JPH09298551A - リング型lanにおける到着確認方法及びリング型lan並びにそのステーション - Google Patents

リング型lanにおける到着確認方法及びリング型lan並びにそのステーション

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JPH09298551A
JPH09298551A JP8112624A JP11262496A JPH09298551A JP H09298551 A JPH09298551 A JP H09298551A JP 8112624 A JP8112624 A JP 8112624A JP 11262496 A JP11262496 A JP 11262496A JP H09298551 A JPH09298551 A JP H09298551A
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JP
Japan
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frame
station
arrival
bit
stations
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Application number
JP8112624A
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English (en)
Inventor
Takashi Yamagishi
孝 山岸
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、データ伝送路の使用効率を高く
し、かつ、到着確認処理に必要な時間を短くする。 【解決手段】 フレームにより各ステーション間のデー
タ伝送が行われるリング型LANにおけるフレームの到
着確認方法について、あるステーションから他のステー
ションに送信したフレームに対する,あるステーション
への戻りフレーム内のエラー検出ビット、アドレス認識
ビット及びフレームコピービットの情報に基づき、送信
したフレームの到着確認を行うリング型LANにおける
到着確認方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はリング型LAN
(ローカル・エリア・ネットワーク)における到着確認
方法、更に詳しくは高速の到着確認を必要とするネット
ワークシステムに用いるのに適したリング型LANにお
ける到着確認方法及びリング型LAN並びにそのステー
ションに関するものである。
【0002】
【従来の技術】トークンリング方式等のリング型LAN
における到着確認は、従来から次の様に行われている。
まず、要求側ステーションから要求データが応答側ステ
ーション宛に送信される。応答側ステーションにメッセ
ージが到着すると、そのフレーム(要求データフレー
ム)はそのステーションの中に一旦取り込まれ、チェッ
クされる。
【0003】このとき、応答側ステーションは、当該フ
レームが正常に受け入れられる場合は正常到着確認応答
を、受け入れられない場合は異常到着確認応答を要求ス
テーション側に返送する。
【0004】一方、要求データフレームを受け取るべき
応答側ステーションが存在しない場合は到着確認を示す
到着確認フレームがいつまでも届かないので、要求側ス
テーションは、所定時間経過後のタイムアウトにより相
手ステーションが無いか、または伝送路の異常で応答ス
テーション側に要求データが到着しなかったと判断す
る。
【0005】ここで、この応答が無くタイムアウトした
場合、要求側ステーションは、フレームの再送信を行
い、さらに、数回の再送しても応答が無かった場合には
相手ステーションが存在しないと最終的に判断する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のリング型LANにおける到着確認方法には、以
下のような短所がある。 (1)要求データフレームと到着確認フレームの2フレ
ームがLANの伝送路上に流れることになる。到着確認
フレームは本来のデータ伝送には直接寄与しないフレー
ムであり、LANの伝送効率を下げてしまう。 (2)要求側ステーションで正常・異常に関わらず、到
着確認を受信するまでの時間には、少なくとも次の式で
計算される到着確認処理の時間が必要である。
【0007】到着確認処理の最低時間=要求データフレ
ーム伝送時間+応答側ステーション判断(処理)時間+
到着確認フレーム伝送時間ここで、この値は最低値であ
る。したがって、タイムアウト時間の設定は、上記値に
各ステーションの能力・状態の違い又は様々な状態によ
るばらつきを考慮し、余裕を持たせて決める必要があ
る。
【0008】そのためデータ伝送を行う際、要求側ステ
ーションは、要求データを上記時間分保持しなければな
らず、ハードウェア資源の使用効率が下がることとな
る。また、伝送路の異常でリトライが発生した場合や、
最悪の場合として要求側ステーションに対する相手(応
答側ステーション)が存在しなかった場合、次の処理の
再開がさらに遅くなる。
【0009】一方、要求側ステーションから複数の受信
側ステーションに一度の送信で各ステーションにフレー
ム伝送する同報伝送という伝送方法がある。しかし、従
来では同報伝送では様々な理由により、到着確認はでき
なかった。
【0010】本発明は、このような実情を考慮してなさ
れたもので、その第1の目的は、データ伝送路の使用効
率を高くし、かつ、到着確認処理に必要な時間を短くす
ることを可能としたリング型LANにおける到着確認方
法及びリング型LAN並びにそのステーションを提供す
ることにある。
【0011】また、第2の目的は、同報伝送の場合であ
っても到着確認を可能とするリング型LANにおける到
着確認方法及びリング型LAN並びにそのステーション
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、フレームにより各ステ
ーション間のデータ伝送が行われるリング型LANにお
けるフレームの到着確認方法について、あるステーショ
ンから他のステーションに送信したフレームに対する,
あるステーションへの戻りフレーム内のエラー検出ビッ
ト、アドレス認識ビット及びフレームコピービットの情
報に基づき、送信したフレームの到着確認を行うリング
型LANにおける到着確認方法である。
【0013】また、請求項2に対応する発明は、フレー
ムにより各ステーション間のデータ伝送が行われるリン
グ型LANにおけるフレームの到着確認方法について、
あるステーションから他の複数のステーションに同報伝
送が行われたときに、同報伝送用フレームに対する,あ
るステーションへの戻りフレーム内のエラー検出ビッ
ト、アドレス認識ビット及びフレームコピービットの情
報と、そのときの巡回ステーションのリストとに基づ
き、同報伝送用フレームの到着確認を行うリング型LA
Nにおける到着確認方法である。
【0014】さらに、請求項3に対応する発明は、フレ
ームにより各ステーション間のデータ伝送が行われるリ
ング型LANにおけるフレームの到着確認方法につい
て、あるステーションから他の複数のステーションに同
報伝送が行われたときに、同報伝送用フレームに対し
て、同報伝送対象となる各ステーションが受信確認情報
を付加し、受信確認情報が付加された同報伝送用フレー
ムに対する,あるステーションへの戻りフレーム内の当
該受信確認情報に基づき、同報伝送用フレームの到着確
認を行うリング型LANにおける到着確認方法である。
【0015】さらにまた、請求項4に対応する発明は、
フレームにより各ステーション間のデータ伝送が行われ
るリング型LANにおいて、各ステーションは、あるス
テーションから他のステーションに送信したフレームに
対する,あるステーションへの戻りフレーム内のエラー
検出ビット、アドレス認識ビット及びフレームコピービ
ットの情報に基づき、送信したフレームの到着確認を行
うフレーム到着確認手段を備えたリング型LANであ
る。
【0016】一方、請求項5に対応する発明は、フレー
ムによりデータ伝送が行われるリング型LANに用いる
ステーションにおいて、送出したフレームに対する戻り
フレーム内のエラー検出ビット、アドレス認識ビット及
びフレームコピービットの情報に基づき、送出したフレ
ームの到着確認を行うフレーム到着確認手段を備えたス
テーションである。
【0017】また、請求項6に対応する発明は、フレー
ムにより各ステーション間のデータ伝送が行われるリン
グ型LANにおいて、各ステーションは、巡回ステーシ
ョンのリストと、あるステーションから他の複数のステ
ーションに同報伝送が行われたときに、同報伝送用フレ
ームに対する,あるステーションへの戻りフレーム内の
エラー検出ビット、アドレス認識ビット及びフレームコ
ピービットの情報と、巡回ステーションのリストに基づ
き、同報伝送用フレームの到着確認を行う到着確認手段
とを備えたリング型LANである。
【0018】さらに、請求項7に対応する発明は、フレ
ームによりデータ伝送が行われるリング型LANに用い
るステーションにおいて、巡回ステーションのリスト
と、同報伝送が行われたときに、その同報伝送用フレー
ムに対する戻りフレーム内のエラー検出ビット、アドレ
ス認識ビット及びフレームコピービットの情報と、巡回
ステーションのリストとに基づき、同報伝送用フレーム
の到着確認を行う到着確認手段とを備えたステーション
である。 (作用)したがって、まず、請求項1又は4乃至5に対
応する発明のリング型LANにおける到着確認方法又は
リング型LAN乃至そのステーションにおいては、ま
ず、あるステーションから他のステーションにフレーム
が送信される。
【0019】このフレームには、エラー検出ビット、ア
ドレス認識ビット及びフレームコピービットが含まれて
いる。そして、LAN上の各ステーションはフレーム内
にエラーを発見するとエラー検出ビットをセットする。
また、上記他のステーションは、当該フレームを受信で
きればアドレス認識ビットをセットし、さらに当該フレ
ームをコピーできればフレームコピービットをセットす
る。
【0020】なお、このようなエラー検出ビット、アド
レス認識ビット及びフレームコピービットは、FDDI
やIEEE等の規格において定められているものであ
る。そして、上記フレームがリング型LANを一周して
上記あるステーションへに戻ると、その戻りフレーム内
のエラー検出ビット、アドレス認識ビット及びフレーム
コピービットの情報を調べることにより、送信したフレ
ームの上記他のステーションに対する到着確認を行うこ
とができる。
【0021】したがって、上記他のステーションからの
到着確認フレームを不要とすることができ、データ伝送
路の使用効率を高くし、かつ、到着確認処理に必要な時
間を短くすることができる。
【0022】また、請求項2又は6乃至7に対応する発
明のリング型LANにおける到着確認方法又はリング型
LAN乃至そのステーションにおいては、あるステーシ
ョンから他の複数のステーションに同報伝送が行われ
る。
【0023】このときに、同報伝送用フレームに対す
る,あるステーションへの戻りフレーム内には、エラー
検出ビット、アドレス認識ビット及びフレームコピービ
ットがセットもしくはリセットされている。
【0024】そこで、これらの情報をもとに他の複数の
ステーションに対する到着確認を行い、さらに、そのと
きのフレームが巡回する巡回ステーションのリスト,例
えばトークンが巡回しているトークン巡回ステーション
のリストとに基づき、同報伝送の対象となったグループ
のうち実際どのステーションに対して同報伝送されたか
が確認される。
【0025】したがって、同報伝送の場合であっても到
着確認を行うができる。さらに、請求項3に対応する発
明のリング型LANにおける到着確認方法においては、
あるステーションから他の複数のステーションに同報伝
送が行われる。
【0026】この同報伝送用フレームに対して、同報伝
送対象となる各ステーションにより受信確認情報が付加
される。そして、受信確認情報が付加された同報伝送用
フレームがあるステーションへ戻ると、その戻りフレー
ム内の当該受信確認情報に基づき、同報伝送用フレーム
の到着確認が行われる。したがって、同報伝送の場合で
あっても到着確認を行うができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 (発明の第1の実施の形態)本実施の形態においては、
リング型LANであるFDDI(Fiber Di-stributed D
ata Interface )に本到着確認方法を適用する例を示
す。
【0028】図1は本発明の第1の実施の形態に係る到
着確認方法を適用したリング型LANの一例を示す構成
図である。このLANは、伝送路1により、ステーショ
ンS1,S2,...Sk,...Snのn台のステー
ションが順次接続され、さらにステーションSnとS1
とが伝送路1に接続されてリング状になっている。すな
わち、n台の全ステーションが1つの環になるように伝
送路で接続されている。
【0029】なお、各ステーションは到着確認を行うた
めの図示しない到着確認処理部を備えている。上記各ス
テーションから伝送路1を流されたデータの塊であるフ
レームは、伝送路1中を一方向に流れる。そのフレーム
構造を図2に示す。
【0030】図2は本実施の形態のリング型LANにお
いて用いられるフレーム構造を示す図である。このフレ
ームには、プリアンブルPAと、スターティングデリミ
タSDと、フレーム・コントロールFCと、送信先アド
レスDAと、発信側アドレスSAと、情報INFOと、
フレーム・チェック・シーケンスFCSと、エンディン
グ・デリミタEDと、フレーム・ステータスFSとが設
けられている。
【0031】このうち、送信先アドレスDAは、送信先
のアドレスを有する部分である。すなわち、ここには、
特定のステーションSに送信する場合には個別アドレ
ス、特定のステーショングループに送信する場合にはグ
ループアドレスが入力される。
【0032】さらに、このフレーム中においてエンディ
ング・デリミタEDの後ろに設けられる8ビットデータ
であるフレーム・ステータスFSの構造を図3に示す。
図3は本実施の形態で用いられるフレームのうちをフレ
ーム・ステータスFSの構造を示す図である。
【0033】同図に示すように、フレーム・ステータス
FSの8ビットの中にはそれぞれ1ビットで計3ビット
の可変な情報であるエラー検出ビットE(Eインジケー
タ)、アドレス認識ビットA(Aインジケータ)、フレ
ーム・コピービットC(Cインジケータ)のインジケー
タが設けられている。
【0034】Aインジケータは、そのフレームの受信が
指定されているステーション(応答ステーション)がリ
ング内に存在したか否かを示すビット情報である。Cイ
ンジケータは、そのフレームをその応答ステーションが
取り込んだことを示すビット情報である。
【0035】Eインジケータは、そのフレーム中でエラ
ーが存在することを示すビット情報である。また、図
2,図3に示すようなフレーム構造,特に、図3に示す
フレーム・ステータスFSの構造は、トークンリング式
LANにおいて一般に用いられるものであり、IEEE
802.5やFDDIの規格において採用されているも
のである。
【0036】さらに、送信データ中には、1ビットまた
は複数ビットのシーケンス番号が付加され、再送時のダ
ブリ受信を無くようにしている。このシーケンス番号の
管理はIEEE802.2規格における管理方法と同一
とする。その概要は次の通りである。
【0037】送信側/受信側ともに、相手ステーション
毎に区別された、上記のシーケンス番号を記憶する手段
を持っている。この番号は異なる1フレーム伝送される
毎にインクリメントされていく。送り側では送り相手先
に対応したシーケンス番号をフレーム中に入れ、受け側
では送り元に対応したシーケンス番号とそのフレーム中
のシーケンス番号とを比較し、一致したらそのフレーム
はリトライフレームとして捨て、一致していなかったら
新規のフレームとしてデータを採用するとともに、フレ
ーム中のシーケンス番号を新たに送り元に対応したシー
ケンス番号とする。
【0038】このように構成されるLANにおいて、例
えばステーションS1を要求側ステーションとし、ステ
ーションSkを応答側ステーションとした場合に、どの
ように要求データフレームが送受信されるかを説明す
る。
【0039】まず、ステーションS1から送信された要
求データフレームはステーションS1とステーションS
2の間の伝送路1をステーションS1からステーション
S2に向かって流れる。このとき、上記E,A,Cイン
ジケータは、全てクリアされているか、またはその領域
自体が存在しない。
【0040】フレームを受け取ったステーションS2
は、送信先アドレスDAが自ステーション宛でなけれ
ば、そのフレームを取り込まず、次のステーションS3
にそのまま渡す。
【0041】ただし、そのフレーム中で異常(FCSエ
ラー)を検出すると、そのフレーム中にあるEインジケ
ータをセットして次のステーションに渡していく。例え
ばEインジケータがセットされている場合は、各ステー
ションはそのフレームに異常が検出されているので、そ
のフレームを取り込まない。そのためEインジケータが
セットされている時、そのフレームが一周して要求側ス
テーションまで戻ると、要求側ステーションS1は、同
フレームを再び伝送路1に流すリトライを行うこととな
る。
【0042】一方、フレームに異常をきたすことなくス
テーションSkに到着したとき、当該受信側ステーショ
ンSkは、自ステーションのMACアドレス又はグルー
プアドレスとフレーム中にある送信先アドレスDAとが
一致するか否か調べ、一致すればそのフレームが自ステ
ーション宛てであると認識する。
【0043】このとき、フレーム・チェック・シーケン
スFCSが正常でかつAインジケータがセットされてい
なければ、そのフレームを自ステーション内に取り込む
とともに、AインジケータとCインジケータをセットす
る。一方、送信先アドレスDAと自アドレスは一致した
が、受信バッファが無いとか,現在受信不可の状態であ
る等の原因でコピーできなかったときは、Aインジケー
タのみをセットする。
【0044】なお、受信側ステーションSkは、フレー
ムを正常に受信できたとき、エラー検出ビット,すなわ
ちEインジケータには触ることなく、受信した時の値を
保存して次のステーション転送する。
【0045】そして、ステーションSkはフレームを次
のステーションSk+1に渡し、最後にステーションS
nがそのフレームを、要求ステーションであるステーシ
ョンS1に戻すこととなる。ステーションS1ではその
フレームが自ステーションが送信したフレームなので、
これ以上このフレームを次のステーションにリピートし
なくなる。
【0046】このように、フレームが1周して要求側ス
テーションS1に戻ったとき、要求側ステーションS1
では後述する到着確認判断が実施されるが、その説明を
する前に、まず、要求側ステーションS1からみて、
E,A,Cインジケータの状態がどのようなことを意味
しているかを検討する。
【0047】まず、Cインジケータがセットされている
時は正常に相手ステーションにデータが届いた事を意味
する。Aインジケータがリセットされていれば、送信先
アドレスDAで指定したステーションが存在しない事を
意味するので、リトライは必要ないこととなる。
【0048】また、伝送が正常状態の場合は、A及びC
インジケータはステーションS1からステーションSk
までの間はリセットされており、ステーションSkから
ステーションSnを経てステーションS1へ戻る時は2
つともセットされている。Eインジケータは常にリセッ
トされている。
【0049】したがって、ステーションSkがリングに
存在しない時は、A及びCインジケータはステーション
S1にリセットされたまま戻ってくる。また、ステーシ
ョンS2からステーションSnまでのどれかのステーシ
ョンでフレームに異常を検出した場合は、Eインジケー
タをその異常を検出したステーションがセットしてく
る。
【0050】一方、伝送路1の異常なのでフレームと判
断できないくらい壊れてしまったフレームはステーショ
ンS1を含めたどれかのステーションで捨てられてしま
う。したがって、ステーションS1にとっては送信した
フレームの戻りがある前にトークンフレームを受信する
こととなる。
【0051】また、伝送路1が完全に故障してしまうと
クレームトークンが伝送され、その時流れていたフレー
ムは捨てられている可能性が高い。これらの場合はフレ
ームが受信側ステーションSkに到着していない可能性
があるのでリトライすべきである。
【0052】このような検討結果を踏まえ、本実施の形
態では、従来技術で説明した受信側ステーションからの
到着確認フレームを不要とし、要求側ステーションから
受信側ステーションへの要求データフレームの到着確認
を行う方法を提供する。
【0053】その内容について以下に説明する。本発明
は、上記E,A,Cインジケータのビット情報を利用
し、その後の処理を決めるものである。要求側ステーシ
ョンでは、到着確認処理部によって、伝送路1を1周す
る間に変更されたE,A,Cインジケータのビット情報
をもとに図4に示す処理を施す。なお、この図4に示さ
れる処理を実現する手段は、請求項4〜7で示す到着確
認手段の一実施例である。
【0054】図4は本実施の形態の要求側ステーション
における到着確認処理を示す流れ図である。まず、ま
ず、ステップST1において、(イ)自局が送信したフ
レームに対する正常戻りフレームを受信した場合、ステ
ップST2に進み、フレームステータス中のフラグ
(E,A,Cインジケータ)を調べて以降の処理を決め
る。
【0055】すなわちステップST2において、(ロ)
アドレス認識ビットAが1であるか、(ホ)アドレス認
識ビットAが0であるかを判定する。ここで、アドレス
認識ビットAが1であれば(ロ)、送信フレーム中の送
信先アドレスとして示したステーションが存在すること
を意味している。この場合(ロ)、さらに、ステップS
T3において、フレームコピービットCが1であるか
(ハ)、0であるか(ニ)が判定される。
【0056】そして、フレーム・コピービットCがセッ
トされていれば(ハ)、そのフレームは正常に受信側ス
テーションに到着したことを示すので、送信は正常に完
了して到着確認が完了する(E1)。
【0057】一方、フレーム・コピービットCがリセッ
トされていれば(ニ)、相手ステーションに何か異常が
発生しているとみなし、送信を異常終了させる(E
2)。この終了の場合には一定時間待ってリトライ送信
を行う。
【0058】また、ステップST2において、アドレス
認識ビットEがリセットされていれば(ホ)、該当ステ
ーションが存在しないことを意味するので、送信を異常
終了する(E3)。
【0059】次に、ステップST1において、正常な戻
りフレームを受信できなかった場合、すなわち一定時間
(トークンローテーションタイムTRTの2倍)待って
も正常受信しなかった場合、またはその時間内にクレー
ムトークンを受信したか,もしくはトークンを受信した
場合(ヘ)には、送信したフレームが伝送路の異常で消
滅してしまった事を意味し、受信側ステーションに届い
ていない可能性がある。 この場合(ヘ)、ステップS
T4において、その送信フレームのリトライ回数が最大
設定値を超えていないと判定された場合(チ)は、前回
と同一フレームを遅延時間なしで再送信する(E4)。
【0060】一方、ステップST4でリトライ回数が最
大値に達していると判定された場合(ト)は、伝送路1
に異常が発生していると判断して、その回の送信をあき
らめることとなる(E5)。
【0061】なお、エラー検出ビットEがセットされて
いる場合は、要求データフレームに、エラーが発生して
いるのでリトライ送信されることとなる。以上のように
して、要求側(送信側)ステーションにおいては、戻り
フレームのE,A,Cインジケータ内容もしくは所定時
間内に正常な戻りフレームを受信できないことにより、
到着確認フレームを用いることなく到着確認をすること
ができる。
【0062】上述したように、本発明の実施の形態に係
るリング型LAN及びその到着確認方法によれば、要求
データフレームの到着確認を、それ専用の到着確認フレ
ームによるのではなく、FDDIで当然に存在する要求
データフレームに対する戻りフレームを利用し、E,
A,Cインジケータ内容に基づき到着確認をするように
したので、データ伝送路の使用効率を高くし、かつ、到
着確認処理に必要な時間を短くすることができる。
【0063】したがって、LANの利用効率を全く下げ
ないうえに、戻りフレームはソフトウェアが介在せずに
高速にリングを周回してくるので、到着確認が早くでき
る。すなわちFDDIの場合、E,A,Cインジケータ
に対する応答は、ソフトウエアが介在せずにハードウェ
ア的に行われるからである。
【0064】例えばフレームが周回する時間は最大FD
DIの最大構成を想定した場合でも2m秒以内である。
また、ソフトウェアで到着確認フレーム等の応答を返す
場合は上記時間に、ソフトウェアの処理で数十m秒以上
の遅延が加わるので、この方式がいかに高速であるかが
わかる。
【0065】したがって、ハードウェア資源,ソフトウ
エア資源の使用効率が上がり、また、異常時の対応を早
くすることができる。 (発明の第2の実施の形態)本実施の形態では同報伝送
を行った場合に、その同報伝送の到着確認をする方法に
ついて説明する。この方法は、基本的には第1の実施形
態で説明した到着確認方法と同様なものである。
【0066】図5は本発明の第2の実施の形態に係る到
着確認方法を適用したリング型LANの一例を示す構成
図である。同図に示すリング型LANでは、ステーショ
ンSa,Sb,Sc,Sd,Seの全部で5ステーショ
ンが存在し、伝送路1で順に接続されてリングをなして
いる。
【0067】ここで、ステーションSa,Sc,Sd,
Seにはトークンが回っているが、Sbにはトークンは
回っていない。トークンが回っていないというのは必ず
しも伝送路が接続されていない事を意味するのでは無
い。
【0068】例えばMAC層がバイパス状態になってい
る場合などは、トークンが信号としては到着するが、ス
テーションSbはそのトークンを認識せず、次のステー
ションに転送する。すなわちトークンが回っている事
は、伝送(送受信)ができる事を意味する。図5におけ
る伝送路1とステーションSbとの関係はこの状態の様
子を示すものである。
【0069】このような場合、ステーションSaでは、
図示しない手段、例えばSNMPを使用したネットワー
ク管理や、受信したSMTフレームを使用したLAN構
成作成プログラムにより、現在トークンを回っているス
テーションを知ることができる。
【0070】トークン巡回ステーションのリストとして
のその情報は、図5に示す構成の場合、例えば図6のよ
うなテーブルとして得ることができる。図6は本実施の
形態におけるインリングステーションの例を示すテーブ
ルである。
【0071】同図に示すインリングステーションテーブ
ルは、(a)ステーション識別を示すテーブルと(b)
ステーション数を示すテーブルとからなる。ステーショ
ン識別の内容自体としては、MACアドレスやIPアド
レス、またはそれらと関連付けられたステーション名な
どが考えられる。このテーブルは一度完成すると次に再
構成が起きるまで有効となる。
【0072】このインリングステーションテーブルによ
り、各ステーションは、常時、現在トークンが巡回して
いるステーションのステーション番号を認識しておく。
これらのステーションをインリングステーションと呼
ぶ。
【0073】一方、同報伝送を行う場合には、図7に示
すように、その同報伝送を行うグループが予め定められ
ている必要がある。図7は本実施の形態における同報伝
送対象のグループの例を示す図である。
【0074】同図においては、グループα,β,γと3
つの同報伝送のグループが示されている。また、各グル
ープには、それぞれに対応するグループアドレスが設け
られている。
【0075】各ステーションSa,Sb,Sc,Sd,
Seの到着確認処理部は、第1の実施形態と同様な処理
を行う他、上記インリングステーションテーブルとグル
ープテーブルを備えており、自ステーションが同報伝送
を行う時点で、両テーブルを用い、フレーム伝送可能な
実質的に有効な伝送対象グループを把握する。
【0076】例えば上記図6,図7の例の場合、グルー
プαに同報伝送をするとき、ステーションSbがインリ
ングステーションから外れているので、実質的に有効な
グループはステーションSa,Seである。
【0077】なお、この方式での伝送においても、前の
方式と同様にフレーム中にシーケンス番号を付加する。
これにより、リトライ送信によるフレームのダブリを防
ぐ。このように構成されたリング型LANにおいて同報
伝送は以下のようにして行われる。
【0078】まず、要求側ステーションが何れかのグル
ープに対して、同報伝送の要求データフレームを伝送路
1に流す。このとき、要求側ステーションは、インリン
グステーションテーブルとグループテーブルとにより、
自ステーションが実質的に同報伝送を行う伝送対象グル
ープを把握する。
【0079】この同報伝送の場合、伝送対象グループ内
の受信ステーションが複数ある。したがって、図3に示
すアドレス認識ビットAおよびフレームコピービットC
は、複数の該当ステーションの中で、伝送路1上で最初
にフレームを受信したステーションだけがこれらのビッ
トをセットすることになる。
【0080】一方、該当ステーションが1台も無かった
場合のみこれらのE,A,Cビットはセットされない。
リング型LANの性格上、トークンが巡回しているステ
ーションの1台でもフレームを受信できれば、受信バッ
ファが満杯でない限り、他のステーションも正常に受信
できる。
【0081】また、受信バッファの満杯の発生確率は少
なく、また満杯にならないようにシステムを設計するの
で、バッファ満杯となる場合はほとんどありえず、この
場合は考慮しなくて良い。
【0082】そのため、送信ステーションに戻ってきた
フレームのコピービットがセットされていたら、そのと
きトークンが巡回していたステーションにそのメッセー
ジは届いている。そのためこのE,A,Cビットはその
時点のトークンが巡回しているステーションへメッセー
ジが届いているかどうかを示す確認ビットと考えること
ができる。
【0083】なお、フレームを受信したときの受信側ス
テーションでの処理は、第1の実施形態の個別ステーシ
ョンの場合と同様である。したがって、要求側ステーシ
ョンがフレームを送信し、そのフレームがその送信ステ
ーションに戻ってきた時にフレームコピービットCを見
て、セットされていたら、現在のインリングステーショ
ンにフレームが届いたことになる。このとき、要求側ス
テーションにおける到着確認処理部による戻りフレーム
受信時等の到着確認処理は、図4に示す処理と同様であ
る。
【0084】ただし、(ハ)の送信正常終了時には送信
要求元のアプリケーションプログラム(フレーム送信要
求者)に対し、図6,図7のインリングステーションテ
ーブル及びグループテーブルから得られた実質的に同報
伝送を行った伝送対象グループの情報を引き渡す。これ
により、アプリケーションプログラムは、同報伝送送信
により、どのステーションに情報が届いたかを知ること
ができる。
【0085】上述したように、本発明の実施の形態に係
るリング型LAN及びその到着確認方法によれば、同報
伝送における到着確認を、FDDIで当然に存在する要
求データフレームに対する戻りフレームを利用し、E,
A,Cインジケータ内容に基づき到着確認をするように
したので、同報伝送でも到着確認を取る事ができる。
【0086】なお、本実施の形態では、ステーション数
が5つの例で説明したが、本発明はこれに限定されるも
のでなく、例えばさらに多数のステーションが接続され
たLANにも同様に適用できる。
【0087】また、上記説明では、伝送対象グループの
把握処理は、同報伝送のフレームを送信するときに行う
ようにしたが、本発明はこれに限られるものでなく、例
えば、戻りフレームの到着確認処理を行うときに合わせ
行うようにしてもよい。 (発明の第3の実施の形態)本実施の形態も同報伝送を
行った場合に、その同報伝送の到着確認をする方法につ
いて説明する。この方法は、第1,第2の実施形態で説
明した到着確認方法に加え、戻りフレームに新たな判定
手段を設けるものである。
【0088】本実施の形態の到着確認方法が適用される
リング型LANは、図5に示す第2の実施形態の場合と
同様に構成されている。また、本実施の形態で使用され
るフレームを図8に示す。
【0089】図8は本発明の第3の実施の形態に係る到
着確認方法に使用されるフレーム構造の例を示す図であ
る。このフレームは、図3に示すフレームと同様な構成
を有する他、エンディング・デリミタEDとフレーム・
ステータスFSとの間に、受信カウンタN及び受信確認
ステーションネームSNからなる受信確認部2を備えて
いる。
【0090】受信カウンタNは、同報伝送を受信するス
テーションが当該フレームを受信したときに加算される
カウンタであり、初期値は0である。受信確認ステーシ
ョンネームSNは、フレーム送出時には設けられていな
いが、同報伝送の宛先となるステーションが当該フレー
ムを受信する度に、例えばステーションの個別アドレス
等の受信ステーションを識別できる情報,すなわちステ
ーション名を当該受信ステーションが付加することによ
り構成される。
【0091】さらに、受信確認ステーションネームSN
には、上記ステーション名に加え、各受信ステーション
毎の図3に示すフレームコピービットCとが付加され
る。なお、各ステーションが付加する受信確認ステーシ
ョンネームSNのサイズは例えば1バイトである。
【0092】また、各ステーションには、図示しない到
着確認処理部と、図6,図7に示すインリングテーブル
及びグループテーブルとが設けられる他、取り込んだフ
レームの受信カウンタNをカウントアップする手段及び
受信確認ステーションネームSNに個別アドレス等のス
テーション名を書き込む手段が設けられている。
【0093】なお、この方式での伝送においても、前の
方式と同様にフレーム中にシーケンス番号を付加する。
これにより、リトライ送信によるフレームのダブリを防
ぐ。このように構成されたリング型LANにおいて同報
伝送は以下のようにして行われる。
【0094】まず、要求側ステーションをステーション
Saとし、図7のグループγに同報伝送の要求データフ
レームを伝送路1に流す場合を考える。このとき、要求
側ステーションは、第2の実施形態の場合と同様にイン
リングステーションテーブルとグループテーブルとによ
り、自ステーションが実質的に同報伝送を行う伝送対象
グループを把握する。
【0095】また、フレームの送信先アドレスにはグル
ープアドレスが書き込まれている。このとき、受信確認
部2は図9に示すように変化する。図9は本実施の形態
の要求データフレームがカウントアップされ、受信確認
ステーションネームSNにステーション名が付加される
様子を示す図である。
【0096】同図(a)に示すように、フレームが送出
された時点では、受信カウンタNは0であり、受信確認
ステーションネームSNは設けられていない。また、ス
テーションSbは、図6に示すようにインリングステー
ションとなっていないので、当該ステーションではフレ
ームの取り込みがなされず、受信カウンタNのカウント
アップ、受信確認ステーションネームSNの付加が行わ
れることもない。
【0097】次に、当該フレームがステーションScに
到達し、フレームが正常に取り込まれた場合、ステーシ
ョンScは、受信カウンタNをカウントアップし、受信
確認ステーションネームSNとしてステーションScの
ステーション名を付加する。これによりフレームは図9
(b)に示すような状態となる。
【0098】さらに、図9(c),(d)に示すよう
に、ステーションSd,Seにおいてそれぞれ受信カウ
ンタNがカウントアップされ、受信確認ステーションネ
ームSNが付加される。
【0099】そして、当該フレームは、戻りフレームと
して要求側ステーションSaにもどり、ここで、実質的
に有効な伝送対象グループに伝送された否かが確認され
る。次に、戻りフレームを受け取った要求側ステーショ
ンSaの到着確認処理部における処理について、図10
を用いて説明する。
【0100】図10は本実施の形態の要求側ステーショ
ンにおける到着確認処理を示す流れ図である。同図にお
いて、エラー検出ビットEがセットされている場合、ま
た、ステップST1,ST4、終了E4,E5における
処理は、第1の実施の形態の図4の場合と同様であるの
で、説明を省略する。
【0101】また、正常な戻りフレームがあった場合
(イ)、ステップST2´において、インリングステー
ションテーブル,グループテーブルから把握される送信
対象グループのそれぞれのステーションについて、戻り
フレーム内に受信確認ステーションネームSNがあるか
否かを確認する(ST2´)。
【0102】受信確認ステーションネームSNがあるス
テーションについては(ロ)´、さらに受信確認ステー
ションネームSN内のフレームコピービットが1である
か0であるかが確認され(ST3´)、フレームコピー
ビットが1であれば(ハ)´、その送信先ステーション
については正常終了する(E1´)。
【0103】一方、当該受信確認ステーションネームS
N内のフレームコピービットが0であれば(ニ)´、そ
の送信先ステーションについては相手局異常の送信異常
終了をする(E2´)。
【0104】また、ステップST2´において、受信確
認ステーションネームSNがないステーションについて
は(ホ)´、該当ステーションなしとして送信異常終了
する(E3´)。
【0105】上記ステップST2´〜終了E1´,E2
´,E3´処理を送信対象グループのそれぞれのステー
ションについて行い、同報伝送を行った送信対象グルー
プのそれぞれのステーションに対する送信結果を把握す
る。
【0106】そして、送信要求元のアプリケーションプ
ログラム(フレーム送信要求者)に対し、この送信結果
を引き渡す。これにより、アプリケーションプログラム
は、同報伝送送信によって、どのステーションに情報が
届いたか及び各ステーションの状態を知ることができ
る。
【0107】上述したように、本発明の実施の形態に係
るリング型LAN及びその到着確認方法によれば、同報
伝送における到着確認を、FDDIで当然に存在する要
求データフレームに対する戻りフレームを利用し、戻り
フレームに受信ステーションが到着確認情報を付加し、
その内容に基づき到着確認をするようにしたので、同報
伝送でも到着確認を取る事ができる他、各受信ステーシ
ョンの状態についての具体的な情報をも得ることもでき
る。
【0108】なお、本実施の形態では、ステーション数
が5つの例で説明したが、本発明はこれに限定されるも
のでなく、例えばさらに多数のステーションが接続され
たLANにも同様に適用できる。
【0109】また、上記説明では、伝送対象グループの
把握処理は、同報伝送のフレームを送信するときに行う
ようにしたが、本発明はこれに限られるものでなく、例
えば、戻りフレームの到着確認処理を行うときに合わせ
行うようにしてもよい。
【0110】なお、上記各実施の形態は、FDDIの場
合で説明したが、本発明はこれに限られるものでなく、
例えばIEEE802.5等種々のリング型LANに適
用することができる。また、本発明は、上記各実施の形
態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々に変形することが可能である。
【0111】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、到
着確認を戻りフレームを用いて行うようにしたので、デ
ータ伝送路の使用効率を高くし、かつ、到着確認処理に
必要な時間を短くすることができるリング型LANにお
ける到着確認方法及びリング型LAN並びにそのステー
ションを提供することができる。
【0112】また、戻りフレームを用いて同報伝送の到
着確認を行うようにしたので、同報伝送の場合であって
も到着確認ができるするリング型LANにおける到着確
認方法及びリング型LAN並びにそのステーションを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る到着確認方法
を適用したリング型LANの一例を示す構成図。
【図2】同実施の形態のリング型LANにおいて用いら
れるフレーム構造を示す図。
【図3】同実施の形態で用いられるフレームのうちをフ
レーム・ステータスFSの構造を示す図。
【図4】同実施の形態の要求側ステーションにおける到
着確認処理を示す流れ図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る到着確認方法
を適用したリング型LANの一例を示す構成図。
【図6】同実施の形態におけるインリングステーション
の例を示すテーブル。
【図7】同実施の形態における同報伝送対象のグループ
の例を示す図。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る到着確認方法
に使用されるフレーム構造の例を示す図。
【図9】同実施の形態の要求データフレームがカウント
アップされ、受信確認ステーションネームSNにステー
ション名が付加される様子を示す図。
【図10】同実施の形態の要求側ステーションにおける
到着確認処理を示す流れ図。
【符号の説明】 1…伝送路 2…受信確認部 S1,S2,...Sk,...Sn…ステーション Sa,Sb,Sc,Sd,Se…ステーション

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームにより各ステーション間のデー
    タ伝送が行われるリング型LANにおける前記フレーム
    の到着確認方法において、 あるステーションから他のステーションに送信したフレ
    ームに対する,前記あるステーションへの戻りフレーム
    内のエラー検出ビット、アドレス認識ビット及びフレー
    ムコピービットの情報に基づき、前記送信したフレーム
    の到着確認を行うことを特徴とするリング型LANにお
    ける到着確認方法。
  2. 【請求項2】 フレームにより各ステーション間のデー
    タ伝送が行われるリング型LANにおける前記フレーム
    の到着確認方法において、 あるステーションから他の複数のステーションに同報伝
    送が行われたときに、同報伝送用フレームに対する,前
    記あるステーションへの戻りフレーム内のエラー検出ビ
    ット、アドレス認識ビット及びフレームコピービットの
    情報と、そのときの巡回ステーションのリストとに基づ
    き、前記同報伝送用フレームの到着確認を行うことを特
    徴とするリング型LANにおける到着確認方法。
  3. 【請求項3】 フレームにより各ステーション間のデー
    タ伝送が行われるリング型LANにおける前記フレーム
    の到着確認方法において、 あるステーションから他の複数のステーションに同報伝
    送が行われたときに、同報伝送用フレームに対して、同
    報伝送対象となる各ステーションが受信確認情報を付加
    し、 前記受信確認情報が付加された同報伝送用フレームに対
    する,前記あるステーションへの戻りフレーム内の当該
    受信確認情報に基づき、前記同報伝送用フレームの到着
    確認を行うことを特徴とするリング型LANにおける到
    着確認方法。
  4. 【請求項4】 フレームにより各ステーション間のデー
    タ伝送が行われるリング型LANにおいて、 前記各ステーションは、あるステーションから他のステ
    ーションに送信したフレームに対する,前記あるステー
    ションへの戻りフレーム内のエラー検出ビット、アドレ
    ス認識ビット及びフレームコピービットの情報に基づ
    き、前記送信したフレームの到着確認を行うフレーム到
    着確認手段を備えたことを特徴とするリング型LAN。
  5. 【請求項5】 フレームによりデータ伝送が行われるリ
    ング型LANに用いるステーションにおいて、 送出したフレームに対する戻りフレーム内のエラー検出
    ビット、アドレス認識ビット及びフレームコピービット
    の情報に基づき、前記送出したフレームの到着確認を行
    うフレーム到着確認手段を備えたことを特徴とするステ
    ーション。
  6. 【請求項6】 フレームにより各ステーション間のデー
    タ伝送が行われるリング型LANにおいて、 前記各ステーションは、 巡回ステーションのリストと、 あるステーションから他の複数のステーションに同報伝
    送が行われたときに、同報伝送用フレームに対する,前
    記あるステーションへの戻りフレーム内のエラー検出ビ
    ット、アドレス認識ビット及びフレームコピービットの
    情報と、前記巡回ステーションのリストに基づき、前記
    同報伝送用フレームの到着確認を行う到着確認手段とを
    備えたことを特徴とするリング型LAN。
  7. 【請求項7】 フレームによりデータ伝送が行われるリ
    ング型LANに用いるステーションにおいて、 巡回ステーションのリストと、 同報伝送が行われたときに、その同報伝送用フレームに
    対する戻りフレーム内のエラー検出ビット、アドレス認
    識ビット及びフレームコピービットの情報と、前記巡回
    ステーションのリストとに基づき、前記同報伝送用フレ
    ームの到着確認を行う到着確認手段とを備えたことを特
    徴とするステーション。
JP8112624A 1996-05-07 1996-05-07 リング型lanにおける到着確認方法及びリング型lan並びにそのステーション Pending JPH09298551A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000269936A (ja) * 1999-03-15 2000-09-29 Nohmi Bosai Ltd データ伝送システム及びデータ誤り検出方法
JP2011211651A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Nippon Telegraph & Telephone East Corp 通信システム
JP2014146069A (ja) * 2013-01-25 2014-08-14 Sanden Corp 自動販売機の制御装置

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JP2011211651A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Nippon Telegraph & Telephone East Corp 通信システム
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