JPH09300757A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPH09300757A
JPH09300757A JP8120665A JP12066596A JPH09300757A JP H09300757 A JPH09300757 A JP H09300757A JP 8120665 A JP8120665 A JP 8120665A JP 12066596 A JP12066596 A JP 12066596A JP H09300757 A JPH09300757 A JP H09300757A
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JP
Japan
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paper
rollers
transport
cut sheet
printing
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JP8120665A
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English (en)
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Akira Koyabu
晃 小薮
Hiroyuki Nakayama
裕之 中山
晋 ▲浜▼
Susumu Hama
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Priority to KR1019970019104A priority patent/KR100243805B1/ko
Priority to CN97113689A priority patent/CN1095755C/zh
Priority to DE1997607194 priority patent/DE69707194T2/de
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】単票紙を取り扱うプリンタにおいて、カット紙
の挿入を容易にすると共に、紙送り精度の高いプリンタ
を提供する。 【解決手段】インクジェット方式の印字部4によってロ
ール紙又はカット紙200に印字を行う。カット紙20
0の挿入口に配されたローラ23は開閉レバー37の一
端部に設けられ、ベルト33を介して駆動プーリ32か
ら動力伝達される。この駆動プーリ32の支軸32aは
開閉レバー37の回転支点でもあり、紙圧の変化に対し
ても常に安定した動力伝達が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に単票(カット
紙)を取り扱うプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のプリンタとしては、
インパクトドット方式やインクジェット方式によって記
録紙上に印字等を行うものが知られている。
【0003】さらに、この種のPOSプリンタにおいて
は、伝票等の帳票や、小切手等の紙片等の単票の記録紙
(以下、カット紙という。)に対しても印字等を行うこ
とができるものが知られている。そのようなプリンタに
おいては、カット紙の挿入口付近に配置されたローラ
で、カット紙を印字部に送り、印字部で印刷されたカッ
ト紙を排出口付近に配置されたローラで、プリンタ外部
に送り出していた。そして、カット紙を挿入する際に、
挿入口のローラを離間させ、カット紙の挿入を容易にす
る工夫がなされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
プリンタにおいては、次のような問題があった。
【0005】紙経路内に複数の搬送ローラを設けた多く
のプリンタの場合、各搬送ローラは、単数もしくは、最
小限の駆動源を用いて駆動されている。このような場
合、動力伝達の手段として搬送ローラ同軸上に設けられ
たプーリにベルトを張架する伝達機構が多用されてい
る。
【0006】一方、特に、用紙の挿入口近傍に設けられ
る搬送ローラは、用紙の挿入を容易にするため、もしく
は、紙厚の自動調整のため、用紙を挟持する一対のロー
ラを離間させることが望ましく、このような機構も多く
知られている。
【0007】しかしながら、従来カット紙を搬送するプ
リンタの紙送り機構で、搬送ローラに駆動力を伝達する
手段としてベルトを使用し、紙挿入時及び紙厚の自動調
整作用のために紙送りローラの位置を移動させると、駆
動プーリの中心と搬送ローラの中心の距離も変動するた
め、これらの間に張架されたベルトの張力も変化してし
まう。また、搬送ローラを元の位置に戻しても、このよ
うな移動を繰り返すことにより、ベルトの張力が経時的
に変化するため、調整も頻繁に行わなければならなかっ
た。
【0008】従って従来の機構では高密度印字時に必要
な非常に微細な紙送りピッチや、MICR(MAGNETIC I
NK CHARACTER READER)機能のために要求される高い精
度の正逆紙送りピッチを実現することができなかった。
また、搬送ローラの位置変化により、ベルトに塑性変形
を引き起こす一定以上の張力が作用しないように、搬送
ローラの移動量を必ず、ベルトの弾性変形が保てる所定
量より小さくなるように設定する必要があり、ベルト張
力を調整する機構を設けて特定の条件下で調整しても、
ベルト張力は不安定となり、搬送ローラの回動中心の位
置の設定に制限ができるなど、設計製造上の制約があ
り、また精度の高い構造が要求された。
【0009】本発明は、このような従来の技術の課題を
解決するためになされたもので、単票紙を取り扱うプリ
ンタにおいて、カット紙の挿入を容易にし、かつ、正確
な紙送りピッチで、カット紙を搬送可能にしたプリンタ
を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、少なくとも、開閉自在に配置された一対の搬送ロ
ーラを有するプリンタにおいて、一方の搬送ローラに対
し離間する他方の搬送ローラは、駆動プーリに張架され
たベルトを介して動力伝達され、かつ、フレームに回動
可能に取り付けられたレバーの一端に支持されており、
前記レバーの回転支点が前記駆動プーリの回転中心と同
一であることを特徴とする。これにより、カット紙を挿
入する際に、一方の搬送ローラに対して、他方の搬送ロ
ーラに対して離間させても、搬送ローラと駆動プーリと
の中心間距離が変化しないため、これら張架されたベル
トの張力を一定に保つことができる。また、これによ
り、カット紙の挿入を容易にし、かつ、正確な紙送りピ
ッチで、カット紙を搬送可能にしたプリンタを提供する
ことができる。
【0011】また、請求項2記載のプリンタのように、
前記レバーの一部に前記ベルトの張力を調整する調整プ
ーリを設ければ、搬送ローラの中心、駆動プーリの中
心、調整プーリの中心間距離は、搬送ローラの移動して
も、変化しないため、一度調整プーリで張力を調整すれ
ば、ほとんど変化せず、安定して、精度の高い紙送りを
行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプリンタの好
ましい一実施の形態を図1〜図8を参照して詳細に説明
する。
【0013】図1及び図2は、本実施の形態のプリンタ
1の全体構成を示すものであり、図1は、内部構成を示
す概略構成図、図2はプリンタ1の内部を正面方向から
見た斜視図である。
【0014】図1に示すように、本実施の形態のプリン
タ1においては、例えば、樹脂等からなる本体カバー2
の内部の後方にロール紙Sが配置され、その前方側にロ
ール紙を搬送するための紙搬送部3が設けられる。
【0015】一方、紙搬送部3の前方側には、ロール紙
S等に印字等を行うためのインクジェット方式による印
字部4が紙搬送部3に隣接して配置され、この印字部4
は、樹脂等からなる本体前カバー5によって覆われてい
る。
【0016】なお、上述のロール紙S、紙搬送部3及び
印字部4は、金属等からなる本体フレーム6に取り付け
られる。
【0017】本実施の形態における印字部4は、公知の
インクジェット方式により印字を行うものであり、図2
に示すように、印字部4は、本体フレーム6に取り付け
られたガイドレール7に沿って本体フレーム6の両側部
間を移動自在となるように構成される。
【0018】そして、図1に示すように、この印字部4
は、印字を行うためのインクジェットヘッド4aが紙搬
送部3に設けられたプラテン部8と対向するように配置
される。
【0019】また、図2に示すように、紙搬送部3に隣
接する位置にはキャップ装置4bが設けられる。このキ
ャップ装置4bは、一定時間以上印字を行わない場合
に、印字部4を移動してインクジェットヘッド4aのノ
ズルを覆うように構成される。これにより、長時間印字
を行わない場合であっても、ノズルの乾きを防止するこ
とができる。
【0020】一方、ロール紙Sは、巻芯部9と平行に配
置された一対の支持ローラ10、11によって回転自在
に支持され、装置本体の下方側から上方に向かってその
先端部が引き出されるように構成される。
【0021】紙搬送部3においては、ロール紙Sの搬送
経路が形成される。すなわち、紙搬送部3は、紙案内部
12及び搬送ローラ13によってロール紙Sの送り方向
を反転し、搬送ローラ14により、本体上カバー15に
設けられた排出口16から印字後のロール紙Sを排出す
るように構成される。後述するカット紙が挿入されてい
ないときは、このロール紙S上に印刷を行うことが可能
である。
【0022】図1に示すように、本体上カバー15は、
支軸17を中心として回動自在に取り付けられ、ロール
紙Sの挿入を容易にするため、本体上カバー15の開閉
に伴ってプラテン部8がインクジェットヘッド4aから
接近したり離れたりするように構成されている。即ち、
プラテン部8、搬送ローラ14は、搬送ローラ13の軸
を中心に回動可能に支持されており、これらを支持する
フレームに係着したレバー46に取り付けられたバネに
より、搬送ローラ14及びプラテン部8は、インクジェ
ットヘッド4aから待避する方向に付勢されている。こ
の機構により、本体上カバー15を閉じたときには、本
体カバー15内側に固着された押さえレバー47が、レ
バー46上部を押圧し、プラテン部8は、インクジェッ
トヘッド4aに接近した印字可能な状態に保持される。
一方、ロール紙をセットするために、本体上カバー15
を開けると、レバー46と押さえレバー47の圧接状態
が解除されるため、プラテン部8は、レバー46に取り
付けられたバネのバネ力により、インクジェットヘッド
4aから待避した状態となり、挿入されたロール紙Sの
先端は、印字部を経て、排出口16にスムーズに案内さ
れる。
【0023】また、本体の上部中央には、本体上カバー
15と本体前カバー5とによって、スリップ印字された
カット紙200を排出するための排出口18が形成され
る。なお、後述するように、この排出口18は、バリデ
ーション印字時の挿入口も兼ねている。この排出口18
の近傍には、一対の搬送ローラ19、20(第2のロー
ラ)が設けられる。さらに、紙搬送部3と印字部4との
間に一対の搬送ローラ21、22(第3のローラ)が設
けられるとともに、印字部4の下方に一対の搬送ローラ
23、24(第1のローラ)が設けられる。そして、こ
れらの搬送ローラ23、24と一対のガイド部材25、
26によってカット紙200の搬送経路が形成され、図
2に示すように、スリップ印字を行う際には、紙挿入口
27からカット紙200が挿入されるように構成され
る。
【0024】図3及び図4は、本実施の形態における紙
搬送部3を示すものである。
【0025】図3及び図4に示すように、上述の搬送ロ
ーラ13、14は、金属製のコ字状の支持フレーム28
に取り付けられ、この支持フレーム28は、紙搬送路を
形成するための金属製の搬送フレーム29に取り付けら
れる。ここで、ロール紙Sの搬送方向を反転させるため
の搬送ローラ13は、例えば、ゴム等の滑りにくい材料
からなり、その駆動軸30が図示しない駆動モータに連
結されている。そして、搬送ローラ13と搬送ローラ1
4とは、図示しない歯車機構によって同方向に回転する
ように構成される。
【0026】また、本実施の形態においては、支持フレ
ーム28が搬送ローラ13の駆動軸を中心として回動自
在となるように取り付けられる。
【0027】一方、図3に示すように、カット紙200
を搬送するための第1の搬送ローラ23a、23bは、
開閉レバー37に回動自在に取り付けられたシャフト3
1に設けられ、また、第2の搬送ローラ21a、21b
は、搬送フレーム29に回動自在に取り付けられたシャ
フト100に設けられる。
【0028】そして、図4に示すように、第1の搬送ロ
ーラ23a、23bは、図示しないモータによって駆動
される駆動プーリ32、ベルト33及び従動プーリ34
を介して駆動されるように構成される。また、第2の搬
送ローラ21a、21bは、上述のモータによって駆動
される歯車35及びこの歯車35と噛み合う歯車36に
よって駆動される。なお、開閉レバー37は一方の端に
駆動プーリ32が、他端に歯車35が取り付けられたシ
ャフト32aを中心として回動自在に構成される。
【0029】更に図5及び図6を用いてスリップ印字時
のカット紙の搬送機構及び動作を詳述する。尚、図5及
び図6には図1で示したロール紙の搬送機構は省略して
ある。
【0030】紙挿入口27は上下のガイド部材26、2
5で形成されカット紙200を案内している。カット紙
200の挿入の際には、搬送ローラ23a、23bはロ
ーラ24a,24bと離間しており、カット紙200の
挿入を妨げない。カット紙200が挿入されるとフォー
ムストッパ101の先端部101aがバネ103のバネ
力によって下ガイド部材25から突出しており、カット
紙200はこのフォームストッパ101の位置で止めら
れる。このフォームストッパ101の先端部101aと
ほぼ同位置には紙検出器102が設けられており、カッ
ト紙200の挿入を検知する。この検出器は、カット紙
の終端検出も兼ねており、ボトムマージンの設定の際に
も利用できる。なお、図5に示すように、搬送ローラ2
3が、ローラ24と離間した状態では、搬送ローラ20
と搬送ローラ19は、圧接した状態にあり、排出口18
側から、カット紙を挿入することはできない。
【0031】カット紙200がフォームストッパ101
の位置で停止し紙検出器によりカット紙がセットされた
ことを検出すると、コントローラ部(不図示)は、プラ
ンジャ104の鉄芯が矢印A方向に作動するように通電
する。これにより、レバー105および106を介して
排出用の搬送ローラ20をローラ19と離間させると同
時に、バネ107が、開閉レバー37のピン37aを押
圧し、シャフト32aを中心に開閉レバー37が矢印C
方向に回動するので、、搬送ローラ23a,bは、カッ
ト紙200を挟んでローラ24a,bに圧接した状態と
なる。このとき、開閉レバー37の矢印C方向の動きに
連動し、フォームストッパ101はバネ103のバネ力
に抗して回動し、先端部101aは下ガイド部材25よ
り下方に下げられる。その後、搬送ローラ23、24を
駆動し、カット紙200を印字ヘッド前方へ送り出す。
なお、搬送ローラ23の回転は、シャフト32aに設け
られた駆動プーリ32の回転をベルト33を介して搬送
ローラ23と同軸の従動プーリ34へ伝達することによ
って行われる。懸架されたベルト33の張力調整は開閉
レバー37の一部に設けられた調整プーリ37bによっ
て行われる。ローラ23、24の回転によってカット紙
200が進行すると中間に配された搬送ローラ21、2
2の間に導かれる。この中間の搬送ローラ21、22は
常時圧接状態にあり、不図示の駆動モータの回転力が、
駆動軸であるシャフト32aからギヤ35、36を介し
て常に伝わるように構成されている。ローラ21、2
2、23、24によって送られたカット紙200はガイ
ド部材39とヘッド4aの間に導かれ、所望の印字処理
がなされる。即ち、搬送ローラを駆動する不図示の駆動
モータを停止した状態で、インクジェットヘッド4aを
ガイドレール7方向に移動しながら1行分の印字を行っ
た後、再び搬送ローラを駆動し、所定量(改行分)搬送
ローラを駆動し、再びインクジェットヘッド4aにて印
字を行うという動作を繰り返す。
【0032】ガイド部材39とヘッド4aの間を通過し
たカット紙は、排出用の搬送ローラ19、20の離間ス
ペースに導かれる。カット紙200がフォームストッパ
101の先端部101aに当接した位置から排出用搬送
ローラ19、20の間に到達するまでの送り量は、これ
らの搬送ローラを駆動するモータのコントローラ部に、
事前に設定されている。設定された値により所定量搬送
されると、カット紙200が搬送ローラ19、20の間
に到達する。このタイミングで、プランジャ104の鉄
芯が矢印B方向に作動するように通電すると、レバー1
05、106を介してローラ20はローラ19に圧接
し、カット紙200の先端部分がローラ19、20に挟
持され、ローラ19、20によって搬送可能な状態とな
る。この時の圧接力はバネ108のバネ力によって決定
されている。プランジャ104の鉄芯が矢印B方向に作
動すると、レバー105の当接部105aによってバネ
107は押し上げられ、開閉レバー37のピン37aと
の係合が解かれ、開閉レバー37はシャフト32aを中
心に矢印D方向に回動する。これにより搬送ローラ23
とローラ24との圧接状態は解除され離間する。この状
態では、カット紙は、2対の搬送ローラ19、20、2
1、22の回転によって送られる。また、この時、フォ
ームストッパ101はバネ103によりその先端部10
1aが下ガイド部材25から紙通路へ突出しようとする
が、バネ103のバネ力は非常に弱くカット紙200を
押し上げたり貫くことはなく、カット紙200の進行を
妨げない。
【0033】以上説明したように、スリップ印字を行う
際は、カット紙の挿入時直後は、搬送ローラ23、24
でカット紙を搬送し、カット紙の先端が、搬送ローラ2
1、22を通過した後は、2対の搬送ローラ23、2
4、21、22で搬送し、カット紙の先端が搬送ローラ
19、20に達した後は、2対の搬送ローラ20、1
9、21、22で搬送し、カット紙の後端部が搬送ロー
ラ21、22を通過した後は、搬送ローラ19、20の
みで、カット紙の搬送を行う。このようにして、搬送を
行えば、カット紙200の長さはローラ23、24から
ローラ21、22までの距離、またはローラ21、22
からローラ19、20までの距離のいずれか長い方の距
離以上の長さを有していれば、非常に短い単票(カット
紙)でも精度良く搬送することができる。また、カット
紙を同時に挟持し駆動するローラは、常に2対以下であ
るので、必要以上に多くのローラに挟持されて、用紙に
皺がよる等の不具合が生じにくく、確実に用紙を搬送す
ることができる。
【0034】次に、バリデーション印字時のカット紙の
搬送機構及び動作を詳述する。本発明のプリンタのバリ
デーション印字は、以下の手順で行う。即ち、搬送ロー
ラ18、19が離間した状態で、小切手等の紙片を、ス
リップ印字時の排出口18から、搬送ローラ21、22
近傍まで挿入し、紙片をセットした後、特定のコマンド
またはキー操作によって、プランジャ104に通電し、
搬送ローラ19、20を圧接させ、紙片を挟持した後、
印刷ヘッド4aにより紙片に印刷を行いながら、適宜、
搬送ローラ20、19を駆動し、再び紙片を排出口より
排出する方向に搬送する。
【0035】このように、バリデーション印字に用いる
紙片を挿入可能な状態では、搬送ローラ23、24は閉
じた状態にあるので、誤ってスリップ印字用の用紙を挿
入口27より挿入されるおそれはない。
【0036】図7、図8は、中間の搬送ローラ付近の斜
視図であり、図7は、バリデーション用の紙片500が
挿入された状態、図8は、スリップ印字用のカット紙2
00が挿入されている状態を示すものである。
【0037】中間の搬送ローラ22と同軸上に、複数の
バリデーションストッパ222が、回動可能に軸支され
ている。各バリデーションストッパ222は、バネ22
3の比較的弱いバネ力により、凸部222bが紙案内に
設けられた窓251に当接する方向に付勢されており、
上面222aにより、紙経路が塞がれている。
【0038】図7に示すように、ローラ19、20を離
間させた状態で、排出口18側からバリデション印字用
の紙片500を挿入すると、バリデーションストッパ2
22の上面222aに紙片500の先端が当接し位置決
めされる。このとき、紙片の先端部は、搬送ローラ2
1、22に接触することはない。以降はプランジャ10
4に通電し、搬送ローラ20、19を圧接させ、適宜、
搬送ローラ20、19を駆動し、紙片500に印刷を行
う。
【0039】図8に示すように、スリップ印字用のカッ
ト紙200が、搬送される場合は、搬送ローラ21、2
2を通過したカット紙200の先端部が、バリデーショ
ンストッパの凸部222bを押し上げ、紙経路が開く方
向に、バリデーションストッパ222が回動する。これ
により、カット紙200を、更に上部の方向に搬送する
ことが可能となる。また、本実施例のように、バリデー
ションストッパ222を搬送ローラ21もしくは22と
同軸上に形成すれば、カット紙が搬送ローラ21、22
に挟持される部分から、バリデーションストッパ222
に当接する部分までの距離が短く、非常に腰の弱い紙で
も、容易に通過可能であり、スリップ印字時の搬送に支
障を来すことはない。
【0040】尚、上記実施例に示されるプランジャは、
自己保持型のプランジャを用いることが好ましい。これ
により、鉄心の吸引、復帰は一定時間のみ通電すればよ
く、消費電力の低減が可能である。
【0041】また、ロール紙Sに印刷を行うときは、搬
送ローラ23、24を開かれた状態に、搬送ローラ1
9、20を閉じた状態に保持することが好ましい。これ
により、ロール紙の印刷時には、搬送ローラ19、20
側は、閉じられ、バリデーション印字用の紙片を印字部
へ挿入することはできない。また、また、搬送ローラ2
3、24は、開かれているものの、フォームストッパ1
01の先端101aが紙経路に突出した状態にあるた
め、スリップ印字用のカット紙も、印字部に挿入するこ
とができない。このように、ロール紙の印刷時に、カッ
ト紙の紙経路の挿入口27と排出口18と印字部とを共
に閉鎖された状態にすることにより、ロール紙の印字中
に、誤って、カット紙が挿入されることがない。
【0042】また、本発明の構造によれば、プランジャ
を特定のコマンドまたはキー操作によって作動させ、ロ
ーラ19、20の離間、圧接を行うことにより、共通の
印字部と、スリップ印字を行う紙経路の一部を用いて、
カット紙排出側から別のカット紙を挿入して印字を行う
バリデーション印字も可能であり、様々な用途、紙種に
応じた印刷形態を提供でき、かつ、各印刷モード時に、
異なる印字モードの用紙が誤挿入されるおそれがない。
【0043】なお、本発明は上述の実施の形態に限られ
ることなく、種々の変更を行うことができる。
【0044】例えば、上述の実施の形態においては、印
字ヘッドとしてインクジェット方式を用いたプリンタに
適用した場合を説明したが、本発明はこれに限られるこ
となく、ドットインパクト方式等の種々の印字ヘッドを
用いたプリンタに適用しうる。
【0045】さらに、本発明は伝票の印刷、小切手の確
認のための印刷を行うプリンタに限られず、種々のプリ
ンタに適用することができるものである。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、少な
くとも、開閉自在に配置された一対の搬送ローラを有す
るプリンタにおいて、一方の搬送ローラに対し離間する
他方の搬送ローラは、駆動プーリに張架されたベルトを
介して動力伝達され、かつ、フレームに回動可能に取り
付けられたレバーの一端に支持されており、前記レバー
の回転支点が前記駆動プーリの回転中心と同位置にする
ことにより、カット紙を挿入する際に、一方の搬送ロー
ラに対して、他方の搬送ローラに対して離間させても、
搬送ローラと駆動プーリとの中心間距離が変化しないた
め、これら張架されたベルトの張力を一定に保つことが
できる。また、これにより、カット紙の挿入を容易に
し、かつ、正逆回転を行っても、正確な紙送りピッチ
で、カット紙を搬送可能にしたプリンタを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの一実施の形態の全体内
部構成を示す概略構成図である。
【図2】同実施の形態の内部を正面方向から見た斜視図
である。
【図3】同実施の形態における紙搬送部を示す斜視図で
ある。
【図4】同実施の形態におけるカット紙搬送用の搬送ロ
ーラの駆動機構を示す斜視図である。
【図5】同実施の形態におけるカット紙搬送系の動作を
示す側面図である。
【図6】同実施の形態におけるカット紙搬送系の他の動
作を示す側面図である。
【図7】本発明のバリデーション紙挿入の際の位置決め
状態を示す斜視図である。
【図8】本発明のカット紙を挿入した際のバリデーショ
ンストッパの状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
4a インクジェットヘッド 19、20 排出用搬送ローラ 21、22 中間搬送ローラ 23、24 搬送ローラ 37 開閉レバー 101 フォームストッパ 104 プランジャ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、開閉自在に配置された一対
    の搬送ローラを有するプリンタにおいて、一方の搬送ロ
    ーラに対し離間する他方の搬送ローラは、駆動プーリに
    張架されたベルトを介して動力伝達され、かつ、フレー
    ムに回動可能に取り付けられたレバーの一端に支持され
    ており、前記レバーの回転支点が前記駆動プーリの回転
    中心と同一であることを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記レバーの一部に前記ベルトの張力を
    調整する調整プーリが設けられていることを特徴とする
    請求項1記載のプリンタ。
JP8120665A 1996-05-15 1996-05-15 プリンタ Pending JPH09300757A (ja)

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JP8120665A JPH09300757A (ja) 1996-05-15 1996-05-15 プリンタ
TW086105644A TW362071B (en) 1996-05-15 1997-04-29 Printer
US08/854,955 US5895158A (en) 1996-05-15 1997-05-13 Printer with an improved feeding system
KR1019970019104A KR100243805B1 (ko) 1996-05-15 1997-05-13 프린터
CN97113689A CN1095755C (zh) 1996-05-15 1997-05-14 打印机
DE1997607194 DE69707194T2 (de) 1996-05-15 1997-05-15 Drucker
EP19970107925 EP0807523B1 (en) 1996-05-15 1997-05-15 Printer
US09/243,892 US6079887A (en) 1996-05-15 1999-02-03 Printer with an improved feeding system

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JP8120665A JPH09300757A (ja) 1996-05-15 1996-05-15 プリンタ

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Family

ID=14791885

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011079326A (ja) * 2003-01-24 2011-04-21 Seiko Epson Corp 印刷装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011079326A (ja) * 2003-01-24 2011-04-21 Seiko Epson Corp 印刷装置

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