JPH09299017A - パン類の移動製造販売方法および移動製造販売車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼き立てのパン、菓子、ケーキを移動製造販
売車で製造して販売することにある。 【解決手段】 １〜２トン位の大きさのバン型式の自動
車の後部側を床面状として、その内側部に本部や本店か
ら供給するパン、菓子、ケーキ、サンドイッチの製造の
ための生地を冷蔵または冷凍状態として保存するように
している。そして、注文に応じて上記冷蔵または冷凍状
態の所要の生地を所定量取り出して所定の製造工程を経
てパン、菓子、ケーキ、サンドイッチをそれぞれ製造し
て、その焼きたてを販売するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パン、菓子等の食
品分野におけるパン類の移動製造販売方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】ハンバーガーやホットドッグ、フランク
フルト、ポテトのファーストフード店は、お客からの注
文にスピーディに対応して製造し、作りたての美味しい
商品を提供することを特徴として急成長してきた。

【０００３】しかし、従来のハンバーガー類は、周知の
通り市街地等の店舗に必要な設備を設置して、店舗のカ
ウンターからお客の注文を受けて製造し、店内で食べて
もらったりして販売しているものであった。

【０００４】そのため、集客力が大きいイベント施設や
ディスカウントストアー、遊興施設、ホームセンターな
どに可動的に出店することができず、ハンバーガー類の
売上には立地条件が大きく左右しているものであった。

【０００５】また、パン、菓子、ケーキ類についても、
ほぼ同様に市街地等の所定の店舗に必要な設備を設置し
て製造して販売したり、パンや菓子、ケーキの製造工場
から配送されてきたものをショーウィンドウに陳列して
販売しているものであった。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】そのため、ハンバーガ
ーやホットドッグと同じようにして、パンや菓子、ケー
キ、サンドイッチもお客からの注文に対応して製造し、
作りたての美味しい商品を地域や地元へより小回りを効
かせて移動して販売することが課題であった。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題に
鑑みたもので、上記の課題を解消するために、１〜２ト
ン位の大きさのバン型式の自動車の後部側に本部や本店
から供給するパン、菓子、ケーキ、サンドイッチの製造
のための生地を冷蔵または冷凍状態として保存し、注文
に応じて上記冷蔵または冷凍状態の所要の生地を所定量
取り出して所定の製造工程を経てパン、菓子、ケーキ、
サンドイッチをそれぞれ製造して、その焼きたてを販売
することを特徴とするパン類の移動製造販売方法を提供
するにある。

【０００８】

【発明の実施の形態】本発明のパン類の移動製造販売方
法は、１〜２トン位の大きさのバン型式の自動車の後部
側に本部や本店から供給するパン、菓子、ケーキ、サン
ドイッチの製造のための生地を冷蔵または冷凍状態とし
て保存し、注文に応じて上記冷蔵または冷凍状態の所要
の生地を所定量取り出して所定の製造工程を経てパン、
菓子、ケーキ、サンドイッチをそれぞれ製造して、その
焼きたてを販売することを特徴としている。

【０００９】本発明のパン類の移動製造販売車は、１〜
２トン位の大きさのバン型式の自動車を改造しているも
ので、普通自動車免許をもっている者が容易に運転でき
るようにし、主なマーケットの市街地等の適宜な営業地
点に容易に駐車して商品を販売できるようにしている。

【００１０】そして、上記自動車の後部側を床面状にで
きるだけ広いスペースとして、その一側面側に前方から
後方に向かってラック、サンドイッチ冷蔵テーブル、グ
リドル、オーブン、ホイロを並べて調理しやすく配設
し、他側面側に前方から後方に向かってレジスター、コ
ールドテーブル冷蔵冷凍庫、ショーケース、デポを並べ
て、販売しやすく、それぞれ作業順序にあわせるように
して配設している。上記した配列は、必要により逆方向
とすることもできる。なお、サンドイッチ冷蔵テーブル
やコールドテーブル冷蔵冷凍庫とは、下部に冷蔵や冷凍
可能とした調理テーブルである。

【００１１】また、上記サンドイッチ冷蔵テーブルの上
方にトースターを配設し、グリドル、オーブンの上方に
レンジフードを配設し、さらにオーブンの下にホイロ
を、レジスターの下部に包装収納棚を配設して、狭い車
内を余り動きまわらないようにして作業性を高めるよう
にしている。

【００１２】またさらに、ショーケースの側方にフライ
ヤー、ホットドリンクのコーヒーサーバー、スープサー
バー、アイスドリンクのジュースサーバー、アイスコー
ヒーサーバー、アイスティーサーバー、電子レンジを配
設し、ホットやコールドのドリンクを提供するようにし
ている。

【００１３】このように構成した自動車の運転席の助手
席の下側に３ＫＶＡ以上の大容量の電源発電装置を配設
し、その背面部にブレーカーを備えた配電盤を設置し
て、上記した厨房機器等を従来の店舗と同じようにして
ＡＣ１００Ｖの電源で使用できるように配線接続してい
る。なお、上記自動車の外側面に商用の電源の外部電源
取り入れ部のコンセントを設けて、上記した内部の電源
発電装置と外部電源とを選択的に使用できるようにして
いる。

【００１４】また、上記自動車の外側のグリドルの近く
の配管が長くならないように、後面の外側面にガス収納
部を内部側と隔壁状態として設け、プロパンガス等の５
ＫＧのガスボンベを２本交換可能に凹設したガス収納部
に収納し、空になったガスボンベを自動切替調整器で自
動的に切り替えて使用できるようにしている。

【００１５】このように構成した移動販売車の運転部の
助手席部やレジスターまたはカウンター部には、マイク
ロコンピューターやファクシミリーを配設し、モデム等
を介して電話回線や無線でチェーン店の本部や本店とＰ
ＯＳ等で販売情報等を交信できるようにして、１台ない
し複数台の移動販売車の管理、業務の運営を効率的に円
滑に行えるようにしている。

【００１６】また、上記移動販売車に、ガス漏れ検知
器、盗難防止器、火災検知器等を配設して、ガス漏れ、
盗難、火災等の警報を本店または本部に電話回線や無線
で連絡するようにして事故を防止できるようにしてい
る。

【００１７】またさらに、上記自動車の外面に反射断熱
コーティング材等の断熱効果を有するコーティングを施
して、長時間駐車して炎天下にも営業を行わなければな
らない移動製造販売車内の太陽光線による厳しい高温か
らの職場環境および衛生環境、商品管理環境を改善する
ように、かつ車内の精密機器を含めた機器類の高温によ
る品質劣化が生じないようにしている。

【００１８】さらにまた、自動車のガラス面に紫外線、
可視光線、近赤外線吸収コーティング材を使い、太陽光
線の紫外線、可視光線、近赤外線による影響を抑え、移
動製造販売車内の高温や日焼けからの職場環境および衛
生環境、品質管理環境を改善し、同じくそれらの光線か
らの移動製造販売車内の食材、資材、器材、機器類の高
温や日焼けによる品質劣化も生じないようにしている。

【００１９】またさらに、自動車の車内照明の蛍光管を
紫外線、可視光線、近赤外線吸収コーティング材のチュ
ーブでカバーし、蛍光灯の紫外線、可視光線による虫の
飛来を防止して、車内の衛生環境および品質管理環境を
良好に保てるようにしている。

【００２０】

【実施例】図１〜図５は、本発明の一実施例を示すもの
である。パン類の移動製造販売車１は、Ａ社のバン型の
１トン車を改造したもので、図１のように電話回線や無
線の通信を介してチェーン店の本部や本店と情報交信で
きるようにしている。そして、図２〜図４のように運転
部２の助手席３の下部に３ＫＶＡの電源発電装置４を設
置し、運転部２の背面に配電盤５を配設し、一側面に外
部電源取り入れ部６のコンセントを配設して、上記配電
盤５で選択的に使用できるようにしている。

【００２１】上記電源発電装置４は、下記する厨房電気
機器の電気使用量の大きさに対応して、その負荷に応じ
て発電器の回転を自動的にコントロールできるようにし
ている。

【００２２】また、図５のように移動製造販売車１の後
面に２本の５ＫＧのガスボンベ７のガス収納部８を内側
と隔壁状態として開閉可能に設けている。そして、移動
製造販売車１の後部の一側面側には、図２、図４のよう
に前方から後方にラック９、サンドイッチ冷蔵テーブル
１０、グリドル１１、オーブン１２、ホイロ１３を並設
し、サンドイッチ冷蔵テーブル１０の上方部にトースタ
ー１４、置棚１５を、グリドル１１の上方に換気扇１
６、レンジフード１７を、オーブン１２の下部にホイロ
１３を収納効率よく配設している。

【００２３】また、上記の他側面側には、図３、図４の
ように前方から後方にレジスター１９、コールドテーブ
ル冷蔵冷凍庫２０、ショーケース２１、デポ２２を並設
し、上記レジスター１９の下部に包装収納棚２３を配設
している。

【００２４】そして、自動車１の後部のショーケース２
１の隣方に、フライヤー２４、ホットドリンクのコーヒ
ーサーバー２５、スープサーバー２６、アイスドリンク
のジュースサーバー２７、アイスコーヒーサーバー２
８、アイスティーサーバー２９、電子レンジ３０をそれ
ぞれ設置している。

【００２５】また、ショーケース２１の下方部に清水タ
ンク３１、側方に開閉式のカウンター３２を設けてその
下部に回転式の殺菌液手洗の蛇口３３を設けたシンク３
４を、その下部に排水タンク３５を配設し、天井部３６
には照明灯３７、天井換気扇３８をそれぞれ配設してい
る。

【００２６】たとえば、パンやサンドイッチ、菓子、ケ
ーキの製造にあっては、チェーン店の本部や本店での仕
込み工場で所定の材料を混捏した生地を冷蔵ないし冷凍
状態で供給して、上記したコールドテーブル冷蔵冷凍庫
２０に保存する。

【００２７】そして、パンの注文に対応してコールドテ
ーブル冷蔵冷凍庫２０から上記した生地を所定量取り出
し、オーブン１２で温めて所定の分量毎に分割し、所定
の形状に整形して型詰めし、ホイロでばい焼し、焼き立
てのパンを販売するものである。

【００２８】注文がサンドイッチの場合は、上記したよ
うにして製造したパンに、車内のグリドル１１で焼いた
肉類やサンドイッチ冷蔵テーブル１０に保管している食
材、調味料、野菜などを挟んで調理し、販売するもので
ある。

【００２９】また、ブッセの焼き菓子の注文の場合に
は、上記と同じようにして所定量の生地を取り出して温
め、展板に丸く絞って上面に粉糖をふりかけ、オーブン
１２で焼成して製造し、焼き立てのブッセを販売する。

【００３０】またさらに、パフケーキの注文にあって
も、コールドテーブル冷凍冷蔵庫２０から所定量の生地
を取り出して、型鉄板に７分程度に生地を絞り、上火、
下火で所定の温度として焼成して焼き立てのパフケーキ
を販売するものである。

【００３１】なお、運転部２の助手席３に折りたたみ式
の簡易型テーブルを設けて、図１〜図３のようにファク
シミリ付きのマイクロコンピューター３９を配設し、公
知の自動車電話と同じようにしてチェーン店の本部や本
店と自由に情報交信できるようにしている。

【００３２】上記マイクロコンピューター３９には、図
１のようにキーボードやハンディスキャナーの情報入力
装置４０を接続していて、ＰＯＳシステム等によって販
売内容や記録を送信し、パンや菓子類を効率よく、円滑
に売上、在庫、発注等の販売管理を行えるようにしてい
る。

【００３３】また、それぞれの移動製造販売車１の移動
販売地点を本部や本店に予め届け出るようにして、本部
や本店の販売指示した領域にしたがって移動したり、各
チェーン店の定められた販売領域内で移動するようにし
て移動製造販売車１の活動を効率的かつ有効に管理を
し、チェーン店間でのトラブルも生じないようにしてい
る。

【００３４】上記各移動製造販売車１の移動販売領域に
ついては、原則としてチェーン店システムの販売領域に
もとづくものとするが、必要により移動製造販売車１に
カーナビゲーションシステムのようにＧＰＳの機器を積
載するようにして１台ないし複数台の移動製造販売車１
の位置を確認して有効に活用できるように移動地点を指
示して販売の増大がはかれるように的確に管理すること
もできる。

【００３５】上記移動製造販売車１による移動販売方法
は、上記したように各チェーン店の販売領域のそれぞれ
の商圏内としたり、積極的に移動製造販売車１の商圏
を、たとえば移動製造販売車１から半径２ｋｍの可変的
な円形等の領域としたりして、コンピューターで所定の
地図を検索して商圏領域を自動的に判定し、他チェーン
店の領域を侵犯しないように警告するなど適宜に管理す
ることができるものである。

【００３６】また、上記した商圏内において、朝の通勤
時間帯に所定の駅付近に、昼食時の時間帯に所定の企業
密集場所付近に、夕方の帰宅時間帯に所定の駅等の人通
りの多い帰宅路付近に、移動製造販売車を移動させるよ
うに移動製造販売車１と本店とで交信して効率よく販売
の増大をはかるようにできる。

【００３７】またさらに、上記移動製造販売車１には、
ガス漏れ検知器、火災報知器を、またドアー部には赤外
線センサー等の盗難防止器（いずれも図示せず）等を配
設して、少人数や無人状態であっても、上記した通信回
線を介して本店や本部にガス漏れ、盗難、火災等を報知
して事故の防止をはかれるようにしている。

【００３８】したがって、移動製造販売車で、パン類を
効率的に生産性よく製造でき、この移動販売車を普通免
許で運転して、市街地のマーケットや、集客力の大きい
駅、イベントやディスカウントストアー、遊興施設、ホ
ームセンターなどへ適宜に移動し、パン、菓子、ケーキ
等を固定した店舗と同じように焼き立てで、美味しく製
造して提供することができる。

【００３９】なお、移動販売車でＰＯＳ等による上記し
た販売情報の他、食材、資材の配送情報や労務管理、会
計、移動販売計画などを行って移動販売車の営業を円滑
に運営することもできる。

【００４０】なお、実施例において、前記したように移
動製造販売車の外面やガラス面に反射断熱コーティング
材、紫外線等吸収コーティング材を被覆したりして作業
環境を整備することができるものである。

【００４１】

【発明の効果】以上のように本発明にあっては、移動製
造販売車でパン、菓子、ケーキを注文に応じて焼き立て
で販売することができ、需要者に美味しく提供すること
ができるとともに販売の増大をはかることができる。

【００４２】そして、移動製造販売車でありながら、内
部電源と外部電源とを選択的に使用でき、しかもガスも
利用することができるので、作業のスピードアップがは
かれ、固定店と同じようにパン類を製造、販売すること
ができる。

【００４３】また、移動販売車と本部、本店と電話回線
や無線の通信で販売情報を交信でき、パートやアルバイ
トの人員であっても、移動販売車を効率的に運用できて
円滑に運営することができる。

【００４４】さらに、移動製造販売車であっても、断熱
効果や作業環境を整備することによって、作業衛生よく
パン類やドリンク類を製造し、販売することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の一部省略した概要説明図、

【図２】同上の移動販売車の側面図、

【図３】同上の他側面図、

【図４】同上の平面図、

【図５】同上の背面図。

【符号の説明】

１…移動製造販売車 ２…運転部
３…助手席 ４…電源発電装置 ８…ガス収納部 １０…サンドイッチ冷蔵テーブル １１…グリドル
１２…オーブン １３…ホイロ ２０…コールド
テーブル冷蔵冷凍庫 ３９…マイクロコンピューター ４０…情報入力
装置

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 １〜２トン位の大きさのバン型式の自動
   車の後部側に本部や本店から供給するパン、菓子、ケー
   キ、サンドイッチの製造のための生地を冷蔵または冷凍
   状態として保存し、 注文に応じて上記冷蔵または冷凍状態の所要の生地を所
   定量取り出して所定の製造工程を経てパン、菓子、ケー
   キ、サンドイッチをそれぞれ製造して、その焼きたてを
   販売することを特徴とするパン類の移動製造販売方法。
2. 【請求項２】 バン型式の自動車の後部側を床面状とし
   て、その内部側にパン、菓子、ケーキ、サンドイッチの
   製造、販売のためのオーブン、ホイロ、グリドル、サン
   ドイッチ冷蔵テーブル、コールドテーブル冷蔵冷凍庫、
   デポ、ラック、トースター、ショーケース、レジスター
   を配設し、 上記自動車の運転側等に電源発電装置を配設して、上記
   オーブン、ホイロ、グリドル、サンドイッチ冷蔵テーブ
   ル、コールドテーブル冷蔵冷凍庫、デポ、ラック、トー
   スター、ショーケース、レジスターを使用できるように
   し、 上記厨房機器を使用して焼き立てのパン、菓子、ケー
   キ、焼き立てのパンを使った手作りサンドイッチを製造
   して自動車の側面や後面の窓部等の販売窓口部から販売
   する請求項１に記載のパン類の移動製造販売方法。
3. 【請求項３】 自動車に商用の電源を引き込んで使用す
   る外部電源取り入れ部を設けて、内部の電源発電装置と
   外部電源とを選択的に使用するようにした請求項１また
   は２に記載のパン類の移動製造販売方法。
4. 【請求項４】 電源発電装置が、移動製造販売車の厨房
   電気機器の電気使用量の大きさに対応してその負荷に応
   じて発電器の回転を自動コントロールできるようにした
   請求項１ないし３のいずれかに記載のパン類の移動製造
   販売方法。
5. 【請求項５】 自動車にプロパンガス等のガスボンベを
   交換可能にガス収納部に収納して、このガスでオーブ
   ン、ホイロ、グリドルを使用できるようにした請求項１
   ないし４のいずれかに記載のパン類の移動製造販売方
   法。
6. 【請求項６】 自動車の後部のショーケースの隣に、フ
   ライヤー、ホットドリンクのコーヒーサーバー、スープ
   サーバー、アイスドリンクのジュースサーバー、アイス
   コーヒーサーバー、アイスティーサーバー、電子レンジ
   を設置した請求項１ないし５のいずれかに記載のパン類
   の移動製造販売方法。
7. 【請求項７】 焼き立てパン、焼き立て菓子、焼き立て
   ケーキ、焼き立てパンを使った手作りサンドイッチを移
   動製造販売車で製造して販売するこれらの移動製造販売
   方法であって、 移動製造販売車とそのチェーン店の本店または本部とを
   電話回線や無線の通信によって販売情報を交信できるよ
   うにして、移動製造販売車の管理、業務の運営を効率よ
   く行う請求項１ないし６のいずれかに記載のパン類の移
   動製造販売方法。
8. 【請求項８】 自動車の外面に反射断熱コーティング材
   等の断熱効果を有するコーティングを施して、長時間駐
   車して炎天下にも営業を行わなければならない移動製造
   販売車内の太陽光線による厳しい高温からの職場環境お
   よび衛生環境、商品管理環境を改善するようにした移動
   製造販売車。
9. 【請求項９】 自動車の車内照明の蛍光管を紫外線、可
   視光線、近赤外線吸収コーティング材のチューブでカバ
   ーし、蛍光灯の紫外線、可視光線による虫の飛来を防止
   して、車内の衛生環境および品質管理環境を改善するよ
   うにした請求項１ないし７のいずれかに記載のパン類の
   移動製造販売方法。