JPH09299526A - スポーツ道具用シャフト - Google Patents

スポーツ道具用シャフト

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JPH09299526A
JPH09299526A JP8143672A JP14367296A JPH09299526A JP H09299526 A JPH09299526 A JP H09299526A JP 8143672 A JP8143672 A JP 8143672A JP 14367296 A JP14367296 A JP 14367296A JP H09299526 A JPH09299526 A JP H09299526A
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JP
Japan
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shaft
sports equipment
air
high speed
present
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JP8143672A
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English (en)
Inventor
Junichi Hirata
純一 平田
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B60/00Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like
    • A63B60/006Surfaces specially adapted for reducing air resistance

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Fishing Rods (AREA)
  • Golf Clubs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気中を速いスピードで動かした場合に、空
気の相対流がシャフトの裏側に回り込んでカルマン渦が
発生するのを抑制し、負圧の発生を極力低減して、速く
動かすことができ、運動の方向性が安定するスポーツ道
具用シャフトを提供する。 【解決手段】 空気中を速いスピードで動かす必要のあ
るゴルフクラブ、バット、ラケット、ストック、釣竿、
自転車等に使用でき、表面に所定形状の複数の凹部また
は凸部を表面2全体に亘って略均一な状態で、型押し、
流込み、削出し等の適当な技法によって形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スポーツ道具用シ
ャフトに関するものであり、特に、ゴルフクラブ、バッ
ト、ラケット、ストック、釣竿、自転車等に使用され、
空気中を速いスピードで動かす必要のあるスポーツ道具
用シャフトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ゴルフクラブ、バット、ラケ
ット、ストック、釣竿、自転車等の空気中を速いスピー
ドで動かす必要のあるスポーツ道具用シャフトは、空気
抵抗を小さくするために、塗装やメッキを施し、その表
面が鏡面のように研磨仕上げがされている。つまり、シ
ャフトの表面積を小さくし、表面を滑らかにすることに
より、空気抵抗の低減を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、シャフトの表面積を小さくし、表面を研磨仕上げ等
しただけでは、空気の相対流はシャフトの裏側に回り込
んで、カルマン渦が発生し、負圧が発生していた。この
現象は、風洞実験等でも証明されていた。
【0004】このため、シャフトの進行方向とは逆方向
の力が働き、力のバランスにより、所謂、シヤフトが蛇
行運動をし、速度と直進性を著しく損なっていた。これ
を、身近な例でみれば、竹刀の素振りと真剣の素振りと
を比べることにより、その速度と方向性の違いを体感で
きた。つまり、空気中の運動速度を上げると、加速度に
比例して抵抗が増し、結果的に、打撃のフォームを崩し
たり、自転車競技やスキー競技等の1秒以下のタイムを
競うスピードスポーツでも、空気の抵抗によりスピード
が減殺されていた。また、釣りでは釣竿の振出速度が空
気の抵抗で減速され、釣糸の到達距離が短くなる等の悪
影響が発生していた。
【0005】このような弊害を防止するために、従来で
は、シャフトの表面積を小さくし、円筒形に近づけた
り、また、運動を安定させるために先端部を重くしたり
していたが、やはり空気抵抗によって速くは振れない
し、ブレを解消することはできなかった。この負圧を防
止するためには、シャフトを流線形、水滴形にすること
が望ましいが、飛行機の翼等にみられるように揚力が発
生し易く、人間の力では、運動方向の安定確保が困難で
あった。
【0006】しかしながら、使用者には、ボールを1ヤ
ードでも遠くへ飛ばしたい、餌を1メートルでも遠くへ
投げたい、100分の1秒でも速く滑りたい等々の強い
潜在的な要望があった。
【0007】そこで、本発明は、空気中を速いスピード
で動かした場合に、空気の相対流がシャフトの裏側に回
り込んでカルマン渦が発生するのを抑制し、負圧の発生
を極力低減して、速く動かすことができ、運動の方向性
が安定するスポーツ道具用シャフトの提供を課題とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
スポーツ道具用シャフトは、表面に所定形状の複数の凹
凸部を備えたものである。ここで、凹凸部は、シャフト
と一体成形してもよいし、凹凸部を有するシールをシャ
フトに貼設してもよい。
【0009】請求項2の発明にかかるスポーツ道具用シ
ャフトは、表面に所定形状の複数の凸部を備えたもので
ある。ここで、凸部は、シャフトと一体成形してもよい
し、凸部を有するシールをシャフトに貼設してもよい。
【0010】請求項3の発明にかかるスポーツ道具用シ
ャフトは、表面に所定形状の複数の凹部を備えたもので
ある。ここで、凹部は、シャフトと一体成形してもよい
し、凹部を有するシールをシャフトに貼設してもよい。
【0011】したがって、請求項1乃至請求項3の発明
のスポーツ道具用シャフトによれば、空気中を速いスピ
ードで動かした場合に、空気の相対流が撹拌、拡散し、
空気流がシャフトの裏側に回り込んでカルマン渦が発生
するのを抑制でき、負圧の発生を極力低減できる。
【0012】請求項4の発明にかかるスポーツ道具用シ
ャフトは、表面に長さ方向に沿って複数本の帯状の凸部
を備えたものである。
【0013】請求項5の発明にかかるスポーツ道具用シ
ャフトは、表面に長さ方向に沿って複数本の溝状の凹部
を備えたものである。
【0014】したがって、請求項4及び請求項5の発明
のスポーツ道具用シャフトによれば、請求項1乃至請求
項3のスポーツ道具用シャフトと同様の作用に加えて、
引抜加工や押出加工等によって長尺のシャフトを製造で
きる。
【0015】請求項6の発明にかかるスポーツ道具用シ
ャフトは、表面に所定形状の複数の凹凸部を有するシー
トを貼設したものである。
【0016】したがって、請求項6の発明のスポーツ道
具用シャフトによれば、請求項1乃至請求項3のスポー
ツ道具用シャフトと同様の作用に加えて、既製のシャフ
トや加工等が困難な素材からなるシャフトにも対応でき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態につい
て説明をする。図1は本発明の第一実施形態であるスポ
ーツ道具用シャフトを示す要部正面図、図2は図1のス
ポーツ道具用シャフトのA−A断面を示す断面図であ
る。
【0018】図1及び図2に示すように、本実施形態の
スポーツ道具用シャフトは、シャフト1の表面2に複数
の略同一の湾曲形状の凹部3を有するものである。これ
らの凹部3は、シャフト1の素材等に応じてシャフト1
の表面2に、型押し、流込み、削出し等の適当な技法に
よって形成されており、シャフト1の表面2全体に亘っ
て略均一な状態で配設されている。このシャフト1は、
通常、高速で動くものに使用されるので、衝撃等により
クラックが入らないように、凹部3は滑かな形状とする
のが好ましい。なお、図では中空状の円筒形をしたシャ
フト1を示すが、棒状の無垢のシャフト1であってもよ
い。また、凹部3の形状は湾曲形状に限定されるもので
はなく、その大きさも同一大きさに限定されるものでは
ない。
【0019】ここで、本実施形態のシャフト1をゴルフ
クラブに使用する場合について説明する。図8は本発明
のスポーツ道具用シャフトを使用したゴルフクラブを示
す正面図である。
【0020】図8に示すように、ゴルフクラブ4のシャ
フト1の根元部分にはグリップ5が装着され、シャフト
1の先端部分にはヘッド6が固着されている。当然のこ
とながら、このシャフト1の表面2には複数の凹部3が
形成されている。通常、ゴルフクラブ4を振る場合、空
気の抵抗はシャフト1とヘッド6とで大部分発生する。
【0021】このようなゴルフクラブ4では、シャフト
1の表面2に複数の凹部3を有しているので、一見する
とシャフト1が受ける空気抵抗が増すような気がする
が、空気中を速いスピードで振った場合に、空気の相対
流がシャフト1の裏側に回り込んでカルマン渦が発生す
るのを抑制できる。つまり、このシャフト1では、空気
中を速いスピードで振った場合に、シャフト1の表面2
の凹部3によって空気の相対流が撹拌、拡散するため
に、カルマン渦が発生するのを抑制でき、負圧の発生を
極力低減できるので、シャフト1の運動方向と逆方向に
働く力が減少する。この結果、速く振れ、運動の方向性
が安定するので、ゴルフボールを遠くに正確に飛すこと
ができる。
【0022】次に、他の実施形態について説明する。上
記実施形態のスポーツ道具用シャフトでは、シャフト1
の表面2に複数の凹部3を有するものについて説明した
が、凹部3を凸部としてもよい。図3は本発明の第二実
施形態であるスポーツ道具用シャフトを示す要部正面
図、図4は図2のスポーツ道具用シャフトのB−B断面
を示す断面図である。
【0023】図3及び図4に示すように、本実施形態の
スポーツ道具用シャフトは、シャフト11の表面12に
複数の略同一の湾曲形状の凸部13を有するものであ
る。これらの凸部13は、シャフト11の素材等に応じ
てシャフト11の表面12に、型押し、流込み、盛上げ
等の適当な技法によって形成されており、シャフト11
の表面12全体に亘って略均一な状態で配設されてい
る。この凸部13も、衝撃等によりクラックが入らない
ように滑かな形状が好ましく、形状は湾曲形状に限定さ
れるものではなく、その大きさも同一大きさに限定され
るものではない。
【0024】このようなシャフト11においても、上記
実施形態と同様に、空気中を速いスピードで動かした場
合に、シャフト11の表面12の凸部13によって空気
の相対流が撹拌、拡散し、空気の相対流がシャフト11
の裏側に回り込んでカルマン渦が発生するのを抑制で
き、負圧の発生を極力低減できるので、シャフト11の
運動方向と逆方向に働く力が減少し、運動速度が低減せ
ず、運動の方向性が安定する。
【0025】図5は本発明の第三実施形態であるスポー
ツ道具用シャフトを示す要部斜視図である。
【0026】図5に示すように、本実施形態のスポーツ
道具用シャフトは、シャフト21の表面22に長さ方向
に沿って複数本の帯状の凸部23を有するものである。
これらの凸部23は、シャフト21の素材等に応じてシ
ャフト21の表面22に、型押し、流込み、盛上げ等の
適当な技法によって形成されており、シャフト21の表
面22全体に亘って略均一な状態で配設されている。
【0027】図6は本発明の第四実施形態であるスポー
ツ道具用シャフトを示す要部斜視図である。
【0028】図6に示すように、本実施形態のスポーツ
道具用シャフトは、シャフト31の表面32に長さ方向
に沿って複数本の溝状の凹部33を有するものである。
これらの凹部33も、シャフト31の素材等に応じてシ
ャフト31の表面32に、適当な技法によって形成され
ており、シャフト31の表面32全体に亘って略均一な
状態で配設されている。
【0029】上記第三実施形態及び第四実施形態のシャ
フト21,31においても、上記第一実施形態及び第二
実施形態と同様に、空気中を速いスピードで動かした場
合に、空気の相対流が撹拌、拡散し、空気の相対流がシ
ャフト21,31の裏側に回り込んでカルマン渦が発生
するのを抑制でき、負圧の発生を極力低減できるので、
シャフト21,31の運動方向と逆方向に働く力が減少
し、運動速度が低減せず、運動の方向性が安定する。し
かも、シャフト21,31の長さ方向に沿って凸部23
または凹部33が形成されているので、引抜加工や押出
加工等によって長尺のシャフト21,31を容易に製造
でき、製造効率がよい。
【0030】ところで、上記各実施形態では、シャフト
1,11,21,31自体に凹部3,33や凸部13,
23を形成したスポーツ道具用シャフトについて説明し
たが、シャフト1,11,21,31自体に加工を施す
ことなく凹部3,33や凸部13,23を設けても構わ
ない。図7は本発明の第五実施形態であるスポーツ道具
用シャフトを示す要部分解斜視図である。
【0031】図7に示すように、本実施形態のスポーツ
道具用シャフトは、シャフト41の表面42にシート4
3を貼設したものであり、このシート43に大凸部43
aと小凸部43bが全面に亘って略均一な状態で配設さ
れている。なお、ここでは、大凸部43aと小凸部43
bを有するシート43を示すが、同一形状の凸部として
も構わない。また、他の形状の凸部であってもよく、凸
部と凹部とが混在するシート43としてもよい。
【0032】したがって、本実施形態のスポーツ道具用
シャフトも、上記各実施形態のスポーツ道具用シャフト
と同様に、空気中を速いスピードで動かした場合に、運
動速度が低減せず、運動の方向性が安定する。しかも、
シャフト41自体に型押しや削出し等の加工を施す必要
がなく、既製のシャフト41にもシート43を貼設する
だけで、同様の作用効果を奏するので、極めて経済的で
あり、加工等が困難な素材からなるシャフト41にも対
応でき、汎用性がある。
【0033】さらに、上記の各実施形態以外の方法でシ
ャフトに凹部や凸部を設けても構わない。例えば、塗装
等によってシャフトに凹凸部を設けてもよく、水溶性樹
脂を細かく砕いて水中で溶かし、これを塗料中に混入し
ておき、シャフトを塗装することによってシャフトに凹
凸部を設けてもよい。このような塗装による場合にも、
既製のシャフトに凹凸部を設けることができ、加工等が
困難な素材からなるシャフトにも対応できる。
【0034】なお、上記説明では、このスポーツ道具用
シャフトを主にゴルフクラブに使用する場合について述
べたが、スキーのストック、自転車のハンドルやフレー
ムやシャフト、テニスのラケット、野球のバット、釣竿
等にも当然利用できる。特に、打球競技のクラブ、ラケ
ット、バット等に使用した場合には、振りの方向性が安
定するとともに、振りの速度が増すので、打球の速度が
増し、球の方向性及び飛距離が増大する。また、競輪、
スキー等のスピード競技においては、シャフトやストッ
クに運動方向と反対方向に負圧が発生しないので、競技
タイムが短縮できる。さらに、釣竿等に利用すれば、釣
糸の遠投距離が増す。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1乃至請求項3の
発明のスポーツ道具用シャフトは、空気中を速いスピー
ドで動かした場合に、空気の相対流が撹拌、拡散し、空
気流がシャフトの裏側に回り込んでカルマン渦が発生す
るのを抑制でき、負圧の発生を極力低減できるので、シ
ャフトの運動方向と逆方向に働く力が減少し、運動速度
が低減せず、運動の方向性が安定する。
【0036】請求項4及び請求項5の発明のスポーツ道
具用シャフトは、請求項1乃至請求項3のスポーツ道具
用シャフトと同様の効果に加えて、引抜加工や押出加工
等によって長尺のシャフトを製造できるので、製造効率
がよい。
【0037】請求項6の発明のスポーツ道具用シャフト
は、請求項1乃至請求項3のスポーツ道具用シャフトと
同様の効果に加えて、既製のシャフトや加工等が困難な
素材からなるシャフトにも対応できるので、極めて経済
的であり、汎用性がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態であるスポーツ道具用シ
ャフトを示す要部正面図である。
【図2】図1のスポーツ道具用シャフトのA−A断面を
示す断面図である。
【図3】本発明の第二実施形態であるスポーツ道具用シ
ャフトを示す要部正面図である。
【図4】図2のスポーツ道具用シャフトのB−B断面を
示す断面図である。
【図5】本発明の第三実施形態であるスポーツ道具用シ
ャフトを示す要部斜視図である。
【図6】本発明の第四実施形態であるスポーツ道具用シ
ャフトを示す要部斜視図である。
【図7】本発明の第五実施形態であるスポーツ道具用シ
ャフトを示す要部分解斜視図である。
【図8】本発明のスポーツ道具用シャフトを使用したゴ
ルフクラブを示す正面図である。
【符号の説明】
1,11,21,31,41 シャフト 2,12,22,32,42 表面 3,33 凹部 13,23 凸部 43 シート 43a 大凸部 43b 小凸部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に所定形状の複数の凹凸部を具備す
    ることを特徴とするスポーツ道具用シャフト。
  2. 【請求項2】 表面に所定形状の複数の凸部を具備する
    ことを特徴とするスポーツ道具用シャフト。
  3. 【請求項3】 表面に所定形状の複数の凹部を具備する
    ことを特徴とするスポーツ道具用シャフト。
  4. 【請求項4】 表面に長さ方向に沿って複数本の帯状の
    凸部を具備することを特徴とするスポーツ道具用シャフ
    ト。
  5. 【請求項5】 表面に長さ方向に沿って複数本の溝状の
    凹部を具備することを特徴とするスポーツ道具用シャフ
    ト。
  6. 【請求項6】 表面に所定形状の複数の凹凸部を有する
    シートを貼設したことを特徴とするスポーツ道具用シャ
    フト。
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Legal Events

Date Code Title Description
A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

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Effective date: 20040402