JPH09300624A - インクジェット記録ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド及びその製造方法

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JPH09300624A
JPH09300624A JP8142183A JP14218396A JPH09300624A JP H09300624 A JPH09300624 A JP H09300624A JP 8142183 A JP8142183 A JP 8142183A JP 14218396 A JP14218396 A JP 14218396A JP H09300624 A JPH09300624 A JP H09300624A
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JP
Japan
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recording head
bump
protective film
jet recording
bumps
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JP8142183A
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Makoto Terui
真 照井
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/10Bump connectors ; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/11Manufacturing methods
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/11Manufacturing methods

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、低いコストで信頼性が高く、バンプ
高さのバラツキのない、インクジェット記録ヘッド及び
その製造方法を提供することを目的としている。 【解決手段】本発明は、金属電極パッド部に金属材料か
らなるバンプを形成した基板を備え、前記バンプを介し
てTABテープと電気接続するようにしたインクジェッ
ト記録ヘッド及びその製造方法において、バンプ形成後
の金属パッド部のバンプに覆われていない面を、保護膜
で覆うことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
ヘッド及びその製造方法に係り、特に、金属電極パッド
部に金属材料からなるバンプを形成した基板を備え、前
記バンプを介してTABテープと電気接続するようにし
たインクジェット記録ヘッド及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】チップとTABテープの電気的接続は、
通常チップ上の電極パッド上に設けられたバンプと、T
ABテープのインナーリードを熱、あるいは熱と超音波
の併用によって接合する。バンプとしては、パッシベー
ション膜としてSiO2、SiNなどの膜を形成しパタ
ーニングした後、アルミ電極上に密着向上層としてのT
i、Cu、Wなどの材質からなるバリヤメタルを通常1
〜3層設け、その後その上にフォトリソ工程によってレ
ジストパターンを形成した後、金を電解メッキによって
成長させて形成する、いわゆるメッキバンプが主流であ
る。しかしながら、メッキバンプを形成するためには、
複数回にわたる真空成膜と露光・現像工程が必要であ
る。またパッド部のパターン変更の度にフォトマスクの
変更も必要である。また、メッキバンプの場合はウエハ
ーごと一括処理でメッキを形成するため、不良のチップ
にも金メッキバンプが形成されてしまいコストアップに
つながる。さらにはウエハー当たりのパッド数が少なく
とも、成膜・フォトリソ工程は減らないので、パッド数
が少ない場合(バンプ数が少ない場合)は、特に1バン
プ当たりのコストが高くなる。
【0003】このようなことから、近年、ボールバンプ
が注目を集めることとなった。ボールバンプとは、ワイ
ヤーボンディング法を応用したもので、キャピラリーと
呼ばれるセラミックからなる管を通して出されたワイヤ
ー先端部に、アーク放電によってボールを形成した後、
このボール部を基板上の所定の電極パッド部に熱、ある
いは熱と超音波を併用して接合した後キャピラリーを上
昇させカットクランパーでワイヤーをつかみ、引っ張り
応力によってワイヤーを破断させ、ウエハー上にボール
部分のみを残すことによって形成されたバンプを指す。
ボールバンプはメッキバンプ形成時に必要とするような
真空成膜装置や露光装置を必要とせず、またウエハーの
パッド部のパターン変更に対しても、ワイヤーボンダー
のデータ変更だけで対応できる。またパッシベーション
膜やバリヤメタルが不要であるため、ウエハー当たりの
パッド数が少ない場合にはメッキバンプと比較して、コ
スト的には非常に有利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このボ
ールバンプはメッキバンプと違い、電極パッド上のバン
プが形成されていない部分は、電極パッド表面が露出し
ている。電極パッドは通常アルミなどの膜から構成され
ており、電極パッド部分に、例えばアルカリインクから
なるミストが飛来するような環境下において使用される
インクジェットヘッド、具体的にはサイドシューター型
のインクジェット記録ヘッドにおいては、電極パッドの
アルミ露出部分がアルカリインクによって腐食し、これ
が電極パッドとボールバンプの電気的接続の不良を引き
起こす。シーラント材によって電極、バンプ、TABの
インナーを覆う事によって、電極パッドアルミ露出部分
の腐食を防止する事は可能であるが、この場合シーラン
ト材を厚塗りしなければならず、サイドシューター型の
インクジェット記録ヘッドにおいては、ヘッドと紙の間
の距離が広がる事となり、画質の低下を招き好ましくな
い。さらにまたILBにおいては、ボールバンプは頭頂
部が平坦でないため、その形状のままILBを行おうと
すると、シングルポイントボンディングにおいても、ギ
ャングボンディングにおいても、TABテープとチップ
のアライメント時にボールバンプ頭頂部でインナーリー
ドを曲げてしまうことがあり、また、ボールバンプとイ
ンナーの接合が十分に行われないこともある。
【0005】したがって、一般的にはボールバンプの場
合は、荷重を加え、頭頂部を平坦化した後ILBを行
う。この時、レベリング後のバンプ高さのバラツキは小
さくなければならない。ギャングボンディングにおいて
は、メッキバンプを用いた場合、チップ内のバンプ高さ
バラツキがレンジで5μm以内でないといけないとされ
ている。例えばタンピングツール(穴なしキャピラリ
ー)をワイヤーボンダーのホーンに取り付けて金ボール
バンプを一つずつレベリングを行うといった方法におい
て、レベリング後のバンプの高さバラツキは8μm程度
であり、ギャングボンディングには不適当である。この
ようにしてボールバンプをレベリングしたチップをギャ
ングボンディングし、インナーリードのプル試験を行う
と、レベリング後バンプ高さの低い部分のインナーは、
全くバンプに接合されていなかったり、接合されていて
も極端に強度が低いといった現象を示した。また、レベ
リングの方法としては平坦な板でチップ上すべてのバン
プに一括で荷重を加えるという方法を考えることができ
るが、チップを乗せる台と、レベリングに用いる板の平
行を精密に調整することによって、レベリング後のバン
プ高さバラツキを抑えることは可能であるが、台と板の
間へのチップの搬入・搬出に時間を要し、生産性が非常
に悪く、実用的ではない。
【0006】そこで、本発明は、上記従来のものにおけ
る課題を解決し、低いコストで信頼性が高く、バンプ高
さのバラツキのない、インクジェット記録ヘッド及びそ
の製造方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、インクジェット記録ヘッド及びその製造
方法をつぎのように構成したものである。すなわち、本
発明のインクジェット記録ヘッドは、金属電極パッド部
に金属材料からなるバンプを形成した基板を備え、前記
バンプを介してTABテープと電気接続するようにした
インクジェット記録ヘッドにおいて、前記金属電極パッ
ド部の前記バンプに覆われていない面を、保護膜で覆う
ことを特徴としている。また、本発明のインクジェット
記録ヘッドの製造方法は、金属電極パッド部に金属材料
からなるバンプを形成した基板を備え、前記バンプを介
してTABテープと電気接続するようにしたインクジェ
ット記録ヘッドの製造方法において、バンプ形成後に金
属パッド部のバンプに覆われていない面を、保護膜で覆
うことを特徴としている。そして、本発明のインクジェ
ット記録ヘッドの製造方法は、前記保護膜の形成後、保
護膜に対してエッチング作用のある液に浸漬し、バンプ
上に形成された保護膜のみを除去するように構成するこ
とができる。また、本発明においては、前記バンプとし
てボールバンプが用いられ、そのボールバンプとして、
金ボールバンプまたは半田ボールバンプを用いることが
できる。そして、本発明のインクジェット記録ヘッドの
製造方法においては、前記ボールバンプのレベリング
は、得たいバンプ高さに合わせた膜厚のレジストパター
ンをボールバンプの周辺部に形成した後、その頭頂部を
平坦化しレベリングし、その後レジストパターンを除去
することによって達成される。また、本発明において
は、前記保護膜は、真空成膜法、または、スピンコート
法により形成することができる。また、本発明において
は、前記保護膜は、無機膜、SOG(スピンオングラ
ス)、有機膜で形成することができ、その有機膜とし
て、ポリエーテルアミドを用いることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の構成は、上記のとおりで
あるが、より具体的には以下のように構成される。すな
わち基板上にボールバンプ形成後、基板上に、真空成膜
法、スピンコート法などによって保護膜を形成する。ボ
ールバンプは円錐に近い形状であるため、保護膜の形成
に真空成膜法を用いても、スピンコート法を用いても、
パッド上面の膜厚に対して、ボールバンプにはごく薄い
膜しか形成されない。保護膜形成後、保護膜の材質によ
ってはヒーター上面の保護膜をパターニングによって取
り除き、その後パターニングに用いたレジストを除去し
た状態で、基板ごと保護膜に対してエッチング性のある
環境下に配置する。すなわち保護膜のエッチング液にご
く短時間浸漬したり、あるいはエッチング性のあるプラ
ズマに放置する。この時保護膜はもちろんエッチングさ
れるが、バンプに形成されている保護膜は、パッド上に
形成されている保護膜に比較すると十分に膜厚が薄いた
め、基板ごとエッチング液に短時間浸漬することによ
り、ボールバンプ上の保護膜は完全にエッチングし除去
しながらも、パッド上の保護膜は、ボールバンプと隙間
なく密着した形態で実用上問題がないレベルの膜厚で残
すことが出来る。また、バンプのレベリングにおいて
は、ボールバンプ周辺部に、バンプとある程度の隙間を
持ち、なお且つ、所望するバンプ高さと同じ膜厚にレジ
ストパターンを形成することによって、高さバラツキの
小さいレベリングを実現することが出来る。すなわち、
バンプ周辺部にバンプと隙間を持ったレジストパターン
を、レベリング後のバンプ高さにあわせた膜厚で形成す
る。バンプ周辺部パターンは、そのバンプを挟んで対峠
するパターン間距離の最小部分が、タンピングツール
(穴なしキャピラリー)の直径よりも小さくなければな
らない。このようにすれば、タンピングツール(穴なし
キャピラリー)を下降させたとき、バンプ周辺部のレジ
ストパターンがストッパーの役割を果たすため、タンピ
ングツールの下がりすぎを防ぎ、結果的には、バンプの
高さバラツキは、非常に小さくなり、ギャングボンディ
ングにおいても、ボールバンプを用いたILBを実現す
ることが出来る。そして、このようにしてレベリングを
行った後、レジストを剥離し、ILBを行う。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明する。 [実施例1]図1には、本発明の実施例1における工程
を示す。図1において、100は金ボールバンプ、20
0はアルミパッド、300はウエハー、400はパッド
保護膜、450はバンプ上保護膜、500はエッチング
液を示す。保護膜400を形成する材料には、SOG
(SOG=スピンオングラス;例えば東京応化工業 商
品名OCD)を用いた。SOGは膜の耐熱性が高く、ヒ
ーター上面に用いても問題がないため、本実施例におい
ては、SOG膜を膜形成後、直ちにエッチング液に浸漬
し、バンプ上のSOGを取り除いた。
【0010】つぎに、工程の詳細を示す。まず初めに、
ワイヤーボンダー(例えばSBB−2:株式会社新川)
を用いて、ウエハー300上に金ボールバンプ100を
形成した。この時バンプ高さは130μm(パッド表面
からワイヤーの切断面まで)、バンプ直径は120μm
である。パッド200は純アルミから形成され、大きさ
は150μm×150μmである(図1(1))。
【0011】このようにしてボールバンプ形成後、ウエ
ハーにSOG(SOG=スピンオングラス;例えば東京
応化工業 商品名OCD)を塗布し、450℃で膜形成
した。膜厚は0.7μmであった(図1(2))。その
後エッチング液(ふっ酸水溶液3.0vol%)に室温
で浸漬し、金ボールバンプ上のSOGをソフトエッチン
グした後(図1(3))、水洗し乾燥させた(図1
(4))。その後ダイサーを用いて、ウエハーをチップ
に分割し、チップ上すべてのバンプに一括で荷重を加え
るレベリングの方式により、1バンプにつき150gの
荷重を加えてバンプを塑性変形させ、レベリングし、T
ABのインナーリードをシングルポイントボンディング
し、さらにはアルミ電極パッド、ボールバンプ、インナ
ーリード部の封止を行い(封止樹脂の厚みは50μ
m)、実装を完了した。
【0012】このようにして実装を施したチップに、ア
ルカリインク雰囲気中で高温高湿バイアス試験を行った
ところ、1000時間までの信頼性が確認された。な
お、本実施例においては、SOGによってSiO2系保
護膜を形成したが、スパッタ等の真空成膜法によってS
iO2保護膜を形成しても、バンプ上の保護膜をエッチ
ングする以降の工程を本実施例と同じにすれば、同じよ
うに信頼性の高いヘッドを得ることが出来る。
【0013】[実施例2]実施例2においては、保護膜
400を形成する材料として、実施例1のSOGの代わ
りにポリエーテルアミド(例えば日立化成工業:HIM
AL HL−1200)を用いた。ポリエーテルアミド
はガラス転移点が230℃であるため、ヒーター上面に
存在すると発砲が不安定になる。そこで、ポリエーテル
アミド膜上にレジストパターンを形成し、ヒーター上面
のポリエーテルアミドを酸素圧2Torr、基板温度8
0℃の酸素プラズマに20分放置することによって除去
し、ポリエーテルアミド膜をパターニングした後、マス
クとして使用したレジストパターンをすべて剥離した。
その後再び酸素圧2Torr、基板温度80℃の酸素プ
ラズマ環境下に5分間配置し、ボールバンプ上に形成さ
れたポリエーテルアミド膜を除去した。
【0014】以後、実施例1と同じ工程によってウエハ
ーを分離し、ボールバンプ先端部をチップ上すべてのバ
ンプに一括で荷重を加えるレベリングの方式により、レ
ベリングし、シングルポイントボンディングによってI
LBを行った後、封止を行い、実装を完了した。このよ
うにして実装を施したチップに、アルカリインク雰囲気
中で高温高湿バイアス試験を行ったところ、1000時
間までの信頼性が確認された。
【0015】[実施例3]実施例3においては、上記実
施例2でのバンプ上の保護膜を除去した後、再びレジス
トを塗布し、バンプ周辺部にレジストパターンを形成し
た。その様子を図2に示す。レジスト膜厚は31.5μ
mとし、ポリエーテルアミド膜の膜厚2.5μmと合わ
せて34μmとなるようにした。バンプを取り囲む正方
形パターン900は、バンプ直径120μmに対して一
辺200μmとし、タンピングツール(穴なしキャピラ
リー)800(ガイザーツール、1552−12004
0)のフェイス面直径は300μmとした。このように
して金ボールバンプを一つずつレベリングし、レジスト
を剥離した後バンプの高さを測定した結果、バラツキは
レンジで5μm以下であった。
【0016】このようにしてボールバンプをレベリング
したウエハーを分離し、ギャングボンディングによって
ILBをおこなった。ILB後プル試験を行っても、バ
ンプとインナーリードが全く接合されていないといった
現象や、接合強度が極端に低いといった現象は発生しな
かった。
【0017】(比較例1)SOG、ポリエーテルアミド
といった保護膜をアルミ電極部に塗布せず、残り部分の
構成を実施例1と同じにして実装を施したチップに、実
施例1と同じ条件でアルカリインク雰囲気中で高温高湿
バイアス試験を行ったところ、500時間までしか信頼
性が確認されなかった。
【0018】(比較例2)メッキバンプを形成したチッ
プを用いて、実施例1と同じ条件でアルカリインク雰囲
気中で高温高湿バイアス試験を行ったところ1000時
間までの高い信頼性を確認する事が出来た。
【0019】(比較例3)図3は、実施例2でのバンプ
周辺部にレジストパターンを形成することなしに、穴な
しキャピラリーによってレベリングする様子を示すが、
この場合、レベリング後のバンプ高さのバラツキはレン
ジで8μmであった。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上の構成によりバンプ高さ
のバラツキがなく、低いコストで信頼性が高いインクジ
ェット記録ヘッド及びその製造方法を実現することがで
きる。特に、本発明においては、コスト的に安価なボー
ルバンプによって、コスト的に高価なメッキバンプを用
いた場合と同じ提示の信頼性を確保することができる。
また、本発明のインクジェット記録ヘッドの製造方法に
おいては、基板上にバンプ形成後保護膜を形成し、その
後、保護膜に対してエッチング作用のある液に浸漬し、
バンプ上の保護膜を取り除く工程により、バンプに密着
した形態で、パッド表面露出部分に保護膜を形成するこ
とが可能となる。また、本発明においては、ボールバン
プ周辺部にレジストパターンを設け、このレジストパタ
ーンの膜厚をレベリングによって得たいバンプ高さに合
わせることによって、レベリング後のバンプ高さバラツ
キを、ギャングボンディングに耐えうるレベルに抑え込
むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるインクジェット記録
ヘッドの工程図である。
【図2】タンピングツール(穴なしキャピラリー)によ
って、周辺をレジストに囲まれたボールバンプをレベリ
ングする様子を示している。
【図3】従来のバンプレベリングを示している。
【符号の説明】
100:金ボールバンプ 150:レベリング後金ボールバンプ 200:アルミパッド 300:ウエハー 400:パッド保護膜 450:バンプ上保護膜 500:エッチング液 600:ホーン 700:キャピラリー固定ビス 800:タンピングツール(穴なしキャピラリー) 900:ボールバンプ周辺部レジストパターン

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属電極パッド部に金属材料からなるバン
    プを形成した基板を備え、前記バンプを介してTABテ
    ープと電気接続するようにしたインクジェット記録ヘッ
    ドにおいて、前記金属電極パッド部の前記バンプに覆わ
    れていない面を、保護膜で覆うことを特徴とするインク
    ジェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】前記金属材料からなるバンプが、ボールバ
    ンプであることを特徴とする請求項1に記載のインクジ
    ェット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】前記ボールバンプが、金ボールバンプであ
    ることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記
    録ヘッド。
  4. 【請求項4】前記ボールバンプが、半田ボールバンプで
    あることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット
    記録ヘッド。
  5. 【請求項5】前記保護膜が、無機膜で形成されているこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記
    載のインクジェット記録ヘッド。
  6. 【請求項6】前記保護膜が、SOG(スピンオングラ
    ス)で形成されていることを特徴とする請求項1〜請求
    項4のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッ
    ド。
  7. 【請求項7】前記保護膜が、有機膜で形成されているこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記
    載のインクジェット記録ヘッド。
  8. 【請求項8】前記有機膜が、ポリエーテルアミドである
    ことを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録
    ヘッド。
  9. 【請求項9】金属電極パッド部に金属材料からなるバン
    プを形成した基板を備え、前記バンプを介してTABテ
    ープと電気接続するようにしたンクジェット記録ヘッド
    の製造方法において、バンプ形成後に金属パッド部のバ
    ンプに覆われていない面を、保護膜で覆うことを特徴と
    するインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  10. 【請求項10】前記保護膜の形成後、バンプ及びその周
    辺部にレジストパターンを設けることなく、またバンプ
    及びその周辺部の保護膜を感光させ現像するための露光
    を行うことなしに、保護膜に対してエッチング作用のあ
    る液に浸漬し、バンプ上に形成された保護膜を除去する
    ことを特徴とする請求項9に記載のインクジェット記録
    ヘッドの製造方法。
  11. 【請求項11】前記バンプは、ボールバンプが用いられ
    ることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の
    インクジェット記録ヘッドの製造方法。
  12. 【請求項12】前記ボールバンプは、金ボールバンプで
    あることを特徴とする請求項11に記載のインクジェッ
    ト記録ヘッドの製造方法。
  13. 【請求項13】前記ボールバンプとして、半田ボールバ
    ンプであることを特徴とする請求項11に記載のインク
    ジェット記録ヘッドその製造方法。
  14. 【請求項14】前記ボールバンプは、該ボールバンプの
    レベリングによって得たいバンプ高さに合わせた膜厚の
    レジストパターンをボールバンプの周辺部に形成した
    後、その頭頂部を平坦化しレベリングし、その後、該ボ
    ールバンプ周辺部のレジストパターンを除去することを
    特徴とする請求項11〜請求項13のいずれか1項に記
    載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  15. 【請求項15】前記保護膜は、真空成膜法により形成さ
    れることを特徴とする請求項9〜請求項14のいずれか
    1項に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  16. 【請求項16】前記保護膜は、スピンコート法により形
    成されることを特徴とする請求項9〜請求項14のいず
    れか1項に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方
    法。
  17. 【請求項17】前記保護膜が、無機膜で形成されること
    を特徴とする請求項9〜請求項16のいずれか1項に記
    載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  18. 【請求項18】前記保護膜が、SOG(スピンオングラ
    ス)で形成されることを特徴とする請求項9〜請求項1
    6のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッドの
    製造方法。
  19. 【請求項19】前記保護膜が、有機膜で形成されること
    を特徴とする請求項9〜請求項16のいずれか1項に記
    載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  20. 【請求項20】前記有機膜が、ポリエーテルアミドであ
    ることを特徴とする請求項19に記載のインクジェット
    記録ヘッドの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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