JPH09298627A - 縮小型イメージセンサ - Google Patents

縮小型イメージセンサ

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JPH09298627A
JPH09298627A JP8109899A JP10989996A JPH09298627A JP H09298627 A JPH09298627 A JP H09298627A JP 8109899 A JP8109899 A JP 8109899A JP 10989996 A JP10989996 A JP 10989996A JP H09298627 A JPH09298627 A JP H09298627A
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学 藤本
Yutaka Unuma
豊 鵜沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水分の侵食により光導波路の光学特性が劣化
することなく、また雑音光を低減することのできる縮小
型イメージセンサを提供すること。 【解決手段】 対象物を照らすための光源と、前記対象
物からのイメージの反射光を集光するための光学手段
と、該光学手段により集光された前記反射光を伝達する
ための光伝達手段と、該光伝達手段により伝達された前
記反射光を前記電気信号に変換するための光電変換手段
とを結合して備え、少なくとも、前記光伝達手段と光学
手段または光電変換手段との結合部を含んで前記光伝達
手段を樹脂により封止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ等の
一次元読み取り光学系に使用される縮小型イメージセン
サに関し、特に光導波路を用いた縮小型イメージセンサ
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリやイメージスキャ
ナ、或いはデジタル複写機などの需要の増加に伴って、
図形や文字などのイメージを電気信号に変換する一次元
型のイメージセンサの高性能化と小型化が要望されてい
る。このイメージセンサには、原稿などの対象物に表さ
れたイメージを光学的に縮小して得られる結像イメージ
を読み取る縮小型イメージセンサと、等倍のイメージを
読み取る密着型イメージセンサとがある。
【0003】このうち、縮小型イメージセンサは、高速
な読み取りができ、低価格である反面、光学系を構成す
るレンズ群を必要とするため、小型化が困難であり、装
置毎に光学系の調整を必要とする。一方、密着型イメー
ジセンサは、光学系を簡略化することができることか
ら、光学系の調整を必要としない反面、大規模な受光ア
レーを備えた光電変換素子を必要とするため、この光電
変換素子を駆動制御するための周辺回路が複雑となり、
低価格化が困難である。
【0004】これに対して、特開平6−94346号公
報に開示されているように、光導波路を用いた縮小型イ
メージセンサが知られている。この光導波路を用いた縮
小型イメージセンサは、原稿幅と同等の幅に形成された
マイクロレンズアレイと、該レンズアレイにより集光さ
れた光を伝達するための複数の光導波路が形成された光
導波路基板と、該光導波路に伝達された光を光電変換す
る光電変換素子とを備えて構成され、マイクロレンズア
レイにより集光された対象物からの反射光を光導波路に
より光電変換素子の受光アレイに導くことによって、光
学的に縮小された結像イメージを得て、これを光電変換
するものである。
【0005】この光導波路を用いた縮小型イメージセン
サによれば、光学系の調整が不要となり、また光電変換
素子の受光アレイを小型に形成することができるので、
高性能で低価格なイメージセンサを実現することができ
る。以下、「縮小型イメージセンサ」と記したときは、
光導波路を用いた縮小型イメージセンサを意味するもの
とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
縮小型イメージセンサにおいて、光導波路の光学特性の
経時変化が問題となっていた。すなわち、一般に、光導
波路は、ポリマー等を材料とするコア部及びこれを囲む
クラッド部からなり、外部から侵入した水分は、コア部
またはクラッド部の光学特性を経時的に劣化させる。特
に、コア部とクラッド部との界面の光学特性が劣化する
と、コア部の光の一部がクラッド部に抜け出し、この結
果、マイクロレンズアレイにより集光された光が光電変
換素子に適切に伝達されなくなる。
【0007】また、コア部からクラッド部に抜け出した
光は雑音光となり、光電変換素子がこの雑音光を受光す
ると、再生される図形や文字などのイメージの分解能が
低下する。この雑音光としては、上述のコア部とクラッ
ド部との界面の光学特性の劣化によりコア部から抜け出
したものや、原稿などの対象物に光を照射する光源から
直接的にクラッド部に入射するもの、或いは光導波路以
外からの経路を経て光電変換素子に直接的に受光される
外部光などがある。このように光導波路の光学特性の劣
化をもたらす水分の侵入経路としては、クラッド部を直
接的に侵食する経路や、光導波路と光電変換素子等の他
の構成要素との結合部から侵入する経路がある。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、光導波路の光学特性が劣化することな
く、また雑音光を低減することのできる縮小型イメージ
センサを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決達成するため、以下の構成を有する。請求項1記載の
発明にかかる縮小型イメージセンサは、対象物に表現さ
れたイメージを電気信号に変換する縮小型イメージセン
サであって、前記対象物を照らすための光源と、前記対
象物からの前記イメージの反射光を集光するための光学
手段と、該光学手段により集光された前記反射光を伝達
するための光伝達手段と、該光伝達手段により伝達され
た前記反射光を前記電気信号に変換するための光電変換
手段とを結合して備え、少なくとも、前記光伝達手段と
光学手段または光電変換手段との結合部を含んで前記光
伝達手段を樹脂により封止して構成されている。
【0010】請求項2に記載の発明にかかる縮小型イメ
ージセンサは、対象物に表現されたイメージを電気信号
に変換する縮小型イメージセンサであって、前記対象物
を照らすための光源と、前記対象物からの前記イメージ
の反射光を集光するための光学手段と、該光学手段によ
り集光された前記反射光を伝達するための光伝達手段
と、該光伝達手段により伝達された前記反射光を前記電
気信号に変換するための光電変換手段とを結合して備
え、少なくとも、前記光伝達手段と光電変換手段との結
合部を含んで、前記光伝達手段を樹脂により封止し、前
記光学手段を前記樹脂の一部に球面状の凸部を形成して
備えて構成されている。
【0011】請求項3に記載の発明にかかる縮小型イメ
ージセンサは、請求項1に記載の光導波路を用いた縮小
型イメージセンサの光伝達手段が、反射光を伝達するコ
ア部と、該コア部を囲むクラッド部とから構成され、樹
脂の屈折率は、光学手段の屈折率よりも小さく且つ前記
クラッド部の屈折率よりも大きく構成されている。
【0012】請求項4に記載の発明にかかる縮小型イメ
ージセンサは、請求項1に記載の光導波路を用いた縮小
型イメージセンサの樹脂が、光を反射または吸収する性
質を有して構成されている。
【0013】上記構成された本発明は、以下のように作
用する。請求項1に記載の発明にかかる縮小型イメージ
センサによれば、光学手段または光電変換手段との結合
部を含んで光伝達手段を他の構成要素と共に樹脂により
封止して、光伝達手段に至る水分などの侵入路を断つ。
【0014】請求項2に記載の発明にかかる縮小型イメ
ージセンサによれば、樹脂の一部に形成された球面状の
凸部が光学手段を構成して集光する。
【0015】請求項3に記載の発明にかかる縮小型イメ
ージセンサによれば、請求項1に記載の光導波路を用い
た縮小型イメージセンサの樹脂の内部の光は、クラッド
部との界面で反射され、光学手段に屈折される。
【0016】請求項4に記載の発明にかかる縮小型イメ
ージセンサによれば、請求項1に記載の光導波路を用い
た縮小型イメージセンサの樹脂は、光を反射吸収して雑
音光を伝達しない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照しなが
ら、本発明の実施の形態にかかる縮小型イメージセンサ
について説明する。ここで、図1は、本発明の第1の実
施形態にかかる縮小型イメージセンサの構造を表し、同
図(a)は、正面から観た透視図であり、同図(b)
は、側面から観た透視図である。また、図2は、本発明
の第1の実施形態の縮小型イメージセンサが備えるマイ
クロレンズ周辺の拡大図であり、図3は、本発明の第2
の実施形態の縮小型イメージセンサが備えるマイクロレ
ンズ周辺の拡大図である。さらに、図4および図5は、
縮小型イメージセンサの光導波路基板を構成するクラッ
ド部の製作工程を説明するための工程図であり、図6
は、クラッド部に形成されたキャピラリにコア材を充填
する方法を説明するための説明図である。
【0018】(第1の実施形態)図1に示す第1の実施
形態にかかる縮小型イメージセンサは、原稿などの対象
物10に表現された図形や文字などのイメージの反射光
を集光する光学手段としてのマイクロレンズアレイ1
と、該マイクロレンズアレイ1により集光された光を後
述する光電変換素子3の受光アレイに伝達するための光
導波路を構成するコア部2Aが形成された光伝達手段と
しての光導波路基板2と、該光導波路基板2の光導波路
により伝達された光を電気信号に変換する光電変換手段
としての光電変換素子3と、前記マイクロレンズアレイ
1と前記光導波路基板2と光電変換素子3とを一体的に
封止する透明樹脂4と、該透明樹脂4の表面を覆う金属
薄膜5と、対象物10を照らす光源6とから構成されて
いる。なお、本実施形態では、図1(b)に示すよう
に、光源6も前記透明樹脂により他の構成要素と一体的
に固定したが、必要に応じて分離してもよい。
【0019】ここで、マイクロレンズアレイ1は、1個
のマイクロレンズが1本の光導波路(コア部2A)に対
応づけられて、複数のマイクロレンズが1次元状(ライ
ン状)に配列されて構成されている。また、光導波路基
板2は、例えばポリマー等を材料とするコア部2Aと、
これを囲むクラッド部2Bとからなり、コア部2Aの屈
折率がクラッド部2Bのそれに比較して大きく設定され
ている。コア部2Aとクラッド基板2Bとの屈折率がこ
のように設定されることにより、マイクロレンズアレイ
1により集光されてコア部2Aに入射された光が、コア
部2Aとクラッド部2Bとの界面で全反射され、コア部
2Aから抜け出ることなく光電変換素子3の受光アレイ
まで伝達される。前述の光導波路は、コア部2Aを本体
とするが、このコア部2Aとクラッド部2Bとの界面領
域をも含んで構成されるものである。
【0020】図1および図2に示すように、本実施形態
の縮小型イメージセンサは、光導波路基板2とマイクロ
レンズアレイ1との結合部および光導波路基板2と光電
変換素子との結合部を含んで、これらを一体的に透明樹
脂4により封止して構成され、これにより、光導波路が
形成される光導波路基板2への水分の進入路を断つもの
となっている。
【0021】ここで、図2に拡大して示すように、マイ
クロレンズアレイ1は、光導波路基板2との結合部を含
めて全体が透明樹脂4で封止さたものとなっている。こ
のように封止した場合、透明樹脂4の屈折率をマイクロ
レンズアレイ1の屈折率より小さく設定することによ
り、樹脂4を通過した光をコア部2Aに集光することが
でき、マイクロレンズアレイ1の機能を維持することが
できる。
【0022】また、透明樹脂4の屈折率を光導波路基板
2を構成するクラッド基板2Bの屈折率より大きく設定
することにより、透明樹脂4の内部を迷走する光がクラ
ッド部2Bに侵入することを防止すると共に、クラッド
部2Bの内部を迷走する光を透明樹脂4に吸収して、雑
音光を低減する。
【0023】このように、本実施形態の縮小型イメージ
センサにおいては、マイクロレンズアレイ1、透明樹脂
4およびクラッド部2Bの屈折率をそれぞれμ1,μ2
μ3とすると、これらの屈折率は、μ1>μ2>μ3の条件
を満足するように設定される。なお、コア部2Aの屈折
率μ0は、μ0≧μ1,μ0>μ3を満足するように設定さ
れる。
【0024】ここで、図4〜図6を用いて、本実施形態
にかかる縮小型イメージセンサの製作方法の一例を説明
する。先ず、図4(a)に示すように、ガラス基板20
にフォトレジスト21を均一に塗布する。このフォトレ
ジスト21の膜厚は、後述するコア材としてのモノマー
溶液60が充填されるキャピラリの21c断面形状を定
めるものとなり、例えば8ミクロン程度が設定される。
【0025】次に、図4(b)に示すように、フォトレ
ジスト21にフォトマスク22を密着させて露光し、フ
ォトレジスト21にフォトマスク22のパターンを転写
する。このフォトマスク22のパターンは、例えばフォ
トレジスト21がポジ型である場合、図1に示すコア部
2Aが形成される領域を明部として表されており、フォ
トレジスト21はこの明部を通過した光に感光される。
【0026】次に、図4(c)に示すように、フォトレ
ジスト21の感光した領域をエッチング溶液により除去
して、図1に示すコア部2Aに対応する複数の溝21a
を形成する。この溝21aの幅は、前述のフォトレジス
ト21の膜厚と共に、後述するキャピラリの21c断面
形状を定めるものとなり、例えばフォトレジスト21の
膜厚と同じく8ミクロン程度が設定される。
【0027】次に、図4(d)に示すように、溝21a
が形成されたガラス基板を型として、凸部23aが形成
された金型23を作成する。そして、図4(e)に示す
ように、この金型23を用いて、その主面に溝21bが
形成されたクラッド基板2B1を作成する。また、この
クラッド基板2B1と大きさが同一で、その主面が平面
状のクラッド基板2B2も準備する。このクラッド基板
2B1,2B2は、例えばポリメチルメタクリレート(P
MMA)などのポリマを材料とすることができるが、本
発明の本質はこの材料により制約されるものではない。
【0028】次に、図5(a)及び(b)に示すよう
に、溝21bが形成されたクラッド基板2B1の主面に
クラッド基板2B2の主面を合わせ、これらクラッド基
板2B1と2B2とをクランプ用治具30で挟んで固定す
る。これらクラッド基板2B1及び2B2は、図1及び図
2に示すクラッド部2Bを構成し、このクラッド部2B
には、その一辺側からこれに対向する辺に通じるキャピ
ラリ21cが形成される。
【0029】次に、図5(b)に示すように、キャピラ
リ21cの一方の開口部が存在する一辺を除いて、クラ
ッド基板2B1と2B2との接合部をエポキシ樹脂などの
低真空用シール樹脂40で封止する。次に、図6(a)
に示すように、キャピラリ21cの開口部が存在するク
ラッド部2Bの一辺が下側に位置するようにして、クラ
ッド部2Bが装着されたクランプ用治具30を、真空室
70の内部に準備された保持具50のアームに装着す
る。
【0030】この保持具50のアームに装着されたクラ
ンプ用治具30の下方には、コア部2Aの材料であるモ
ノマー溶液60が入れられた容器が配置されている。こ
のコア部2Aの材料として、例えば「MCR−65」
(三菱レーヨン社製)などの紫外線硬化樹脂を用いても
よく、耐湿性を有して前述の屈折率の条件を満足するも
のであれば特に限定されるものではない。
【0031】次に、真空室70の内部を10-4Torrの真空
度に保ち、モノマー溶液60に含まれた気体の除去と、
キャピラリ21cの内部の気体の除去を行う。その後、
保持具50のアームを下方に移動させ、キャピラリ21
cの開口部をモノマー溶液60に浸し、真空室70の真
空度を大気圧まで徐々に下げる。この結果、キャピラリ
21cの内部と外部との間に気圧差が生じ、これによ
り、キャピラリ21cの内部にモノマー溶液60が充填
される。
【0032】次に、クランプ用治具30を保持具50か
ら取り外し、紫外線を照射してモノマー溶液60を硬化
させ、図1及び図2に示すコア部2Aを形成する。そし
て、マイクロレンズアレイ1および光電変換素子3が結
合される部分を、例えば0.5μm以下の粒子サイズのダイ
アモンド含有懸濁液を用いて研磨した後、シール用樹脂
40を除去して、光導波路基板2を得る。
【0033】次に、このようにして得た光導波路基板2
に光電変換素子3を結合する。この結合は、マイクロレ
ンズアレイ1が取り付けられる導波路の端部からコア部
2Bにレーザー光を入射させ、光電変換素子3がこのレ
ーザー光を光電変換して出力する電気信号の振幅が最大
となるように結合の位置を調整した後、接着剤で仮止め
して行う。
【0034】次に、光導波路基板2にマイクロレンズア
レイ1を結合する。この結合は、既に仮止めされた光電
変換素子が出力する電気信号の信号振幅をモニタし、こ
の信号振幅が最大となるようにマイクロレンズアレイ1
の結合の位置を調整した後、接着剤で仮止めして行う。
このマイクロレンズアレイ1は、たとえば、コア部2A
の材料と同じMCR−65を用いて作成してもよい。
【0035】次に、図1(b)に示す光源6を取り付け
る。この取り付けは、光源6を点灯させて対象物10を
照らし、既に仮止めされたマイクロレンズアレイ1およ
び光導波路基板2を経て光電変換素子3に受光される光
量が最大となるように、取り付け角度を調整して仮止め
して行う。
【0036】次に、以上により仮止めされたマイクロレ
ンズアレイ1と光導波路基板2と光電変換素子3と光源
6とを図示しない金型に入れて、透明樹脂4を流し込
み、これらを透明樹脂4により封止する。仮止めされた
各構成部品は、透明樹脂4により最終的に結合される。
最後に、外部光を遮断するために透明樹脂4の表面に金
属薄膜5を形成して、図1及び図2に示す縮小型イメー
ジセンサが完成する。
【0037】透明樹脂4としては、例えば「MP20
1」(三菱レーヨン社製)などの紫外線硬化樹脂を用い
てもよく、耐湿性を有して前述の屈折率の条件を満足す
るものであれば、特に限定されるものではない。因に、
本実施形態において例示した「MCR65」および「M
P201」の屈折率は、それぞれ 1.58 および 1.527で
あり、前述の屈折率の条件を満足する。
【0038】本実施形態では、透明樹脂4により封止す
るものとしたが、例えば乳白色の紫外線硬化樹脂「30
57」(スリーボンド社製)などの不透明樹脂を用いて
マイクロレンズアレイ1の表面を避けて封止すれば、こ
の封止樹脂により蛍光灯などの人工光や自然光などの雑
音光を低減することができる。なお、この場合の封止樹
脂は、耐湿性を有して、雑音光を反射或いは吸収する性
質を有するものであればよく、特に乳白色に限定される
ものではない。
【0039】(第2の実施形態)第2の実施形態にかか
る縮小型イメージセンサの特徴部を図3に示す。本実施
形態の縮小型イメージセンサは、図2に示す第1の実施
形態の縮小型イメージセンサを構成するマイクロレンズ
アレイ1に代えて、透明樹脂4の一部を半球状に形成し
てマイクロレンズ4aを構成したものである。このマイ
クロレンズ4aは、前述した透明樹脂4を流し込む金型
に予め半球状の凹部を形成しておくことにより形成され
る。
【0040】このように、封止用の透明樹脂4の一部を
レンズとすることにより、部品点数を減らすことがで
き、これに伴ってマイクロレンズアレイに関わる工程を
省略することができる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1、3及び請求項4に記載の本発明によれば、光導波路
基板(光伝達手段)と他の構成要素とを一体的に樹脂に
より封止したので、光導波路基板に形成された光導波路
が水分で侵食されることがなくなり、その光学特性の劣
化を防止することができる。
【0042】また、請求項2に記載の発明によれば、封
止する樹脂の一部をレンズ状に形成したので、部品点数
および製作工程数を低減することができ、光導波路基板
に形成された光導波路の光学特性の劣化防止に加えて、
コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1の実施形態にかかる縮
小型イメージセンサを正面から観た透視図である。
(b)は、本発明の第1の実施形態にかかる縮小型イメ
ージセンサを側面から観た透視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態にかかる縮小型イメー
ジセンサが備えるマイクロレンズの周辺の拡大図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施形態にかかる縮小型イメー
ジセンサが備えるマイクロレンズの周辺の拡大図であ
る。
【図4】(a)〜(e)は、光導波路基板を構成するク
ラッド基板の製作方法を説明するための工程図である。
【図5】(a)および(b)は、光導波路基板を構成す
るクラッド基板の製作方法を説明するための工程図であ
る。
【図6】(a)および(b)は、クラッド部に形成され
たキャピラリにコア材を充填する方法を説明するための
説明図である。
【符号の説明】
1 マイクロレンズアレイ 2 光導波路基板 2A コア部 2B クラッド部 3 光電変換素子 4 透明樹脂 4a マイクロレンズ 5 金属薄膜 6 光源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物に表現されたイメージを電気信号
    に変換する縮小型イメージセンサであって、 前記対象物を照らすための光源と、前記対象物からの前
    記イメージの反射光を集光するための光学手段と、該光
    学手段により集光された前記反射光を伝達するための光
    伝達手段と、該光伝達手段により伝達された前記反射光
    を前記電気信号に変換するための光電変換手段とを結合
    して備え、 少なくとも、前記光伝達手段と光学手段または光電変換
    手段との結合部を含んで前記光伝達手段を樹脂により封
    止したことを特徴とする縮小型イメージセンサ。
  2. 【請求項2】 対象物に表現されたイメージを電気信号
    に変換する縮小型イメージセンサであって、 前記対象物を照らすための光源と、前記対象物からの前
    記イメージの反射光を集光するための光学手段と、該光
    学手段により集光された前記反射光を伝達するための光
    伝達手段と、該光伝達手段により伝達された前記反射光
    を前記電気信号に変換するための光電変換手段とを結合
    して備え、 少なくとも、前記光伝達手段と光電変換手段との結合部
    を含んで、前記光伝達手段を樹脂により封止し、前記光
    学手段を前記樹脂の一部に球面状の凸部を形成して備え
    たことを特徴とする縮小型イメージセンサ。
  3. 【請求項3】 光伝達手段は、反射光を伝達するコア部
    と、該コア部を囲むクラッド部とから構成され、樹脂の
    屈折率は、光学手段の屈折率よりも小さく且つ前記クラ
    ッド部の屈折率よりも大きいことを特徴とする請求項1
    に記載の縮小型イメージセンサ。
  4. 【請求項4】 樹脂は、光を反射または吸収する性質を
    有することを特徴とする請求項1に記載の縮小型イメー
    ジセンサ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5930433A (en) * 1997-07-23 1999-07-27 Hewlett-Packard Company Waveguide array document scanner
US6366365B1 (en) 1998-08-26 2002-04-02 Agilent Technologies, Inc. Waveguide array-based image sensor for document scanner scan head

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US6366365B1 (en) 1998-08-26 2002-04-02 Agilent Technologies, Inc. Waveguide array-based image sensor for document scanner scan head

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JP3174506B2 (ja) 2001-06-11

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