともに、例えばト
イレの洗浄水等に利用した場合でも逆に配管を詰まらし
たり、トイレを汚すといった結果となりかねない。
【0004】又、濾過槽により排除された汚泥が濾過槽
部分で滞留することで、濾過槽部分で詰まりを起こし、
雨水が流動出来ないといった虞れが生じかねない。
【0005】更に、汚泥による濾過槽の詰まりを解消す
るには、濾過槽全体を洗浄して汚泥を排出しなければな
らず、非常に大がかりなメンテナンスが必要となり、使
用者に大変な負担をかけることになる。
【0006】加えて、従来の雨水利用装置は、実使用に
際して非常に大きな設置面積を必要とすることから、周
辺に余剰地を保有する工場、邸宅等ならいざ知らず、一
般家庭への普及を阻害する結果となっている。
【0007】一方、特公昭61−23328号公報に開
示されるように、塵埃等を多く含む降り始めの雨水を装
置内に取り入れることなく排除し、一定時間経過後から
雨水を装置内に取り込むといった雨水利用装置が知られ
ている。
【0008】この雨水利用装置によれば、塵埃等を多く
含む降り始めの雨水を取り込むことがないことから、汚
泥による不具合を軽減することが可能ではあるが、降り
始めの雨水とはいえ排除することは、小雨の多い実情を
考慮した場合、非常に不経済な行為と言わざるを得な
い。
【0009】本発明は、屋根上の塵埃等を多く含む降り
始めの雨水をも装置内に取り込むことによって引き起こ
される汚泥による不具合を解消すること、更に、建築物
を有効利用するとともに構成をコンパクト化することに
よって一般家庭への普及に貢献する雨水利用装置を提供
することを、その技術的課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、建築物の屋根からの雨水を貯溜する雨水貯溜
部と、前記雨水貯溜部に貯溜された雨水を該雨水貯溜部
外部に供給する雨水供給機構とを備える雨水利用装置に
おいて、前記雨水貯溜部は採取された雨水中の汚泥が沈
降堆積する第1汚泥堆積部を有し、該第1汚泥堆積部に
堆積した汚泥を該雨水貯溜部外部へ排出する汚泥排出機
構とを具備することを特徴とする雨水利用装置を構成し
た。
【0011】好ましくは、前記第1汚泥堆積部は凹部状
を呈し、前記雨水貯溜部の底部は前記第1汚泥堆積部に
汚泥をガイド可能に傾斜されていることを特徴とする雨
水利用装置が望ましい。
【0012】好ましくは、建築物の屋根からの雨水を採
取する雨水採取部と、該雨水採取部で採取された雨水を
前記雨水貯溜部に流入させる雨水導通部とを備え、雨水
を浄化する為の第1浄化機構が前記雨水導通部に配設さ
れるとともに、前記第1浄化機構により排斥された雨水
中の汚泥が沈降堆積する第2汚泥堆積部を備えたことを
特徴とする雨水利用装置が望ましい。
【0013】好ましくは、前記第2汚泥堆積部は開閉可
能とされた排出口を備えたことを特徴とする雨水利用装
置が望ましい。
【0014】好ましくは、前記雨水導通部は、前記雨水
採取部に連通して折り返し部分が下側となるように配置
される第1U字状導通部と、該第1U字状導通部に連続
し、折り返し部分が上側となるように配置される前記雨
水著溜部に連通する第2U字状導通部とを備え、前記第
1U字状導通部の折り返し部分に前記第2汚泥堆積部が
配設されるとともに、前記第1浄化機構は、前記雨水導
通部において少なくとも前記第2汚泥堆積部の後方に配
設されることを特徴とする雨水利用装置が望ましい。
【0015】好ましくは、前記第1U字状導通部の折り
返し部分は前記第2汚泥堆積部の汚泥排出口に汚泥をガ
イド可能に傾斜されていることを特徴とする雨水利用装
置が望ましい。
【0016】好ましくは、前記雨水採取部は、採取され
た雨水を浄化する第2浄化機構と、該第2浄化機構によ
り排斥された雨水中の汚泥が沈降堆積する第3汚泥堆積
部とを有することを特徴とする雨水利用装置が望まし
い。
【0017】好ましくは、前記第3汚泥堆積部は、開閉
可能とされた排出口を備えたことを特徴とする雨水利用
装置が望ましい。
【0018】好ましくは、前記第3汚泥堆積部は凹部状
を呈し、前記雨水採取部の底部は前記第3汚泥堆積部に
汚泥をガイド可能に傾斜されていることを特徴とする雨
水利用装置が望ましい。
【0019】好ましくは、前記雨水採取部は凹部状を呈
し、その開口部から雨水を採取するとともに、その底部
に前記雨水導通部に連通する連通孔と前記第3汚泥堆積
部とを備え、前記第2浄化機構は、前記雨水採取部の開
口部を覆う第1フィルター部と、前記連通孔を覆う第2
フィルター部とから成ることを特徴とする雨水利用装置
が望ましい。
【0020】好ましくは、前記第1フィルター部は、該
第1フィルター部により排斥されて該第1フイルター部
上に残された塵等を雨水の流動によって排除可能に傾斜
されていることを特徴とする雨水利用装置が望ましい。
【0021】好ましくは、前記雨水導通部は建築物の支
柱内に配設されるとともに、前記雨水貯溜部は建築物の
地下に配設されることを特徴とする雨水利用装置が望ま
しい。
【0022】好ましくは、前記雨水貯溜部はその底部に
前記第1汚泥堆積部を備え、前記雨水供給機構及び前記
汚泥排出機構は、端末の雨水給水部及び汚泥排出部に前
記雨水貯溜部内の雨水及び汚泥を吸引吐出する為のポン
プと、前記雨水貯溜部内と該雨水貯溜部外を連通する第
1雨水連通管と、前記第1汚泥堆積部と該雨水貯溜部外
を連通する第1汚泥排出管と、前記ポンプに前記第1雨
水連通管と前記第1汚泥排出管とを選択的に連通させる
第1切換手段と、前記ポンプから吸引吐出された雨水を
前記給水部へと流出させる第2雨水連通管と、前記ポン
プから吸引吐出された汚泥を前記汚泥排出部へと排出さ
せる第2汚泥排出管と、前記ポンプを前記第2雨水連通
管と前記第2汚泥排出管とに選択的に連通させる第2切
換手段とから成ることを特徴とする雨水利用装置が望ま
しい。
【0023】好ましくは、建築物の屋根からの雨水を採
取する雨水採取部と、該雨水採取部で採取された雨水を
前記雨水貯溜部に流入させる雨水導通部と、少なくとも
一つ雨水を浄化する為の浄化機構とを備えたことを特徴
とする雨水利用装置が望ましい。
【0024】請求項1の雨水利用装置は、建築物の屋根
からの雨水貯溜部に流入した雨水は雨水貯溜部内におい
て貯溜される。雨水貯溜部内で貯溜される雨水におい
て、汚泥が雨水貯溜部の第1汚泥堆積部において沈降堆
積する。第1汚泥堆積部で堆積している汚泥は汚泥排出
機構により雨水貯溜部外部に排出されて装置内から除去
され、汚泥が分離された浄化済の雨水が雨水給水機構に
より雨水貯溜部外部に供給される。
【0025】請求項2の雨水利用装置は、請求項1の作
用に加えて、汚泥が雨水貯溜部の底部において沈降堆積
しようとするが、雨水貯溜部の底部が第1汚泥堆積部に
汚泥をガイド可能に傾斜されていることから、雨水貯溜
部の底部において沈降堆積しようとする汚泥は、雨水貯
溜部の底部に沿って第1汚泥堆積部にガイドされるとと
もに、第1汚泥堆積部において沈降堆積する。
【0026】請求項3の雨水利用装置は、請求項1又は
請求項2の作用に加えて、建築物の屋根からの雨水は雨
水採取部において集積採取され、雨水導通部を流動して
雨水貯溜部に流入する。雨水が雨水導通部を流動する際
に第1浄化機構により雨水から汚泥が排除される。排除
された汚泥は雨水採取部の第2汚泥堆積部において沈降
堆積する。
【0027】請求項4の雨水利用装置は、請求項3の作
用に加えて、第2汚泥堆積部において堆積している汚泥
は、第2汚泥堆積部の排出口が開状態とされることによ
り第2汚泥堆積部外部に排出される。
【0028】請求項5の雨水利用装置は、請求項3又は
請求項4の作用に加えて、雨水採取部から第1U字状導
通管に流入した雨水は、折り返し部分を通過して第1浄
化機構に流入し浄化され、次いで第2U字状導通管に流
入し、第2U字状導通管から雨水貯溜部内に流下する。
この第1U字状導通管に流入した雨水において、汚泥が
第2汚泥堆積部に沈降堆積する。
【0029】請求項6の雨水利用装置は、請求項5の作
用に加えて、第2汚泥堆積部に堆積した汚泥は、第1U
字状導通部の折り返し部分の径斜に沿って汚泥排出口4
1cに向かって移動する。
【0030】請求項7の雨水利用装置は、請求項3〜6
のいずれか一に記載の作用に加えて、建築物の屋根から
の雨水が雨水採取部に流入し、この雨水採取部に流入し
た雨水が第2浄化機構を通過することにより浄化されて
雨水導通部に流入する。この第2浄化機構を雨水が通過
する際に、第2浄化機構により汚泥が排除され、排除さ
れた汚泥は雨水採取部の第3汚泥堆積部において沈降堆
積する。
【0031】請求項8の雨水利用装置は、請求項7の作
用に加えて、第3汚泥堆積部において堆積している汚泥
は、第3汚泥堆積部の排出口が開状態とされることによ
り第3汚泥堆積部外部に排出される。
【0032】請求項9の雨水利用装置は、請求項7又は
請求項8の作用に加えて、第2浄化機構により排除され
た汚泥は雨水採取部の底部において沈降堆積しようとす
るが、雨水採取部の底部において沈降堆積しようとする
汚泥は雨水採取部の底部に沿って第3汚泥堆積部にガイ
ドされるとともに、第3汚泥堆積部において沈降堆積す
る。
【0033】請求項10の雨水利用装置は、請求項7〜
9のいずれか一に記載の作用に加えて、建築物の屋根か
らの雨水が第1フィルター部を通過し浄化された後に雨
水採取部に流入する。この第1フィルター部を雨水が通
過する際には、屋根上にあって雨水と一緒に流下し雨水
に混在する塵が第1フィルター部により排除される。雨
水採取部内に流入し集積採取された雨水は、第2フィル
ター部を通過することにより浄化され、連通孔から雨水
導通部に流入する。雨水採取部に集積採取された雨水中
において雨水中の塵埃が汚泥となり、この第2フィルタ
ー部を雨水が通過する際に、第2フィルター部によりこ
の汚泥が排除される。排除された汚泥は雨水採取部の第
3汚泥堆積部において沈降堆積する。
【0034】請求項11の雨水利用装置は、請求項10
の作用に加えて、第1フィルター部を雨水が通過する際
に、屋根上にあって雨水と一緒に流下し雨水に混在して
いた塵が第1フィルター部により排除される。第1フィ
ルター部により排除された塵は第1フィルター部上に残
されるが、第1フィルター部により排除されて第1フイ
ルター部上に残された塵は、雨水採取部に流入にすべく
第1フィルター上を第1フィルター部の傾斜に沿って流
動する雨水によって排除されることになる。
【0035】請求項12の雨水利用装置は、請求項3〜
11のいずれか一に記載の作用に加えて、雨水導通部は
建築物の支柱内に配設されており、雨水貯溜部は建築物
の地下に配設されている。
【0036】請求項13の雨水利用装置は、請求項1〜
12のいずれか一に記載の作用に加えて、雨水貯溜部に
貯溜された雨水を給水する場合、第1切換手段を切り換
えることによりポンプと第1雨水連通管とを連通可能と
し、第2切換手段を切り換えることによりポンプ19と
第2雨水連通管とを連通させる。ポンプの作動により雨
水貯溜部に貯溜された雨水が第1雨水連通管内に吸入さ
れて、第1切換手段とポンプと第2切換手段を介し、第
2雨水連通管に流出して各給水部に給水される。
【0037】雨水貯溜部内で第1汚泥堆積部に堆積して
いる汚泥を排出する場合には、第1切換手段を切り換え
ることによりポンプと第1汚泥排出管とを連通可能と
し、第2切換手段を切り換えることにより第2雨水連通
管への連通を遮断してポンプと第2汚泥排出管とを連通
させる。ポンプの作動により汚泥が第1汚泥排出管内に
吸入されて、第1切換手段とポンプと第2切換手段を介
し、第2汚泥排出管に流出して汚泥排出部から排出処理
される。
【0038】請求項14の雨水利用装置は、請求項1の
作用に加えて、建築物の屋根からの雨水が雨水採取部と
雨水導通部とを介して雨水貯溜部に流入して貯溜される
とともに、浄化機構において雨水は浄化される。
【0039】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態により具体的
に説明する。
【0040】(実施の形態1)図1は、本発明の雨水利
用装置の一実施の形態の全体構成図である。図1に示す
ように、1は雨水利用装置であり、雨樋Nを介して住宅
Jの屋根Lからの雨水W1、W2と、車庫Kの屋根Mか
らの雨水W3を集積採取する雨水採取部2と、採取され
た雨水を貯溜する雨水貯溜部3と、雨水採取部2で採取
された雨水を雨水貯溜部3に流入させる雨水導通部4
と、雨水貯溜部3内に貯溜される雨水W4を雨水貯溜部
3外部に供給する雨水供給機能及び雨水貯溜部3内に沈
降堆積される汚泥D1を雨水貯溜部3外部に排出する汚
泥排出機能を備えたポンプ装置5とから構成されてい
る。
【0041】図2は図1の雨水採取部2の拡大図であ
り、図3は図2のA−A’線での断面図である。図2、
図3に示すように、雨水採取部2は、車庫Kの支柱Oの
略上部で車庫Kの屋根Mの下端部分近傍に配設されると
ともに、四角枠の凹部状を呈し、その開口部から雨水を
採取するとともに、採取された雨水を浄化する第2浄化
機構6と、その底部に雨水導通部4に連通する連通孔2
1と第2浄化機構6により排斥された雨水中の汚泥が沈
降堆積する凹部状を呈する第3汚泥堆積部22とを備え
ている。又、雨水採取部2には車庫Kの雨樋Pが接続さ
れており、車庫Kの屋根Mから雨樋Pを介した雨水W5
も集積採取可能とされている。
【0042】第3汚泥堆積部22はコック9により開閉
可能とされた汚泥排出口22aを有している。連通孔2
1には後述する雨水導通部4の第1U字状導通管41の
上端部分が挿通されている。第1U字状導通管41の上
端部分には雨水の流入孔が設けられている。
【0043】第2浄化機構6は、雨水採取部2の開口部
を覆うネット状の第1フィルター部7と第1U字状導通
管41の上端部分ひいては連通孔21を覆う水フィルタ
ー用ウレタンフォームから成る第2フィルター部8とか
ら構成されている。第1フイルター部7は、第1フィル
ター部7により排斥されて第1フイルター部上7に残さ
れたゴミ等を雨水の流動によって排除可能に車庫Kの屋
根Mと同方向に傾斜されている。雨水採取部2の底部2
3は第3汚泥堆積部22に汚泥をガイド可能に傾斜され
ている。
【0044】図4は図1の雨水導通部4の拡大図であ
り、図5は図4の側面図であり、図6は図5のB−B’
線での断面図である。図4、図5に示すように、雨水導
通部4は、車庫Kの支柱O内に配設されるとともに、折
り返し部分41aが下側となるように配置される第1U
字状導通管41と、第1U字状導通管41に連続し、折
り返し部分42aが上側となるように配置される第2U
字状導通管42とから構成されている。第2U字状導通
管42の一端が雨水貯溜部3の上面に挿通されている。
【0045】第1U字状導通管41の折り返し部分41
aには、第2汚泥堆積部41bが配設されている。第2
汚泥堆積部41bはコック10により開閉可能とされた
汚泥排出口41cを有している。第1浄化機構でありそ
の内部に水フィルター用ウレタンフォーム等の濾過材を
備えたフィルタ─装置11が、雨水導通部4において第
2汚泥堆積部41bひいては第1U字状導通管41の折
り返し部分41bと第2U字状導通管42の折り返し部
分42aとの間に着脱自在に配設されている。第1U字
状導通部41の折り返し部分41aは汚泥排出口41c
に第2汚泥堆積部41bに堆積する汚泥をガイド可能に
傾斜されている。上記フィルター装置11のウレタンフ
ォーム等から成る濾過材には、第2フィルター部8に比
して目の細かいものが用いられている。
【0046】雨水貯溜部3は、図1に示すように、雨水
貯溜部3の上部分が車庫Kの床部分を形成するべく車庫
Kの地下に配設されている。雨水貯溜部3は採取された
雨水W4中の汚泥が沈降堆積する第1汚泥堆積部31を
有している。第1汚泥堆積部31は凹部状を呈してお
り、雨水貯溜部3の底部32は第1汚泥堆積部31に汚
泥をガイド可能に傾斜されている。
【0047】雨水貯溜部3には、ガイド12に沿い、雨
水貯溜部3の雨水の増減に従って上下方向に移動可能と
されるフロート装置13が設けられおり、フロート装置
13には抗菌材14が組み込まれている。
【0048】又、雨水貯溜部3には水道水流入装置15
が設けられている。水道水流入装置15は、水道水流入
管16とボールタップ式開閉弁17とを備えており、雨
水貯溜部3の貯溜量を常に一定に保つ働きをするもので
ある。
【0049】更に、雨水貯溜部3には、雨水貯溜部3の
略最上部に設けられるとともに、側溝T上まで延設され
たオーバーフロー管18が配設されている。
【0050】ポンプ装置5は、庭、風呂Q、トイレR、
洗濯機Sにそれぞれ配置された端末の雨水給水部23
a、23b、23c、23d及び側溝T上に配置された
汚泥排出部24aに雨水貯溜部3内の雨水W4及び汚泥
D1を吸引吐出する為のポンプ19と、雨水貯溜部3内
と雨水貯溜部3外を連通する第1雨水連通管20と、第
1汚泥堆積部31と雨水貯溜部3外を連通する第1汚泥
排出管21と、ポンプ19に第1雨水連通管20と第1
汚泥排出管21とを選択的に連通させる為の第1切換手
段である切換管22と、ポンプ19から吸引吐出された
雨水を給水部23a、23b、23c、23dへと流出
させる第2雨水連通管23と、ポンプ19から吸引吐出
された汚泥を汚泥排出部24aへと排出させる第2汚泥
排出管24と、ポンプ19を第2雨水連通管23と第2
汚泥排出管24とに選択的に連通させる第2切換手段で
ある切換弁25とから成る。
【0051】次いで雨水利用装置1の作用を説明する。
図7は、図1の雨水利用装置1において、W4が雨水貯
溜部3の略上部まで貯溜された状態を示す図であり、図
8は、図1の雨水利用装置1において、ポンプ装置5の
汚泥排出状態を示す図である。図1〜8に示すように、
住宅Jの屋根Lからの雨水W1及びW2が雨樋Nを介
し、加えて、車庫Kの屋根Mからの雨水W3が屋根Mか
ら直接に、又は雨樋Pを介して、第1フィルター部7を
通過し浄化された後に雨水採取部2に流入する。この第
1フィルター部7を雨水が通過する際には、屋根L、M
上にあって雨水と一緒に流下し雨水に混在していた木の
葉等の大型のゴミ等が第1フィルター部7により排除さ
れる。第1フィルター部7により排除されたゴミは第1
フィルター部上に残されるが、第1フィルター部7が車
庫Kの屋根Mと同方向に傾斜されていることから、第1
フィルター部7により排除されて第1フイルター部7上
に残されたゴミ等は、雨水採取部2に流入にすべく第1
フィルター7上を流動する雨水によって排除されること
になる。
【0052】雨水採取部2内に流入し集積採取された雨
水W5は、第2フィルター部8を通過することにより浄
化され、第1U字状導通管41の雨水流入孔から第1U
字状導通管41に流入して雨水導通部4を流下する。
【0053】雨水採取部2に集積採取された雨水W5中
において雨水W5中の塵埃が汚泥となり、この第2フィ
ルター部8を雨水が通過する際に、第2フィルター部8
によりこの汚泥が排除される。排除された汚泥は雨水採
取部2の底部において沈降堆積しようとするが、雨水採
取部2の底部23は第3汚泥堆積部22に汚泥をガイド
可能に傾斜されていることから、雨水採取部2の底部に
おいて沈降堆積しようとする汚泥は、雨水採取部2の底
部23に沿って第3汚泥堆積部22にガイドされるとと
もに、第3汚泥堆積部22において沈降堆積する。第3
汚泥堆積部22において堆積した汚泥D2は、コック9
を作動させることによって排出口22aを開状態とし、
排出口22aから排出される。
【0054】雨水導通部4、即ち第1U字状導通管41
に流入した雨水W6は、折り返し部分41aを通過し、
フィルター装置11に流入して浄化され、やがて第2U
字状導通管42に流入し、第2U字状導通管42から雨
水貯溜部3内に流下する。
【0055】この第1U字状導通管41に流入した雨水
W6において、上述した第1フィルター部7及び第2フ
ィルター部8で排除されなかった塵埃、即ち汚泥が、第
2汚泥堆積部41bに沈降堆積する。第2汚泥堆積部4
1bに堆積した汚泥D3は、第1U字状導通管41の折
り返し部分41aが汚泥排出口41cに第2汚泥堆積部
41bに堆積する汚泥をガイド可能に傾斜されているこ
とから、汚泥排出口41cに向かって移動する。第2汚
泥堆積部41bにおいて堆積した汚泥D3は、コック1
0を作動させることによって排出口41cを開状態と
し、排出口41cから排出される。汚泥が沈降堆積する
ことにより、雨水W6は、特に雨水W6のフィルター装
置11側で図6中上部分は清澄となり、この清澄とされ
た雨水W6のフィルター装置11側に向かう上部分が、
雨水W6の増大とともに順次フィルター装置11に流入
される。フィルター装置11においては、第1フィルタ
ー部7及び第2フィルター部8で排除されず、加えて第
2汚泥堆積部41bで堆積しなかった汚泥が排除される
ことになる。フィルター装置11は雨水導通部4に着脱
自在に取り付けられていることから、フィルター装置1
1の汚染状況に応じて容易に交換可能とされる。
【0056】雨水貯溜部3に流入した雨水は、雨水貯溜
部3内において貯溜される。
【0057】雨水貯溜部3内において貯溜される雨水W
4においては、上記したフィルター装置11により排除
されなかった汚泥が雨水貯溜部3の底部において沈降堆
積しようとするが、雨水貯溜部3の底部32が第1汚泥
堆積部31に汚泥をガイド可能に傾斜されていることか
ら、雨水貯溜部3の底部において沈降堆積しようとする
汚泥は、雨水貯溜部3の底部32に沿って第1汚泥堆積
部31にガイドされるとともに、第1汚泥堆積部31に
おいて沈降堆積する。従って、住宅Jの屋根Lからの雨
水と、車庫Kの屋根Mからの雨水とから集積採取されて
雨水貯溜部3に貯溜された雨水W4は、フィルター部7
と、フィルター部8と、第2汚泥堆積部41bと、フィ
ルター装置11と、第1汚泥堆積部31とで五次的に浄
化されたものであり、極めて清澄な水が貯溜されている
ことになる。
【0058】更に、抗菌材14を含むフロート13が雨
水貯溜部3に配設されており、フロート13により抗菌
材14が常に微生物等が発生し易い雨水W4の略上部に
位置するようにされていることから、雨水W4において
微生物の発生を抑制することが可能とされており、更に
清澄な水を貯溜することを可能としている。
【0059】図1においては、ポンプ装置5の切換管2
2はポンプ19と第1雨水連通管20とを連通可能に接
続され、且つ、切換弁25はポンプ19と第2雨水連通
管23とを連通可能としている。即ち、雨水貯溜部3に
貯溜された雨水W4を給水する場合、ポンプ装置5のポ
ンプ19の作動により雨水W4が第1雨水連通管20内
に吸入されて、切換管22とポンプ19と切換弁25を
介し、第2雨水連通管23に流出して各雨水給水部23
a、23b、23c、23dに給水される。
【0060】一方、第1汚泥堆積部31に堆積している
汚泥D1を排出する場合には、図7に示すように、ポン
プ装置5の切換管22をポンプ19と第1汚泥排出管2
1とを連通可能に接続し、切換弁25を作動させること
により第2雨水連通管23への連通を遮断してポンプ1
9と第2汚泥排出管24とを連通させる。従って、ポン
プ装置5のポンプ19の作動により汚泥D1が第1汚泥
排出管21内に吸入されて、切換管22とポンプ19と
切換弁25を介し、第2汚泥排出管24に流出して汚泥
排出部24aから側溝Tに排出処理される。この汚泥排
出処理によってよりいっそう雨水貯溜部3内の雨水W4
が汚泥D1により汚染される虞れが無くなる。
【0061】又、ポンプ装置5による汚泥D1の排出処
理により、切換管22とポンプ19と切換弁25とに汚
泥が付着した場合には、切換管22をポンプ19と第1
雨水連通管20とを連通可能に接続し、切換弁25を作
動させて第2雨水連通管23への連通を遮断してポンプ
19と第2汚泥排出管24とを連通させ、この状態でポ
ンプ19を作動させる。即ち、雨水W4が第1雨水連通
管20内に吸入されて、切換管22とポンプ19と切換
弁25を介し、第2汚泥排出管24に流出して汚泥排出
部24aから側溝Tに流出されることから、切換管22
とポンプ19と切換弁25とに付着した汚泥を洗浄除去
でき、この汚泥洗浄除去後にポンプ装置5を給水状態
(図1の状態)とすれば、ポンプ装置5の給水作動中に
汚泥により汚染された雨水が流出することはない。
【0062】例えば集中雨によって一時的に雨水貯溜部
3に多量の雨が流入し、雨水貯溜部3の許容限度を超過
しそうになった場合、図8に示すように、雨水W4はオ
バーフロー管18を介して側溝Tに流出されることにな
る。
【0063】又、雨水W4の使用等によって雨水W4の
貯水量が設定値まで減少した場合、図1に示すように、
水道水流入装置15のボールタップ式開閉弁17がこの
雨水W4の貯水量の設定値までの減少を検知し水道水流
入管16を開閉することにより、図示しない水道水供給
源から水道水流入管16を介して水道水を雨水貯溜部3
に供給する。従って、水道水利用装置1は、常に貯溜水
を確保しつつ水を供給することを可能としている。
【0064】本実施の形態の雨水利用装置1は、当然の
ことながら、住宅J及び車庫Kの屋根L、M上の塵埃等
を多く含む降り始めの雨水のみを取り入れて貯溜するも
のではなく、降り始め以後の雨水や直接に雨水採取部2
に入り込む雨水においても貯溜するものである。
【0065】以上説明したように、本実施の形態の雨水
利用装置1によれば、住宅J及び車庫Kの屋根L、M上
の塵埃等を多く含む降り始めの雨水を装置内に取り込む
ことによって生じる雨水貯溜部3の第1汚泥堆積部31
に沈降堆積する汚泥D1をポンプ装置5により排除可能
としたことにより、雨水貯溜部3に貯溜した雨水W4が
汚泥D1により汚染される虞れをなくし、ひいては、ポ
ンプ装置5により各雨水給水部23a、23b、23
c、23dに給水作動する際にも清澄な貯溜水を供給す
ることを可能としている。
【0066】更に、雨水利用装置1は、第1フィルター
部7と第2フィルター部8とフィルター装置11とを備
えるとともに、汚泥が沈降堆積するための汚泥沈降堆積
部22、41b、32を有していることから、装置内に
取り込んだ雨水を五次的に浄化することを可能としてお
り、集積採取した雨水をより清澄とすることを可能とし
ている。
【0067】更に、第3汚泥堆積部22にはコック9に
より開閉可能とされた汚泥排出口22aが設けられてい
ることから、第3汚泥堆積部22に堆積した汚泥D2を
汚泥排出口22aより排出することにより、第3汚泥堆
積部22ひいては雨水採取部2に汚泥が残存し続けるこ
とがなく、従って、第2フィルター部8が汚泥によりり
覆われる等によって詰まりを生じ、雨水が第2フィルタ
ー及び雨水流動部4へ流動出来ないといった虞れは生じ
ない。
【0068】更に、雨水導通部4は、第1U字状導通管
41と、第1U字状導通管41に連続して配置される第
2U字状導通管42とから構成され、第1U字状導通管
41の折り返し部分41aには、コック10により開閉
可能とされた汚泥排出口41cを有する第2汚泥堆積部
41bが配設されるとともに、フィルタ─装置11が、
雨水導通部4において第2汚泥堆積部41bひいては第
1U字状導通管41の折り返し部分41bと第2U字状
導通管42の折り返し部分42aとの間に配設されてい
ることから、第2汚泥堆積部41bに堆積した汚泥D3
を汚泥排出口41cより排出することにより、第2汚泥
堆積部41bひいては雨水導通部4に汚泥が残存し続け
ることがなく、従って、雨水導通部4内の雨水W6が汚
泥により汚染される虞れがなくなる。加えて、雨水W6
中の汚泥が沈降堆積することから、特に雨水W6のフィ
ルター装置11側の上部分は清澄となり、この清澄とさ
れた雨水W6のフィルター装置11側の上部分をフィル
ター装置11に流入可能とし、その上、フィルター装置
11で浄化していることから、より清澄とされた雨水を
供給することを可能としている。
【0069】更に、第3汚泥堆積部22は凹部状を呈
し、雨水採取部2の底部は第3汚泥堆積部22に汚泥を
ガイド可能に傾斜されていることから、雨水W5中の汚
泥を第3汚泥堆積部22に集中させて堆積させておくこ
とが可能とされ、確実にしかも手軽に堆積した全ての汚
泥D2を排出口22aから排出可能とされている。
【0070】更に、第1U字状導通管41の折り返し部
分41aは第2汚泥堆積部41bの汚泥排出口41cに
汚泥D3をガイド可能に傾斜されていることから、汚泥
排出口41cを開状態にした場合、汚泥D3は汚泥排出
口41cに向かって移動するために、手軽に堆積した汚
泥D3を排出口41cから排出可能とされている。
【0071】更に、雨水導通部4は車庫Kの支柱O内に
配設されるとともに、雨水貯溜部3は車庫Kの地下に配
設されるていることから、住宅敷地内においてスペース
の有効利用を可能とするとともに、使用に際して大きな
設置面積を必要としない。加えて、雨水貯溜部3の上部
分が車庫Kの床部分を形成するべく車庫Kの地下に配設
されているため、車庫Kの構成部品点数を抑制するとと
もに、コストの低減も可能としている。
【0072】更に、第1フィルター部7は、第1フィル
ター部7により排斥されて第1フイルター部7上に残さ
れたゴミ等を雨水の流動によって排除可能に傾斜されて
いることから、第1フィルター部7上にゴミ等が残存す
ることがなく、従って、第1フィルター部7がゴミ等に
よって塞がれて第1フィルター部7ひいては雨水採取部
2に雨水が流入出来なくなる虞れはない。
【0073】更に、第1汚泥堆積部31は凹部状を呈
し、雨水貯溜部3の底部32は第1汚泥堆積部31に汚
泥をガイド可能に傾斜されていることから、雨水W4中
の汚泥を第1汚泥堆積部31に集中させて堆積させてお
くことが可能とされ、ポンプ装置5により汚泥D1を排
出する場合に、確実に堆積した全ての汚泥D1を排出可
能とされている。
【0074】更に、ポンプ装置5は、ポンプ19と第1
雨水連通管20と第1汚泥排出管21と切換管22と、
第2雨水連通管23と第2汚泥排出管24と切換弁25
から構成されて、雨水供給機構と汚泥排出機構を一体的
に備えることにより、部品点数の削減によるコストの低
減と、設置スペースの有効利用を可能としている。
【0075】例えば、フィルター装置11を透明容器と
透明容器内に配設される濾過材とから構成し、このフィ
ルター装置を支柱外部から可視とすることにより、ただ
でさえ容易に交換可能とされていることに加えて、的確
な濾過材の汚染状況の把握と交換をも可能とできる。
【0076】従って、屋根上の塵埃等を多く含む降り始
めの雨水を装置内に取り込むことによって引き起こされ
る、例えば、貯水内への汚泥の混入により飲用水として
使用するには不適であるとともにトイレの洗浄水等に利
用した場合でも逆に配管等の詰まりを引き起こしたりト
イレを汚す結果となりかねない、又は、濾過部により排
除された汚泥が濾過部において滞留することで、濾過部
で詰まりを起こして雨水が流動出来ないといった虞れ
や、汚泥による濾過部の詰まりを解消する為に濾過部を
洗浄して汚泥を排出しなければならず、非常に大がかり
なメンテナンスが必要となり、使用者に大変な負担をか
けることになるというような汚泥による不具合を、清澄
な雨水を供給すること及び汚泥の簡潔な排除により解消
可能とし、更に、塵埃等を多く含む降り始めの雨水をも
装置内に取り入れることでより経済的であり、且つ、建
築物を有効利用するとともに構成をコンパクト化するこ
とによって一般家庭への普及に貢献する雨水利用装置1
を提供することを可能としている。
【0077】本実施の形態においては、雨水貯溜部3は
車庫Kの地下に配設され、雨水導通部4は車庫Kの支柱
O内に配設されているが、特にこれに限定するものでは
なく、例えば、雨水貯溜部が住宅の地下に配設され、雨
水導通部が住宅の支柱内に配設された本発明の雨水利用
装置においても同様の作用効果が得られる。
【0078】又、本実施の形態においては、第1切換手
段として切換管22が用いられ、第2切換手段として切
換弁25が用いられているが、特にこの構成に限定する
ものでない事は言うまでもない。
【0079】又、本実施の形態においては、第1堆積部
31と第2堆積部41bと第3堆積部22とがそれぞれ
一つずつ配設されているが、特にこの構成に限定するも
のではないのは言うまでもない。
【0080】又、本実施の形態においては、第2堆積部
41bの排出口22aはコック9により開閉可能とされ
ており、第3堆積部22の排出口41cはコック10に
より開閉可能とされているが、特にこの構成に限定する
ものでないことは言うまでもない。
【0081】又、本実施の形態においては、第1フィル
ター部7はネット状を呈しており、第2フィルター部8
は水フィルター用ウレタンフォームから成り、フィルタ
ー装置11の濾過材として水フィルター用ウレタンフォ
ームが用いられているが、特にこの構成に限定するもの
でないことは言うまでもない。
【0082】(実施の形態2)図9は、本発明の雨水利
用装置の一実施の形態における雨水採取部の断面図であ
る。尚、実施の形態1と同様の構成には同符号を付して
ある。
【0083】図9に示すように、雨水採取部2は、車庫
Kの支柱Oの略上部で車庫の屋根Mの下端部分近傍に配
設されるとともに、四角枠の凹部状を呈し、その開口部
の一部は屋根Mに遮蔽されており、他部から雨水を採取
するとともに、採取された雨水を浄化する第2浄化機構
6と、その底部に雨水導通部4に連通する連通孔21と
第2浄化機構6により排斥された雨水中の汚泥が沈降堆
積する凹部状を呈する第3汚泥堆積部22とを備えてい
る。 第3汚泥堆積部22はコック9により開閉可能と
された汚泥排出口22aを有している。連通孔21には
雨水導通部4の第1U字状導通管41の上端部分が挿通
されている。第1U字状導通管41の上端部分には雨水
の流入孔が設けられている。
【0084】第2浄化機構6は、雨水採取部2の開口部
の一部分を覆う第1フィルター部7と第1U字状導通管
41の上端部分ひいては連通孔21を覆う第2フィルタ
ー部8とから構成されている。第1フイルター部7は、
第1フィルター部7により排斥されて第1フイルター部
上7に残されたゴミ等を雨水の流動によって排除可能に
車庫Kの屋根Mと同方向に傾斜されている。雨水採取部
2の底部23は第3汚泥堆積部22に汚泥をガイド可能
に傾斜されている。
【0085】以下の作用効果は実施の形態1と同様なの
で説明は省略する。
【0086】以上、本発明を上記実施の態様に則して説
明したが、本発明は上記態様にのみ限定されるものでは
なく、本発明の原理に準ずる各種態様を含むものであ
る。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、建築物の屋根上の塵埃等を多く含む降り始めの
雨水を装置内に取り込むことによって生じる雨水貯溜部
の第1汚泥堆積部に沈降堆積する汚泥をポンプ装置によ
り排除可能としたことにより、雨水貯溜部に貯溜した雨
水が汚泥により汚染される虞れをなくし、ひいては、雨
水供給機構により雨水貯溜部外部に給水作動する際にも
清澄な貯溜水を供給することを可能としている。
【0088】従って、屋根上の塵埃等を多く含む降り始
めの雨水をも装置内に取り込むことによって引き起こさ
れる不具合を、浄化された清澄な雨水を供給すること及
び汚泥の簡潔なる排除により解消可能とし、更に、塵埃
等を多く含む降り始めの雨水をも装置内に取り入れるこ
とでより経済的なものとできる雨水利用装置を提供する
ことを可能としている。
【0089】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、第1汚泥堆積部は凹部状を呈し、雨水
貯溜部の底部は第1汚泥堆積部に汚泥をガイド可能に傾
斜されていることから、雨水貯溜部内の雨水中の汚泥を
第1汚泥堆積部に集中させて堆積させておくことが可能
とされ、汚泥排出機構により汚泥を排出する場合に、確
実且つ簡潔に堆積した全ての汚泥を排出可能とされい
る。
【0090】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2の発明の効果に加えて、建築物の屋根からの雨水
を採取する雨水採取部と、雨水採取部で採取された雨水
を雨水貯溜部に流入させる雨水導通部とを備え、雨水を
浄化する為の第1浄化機構が雨水導通部に配設されると
ともに、第1浄化機構により排斥された雨水中の汚泥が
沈降堆積する第2汚泥堆積部を備えたことにより、より
雨水を浄化させて更に清澄な雨水を提供することを可能
としている。
【0091】請求項4の発明によれば、請求項3の発明
の効果に加えて、第2汚泥堆積部に堆積した汚泥を汚泥
排出口より排出することにより、第2汚泥堆積部ひいて
は雨水導通部に汚泥が残存し続けることがなく、従っ
て、雨水導通部内の雨水が汚泥により汚染される虞れが
なく、より清澄とされた雨水を供給することを可能とし
ている。
【0092】請求項5の発明によれば、請求項3又は請
求項4の発明の効果に加えて、雨水導通部分は、第1U
字状導通管と、第1U字状導通管に連続して配置される
第2U字状導通管とから構成され、第1U字状導通管の
折り返し部分には開閉可能とされた汚泥排出口を有する
第2汚泥堆積部が配設されるとともに、第1浄化機構が
少なくともこの第2汚泥堆積部の後方に配設されること
から、雨水中の汚泥が第1U字状導通管の折り返し部分
に配設された第2汚泥堆積部で沈降堆積することによ
り、雨水導通部内の雨水において第1浄化機構への流入
側部分はより清澄となり、この清澄とされた雨水を第1
浄化機構に流入可能とし、その上、第1浄化機構で浄化
することから、より清澄とされた雨水を供給することを
可能としている。
【0093】請求項6の発明によれば、請求項5の効果
に加えて、第1U字状導通管の折り返し部分は第2汚泥
堆積部の汚泥排出口に汚泥をガイド可能に傾斜されてい
ることから、汚泥排出口を開状態にした場合、汚泥は汚
泥排出口に向かって移動するために、手軽に堆積した汚
泥を排出口から排出することを可能とされている。
【0094】請求項7の発明によれば、請求項3〜6の
いずれか一に記載の発明の効果に加えて、雨水採取部
は、採取された雨水を浄化する第2浄化機構と、第2浄
化機構により排斥された雨水中の汚泥が沈降堆積する第
3汚泥堆積部とを有することにから、より雨水を浄化さ
せて更に清澄な雨水を提供することを可能としている。
請求項8の発明によれば、請求項7の発明の効果に加え
て、第3汚泥堆積部には開閉可能とされた汚泥排出口が
設けられていることから、第3汚泥堆積部に堆積した汚
泥を汚泥排出口より排出することにより、第3汚泥堆積
部ひいては雨水採取部に汚泥が残存し続けることがな
く、従って、第2浄化機構が汚泥により覆われる等によ
って詰まりを生じ、雨水が雨水導通部へ流動出来ないと
いった虞れは生じない。
【0095】請求項9の発明によれば、請求項7又は請
求項8の発明の効果に加えて、第3汚泥堆積部は凹部状
を呈し、雨水採取部の底部は第3汚泥堆積部に汚泥をガ
イド可能に傾斜されていることから、雨水中の汚泥を第
3汚泥堆積部に集中させて堆積させておくことが可能と
されている。
【0096】請求項10の発明によれば、請求項7〜9
のいずれか一に記載の発明の効果に加えて、雨水採取部
は凹部状を呈し、その開口部から雨水を採取するととも
に、その底部に雨水導通部に連通する連通孔と第3汚泥
堆積部とを備え、第2浄化機構は、雨水採取部の開口部
を覆う第1フィルター部と、前記連通孔を覆う第2フィ
ルター部とから成ることから、より清澄とされた雨水を
供給することを可能としている。
【0097】請求項11の発明によれば、請求項10の
発明の効果に加えて、第1フィルター部は、第1フィル
ター部により排斥されて第1フイルター部上に残された
塵等を雨水の流動によって排除可能に傾斜されているこ
とから、第1フィルター部上に塵等が残存することがな
く、従って、第1フィルター部が塵等によって塞がれて
第1フィルター部ひいては雨水採取部に雨水が流入出来
なくなる虞れはない。請求項12の発明によれば、請求
項3〜11のいずれか一に記載の発明の効果に加えて、
雨水導通部は建築物の支柱内に配設されるとともに、雨
水貯溜部は建築物の地下に配設されることから、住宅敷
地内においてスペースの有効利用を可能とするととも
に、使用に際して大きな設置面積を必要としない。従っ
て、建築物を有効利用するとともに構成をコンパクト化
することによって一般家庭への普及に貢献する雨水利用
装置を提供することを可能としている。
【0098】請求項13の発明によれば、請求項1〜1
2のいずれか一に記載の発明の効果に加えて、雨水供給
機構と汚泥排出機構とが、ポンプと第1雨水連通管と第
1汚泥排出管と第1切換手段と、第2雨水連通管と第2
汚泥排出管と第2切換手段から構成されて、雨水供給機
能と汚泥排出機能を一体的に備えることにより、部品点
数の削減によるコストの低減と、設置スペースの有効利
用を可能としている。請求項14の発明によれば、請求
項1の発明の効果に加えて、建築物の屋根からの雨水を
採取する雨水採取部と、雨水採取部で採取された雨水を
雨水貯溜部に流入させる雨水導通部と、少なくとも一つ
雨水を浄化する為の浄化機構とを備えたことにより、よ
り清澄とされた雨水を供給することを可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の雨水利用装置1の全体構成図。
【図2】図1の雨水採取部2の拡大断面図。
【図3】図2のA−A’線での断面図。
【図4】図1の雨水導通部4の拡大断面図。
【図5】図4の側面図。
【図6】図5のB−B’線での断面図。
【図7】図1の雨水W4が雨水貯溜部3の略上部まで貯
溜された状態を示す図。
【図8】図1のポンプ装置5の汚泥排出状態を示す図。
【図9】実施の形態2の雨水採取部2の拡大断面図。
【符号の説明】
1 雨水利用装置 2 雨水採取部 21 連通孔 22 第3汚泥
堆積部 22a 排出口 23 底部 3 雨水貯溜部 31 第1堆積部 32 底部 4 雨水導通部 41 第1U字状導通部 41a 折り返
し部分 41b 第2汚泥堆積部 41c 排出口 42 第2U字状導通部 42a 折り返
し部分 5 ポンプ装置 6 第2浄化機構 7 第1フィルター部 8 第2フィルター部 11 フィルター装置 19 ポンプ 20 第1雨水連通管 21 第1汚泥排出管 22 切換管 23 第2雨水連通管 23a、23b、23c、23d 雨水給水部 24 第2汚泥排出管 24a 汚泥排出部 J 住宅 K 車庫 L、M 屋根 O 支柱 D1、D2、D3 汚泥 W1、W2、W3、W4、W5、W6 雨水

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の屋根からの雨水を貯溜する雨水
    貯溜部と、前記雨水貯溜部に貯溜された雨水を該雨水貯
    溜部外部に供給する雨水供給機構とを備える雨水利用装
    置において、前記雨水貯溜部は採取された雨水中の汚泥
    が沈降堆積する第1汚泥堆積部を有し、該第1汚泥堆積
    部に堆積した汚泥を該雨水貯溜部外部へ排出する汚泥排
    出機構とを具備することを特徴とする雨水利用装置。
  2. 【請求項2】 前記第1汚泥堆積部は凹部状を呈し、前
    記雨水貯溜部の底部は前記第1汚泥堆積部に汚泥をガイ
    ド可能に傾斜されていることを特徴とする請求項1の雨
    水利用装置。
  3. 【請求項3】 建築物の屋根からの雨水を採取する雨水
    採取部と、該雨水採取部で採取された雨水を前記雨水貯
    溜部に流入させる雨水導通部とを備え、雨水を浄化する
    為の第1浄化機構が前記雨水導通部に配設されるととも
    に、前記第1浄化機構により排斥された雨水中の汚泥が
    沈降堆積する第2汚泥堆積部を備えたことを特徴とする
    請求項1又は請求項2の雨水利用装置。
  4. 【請求項4】 前記第2汚泥堆積部は開閉可能とされた
    排出口を備えたことを特徴とする請求項3の雨水利用装
    置。
  5. 【請求項5】 前記雨水導通部は、前記雨水採取部に連
    通して折り返し部分が下側となるように配置される第1
    U字状導通部と、該第1U字状導通部に連続し、折り返
    し部分が上側となるように配置される前記雨水貯溜部に
    連通する第2U字状導通部とを備え、前記第1U字状導
    通部の折り返し部分に前記第2汚泥堆積部が配設される
    とともに、前記第1浄化機構は、前記雨水導通部におい
    て少なくとも前記第2汚泥堆積部の後方に配設されるこ
    とを特徴とする請求項3又は請求項4の雨水利用装置。
  6. 【請求項6】 前記第1U字状導通部の折り返し部分は
    前記第2汚泥堆積部の汚泥排出口に汚泥をガイド可能に
    傾斜されていることを特徴とする請求項5の雨水利用装
    置。
  7. 【請求項7】 前記雨水採取部は、採取された雨水を浄
    化する第2浄化機構と、該第2浄化機構により排斥され
    た雨水中の汚泥が沈降堆積する第3汚泥堆積部とを有す
    ることを特徴とする請求項3〜6のいずれか一に記載の
    雨水利用装置。
  8. 【請求項8】 前記第3汚泥堆積部は、開閉可能とされ
    た排出口を備えたことを特徴とする請求項7の雨水利用
    装置。
  9. 【請求項9】 前記第3汚泥堆積部は凹部状を呈し、前
    記雨水採取部の底部は前記第3汚泥堆積部に汚泥をガイ
    ド可能に傾斜されていることを特徴とする請求項7又は
    請求項8の雨水利用装置。
  10. 【請求項10】 前記雨水採取部は凹部状を呈し、その
    開口部から雨水を採取するとともに、その底部に前記雨
    水導通部に連通する連通孔と前記第3汚泥堆積部とを備
    え、前記第2浄化機構は、前記雨水採取部の開口部を覆
    う第1フィルター部と、前記連通孔を覆う第2フィルタ
    ー部とから成ることを特徴とする請求項7〜9のいずれ
    か一に記載の雨水利用装置。
  11. 【請求項11】 前記第1フィルター部は、該第1フィ
    ルター部により排斥されて該第1フイルター部上に残さ
    れた塵等を雨水の流動によって排除可能に傾斜されてい
    ることを特徴とする請求項10の雨水利用装置。
  12. 【請求項12】 前記雨水導通部は建築物の支柱内に配
    設されるとともに、前記雨水貯溜部は建築物の地下に配
    設されることを特徴とする請求項3〜11のいずれか一
    に記載の雨水利用装置。
  13. 【請求項13】 前記雨水貯溜部はその底部に前記第1
    汚泥堆積部を備え、前記雨水供給機構及び前記汚泥排出
    機構は、端末の雨水給水部及び汚泥排出部に前記雨水貯
    溜部内の雨水及び汚泥を吸引吐出する為のポンプと、前
    記雨水貯溜部内と該雨水貯溜部外を連通する第1雨水連
    通管と、前記第1汚泥堆積部と該雨水貯溜部外を連通す
    る第1汚泥排出管と、前記ポンプに前記第1雨水連通管
    と前記第1汚泥排出管とを選択的に連通させる第1切換
    手段と、前記ポンプから吸引吐出された雨水を前記給水
    部へと流出させる第2雨水連通管と、前記ポンプから吸
    引吐出された汚泥を前記汚泥排出部へと排出させる第2
    汚泥排出管と、前記ポンプを前記第2雨水連通管と前記
    第2汚泥排出管とに選択的に連通させる第2切換手段と
    から成ることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一
    に記載の雨水利用装置。
  14. 【請求項14】 建築物の屋根からの雨水を採取する雨
    水採取部と、該雨水採取部で採取された雨水を前記雨水
    貯溜部に流入させる雨水導通部と、少なくとも一つ雨水
    を浄化する為の浄化機構とを備えたことを特徴とする請
    求項1の雨水利用装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005146600A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Japan Institute Of Wastewater Engineering Technology 貯留雨水の処理装置
WO2006038602A1 (ja) * 2004-10-04 2006-04-13 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. 雨水貯留構造用部材とこれを用いた雨水貯留構造物
CN113374058A (zh) * 2021-07-16 2021-09-10 黄静 一种建筑楼体用雨水回收再利用设备

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