JPH09299784A - 流動層用分散板ノズル - Google Patents
流動層用分散板ノズルInfo
- Publication number
- JPH09299784A JPH09299784A JP11587396A JP11587396A JPH09299784A JP H09299784 A JPH09299784 A JP H09299784A JP 11587396 A JP11587396 A JP 11587396A JP 11587396 A JP11587396 A JP 11587396A JP H09299784 A JPH09299784 A JP H09299784A
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- JP
- Japan
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- nozzle
- nozzle body
- dispersion plate
- hole
- fluidized bed
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- Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
- Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 粒子の比重等に対応させて、差圧調整が可能
であり、かつ粒子が詰まった場合でも、容易に分解清掃
ができる流動層用分散板ノズルを提供する。 【解決手段】 ノズル本体12、キャップ部14、及び
差圧調整プラグ16からなる。ノズル本体12は、分散
板4に設けられた貫通雌ネジ孔4aに螺合する雄ネジ部
12aと、この雄ネジ部の中心を貫通する貫通孔12b
と、貫通孔の下端部に設けられた雌ネジ部12cとを有
する。キャップ部14は、下方が開いた中空円筒形空洞
14aを有し、ノズル本体の貫通孔を覆ってノズル本体
に取り付けられ、その間に垂直下向きの流路13aと水
平外向きの流路13bを形成する。差圧調整プラグ16
は、ノズル本体の雌ネジ部と螺合する雄ネジ部16a
と、雄ネジ部の中心を貫通するオリフィス孔16bとを
有しており、オリフィス孔によりノズルの圧損が定めら
れる。
であり、かつ粒子が詰まった場合でも、容易に分解清掃
ができる流動層用分散板ノズルを提供する。 【解決手段】 ノズル本体12、キャップ部14、及び
差圧調整プラグ16からなる。ノズル本体12は、分散
板4に設けられた貫通雌ネジ孔4aに螺合する雄ネジ部
12aと、この雄ネジ部の中心を貫通する貫通孔12b
と、貫通孔の下端部に設けられた雌ネジ部12cとを有
する。キャップ部14は、下方が開いた中空円筒形空洞
14aを有し、ノズル本体の貫通孔を覆ってノズル本体
に取り付けられ、その間に垂直下向きの流路13aと水
平外向きの流路13bを形成する。差圧調整プラグ16
は、ノズル本体の雌ネジ部と螺合する雄ネジ部16a
と、雄ネジ部の中心を貫通するオリフィス孔16bとを
有しており、オリフィス孔によりノズルの圧損が定めら
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流動層装置に係わ
り、更に詳しくは、流動層に使用する分散板ノズルに関
する。
り、更に詳しくは、流動層に使用する分散板ノズルに関
する。
【0002】
【従来の技術】化学反応炉や燃焼炉の分野、例えば、重
質油の流動接触分解装置、石炭の燃焼炉、石炭のガス化
炉、脱硫・脱硝装置、焼却炉等に流動層が広く用いられ
ている。かかる流動層では層内に充填された粒子(流動
媒体又はベッド剤と呼ぶ)を流動化させるために下方か
ら流動ガスを供給するための分散板が用いられる。分散
板は、簡単な装置では多数の垂直孔を有する多孔板が用
いられる。しかし、多孔板を分散板として用いる場合に
は、流動層の運転停止時に粒子が分散板の下方に落下す
る問題がある。この問題を解決するために、図2に例示
するような、水平(A)、斜め下向き(B)、或いは下
向き(C)の噴出孔を有する分散板ノズル1が従来用い
られていた。なお、この図で、2は流動層、3はガス
室、4は分散板である。
質油の流動接触分解装置、石炭の燃焼炉、石炭のガス化
炉、脱硫・脱硝装置、焼却炉等に流動層が広く用いられ
ている。かかる流動層では層内に充填された粒子(流動
媒体又はベッド剤と呼ぶ)を流動化させるために下方か
ら流動ガスを供給するための分散板が用いられる。分散
板は、簡単な装置では多数の垂直孔を有する多孔板が用
いられる。しかし、多孔板を分散板として用いる場合に
は、流動層の運転停止時に粒子が分散板の下方に落下す
る問題がある。この問題を解決するために、図2に例示
するような、水平(A)、斜め下向き(B)、或いは下
向き(C)の噴出孔を有する分散板ノズル1が従来用い
られていた。なお、この図で、2は流動層、3はガス
室、4は分散板である。
【0003】更に、逆圧が大きい場合でも粒子の逆流を
防ぐために、分散板ノズル内に一種の逆止弁を組み込ん
だ分散板も、本願出願人から出願されている(実開平5
−88631号、実開平5−95643号)。
防ぐために、分散板ノズル内に一種の逆止弁を組み込ん
だ分散板も、本願出願人から出願されている(実開平5
−88631号、実開平5−95643号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の流動層分散板では、分散板ノズルの差圧調整が困難で
ある問題点があった。すなわち、図3に模式的に示すよ
うに、流動層の上下の差圧ΔPは、分散板の圧損ΔP1
と流動層の圧損ΔP2 の和であり、分散板の圧損ΔP1
は分散板ノズル1の圧損によりほぼ決まり、流動層の圧
損ΔP2 は流動媒体(粒子)の重量にほぼ相当する。こ
のため、多数の分散板ノズル1を用いる場合に、分散板
ノズル1の圧損が流動層の圧損ΔP2 に比べて小さい
と、流動時の層高が低い部分に大量の流動ガス5が流
れ、層高の高い部分には流動ガス5がほとんど流れなく
なって良好な流動層の形成が困難になる。従って、分散
板ノズル1の圧損は、流動層の圧損ΔP2 の例えば2割
程度に設定する必要がある。
の流動層分散板では、分散板ノズルの差圧調整が困難で
ある問題点があった。すなわち、図3に模式的に示すよ
うに、流動層の上下の差圧ΔPは、分散板の圧損ΔP1
と流動層の圧損ΔP2 の和であり、分散板の圧損ΔP1
は分散板ノズル1の圧損によりほぼ決まり、流動層の圧
損ΔP2 は流動媒体(粒子)の重量にほぼ相当する。こ
のため、多数の分散板ノズル1を用いる場合に、分散板
ノズル1の圧損が流動層の圧損ΔP2 に比べて小さい
と、流動時の層高が低い部分に大量の流動ガス5が流
れ、層高の高い部分には流動ガス5がほとんど流れなく
なって良好な流動層の形成が困難になる。従って、分散
板ノズル1の圧損は、流動層の圧損ΔP2 の例えば2割
程度に設定する必要がある。
【0005】そのため、従来の流動層分散板では、流動
層に適用する流動媒体(粒子)を変えた場合、粒子の比
重が大きく変化すると、流動層差圧と分散板差圧のバラ
ンスが悪くなり、流動が不均一になり、流動の悪い部分
で、粒子の逆流が生じやすくなったり、反応炉の場合で
はシンタリング等により粒子の塊が形成される等の問題
点があった。
層に適用する流動媒体(粒子)を変えた場合、粒子の比
重が大きく変化すると、流動層差圧と分散板差圧のバラ
ンスが悪くなり、流動が不均一になり、流動の悪い部分
で、粒子の逆流が生じやすくなったり、反応炉の場合で
はシンタリング等により粒子の塊が形成される等の問題
点があった。
【0006】また、粒子の逆流等が一旦起きると、従来
の流動層分散板では、分散板ノズル内に粒子が詰まって
しまい、分解清掃がほとんどできない問題点があった。
の流動層分散板では、分散板ノズル内に粒子が詰まって
しまい、分解清掃がほとんどできない問題点があった。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
に創案されたものである。すなわち本発明の目的は、粒
子の比重等に対応させて、差圧調整が可能であり、かつ
粒子が詰まった場合でも、容易に分解清掃ができる流動
層用分散板ノズルを提供することにある。
に創案されたものである。すなわち本発明の目的は、粒
子の比重等に対応させて、差圧調整が可能であり、かつ
粒子が詰まった場合でも、容易に分解清掃ができる流動
層用分散板ノズルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、流動層
と下方のガス室とを仕切る分散板に取り付けられ、流動
層内に流動ガスを供給する流動層用分散板ノズルであっ
て、ノズル本体、キャップ部、及び差圧調整プラグから
なり、ノズル本体は、分散板に設けられた貫通雌ネジ孔
に螺合する雄ネジ部と、該雄ネジ部の中心を貫通する貫
通孔と、貫通孔の下端部に設けられた雌ネジ部とを有
し、キャップ部は、下方が開いた中空円筒形空洞を有
し、ノズル本体の貫通孔を覆ってノズル本体に取り付け
られ、その間に垂直下向きの流路と水平外向きの流路を
形成し、差圧調整プラグは、ノズル本体の雌ネジ部と螺
合する雄ネジ部と、該雄ネジ部の中心を貫通するオリフ
ィス孔とを有しており、該オリフィス孔によりノズルの
圧損が定められる、ことを特徴とする流動層用分散板ノ
ズルが提供される。
と下方のガス室とを仕切る分散板に取り付けられ、流動
層内に流動ガスを供給する流動層用分散板ノズルであっ
て、ノズル本体、キャップ部、及び差圧調整プラグから
なり、ノズル本体は、分散板に設けられた貫通雌ネジ孔
に螺合する雄ネジ部と、該雄ネジ部の中心を貫通する貫
通孔と、貫通孔の下端部に設けられた雌ネジ部とを有
し、キャップ部は、下方が開いた中空円筒形空洞を有
し、ノズル本体の貫通孔を覆ってノズル本体に取り付け
られ、その間に垂直下向きの流路と水平外向きの流路を
形成し、差圧調整プラグは、ノズル本体の雌ネジ部と螺
合する雄ネジ部と、該雄ネジ部の中心を貫通するオリフ
ィス孔とを有しており、該オリフィス孔によりノズルの
圧損が定められる、ことを特徴とする流動層用分散板ノ
ズルが提供される。
【0009】上記本発明の構成によれば、差圧調整プラ
グのオリフィス孔以外の流路を圧損の小さい比較的大き
な流路に形成することができるので、このオリフィス孔
により分散板ノズルの全体の圧損を定めることができ
る。また、この差圧調整プラグは、ノズル本体の雌ネジ
部に螺合させることにより、簡単に交換することができ
るので、オリフィス孔の寸法を変えた別の差圧調整プラ
グを準備して交換することにより、粒子の比重等に対応
させて、差圧調整が容易にできる。
グのオリフィス孔以外の流路を圧損の小さい比較的大き
な流路に形成することができるので、このオリフィス孔
により分散板ノズルの全体の圧損を定めることができ
る。また、この差圧調整プラグは、ノズル本体の雌ネジ
部に螺合させることにより、簡単に交換することができ
るので、オリフィス孔の寸法を変えた別の差圧調整プラ
グを準備して交換することにより、粒子の比重等に対応
させて、差圧調整が容易にできる。
【0010】また、差圧調整プラグを外すとノズル本体
の垂直孔がそのまま露出するので、内部に粒子が詰まっ
た場合でも、流動層内の粒子を除去することなく下方か
らの分解清掃が簡単にできる。更に、ノズル全体を外す
場合でも、ノズル本体が分散板に設けられた貫通雌ネジ
孔に螺合して取り付けられているので、流動層内の粒子
を除去することにより簡単に交換することができる。
の垂直孔がそのまま露出するので、内部に粒子が詰まっ
た場合でも、流動層内の粒子を除去することなく下方か
らの分解清掃が簡単にできる。更に、ノズル全体を外す
場合でも、ノズル本体が分散板に設けられた貫通雌ネジ
孔に螺合して取り付けられているので、流動層内の粒子
を除去することにより簡単に交換することができる。
【0011】本発明の好ましい実施形態によれば、前記
キャップ部の下面に、周方向に間隔を隔てて複数の突起
部が設けられており、該突起部がノズル本体に溶接さ
れ、これにより、突起部とノズル本体との間に水平外向
きの流路が形成される。この構成により、ノズルからの
水平外向きの流路を自由な方向に十分広く形成すること
ができる。
キャップ部の下面に、周方向に間隔を隔てて複数の突起
部が設けられており、該突起部がノズル本体に溶接さ
れ、これにより、突起部とノズル本体との間に水平外向
きの流路が形成される。この構成により、ノズルからの
水平外向きの流路を自由な方向に十分広く形成すること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。なお、各図において、共通
する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略す
る。図1は、本発明による流動層用分散板ノズルの全体
断面図であり、(A)は分解状態、(B)は組立状態を
示している。この図に示すように、本発明の流動層用分
散板ノズル10は、流動層2と下方のガス室3とを仕切
る分散板4に取り付けられ、流動層2内に流動ガス5を
供給するようになっている。
を図面を参照して説明する。なお、各図において、共通
する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略す
る。図1は、本発明による流動層用分散板ノズルの全体
断面図であり、(A)は分解状態、(B)は組立状態を
示している。この図に示すように、本発明の流動層用分
散板ノズル10は、流動層2と下方のガス室3とを仕切
る分散板4に取り付けられ、流動層2内に流動ガス5を
供給するようになっている。
【0013】本発明の流動層用分散板ノズル10は、ノ
ズル本体12、キャップ部14、及び差圧調整プラグ1
6からなる。ノズル本体12は、分散板4に設けられた
貫通雌ネジ孔4aに螺合する雄ネジ部12aと、雄ネジ
部12aの中心を貫通する貫通孔12bと、貫通孔12
bの下端部に設けられた雌ネジ部12cとを有し、雄ネ
ジ部12aを分散板4の雌ネジ孔4aに螺合させて取り
付け/取り外しができるようになっている。
ズル本体12、キャップ部14、及び差圧調整プラグ1
6からなる。ノズル本体12は、分散板4に設けられた
貫通雌ネジ孔4aに螺合する雄ネジ部12aと、雄ネジ
部12aの中心を貫通する貫通孔12bと、貫通孔12
bの下端部に設けられた雌ネジ部12cとを有し、雄ネ
ジ部12aを分散板4の雌ネジ孔4aに螺合させて取り
付け/取り外しができるようになっている。
【0014】キャップ部14は、下方が開いた中空円筒
形空洞14aを有し、ノズル本体12の貫通孔12bを
覆ってノズル本体12に取り付けられ、その間に垂直下
向きの流路13aと水平外向きの流路13bを形成する
ようになっている。更に、図1の実施形態では(A)に
示すように、キャップ部14の下面には、周方向に間隔
を隔てて複数の突起部14bが設けられており、この突
起部14bがノズル本体12に溶接され、これにより、
突起部14bとノズル本体12との間に水平外向きの流
路13bを形成している。この構成により、流動層用分
散板ノズル10からの水平外向きの流路13bを自由な
方向に十分広く形成することができる。なお、この実施
形態では、突起部14bをノズル本体12に溶接してい
るが、本発明はこれに限定されず、着脱可能な手段(例
えばネジ等)によりキャップ部14をノズル本体12に
取り付けてもよい。
形空洞14aを有し、ノズル本体12の貫通孔12bを
覆ってノズル本体12に取り付けられ、その間に垂直下
向きの流路13aと水平外向きの流路13bを形成する
ようになっている。更に、図1の実施形態では(A)に
示すように、キャップ部14の下面には、周方向に間隔
を隔てて複数の突起部14bが設けられており、この突
起部14bがノズル本体12に溶接され、これにより、
突起部14bとノズル本体12との間に水平外向きの流
路13bを形成している。この構成により、流動層用分
散板ノズル10からの水平外向きの流路13bを自由な
方向に十分広く形成することができる。なお、この実施
形態では、突起部14bをノズル本体12に溶接してい
るが、本発明はこれに限定されず、着脱可能な手段(例
えばネジ等)によりキャップ部14をノズル本体12に
取り付けてもよい。
【0015】差圧調整プラグ16は、ノズル本体12の
雌ネジ部12cと螺合する雄ネジ部16aと、雄ネジ部
16aの中心を貫通するオリフィス孔16bとを有して
おり、このオリフィス孔16bによりノズルの圧損が定
められるようになっている。すなわち、上述した本発明
の構成によれば、差圧調整プラグ16のオリフィス孔1
6b以外の流路(貫通孔12b,垂直流路13a,水平
流路13b)を圧損の小さい比較的大きな流路に形成す
ることができるので、オリフィス孔16bにより分散板
ノズル10の全体の圧損を定めることができる。また、
この差圧調整プラグ16は、ノズル本体12の雌ネジ部
12cに螺合させることにより、簡単に交換することが
できるので、オリフィス孔16bの寸法を変えた別の差
圧調整プラグ16を準備して交換することにより、粒子
の比重等に対応させて、差圧調整が容易にできる。
雌ネジ部12cと螺合する雄ネジ部16aと、雄ネジ部
16aの中心を貫通するオリフィス孔16bとを有して
おり、このオリフィス孔16bによりノズルの圧損が定
められるようになっている。すなわち、上述した本発明
の構成によれば、差圧調整プラグ16のオリフィス孔1
6b以外の流路(貫通孔12b,垂直流路13a,水平
流路13b)を圧損の小さい比較的大きな流路に形成す
ることができるので、オリフィス孔16bにより分散板
ノズル10の全体の圧損を定めることができる。また、
この差圧調整プラグ16は、ノズル本体12の雌ネジ部
12cに螺合させることにより、簡単に交換することが
できるので、オリフィス孔16bの寸法を変えた別の差
圧調整プラグ16を準備して交換することにより、粒子
の比重等に対応させて、差圧調整が容易にできる。
【0016】また、差圧調整プラグ16を外すとノズル
本体12の垂直孔12bがそのまま露出するので、内部
に粒子が詰まった場合でも、流動層2内の粒子を除去す
ることなく下方からの分解清掃が簡単にできる。更に、
ノズル全体を外す場合でも、ノズル本体12が分散板に
設けられた貫通雌ネジ孔に螺合して取り付けられている
ので、流動層内の粒子を除去することにより簡単に交換
することができる。
本体12の垂直孔12bがそのまま露出するので、内部
に粒子が詰まった場合でも、流動層2内の粒子を除去す
ることなく下方からの分解清掃が簡単にできる。更に、
ノズル全体を外す場合でも、ノズル本体12が分散板に
設けられた貫通雌ネジ孔に螺合して取り付けられている
ので、流動層内の粒子を除去することにより簡単に交換
することができる。
【0017】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。
【0018】
【発明の効果】上述した本発明の流動層用分散板ノズル
10は、試験装置のような、種類の異なる流動媒体を入
れ替えて使用する場合に、差圧調整プラグ16のみを交
換するだけで対応できるようにしたものである。すなわ
ち、ノズルの入口部にねじ込み部12cを作り、必要な
差圧を生じる差圧調整プラグ16を差し込むことによ
り、簡単に分散板の差圧を変更することができる。従っ
て、差圧調整プラグを差し込むだけで、流動化の条件を
最適化することができ、流動層内の反応を常に最良の状
態にできる。
10は、試験装置のような、種類の異なる流動媒体を入
れ替えて使用する場合に、差圧調整プラグ16のみを交
換するだけで対応できるようにしたものである。すなわ
ち、ノズルの入口部にねじ込み部12cを作り、必要な
差圧を生じる差圧調整プラグ16を差し込むことによ
り、簡単に分散板の差圧を変更することができる。従っ
て、差圧調整プラグを差し込むだけで、流動化の条件を
最適化することができ、流動層内の反応を常に最良の状
態にできる。
【0019】また、本発明の流動層用分散板ノズル10
は、次の特徴を有している。 平板、湾曲形、いずれの分散板4にも取り付け/取り
外しができる。 上向き流路12b,下向き流路13a,及び水平流路
13bを有しているので、逆流防止性能が高い。 差圧調整機能を有し、差圧調整プラグとしてオリフィ
ス径の違うものを幾つか準備し交換することにより差圧
調整が可能である。 逆流防止型ノズルの内部に粉体が詰まった場合、差圧
調整プラグを外すだけで、分解清掃が容易にできる。
は、次の特徴を有している。 平板、湾曲形、いずれの分散板4にも取り付け/取り
外しができる。 上向き流路12b,下向き流路13a,及び水平流路
13bを有しているので、逆流防止性能が高い。 差圧調整機能を有し、差圧調整プラグとしてオリフィ
ス径の違うものを幾つか準備し交換することにより差圧
調整が可能である。 逆流防止型ノズルの内部に粉体が詰まった場合、差圧
調整プラグを外すだけで、分解清掃が容易にできる。
【0020】従って、本発明の流動層用分散板ノズル
は、粒子の比重等に対応させて、差圧調整が可能であ
り、かつ粒子が詰まった場合でも、容易に分解清掃がで
きる、等の優れた効果を有する。
は、粒子の比重等に対応させて、差圧調整が可能であ
り、かつ粒子が詰まった場合でも、容易に分解清掃がで
きる、等の優れた効果を有する。
【図1】本発明による流動層用分散板ノズルの全体断面
図である。
図である。
【図2】従来の分散板ノズルの構成図である。
【図3】流動層における圧力損失の模式図である。
1 分散板ノズル 2 流動層 3 ガス室 4 分散板 4a 雌ネジ孔 5 流動ガス 10 流動層用分散板ノズル 12 ノズル本体 12a 雄ネジ部 12b 貫通孔 12c 雌ネジ部 13a 垂直下向流路 13b 水平外向流路 14 キャップ部 14a 空洞 14b 突起部 16 差圧調整プラグ 16a 雄ネジ部 16b オリフィス孔
Claims (2)
- 【請求項1】 流動層と下方のガス室とを仕切る分散板
に取り付けられ、流動層内に流動ガスを供給する流動層
用分散板ノズルであって、 ノズル本体、キャップ部、及び差圧調整プラグからな
り、 ノズル本体は、分散板に設けられた貫通雌ネジ孔に螺合
する雄ネジ部と、該雄ネジ部の中心を貫通する貫通孔
と、貫通孔の下端部に設けられた雌ネジ部とを有し、 キャップ部は、下方が開いた中空円筒形空洞を有し、ノ
ズル本体の貫通孔を覆ってノズル本体に取り付けられ、
その間に垂直下向きの流路と水平外向きの流路を形成
し、 差圧調整プラグは、ノズル本体の雌ネジ部と螺合する雄
ネジ部と、該雄ネジ部の中心を貫通するオリフィス孔と
を有しており、該オリフィス孔によりノズルの圧損が定
められる、ことを特徴とする流動層用分散板ノズル。 - 【請求項2】 前記キャップ部の下面に、周方向に間隔
を隔てて複数の突起部が設けられており、該突起部がノ
ズル本体に溶接され、これにより、突起部とノズル本体
との間に水平外向きの流路が形成される、ことを特徴と
する請求項1に記載の流動層用分散板ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11587396A JPH09299784A (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | 流動層用分散板ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11587396A JPH09299784A (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | 流動層用分散板ノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09299784A true JPH09299784A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14673281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11587396A Pending JPH09299784A (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | 流動層用分散板ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09299784A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002192179A (ja) * | 2000-12-22 | 2002-07-10 | Asahi Eng Co Ltd | 液分散ノズル |
CN100404953C (zh) * | 2006-01-13 | 2008-07-23 | 清华大学 | 一种浮子式风帽 |
CN100443800C (zh) * | 2005-12-09 | 2008-12-17 | 西安热工研究院有限公司 | 循环流化床锅炉可调节布风装置 |
US8486339B2 (en) * | 2007-10-25 | 2013-07-16 | Mitsubishi Materials Corporation | Hydrogen chloride gas ejecting nozzle, reaction apparatus for producing trichlorosilane and method for producing trichlorosilane |
CN103217005A (zh) * | 2012-01-20 | 2013-07-24 | 中国科学院工程热物理研究所 | 一种用于流化床干化器的内嵌逆流式柱形风帽 |
-
1996
- 1996-05-10 JP JP11587396A patent/JPH09299784A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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